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yamaichi 202005

 この日の昼はカツ丼と決めて、何年ぶりかで「いさご食堂」を目指してみましたが、あいにくの定休日。ではここはいずれ行くとして近くの食堂に変更することにして、期限なしの100円引き回数券が手元にある「食堂山一(やまいち)」を半年ぶりに訪店しました。この券に惹かれて店を決めたと言ってもいいぐらいで、集客効果は高いです。

 かつ丼750円を、650円にて。
 いいカツ丼です。お重にも汁椀にもきちんと蓋が付いてくるあたりは立派。ご飯を覆いつくすとんかつは想定以上の肉厚があり、敷かれたタマネギも多めで、緑と赤の色どりもよい。良質の漬物に加えて、少量ではあるけれども心づくしを感じるきんぴらごぼうも。深みのある椀でネギとわかめのみそ汁をたっぷり味わえるところもグッドです。

 文句なしに満足。「当たり」のカツ丼でした。

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michinoku yamacho 202003

 市内銅町、千歳橋の袂にある「みちのく山長」を、ほぼ8年ぶりに訪問。店のおばちゃん、齢とったな。(笑)

 蕎麦屋のカツ丼もうまいだろうと思って、カツ丼850円を。
 湯のみで茶を飲みながら待つことしばし。
 おおっ、陶製のでかいどんぶり。味噌汁ではなく小蕎麦、鶏皮とキャベツの煮物にタクアン4切れ、別途お冷やも付いています。

 どんぶりのほうは、豚カツ自体は大きくも厚くもなく取り立てるようなことはありません。しかし、卵で閉じられたタマネギの部分が多めで、どんつゆを吸ったその部分が格別おいしい。
 小鉢の鶏皮も味がよく量があり、これは豚カツを食べるものではなく、それら全体を「カツ丼」として味わうべきものなのだなということに思い当たったのでした。

 蕎麦屋のカツ丼、いいものです。

kandon 202003

 あかねケ丘に去年11月にできた「韓丼山形あかねヶ丘店」を初訪問。近時各地に開店している京都資本の店で、「韓丼」自体は去年11月に福井県の鯖江で一度体験済みだ。
 その時食べたカルビ丼ミニ+海鮮スン豆腐セットはカルビ丼が小さくてあまり食べた気がしなかったので、今回はカルビ丼の大とサラダセット830+150円にしてみました。

 ところがです。店内の席はたっぷり空いているのに、1台しかない食券の券売機の前で5~6組の渋滞が。中にはトロくさい人もいて、5分近く待ってやっと食券を手にしましたが、あれ、サラダセットの券が出てないじゃん。なんだよ、面倒な機械だな。ははあ、トロくさいのは機械のほうだったか。

 出来上がるとブザーのなる器具を渡されて待つことしばし。配膳カウンターでサラダセットを追加したいと言うと、もう一度券売機で券を買ってくださいと。券売機にはまだ5~6組が並んでおり、そんな状況のもとで客はもう一度並んで買うと思うかバカという感じ。ラーメン屋なんかだと問題なく現金で追加してくれるのだけどな。

 だいたい常時客が並ばなければならないとろい券売機は2台に増設するとかして改善努力をしなければならないんじゃないのか。客が券を買い求めている間、厨房担当はやることがなくてただ立って待っているだけだったのを我々は見逃してはいないぞ。

 ということがあって、サラダセット無し。さすがに大は食べ応えがあるが、これだけをぱくぱくやっていると脂が過ぎるのとタレの味が濃いのとで、やや食傷気味となる。若いときにはこの程度は屁でもなかったのになぁ、齢は取りたくないものだ。

 店員は「いらっしゃいませぇー」と大きな声を出して一見元気そうだが、耳をそばだてているうちにそれはとても投げやりで、心がこもっていないことがわかってくる。それは語尾の「せぇー」の部分によく表れているのだった。(行って聞いてみてください) 飲食店におけるサービスとは何なのかを考えさせられます。

 結局ここは自分にとって、店側のシステム、料理の味、店員の接客のどれもがしっくりこないことがわかりました。

sukiya akoya 202001

 あこや町の「錦産業ビル」の跡地に2019年11月にオープンしたばかりの「すき家あこや町店」に初めて入ってみました。
 新店とはいっても他のすき家の店舗と変わることはありませんが、各席にはタッチパネルが備えられ、それで声を出さずに注文する仕組み。会計も自分でお金を機械に投入するシステムでした。

 牛丼の並にサラダセットを食べるつもりでしたが、サラダセットのボタンが見つけられなかったので、これでいいやと牛丼の大盛り480円にしました。
 紅生姜を多めに取り、七味唐辛子をぱらぱらとかけていただきます。味なり食べ応えについては推して知るべしです。素の牛丼だけをほかに何も添えずに食べるのは久しぶりのことですが、そういう食べ方も素朴でおいしいものです。ビンボー学生時代は牛丼とはこうして食べるものだったことを思い出しました。

nakau tendo 201912

 かつては県内で多店舗展開をしていた「なか卯」ですが、今となってはだいぶ減り、近くでは天童のここと東根店ぐらいになっているようです。天童店は初訪問だし、なか卯自体がとても久しぶりです。

 ランチセットがいくつかセットされていて、その中から親子丼(並)+はいからうどん(小)が90円お得の600円になっていたので、それを。これにサラダ100円を追加して合計700円です。
 どんぶりのアタマは袋物を加熱しただけのようなものですが、チープ感はあるもののある意味安定した味だとも言え、この価格でよくやるなぁというレベルに達しているものになっていました。
 なか卯の親子丼が25周年を迎えたとのこと。親子丼って、こういう機会でもないとあまり食べませんが、おいしかったと思います。

ajimura 201912

 2011年4月以来2度目の訪問となる、山形市松原の「味むら」。2016年4月にいったん閉店しましたが、最近復活したようです。
 昼どき、確かこのへんだったよなとクルマで走ってみると、おおっ、営業中! それでは入ってみようか。

 ロースかつ丼800円。この店の場合、800円が最高値クラスです。
 そして……。
 うれしいことに、かつてと同じように9種の小鉢付き!
 肉厚の立派なかつ丼と味噌汁、漬物だけでも一般店のかつ丼を凌ぐほどのハイバリューなのに、これに加えてどの皿をとってもおいしいおふくろの味のあれこれが付いて、ぬゎんと800円。これには唸らざるを得ません。まるで慈善事業みたいです。

 マークしておかなければならない店がまたひとつ増えました。

raratei 201911

 寒河江市丸内の、かつて「まるまつ」があったところにこの秋にできた「らら亭寒河江店」を初訪問。
 同じ「まるまつ」系列の店のようで、午前中の早い時間帯から無休で営業しているようです。

 店側でも押していると思われる海老天丼500円に、花そば380円を付けて食べてみました。
 天丼の天ぷらは、海老2、イカ、かぼちゃ、ナス、ピーマンの6つ。下準備が済んでいるネタを店で揚げているのか、衣に十分に溶けていない小麦粉の部分があったりしますが、税込みでこの価格で食べられるのであれば文句は言えません。きちんと味噌汁も付いてきます。
 花そばの「花」は天かすのことのよう。華奢な蕎麦で、これだけを食べるのであれば、物足りないでしょう。何かに添えて食べるにはちょうどよく、これより小さいミニそばは避けたほうがいいと思います。

 食べたいと思っていた和風ラーメン500円は、このときは券売されていず、残念ながら食べられませんでした。
 さば塩焼き定食も、茶わん蒸しや冷奴などの副菜が付き、ごはんお替り無料で、なんと税込み500円。いつかこれも試してみたいと思います。

chinton 201910

 1年5か月ぶりに城西町の「とんかつちん豚」へと赴き、かつ丼850円を所望しました。
 かつ丼に限ればちん豚は2年6か月ぶり。山形市内でかつ丼を食べるとしたらここがおススメです。

 どんぶり自体は大きいものではありませんが、その表面を大きくはみ出る形でアタマが乗っています。なんだかカツは以前よりも大きく、厚くなったような気がするのですが、気のせいだったでしょうか。

 どんぶり、味噌汁、漬物の安定した3点セット。塩辛すぎず、甘すぎずの味も安定。ごはんの炊き具合がさらりとしていて、それが丼つゆをまとうことでますます割り箸で掬いづらくなるところも、以前とちっとも変わりません。

sutadon iida 201908

 この暑い夏に負けないための食欲をそそる味付けのごはんものは何か?という自問に答えて、「伝説のすた丼屋山形飯田バイパス店」を1年ぶりに訪問しました。

 すた丼+プチサラダ、630+120円。
 相変わらずしょっぱくて、ニンニクがドカンと効いていて、ボリューミー。せっかくですからこういうのはがつがつとかっ込まないと。
 サイドメニューのプチサラダはほぼキャベツの千切りですが、卓上にオリジナルのドレッシングが2種置かれているので、それを使って食べるのもまた一興です。

yamanakaya tendo1 201908

 山形西バイパス店、寒河江店に次いで3店舗目となる「やまなか家天童店」を初訪問。目指すのは平日ランチ。540円で盛岡冷麺、ユッケジャンクッパ、石焼ビビンバなどが食べられます。

 これまでの経験から、これらのどれか一つでは足りず、大盛りにすると200円増しなのでコスパが落ち、ビビンバのハーフと盛岡冷麺のセットにすると1,058円となり、さらにビビンバは石焼きではなくなります。
 つまり、得した気分できちんと食べたいのであれば、どう考えても冷麺と石焼きビビンバを両方注文して1,080円というのが最良の選択だろうと思っていました。
 問題は、2つとも腹に収まるのかどうかという点。でもまあ、多過ぎたなら残せばいいのだしと開き直って、今回初挑戦してみました。

 先に運ばれてきたのは意外にも石焼きビビンバ540円のほう。
 添えられた小壺のコチュジャンをたっぷりとまぶしかけてよ~くガイロガイロ(「かき混ぜる」の意。方言です)。う~ん、ごはんが焦げる香ばしい香りがステキだ。
 熱々のところをハフハフと食べれば極めて美味。自分としてはこの内容の石焼きビビンバでまったく文句ないなあ。
 ワカメスープ(温)付きです。

 (つづく)

macchaan 201906

 この日は前日の段階からここのカツ丼を食べようと決めていて、11時の開店時刻に合わせて上山に出撃です。
 「松茶庵そばや」。6年7か月ぶりの再訪となります。

 大盛りにすべきかどうかを店のおばさんと相談し、その体格だから大丈夫じゃないのというので、かつ丼の大盛り750+100円を注文。
 食べたいと思っていたものを食べればだいたいうまいに決まっています。どんつゆ、とんかつ、タマネギと卵のとじ具合などにはこれといった特徴はありませんが、言い換えれば堂々の王道をゆく蕎麦屋のカツ丼ということなのでしょう。望みどおりのカツ丼です。
 相談の甲斐あって、量もやや多めぐらいでちょうどよかったでした。
 ほうれん草のおひたしが付くのが優れています。漬物も味噌汁もうまい。

choujuan yamanobe 201905

 「ショッピングプラザベル山辺店」内にある「長寿庵」を初訪問。寒河江市内にいくつかあった「長寿庵」の暖簾分けか何かかと思ったけれども、出すものはラーメン、そば、うどんと何でもある普通のテナント食堂です。

 天丼セットとげそ天、630+130円。
 天丼を注文した上になぜゲソ天を追加するのか。それは、事前に知りえた情報が2つあり、一つは天丼のトップがしょぼいことと、ここのげそ天は人気があることだったからです。

 天丼セットは、天丼にかけそばかうどん(いずれも温または冷)が付くもので、今回はそば(温)で。
 情報どおり天丼の天ぷらはかぼちゃ、ピーマン、海老の3種のみ。海老が入るのでまあ、立派かも。丼つゆはいいけれども、ごはんは柔らかめで粒々がわからない感じで、ネタのわりにはごはんが多い。
 添え物のそばも、この価格であればこんなものでしょうか。

 反面げそ天は、ゲソ3つで130円なら良心的。かぶりついても足が噛み切れるぐらいで、サクッとした揚げ具合もよく、天丼の3種とは衣の材料まで異なるような印象でした。

 ここはゲソ天でしょう。
 でも、天ぷらを食べ過ぎたようで、少し胸やけがします。

nambuyashiki yama 201904

 R13沿い、金瓶にある「南部屋敷山形店」を初訪問。「南部屋敷」は東北地方を中心にチェーン展開しており、30年前ぐらいにどこかの店に入った記憶がありますが、おそらくそれ以来のことになります。店があるのだから、一度は行って確かめてみないと。

 かつ丼(みそ汁付)、810+税=875円。
 参考までに、かつ丼単品だと690円+税。

 なめこと豆腐に三つ葉を散らした味噌汁と白菜の漬物はマル。しかし本体は……。
 見た目はいいし、丼つゆの味や玉子のかけ具合、タマネギの使い方もいいのですが、なにせとんかつが薄過ぎます。肉厚が5mmないぐらいのひらひらとしたもので、こんなに薄い肉のカツ丼を食べるのは初めてかもしれません。
 カツ丼らしくガッツリとくるものがありません。なぜだか食べている側まで気恥ずかしくなってきます。せめて厚さ1cm近くの肉にしましょうよ、社長。

 独立系の店でこういうものを出したならたちまちよくない風評が立ち、やっていけなくなるようなシロモノでした。
 それなのに価格は一丁前で、消費税まで。また、チェーンのファミレスなのに現金のみの扱いとなるそうです。こうなるとねぇ……。

urara 201904

 旅篭町に「海鮮料理」を謳う居酒屋があり、昼からやっていると聞いたので、行ってみました。
 まぐろ丼、864円。
 配膳されたものを見て、まずはうーむとしばし沈黙。なぜ? 漂ってくる雰囲気がしょぼいのです。

 これは薄造りなのかと思わせるような薄い鮪の刺身が何枚かのっています。このぐらい薄い鮪の刺身の切り具合を見るのはおそらく初めてのことです。だったらせめて、刺身がごはん全体を覆ってくれればまだいいのに。細ネギのちらし方もこれだけ?
 庄内地方とは違い、内陸ではこの程度のものが800円超で供されるわけですか。
 ごはんにしても、熱くないし、あまりおいしいものではありません。
 漬物、小鉢の量もそれぞれほぼ一箸分です。

 なんだかすっかり興醒めの心境になって退店。まあ、最安メニューを選んでしまったこともよくなかったのだろうけど。(それでも864円!)
 量も少なかったし、トッピングやおかずが少なかったのでごはんも少し余ったし、七日町界隈で食事をするチャンスなんてそう多くはないので、よし、それでは次に期待を込めてもう1軒といきますか。

norogawa 201904

 かつ重を食べてみようと思って、平久保「のろ川」を4年4か月ぶりに再訪。すぐ近くの流通団地方面への仕出しや、法事などの会合での利用などの需要があるようです。

 かつ重830円。おお、事前情報よりも80円高くなっている。でも定食類は1,000円以上するので、これでいこう。

 お重で出てくると、なぜか丼よりも豪華に思えてしまいます。
 ふたを開けて確認。おおっ、これは予想を大きく上回って立派。カツは厚いわけではありませんが必要十分。
 どんつゆはラードを多めに含んで味くーたーな仕上がりになっています。醤油の使いは控えめで上品な薄味。ごめん、ちょっぴり醤油を追いがけさせてもらいます。
 熱々のごはんにその丼つゆが絡み、タマネギもいい仕事をしていて、コレハイケル。

 王道の豆腐とワカメの熱々味噌汁に2種のお新香付き。
 前回も思ったけど、ここは大衆食堂というよりももう一枚上の路線を行っていますね。

asano 201903

 嶋北にある「とんかつ浅野」を1年11か月ぶりに再訪しました。
 昼前の時間帯に到着しましたが、暖簾が下がっていず、駐車スペースに停まっている車もなく、開いている雰囲気がありません。あれぇ?と思って入り口をよく見ると、引き戸の下に「OPEN」と書かれたトリコロールカラーの小さな看板が一つ、出ています。なんだよ、やっているじゃないか。これではフリの客はなかなか開いていると認識できません。天童の「中国料理林商」みたいだな。がしがし稼いで儲けようという感じではありませんね。

 ここを狙ったのは、大かつ丼1,000円というメニューがあるから。とんかつ専門店で「大」が千円で食べられるのであれば、行かずばいられまいということで。

 大かつ丼1,000円。
 さすがです。肉質がよくて厚みもあるとてもいいカツ丼でした。やわらかい赤身中心で、揚げ具合OK。
 かつ丼を食べるといつも思うのだけど、揚げ立て、卵でとじたてのカツを齧り、その下にある熱々のごはんをわしわしとかっ込むときの至福感といったらありません。大げさなことを言えば、生きている実感、というか。
 どんつゆはやさしい味で、そのかかり具合はスプーンが必要なほどではないけれども、器に口をつけて箸でかっ込むぐらいの感じです。

 「大」のとんかつの印象としては、ボリューム的には一般のかつ丼の1.3倍ぐらいはあるでしょうか。カツだけでなくごはんもそんな感じ。なので、限界への到達感まではありませんがけっこう腹に来ます。
 マヨネーズかけ放題の生野菜、おひたし、タクアン、味が強めのエノキ・豆腐・大根の味噌汁が付いて千円は安いでしょ。

 満足。開いているのか判然としないためと思われますが、終始貸し切りでゆっくりといただいてまいりました。

yabuya 201903

 第五小学校正門前の「そば処やぶ家」へ。2015年1月以来3回目です。
 ここではあっさりスープのらーめんがオススメだけど、蕎麦屋のかつ丼というのにも惹かれます。
 ということで、かつ丼850円。

 どんぶりのふたを取った瞬間に立ち上がる生姜香が食欲をそそります。
 甘めの丼つゆが美味。つゆだく感があり、これを食べるには箸だけだと少々辛い感じですが、そこは心得たもので、和風のスプーンが付きます。こじゃれた店の親子丼はスプーンですが、蕎麦屋のカツ丼もスプーンで食べる時代になったのかねぇ。
 とんかつは衣が薄め。したがって油がそう気にならず上品な感じがします。しかし、ごはんとのバランでいえばカツが多め。ごはんが少ないのではありません。つまりは肉の部分が多いということ。その肉もいかにも豚肉といった味がしてスバラシイ。
 これに、赤味噌の勝った合わせ味噌の味噌汁におみ漬け。もう、文句ないです。

 価格が高めなので少しギャンブルな面もありましたが、価格どおりの極上のかつ丼でした。

satomi 201902

 飯塚町の「食事処里味」をようやく初訪問。写真撮影お断りの時代があって敬遠していたこともありました。
 かつ丼750円。
 間口の広いどんぶりですが、その全体を覆うぐらいの立派なカツ。大きさに加えて厚みもあり、カツの下のタマネギも多く、良心的でコスパの高い一品です。
 この肉でロースかつ定食900円もロースかつ煮定食950円もつくるのでしょう。
 縁に付く脂肉をあまり切り落とさずにある程度残していて、自分にとってはいい塩梅です。
 中央の赤は、紅生姜ではなく福神漬なのがユニーク。

 塩味、甘みとも淡泊で、もう少し味が濃くてもいいような気がしました。
 わらびの油炒めと漬物、味噌汁が付いてこの価格は値打ちアリです。
 隣席の兄さんたちが食べていた「若鶏くわ焼定食」というのが珍しいしうまそうでした。次回はそれか麺類かで悩むところです。
maruko 201811

 温泉町にある「まるこ食堂」を初訪問。
 東根温泉ならかつ丼だというイメージがどこかにあり、かつ丼860円を。
 メニュー表には864円とありますが、会計時は端数がカットされました。

 大きなどんぶりにカツがどどんと乗っているいいルックスです。
 まずは味噌汁。冬瓜が山ほど入っている具沢山。油揚げも入っていますが、煮詰まってやや塩辛くなっています。それも家庭的なもてなしのようで悪くありません。

 コショウで下味を施したとんかつが驚くほど柔らかいです。筋などは見当たらず、これならうちの年寄りにも食べさせてあげたいと思うぐらい。
 いい肉を使っているようで、ほとんどが赤身で、いつもあまり上品でない肉で満足している者にとっては白い脂身がないことが少し寂しかったりします。

 他店と比べて変わっていたのは2点。
 ひとつはかなりのつゆだくであること。底のほうにつゆがたまるぐらいひちゃひちゃに仕上がっています。そのどんつゆとごはんが混然一体になったものを口に運ぶのも、ある意味ここのかつ丼を食べる醍醐味なのでしょう。
 もうひとつは、タマネギを使っていないこと。つまりカツは、卵とどんつゆのみでとじられているのです。物足りないと思うでしょ? でも、食べてみるとそうではないのです。東根かつ丼マジック?

 量もたっぷりあり、しっかり腹を満たされました。
 塩辛いので、コップにもう1杯お冷を飲んで退店です。
chamu 201811

 長井市今泉の「茶夢」を初訪問。
 「ちゃむ」って読むの? 喫茶店みたいな名前だけれどもれっきとした食堂で、ラーメン、丼、定食などがメインの店です。

 ラーメン類もよさそうだけど、今回はコレと決めてきた、カツ丼900円。
 少し前に食べた某店のかつ丼はカツが3切れしかなくてショックを受けましたが、こちらはそんなことはなく、どんぶりの表面をカツが覆っています。それだけでウレシイ。
 肉は薄めだけれども、脂身の部分にわずかに感じられる野性的な味がよく、ごはんが進みます。
 丼物の常として下のごはんが熱々なので、はくはくしながらがっつくことになります。それがどんぶりを食べる醍醐味なんだよナ。

 やや甘めに振れた適度な濃さの丼つゆがまんべんなくごはんに沁みて美味。
 薄切りのタクアンが5切れ、皿に「立って」のっています。
 ワカメとねぎの味噌汁は少し味が濃いめだけどすごウマ。

 900円は高めだと思うけれども、満足できたのでノープロブレムです。
 たまたま持参していた本「町中華とはなんだ」(北尾トロ・下関マグロ・竜超著、角川文庫、2018)には、町からどんどん姿を消している「町中華」の店とは、中華を名乗りながらカツ丼がうまい店だという記述がありましたが、まさしく「茶夢」もそういう店でした。