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 3月初旬に「金太郎寿し」の新斎店で寿司をつまみましたが、鶴岡の回転寿司だったらココに行かなければと、同店の城南店に行ってきました。
 ココは内陸地方にもその名が轟いており、出張などで庄内に行ったならあそこで寿司を食べて来なきゃというのが合言葉のようになっていた時代がありました。これって自分の職場のだけの話だったのかな?

kintaro-jonan1 201703

 17時半頃の空いていそうな時間を衝いて入店。
 茶とむらさきをスタンバイして、まずはオススメ品目にあった真鯛(右上)といしなぎ(左下)の白身2点を注文。いしなぎは身がしっかりしていて歯応えがよろしい。
 空いた皿にガリをたんまり取り分けてそれをつまみつつ、別途わさびをもらいます。

kintaro-jonan2 201703

 続いて、ほうぼう(右上)としまあじ(左下)。ほうぼうも白身だけれども、先の2品よりもほの赤みがあり、これも美味。庄内の魚はやはり白身がうまいよねえ。
 しまあじは、おいしいけれども鮮度がもうひとつだったか。

kintaro-jonan3 201703

 次は、新斎店でもたべたあなご軍艦と、しおから。
 たれをたっぷりまとったあなごがうまい。海苔もパリパリだ。
 しおからはその名のとおりイカの塩辛で、たまたまゲソの太いところが当たってしまったのかどうか、うまいが、太い足が硬い。

 もう少し食べようかとも思いましたが、急に混み始めたので、ここらで自重。隣に座った20代の男女4~5人グループが若さにまかせて脈絡のない安いネタの寿司を次々と注文し始めたので、こりゃタマランというのが本音かな。

 6皿、260×5+130×1で、あがり1,430円は前回の新斎店と同額でした。
 ネタの大きさはかつてほどではないように思いますが、かなり満足できる回転寿司店です。

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ajitomi 201703

 2015年8月に初訪して「エビマヨ、タンタンもつ煮ラーメン、杏ニンフルーツ」を食べ、「これで750円は立派」と記録した、酒田市大宮町の「キッチン味富」を再訪しました。

 今回も本日のおすすめから「エビマヨネギトロ丼、シューマイ、ネギマーボーラーメン、杏ニンフルーツ」750円をチョイス。

 まずはラーメン。新鮮な生ネギがシャキッとした食感でとても辛くて美味。麺は中太、手もみの入ったいかにも自家製で、浅茹でのきりりとしたもの。この麺、うまいと思う。マーボは少なめだけど、しっかり麻婆しています。

 エビマヨネギトロ丼も、ごはんの上にぽたっとネギトロ、そしてプリッとした大きなエビが2つのエビマヨ。これらに刻み海苔がかけられて、うん、うまい。

 ほかには小さくない焼売2個と杏仁フルーツと漬物。
 全体としてはそれほどボリューミーというわけではありませんが、十分に適量。どれも手がかかっていると感じました。
 食後にはコーヒーまで付きます。

 ここのグラタンラーメンというのは食べてみるべきなのだろうな。
 入るタイミングが悪かったのかもしれず、注文から配膳まで待つこと優に30分以上。メニューが多く、それぞれ丁寧につくっているものと推察しますが、入店から退店まで1時間近くかかるのは考えものです。

chinton 201703

 2013年2月以来、おそらく5回目ぐらいの訪問となります。
 安定的なつくりと味。
 今回の画像を、2010年4月時、2013年2月時の写真と見比べてみましたが、笑ってしまうけれども、ほぼ同じと言っていい出来栄えで、区別がつきまへん。

 「ちん豚」のカツ丼はボリュームもあり、他地区にも自慢できるおいしいかつ丼だとずっと思っていました。そして自分にとっては、さまざまな店のかつ丼を判断する上でのメルクマールとなっていました。
 でも、今回食べてみて、肉質に関しては、庄内地域で食べるかつ丼の柔らかさ、ジューシーさのほうが上なのではないかと思ったところ。
 酒田の「伊豆菊」、鶴岡の「後藤食堂」をはじめとした庄内の各店のかつ丼はおいしいです。
 庄内は平牧三元豚、金華豚など良質な豚肉の産地ですからね。

akaten 201703

 以前から狙っていた赤点ラーメンに初潜入。
 醤油系のラーメンだけでも中華そば、赤点ラーメン、支那そばと3種類あり、赤点ラーメンは4代目まであり、さらに味噌系、塩系もありと、もう、何を食べようか迷ってしまいます。
 店を一人で切り盛りするおじさんに相談して、店名を冠し「旨みとコクを凝縮した赤点の自信作」だという「赤点ラーメン」670円を選びました。

 立派じゃないですか、このルックス。
 ネギ2種なのがスバラシイ。
 チャーシューはぐるぐるが2枚と、一口サイズくらいはある端肉。
 ほかにメンマ、ホウレン草、煮卵、ナルトと、ラーメンに入るべき基本具材が見事にラインナップされています。

 スープは、野菜や生姜で臭みを消した、少し強めのブシ風味を感じるまさに旨みが凝縮したもの。「赤点」ではなく、「合格点」だと思う。

 麺は、平打ち、やや細めのものを熟成させたもので、手もみの縮れが強く、この地域としては珍しいタイプだと思う。ひちゃひちゃとした食感もあり、細麺特有の“飲み物”的な感じも出ていて米沢ラーメン寄りですが、それともまた異なる独特の味わいでした。

 食べ終わった後で気づきましたが、ごろりとした端肉は、時々チャーシューの切れ端が「当たり」として入ることがあるのだそう。
 支払い時、おじさんに「当たりでした!」と告げると、にっこり笑って「またどうぞ」とのこと。
 この内容で670円は値打ちものと言っていいでしょう。

kuroba 201703

 3月も押し迫ったある日の昼、鶴岡市淀川町の「クロバ」を初訪問。
 仕事の関係からこの3月で庄内を離れることになり、庄内地方の食堂めぐりも大詰め。鶴岡市内の店もずいぶん巡らせてもらいましたが、ここはまだでした。

 ここでは「田舎みそラーメン」800円を食べようと決めていました。山菜と納豆が入るというユニークなものです。そんなの食べたことないものな。「田舎」は方言で「ぜんご」と読ませるようです。

 直径が大きく平べったいどんぶりで登場。納豆の香りがします。ひきわり納豆を使っていて、スープにうっすらととろみがついています。啜れば美味。
 麺にかけられた具は極めてユニーク。山菜だというから、山菜そばで見かけるようなミックス山菜がそのまま入っているものを想定したのですが、さにあらず。炒めた豚肉となめこ、ワラビ、筍です。豚肉のバタ臭さがいいじゃないか。
 納豆と山菜と豚肉のコラボ。こういうコンビネーションを思いつくヒトは、おそらくこの店の主人をおいてほかにはいないのではないか。
 意外性に加えて、不思議にうまいということにもオドロキを覚えました。

 麺はやや細で、大きな特徴はありませんが、それなりにおいしい。
 メニューには、中華麺、蕎麦、うどん、餃子を自家製で供していると誇らしく書かれていました。

 いやぁ、食べに行った甲斐がありました。このユニークさは抜群でした。

zetton 201703

 鶴岡市道形町の羽州浜街道沿い、今年2月に開店したばかりの「麺や絶豚」を初訪問。
 ここには「麺処仁」というラーメン屋があったのだけれども、一度も入らないうちに店を閉めてしまい、しばらく空きテナントになっていたのでした。

 この日の最初の客として入店。
 メニューからこく出汁みそバターラーメン700円をチョイス。
 女性店員さんから「以上でよろしいですか?」と訊かれ、その口調にふつうはサイドメニューを頼む人が多いのよというニュアンスを感じ取り、肉みそ丼(単品150円、ラーメンとセットの場合100円)を合わせてみました。

 ラーメンは、楕円形のどんぶりがユニーク。
 スープの味は今どきのラーメンのレベルを満たしており上等。
 ミズナをトッピングするあたりが今風だけれども、彩りは多少よくなるかもしれませんが、味自体がよくなるわけではないので、格別メリットは感じません。

 メンマは、タケノコの細切りと言ったほうがしっくりくる歯応えのいいもので、ほかでは見かけないオリジナルです。
 麺は自家製で、あまり黄色くない中太ストレート。中華麺は黄色くて手もみの縮れが入っているほうが好きなのですが、ストレートだと啜り具合もそうめんっぽいんだよな。

 基本メニューのアゴ出汁醤油と味噌が500円というのは安い。しかしそれがピリ辛になると100円増しだし、“こく”出汁みそになると100円増し。
 そしてそのこく出汁みそにバターが入るとまた100円アップするのですが、入っていたバターの大きさ、厚さははっきり言ってしょぼい。このバターが入るかどうかで100円の違いがあるのであれば、バターはやめておくべきでしょう。

 肉みそ丼は、100円ならばリーズナブルでしょう。おいしかったです。

yaguchi 201703

 旧温海町の中心街にある「矢口食堂」を初訪問。
 以前からここのラーメンとかつ丼がうまいと聞いていい、このたび鼠ヶ関に用事があったのを幸いに行ってきました。

 昼前なのにほぼ満席。1つだけテーブル空いていたので着席。隣りのおじいさんが食べていた味噌ラーメンにもそそられましたが、計画どおりかつ丼900円を注文。
 メニュー札に「丼類は時間がかかります」とはっきり書いてあったので心の準備はありましたが、20分以上は待ったでしょうか。後客の麺類が先に配膳されるのをじっと堪えるのも辛いものです。

 運ばれてきたかつ丼は、なかなかの美人。なめこ・豆腐・麩に刻みネギを散らした味噌汁と、赤かぶの甘酢漬けと黄色いタクアンの彩りもよし。
 肝心のかつ丼も、小ぶりに見えるけれども深みのあるどんぶりで、全面がカツで覆われています。

 豚カツは、さほど厚みはなく、赤身が多めの上品なもの。もう少し脂身があってバタ臭い感じのほうが自分は好きです。
 タレの甘辛のバランスが絶妙で、うまいと評判をとっている理由はこのあたりにあるでしょうか。つゆだく方面に振れており、味はやや濃い程度。タマネギはそのタレを吸い、茶色に色づき始めたところといういい塩梅です。
 反面、とき卵の使用量は少ないのかもしれません。

 味噌汁も結構な味でした。
 かつ丼には満足したので、再訪の機会があれば、気になったラード系の香りのよい味噌ラーメンも食べてみたいと思ったところ。同行者が言うには、ここの塩野菜チャーシューメン(メニュー札にはないけどつくってくれる)もオススメだそうです。

ryushang-tsuruoka 201703

 鶴岡市日出にある「龍上海鶴岡店」を初訪問。
 龍上海は大好きで、辛味噌ラーメンもうまいのだけど、自分はここの醤油ラーメンも好きなのだ。
 龍上海だったら庄内地方で食べる必要性は薄く、山形には山大医学部前店があるし、なんならちょっくら赤湯本店までドライブしてもいい。そんな考えで、これまで鶴岡店はナナメ見するにとどまっていました。
 しかし、この店の味を知らずして龍上海の全貌は語れないではないかと思い直し、このたび行ってみたところデス。

 職人肌のオヤジが無口、無表情で黙々とラーメンをつくる――という店ではなく、夜でも照明が明るく、ジャズのBGMが流れ、きりっと薄化粧をほどこした女性ホール担当がいて、テーブルが脂っこくないという、居心地のいい店です。
 メニューは味噌と醤油、それらにチャーシューを加えたもの4種で、大盛りは100円増しと良心的です。

 赤湯ラーメンの大盛り、680+100円。
 メニューのとおり「赤湯ラーメン」と頼むと、店のオネーサンは「醤油でよろしいですね」と確認し、厨房には「中華一丁」と伝達。そうだよな、ここでは「醤油を」と頼めばよいのだった。

 結論から言って、すごくいいラーメンでした。
 龍上海は、本店の味を追求する店と、独自の味を求めていく店の2タイプがあるように思います。山大医学部前店や米沢店などは前者ですが、この鶴岡店もそのようです。だから、龍上海好きにはドストライク!

 各店に共通する独特の煮干し風味を湛えたスープは、表面全体に厚めに脂が浮き、湯気が立ちません。それにレンゲをさし入れ啜れば、醤油の香が立ち美味。
 自家製手もみのもっちり太麺は、極めてスグレモノ。大盛りにすればそれをいかんなく食べられて幸せになれます。この麺を我慢して腹八分でとどめるなんて愚の骨頂だと言いたい。
 デカいバラチャーシューが2枚、メンマがザクザク、無骨に切った輪切りのネギも本流龍上海と同じです。

 ホンモノの龍上海の味をいながらにして食べられるようになった庄内地方の皆さんは果報者です。
 ああ、んまかったなあ!

 ちなみに県内の龍上海は、赤湯本店、米沢支店、山大医学部前店、栄町支店(南陽市)、宮内店、山形店、高畠店、東根店、鶴岡店と9店ある模様。これで未訪店は東根店のみとなりました。

ginga 201703

 初訪問。温海の名店「久太」で修業した人が旧櫛引町の下山添に開いた店。テレビで紹介されたばかりなので、開店時間直後の時間帯でもけっこう繁盛していました。

 ここでは、はじめは基本の中華そば700円を食べるべきでしょう。
 麺は縮れとストレートから選べ、好みの縮れをチョイスです。

 運ばれてきたときの香りがよく、店の気合の入り方を実感。かなり凝ったスープですが、口当たりがあっさりしていて、ああうまいなと素直に感じられるもの。複雑なくどさがないにもかかわらず、含めば思わず目をつぶってしまいそうな恍惚感があります。こういうスープを求めている人は多いのだろうな。

 麺は細麺。手もみが効いていて、のど越しがすごくいい。このあたりもしっかり計算されてのものなのでしょう。分厚いトロチャーシューが2枚というのも人気の秘訣。

 このやさしい味を若い者たちはもの足りないと感じるのかもしれませんが、あっさりでありながらこの奥深さをつくりだしていることに舌を巻きます。
 前日「龍上海」で“くどい旨み”を存分に味わっただけに、その対極にある“あっさりの旨み”もこれまたアリだよなあと思ったところです。
 まぁ、700円って、けっこういい値段ですけどね。大盛り200円だし。

itagaki 201703

 今年2月にオープンしたばかりの鶴岡市家中新町「麺屋いたがき」を初訪問。
 平日12時ちょい前の到着でしたが、7台分ある駐車場は何台か空きがあり、暖簾の外で1組が並んでいる程度の混み具合。これだったらラッキーなほうかな。

 得入りらぁめんの大盛り、930+10円。
 普通盛りは麺200g、大盛りは300gですが、大盛り料金は10円! これは大盛りをいくしかないでしょう。

 醤油らぁめんが680円で、これにトッピングセットの「得入り」250円を入れたもの。
 それらは、厚手のチャーシュー3枚、メンマ、味玉1/2、板海苔、味付ネギなど。
 それぞれ手抜きのないものでしたが、とりわけ味付ネギは全体の味を引き締めていたと思います。

 麺がいいなあという印象。わりかし太めの多加水で、そのもっちり感がとびきりで、絶妙です。
 背脂がたっぷり入ったとんこつ味のしょうゆスープ。スープの量が少なめだということもあるけれども、おいしいので全部いただいてしまった。
 でもこの強めの脂は、胃腸にはあまりよくないかもしれません。大盛りで具沢山なので腹もちもよく、食後は消化器官が懸命に仕事している様子がアリアリでした。

fukusen 201703

 昨年の年度末に職場で「福仙」から寿司の出前を取って食べた記憶があり、その以前にもかつ丼を賞味しているので、これが3回目。今回も、3月31日に職場の親睦会で注文したものです。

 ちらし寿司と弁当の2種から選べるようにしたというので、今回は弁当のほうをチョイス。
 1人前2,000円でと注文したのだそう。

 届いた弁当は、長辺が30cmを超えるデカい容器で、しかも持つと重い。期待と不安とで(笑)ふたを取ってみると・・・やっぱり目論んだとおりだあ! いっぱい入ってるゾ。
 天ぷらは、大きな海老を筆頭に、春の到来を告げるこごみ、しめじ、キスで、いずれもネタが大きい。
 刺身は3点で、それぞれ2切れずつぎゅっと。ツマには大葉、大根のほかにワカメも配され充実です。
 しょっぱめの味付けの豚焼き肉も分厚く大きいのが3切れ。ふだんならこの焼き肉だけでごはん1膳は軽くいけそうな感じです。
 それにうるいのおひたしマヨネーズ添え、ラーメン用を援用したと思われるメンマ、この地方らしい胡桃豆腐のあんかけと、しば漬。
 海老の頭がたっぷり入った海老汁が添えられるのも、海の近くならではの贅沢です。
 おかずも多彩で楽しいけれど、ご飯の炊き具合がふっくらとしていて秀逸だったことを付記しておきましょう。

 ああ、満腹。うまかった。
 新年度からは内陸地方に勤務地が変わるので、庄内の食べ歩きもそろそろ終わり。いろいろあったけど、庄内での単身赴任生活は総じて言えば楽しかった。これで終わってしまうのかと思うと寂しさも募ります。
 箸袋には庄内弁で「いつもありがとの」との記載が。いえいえ、こちらこそ、ありがどの、庄内。
 まさに食の宝庫、食の都だった庄内。それを締めるのにふさわしい質と量の食事になりました。

narumi 201703

 旧櫛引町の「中華料理なるみ」。2015年4月以来、約2年ぶりの再訪となります。
 前回は五目焼きそばを食べたので、今回はラーメン類をいきます。

 地元住民からの信頼が厚く、加えて大衆食堂としての実力もあり、評判の店だと思っています。
 18時頃に入店した今回も、団体の懇親会や家族連れの会食などで大賑わい。座敷、テーブルはほぼ満席でしたが、カウンターが空いていたので、そこに陣取って、中華料理ずらりのメニューを眺めます。

 メニューのラーメン類は、ラーメン(味噌・しょうゆ・塩)・・・という形の表記になっており、モヤシラーメンもネギラーメンもマーボーラーメンも、みんなみそ、しょうゆ、塩が同料金になっています。
 その中から今回は、野菜ラーメン(味噌)750円をお願いしました。

 中華料理店ということで、麺はおそらくどこかの製麺所から取り寄せたものを使っているようで、麺自体には格別の印象はありません。
 しかし、野菜についてはなかなかスバラシイ。強火で浅めにガッと炒めた野菜がとてもおいしいです。投入されている種類も豊富で、気づいたものを書けば、モヤシ、キャベツ、タマネギ、ニンジン、ニラ、タケノコ、キクラゲ、マッシュルーム、そして豚バラ肉。
 タケノコやニンジンはモヤシの形状に合わせて細くカットされており、そのあたりにも中華料理本来の細やかな気配りが感じられます。

 味噌味のスープはサッポロ風。ラードで味が調えられていますが、口当たりはまろやかでくどさがなく、やさしい感じがしました。

 アパートを引き払い、庄内での勤務をすべて終えた2017年3月31日の夜。車に荷物を積んで自宅に戻る途中に寄った、庄内での食べ歩きの平成28年度最後の店となりました。

kenchan-tsuruoka 201704

 庄内の食べ歩きは3月末日を以って終わったかと思ったら、倅が鶴岡に勤務地を得て引っ越し、その応援のため4月1日の土曜日、またもや庄内へ。
 その倅がケンちゃんラーメンを食べたいというので、「ケンちゃんラーメン鶴岡店」を初訪問。

 この店はかつて、現在の場所から200mほど離れたところにあった「ケンちゃんラーメン羽黒店」が店舗を新しく移して開いた店だと思う。
 羽黒店の住所は「鶴岡市羽黒町押口字升ノ内」だったけど、新店舗は「鶴岡市大宝寺字中野」なので、「鶴岡店」と名を変えたというわけなのでしょう。
 旧店舗は屋根が低くてしもた屋風の印象すらあったものでしたが、いまの店はそれとはうって変わって、すっかりこぎれいなものになっていました。

 中華そばの「普通」の味ふつう、750円。
 香り、味、見た目、食べ応えなどはケンちゃん各店共通のインパクト。どの店で食べてもうまいねえ。

 この店独特だと思われる点を2点。
 麺は、ここの場合他店と比べるとさほど太さはなく、平打ちのものをしっかり手もみしてぴらぴらになっているもの。山形店のようにもぐもぐと麺を噛む必要はなく、喉越しという点ではなかなか優れた味わいです。
 また、豚肉のチャーシューがしっかりとした噛み応えのあるもの。近時流行りのトロチャーシューの対極をいくものですが、他店では味わえない存在感に好感が持てます。

 麺量は、さすがのケンちゃん、多いです。300gぐらいはあるのでしょう。ということはつまり、「普通」でも一般店の大盛りぐらいはあるということです。
 では、この店の「大盛り」とはどのぐらいの麺量なのだろう。試してみたい気もしますが、自分はもう食べ切れないのだろうな。

asunaro 201704

 4月から山形に戻り、初めての外食は「あすなろ食堂」に行くのが仁義というものでしょう。
 この日のあすなろ定食790円は、肉とキャベツときのこ炒め、冷奴、かぼちゃサラダ――と、ボードに書かれています。そのとおりなのですが、少し解説すると――。
 メインディッシュは豚肉とキャベツ、タマネギ、長ネギにキクラゲ、しめじ、シイタケを加えた塩仕立てのやさしい味がするもので、香りづけにごま油風味のドレッシングがかけられます。炒め汁には少しとろみがついています。うっすらと熱がまわってしんなりとし始めたぐらいの長ネギがおいしい。
 冷奴は鰹節たっぷりに万能ネギ。卓上の醤油と七味をかけて食べれば箸休めにぴったり。
 かぼちゃサラダは、かぼちゃ、キュウリ、タマネギをマヨネーズ風味で和えたもの。あすなろ食堂にしてはめずらしく塩を効かせてはっきりした味に仕立てており、おいしかったです。
 ワカメの量がハンパでない味噌汁。これほど具を充実させている食堂はほかではほとんど見かけません。
 漬物代わりのモヤシのキムチ風もピリリとして美味でした。

 ああ、納得。今回は、肉類は豚肉だけの野菜を中心とした充実メニューでした。これなら肉なんてなくていいや。むしろそのほうがいい。
 あすなろ定食を食べて、山形に戻ってきたという感慨が脳裏を駆け巡ったところデス。

chottotei-hon 201704

 肉そばといえばココが人気ナンバーワン、谷地所岡にある「一寸亭本店」へ。
 いつも混んでいるので敬遠してきたけれども、平日のこの日はさほど並ばずに着席できました。その後行列ができていたけど、店内には空いている席が散見されます。つまりは客さばきがよくないということなのかもしれません。多くの店を見ていると、そういうことは何となくわかってくるものです。
 おそらく20年ぶりぐらいの入店。店内は多少改装されているようで、以前の印象とは異なります。

 冷たい肉そば700円。一味をババッと振りかけていただきます。
 他店よりも鶏脂が多く、こってりした味わいのスープだなという印象。
 鶏脂をまとった刻みネギとともに麺を啜ればうまいのなんの。
 一方、かつてはえらく硬かった印象のある短冊形の親鳥肉は柔らかいものになっていて、やや拍子抜けした感じでした。

 スープを全部飲みたいけれども、脂の量を意識して我慢。
 また、ここに来たならカレー味のソースカツ丼も食べたいところですが、それはハーフでも450円するので、2つで1,150円は高いでしょ。
 このように我慢を求める「一寸亭本店」。ジレンマが多く、それが再訪を促す原動力になっているのかもしれません。

michinoeki-nishikawa 201704

 「道の駅にしかわ」はよく通るけれども、食事は初めて。
 「山形どまんなか道の駅丼ぶりバトル」という企画をやっており、道の駅河北の「河北肉そば風タコライス丼」、寒河江の「さくらんぼ鶏の親子丼」、大江の「山菜天丼」、朝日町の「あっぷるニュー豚焼き肉丼」とともに道の駅にしかわがエントリーしている「西川産牛丼」980円を食べる。
 実は昨晩も牛丼を食べたのだけど、4月27日までの限定企画であれば、これを食べるべきでしょう。

 肉質のいい部分を使った薄味の牛丼。
 牛丼って、基本的に肉がそれなりで味が濃く、ごはんも丼つゆに浸って箸でつまめないのを、丼を持ち上げてがしがしとかっ込めばそれなりに食べられる――というものだという意識がどこかにあります。したがって、このような高級かつ上品な牛丼は、もうすでに一般論で言う牛丼の範疇を逸脱しているのではないかと思ってしまいます。

 いいなぁと思ったのは小鉢類。春の到来を告げるうるい、こごみ、あさつきの3点セットが西川町らしくていいのです。
 おみ漬けも美味、味噌汁はなめこ。

 食券を買うと自動的に厨房に注文が入り、機械音声で呼び出される仕組みですが、あの機械音声はせっかくの立派な店内の雰囲気が壊れてしまうので、やめたほうがいいと思う。

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 河北の本店は行ったことがあるけれど、寒河江の「といやほなみ分店」は初めての訪問。
 といやセット、平日限定780円。
 肉そば、カツ丼のハーフセットで、「一度に2種類食べられないお客様にぴったりの量」とのこと。
 確かに量は多いとは言えませんが、少なくもありません。仕事の合間に食べる量としてはこのぐらいが適量でしょう。

 肉そばは、先に食した一寸亭のそれを一様に薄めにしたような印象。鶏脂は少なく、色の薄いそばたれで、甘さはマイルド。麺はやや白っぽく、鶏肉はやさしい歯触りのものとなっています。

 カツ丼は、こんがりと揚げられたカレー風味のする薄いとんかつと真っ赤な紅生姜で構成されています。どんつゆは濃いめのものが少量で、ざぶざぶせずなかなかに美味です。
 また、真っ赤な赤カブの甘酢漬けが付いており、全体として「赤」の色合いが強調されていました。

 正直言うと、肉そばもカツ丼も量が中途半端な印象で、それぞれ食ったなぁという気にはなれません。自分に合うのは肉そばの単品もしくはその大盛りかもしれません。

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 5回目の訪問。この店ではこれまで中華そばと味噌ラーメンを食べているので、今回はつけ麺しょうゆとまかない飯、710+130円にしてみました。

 見た目が素晴らしく、食欲がそそられます。シャキッとした白髪ネギとゴージャスなチャーシューあたりがポイントになっていると思う。
 ここの麺は極めて上質なので、つけ麺で食べてもおいしい。多加水太麺の手もみ縮れ。山形地域ではトップクラスを走り続ける麺と言っていいでしょう。

 つけ汁もキリリと熱く、その表面が脂で覆われて冷めにくいので、中盤以降まで食べ進めても熱さが失われません。丁寧なつくりで魚介風味が勝る濃厚な味わい。摺り胡麻が効いています。
 中華そばの場合は塩辛さが強めですが、こうして食べる分にはちょうどいい味わいでしょう。

 まかない飯は、これで130円?という高いグレード感。ここに来たならこれを食べなければ損をします。セルフの漬物とともにうめえうめえとかっ込みます。

 フィニッシュは残ったつけ汁にたっぷりと割りスープを注ぎ、やや薄味ぐらいにしてレンゲでずずっと啜ります。
 ああ、うまかったなぁ。食ったなぁ。
 高い至福感は健在。いい店ですよ、ここは。

bunbun 201704

 ある休日、山辺町大塚地内のR458沿いにある「そばやぶん文」を初訪問。
 ぶっかけそばがお勧めのようなので、天ぷら、えび天、とろろ、ネバネバ、納豆おろしなどのぶっかけメニューから「納豆おろしぶっかけそば」800円をチョイス。
 ご覧のとおり納豆、大根おろし、温泉卵、ワカメ、かまぼこ、ネギのトッピング。これに徳利に入っているそばたれを適量ぶっかけて啜るという趣向です。

 手打ちの蕎麦がしっかり硬めできりりとした食感があり、たいへん美味。街道沿いの小さなそば屋とアナドッテいたことを反省します。
 そばつゆはこころもち薄め。このぐらいの味だと家庭的なレベルの範疇で店屋物としてはインパクトが弱いように思いましたが、食べ進めるうちにこれぐらいでいいのだなと感じるようになりました。塩辛いそばたれも、たれのみの味で食べているようで考え物ですからね。
 付け合わせの小皿はキクラゲの辛子醤油煮で、コリコリしてうまし。

 もうひとつ絶賛すべきは蕎麦湯。食べ終わる頃に小椀とともに運ばれてきたそれは、とろりと白濁した熱々のもので、そぱたれを少々加えて飲めば最高においしく、全部飲んでしまいました。

 冷たい蕎麦がおいしい季節になってきました。

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 2015年10月にオープンした、道の駅あさひまち「りんごの森」を初訪問。
 西村山1市4町にある5つの道の駅で「山形どまんなか道の駅丼ぶりバトル」というイベントをやっているので、そのあさひまち版の「あっぷるニュー豚焼き肉丼」800円を食べました。

 りんごを飼料として与え、放牧で育てたストレスフリーの地元ブランド豚を使っているのだそう。
 甘じょっぱくてちょっぴり辛いオリジナルのたれが絡めてあり、なかなかおいしい。
 「りんご冷麺」というのにもそそられましたが、これは次回にしましょう。

 食後に外の「アップルマルシェ」で売っていた生乳ソフト300円を食べ、売店でアップルパイを買いました。