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chojuan 201709

 村山地域には「長寿庵」と名の付く店は知る限りでは3つあり、それらは寒河江市中央の「長寿庵」、同市日田の「日田長寿庵」、それと山辺町のショッピングプラザベル内にある「長寿庵」です。
 今回、寒河江市街地の「長寿庵」を初訪問してみました。

 人気メニューと聞いている、カレーそば750円。
 うーむ・・・、カレーのかかった麺類は、いつものことながら画像がのっぺりしたものになって、ちっとも絵になりません。日中にもかかわらず、店内が暗くて撮影に耐えるほどの光量がないことも、写真写りの悪さを助長しています。椅子席ではなく座敷のほうに座ったならば、もう少し明るく撮れたと思います。

 ぽってりとしたカレーで、熱々。このメニューはもっと寒くなってから頼むべきだったかもしれません。そのぽってりルーが蕎麦にしっかりとまとわりつくので、箸で麺を手繰るとそれが重いです。よくふうふうしてから食べないと口を火傷します。
 和風ダシを使いながらつくる蕎麦屋のカレーとは言いながら、カレー特有のバタ臭さがあり、とてもおいしい。具財は鶏のムネ肉とタマネギ。色は、洋風カレーよりもやや薄い、黄土色です。

 さましながら、汁がはねるのを注意しながら、ゆっくり食べたので、最後のほうでは蕎麦がややのびてしまいましたが、それもやむなし。
 量もそれなりにあり、足りなかったら半ライスを追加しようかと考えていましたが、不要でした。

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saraya 201709

 3カ月ぶりに皿谷食堂へ。
 ここでは中華そばと鴨蕎麦を食べており、今回は冷たい中華そばの大盛り700+100円にしました。

 ここの中華は独特で、クセになりそうな味がします。何がそう思わせるのだろうな? 牛肉チャーシューを使っているから? どうもそれだけではないような気がするのだけど。
 スープはキンキンに冷やしているわけではなく、生ぬるい感じ。まもなく9月も終わろうとしているこの日に合わせて温度調節をしているのかもしれません。
 細づくりのほぼストレート麺。こういう麺もまた美味です。
 やや硬めの牛チャーシューが4つ。メンマの量が多くて味もよい。きゅうりとコーンも入っています。刻んだネギがたくさん入るのが皿谷流。
 皿谷のトレードマークと言ってもいい固ゆで卵の黄身の黄色が鮮やかだし、小さいながら海苔も入って立派です。

 古い列車の4人掛け席のようなつくりの椅子席が郷愁をそそり、フロア担当の年配のおばさんは私これを50年やってますねんといった風情が哀愁たっぷりです。いいなあ、この雰囲気。昭和の駅前大衆食堂って、みんなこういう感じだったよなあ。
 たいへんおいしゅうございました。

seikahanten 201709

 寒河江市役所にほど近い市街地のメインストリート沿いにある「正華飯店」を初訪問。
 古い建物で少し怪しい感じの外観ですが、いったん入ってみると中はきちんと整頓されていて、テーブルも清潔。覗いた厨房もこぎれいです。

 炸醤麵(みそラーメン(ザージャンメン))600円。
 格別際立ったみてくれではありませんが、素朴で、スタンダードで、おいしい。価格も味噌で600円なんて、いまどきとしては安い。

 味噌の味があっさり系。しかしラードのコクがあり、辛味噌もついていてそれを溶かせば味が引き締まります。
 キャベツとモヤシに豚バラ肉が数枚加わり、味噌ラーメンらしいトッピング。メンマ、チャーシューは入りません。
 やや太め、ストレートの麺は、もっちりした弾力があり、製麺所の標準形を用いるところが多い中華料理店の麺の域を超えています。
 全体のボリューム感としては、やや少なめだったでしょうか。

 外観だけから判断すれば、こんなにおいしいラーメンが食べられるとは予想がつきませんでした。やはり店には、一度は入って自分で感じてみるべきだと改めて思ったところです。
 まもなく10月になろうという時期の涼しい日で、こうなると熱いものがおいしくなります。

yamagatabekoichi 201709

 城西町の「やまがたべこいち」を、2012年1月以来久々に再訪。ここは焼肉、ステーキなどを得意とする食堂で、ランチのコスパがいいのです。今回は、夕食時の訪問です。

 庄内豚生姜焼き定食900円。
 少々煮詰まった感じのするしょっぱい味噌汁を啜って、食の戦闘開始のゴング。具はワカメ、豆腐、えのきだけ。

 生姜焼きは、豚肉の切り落としを使い、生姜とタレでじゅわじゅわやった正統派。タマネギなどは投入せず、肉一本で勝負しています。添えられたポテサラは、生クリームか何かを使っているようなまろやかな味がします。

 サラダのキャベツは手切りで、かつて味わったことのないドレッシングは自家製でしょうか。
 小皿は、これもブロック様の豚肉を甘辛く煮付けたもので、こういうのを大和煮っていうのかな。メインディッシュと味、材料がかぶっていますが、肉料理屋なのでご愛嬌。

 漬物も自家製風の茄子漬。
 やや硬めに炊かれてきりっとした印象のあるごはんが、白くて艶があり、とてもおいしい。

 過剰にがっつりしたものは辛いかなぁと思って注文しましたが、メインの肉もほどほどで、ボリューム的には並程度だったので安堵。夜に摂取する量はこのぐらいでいいんですよ。いや、これでも多いかもしれません。
 料理に何かと店側の手が入っており、オリジナリティがあっておいしかった。
 またいつか、メニューが豊富で安いランチタイムを狙ってみたいと思います。

 写真を撮るには夜の照明が足りないのではないかと心配だったのですが、案の定、多少スポットライトが明るくても、こんな感じにしか撮れていませんでした。

jujiya-family 201709

 子供の頃、家族でデパートに買い物に行き、高い階にあるレストランでみんなで食事をする――というのが大きな楽しみでした。
 しかしそのようなほのぼのとした時代はすっかり過去のもの。山形市域では駅前の十字屋山形店の閉店が決まり、その8階にある「ファミリー食堂」も来年3月までには消滅してしまうことになるのでしょう。
 小さかった頃のノスタルジーを胸に、おそらく最後となるであろうデパート飯を味わいに行ってみました。

 広いホールに客はまばら。子どもを連れた家族の姿はなく、高齢者の一人客が目につきます。時代は明らかに変わりました。
 ユニフォーム姿の若いウエイトレスの華やかだった姿もありません。当時は売り手市場だったために、ウエイトレスたちの食べさせてやると言わんばかりの仕草や表情は子供にも伝わってきたものでした。一方、硬い紙製の食券を片手の指でパチンと2つに切る独特の技には、到底真似できないなあと感心したのを覚えています。

 スパゲティセット、950円。
 ナポリタンと海老グラタン、サラダ、スープのセットです。
 まだぐつぐつしているグラタンが運ばれてくるあたり、そそるものがあります。商品の見せ方が上手です。

 ナポリタンは、美味。フォークでくるくる巻くと適度にまとまる感じの粘度とパスタの長さ。つまり、ケチャップの使い方が上品だし、炒め方が職人技だから、ということなのでしょう。
 スプーンも付いていましたが、パスタは日頃から食べ慣れていないので、その使い方がよくワカラナイ。なので、フォーク1本ですべてをいただきます。日本人にとって箸とはなんと完成された道具なのだろうかと思いつつ。

 グラタンは熱々でチーズ風味がよく、市販のオレンジ色のドレッシングを使ったサラダは新鮮で安定感抜群、オニオンスープもこの場にふさわしい。

 洋食のほか中華料理、蕎麦、ラーメン類など何でもござれの優れたレストランで、内容もよく、10時から開いているという、使い出のある食堂。いまさらながら、なくなるのが惜しいと思った次第です。

toufuku 201709

 秋の週末を利用して、東京周辺を食べ飲み歩きしてきました。上京の本当の理由は、日比谷野外音楽堂での地域音楽の祭典を見に行くことなのですが、その前後は「食」が楽しみとなります。

 上京した日は、鶯谷の名店「ささのや」で焼鳥をアテに一杯飲み、投宿地の浅草橋駅周辺の「串カツ田中」で串カツをつまみにビールとジムビームのハイボールを飲んで、仕上げになにか食べようと駅前の飲み屋街をうろつきます。
 すると目に入ったのが、「刀削麺」の文字。刀削麺と言えば、山形寒河江の「双福ラーメン」がなくなり、地元で食べられなくなって寂しい思いをしていたのでした。
 これだ、これしかない!
 という経緯があって、「中華小皿酒楼唐福」に入店。中国人夫婦がやっている店?

 刀削麺は3年5カ月ぶり。この店の場合、麻辣、五目(醤油味)、野菜(塩味)、担々(ごま味)、牛バラ、汁なしの6種から選べます。
 刀削麺はおそらく麻辣がスタンダードで、ほかは日本人の嗜好に合わせたと思われますが、自分はかねてから醤油味の刀削麺があったなら食べてみたいと思っていたので、迷うことなく五目刀削麺750+税=810円をチョイスしました。

 すんごくうまい麺! 幅1cm前後、厚さはピロピロのものから太いのまで様々あり、今おれは刀削麺を食っている!と実感。
 スープは、確かに日本の醤油味ですが、醤油自体が異なるのか、油が違うのか、それとも中国酒などでの味付けによるものなのか、エキゾチックな味も感じられて、うまい。
 そしてまた、五目あんがぽってりとしていて、出来がいい。スープに対するあんの比率が高めで、入っているタケノコが独特です。

 いいラーメンに出会えました。こういう店が近くにあったならゼッタイに通っちゃうのだけどなぁ。

marumasuya 201710

 旅の2日目。
 今回の東京旅では、朝からやっている呑み処で飲んでみることもひとつの目的。わが地元では朝からやっている居酒屋がないし、第一人目が悪いので、やれません。休みの日、しかも東京ならやってもかまわんでしょうということで。

 まずは、土日祝なら朝の9時(平日は10時)からやっているという赤羽駅前の「鯉とうなぎのまるます家総本店」へ。
 この日は日曜日で時間は9時半。この時間なら楽勝でしょと思いつつ近くまで行くと・・・どっひゃあ、満員じゃん!
 どうしたものか一瞬躊躇したものの、わざわざここまで来たのだから入らない手はないよなと考えなおして、トツゲキです。
 幸いびっしりのカウンターに一つだけ空きがあり、ここへドウゾと。よしよし、ラッキー♪

 隣のお客さんがモヒートのようなものを飲んでいたので、自分もそれをリクエスト。チューハイのモヒートなのだそうです。
 肴は、ここで飲むならこれかなと考えていた、牛スジ煮込み450円。思ったとおり見事なもので、牛スジごろごろに大ぶりの豆腐。煮込みぶりがよく、肉部分はシチューみたい。ほかには大根、ニンジン、こんにゃく。

 店のお姉さんたちが大勢の客たちをしっかりサポート。客が唐突にたとえば「水餃子!」と注文するのをカウンター担当が聞き逃さず、「4番さん水餃子ぁ!」とはっきりした声で言うと、それを番頭格の年配のおばさんが一風変わった言い回しで「水餃子ぁ、水餃子ぁ」と厨房に伝達します。それは例えれば、電車の車掌が次の停車駅を告げるような感じ。おもしろいのだなあ、これが。

 ここに来たなら1,500円也の鰻丼でシメかと考えていましたが、朝からこれだけたくさんの呑兵衛たちを見たらなんだか圧倒されてしまい、今回はパス。
 ささ、飲んだらさっと切り上げるのがスマート。次行こ、次。
 10時過ぎに退店。朝です。上がり950円でした。

tensho1 201710

 まるます家を切り上げて、次は十条駅前の「天将」。
 この店、「吉田類の酒場放浪記」などで紹介されていて、かつてその近くの「田や」や「斎藤酒場」で飲んだときに見かけて気になっていた店でした。なので、今回初入店でありながら、不思議な既視感があります。
 外見はふつうの古い大衆食堂か蕎麦屋といった感じ。ここは10時半開店で、自分が入ったのはその5分ぐらい後でした。

 高齢おじさんの先客1名。「まるます家」とは異なる静かな雰囲気で、ややはぐらかされた感じはありますが、妙に落ち着きます。
 テレビで見たことのある元気で愛嬌のあるお姉さんが、江戸っ子風のチャキチャキっとした声で「いらっしゃい」と。

 飲み物はハイサワーにして、まずはここに入ったら試してみたいと思っていた「いりぶた」350円を。
 「はいよっ!」のかわいい掛け声とともに運ばれてきたのは、豚バラ肉とタマネギをトマトケチャップ様のもので炒ったもの。つまりは、脇にあるスパゲティと似たような味です。千切りキャベツと大ぶりのパセリが添えられています。
 一皿350円程度のものなら3皿はいけるだろうと考えていましたが、豚肉が多めで結構な量があり、それは厳しい模様です。

tensho2 201710

 ということで、もう一皿でとどめることにして、ポテトサラダ。300円です。
 酸味が少ない甘め味付けで、これもうまし。

 なじみ客が4~5人ほどまとめてやってきて急に賑やかになったのをしおに、会計を。
 全部で1,090円でした。
 酒が飲め、食事もできるこういった感じの食堂って、好きなんだよな。

fujisoba-kawagoe 201710

 朝から2軒の呑み屋をはしごした後、夕方から始まるイベントまで間があるので、埼玉県の川越まで足を伸ばして、蔵づくりの街並みを見てきました。
 東武東上線の川越駅からかなりの距離を歩き、街を散策。
 時間は13時半。この後はダイレクトに日比谷公園に乗り込んで4時間に及ぶイベントを見るので、ここで軽く腹ごしらえをしていきましょう。
 といっても、朝から飲んでいるので空腹感はあまりないのだけど。
 うーむ・・・だったら、あれを体験してみようか。

 ということで入ったのは、川越駅近く、クレアモールを入ったところにある「名代富士そば川越店」。
 首都圏近辺の駅前には必ずと言っていいぐらいどこにでもある富士そばですが、これまで一度も入ったことがなかったのです。
 蕎麦に関して話しているときに、「富士そばのほうがおいしいぐらいだ」という形でよく名前が登場するので、一度は食べてみないとなぁと思っていたのでした。

 券売機にて、天玉そば470円。
 ご覧のとおりのシロモノで、まあ可もなく不可もなくといったところ。
 卵はラジウム卵、かき揚げの天ぷらはそれなりにショリッとしています。
 駅の立ち食いそばを多少よくした程度で、山形の蕎麦とは比較になりません。(笑) 腹ふたぎにはいいかもしれません。
 いやいや、「立ち食いそば」というジャンルは手打ちの蕎麦などとは別個の存在であって、そのカテゴリーのなかでは富士そばは傑出していると捉えるべきではないのかな。

 ともあれ、「富士そばのほうがずっとマシ」といわれる蕎麦のレベルはあまり高いものではないということを、体験として学習しました。

gyozaosho-asakusabash 201710

 イベントを見終えて浅草橋駅にたどり着いたのは20時半頃。この日は日曜で、平日の賑やかな夜とは異なり、開いている店が少ないようです。
 今夜は「水新菜館」という中華料理店で定食を食べるのがいいかなと考えていましたが、ここも日曜が定休日のようで残念。
 じゃあ、まあいいか、浅草橋駅のガード下にある「餃子の王将」にしよう。
 「餃子の王将」は、今年7月に静岡市の呉服町店で食べて以来。安くてうまくてはやい、いいチェーン店なのだ。

 瓶ビールは出していないということなので、今回は生ビール(中)1杯と、ギョーザ、肉キャベツ炒め(回鍋肉)。
 ギョーザは大ぶりで、推して知るべしの確かさ。なんたって「餃子」を店名に冠しているわけですから。
 回鍋肉は強火できりっと炒めた、中国味噌の味がいい立派なもの。豚肉が多く、キャベツ、白ネギ、ピーマンがしんなりとならずにおいしくできています。

 これでたったの1,207円は値打ちモノです。
 今夜はこれで出来上がり。朝からずっと飲みっぱなしだなぁ。でも。
 フリーの夜は長いぞ。ささ、ホテルに戻って部屋で飲み直そうか。

yomoda-ginza 201710

 旅の3日目。
 山形に戻る日の朝から昼にかけては、都内を散策し、その間に2回食べる計画です。
 まずは、泊地の浅草橋から地下鉄都営浅草線で東銀座へと向かい、そこから歩いて有楽町方面へ。
 地図を見ながら訪れたのは、立ち食いそば屋の「よもだそば」です。某B級グルメサイトによれば、ここはなんと、蕎麦屋なのにカレーがおいしいらしいのです。
 店頭の看板には「自家製麺とインドカレーの店 よもだそば」と書かれており、カレーイチオシ感が漂っています。

 そばメニューだらけの券売機からようやく探して、よもだカレー490円を。
 黄土色のゆるめのルーにチキンが1個入っており、他の具材は溶けてゲル状になっています。
 一口めはサラリとした印象で、スパイスの爽やかな風味が口いっぱいに広がります。これはまさに本格的カレー屋の味わい! ルーの中にはローリエの葉が2枚。このあたりにもこだわりが感じられます。手で持ってかぶりついたチキンはほろほろとくるほどの煮込みよう。

 これって本当にそば屋スタンドのカレー? オドロキです。天下の銀座では、立ち食い処であってもこのレベルでなければ生き残っていけないのでしょうか。
 食べ進めば徐々に効いてくる辛さの絶妙。
 食後には、スプーンを持っていた右手にカレーの残り香。チキンをつまんだ左手の人差し指にもカレー香が残り、それらの香りを嗅ぎ、徐々に薄まっていくのを名残り惜しみながら、銀座を後にしました。

 朝7時から夜22時半までの無休営業で、かけそば、もりそば250円から。そばとカレーのセットは620円から味わうことができます。
 いいよなぁ、大都会の一人メシ。人気店が混みあうのが難点ではあるけれども、選択は自由自在。B級だって十分に楽しめるし。
 今後あまりないことだろうと思うけど、銀座で食べ物に迷ったならまた行きたいと思えた店でした。

okamuraya 201710

 昼にはまだ時間があるけれども、事前情報をキャッチしていた、ニュー新橋ビルという新橋駅のすぐ西側にあるビル1階にある「新橋岡むら屋」を訪問。
 ここは醤油などで真っ茶色になるまで煮込んだトロ肉、こんにゃく、豆腐、煮込み大根、煮卵などをどんぶり飯にぶっかけた肉めしがウリ。10時から開いているというのもいいではないか。

 「デラ肉めし」のスープ付き、590+50円。
 見よ、この色、この雄姿。このようなどんぶりめしを出すところを、山形では知りません。
 レギュラーの「肉めし」490円に、でっかい大根とゆで卵をプラスしたものが「デラ」のよう。自分はこれらの具のうち大根に最も魅力を感じるので、「デラ」を選ぶことになります。
 肉は、牛スジかハラミのような脂っこい食感で濃厚です。それをしょっぱい煮大根が脂を流して別ワールドに導いてくれるという趣向。
 それにしても、熱々でしょっぱい。それをハフハフいいながらかっ込むのがたまらなくうまい。
 その一方で、ノーマルのビーフスープは味が薄く感じられるほどで、これはつけなくてもよかったかもしれません。

 汗をかいて完食。冷水をコップに2杯がぶ飲みしてゴチソウサマ。
 東京メシは楽しい。このビルにはほかにも、トッピングが3個まで無料のカレー専門店「カレーは飲み物。」や、ナポリタン大盛り800円の「むさしや」など、ユニークな店がいくつかあり、今後の利用価値は高いと踏んだところです。

uoshin 201710

 寒河江市元町の「魚新」を初訪問。ウェブ情報を総括すると、鮮魚店が2004年に居酒屋をオープンさせ、16年12月にリニューアル、そしてこの2月からランチを再開した、ということのようです。

 平日限定の日替わり定食「魚新ランチ」850円。
 これだけの品数なのに配膳が速いのがスバラシイ。盛り付けが端正。刺身のツマなどのあしらいもきれいです。
 メインは煮魚と刺身。
 煮魚は、ヒラマサの一種だそうで、薄味でおいしい。このごろは、魚は煮魚がいちばんいいと思うようになってきており、こういうものをおかずにごはんを食べたり酒を飲んだりするのがしっくりきます。
 刺身は、〆サバ、ハマチ、サーモン、甘エビ。切身が小さく、サービスランチとなればそれもやむを得ないでしょうか。

 ほかには、青菜の煮びたし、モズク酢、大根とキャベツの漬物、茶碗蒸し。
 とりわけ茶碗蒸しは、海老、ぎんなん、鶏肉などが入った本格派でした。
 これに、魚のアラを使った澄まし汁と、大盛りサービス、おかわり自由のふっくらごはんが付きます。

 いくつかの材料が小ぶりですが、つくりこみに手を抜いたところはないように思われます。
 このグレードでこの価格は立派。そのためか、多くの客が出入りしていました。
 駐車場は8台分ありますが、4列の縦列なのがやや難点。奥に停めたため、店を後にするまで少々時間がかかりました。

marushichi 201710

 ひょんなことから先月に続いて2回目の訪問となった朝日町の「丸七そば店」。
 前回、中華そばを食べたときにはスープ、麺ともによく、好印象を持った店です。

 今回はみそラーメン600円にしてみました。
 高かった期待度でしたが、つくる過程を見ていて、これはダメかなあと。
 5人前をまとめて茹で始めました。鍋のお湯は沸騰していません。どんぶりを5つ並べ、スープを張って、しばらくしてから浅く湯切りした麺を順番に入れていき、その上からつくりおきの野菜炒めをフライパンから直接ざざっと乗せ、ゆっくりした動作で配膳です。
 どうでしょう。全行程を70歳ほどの一人の店員が行い、5人分をまとめてつくろうとしたところにそもそも無理があるのではないかと思うのですが。

 食べてみれば、予想どおりぬるくて味噌の味があまりしないスープ、長湯して湯当たりしたヒトのような麺、トッピングは冷めた野菜炒めだけの寂しさという、さえないシロモノでした。
 汗もかかず、初回時のような感動も得られずに食べ終えました。

 あれぇ、おかしいぞ。前回食べた中華そばは秀逸だったのだけどなあ。
 日によって、というかつくり方によって、この店は出来具合にかなりのばらつきがあることがわかりました。

 この値段にもかかわらず、おにぎりが付いてくることは評価ポイント。今回はかやくごはんのおにぎりでした。

yushoken-tendo 201710

 茨城大勝軒の流れを汲む「優勝軒天童店」を初訪問。優勝軒は現在のところ県下に山形鳥居ケ丘、山形北、天童、新庄の4店舗があるようですが、自分にとってはこれが鳥居ケ丘店に次いで2軒目。

 中華そば(並)+チャーシュー丼(小)、600+210円。
 太麺の特製もりそばや富士ラーメンが順当なところでしょうが、フツーの中華そばはどうなのかを試してみようということで、安定感のあるチャーシュー丼を添えて。

 中華そばは、ノーマルに近い出来栄えで、どんぶり内だけを見ればこれが優勝軒のラーメンとは思えないかもしれません。
 中太の縮れ麺に鶏ガラメインのややオイリーなスープ。トッピングも奇を衒ったところがありません。優勝軒の主張を感じるのはチャーシュー。大きくて厚さ1cm近くほどある立派なものです。
 ああ、おいしい。スープがうまい。

 角切りの肉が入ったチャーシュー丼はやや薄味だったので、卓上の醤油をタラリ。丼か薄いというよりも、ラーメンの味が濃いのでしょう。この店に限らずラーメンスープは塩分がすごいのは、最近強く感じるところです。

 全体として満足。けれども、優勝軒にきたならやはりあの太麺が食べたくなります。
 これで鳥居ケ丘と天童に入ってみたので、次回の優勝軒は山形北店で太麺を食べようっと。

kizuna 201710

 流通センターの団地会館内に、蕎麦屋の「伊勢屋」、パスタ店の「151A」などとともにある、「めし家 絆」を初訪問。今年4月にオープンした店です。

 カツカレー980円。あれ?すでに80円値上げしていますね。
 見よ、この雄姿。大皿に充実のカツカレー。そして脇を固めるのは、手切りキャベツに白フレンチドレッシングのサラダ、タケノコ煮と漬物の小皿、ワカメ・ネギ・タケノコの味噌汁です。

 ふっくらと柔らかめに炊きあがったご飯がおいしい。欲を言えばもう半しゃもじほどほしいところ。
 カレーは、スタンダード味のものがたっぷりで、ごはんに余るほどの量があります。
 とんかつがデカい。揚げたてで、衣がショリッとしているのがいいです。

 満腹度は国味のほうが上かもしれませんが、こちらは副菜が整ったいい感じのカツカレーでした。

shikitei 201710

 JAさがえ西村山が経営する「四季彩館四季亭」を初訪問。寒河江市の最上川ふるさと総合公園に隣接するJAアグリランド内にある農家レストランです。
 なぜにここかというと、秋になると「どっさりきのこそば」というメニューがラインナップされ、それが1日20食限定で店のイチ押しなのだという話を聞きつけたから。それでは自分も秋を感じに行ってみようかと。

 どっさりきのこそば、800円。
 「あっさりしながらもコクがある、口に広がる深い味わいの特製つゆ。香りと甘みがある地元産そば粉を使った朝仕込みの自家製麺。上品な香りと歯ごたえある「なめこ」と「ヒラタケ」をたっぷりと。」――というのが店側のセールスポイントです。

 間口の小さい深めのどんぶりにて登場ですが、実食しての感想は、標準的な量にとどまっており、男性軍にはやや少なめでしょうか。
 きのこはたしかにたくさん入っていますが、「どっさり」という語感から得られるインパクトまでには至っていない気がします。
 トップに柚子皮が載せられ、その香りやよし。
 つゆは、鶏脂の風味も感じられ、甘め。つまりは親鶏肉を使う「肉そば」のつゆと同じものを使っているのかもしれません。
 今回久々に熱いつゆのかけ系を食しましたが、蕎麦は熱にやられてくったりしてしまっています。やはり蕎麦は「もり」か、「かけ」でも冷たいものをいくべきです。
 「地元産そば粉」の意味はおそらく「地元栽培の蕎麦」ではなく「地元の製粉所(=宮川製粉)で粉にした」という意味で、また、「自家製麺」は手打ちではなく機械打ちという意味だと思われます。

 一方、この店のスグレモノはテイクフリーの品々。
 秘伝豆の枝豆は食べ放題だし、ゆで卵は1個サービスです。
 秀逸なのは「おろし大根ご自由に」で、自分は食後、残ったつゆにおろし大根を投入し、自慢の特製つゆを最後まで味わわせていただきました。

sanmitei 201710

 寒河江駅の線路を渡って南西側、ホテルシンフォニー本館1階にある「吟処三味亭」を初訪問。ここではランチタイムに数量限定で「ミルフィーユ豚カツ」なるものを供すると知って。

 ミルフィーユ豚カツ、850円。
 昼の時間帯なのに、入店時の客は自分だけで、退店までにもう一人来店。したがって「数量限定」は気にしなくてもよかったようです。
 注文時、チーズをはさむか、ソースとおろしポン酢のどちらにするかを問われます。チーズ不要のおろしポン酢で。

 なかなか充実した内容。とんかつは、薄くて上品な豚肉が少なくとも5~6枚の層を成しており、まさにミルフィーユ状態。衣がカリッとしていて、内外の食感の違いが際立ちます。
 おろしポン酢にはおろしたダイコンがたっぷりで不足なし。また、このスタイルのとんかつにはこれがよく合うと思ったところ。
 男ならば分厚いカツをソースドバリの辛しテロリでがぶりっ!というのが正しいとんかつスタイルでしょうが、たまにはたおやかなこういうとんかつもアリかな。

 付け合せの生野菜は多めで、ごまドレッシングをまとって新鮮。赤パプリカで彩りを加え、生のタマネギがいい仕事をしています。
 キャベツの浅漬けも、橙のニンジン、緑のキュウリ、紫カブ、黄パプリカが加わってとてもきれいで、漬け具合もパリッとしたものでした。
 写っていませんが、岩海苔の味噌汁は塩味が強いもののきりりと熱くてこれも美味。

 ホテルのランチとしての十分な実力を備えています。
 また、大衆食堂の域を超える設えなのに、価格は大衆食堂並みというのが立派でした。

hiroumauma 201710

 山形市のR13沿い、大の目立体交差点の北側に位置する「とんこつのひろうま馬分店」を初訪問。
 入店するやいなや、本格とんこつ店らしい豚骨を炊いている濃厚なにおいが。効くなあ、これ。
 で、券売機でこくまろ味噌と半チャーハン、700+120円にして、カウンターへ。

 人によりけりであることは論を待ちませんが、自分の場合、九州博多あたりの激細豚骨ラーメンは、本場でならいざ知らず、格別おいしいものではないと思っており、それはこのところ確信に近いものになっています。
 したがって、とんこつラーメン専門店であっても、太麺の味噌ラーメンのほうに魅力を感じます。

 で、その味噌。博多ラーメンは替え玉が一般的なので、太麺でも替え玉は可能なのだろうかなどと思っているうちに配膳されたラーメンはどんぶりにすげぇたっぷり。一目で「替え玉いらん」です。
 糸唐辛子ならぬ糸ニンジンがあしらわれた、野菜たっぷりの味噌ラーメン。もちろん太麺。食べてみてもなおそのボリュームたるやすごいもので、「半チャンいらん」との心境にも。
 端のほうだったけれども1cm以上の厚さがあるチャーシューと、存在感のあるメンマが多くトッピングされていて、充実の極み。ただ、味噌スープがチト塩辛すぎるのが惜しい。
 途中からこれに卓上の紅ショウガや辛子高菜を添えて食べれば味に変化が出て、それもうまし。

 半チャンも、作り置きかもしれないけれども味、量ともに立派で、これが120円なら文句ありません。
 ご自由にドウゾの数品から、キャベツとキュウリの漬物と、沖縄なら「ンブシー」のカテゴリーに入るであろうナスとピーマンの味噌炒りをもらってきました。

 いずれもおいしいのだけれども、全体として塩分が強く、食べ終えるまでにお冷をコップに4杯飲むことになりました。
 コスパがいいです。豚骨ラーメン店だけど、味噌も太麺もかなりいけます。
 ああ、腹が膨れた。

ebihide 201710

 山形市成沢の大規模パチンコ店「ベガスベガス」内に併設されているラーメン店「海老秀(えびひで)成沢店」を初訪問。自分はパチンコはもうだいぶ前に卒業しているのだけど、このたびわざわざココのラーメンを食べるためだけにパチンコ店に入るという奇抜な行動をとってしまいました。

 海老秀らーめんの大盛り、780+100円。平日は大盛り無料のようですが、この日は日曜なのでこの料金に。
 スープを啜れば海老の風味。香りはさほど強くないけれども、口に含むと海老の味がかなりのインパクトを伴って味覚を刺激します。日本人は海老が好きなので、多くの人がこの味を賛美するのではないかと思われます。けっこう脂の強い、したがって塩分も強いスープになっているようです。
 麺は、やや太めでエッジの立った平打ち。茹でが浅めで、弾力のある歯応えが素敵です。おいしいからか、大盛りの麺量1.5玉は多いとは感じませんでした。
 焙りの入ったチャーシューは香りがあり、特に脂身がおいしい。ほかには、海苔1枚、その側に数本のメンマ、みずみずしい刻みネギ、その上に糸トウガラシ。

 オリジナリティの高い一杯でしたが、ラーメンのスープに海老を効かせるつくり方は斬新ではあるものの、それがメジャーにとって代わることはないと思われ、そういう意味ではひとつの亜流として生きる道を模索していくことになるのでしょう。
 また、パチンコがてらという人なら別でしょうが、しない人がこの店にわざわざ食べに行くほどのものではないかもなぁと感じたところです。

 海老のスープはほかのラーメン店ではなかなか味わえないので、つい多めに啜ってしまいました。
 したがって、食後に冷水をコップに2杯飲みましたが、今回もしばらくの間は唇や舌がひりひりする感じが残りました。ラーメンのスープって、かなり塩分が強いんですよねぇ。