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sadasuke 201803

 まだ入ったことのない「えばと」を狙ったのですが、暖簾がかかっていません。やってるのかなぁ、ココ。残念ですが方針変更して、5年9カ月ぶりにその近くの「定助(さだすけ)そばや」に行きました。
 1回目は鶏肉の入った「中華」(ラーメン)を食べたので、今回は肉そばの大盛り、680+150円にします。

 表面積的には小さめだけれども高さがあるどんぶりなので、量は申し分なし。
 少なめに見えるつゆは、甘さが抑えられ、鶏油が表面を覆う、鰹風味豊かなもので美味。
 機械打ちだろうと思われる蕎麦は、角がシャープでいい食感です。
 鶏肉が肉厚で、しっかり鶏肉の味がします。

 メニューに「半板そば天ぷら付き1,100円」というのがありましたが、これはどうなのだろうと興味が湧いたところ。手打ちだったらかなり安い部類なのだろうけど。そうではなかったとしても、この蕎麦ならおいしく食べられそうです。
kimura 201801

 蔵王駅方面の片谷地、旧羽州街道沿いにある蕎麦店「きむら」へ初めて行きました。
 「きむら」の「き」は「七」を3つ重ねた旧漢字を当てるのが本当のようです。
 ここにはかつて「らうめん専科 けん」という店がありました。そこには、長男が生まれたての頃だからかなり前に一度入った記憶があり、この建物に入るのはそれ以来となります。内装がすっかりリノベートされているので、まるっきり別の店のように感じます。

 温かいかけ系でと考えて、鴨なんばん850円。
 過去に鴨南蛮そばを注文した記憶はほとんどなく、食べるのはいつ以来なのだろうか。

 鴨南蛮というと、ネギはぶつ切りの焦げがついたものというイメージがありますが、ここの場合は生の白髪ネギです。しゃっきりとした食感があって、それもまたよしです。
 つゆは、そばのオーソドックスを醸し出しており、鰹や昆布のダシ風味と相俟って醤油の香がとてもいい感じです。
 鴨肉は7つ入っていましたが、縁の脂身が少なめだからなのか、その量ほどには鴨の風味が立ち上がってきません。もっと鴨肉らしいコクがあってもいいのではないかと思いました。

 蕎麦は、県産「ゆきちから」を使った手打ちで、太さがあり美味。このようないい蕎麦ならば「もり」系で食べるべきだったかもしれません。
 平日はミニ丼が280円で付けられるようなので、再訪時はもりとミニ丼でいきましょうか。かつ丼の単品750円というのもいいかもしれません。

tachibana 201712

 明石堂にある「南支店」には何度か行ったことがありますが、漆山の「肉そば処立花」は未訪だったので、このたび初めて行ってみました。

 肉そば(冷)700円。
 甘めが強く、鶏油の浮きが少ないつゆ。肉そばらしい味がしながらも、比較的あっさりしています。
 黒さの際立った田舎そばは、太さはほどほどの機会打ちの麺。するすると喉を通っておいしいです。
 親鶏肉はクセがなく、柔らかくて脂質が少ない印象。
 ――という具合ですので、万人がおいしいと感じられるような肉そばになっています。

 必要にして十分な、いい肉そば。
 今回は食べませんでしたが、イカが不漁につきゲソ天が値上げされていました。

 肉そばがウリですが、ここの味噌ラーメン750円はどうなのだろうと興味が湧きました。
katsura 201712

 寒河江市大字日田の「そば処かつら」。6年2カ月ぶりとなります。
 狙うは、かつらそばセット930円。
 肉そば(温・冷)またはざるそばに小柱かき揚げの小丼が付いたもので、かつては平日限定でしたが今は好評につきレギュラーメニューになったようです。

 どんぶりにめいっぱい盛り付けられた肉そばは腹ぺこのサラリーマンにはぐっとくるビジュアルで人気。味自体はそばもつゆも肉も標準的なものだと思いますが、目で味わう部分が秀でています。

 「かつら」が多くの人から支持されるのは、小柱かき揚げ丼の秀逸さがあるからではないか。小さいホタテがたくさん入っていて、香ばしい味のするどんつゆもすばらしく、とても美味です。ご飯の量に比べてかきあげの比率が高いのも好印象。
 単品550円はミニにしては高いと言わざるを得ませんが、700円の肉そば、ざるそばとセットにすればこのスグレモノがプラス230円ですから、これを食べない手はありません。

 昼食時の駐車場はいつも満車状態。でも、配膳が極めてスピーディーなので、時間は多くかかりません。平日昼時のこの日も、入店時はカウンター1席の空きにすべり込みましたが、食べ終わるまでの20分ほどの間にカウンター席の客はほぼ入れ替わっていました。

 人気店であることがうなずけます。いい店がありますねぇ、寒河江には。
 そうだ、蕎麦だったら、「ひふみ」にも久々に再訪してみなければならないな。

michinoeki-kahoku 201711

 R287沿い、最上川のそば、道の駅河北「ぶらっとぴあ」の3階にあるみはらし食堂で昼食。
 ユニークな形のこの建物が道の駅に登録されたのは1993年。開店当時はすごい賑わいでしたが、あれから24年が経ち、今ではわりと落ち着いた感じの道の駅になっています。特産品の販売スペースが少ないことも影響しているのだろうな。
 これまでにここで食事をしたという記憶はなく、もしかすると初めてかもしれません。

 12月20日まで実施中の「山形どまんなか道の駅5麺バトル」参加作品、「ピンポン温肉そば」800円。
 谷地名物の肉そばに、この道の駅名物のピンポンコロッケがのっけられた「名物コラボ」なのだそう。
 いつも「冷やし」を好んで食べているので、温かい肉そばを食べるのは初めてかもしれません。でもまあ、寒い冬の日には温かいのもいいものです。
 ふつうの肉そばで、親鳥肉はこりこりで雰囲気が出ているし、蕎麦も手打ちではないけれどもどこかの乾麺とは違っていちおう生麺のようだし、つゆの濃さもほどほど。ネギも利いていて、全体としてそれなりにおいしいです。

 名物コラボとは言っても、かけ系の蕎麦にコロッケを入れるのは、駅の立ち食いそばや東京「名代富士そば」などでも見かけるからということなのでしょうが、どうなのでしょう。
 揚げたてのコロッケがつゆを吸ってぐちゅぐちゅになったのを好んで食べる趣味はありません。なので、コロッケを大至急漬物皿に避難させ、別々に食べました。
 肉そば通常700円。ピンポンコロッケが1個70円なので、40円お得ということのようです。

mendokoro kou 201711

 2017年3月に開店した双葉町の「麺どころ幸(こう)」を初訪問。ここはかつて「レザン」というレストランがあったのではなかったか。洒落た内装で、若い男女二人での切り盛りのようです。

 メニュー表を見ると、ランチセット800円があります。
 肉そばor肉中華に、おにぎり、天ぷら2種、漬物がつくもののよう。で、麺の大盛りはサービスなのだというのです。
 すごいよなあ、これ。通常は、肉そばの大盛りが700+100円。これに天ぷらとおにぎりが付いて同料金なわけですから、お得感はいや増します。
 肉そば(冷)の大盛りをチョイスします。

 てきぱきと調理されたセットが短時間で配膳。
 サービスなのでよく考えずに大盛りを頼みましたが、これに大きめのおにぎりが付いて、その景観は極めてボリューミー。これはしくじったかなぁ、食べられるかなぁと思ったものでした。

 でもまあ、おいしいものはすんなりと胃の腑に入っていくようで。
 肉そばは、標準的な太さと色を持つ機械打ち麺がごっそり。七味をまぶしかけ、たっぷりとつゆが絡んだ極薄にスライスされたネギとともに啜れば、激ウマ、至福、感無量。
 甘すぎず辛すぎずのそばつゆは絶妙で、鶏脂も適量だし親鶏肉も美味。しばらく行っていないけれども「山形の肉そば屋」とかの「一寸亭」系列に近い、万人に食べやすいつくりのような気がしました。

 天ぷらは、ゲソ天3つとかぼちゃ天。揚げたてです。
 真っ白でつやがある大きいおにぎりも、銀シャリを食べている実感が湧くスグレモノ。

 これで800円というのは高コスパ。
 またひとつ、極上の店を見つけちゃったなあ。食べ歩いていればこういういいことも時々あるんだよなあ。
 早期再訪は間違いないでしょう。

michinoeki oe 201711

 西村山地域にある5つの道の駅で、今年4月に「丼ブリバトル」を開催しましたが、こんどはこの11月から「5麺バトル」というスタンプラリーを始めました。
 その中から「道の駅おおえ」をセレクトし、たっぷりなめこそば700円を食べてみました。
 パンフレットによれば、「旬をシンプル、たっぷりに。てんこ盛りの大江のなめこの香りと食感を楽しみながら秋のおそばをご賞味ください」とのこと。

 昼の時間帯に訪問したところけっこう繁盛しており、注文品ができるのを待っているお客さん多し。
 ココはオペレーション力が高くなく、2食分ずつしかつくれないことは4月で体験済み。今回も配膳まで時間がかかるぞと覚悟して待ちました。

 番号を呼ばれてトレイを取りに行き、蕎麦どんぶりに七味と揚げ玉を加えていただきます。
 どんぶりは、蕎麦屋でよく見かける中型のもので、量は多くはありません。
 なめこって、うまいよなあ。とろとろしていて舌触りがよく、きのこを食べている実感が湧きます。
 塩辛さがちょうどよいそばつゆにもとろみがついて、それを啜るのが楽しい。

 蕎麦は、かけ系にするならこういうのもアリというような、おそらくは乾麺。細身で色黒のつくりは想像するに、西川町の玉谷製麺所製でしょうか。これは乾麺の中では秀逸なのですが・・・。

 いくつか課題を提示すれば、てんこ盛りだと言うのならなめこはもう少しほしいし、麺量もやや少ない。麺は乾麺ではなく、手打ちとは言わないからせめて生麺を望みたい。つゆはもっと熱いほうがいい。――などでしょうか。

 白菜漬と柿が添えられ、これらもおいしかった。

cherryland 201710

 ある日の昼は、小雨そぼ降る中をチェリーランドへ。ターゲットは館内のレストランではなく、道の駅のテイクアウト。醤油の香りが濃厚な立ち食いそばに天ぷらをのせたものが食べたくなったのです。
 ジャンクフード以外のナニモノでもないこういうものを、時に何を措いても無性に食べたくなることがあります。新そばでも手打ちでも茹でたてでもない蕎麦がおいしいはずがありません。天ぷらだってきっと油っこいぼさぼさとしたものなのでしょう。しかし、これらが濃い醤油のつゆやネギなどと一体となって登場すると、お安くできているこちらの摂食中枢をぐりぐりと刺激してくるわけなのです。

 かき揚げそば520円。カウンターにあった天かすを少々加えて、七味唐辛子を振りました。
 食べてみれば、やはりおいしいとはいえません。まあ、そうですよね、やはり。
 細めの蕎麦はのびのびだし、かき揚げはしばらくつゆに浸かっただけで身がほぐれて盛大に散開し始めます。しばらく前に食べた「名代富士そば」のほうがずっと質感があります。まあ、天ぷらに海老が多めに入っていたことは評価できますが。
 幸いだったのは、つゆが必要以上に塩辛くなかったことと、ネギがたっぷり入っていたこと。
 また量は、ご覧のとおり発泡スチロールの器に入ってこの程度。うーむ・・・。

 それにしても、520円は高いでしょ。この質と量、それに従業員の手間、店舗管理の容易さなどを考えれば、かけそば420円はそりゃないだろというぐらいに高い。
 ちなみに「富士そば」は、まがりなりにも客席を備えながら、かけ300円、天ぷらそばが410円です。
 やはり食事はテイクアウトではいけません。きちんと食堂に入って食べるべきだと思いました。
 そば一杯では足りず、チーズ入りどんどん焼き250円もテイクアウトしましたが、これが太くて結構なボリュームで、ようやく腹が膨れました。

shikitei 201710

 JAさがえ西村山が経営する「四季彩館四季亭」を初訪問。寒河江市の最上川ふるさと総合公園に隣接するJAアグリランド内にある農家レストランです。
 なぜにここかというと、秋になると「どっさりきのこそば」というメニューがラインナップされ、それが1日20食限定で店のイチ押しなのだという話を聞きつけたから。それでは自分も秋を感じに行ってみようかと。

 どっさりきのこそば、800円。
 「あっさりしながらもコクがある、口に広がる深い味わいの特製つゆ。香りと甘みがある地元産そば粉を使った朝仕込みの自家製麺。上品な香りと歯ごたえある「なめこ」と「ヒラタケ」をたっぷりと。」――というのが店側のセールスポイントです。

 間口の小さい深めのどんぶりにて登場ですが、実食しての感想は、標準的な量にとどまっており、男性軍にはやや少なめでしょうか。
 きのこはたしかにたくさん入っていますが、「どっさり」という語感から得られるインパクトまでには至っていない気がします。
 トップに柚子皮が載せられ、その香りやよし。
 つゆは、鶏脂の風味も感じられ、甘め。つまりは親鶏肉を使う「肉そば」のつゆと同じものを使っているのかもしれません。
 今回久々に熱いつゆのかけ系を食しましたが、蕎麦は熱にやられてくったりしてしまっています。やはり蕎麦は「もり」か、「かけ」でも冷たいものをいくべきです。
 「地元産そば粉」の意味はおそらく「地元栽培の蕎麦」ではなく「地元の製粉所(=宮川製粉)で粉にした」という意味で、また、「自家製麺」は手打ちではなく機械打ちという意味だと思われます。

 一方、この店のスグレモノはテイクフリーの品々。
 秘伝豆の枝豆は食べ放題だし、ゆで卵は1個サービスです。
 秀逸なのは「おろし大根ご自由に」で、自分は食後、残ったつゆにおろし大根を投入し、自慢の特製つゆを最後まで味わわせていただきました。

fujisoba-kawagoe 201710

 朝から2軒の呑み屋をはしごした後、夕方から始まるイベントまで間があるので、埼玉県の川越まで足を伸ばして、蔵づくりの街並みを見てきました。
 東武東上線の川越駅からかなりの距離を歩き、街を散策。
 時間は13時半。この後はダイレクトに日比谷公園に乗り込んで4時間に及ぶイベントを見るので、ここで軽く腹ごしらえをしていきましょう。
 といっても、朝から飲んでいるので空腹感はあまりないのだけど。
 うーむ・・・だったら、あれを体験してみようか。

 ということで入ったのは、川越駅近く、クレアモールを入ったところにある「名代富士そば川越店」。
 首都圏近辺の駅前には必ずと言っていいぐらいどこにでもある富士そばですが、これまで一度も入ったことがなかったのです。
 蕎麦に関して話しているときに、「富士そばのほうがおいしいぐらいだ」という形でよく名前が登場するので、一度は食べてみないとなぁと思っていたのでした。

 券売機にて、天玉そば470円。
 ご覧のとおりのシロモノで、まあ可もなく不可もなくといったところ。
 卵はラジウム卵、かき揚げの天ぷらはそれなりにショリッとしています。
 駅の立ち食いそばを多少よくした程度で、山形の蕎麦とは比較になりません。(笑) 腹ふたぎにはいいかもしれません。
 いやいや、「立ち食いそば」というジャンルは手打ちの蕎麦などとは別個の存在であって、そのカテゴリーのなかでは富士そばは傑出していると捉えるべきではないのかな。

 ともあれ、「富士そばのほうがずっとマシ」といわれる蕎麦のレベルはあまり高いものではないということを、体験として学習しました。

chojuan 201709

 村山地域には「長寿庵」と名の付く店は知る限りでは3つあり、それらは寒河江市中央の「長寿庵」、同市日田の「日田長寿庵」、それと山辺町のショッピングプラザベル内にある「長寿庵」です。
 今回、寒河江市街地の「長寿庵」を初訪問してみました。

 人気メニューと聞いている、カレーそば750円。
 うーむ・・・、カレーのかかった麺類は、いつものことながら画像がのっぺりしたものになって、ちっとも絵になりません。日中にもかかわらず、店内が暗くて撮影に耐えるほどの光量がないことも、写真写りの悪さを助長しています。椅子席ではなく座敷のほうに座ったならば、もう少し明るく撮れたと思います。

 ぽってりとしたカレーで、熱々。このメニューはもっと寒くなってから頼むべきだったかもしれません。そのぽってりルーが蕎麦にしっかりとまとわりつくので、箸で麺を手繰るとそれが重いです。よくふうふうしてから食べないと口を火傷します。
 和風ダシを使いながらつくる蕎麦屋のカレーとは言いながら、カレー特有のバタ臭さがあり、とてもおいしい。具財は鶏のムネ肉とタマネギ。色は、洋風カレーよりもやや薄い、黄土色です。

 さましながら、汁がはねるのを注意しながら、ゆっくり食べたので、最後のほうでは蕎麦がややのびてしまいましたが、それもやむなし。
 量もそれなりにあり、足りなかったら半ライスを追加しようかと考えていましたが、不要でした。

sobazou 201709

 寒河江駅まん前に今年6月に移転オープンした「そば増」を初訪問。ここはかつて「薫風」というラーメン店があった建物です。ランチタイムはいろんなものが500円均一で食べられると聞いたので。
 メニューを見ると、つったい肉そば、つったい肉中華、中華そば(温・冷)、白味噌ラーメン、塩中華、とりもつラーメン、油そば(温・冷)などがどれも500円。もちろん税込みです。
 店構えはきちんとしているし、よもや浜茶屋みたいなものは出さないだろうがと少し不安になりながら、大盛りは150円増しだそうなので、「つったい肉そば」の大盛り、500+150円を所望しました。昼のみと記載されていた「げそ天(1本)100円」は、この日はないとのこと。

 肉そばにしては長めに待ったあとに運ばれてきたのは、どどん!といった感じのインパクト。
 うっひゃ、麺量がずいぶん多い。うーむと思いつつ改めてメニュー表を見ると、「1玉」とありました。つまりは2玉分です。
 おーし、こうなりゃはじめから飛ばしちゃうぞっ! 卓上の一味唐辛子をざっとふりかけてかっ込み開始です。

 蕎麦自体は肉そばの店の常として機械打ちなのでそれなりですが、平打ちのぼそぼそとした食感は啜り上げる系のものともまた違った味わいがあって、不満はありません。
 肉そばのつゆは甘辛いのが美味であり一般的。この店もその路線を踏襲。でも、やや甘めに振れているかな。
 鶏脂も標準装備ですがやや少なめ。鶏肉はわりと量があり、生肉の部分が多いのでやわらかです。
 ネギも刻みたてでマル。

 この味と量にしてこの価格はうれしい限りで、大衆の味方になっている印象が強いです。
 肉そばはとてもうまかったので、今後はこの店で、最低でも油そば(温)と白味噌ラーメンは試してみる必要があると思いました。

tarotei 201708

 朝日町内の「太郎亭」を初訪問。
 朝日町在住の同行者が言うには、ここは肉そばの名店、河北町「一寸亭」の暖簾分けの店なのだそうです。

 肉そば(冷)700円。
 その血統に恥じない味わいで、親鳥の肉は食べやすい柔らかさ。
 つゆは、レンゲが付いていないのでどんぶりを両手で持ち上げてぐびりとやる形になりますが、甘辛過ぎず、適度に量を啜れるのがいいです。
 ゆで卵が入っているのがユニークです。
 色黒の機械打ち麺も、一寸亭ゆずりでしょうか。
 ゲソ天もりそば850円もいいかなとも思いましたが、この蕎麦なら肉そばで味わうのがいいかもしれません。

 漬物2種も先付け風で好印象です。

goraikou 201708

 山形市大森の集落内に、この7月にできたばかりの「肉そば処伍らい光」を初訪問。
 店の構えが落ち着いていて広々としており、せせこましくないところがいいです。
 まったく蛇足ですが、店の名前から連想するのは、かつて米沢市に「伍泉ばん」というラーメン店があり、6~7年前にはよく食べに行っていたこと。今は「つけ麺心心」になっています。

 肉そば(冷)の大盛り、700+100円。
 奇を衒うところがない、いい肉そばです。色黒の田舎そばに、濃いめの味の甘辛いスープ。
 鶏脂がしっかりしたコクを加えており好感。脂には、先に訪問した「ざぶん」のような透明感はありませんが、濁りのあるこちらのほうがコク的には上だと思います。
 店主は、市内で2店の店舗展開をしている「立花」の出身だそう。ナルホドね。この蕎麦の姿かたち、味を見て、たしかに「立花」に通じるところが多いなと思ったところです。

 このところ、肉そばの新店があちこちに生まれています。谷地周辺に限られていた肉そば店が村山地方を中心とした各地に広がりを見せ始めたのは10数年ほど前のこと。当時が第1次の肉そばブームだったとしたならば、その範囲がさらに広がり、店舗密度も高まってきている今の時期はその第2期と言えるのではないか。

 肉そば屋がラーメン店のように新店展開できるのは、察するに、手打ちのそばを使っていないからなのでしょう。
 その筋の人に聞くと、一度のそば打ちでつくれるのはせいぜい15人前程度で、その1クールに約1時間を要するのだそうで、手打ちの蕎麦を使うのであれば、何百食も出る人気の肉そば屋などは必要な量を確保することは到底無理な話なわけです。

 ということで、この店も機械打ちのそばを使っています。
 そうは言っても、この黒い存在感満点のそばと、甘じょっばいたれと親鳥のコリコリ肉とが相俟って、うまいのだな、これが。

 大盛り、1.5人前のそばで十分に腹が満たされて、満足。
 近くにあったなら通っちゃうぞというぐらいにレベルは高いですが、大森まで行っても食べたくなる店側のひと工夫があれば、なおいいと思います。

zabun 201708

 午前中は外で仕事。こうなると、暑い日の昼時は熱いものなどは喉を通らないだろうと、冷し物方面に目線が泳いでいきます。
 山形市桧町の新店「肉そば鳥中華ざぶん」に初めて行ってみることにして、この店のオーソドキシー「つったい肉そば」750円を注文。
 鶏中華もあるのだけど、蕎麦と中華が同価格なら自分の場合確実に蕎麦を選ぶのだ。

 おお、間口の大きくないどんぶりに親鶏の肉がずらりと勢ぞろいしてラインダンスをしているように見えます。食べ物だってルックスは大事だよなあ。「つったい」という地域語のネーミングもそそるしなあ。
 鶏油は黄金色で透明。ここまで鶏油を精製?しているのは珍しいのではないか。
 まずは底の浅い木のレンゲでスープを啜ってみれば、その鶏油は特有の臭みが抑えられて美味。スープがあまり甘くないところがいいかもしれません。
 蕎麦は、黒くて太い平打ちで、ごわごわとした強めの食べ応えがすばらしく、ここまで太硬い肉そば用は珍しいかも。

 その蕎麦に卓上の一味をざざりと振りかけ、新鮮な刻みネギとともに頬張れば、蕎麦喰いのスイッチが入り、いっきにかっ込み態勢に。小さいレンゲなどしゃらくさく、どんぶりを両手で持っておいしいスープをごくりといきます。
 ああ、タマランなあ! 夏の熱い昼時に、冷たくて強(こわ)い肉そばを誰に遠慮することもなくパクつく楽しさよ。心の中でアップテンポのドラムとエレキギターの演奏が流れ始めます。この至福の感覚は実際にかっ込んでみなければわかるまいて。ふふっ、これって「孤独のグルメ」の見過ぎ?(笑)

s-sankyu 201707

 静岡方面へ、3泊4日で訪問。その時に食べたものを備忘のために整理しておきます。

 新幹線で静岡に着いたのは土曜日の昼。暑い。
 まずは駅ビルのアスティ東館にあった「静岡の味三久」で、桜エビミニかき揚げ丼セット1,080円を生ビールとともに。

 740円の茶そばを基本として、それにいろいろなミニ丼がつけられるというのがこの店のスタイルのよう。
 茶そばは、温冷どちらでもできますとのことだったので、この暑さでは当然ながら冷たいほうで。
 大根おろしと揚げ玉が入るいわゆる冷やしおろしそばで、そばが静岡らしく茶そばになっています。コシも感じられてわりとしっかり食べられるものでした。

 かき揚げ丼は、静岡由比名産の桜エビを使ってショリッとした揚げ具合になっているのではないかと予想していましたが、ショリッ!までのレベルには及びません。しかし桜エビの風味があり、どんつゆも塩梅がよく、おいしくいただけました。

jyuzo 201707

 2年8ヶ月ぶり2回目の、寒河江市仲谷地「肉そば十三(じゅうぞう)」。
 パンフレット「寒河江そばの散歩道」に載っていたこの店のオリジナルメニュー「天玉そば」を食べてみたくなっての訪問です。
 パンフには「外はパリッサクッ、中はトロ~リ食感で、そば、汁とベストマッチ!」とありました。

 天玉そば(冷)の大盛り、730+120円。
 色黒でやや細身、いい感じにくびれが入っている蕎麦は製麺所製でしょうか。啜り上げるのにちょうどいいデキです。
 タレからは強い鰹出汁の風味が立ちのぼり美味。肉そばのつゆとは異なり鶏脂の浮きがなく、すっきりした印象です。
 これに刻み海苔が大量にかけられ、いい風味付けになっています。
 天玉は、先の記載どおり、外側は天ぷらモードなのに、箸を入れると中から黄身がとろりと流れ出す仕組みで、たしかにこんなのは初めてかもしれません。

 躊躇しながら頼んだ大盛りは若干多め。
 この日はたまたま13日で、毎月13日は「十三の日」なのだそう。そういうことで、鶏の唐揚げ2個キャベツマヨネーズ添えのプレートがサービスで付いてきました。ラッキーです。すべておいしくいただきましたが、想定以上に腹が満たされました。

iroha-bun 201706

 肉そばの「いろは」は、河北町に3店舗。谷地中央の「本店」と、R287沿い谷地月山堂の「支店」、そしてこの、谷地十二堂の「分店」です。ほかにも村山市の大久保にも「平野店」があるようです。
 「分店」は初訪問で、「本店」に続き「いろは」各個撃破の2店目となります。

 肉そば(冷)700円。
 麺は黒くて細め、鶏肉は薄切りでやや硬め。そばつゆはやや甘の標準型で、鶏油は少なめ。
 「本店」との比較で言えば、価格、麺、鶏肉、つゆは類似していますが、鶏油が心持ち少ない印象がありました。
 さすがは「いろは」、十分においしかったです。

ajikoba 201706

 旧「味処こばやし」が「そば!処あじこば」となってリニューアルしたのは去年の4月だったでしょうか。「あじこば」になってからは初めての訪問となります。店主は「紀の代寿司」寒河江店で修業した方のようです。

 肉そば+ミニ野菜天丼950円を。
 あらら、過去記事を探ってみると、「こばやし」のときも同じものを食べてるじゃん。

 肉そばは冷たいほうをチョイス。肉そばのつゆは甘いのが一般的ですが、ここのは特に甘さが強い感じ。鶏脂が多めなので、コクもバッチリです。
 そばは黒みを帯びた田舎そばで、自家製麺とのこと。太さがあるので啜り甲斐があります。
 トッピングのネギが新鮮なためかピンピンしていて、そばとともに口に運べばその端々が口のサイズからはみ出しますが、それもそばを啜る醍醐味のひとつで楽しい。

 ミニ天丼のネタは、レンコン、大葉、ナス、じゃがいも。海老などを使わないところが潔いと思う。これに若干の天かすが加わってどんつゆ少し、青海苔がふりかけられて、濃過ぎず油っこ過ぎずのいい添え物といった出来です。
 ぺそら漬けも大ぶりなものが3切れ付いてこれも塩梅よし。

 コップのお冷やをぐぐいと飲んでゴチソウサマ。
 日々食べるにしては若干量が多めでしたが、おいしかったのできっと再訪することになるでしょう。そのときは違ったメニューを食べるぞ。

saraya 201706

 寒河江市の大衆食堂の代表格だと思っている本町の「皿谷食堂」を、2012年4月以来、5年2か月ぶりに訪問。
 ココの名物は中華そば。それが美味なのは重々承知しているのだけど、汗をかくのを回避したかったのと、ココの蕎麦を味わったことがなかったので、今回は「鴨蕎麦」の冷たいの、750円を注文してみました。

 店のおばさんはこちらが中華を頼むものとばかり思ったようで、「冷たい蕎麦はありますか?」と問うたのに対して真逆の反応をします。「中華ですか?」、「いや、蕎麦」、「冷たい中華?」、「いや、冷たい蕎麦」、「蕎麦ね。熱いの?」、「いや、冷たいの」といったとんちんかんなやりとりがありました。忙しいのはわかるけど、人の話はよく聞くようにね。(笑)

 鴨蕎麦はインパクト大。そば自体はノーマルですが、ざく切りした新鮮なネギが大量に入り、その辛みが最高です。薬味は大事です。鴨肉も厚みのあるものがごろごろと入っています。そしてこれまた分厚くて大きいどんこのシイタケがまるまま1個。中華でおなじみのLサイズの固ゆで卵1/2も添えられて、トッピングは充実の極みです。
 甘くて濃いめ、適度に鳥の脂が滲み出ているそばつゆもすごくおいしい。

 ああ、うまかった。
 名店。客の喜びそうなものを惜しみなく提供する店の真摯な姿勢こそが、商売繁盛の人気店になる王道なのだろうと思ったところです。
 ここの中華そばも食べたくなったなぁ。