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yamagata nikudonya 201901

 山形駅東口を出て真ん前にある「山形肉問屋センター」を、一通り飲んだ夜に初訪問。ここは「山口精肉・製麺センター」と言っていたのだけど、こう呼ぶようになっているのかな。
 ブラックハイボールでもつ焼きのしろとはらみを食べて、〆に注文したのはかきあげ蕎麦(温)690円。

 正直に言いますね。
 これ、立ち食いそばのレベルです。この地域にあってこれはないだろうと言いたくなる細い、つまりは茹で時間の短縮を優先した蕎麦に、少し古くなった小さな冷凍のかき揚げを揚げ、それをのっけて提供しています。
 これが390円ならああ立ち食いそばだよねと我慢もしますが、690円です。

 この立地ならそれでもある程度の数の客は入るでしょうが、この蕎麦をこの価格で食べるために二度入ろうと思う人はそう多くないんじゃないのかな。
ikkyuan 201901

 温かい肉そばが食べたくなって、下条町の「一休庵」を2年10か月ぶりに訪問。
 山形市内で肉そばが食べられる店の中では好きなほうの店。
 また、肉そばは冷たいもののほうを基本と考えているけれども、冬本番でこうも寒いと温かいほうを食べたくなるものです。

 肉そば(温かい)の大盛り、650+150円。
 黒々とした田舎蕎麦。量もしっかりあってよし。甘さが強めのつゆもおいしい。
 かけそばよりも50円高いだけなのでやむを得ないのかもしれないけれども、鶏肉が少なめです。

 温かいかけそばには天ぷらを入れたくなりました。かけそばと天ぷら。かき揚げやゲソ天なんかが合うんですよねぇ。
 少し前に食べた「そばのまるごまるご」のかけ天、おいしかったものな。
 その「まるご」の普通盛りと比べると、こちらの大盛りがようやく同程度。価格は「まるご」が50円安く、ぶつ切りのゲソ天がたっぷりで、卵も付く。
 真っ黒で個性的な蕎麦にこだわらなければ、「まるご」のほうがちょっぴり上かな。
marugo 201901

 荒楯の「そばのまるごまるご」を2年7か月ぶりに訪問。
 ここでは「もり天」が定番だけど、冬の寒い日には温かいかけもいいかなと考えて、「かけ天」750円にしてみました。

 「かけ」だって、配膳がスピーディー。
 「これのどこがいいの?」という人もいますが、いいんです!
 普通のそばに醤油味のしょっぱいつゆだけど、成人の?イカの大きなゲソの天ぷら。それをぶつ切りにしたものがたっぷり入っています。ぷっくりとした衣がつゆを吸ってふわふわになったところをガシガシ食べれば、足のほうは「成人」なのでしっかりとした噛み応え。なんかこれ、食べていて楽しいのですよ。
 刻みネギも多め。これに出口の穴の大きいひょうたん容器の唐辛子をばばばっとかけて食べるのが醍醐味です。

 さっとサーブされたものをさっと食べてさっと帰る、というのが、山形の蕎麦喰いの粋というものでしょう。
 かつてよりも卵が小さくなりましたね。
seishoen 201811

 上山市金谷、R13の街道沿いにある「清松園立喰そば屋」を初訪問。
 すぐ裏手にパチンコ屋があり、駐車場も広く朝9時からやっているので、パチンコ店利用者や業務用車両運転手などが利用するのでしょう。
 立喰いそばとはいってもちゃんと椅子や座敷があります。供するメニューそのものが立ち食いそば的だということのようです。

 天たまそば500円。
 天ぷらは、すぐに汁を吸ってそばつゆ全体に拡散するタイプで、さほどではない大きさ。プラス50円は相応でしょうか。生卵もプラス50円。
 黒々とした田舎風の蕎麦はもちろん機械打ちだけど、この地域で食べるものとしては安定感があってまあまあなものだろうと思う。

 先に訪問した村山駅舎内の「愛亭」と比べると、特に天ぷらが大きく格落ちし、かけそば自体のベース価格も「清松園」のほうが90円も高いので、行司軍配は「愛亭」方に上がります。
aitei 201811

 JR村山駅の駅舎内にある軽食処。「あいてい」? 山形北部の「愛庵(めごあん)」とはもちろん無関係なのだろうな。
 きつねそば+天ぷら、370+90円。
 そばとうどんがあり、村山市は蕎麦どころである山形県の中でも随一と言っていい土地柄なので、ここは蕎麦だろうなと。

 その蕎麦は、機械打ちではあるけれども、食べている間は伸びずに然るべき硬さを保っていたし、それなりにおいしく食べられるもの。意外と量があり、この価格ならリーズナブルだよなと思いました。

 きつねもいい味だけど、別注のかき揚げが大きく、サクサク感も残っていて、お得感が高い。90円ならプラスするのが妥当でしょう。天ぷらはなくなった時点で終わりで、日曜日はなし。つまりはどこからか取り寄せて使っているものなのでしょう。

 つゆも、立ち食いそばにありがちなバカみたいな塩辛さはないので、つゆに拡散したかき揚げの残りとともに啜っておいしくいただきました。
takefuku 201809

 ぐっと涼しくなったある日の昼は、初訪となる上町の「竹ふく」で、カレーそば980円を。

 鰹だしを効かせた鶏肉入りのカレーが美味。カレーそばのリピーターが多いというのもうなずけます。
 「神田まつや」で修業したという店主の繰り出す蕎麦は、江戸打ちの細いもの。しかしこれがカレーに馴染むかというとやや疑問で、自分の選択ミスだったかもしれません。
 カレーの粘り気がそれほどでもないために蕎麦がプツプツいってしまうことはありませんでしたが、こういうやさしい蕎麦は「もり」で食べるべきだったでしょう。
 で、量が華奢。朝食をとっていない身には明らかに不足です。大盛りは220円増しと高めなので、その選択もありません。

 味はいいのだけれども、この価格と量はどうかと思ったところ。山形の田舎風とは異なり、江戸前風の蕎麦は少ないんだったよねぇ。
 こういう店はもっと齢をとって量が食べられなくなってから再訪したいと思います。

hiro 201805

 嶋北の「そば処ひろ」を3年7カ月ぶりに訪問。
 あぶらそばの大盛り750+100円。
 100円プラスするだけで量がぐっと増える店なので、勢いで大盛りを注文してしまいましたが、ぐっと増えるのはいいのだけれども、ココは普通盛りでも盛りがいいということを軽んじていました。すごい量です。

 油そばというと中華麺のものを連想しますが、蕎麦処であるこの店の場合、麺は蕎麦になります。
 けっこうイケル。
 「もり」か「かけ」で食べるのが一般的な蕎麦を、硬い親鶏の肉でダシを取った冷たいかけそばで食べ始め、とうとう油まみれにして食べるという具合に、山形の蕎麦ワールドは徐々に邪道の方向に進んでいるような印象が拭い去れないのですが、うまけりゃいいじゃんというシンプルな考え方もあるわけで。

 このブログでは蕎麦のカテゴリーは「もり」と「かけ」しか設けていず、「あぶらそば」はどちらに分類すべきか迷いましたが、便宜的に「かけ」のほうにしてみました。

 トッピングは、味玉、メンマ、蒲鉾などラーメン系が中心。チャーシューは入らず、代わりに豚バラ肉が入っていました。他には刻みネギと紅生姜、白胡麻。
 おもしろい食べ物でした。

hifumi 201803

 なんと7年3カ月も間が空いてしまった「そば処ひふみ」。いい店なのだけれども、そのために昼はいつも混んでいるので敬遠していました。しかし、ある日の夜、この時間なら空いているだろうと思って再訪。その目論見は当たっていて、この店は夜に行くべきとの思いを強くしたところです。

 前回はげそ天ざるそばを食べていたので、今回は肉そばとミニげそ天丼のひふみセット900円にしました。
 冷しの肉そばは、そばつゆの甘さと鶏油が強めの鮮烈なおいしさ。コシの強いやや太の麺もインパクトがあっておいしい。
 揚げ立ての天ぷらの香ばしさとさりげないカレー風味が相俟ったミニげそ天丼の香りにそそられない日本人は存在しないのではないか。
 これらに日替り小鉢と漬物が付いたセットは極めて魅力的で、際立つ味が印象に残ります。

 いわゆるクセになり虜になる味。次回はあまり間を置かず、つけそばを食べに行こうと考えています。

sadasuke 201803

 まだ入ったことのない「えばと」を狙ったのですが、暖簾がかかっていません。やってるのかなぁ、ココ。残念ですが方針変更して、5年9カ月ぶりにその近くの「定助(さだすけ)そばや」に行きました。
 1回目は鶏肉の入った「中華」(ラーメン)を食べたので、今回は肉そばの大盛り、680+150円にします。

 表面積的には小さめだけれども高さがあるどんぶりなので、量は申し分なし。
 少なめに見えるつゆは、甘さが抑えられ、鶏油が表面を覆う、鰹風味豊かなもので美味。
 機械打ちだろうと思われる蕎麦は、角がシャープでいい食感です。
 鶏肉が肉厚で、しっかり鶏肉の味がします。

 メニューに「半板そば天ぷら付き1,100円」というのがありましたが、これはどうなのだろうと興味が湧いたところ。手打ちだったらかなり安い部類なのだろうけど。そうではなかったとしても、この蕎麦ならおいしく食べられそうです。
kimura 201801

 蔵王駅方面の片谷地、旧羽州街道沿いにある蕎麦店「きむら」へ初めて行きました。
 「きむら」の「き」は「七」を3つ重ねた旧漢字を当てるのが本当のようです。
 ここにはかつて「らうめん専科 けん」という店がありました。そこには、長男が生まれたての頃だからかなり前に一度入った記憶があり、この建物に入るのはそれ以来となります。内装がすっかりリノベートされているので、まるっきり別の店のように感じます。

 温かいかけ系でと考えて、鴨なんばん850円。
 過去に鴨南蛮そばを注文した記憶はほとんどなく、食べるのはいつ以来なのだろうか。

 鴨南蛮というと、ネギはぶつ切りの焦げがついたものというイメージがありますが、ここの場合は生の白髪ネギです。しゃっきりとした食感があって、それもまたよしです。
 つゆは、そばのオーソドックスを醸し出しており、鰹や昆布のダシ風味と相俟って醤油の香がとてもいい感じです。
 鴨肉は7つ入っていましたが、縁の脂身が少なめだからなのか、その量ほどには鴨の風味が立ち上がってきません。もっと鴨肉らしいコクがあってもいいのではないかと思いました。

 蕎麦は、県産「ゆきちから」を使った手打ちで、太さがあり美味。このようないい蕎麦ならば「もり」系で食べるべきだったかもしれません。
 平日はミニ丼が280円で付けられるようなので、再訪時はもりとミニ丼でいきましょうか。かつ丼の単品750円というのもいいかもしれません。

tachibana 201712

 明石堂にある「南支店」には何度か行ったことがありますが、漆山の「肉そば処立花」は未訪だったので、このたび初めて行ってみました。

 肉そば(冷)700円。
 甘めが強く、鶏油の浮きが少ないつゆ。肉そばらしい味がしながらも、比較的あっさりしています。
 黒さの際立った田舎そばは、太さはほどほどの機会打ちの麺。するすると喉を通っておいしいです。
 親鶏肉はクセがなく、柔らかくて脂質が少ない印象。
 ――という具合ですので、万人がおいしいと感じられるような肉そばになっています。

 必要にして十分な、いい肉そば。
 今回は食べませんでしたが、イカが不漁につきゲソ天が値上げされていました。

 肉そばがウリですが、ここの味噌ラーメン750円はどうなのだろうと興味が湧きました。
katsura 201712

 寒河江市大字日田の「そば処かつら」。6年2カ月ぶりとなります。
 狙うは、かつらそばセット930円。
 肉そば(温・冷)またはざるそばに小柱かき揚げの小丼が付いたもので、かつては平日限定でしたが今は好評につきレギュラーメニューになったようです。

 どんぶりにめいっぱい盛り付けられた肉そばは腹ぺこのサラリーマンにはぐっとくるビジュアルで人気。味自体はそばもつゆも肉も標準的なものだと思いますが、目で味わう部分が秀でています。

 「かつら」が多くの人から支持されるのは、小柱かき揚げ丼の秀逸さがあるからではないか。小さいホタテがたくさん入っていて、香ばしい味のするどんつゆもすばらしく、とても美味です。ご飯の量に比べてかきあげの比率が高いのも好印象。
 単品550円はミニにしては高いと言わざるを得ませんが、700円の肉そば、ざるそばとセットにすればこのスグレモノがプラス230円ですから、これを食べない手はありません。

 昼食時の駐車場はいつも満車状態。でも、配膳が極めてスピーディーなので、時間は多くかかりません。平日昼時のこの日も、入店時はカウンター1席の空きにすべり込みましたが、食べ終わるまでの20分ほどの間にカウンター席の客はほぼ入れ替わっていました。

 人気店であることがうなずけます。いい店がありますねぇ、寒河江には。
 そうだ、蕎麦だったら、「ひふみ」にも久々に再訪してみなければならないな。

michinoeki-kahoku 201711

 R287沿い、最上川のそば、道の駅河北「ぶらっとぴあ」の3階にあるみはらし食堂で昼食。
 ユニークな形のこの建物が道の駅に登録されたのは1993年。開店当時はすごい賑わいでしたが、あれから24年が経ち、今ではわりと落ち着いた感じの道の駅になっています。特産品の販売スペースが少ないことも影響しているのだろうな。
 これまでにここで食事をしたという記憶はなく、もしかすると初めてかもしれません。

 12月20日まで実施中の「山形どまんなか道の駅5麺バトル」参加作品、「ピンポン温肉そば」800円。
 谷地名物の肉そばに、この道の駅名物のピンポンコロッケがのっけられた「名物コラボ」なのだそう。
 いつも「冷やし」を好んで食べているので、温かい肉そばを食べるのは初めてかもしれません。でもまあ、寒い冬の日には温かいのもいいものです。
 ふつうの肉そばで、親鳥肉はこりこりで雰囲気が出ているし、蕎麦も手打ちではないけれどもどこかの乾麺とは違っていちおう生麺のようだし、つゆの濃さもほどほど。ネギも利いていて、全体としてそれなりにおいしいです。

 名物コラボとは言っても、かけ系の蕎麦にコロッケを入れるのは、駅の立ち食いそばや東京「名代富士そば」などでも見かけるからということなのでしょうが、どうなのでしょう。
 揚げたてのコロッケがつゆを吸ってぐちゅぐちゅになったのを好んで食べる趣味はありません。なので、コロッケを大至急漬物皿に避難させ、別々に食べました。
 肉そば通常700円。ピンポンコロッケが1個70円なので、40円お得ということのようです。

mendokoro kou 201711

 2017年3月に開店した双葉町の「麺どころ幸(こう)」を初訪問。ここはかつて「レザン」というレストランがあったのではなかったか。洒落た内装で、若い男女二人での切り盛りのようです。

 メニュー表を見ると、ランチセット800円があります。
 肉そばor肉中華に、おにぎり、天ぷら2種、漬物がつくもののよう。で、麺の大盛りはサービスなのだというのです。
 すごいよなあ、これ。通常は、肉そばの大盛りが700+100円。これに天ぷらとおにぎりが付いて同料金なわけですから、お得感はいや増します。
 肉そば(冷)の大盛りをチョイスします。

 てきぱきと調理されたセットが短時間で配膳。
 サービスなのでよく考えずに大盛りを頼みましたが、これに大きめのおにぎりが付いて、その景観は極めてボリューミー。これはしくじったかなぁ、食べられるかなぁと思ったものでした。

 でもまあ、おいしいものはすんなりと胃の腑に入っていくようで。
 肉そばは、標準的な太さと色を持つ機械打ち麺がごっそり。七味をまぶしかけ、たっぷりとつゆが絡んだ極薄にスライスされたネギとともに啜れば、激ウマ、至福、感無量。
 甘すぎず辛すぎずのそばつゆは絶妙で、鶏脂も適量だし親鶏肉も美味。しばらく行っていないけれども「山形の肉そば屋」とかの「一寸亭」系列に近い、万人に食べやすいつくりのような気がしました。

 天ぷらは、ゲソ天3つとかぼちゃ天。揚げたてです。
 真っ白でつやがある大きいおにぎりも、銀シャリを食べている実感が湧くスグレモノ。

 これで800円というのは高コスパ。
 またひとつ、極上の店を見つけちゃったなあ。食べ歩いていればこういういいことも時々あるんだよなあ。
 早期再訪は間違いないでしょう。

michinoeki oe 201711

 西村山地域にある5つの道の駅で、今年4月に「丼ブリバトル」を開催しましたが、こんどはこの11月から「5麺バトル」というスタンプラリーを始めました。
 その中から「道の駅おおえ」をセレクトし、たっぷりなめこそば700円を食べてみました。
 パンフレットによれば、「旬をシンプル、たっぷりに。てんこ盛りの大江のなめこの香りと食感を楽しみながら秋のおそばをご賞味ください」とのこと。

 昼の時間帯に訪問したところけっこう繁盛しており、注文品ができるのを待っているお客さん多し。
 ココはオペレーション力が高くなく、2食分ずつしかつくれないことは4月で体験済み。今回も配膳まで時間がかかるぞと覚悟して待ちました。

 番号を呼ばれてトレイを取りに行き、蕎麦どんぶりに七味と揚げ玉を加えていただきます。
 どんぶりは、蕎麦屋でよく見かける中型のもので、量は多くはありません。
 なめこって、うまいよなあ。とろとろしていて舌触りがよく、きのこを食べている実感が湧きます。
 塩辛さがちょうどよいそばつゆにもとろみがついて、それを啜るのが楽しい。

 蕎麦は、かけ系にするならこういうのもアリというような、おそらくは乾麺。細身で色黒のつくりは想像するに、西川町の玉谷製麺所製でしょうか。これは乾麺の中では秀逸なのですが・・・。

 いくつか課題を提示すれば、てんこ盛りだと言うのならなめこはもう少しほしいし、麺量もやや少ない。麺は乾麺ではなく、手打ちとは言わないからせめて生麺を望みたい。つゆはもっと熱いほうがいい。――などでしょうか。

 白菜漬と柿が添えられ、これらもおいしかった。

cherryland 201710

 ある日の昼は、小雨そぼ降る中をチェリーランドへ。ターゲットは館内のレストランではなく、道の駅のテイクアウト。醤油の香りが濃厚な立ち食いそばに天ぷらをのせたものが食べたくなったのです。
 ジャンクフード以外のナニモノでもないこういうものを、時に何を措いても無性に食べたくなることがあります。新そばでも手打ちでも茹でたてでもない蕎麦がおいしいはずがありません。天ぷらだってきっと油っこいぼさぼさとしたものなのでしょう。しかし、これらが濃い醤油のつゆやネギなどと一体となって登場すると、お安くできているこちらの摂食中枢をぐりぐりと刺激してくるわけなのです。

 かき揚げそば520円。カウンターにあった天かすを少々加えて、七味唐辛子を振りました。
 食べてみれば、やはりおいしいとはいえません。まあ、そうですよね、やはり。
 細めの蕎麦はのびのびだし、かき揚げはしばらくつゆに浸かっただけで身がほぐれて盛大に散開し始めます。しばらく前に食べた「名代富士そば」のほうがずっと質感があります。まあ、天ぷらに海老が多めに入っていたことは評価できますが。
 幸いだったのは、つゆが必要以上に塩辛くなかったことと、ネギがたっぷり入っていたこと。
 また量は、ご覧のとおり発泡スチロールの器に入ってこの程度。うーむ・・・。

 それにしても、520円は高いでしょ。この質と量、それに従業員の手間、店舗管理の容易さなどを考えれば、かけそば420円はそりゃないだろというぐらいに高い。
 ちなみに「富士そば」は、まがりなりにも客席を備えながら、かけ300円、天ぷらそばが410円です。
 やはり食事はテイクアウトではいけません。きちんと食堂に入って食べるべきだと思いました。
 そば一杯では足りず、チーズ入りどんどん焼き250円もテイクアウトしましたが、これが太くて結構なボリュームで、ようやく腹が膨れました。

shikitei 201710

 JAさがえ西村山が経営する「四季彩館四季亭」を初訪問。寒河江市の最上川ふるさと総合公園に隣接するJAアグリランド内にある農家レストランです。
 なぜにここかというと、秋になると「どっさりきのこそば」というメニューがラインナップされ、それが1日20食限定で店のイチ押しなのだという話を聞きつけたから。それでは自分も秋を感じに行ってみようかと。

 どっさりきのこそば、800円。
 「あっさりしながらもコクがある、口に広がる深い味わいの特製つゆ。香りと甘みがある地元産そば粉を使った朝仕込みの自家製麺。上品な香りと歯ごたえある「なめこ」と「ヒラタケ」をたっぷりと。」――というのが店側のセールスポイントです。

 間口の小さい深めのどんぶりにて登場ですが、実食しての感想は、標準的な量にとどまっており、男性軍にはやや少なめでしょうか。
 きのこはたしかにたくさん入っていますが、「どっさり」という語感から得られるインパクトまでには至っていない気がします。
 トップに柚子皮が載せられ、その香りやよし。
 つゆは、鶏脂の風味も感じられ、甘め。つまりは親鶏肉を使う「肉そば」のつゆと同じものを使っているのかもしれません。
 今回久々に熱いつゆのかけ系を食しましたが、蕎麦は熱にやられてくったりしてしまっています。やはり蕎麦は「もり」か、「かけ」でも冷たいものをいくべきです。
 「地元産そば粉」の意味はおそらく「地元栽培の蕎麦」ではなく「地元の製粉所(=宮川製粉)で粉にした」という意味で、また、「自家製麺」は手打ちではなく機械打ちという意味だと思われます。

 一方、この店のスグレモノはテイクフリーの品々。
 秘伝豆の枝豆は食べ放題だし、ゆで卵は1個サービスです。
 秀逸なのは「おろし大根ご自由に」で、自分は食後、残ったつゆにおろし大根を投入し、自慢の特製つゆを最後まで味わわせていただきました。

fujisoba-kawagoe 201710

 朝から2軒の呑み屋をはしごした後、夕方から始まるイベントまで間があるので、埼玉県の川越まで足を伸ばして、蔵づくりの街並みを見てきました。
 東武東上線の川越駅からかなりの距離を歩き、街を散策。
 時間は13時半。この後はダイレクトに日比谷公園に乗り込んで4時間に及ぶイベントを見るので、ここで軽く腹ごしらえをしていきましょう。
 といっても、朝から飲んでいるので空腹感はあまりないのだけど。
 うーむ・・・だったら、あれを体験してみようか。

 ということで入ったのは、川越駅近く、クレアモールを入ったところにある「名代富士そば川越店」。
 首都圏近辺の駅前には必ずと言っていいぐらいどこにでもある富士そばですが、これまで一度も入ったことがなかったのです。
 蕎麦に関して話しているときに、「富士そばのほうがおいしいぐらいだ」という形でよく名前が登場するので、一度は食べてみないとなぁと思っていたのでした。

 券売機にて、天玉そば470円。
 ご覧のとおりのシロモノで、まあ可もなく不可もなくといったところ。
 卵はラジウム卵、かき揚げの天ぷらはそれなりにショリッとしています。
 駅の立ち食いそばを多少よくした程度で、山形の蕎麦とは比較になりません。(笑) 腹ふたぎにはいいかもしれません。
 いやいや、「立ち食いそば」というジャンルは手打ちの蕎麦などとは別個の存在であって、そのカテゴリーのなかでは富士そばは傑出していると捉えるべきではないのかな。

 ともあれ、「富士そばのほうがずっとマシ」といわれる蕎麦のレベルはあまり高いものではないということを、体験として学習しました。

chojuan 201709

 村山地域には「長寿庵」と名の付く店は知る限りでは3つあり、それらは寒河江市中央の「長寿庵」、同市日田の「日田長寿庵」、それと山辺町のショッピングプラザベル内にある「長寿庵」です。
 今回、寒河江市街地の「長寿庵」を初訪問してみました。

 人気メニューと聞いている、カレーそば750円。
 うーむ・・・、カレーのかかった麺類は、いつものことながら画像がのっぺりしたものになって、ちっとも絵になりません。日中にもかかわらず、店内が暗くて撮影に耐えるほどの光量がないことも、写真写りの悪さを助長しています。椅子席ではなく座敷のほうに座ったならば、もう少し明るく撮れたと思います。

 ぽってりとしたカレーで、熱々。このメニューはもっと寒くなってから頼むべきだったかもしれません。そのぽってりルーが蕎麦にしっかりとまとわりつくので、箸で麺を手繰るとそれが重いです。よくふうふうしてから食べないと口を火傷します。
 和風ダシを使いながらつくる蕎麦屋のカレーとは言いながら、カレー特有のバタ臭さがあり、とてもおいしい。具財は鶏のムネ肉とタマネギ。色は、洋風カレーよりもやや薄い、黄土色です。

 さましながら、汁がはねるのを注意しながら、ゆっくり食べたので、最後のほうでは蕎麦がややのびてしまいましたが、それもやむなし。
 量もそれなりにあり、足りなかったら半ライスを追加しようかと考えていましたが、不要でした。

sobazou 201709

 寒河江駅まん前に今年6月に移転オープンした「そば増」を初訪問。ここはかつて「薫風」というラーメン店があった建物です。ランチタイムはいろんなものが500円均一で食べられると聞いたので。
 メニューを見ると、つったい肉そば、つったい肉中華、中華そば(温・冷)、白味噌ラーメン、塩中華、とりもつラーメン、油そば(温・冷)などがどれも500円。もちろん税込みです。
 店構えはきちんとしているし、よもや浜茶屋みたいなものは出さないだろうがと少し不安になりながら、大盛りは150円増しだそうなので、「つったい肉そば」の大盛り、500+150円を所望しました。昼のみと記載されていた「げそ天(1本)100円」は、この日はないとのこと。

 肉そばにしては長めに待ったあとに運ばれてきたのは、どどん!といった感じのインパクト。
 うっひゃ、麺量がずいぶん多い。うーむと思いつつ改めてメニュー表を見ると、「1玉」とありました。つまりは2玉分です。
 おーし、こうなりゃはじめから飛ばしちゃうぞっ! 卓上の一味唐辛子をざっとふりかけてかっ込み開始です。

 蕎麦自体は肉そばの店の常として機械打ちなのでそれなりですが、平打ちのぼそぼそとした食感は啜り上げる系のものともまた違った味わいがあって、不満はありません。
 肉そばのつゆは甘辛いのが美味であり一般的。この店もその路線を踏襲。でも、やや甘めに振れているかな。
 鶏脂も標準装備ですがやや少なめ。鶏肉はわりと量があり、生肉の部分が多いのでやわらかです。
 ネギも刻みたてでマル。

 この味と量にしてこの価格はうれしい限りで、大衆の味方になっている印象が強いです。
 肉そばはとてもうまかったので、今後はこの店で、最低でも油そば(温)と白味噌ラーメンは試してみる必要があると思いました。