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 9月20日、音楽イベントを観るため上京。
 京王線千歳烏山駅近くにあるオリジン東秀チェーンで食事しました。

 どこでも食べられるようなチェーン店なのに、とりわけココの支店にわざわざ出向いて食べるのには、深~いワケがあります。
 いにしえの昔、世田谷のこの地に2年近く下宿していたことがあるのです。

 金がなかった学生時代この店は、バイト代が入ってちょっと今日はフンパツしようか……というようなときによく行く店でした。
 麻婆豆腐やホイコーロー、酢豚などの各種定食がウリで、いずれもたしか400円前後で食べられたと記憶しています。

 その店に何十年ぶりかで訪問する、という趣向。
 店は、まだ同じ場所にそのままの姿で、ありました。感激です。
 喜びすぎて、店に入ったのが開店数分前だったことを知り、いったん辞去して、数分後に再入店という体たらくでアッタ。(笑)

 時空を超え、かつてを思い浮かべながらこの店で食べる、ということが眼目だったので、べつにメニューにはこだわりません。
 注文したのは、Bランチ620円。単品でたのむと710円、ランチタイム以外の時間帯でセットでたのむと670円。この刻みが学生のフトコロに微妙に訴えるものがあるのでしょう。

 シンプルかつ安直なデキではありましたが、まあ納得。
 店のつくりや雰囲気も昔のまま、というのが泣かせました。

 それにしても当時駅周辺にあった店のうちで残っているのは、ココと菓子舗の「たちばな」ぐらいのものではなかろうか。
 よく行った喫茶店「ペニーレイン」も、踏切近くの蕎麦屋も、南口のサンマーク書店も、バイト先の京王メガネセンターも、徹マンした雀荘も、はずれのほうのインベーダーハウスも、すべてなくなっていました。
 そして、駅前の繁華街は以前よりも数段パワーアップしていました。
 少し残念な気がしますが、時の流れとはそういうものなのだろうな……。

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manpuku 201009

 酢豚が食べたい。じゃあ中華料理屋だ。
 ネットで調べて、酢豚もうまいよとあったので、未訪になっている五十鈴の「まんぷく亭」に行ってみました。

 酢豚は確かにありましたが、一品料理で880円。これを定食にすると一人の昼食としてはチト高くつく。なので、予定を変更して、中華そばのCセット550+350円をいってみました。
 Cセットとは、半チャーハン+鶏のから揚げ2個+サラダ+漬物です。

 中華そばは、いかにも山形ラーメン。中太、といってもその範疇でも太めだなぁという感じのウエーブ麺。多加水で、もっちりしていて美味。
 スープは、いつも米沢ラーメンばかり食べている人間にとってはややオイリーな印象。山形って、そーゆー店が多い。
 具には安定感があり、安心度高し。チャーシューも分厚くて大きく、味もよし。

 チャーハンについては、どこのセット物もそうなのだろうけど、作り置きを温めたもの。でも味は悪くなく、ボリュームも良好。ちゃんと紅生姜がついていてよろしい。

 サラダは、いかにも中華料理屋。最近の洋食屋はキャベツの千切り器を使っていて見た目きれいですが、こちらは誰かの手切りで不ぞろい。それも家庭的で不満はありませんが、その上に載っているパセリはしょぼくれたもので、そういうものなら載せないほうがいいと思う。

 から揚げは特徴なし。業務用? キュウリの漬物旨し。

 これで900円は、妥当と思われますが、逆に言えばお得感なし。
 おいしくてリーズナブルな店だったらそこに行く労力は惜しみませんが、ココに関してはそこまでして通うことはしないのだろうなぁ。

 いいセンはいっているのです。カジュアルだし。
 近い方には手軽で重宝するいい店だと思います。

chunrou 201010

 この日の昼は、ゼッタイに中華料理が食べたかった。しかも甘酢系のものが。

 甘酢であれば、市内金池の中華料理店「椿楼」でしょう。ココって店内の匂いからして甘酢系だからな。(おいおい)

 やはりというか、当然のごとく、この日の日替わり定食のひとつには芝海老の甘酢煮定食というのがありました。
 950円と自分にとってはかなり高めですが、いまの気持ちとしてはもはやこれ以外の選択はないでしょう。

 その甘酢あんは、よしよしい~ぞい~ぞ的な出来栄えで、とても酸っぱくて味が濃い。芝海老は小ぶりのものが8尾と全然お得感はありませんが(笑)、そんなことはまあ許せます。
 むしろ、海老の下に敷いているただの千切りキャベツがとてもおいしい。キャベツ自体は新鮮でもなんでもないけれど、これに甘酢あんがたっぷりかかっていて、これだけでも十分にいいおかずになるのです。甘酢バンザイ!

 これにラーメン味のスープ、揚げ肉だんご、ザーサイがついて、必要十分。もう1~2口ごはんが多ければなおよかったと思います。

daimyo2 201010

 文化の日は水曜日。ブランチはどこかでと考えたものの、市内の定食屋の多くは水曜日が休みなのです。
 では、「大明食堂」でということで……。
 と、中華と半チャーハンのセット750円を。

 前にも書きましたが、この店、中華と牛丼のセットが680円なのです。
 それとこっちの750円を比較してみたいという一心で臨んだワケなのですが、結果は、やはり牛丼セットのほうがずっとお得だぁ!ということがよ~くわかりました。

 それと、ココのラーメンスープはやっぱり業務用の中華ダシだぁ!ということも、よ~くわかってしまいました。
 今回は、以上です。山形市南三番町からお伝えしました。

kura-shirataka 201012

 とあるプロジェクトの説明行脚の途中、午後2時を過ぎてしまった。で、遅い昼食をと、街道沿いにあるこの店に、飛び込みで。あ゛~、腹減ったぞー!

 ランチメニューが3種類ほどあって、その中からミニ蟹玉丼とラーメンセット780円を。

 ラーメンに関しては、とりたてて記す点のない極めてノーマルなもの。
 特に麺は、工夫や特徴を感じない製麺所製のもので、なんだか市販の生ラーメンを家で食べているような印象です。

 まあ、中華麺をどんどん一般化、汎用化していけばこんな感じになっていくわけで、オレは日本全国で通用するような正統派の麺を食べたいんだよ、ケッ――という人はこういう麺を食べたいと思っているのかもしれません。

 自分はその逆で、この店ならこの麺、という具合にビミョーな相違点を追求したいタイプで、たとえその特徴が多少自分の舌に合わない方向に振れたとしても、ある程度は許せます。
 個性豊かな人間ならばややクセがあったとしても認めるが、平均的で没個性な優等生は評価しない。それと同じかな。

 次に蟹玉丼。
 これはよかった。うまかった! つまるところ自分は、中華料理の甘酢の味が好きなのだろうな。
 卵がもう少しやわらかければなおよかったと思う。

 ソーカツ。
 こむずかしい調子で書いてしまいましたが、これらにザーサイがついて780円ならオッケーでしょう。

 なお、反省がひとつ。
 もしかしたら午後2時という入店時間は、いったん店を閉めるはずの時間だったのかもしれません。
 やさしそうなお店の方、どーもスミマシェンでした。

sankyu 201102

 ラーメンのセットものが充実していると聞いたので、行ってみました。
 セットはAからDまで。醤油または塩ラーメンと、中華飯、ライス&餃子、炒飯、麻婆丼のいずれかをセットにして、いずれも750円です。
 今回はAの中華飯とのセットで。

 ラーメンのほうは、シンプルそのもの。コストカットのためか、ネギが少量でナルトなし。凡庸なデキではありますが、しっかりとスープのダシはとってあるし、チャーシューもそれなりだし、山形地域のラーメンの模範生という感じも充分に漂わせています。

 驚くのは中華飯の量。ご飯がしっかり一人前ほどはあり、それにご飯が見えなくなるほどたっぷりと中華五目あんがかけられて、見た目はなかなかにゴージャスです。
 つくりおきのものを温め、それに片栗粉を投入してチャチャッとやるようなものなので、具のフレッシュさやそれぞれの具材の味の妙味などはないし、高価な具材も入っていません。しかし、こういうものはあん自体が旨ければそれなりに楽しめるので、満足です。

 満腹度と内容の満足度からいえば、かなり秀逸の部類だと思います。

daimyo 201104

 朝メシを抜いた休みの日などについ行ってしまう店。
 チャーハンがうまいという話を聞いていたので、今回は中華そばと半チャーハンセット750円を。

 ブログなどでここのラーメンをベタ褒めしている人がいますが、実際に食べるにつけ、その人の味覚ってどうなのだろうかと思ってしまいます。
 ココのダシ、おそらく中華粉末が中心のような気がします。
 麺は、店のこだわりがあまり感じられないおそらく市販の麺を使っています。
 そしてこれが最大の欠点なのですが、まったくヌルいです。

 でもまぁ、チャーハンは、まあまあです。具が多く、わりとパラりとしており、量もしっかりしていて、よろしいと思います。
 トータル的には、ボリューム、味とも値段相応といったところでしょうか。

 河島屋食堂のセットものと比較するならば、ラーメンは河島屋のほうが上。
 河島屋のチャーハンは食べたことはありませんが、河島屋のカレーセットのカレーは質・量とも充実していて、さらに小鉢もついて750円ですから、軍配は河島屋。

 大明食堂に行くなら小牛丼とのセットものをオススメします。もりそばに具がたっぷりの牛丼がついて680円と激安です。


kanton 201104

 酢豚が好きなのです。
 だけど、酢豚って値段が高く、発注する段になって躊躇してしまうことがしばしば。
 しかし、廣東ならそういうことはありません。なぜか? それは、他のメニューが酢豚以上に割高感があるから。(笑)

 この店、昼食を手ごろな値段で楽しんでいる自分にとっては値段が高めです。だからどうしても敬遠がちになっていました。
 ですがこの日は、いろいろと事情があって、何年ぶりかの2回目の訪問です。

 酢豚定食980円。
 うまいです! 値段も含めて、基本的には問題ありません。
 けれども、酢豚にニンジンが入っていない。べつにニンジンが大好物というわけではありませんが、これが入らないと彩り的にイマイチに感じます。
 かわりに、茶色の大きなキクラゲが目に付きます。ピーマンも少なめ。豚肉は赤身のジョートー品ですが、もう少し脂身があったほうがいいと思う。
 まったくうるさい客だよなぁ……。

 ごはんもしっかり。焼売2個と野菜サラダ、ザーサイがついてこの値段ならOKです。
 中華スープは薄味でシンプルですが、通を唸らせるような絶妙な味です。

syouryu 201105

 酢豚が食べたいと思い、かつてウェブで見た翔竜亭の酢豚定食がおいしそうだったので、初訪問。
 入店して、酢豚定食はないか尋ねたところ、あいにくこの日はなく、回鍋肉とナントカの定食があるというので、酢豚はこの時点でもうどうでもよくなって(笑)、聞こえたほうの回鍋肉定食を注文。

 回鍋肉定食840円はなかなかのデキでした。
 使われているテンメンジャン(甜面醤)がうまい。奇をてらったものではないオーソドックスなものなのですが、深い甘さがあって本格的。
 そしてまた、厚手で三枚肉風の豚肉がたっぷり入っており、とてもいい歯応えで美味。
 キャベツも大部分が葉っぱの部分が用いられていて茎の硬いところがなく、これにも好感。
 スープも中華料理の本格派を絵に描いたようなもので、たいへんによろしい。
 おまけにサラダつき。

 値段を確認しないで頼んだため、ひょっとして一品料理並みの料金を請求されるかもしれないなと心配になりましたが、前述の良心的な料金だったので一安心。
 本格中華はいいですねぇ。安いだけがよいというわけではないことを再確認する形になりました。
 店のおばさんも気っぷがよく、また来ようという気にさせる店でした。

sanpoutei 201105

 仕事で遅くなったので、今夜は外食といこうか♪
 桜田の「三宝亭」へと、5年ぶりぐらいで行ってみました。

 その日は気温が上がったし、雨も降っていた。こういう日は熱いラーメンは汗が引かなくなってツライ。
 では、五目中華飯714円にしようかな。

 具材はノーマルで、いろいろなものが入っています。素材の持つ新鮮さはあまり感じられませんが、これぞ中華飯というような味です。
 やや甘みを強く感じましたが、これは紹興酒が効いているためだろうと読みました。そのあたりもオリジナリティが感じられておいしいです。

 スープは、醤油味が強く、いわゆる中華料理屋のものとは異なるフツーのもの。

 量的にもちょっと少ないかなぁという見た目だし、実際にもそうでしたが、遅めの夕食としてはこの程度で十分。あまり食べ過ぎるとその後に家で飲む酒がおいしくなくなるので。

 写真のデキはイマイチ。白熱灯の光量が弱く、ホワイトバランスの設定を誤ってしまったようです。(悔)

zaimoku 201107

 「栄幸亭」のことを書いたときに、「材木亭」の出前は200回ぐらいは食べているのではないかと書きました。
 このごろ仕事が忙しくなり、材木亭のお世話になりました。

 酢豚定食800円。
 材木亭の定食、麺類の中では最も高価なメニューとなっています。

 どんなものがやってくるのかはある程度熟知しているので失望感はないのですが、この酢豚、少ない。そして、具が足りない。(笑)

 タレはたっぷりで酢豚の味がちゃんとするのですが、多めの豚肉のほかは、タマネギとピーマン、わずかのキクラゲのみ。おい、ニンジンはどうした。タケノコやシイタケは入らないのか。――ってな感じ。これで800円は高いぞ。

 やはり材木亭は麺類のほういいです。材木亭メンとか、冷しラーメンとか、冷したぬき手振りうどんとか、あんかけやきそばあたりが定番でしょうか。
 姉妹店の栄幸亭のメニューには酢豚定食750円とあったので、材木亭の800円と比較してみなければナラヌなぁ。ま、大きな期待はせずに。

suiren1 201108

 焼きそばを大盛りでオーダーすると、とてつもないものを目にすることができる!という情報をもとに、息子とともに訪問。一人で行くには無理があろうということもあって。(笑)

 すんげぇ量の焼きそばが出てくるというのですよ。
 でまぁ、ソイツがいくら大盛りであろうとも、男二人で食べれば不足だろうということで、五目炒飯もあわせてオーダー。よせばいいのに、餃子も食べたいと息子が言うので、じゃあそれも。

 最初に出来上がってきたのがこの五目炒飯750円。
 気に入ったのは、やはり量。炒飯の左側のふちを見てください。その形状から、なんというものなのか知らないけれど中華料理に使う丸い形の大きなオタマ(?)からはみ出る量でシャカシャカやったことがわかります。

 上手につくられた炒飯というのは、どこの店でもたいへんおいしいけれども、どこでも同じ味になってしまうという短所もあります。
 具もしっかり入っていて、特にむき海老は炒めすぎずにプリプリ。まだ透明感が残っていました。

 でも……。この店の場合、こんなところで感動していてはいけなかったようです。
 (次回につづく)

eikou 201108

 姉妹店的な位置づけの「材木亭」の酢豚定食は800円。先日それを食べて、「栄幸亭」のそれはどうなのだろうと思いました。
 それを探るべく赴いてみました。

 酢豚定食750円。栄幸亭より50円安いけど、定食類ではこの店の最高値として君臨。
 でもまぁ、ご覧のとおり、外形的には特筆すべきものはない、予想どおりのデキのものでした。
 材木亭のそれとそっくり! 使う器の形や大きさまでそっくりだものな。

 味の面で材木亭と比較すると、あんの味はこちらのほうがこれでも薄味で、片栗粉が強い。そのためか、一口めはもったりとしているなぁという印象。しかし食べ進めると、濃くない味がだんだん口になじんできます。

 具は、肉のほかにはタマネギとピーマンのみ。材木亭のほうはこれにわずかばかりのキクラゲが入っていたはずだ。
 豚肉は、一口サイズのものが7つ。揚げがきつく衣が少ないつくりで、それらが硬かったのには閉口しました。
 結論。やっぱ栄幸亭は、栄幸亭メンとジャンボ餃子なのだろうなぁ。

marugora 201109

 しょうゆらーめんのギョーザセット800円。
 しょうゆらーめんが600円で、プラス200円でライス+サラダ+ギョーザというのは極めてお得です。

 ラーメンは、赤湯ラーメン系統を意識した魚介系ダシに太い麺。
 ダシは充実している印象があり、他店と比べてやや高めの600円はやむを得ないと思うものの、麺にはやや課題ありとみました。
 その麺、製麺所製とおぼしき平打ちやや縮れの太麺ですが、これだけ塩辛いスープにもかかわらず、どうもそのスープとの親和感がよくなく、スープと麺それぞれが別の方向を向いているかなという印象。

 また麺は、おそらく個別に茹でる小口のザルのようなものを用いているのでしょうが、それ自体悪いこととは思いませんが、多分、それを茹で上がりの時間が来るまで放置していたようで、麺がダンゴ状態になっていました。
 たまたまかもしれませんが、茹ですぎでした。もう少し、麺に対する愛情や思い入れがあればなおよかったと思います。

 しかしながら、チャーシューまでもがしっかり“赤湯”でジューシーだし、斜めに切ったナルトがでかくていい具合に彩りを添えているし、総合力では上位に食い込む力量は十分に有していると思います。

 特筆すべきはセットの充実度。
 羽根つきの餃子はきちんと6個、しかも中身がたっぷりで、はちきれんばかりのボリューム。
 そこいらの中身スカスカの餃子が高齢女性だとすれば、こちらはぴちぴちの女子高生のような感じかな……って、例えが悪い。
 サラダはこの野菜高騰の折にもかかわらずたっぷりだし、ごはんも器こそ小さいものの、しっとりとした炊きあがりで思いのほかたっぷりです。
 漬物のかわりに筍の煮物というのも独創的。

 800円でこの内容なら大合格、太鼓判です。

chikurimbou 201109

 焼きを入れた中華麺とご飯が皿に半々に盛られ、それに五目中華あんがかけられたものがウリである、というので訪問。

 W五目あんかけ780円。
 メニューには各種中華香味調味料は自家製とうたわれており、かなりの本格派系のよう。

 手前がご飯、奥のほうが麺です。
 具は、豚肉、海老、イカ、フクロダケ、キクラゲ、タケノコ、プレスハム、ヤングコーン、白菜、チンゲン菜の10種類。なるほど、立派。具にも手抜きがないようです。
 あん自体はノーマルで、豪華布陣の具に比して少なめ。味自体に難点はありませんが、どろり感堪能派としてはもう少しあんそのものがほしいなぁという印象です。

 麺はやや細めのカリカリ。小麦色の焼け具合が絶妙で、それでいて油っこさがないスグレモノです。
 ちなみに、麺だけ、ご飯だけの五目は750円。この麺だったら、焼きそばだけを食べたほうがよかったと思わせるものでした。

 トッピングに温泉卵。なくてもうまいですが、これがあるとなんだかお得な気がしてしまうのです。
 付属のスープは、セロリの入ったラーメンスープ。独特ですが、これもおいしかったです。
 量は十分かなぁ。平常時なら大盛りでなくてもこと足ります。

 開店直後に行きましたが、すでにほぼ満席でした。繁盛しているんですね~。

osaka-osho 201110

 ご飯ものが食べたいなぁ。晴れた休日でもあるし、それでは天童まで餃子を食べに行こうか。
 街道沿いの人気店だという「大阪王将天童店」で餃子定食890円を。
 オーダーを入れると、元気な店員さんに訊かれたのは3点。
 1 チャーハンまたはラーメンのどちらにいたしますか?
 2 餃子はシングル、ダブルのどちらにいたしますか?
 3 ライスはどういたしますか?
 当初から考えていたとおり、ラーメン、ダブル、普通盛りでお願いしました。

 まずはラーメン。小さなどんぶりで、これは添え物といった感じ。
 「大阪」であることにあまりこだわりはないようで、麺は山形の製麺所のものを使っている模様です。
 具はモヤシとネギのみ。あまりに素っ気ないので、ブロガーの間では評判がよくないようですが、けっしてまずいわけではありません。

 メインの餃子は、奇を衒うことのないオーソドックスなものなので、インパクトに欠けるという評は否めないかもしれません。
 しかし、焼き方、羽のつき具合などはさすがと思わせるシロモノ。山形県内でもチェーン展開している幸楽苑の餃子と比べると、大きさも、あんの中身も一枚上です。単品で頼むと230円(シングル)なので、値段も上なのですが。
 また、個々を箸で取り分ける間、一度も皮が破れなかったことも高評価。
 ニンニクの効きはほどほどなので、食べた後に激しく困るようなことはないと思います。

 これらにプラスして、既製品と思われる揚げ肉団子2個と少量のキャベツの千切り。
 ライスは、固まったものをレンジで温めたと思われるややジャンキー感のあるものですが、まあ許容範囲。
 餃子ダブルであれば自分としてはちょうどよい量でした。(シングルであれば「?」)

suiren 201110

 以前、ココの五目あんかけ焼きそばの大盛りを体験して以来、もう一度、こんどは大量ではなく、じっくりと味わうために行ってみたいと思っていました。今回、再アタックです。

 チャーハンセットという、炒飯と、半ラーメンまたは半焼きそばのいずれかとの組み合わせで800円というのがあるので、焼きそばをチョイス。

 スープにサラダ、ザーサイがついて、ボリューミーなセットです。
 焼きそばは、大きめのケーキ皿ぐらいの皿に山盛り。ですが、大盛りの5分の1もない程度で、少ない。「半」だからしょうがないのかな。
 麺の焼き具合と五目あんのとろみ加減が相変わらず絶妙です。
 この餡については、海鮮系の具はほとんど入っていません。しかし、そのことについて文句をつけるのはご法度です。だって、この値段でこれだけの質・量を提供しているのですから。

 炒飯は、うまい! そして量がしっかり! 具は、たっぷりの角切りチャーシューのほかに、蒲鉾、ネギ、卵のみという潔さ。いいですねぇ。
 肉の味がいいし、蒲鉾の縁がちらつかせるピンク色、あまり炒めきっていないネギの緑色、卵の黄色がスバラシイ。ちょっとしょっぱいところが玉に疵。

 ザーサイも旨いし、納得の800円です。

mikouran 201110

 ボリュームたっぷりの中華丼が食べられるとのことなので、休日に天童市交り江にある「美香蘭」へGO!

 中華丼800円。
 心もち高め? いやいや、そんなことはありません。ラーメンに用いるどんぶりのような深~い器にたっぷりですからね。自分の場合これの大盛りなんてムリだな。

 ごはんも多いけど、比率的にはぐんと五目あんが多いです。
 白菜、チンゲン菜、花切りのニンジン、タマネギ、タケノコ、キクラゲ、シイタケ、豚肉、うずらの卵。海鮮系は入っていません。
 黒胡椒で味が調えられ、五目中華あんにありがちな甘さ、塩辛さをこれによってうまくコントロールしているなという印象。
 あんは、これまで食べてきた他店のものよりはややゆるめ。そうは言っても、ご飯に浸透していくほどのゆるさではありません。

 ライスの炊き具合が絶妙だと思う。水分が少なめなのか、米粒同士がくっつくことがなく、どんぶりの中で多めのあんに一粒一粒が散開行動を取り、あんと白兵戦を展開するような状況になります。
 炊き上がりの米特有のいい香りがあったので、もしかしたら新米だったのかもしれません。

 スープも、いかにも中華料理店で供されるような生姜の香りが際立つものでおいしかったです。
 近くにあったなら頻繁に通うだろうなと思わせる銘店でした。

tamagoya 201201

 ウェブにて、「玉子屋」にはセットものがあり、そのCセットはラーメンと中華丼で800円だということをチェック。
 充実のセットのようで、一丁前のラーメンと、それと同程度の大きさの器の中華丼がついてくる、というようなつくりに、そのウェブ上の写真では見えました。
 ならばこれは行くしかあるまい。
 しかし、もしもこの写真に写っているすべてがミニチュアサイズでできていたら、写真の上だけで立派に見えるのではないか……、ということは考えもしませんでした。

 Cセット、中華丼+半ラーメン800円。
 なんだよ、「半」ラーメンかよ。ということは中華丼がメインなのだろうなと思い直して、待つことしばし。
 登場したブツを見て、思わず絶句、仰天してしまいました。ち、小さい……。
 写真ではジョートーでしょ。でもこのラーメンどんぶり、通常の4分の3ぐらいの直径しかない小どんぶりなんですよ。具が大きいのではありません。器が小さいのです。
 ということは、そのとなりに鎮座している中華丼の器だって小さめのものであることが容易にお察しいただけることでしょう。
 そうなのです。これらは両方とも「半」。
 あ~っ、もう! なんなんだよぉ、中途半端なことしちゃって。

 だいたい、セットものをたのもうと考える人がこういうものを望んでいると、店の人はお考えなのだろうか。がっつりいきたいからセットものをたのむわけで、なにか勘違いしているとしか思えないのだけど、どうでしょう。

 まあね、ラーメンのスープなんか、醤油の味が生きている、いかにも蕎麦屋のというような秀逸なスープですよ。中華丼の具にはイカとかエビとかも入っていてそれなりに立派ですよ。
 でもねぇ、どうしたらいいものか、この量。あきらかにもの足りず、かといってもう1品食べられるほどの余裕もなく、ぶつけどころのない不完全燃焼感がフツフツと湧き上がりました。

 食後にコーヒーが付いているので、料金800円はやむを得ないかもしれませんが、どうせだったら多少値を上げるか、あるいはコーヒーをなくして、最低ラーメンか中華丼のどちらかを「半」ではなくしてもらいたいと思います。

 店はいつも混み混みとの事前情報でしたが、それも結局のところ厨房のさばきが早くなく、コーヒーを出すために客もゆっくりしているから、ということのようでした。
 店の人には一度あすなろ食堂の手際のよさやハラペコ人種のあしらいなどを学習して改善を図っていただきたいものです。

 少し口調が粗くなってしまいましたが、これもひとえにミニチュアのせいなのだ。

sankou2 201204

 ということで、焼き餃子280円をセットで注文。
 台湾ラーメンをあらかた食べ終える頃に登場しましたが、けっこう大ぶりです。

 食べてみると、皮の部分がパンを食べた時のような味と香り。小麦そのものの味なのか?
 それがおいしさを増長するようなところがあり、アツアツに酢醤油をつけてパクリとやれば、デカハフでグー。これが6回、リピートして楽しめるのですから、280円はこれまた破格だと思います。

 今回は初エントリーなので台湾ラーメンをいきましたが、ここは台湾を発祥とする中華料理店ですから、珍しいメニューがいろいろあります。
 そして、本格中華の定食類が概ね600円台。麻婆も酢豚も600円台!
 また、気になるメニューとして各種の「土鍋飯」というのもあり、これもまた600円台。

 うーむ、スバラシイ…。
 何回か訪問して、これらについても試してみる必要がありそうです。