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ton8 narisawa 201812

 R13沿い、成沢西の「とん八成沢店」を初訪問。「とん八」チェーンは昼時などに行くとどこも混んでいる印象がありますが、このたびは昼前ということもあってか客は少なく、仕切りのあるカウンター席でゆっくりと賞味することができました。いいな、ここ。

 ランチタイムのとん八ランチ853円。
 スターティングラインナップがこの価格だというのならばそれほど驚くことはありませんが、ごはん、味噌汁、キャベツはいくらでも何度でもおかわりが効くシステムになっているのがすごいところ。
 この日は朝食をとっていず、仕事のない休日だったので、がっつり行きます。ごはん、味噌汁、キャベツすべてをおかわりし、ごはんについては大盛りにしてもらいました。

 肝心のロースかつは、薄いものではあるけれども平田牧場産のようだし、ショリショリとした衣の揚げ具合が秀逸。自分で擂った胡麻の香りがかぐわしく、壺に入ったぽったりとしたとんかつソースも味わい深いもの。

 ああ、喰うた喰うた。満腹だ。
 この齢になってこれほど食べても平気な健康体を与えてくれた両親に、そして、この価格でこの充実感を提供してくれる「とん八」に、感謝です。
katsumi minamidate 201811

 半年ぶりに「とんかつかつMI山形南館店」を再訪。
 前回は海老フライ&とんかつカレーを食べたので、今回は主力品種のかつ丼をいこうと思って入店。しかし、急にとんかつ定食が食べたくなって変更。こういうことってよくあるんです。

 ロースかつ定食、680+税=745円。
 とんかつにしては低価格。肉質を云々するレベルではないけれども、からりとした揚げがよく、おいしくいただけます。
 また、カツ丼の90gよりも多い130gの肉量なので、“肉食ってる感”が高いです。

 生キャベツもたっぷり。これに備え付けの胡麻ドレッシングを好きなだけ回しかけて食べるのが楽しい。
 漬物2種と味噌汁付き。

 とんかつは上を見ればきりがないけれども、この価格でもとんかつらしさは十分に得られるので、高級品はたまに食べることにして、ふだんはこれでいいかなと思っているところです。
kogane spf

 目黒駅から目黒通りを200mほど北東に向かったところにある「とんかつ目黒こがね」へ。
 毎月1回放送される「東京とんかつ会議」というテレビ番組を見ていて、東京に来たならとんかつもいいかなと思って。

 ランチタイムメニューの林SPFロースかつ定食1,200円。
 林って何?SPFって何?という状況でしたが、柔らかい揚がりで美味。130gだという肉は、厚みもあってかなり大きめ。衣が厚いわけではないので、肉量はもっとあるのだろうと思います。

 ライス、キャベツはお替り自由、とん汁はお替り2杯目から100円とのこと。豚汁とキャベツをおかわり。ライスも欲しいところですがその後に差し支えるので自重。とん汁の肉は脂身ではなく、赤身の切り落とし部分を使っていて上質でした。

 東京の中心部にありながらこの内容でこの価格は破格だろうと思います。
jiyuken 201808

 5年3カ月ぶりに南二番町の「洋風定食自由軒」へ。
 ポークカツレツ定食830円。

 食べるのに自分の口で4口かかるカツレツが4個。デフォでとんかつソースと自家製のトマトソースがたっぷりかけられています。
 齧ってみると、スジがあり噛み応えがハード。これをナイフで切らずに箸を使って口に運ぶのが定食の醍醐味でしょうか。しっかり揚げられて衣がカリカリなので、口内皮膚にもハードです。この揚げ方は2015年頃まで篭田にあった「大王食堂」のフライ類を思い出させます。
 豚肉らしい味と香りがあり、ロースのとんかつとはちょっと違います。
 肉は「フランス産BBC」だとメニュー書かれていますが、それって何?と調べてみると、BBCはフランスで公認されている非営利団体で、生産から消費までの過程を管理し、家畜にバランスのとれた餌を提供することで人々の健康によい影響を与える商品を開発しているとのこと。

 ザクザクに手切りされたキャベツもユニーク。搾菜の細切りの小鉢に岩海苔の味噌汁。
 ライスはコメの質はあまりよくありませんが、「定食はごはん2杯おかわり無料」とのこと。自分は1杯でやめておくけど、これは「おかわりを2回認める」のか、それとも「2膳までならいいよ」ということなのか。前者ならばスゴイ。

 高齢の域に入った男性職人二人が切り盛りする厨房の様子だけでも一見の価値があります。

ton-watanabe 201808

 尾花沢においしいとんかつ屋があるそうなので、休日にドライブがてら初訪問。
 暖簾は小さな白の無地。和の粋を感じます。
 店内は座敷とテーブル。カウンターも3~4席。おばさんの明るい接客と店内の清潔さに親しみを感じます。

 東の窓際のテーブル席を確保して、特ロースカツ定食1,200円を注文。ロースカツ定食1,000円との違いは肉の量なのかな。

 表面積のあるとんかつ。肉がとても柔らかく、これならば歯の悪い高齢者でも軽くいけそう。脂身があまりなく、上品な感じです。
 卓上にはソース2種や辛子など。ソースはもちろん辛子も使い放題なのがうれしい。
 細切りのキャベツにはドレッシングはなく、添えられたレモンを絞っただけで食べればそれもまた美味。
 小鉢の切り干し大根煮は塩味が薄く独特。サラダ感覚で食べられるのがよいと思う。
 油揚げとワカメの味噌汁も熱くておいしい。ごはんは標準的なレベルかな。

 この質なり量のとんかつがこの価格で食べられるなら御の字でしょう。
 人気があるようで、昼前の時間帯には広めの店内がほぼ満席状態になっていました。

marusho 201806

 米沢市金池の「とんかつ丸正」を初訪問。夜は居酒屋?
 メニューの一番上にある特製とんかつ定食1,100円をセレクト。
 1,100円?! とんかつで、この価格のものが最も高いクラスだということに驚きます。

 しかし、安いからと言って出来が悪いわけではまったくありません。むしろこの価格でここまでやるかと感心するぐらい。
 とんかつは、厚さはまあ標準。少しだけ脂身が多いですが、ロースのとんかつはこうでなくっちゃ。柔らかい肉質で揚げ具合もいいですが、油の切りがいまひとつかもしれません。

 手作り感のあるポテサラがどっかりと付いていてウレシイ。
 これに小松菜の胡麻油和え、キュウリのぬか漬け、塩味が効いたワカメと豆腐の味噌汁。
 ごはんは少なめだけれども、この程度にとどめておかわりは自粛したところです。

 牛肉どころの米沢ではとんかつメインの店はあまり多くないような気がしますが、その地域にあっては貴重な店。米沢の市民といえども連日牛肉ばかり食べているはずはなく、とんかつも食べたいでしょうからね。

 なおメニューには、「特製」がつかない千円の「とんかつ定食」というのもあるのだけど、「特製」との違いは肉の量なのでしょうか。

taketei 201806

 桜田東の「とんかつ竹亭山形店」へ。いつ以来かと調べてみたら5年7か月ぶりでした。
 グランドメニューのロースかつ定食(中)1,380円+税を食べるつもりだったけど、平日ランチタイムのビジネスランチ1,080円というのがあったので、それに変更。
 小さめのロースカツと、海老フライが1本、漬物付き。これにごはん、味噌汁、キャベツがおかわり自由という構成でこの価格。
 ここまででも納得できるのに、卓上の白胡麻、ドレッシング、2種類のソース、さらにはパック入りのカラシも自由に使ってもかまいませんからねと。
 また、ごはんと味噌汁のおかわりはそこに用意してありますから自分で好きなだけよそってくださいねと。
 こうなるともう、スバラシイとしか言いようがありません。

 カツはこの大きさで十分。あまり大きいと油が勝って、このごろは少々ツライのです。
 キャベツもたっぷり、海老フライ用の自家製タルタルソースもたっぷり、味噌汁は菜の花と麩と洒落ているし、漬物2種の器もよい。

 少なめだったごはんをおかわりして、納得の満腹に。
 ここのとんかつは油が強いイメージがあったけど今回はそうでもなく、このデキならリピート確実です。

chinton 201805

 「孤独のグルメSeason7」の第1話は上尾市のとんかつ。昨晩それを録画で見て、トンカツが食べたいなぁ!と思ったので、昼メシはぜひともとんかつなのだ。
 こういう精神状態の時には半端なとんかつではダメだ。市内で食べるならどこだろう。某チェーン店のような薄っぺらいのはこの際念頭から消す。「竹亭」ならほぼ申し分がないが、少々脂が強いかも。
 それではと選んだのが、城西町の「とんかつちん豚」。ここはとんかつ屋としては市内屈指だと思っているのだけど、これまではいつもサービスメニュー的なかつ丼ばかり食べてきたからなあ。ということで、1年2か月ぶりの訪問となりました。

 とんかつ定食(脂肪有り)1,200円。
 お品書きではそのような記載になっていますが、ロースかつ定食がこれのようです。

 はぁもう、立派過ぎ。ごはんの量がナンダコレハ状態。一流定食屋だと思っている「国味」もごはんがたんまりだけれども、それをはるかに凌ぐ量です。
 目論んだとおり、とんかつがすごい。この大きさ、厚さはびっくり級で、一切れを1口で食べてしまえるような店が多い中、ここは2口でも余る勢いです。肉質、揚げ方についてもすばらしく、これを1,200円で提供する心意気にホレボレしてしまいます。
 とんかつをおいしく食べるためのカラシもたっぷり。レモンの一切れがグレープフルーツ並みに大きく、あっさりを演出するおろし大根が添えられるあたりにも心遣いが感じられます。
 味噌汁だっておいしい上に熱々なのにも感心。

 はぁ~、満腹。
 鄙びた店の雰囲気も、慣れてしまえばむしろ好ましく思えます。
 豚肉がきついと思える体調の時には、牡蠣、白身魚、鰺、コロッケなどの揚げ物定食が800円ほどでラインナップされているので、いずれそれらも食べてみたいと思ったところです。

popura 201712

 市内伊達城のR13沿い、「手作りとんかつの店ポプラ」を再訪し、ポプラ定食780円を食べました。

 いわゆるとんかつ定食です。
 この価格ですから、肉がいい、厚いというわけにもいきません。でも、質も厚さも見劣りするようなことはありません。しっかりきつね色に揚げられた大きなとんかつはなかなかに美味です。

 店名にあるように、手作り感に優れているなぁという印象。
 別添えのとんかつソースは自家製で、柑橘系の風味がする美味なるもの。キャベツも手切りだし、漬物は市販のキュウリ漬に海苔と胡麻でひと手間加えられているし、ワカメと豆腐の味噌汁は定食に添えるならこうという理想的な味です。

 カラシがたっぷりなのがうれしいし、普通盛りのごはんは質・量ともに極めて納得のいくもの。
 けっして高級ではないものの、働く男たちにとってはジャストミートのとんかつ定食ではないか。
 これが平日ランチタイムならさらに50円引きというのだから、近隣の工業団地などで働く者たちにとっては見逃せないでしょう。

 実力満点。行ってよかった。
 もっといい肉を食べたい向きにはロースかつ定食1,100円もあるし、安くあげたいならとりかつ丼580円なども。
 次回はかつとじ丼780円あたりはどうかなと思っているところです。
3nanbo 201711

 ある日曜日、まだ夜の明けぬうちに起きて、仕事へ。朝も早よから昼過ぎまでずっと外で立ちっぱなしで、寒いし疲れたし、起きてから食べていないし、腹が減った。こんな日は自分にご褒美だな。
 ということで、現場からそう遠くない東根市の山形空港近くにある「とんかつ3男坊」でとんかつを食べることにしました。
 初訪問。噂では、かなり立派なとんかつを提供しているそうです。
 近頃テレビで「東京とんかつ会議」という番組を見ることがあり、それで見るとんかつは立派なものばかり。確かに値段はいいけれとも、自分だってちょいと奮発すれば出せない額ではありません。そんなゴージャスなとんかつを食べたいなあと思っていたところでもありました。

 ロースかつ定食1,500円。大衆食堂のとんかつ定食の価格ではありません。店のつくりや流れる音楽などもハイソな雰囲気が漂っており、値段相応のものが運ばれることを期待して待ちます。

 配膳されたものの見た目はワンランク上です。楊枝に刺したジャガイモのフライが添えられています。
 何と言ってもロース肉が厚くて立派。それがナナメ切りされているのでカット断面が際立って大きい。レモン汁と壺に入っているとんかつソースをかけて齧ってみると、縁の脂の部分がしっかりと付いており、そこがジュワリとして美味。もちろん赤身も筋は全くなく申し分ありません。揚げ具合もいいきつね色です。
 その横には刻みたての新鮮なキャベツが山になっています。卓上の和風テイストのドレッシングをさらりとかけて食べればしゃっきり。

 油ものに併せてシラスおろしが付いているあたりがうれしい。
 スライスしたタマネギをあしらった冷奴もあっさり感を演出しています。
 また漬物は、大根の浅漬と、これから旬を迎えようとしている青菜(せいさい)というのもいい。
 加えて、麩とワカメの味噌汁のデキが秀逸でした。

 ごはんは少なめ。このとんかつにこの量のごはんなら軽くもう一杯はいけますが、2、3日前に医師から炭水化物とアルコールは控えよと言われたばかりなので、おかわりは自重しました。えらいぞ、おれ。
 フィニッシュは口直しに梅干しを含み、食中に運ばれてきた熱いお茶を啜ります。

 というわけで、ここはかなりいいとんかつ屋。昼どき、高級店にもかかわらずテーブルは半分以上埋まっていました。客層がいいのか店内はいたって静か。太っていず身なりのいい男性の一人客なども何人かふらりとやってきて、上ロースかつ定食2,000円や三元豚ロースかつ定食2,700円を注文する光景が見受けられました。
 まあ、お安くできている自分は、1,500円のロースでも十分に満足できました。

 ところで類似の名前の店は県内に、米沢市内のラーメン店「三男坊」と「味噌屋三男坊」2店と、天童駅西口の「参男房」があり、いずれも制覇済み。
 そのわりにはなぜか「次男坊」とか「四男坊」というのは見かけないですね。

sanmitei 201710

 寒河江駅の線路を渡って南西側、ホテルシンフォニー本館1階にある「吟処三味亭」を初訪問。ここではランチタイムに数量限定で「ミルフィーユ豚カツ」なるものを供すると知って。

 ミルフィーユ豚カツ、850円。
 昼の時間帯なのに、入店時の客は自分だけで、退店までにもう一人来店。したがって「数量限定」は気にしなくてもよかったようです。
 注文時、チーズをはさむか、ソースとおろしポン酢のどちらにするかを問われます。チーズ不要のおろしポン酢で。

 なかなか充実した内容。とんかつは、薄くて上品な豚肉が少なくとも5~6枚の層を成しており、まさにミルフィーユ状態。衣がカリッとしていて、内外の食感の違いが際立ちます。
 おろしポン酢にはおろしたダイコンがたっぷりで不足なし。また、このスタイルのとんかつにはこれがよく合うと思ったところ。
 男ならば分厚いカツをソースドバリの辛しテロリでがぶりっ!というのが正しいとんかつスタイルでしょうが、たまにはたおやかなこういうとんかつもアリかな。

 付け合せの生野菜は多めで、ごまドレッシングをまとって新鮮。赤パプリカで彩りを加え、生のタマネギがいい仕事をしています。
 キャベツの浅漬けも、橙のニンジン、緑のキュウリ、紫カブ、黄パプリカが加わってとてもきれいで、漬け具合もパリッとしたものでした。
 写っていませんが、岩海苔の味噌汁は塩味が強いもののきりりと熱くてこれも美味。

 ホテルのランチとしての十分な実力を備えています。
 また、大衆食堂の域を超える設えなのに、価格は大衆食堂並みというのが立派でした。

abc 201709

 天童市R13沿い、山元の「ABC食堂天童店」を初訪問。
 とん八の系列店のよう。ABC食堂はかつて山形市馬見ケ崎にも店があったようですが、今はありません。

 食券制。初めてなので、ふつうのロースかつ定食680円をチョイスしてカウンター席へ。
 一般店の3分の2程度の価格なので大きな期待はしませんでしたが、配膳されたものを見れば立派です。表面積の大きな揚げたてのロースカツに千切りキャベツがこんもり。カラシもたっぷり添えられて、ドレッシングはご自由にドウゾの胡麻ドレ。
 その脇を固めるのは、標準サイズのごはんに、ファストフード店的な味噌汁、キュウリと大根の漬物。

 肉はそれなりに厚みがありますが、肉質自体はそれほどでもなく、心持ちパサつき感があります。しかし、十分に柔らかいし、肉に霜降りが入っていないということは脂肪分が少なめなわけで、ヘルシーでもあるということ。この価格で提供するものとしては十分に納得がいきます。
 というか、脂肪過多のものに近づけなくなっている者にとってはこのほうがいいぐらい。言ってしまえば、とんかつソースをたっぷり使って半ばソースの味でとんかつを食べているわけだし。
 ここではプラス300円でとんかつの量が2倍になる「W(ダブル)」制度があります。注文直後はそれにするべきだったかと思いましたが、食べてみればレギュラーで肉量は十分でした。

 ごはんの炊き具合はやや水が少なく、味噌汁は塩辛めでしたが、価格対比の総合力はかなりのものがありました。

ton8-sagae 201708

 寒河江市西根、R112沿いの「とん八寒河江店」を初訪問。暑い夏、スタミナ補給にとんかつも、たまにはいいではないか。

 全県的に展開している「とん八」。山形市南館の本店、成沢店、嶋店(以上山形市)、寒河江店、米沢店、さくらんぼ東根駅前店、イオンタウン南陽店、新庄駅東口店の8店舗があり、既訪店はこれで本店、米沢店に次いで3店目となります。

 とん八ランチ、780+税=842円。
 平田牧場の三元豚・西蔵王高原キャベツ・県産はえぬきが使われており、ご飯・キャベツ・味噌汁お代わり自由!
 肩ロース120gのとんかつは、平牧三元豚とはいうものの、本場庄内で使われているものと比べれば品質的にやや劣るのではないかと思います。しかし、ランチタイムに格安で供されるとんかつ定食の肉としてはこれで十分でしょう。自嘲的な言い方をすれば、昼の腹塞ぎにこれ以上柔らかくて脂身の多い肉などはむしろ遠慮したい。

 大きいとんかつではありませんが、ごはんは一膳では足りません。半分おかわりをします。
 キャベツは、卓上にドレッシングが2種類置かれているし、たくさん食べたい。したがってこれもサーブ時と同じぐらいの量を追加でいただきます。
 味噌汁もと行きたいところですが、塩味が強めだったし、熱いために汗もかくことになるので、これのおかわりは自重したところ。そのかわり、食後にお冷をぐびぐび。

 とんかつソースもいいし、添えられたカラシもピリッと辛くてよし。キュウリの浅漬けも地物っぽくて好感。
 朝食抜きの腹にずしりとくる充実の昼食となりました。

yamaroku 201706

 ある日の昼食時、仕事の関係者に連れられて、西川町間沢、R112沿いの「やまろく食堂」を初訪問。
 その方が早めに手配してくれていたようで、着席後すぐに配膳されたのは、とんかつ定食でした。

 大きくて分厚いとんかつがメインで、それに手刻みのキャベツとキュウリ、トマト、ポテトサラダ、レモン、芥子などが添えられています。とんかつにレモンを絞りかけ、とんかつソースを多めにかけまわしてぱくぱく。いやはや、ボリュームがあって食べ応えのある肉だなあ、これ。
 ほかには山菜ときのこの煮付け、タクアン4切れの漬物、濃い口の味噌汁、ごはんどっかりで、充実の昼メシとなりました。

 店を出るときに店内のメニュー札を眺めても、「とんかつ定食」は見つかりません。訊けば、ふつうは出さない特別メニューなのだそう。そういうレア感もウレシイじゃありませんか。スミマセン、ご馳走になってしまったので、値段は不明です。

asano 201704

 日曜の昼、山形市嶋北にある「とんかつ浅野」を初訪問。
 11時15分頃に着くと、まだ閉まっています。あれ?たしか11時からだったはずだけどなぁ。
 それではいつかまた来ようと店をあとにして信号待ちをしていると、バックミラー越しに店が開くのが見えました。よしそれではと、Uターンして入店しました。

 ロースかつ定食が980円で、これにしようかと思いつつ、もう一枚のメニューを見ると、ロースかつランチ680円というのがあります。11から15時までのサービスメニューですが、それって今どき出血大サービス的な価格なのではないの?
 店の人に両者の違いを訊くと、「肉の厚さとか部位が違うんです」と。うん、それはそうでしょう。
 どう違うのかは結局よくワカラナイけれども、ロースかつランチ680円にしてみました。

 運ばれてきたものを見てびっくり。価格なりだろうとあまり大きな期待は持っていなかったのですが、想像していたよりもはるかに立派です。

 きつね色に揚がったとんかつは、厚さこそ普通ですがこの大きさ。とんかつソースをかけ回し、たっぷり添えられたカラシを多めにつけて齧れば、多少の噛み応えとともに十分に柔らかい、いかにもとんかつらしい味がします。揚げの香ばしさが鼻に抜ける感じもなかなかいいです。

 自分は、とんかつの肉にあまり上品なものは求めません。脂が強すぎるとあとで胸やけがするし、身体が脂を欲しなくなりつつあるのです。
 また、霜降り肉のようなものは焼いて食べるべきであって、それに衣をつけて油で揚げるのはどうかとも思うようになりました。身体によくないですから。・・・ふっ、なんだか自分もすっかり焼きが回ったようですね。

 これに手切りのキャベツのニンジン添え。ドレッシングはなく、よければカウンターに置いてあるマヨネーズをドウゾという趣向です。
 あとはなめこの味噌汁と漬物、小さな冷奴が付きました。
 ごはんはやや少なめ。とんかつが大きいからそう感じるのかもしれません。

 戻って入店してよかった。レギュラー品の3割引きでもこの充実度だというのはすごいことだと思います。
 また、かつ丼680円、カツカレー780円という価格にもそそられるものがあります。
 再訪決定ですね。

rinda-tawara 201703

 最上郡真室川町大字新町の「リンダ俵」を初訪問。
 インパクトがあって謎めいているでしょ、この店名。WEB上では「リンダ・俵」、「俵リンダ」、「ニューリンダ」などと紹介されています。
 なので、なぜに「リンダ俵」なのかを確認しに行かなければなるまいと思い当たり、また、ランチタイムがいいぞという情報もあったので、庄内から山形へと向かう途中に大きく遠回りして行ってみました。

 ひとつの建物に「和風俵」とパブスナックの「ニューリンダ」の2つの店が同居している形になっており、それぞれ入口は別ですが経営者は同じなのかもしれません。
 で、外看板には「リンダ」と「俵」が続けて記載されており、建物の2階には「俵 リンダ」と書かれた横看板。
 そういうことで、この建物を訪れる人によって店名の印象が変わる、いや多くの人が混乱している、ということなのではないか。

 謎が解けてひと安心。しかし、洋食のランチタイムをやっているのはどっち?
 訪れた正午近くの時間帯、「パブスナック ニューリンダ」のほうにだけ小さな「営業中」の札が出ていたので、スナックなのにこっちでいいのかなあと首をかしげつつ入ってみます。
 するとそこは、バーカウンターと、フロアには緋色のソファがずらり並んでいて、「あ、おれ、入るトコ間違ったかな?!」というのが第一印象。
 店にいた妙齢の女性(おばさん)から「いらっしゃいませ」と声がかかり、いちおう「ランチ、いいですよね」と確認を入れて、ウイスキーの水割りがふさわしいと思われる応接セット様のテーブル席に納まりました。運ばれてきた熱いお茶。よしよし、紛れもなく食堂だ。

 デミカツランチ800円。日曜祭日を除く11時半から13時半までは、ハンバーグもカツカレーもこの価格のようです。

 噂に違わず立派。
 メインディッシュは、揚げたてのとんかつに自家製デミグラスソースがたっぷり。カツは上質で、この価格帯で食べるものとしては極めて優れていたと思います。さっくりとした食感もよく、うれしいばかりです。
 付け合わせのサラダも水菜や紫タマネギなどが配されて彩りも豊か、ドレッシングも上出来のフレンチ。

 小鉢類もすごい。さつま揚げや打ち豆が入った山菜の油いためは美味だし、漬物はキュウリ2種と白菜、味の濃いおかずでごはんをしっかり食べていってねと言わんばかりの切り昆布、そしてデザートのチョコレートケーキ。

 ごはんはおかわりもできますということでしたが、この量であれば自分には十分。
 みそ汁は、大根と豆腐の具だくさん仕立てでした。

 味、量、価格のいずれをとっても申し分なしで、遠回りして来た甲斐があるというもの。
 大人の夜の社交場のような雰囲気さえ気にしなければサイコーのランチが食べられると思います。もちろん自分は気にしない。(笑)

tonya-sakata 201702

 平田牧場の本丸「ガーデンパレスみずほ」内にある「とんや酒田店」を初訪問して、「MyBloom」第5弾を使って(17回目)金華豚サービスロースかつ膳、通常1,512円のところを1,080円で食べてきました。

 ブルームによれば、「世界のVIPも認めた金華豚のロースかつは、まさに“キングオブザとんかつ”と言っていいほどの美味さ。グルメファン垂涎の味わいをぜひご賞味あれ」とのこと。
 高級豚の金華豚のロースかつはたっぷりの千切りキャベツが添えられ、辛子もたっぷり。擂鉢の胡麻を擂ってこれにソースを入れてとんかつにつけて食べるスタイルです。
 キャベツの浅漬けがどっさり、岩海苔が添えられた赤だしの味噌汁、ふっくらごはんといったフォーメーション。
 ソース2種類、キャベツのドレッシング3種類が卓上にあり、お好みでドウゾと。

 とんかつは、さすが平田牧場と唸らせるものがあります。筋などまったくなく、噛めばふんわりとした食感で、歯の弱い高齢者でも軽くイケるでしょう。揚げ具合もサクサクで、とてもおいしい。
 とんかつ愛好者にはおそらく豚肉をたんと食べたい派とおいしい肉を味わいたい派との2種類があって、かつては前者だった自分は今ではすっかり後者に変貌を遂げています。ここのとんかつは後者にはきっとたまらないでしょう。

 とんかつは多くはいらないけれど、ごはんはしっかり食べたい。そんな人にはウレシイ、ごはん、味噌汁、キャベツはおかわり自由。
 この日は昼メシがしょぼくて腹が減っていたので、ごはん半分と、味噌汁、キャベツをおかわりしたところ。キャベツに好きなドレッシングをかけてわしわしと食べられたのが僥倖でした。

 いいなあ、とんかつ。空腹が十分過ぎるほどに充たされ、千円ちょっとだものな。この喜びは、会計の笑顔のかわいい女の子に感謝とお礼という形で伝えよう。

nikuyasyoku 201702

 昨年6月に開店した鶴岡市上畑町の人気店「肉屋食堂」を初訪問。
 もともと肉屋さんだったようで、そのものズバリの「肉屋食堂」というネーミングはなかなかスバラシイ。
 ここは「ローストビーフ丼」や「ステーキ丼」が人気なのは知っているけど、自分の場合牛よりも圧倒的に豚が好きなので、天邪鬼的に「厚切りとんかつ定食」880円にしてみました。

 とんかつがデカくて厚いです。そそるよなあ、これ。コレステロール値を下げるには牛肉、豚肉は避けたほうがいいと医者からアドバイスを受けたばかりなのに、これでいいのか、俺。背徳の匂いすら感じますが、それがまた心地よかったりするのだな、困ったことに。
 衣が厚めですが、下品な感じはありません。肉質はジューシーで、さすが庄内の豚肉だと思わせます。これに卓上のソースをえいやっと回しかけてパクリ。・・・ジュワリ。その食感がサイコーです。ナントカの塩もどうぞと一緒に運ばれてきましたが、てやんでいっ、とんかつはソースと昔から決まってるんでいっ。そして辛子だ。とんかつにちょいと添えれば、これが媚薬のような効果を発揮するから不思議なのだな。
 そうそう、とんかつの名脇役である千切りキャベツも新鮮でうまし。ニンジンの千切りが彩りに入っていて、これに卓上の胡麻ドレッシングを少量かけて食べればキャベツのピンピンが唇に触れて心地よし。スパゲッティのマヨネーズ合えも手抜きがありません。

 添えられた小鉢は、タケノコとモヤシの煮物、モヤシのナムル風の2種。味噌汁は秀逸と言っていいハイレベルなおいしさで、思わずおかわりしたいぐらい。
 ごはんは大・中・小が同料金。ならばとたのんだ「大」は、おかずの充実度に合わせるならば自分にとってはちょうどよいぐらいの量でした。

 フロアが広くないので客がぎゅう詰めになっている感じがありますが、食べることに神経を集中させてしまえばさほど苦痛ではありません。
 フロア担当の女性店員も優しそうな人ばかりで、コンフォータプル感が高いです。
 がっつりいきたいときにはいい店。食生活要改善者としての背徳感さえなければ通っちゃうのだけどなあ。

aiai-nanroku 201610

 旧平田町の日帰り温泉施設「アイアイひらた」に併設されたレストラン「食事処南麓」を初訪問。
 聞くところによると、三元豚を使ったとんかつ定食が3桁の格安価格で食べられ、サクッと揚げられたそれは人気メニューになっているのだそう。
 平田牧場の直営店だったらフツーそんな価格では食べられず、平田牧場ホテルメトロポリタン山形店の厚切りロースかつ膳は1,300円+税だったし、とんや酒田店のそれは1,700円+税、つまりはここの倍ぐらいはするのだ。
 ならば、行って食べてみなければなるまいということで。

 三元豚のロースかつ膳950円。
 見た目も立派。その価格では肉が小ぶりなのではないかという懸念もあっさり解消。ごはん、キャベツがお代わり自由サービスも他店と同じだし、三元豚でこの価格は安いと思う。

 味のほうは、実にジューシーで、噛むほどに豚肉の旨みがジュワッと滲み出てくる感じですごくおいしい。
 味噌汁はダシがよく、比較的薄味の家庭的な仕上がりだし、添えられたポテトサラダもおいしい。
 一見温泉内の食事処でしかないけど、ここはとんかつを食べにわざわざやって来るべきところなのかもしれません。

 なぜここでは平牧三元豚が格安なのかを考えてみましたが、平田牧場の会長の出身地が旧平田町であり、そのよしみがあるからなのかもしれません。これは勝手な邪推なので、本気にしないように。(笑)

mitokoumon 201608

 ある日の夕刻、とんかつが食べたくなって、大宝寺町の「とんかつ水戸黄門」を初訪問。
 今夜はちょっぴり贅沢に。仕出し弁当に入ってくるようなとんかつはどうにも嘘くさくて納得できないんだよねえ。

 ロースかつ定食1,500円。値段が本格的なので、内容も期待できようというもの。
 運ばれてきたものを見て大きくうなずく。そうそう、これぐらいしっかりしたトンカツが食べたかったわけですよ。
 厚みのあるジューシーなとんかつにたっぷりの千切りキャベツ。カラシの量もいい感じにたっぷり。
 卓上にある、壷入りのトンカツソース、とんかつ味噌、和風ドレッシングを使って味をカスタマイズし、擂鉢の白胡麻を摺り、それもかけていただきます。いやはや、迫力満点。

 ほかには白菜ときゅうりの漬物と、豆腐となめこの味噌汁。
 カツが多いので、ご飯は半膳ほどお代わりをしました。ごはんのお代わりは無料です。

 長めのカウンター席と小上がり数卓。入店から退店まで終始大将と二人きりでしたが、なんだかほっくりとした感じの店で、ゆっくり食事ができたなあという印象。
 値段は安くありませんが、充実のとんかつが食べられたので満足です。

 大将にどうして店の名を「水戸黄門」にしたのか訊いてみると、「自分が(水戸黄門を)好きなんです」とのこと。大真面目な感じの受け答えがおもしろかったなぁ。