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masamori drive inn 20230303

 とんかつが食べたいと思い、それだったらこういうところもアリなのではないかと、初めて天童市川原子の「まさもりドライブイン」で食べてきました。このあたりに多いホルモン系メインの店のようで、かなり年季の入った老舗ドライブインでした。

 とんかつ定食、1,000円。
 ぱっと見、これで千円なら満足というビジュアル。手仕込みのとんかつは、肉質はわりと赤身の多いほどほどのものではあるものの、厚みがあってキツネ色に揚げられ、しっかりした食べ応え。当方の場合、このレベルなら十分満足できます。千切りキャベツいっぱいに、レモン、トマト、キュウリ添えなのもよろしい。
 おひたしと煮物の2種の小鉢と、切り昆布入りの白菜漬けと色鮮やかなタクアンの皿が添えられていて、いずれもおいしい。

 米どころ山形の名に恥じないふっくらのごはんは、ドライブインの定食といって侮ることはできないハイグレード。味噌味強めの味噌汁もなかなかのスグレモノと、穴の見当たらない立派なとんかつ定食。いい店発見。まだまだ未知の店は多いぞ、山形。

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matsunoya fkmc 20230113

 2022年9月に「松屋」の複合店舗として開店した「とんかつ松のや」。去年9月、11月に続いて2か月ぶりに3訪しました。
 こんなに頻繁に向かうのは、この11日から一週間限定で、「ロースかつワンコインSALE」をやっているから。500円ポッキリの特別価格でおろしポン酢、トッピングポテサラ、味噌の3種のロースかつ定食が食べられるというこのチャンスを逃すまいということで。

 9月に味噌ロースかつを食べているので、今回はロースかつ定食トッピングポテサラ、500円を注文しました。特盛りまで無料のライスは大盛りにて。
 トンカツはそこそこではあるけれども、キャベツの不足感はなく、味噌汁まで付いてこの価格であれば、大納得。卓上のソース、ドレッシング、からし、紅生姜などを自由に使って食べられるのが、またいいです。大盛りの飯量も十分。

 牛丼、とんかつ、中華料理などのチェーン店は、ホームページをチェックしていると時々お得な情報が得られます。

matsunoya sale 202301


sakuratei 20221012

 1年5か月ぶりとなる、上山市旭町の「さくら亭」。
 以前ここで食べたカツ丼のとんかつが充実していたので、今回はとんかつ定食950円をいってみました。

 想像していたとおり、大きさ、厚さともに立派なとんかつがドドンと登場して、思わずニンマリしてしまいます。
 このボリュームは、とんかつだけを比較すれば、「とん八」など目ではなく、天童の「三州屋」に匹敵するものと思われます。ただ、三州屋にかなわないのは、キャベツの量、ごはんの量、卓上ドレッシングの不在などの点。半面、上を行くところは副菜の部分で、こちらはゴーヤーの和え物の小鉢、茶わん蒸し、写真にはありませんが具だくさんの味噌汁などが付きます。そして価格は、「さくら亭」のほうが幾分か安いですが、ごはんを大盛りにするとほぼ互角となります。

 いずれにせよ、破壊力抜群のとんかつ定食。自分の中では、とんかつが食べたくなった時のためにマークしておくべき一店となりました。

matsunoya fkmc 20220905

 深町の「松屋」が「とんかつ松のや」との複合店舗として9月2日にリニューアルオープンし、記念セールとして12日間だけ、ロースかつ定食3種が通常690円のところ500円で食べられるというチラシを目にしたので、3か月しか空けずに行ってみました。
 店内は、牛丼店特有の細い通路を挟んだ向かい合いのカウンターが撤去され、ずいぶん様変わりしていました。

 味噌ロースかつ定食(大盛り)500円。同行したつれあいは、おろしポン酢ロースかつ定食の小盛り500円で、二人で食べて千円。(笑)
 ご飯の量は小から特まで同料金で、定食ならご飯おかわり自由という太っ腹です。

 ロースカツは、一流店のそれとまではいきませんが、それなりに厚みがあり食べ応えがあって、スーパーの冷めた総菜やコンビニの弁当のとんかつよりも数段上。お安くできている我々にはこれで十分にとんかつを食べている気になれます。
 松屋のいいところはどんぶりにも定食にもきちんと味噌汁が付いてくること。また、漬物は付きませんが卓上の紅生姜を代用できるし、複数種のドレッシングやソース、とんかつ用のカラシなどがセットされているので、それらを使って好きなようにして食べることができます。

 これはなんだなぁ、この価格で提供されると、地元のとんかつチェーン店などはうかうかしていられないんじゃないかな。

sanshuya 202204

 つれあいがとんかつを食べたいと言うので、ならばあそこかと、4か月ぶりに天童市糠塚の「とんかつ三州屋」へ。
 ここは、つれあいは初めてだけれども、当方は4回目で、4回目にして初めて、オーソドックスのとんかつ定食を賞味してみました。

 とんかつ定食(ロース)、JAF割引を使って1,050-50円。
 とんかつが大きいのに、周りがすべて大きいので、写真ではそう見えないのが惜しいところ。
 分厚いロース肉を使い、チョモランマ盛りのキャベツとたっぷりのごはん。食器はすべて大学学食風のプラスチック製だけれども、味とボリュームは確かです。
 自社ブランドのとんかつソースや2種類のドレッシングが卓上にセットされて、好きなだけドウゾという店の構え方にも惚れます。
 カツカレー(ロース)900円や、スパゲッティナポリタン950円あたりにもそそられるところ。いずれ食べてみよう。

popura 202203

 体調麗しく、とんかつだって軽~くいけそうな日。然らば本日のランチはとんかつにしようか。
 ということで、ちょうど2年ぶりに伊達城の「手作りとんかつの店ポプラ」へ。
 以前、厚切りのロースかつ定食1,100円をランチタイムに1,000円で出していたようなので、それでいこうと思って入店したところ、今はやっていない模様。なので、4年ぶりにポプラ定食、ランチ割750円(通常800円)を再食しました。

 価格のわりにずいぶん大きさのあるとんかつ。でもまあこれは揚げのテクニックがものを言っていて、肉自体の厚さはなく、筋のあるところも多少ありました。
 基本的な配膳スタイルは4年前と差がなく、自家製のとんかつソースとドレッシングが卓上に。特にドレッシングがミルキーで、オリジナルな味わい深さあり。

 大盛りでも同料金のごはんは、盛りが充実。新米使用でつやつやしてとてもおいしい。とんかつはどちらかというとカツカレーに合わせたほうがよさそうでしたが、このごはんはカレーとともにではなくどんぶりで味わうべきだと思ったところです。

 これで750円なのはナイスう~♪

kawashimaya 202202

 ここのランチを食べてみようと思い、6か月ぶりに十日町の「河島屋食堂」へ。
 この日のランチ800円は、豚カツ定食。このところトンカツを食べる機会が増えているけれども、嫌いじゃないので、これでいいや。

 レギュラーメニューにも豚カツ定食850円があるので、それとどう違うのかフロア担当のおばさんに尋ねると、うーん……と言いつつにっこり笑うだけ。つまりこれら2つはほぼ同じもので、ランチのほうは50円オマケしているのです、ということだろうと解釈しました。

 生パン粉で手仕込みしたらしいトンカツは、肉自体それほど厚くないけれども、サクサクとした歯触りがあり、しっかりトンカツしていておいしい。卓上のソースは胡麻が入ったオリジナルの調合になっていて、プレミアム感あり。
 ミズナを頭に載せた千切りキャベツもたっぷりあり、小鉢の冷奴がきりりと冷やされていていい箸休めに。豆腐、油揚げ、大根の味噌汁も家庭的な味でおいしかった。

 街中の、誰にでも愛されるようないい食堂。
 +100円でライス大盛りにすればよかったかもしれません。

furarimurasaki 202201

 「ふらりむらさき山形城西店」のランチに味噌カツ定食があることを知りました。数日前に名古屋メシの味噌カツ定食を食べ損ねているので、さっそく1年10か月ぶりに再訪しました。

 味噌カツ定食968円。
 3桁料金のとんかつ定食なので大きな期待はしていませんでしたが、やはり価格相応かなぁというのが正直なところ。
 とんかつは手仕込みではないのが明らかで、レンチンしたものを鉄板に載せましたといった眺めで登場。肉自体もロース特有のジュワリとした脂身の食感がなく、あまり冴えたものではありません。味噌汁もぬるめ。

 評価できる点もあります。別容器に入ってきた味噌だれは、量があるので多めにかけて楽しめる上に、焦げ風味を感じとれるなかなかいいつくりのもの。また、無料サービスの大盛りご飯は量があり、きちんと腹が膨れました。

 しかしまあ、3桁で食べるとんかつであれば「とん八」のほうが数段上だし、天童の「とんかつ三州屋」まで足を伸ばせば1,050円で分厚くて大きいロースカツを目一杯満喫できるはず。したがって、この店では今後とんかつ以外のメニューを狙いたいと思います。

katsuya dainome 202110

 わりと頻繁に利用している「かつや」。手元にある10月末日まで有効の100円引き券を眺めつつ、かつやではフェア定やカツ丼を食べることは多いけれども、レギュラーメニューのとんかつ定食はまだ食べたことがなかったことに気づき、今回はそれをいこうと「かつや山形大野目店」を目指しました。

 ロースカツ定食、759-100円。いまどきとんかつ定食をこの価格で食べられるのは立派。
 ごはん、味噌汁、キャベツのお代わりはできないけれど、この充実度で659円ならそれもやむなし。卓上のからし小パックを3つ、つぼ漬けをたっぷり、トンカツにソース、キャベツに胡麻ドレ、豚汁に七味唐辛子をあしらって、さあ食べよう。

 いいぞいいぞ、ごはんが進むな。「とん八」ならお代わり必至だが、ここは自重。でも、このぐらいにとどめておけば後の腹具合が楽になり、トータルで考えればそのほうがいい。
 120gのトンカツは大きくはないけれどもけっして小さくもなく、スジもなく、これでジョートーかつ不満なし。トンカツはこんなのでいいんですよ、自分には。
 キャベツも適量だし、汁物がきちんと豚汁というところもよい。ただ、ごはんがあまりおいしいと言えないのが残念なところ。ブランド米を使えとは言わないから、せめて、ジャーの中にしばらく置いたものだと思わせない程度の炊き立てを出してくれればサイコーです。

yuzu 202107

 この日の狙いは定食だ。
 今年3月に初訪問して、「このクオリティで880円とはスバラシイ。一発でお気に入りの店になった」と書いた、大手町の「和食お食事処ゆず」で満足したい。そう考えて、あまり間を置かずに再訪しました。

 ややフライング気味に入店して、この日の日替り880円の内容を尋ねると、刺身、とんかつ、チキンカツのいずれかになるとのこと。甲乙つけ難くしばし悩んだ結果、とんかつに決定。

 見た目からしてスバラシイ。きちんとしたとんかつに胡麻ドレをまとった生野菜、なんならマヨもドウゾとプチトマトの脇に添えられています。ソースをかけて頬張るロース肉は脂身少なめで引き締まっています。小鉢は大人の舌を満足させる黒豆煮とポテサラ。ニラと豆腐に溶き卵を入れた味噌汁もおいしい。これに漬物と涼しげなところてん。

 前回、ごはんは3膳ぐらいまでならOKと聞いていたので、おかわりして2膳。食後にコーヒーまでサービスしてくれました。
 前回と同じ感想になるけれども、この勢揃い感のあるクオリティで880円は安いでしょ。
 こういういい店を抽斗に入れている自分って、なかなかシアワセなのではないか。

tsukimori 202106

 2年2か月ぶりに、鳥居ヶ丘の「月盛食堂」へ。
 ここでは過去2回、中華麺類を食べているので、今回はごはんものをと、とんかつ定食850円を所望。この時はおばさん一人でやっていて、20分近く待っての配膳となりました。

 こんがりと揚がったとんかつはナナメ切りされて見映えよし。格別大きかったりするわけではありませんが、この価格ならば妥当なところでしょうか。
 白眉は味噌汁。タマネギ、ジャガイモ、ニンジンなどが入っている豚汁かと思ったら、肉は牛肉でした。漬物もおいしい。

 しかし惜しいかな、ごはんには古米の匂いを消すためなのか何か香りのするものを入れているようで、これが鼻についておいしくありません。そのせいか粘着の度合いも低く、バターごはんみたいにぽろぽろになっています。食後もしばらく香水のような匂いが口内から消えず、難儀しました。
 余計なこと、あるいは過剰なことはしないほうがいいと思う。今後入店の機会があるとしたら、麺類に戻ることにしましょう。

taketei ymgt 202106

 とんかつ定食をしばらく食べていない気がしたのでプログの過去記事を調べてみると、ほう、去年の11月を最後に食べていないではないか。(かつ丼は何度か食べている) じゃあ今日はトンカツだな。
 ということで、桜田東の「とんかつ竹亭山形店」を3年ぶりに訪問しました。この日、木曜日は“竹デー”ということで、通常は1,400円台のロースかつ定食(小100g)が格安で食べられるのです。

 竹デーロースかつ定食(小100g)、1,100円。
 まあ、とんかつはそう大きくはないけれども、若い時分と違って揚げ物を山ほど食べたいとは思わず、この程度で十分。とんかつ専門店なので、肉質は悪くない「米沢豚一番育ち」。
 ここもまた、ごはん、味噌汁、キャベツがおかわり自由ということなので、ご飯を少々と、岩海苔の味噌汁は2杯目を豚汁にしてもらい、キャベツのドレッシングを和風から胡麻に変えて、それぞれおかわりしました。

 これだけ食べれば腹の虫は完全に沈黙します。(笑) おいしくたくさん食べられてこの価格ならば、納得です。900円台の日替り定食もあったので、次回はそのあたりが狙い目かな。

kaisendonya 02011

 河北町との間に架かる谷地橋の東詰めに位置したところにある「海鮮丼家」を3年ぶりに再訪しました。
 ここはその名のとおり丼物がメインなのだけど、かつ定食900円をセレクト。かつ丼があるのでとんかつの定食や、なんならかつ煮もできますけんねというノリのようです。かつ丼と同額なら定食のほうがいいかと思って。

 まあそんなノリなので大きな期待はしていませんでしたが、いいんですね、これが。
 こんがりとしたキツネ色の衣が唾液腺をキューッと刺激。厚さはそれほどではないけれども、肉質自体は悪くなく、ふつうのとんかつソースをどろがけして食べれば香ばしさがあっておいしい。
 ドレッシングなしの千切りキャベツは刻みたてで、何もつけずにそのまま食べても十分においしい。辛子がたっぷり添えられているところにも好感。菜の花と食用菊のおひたしもなかなかいい。
 そして白眉は、新米の炊きたてごはん。つやがあり、多めに水分を湛えてふっくら。いい塩梅の漬物だけでもごはんがすすむのでした。

 この満足度を900円で得られるのなら安いものだと思うなぁ。


ton8 kita inter 202010

 R13沿い、「ピソリーノ」があったところにできた「とんかつとん八山形北インター店」を初訪問。この9月にオープンしたばかりです。
 初とは言っても、系列他店舗で食べるのと同じとん八ランチ869円なので、目新しさはありません。しかし、平田牧場の三元豚を使って税別790円とは破格。しかもごはん、キャベツがおかわり自由なので、両方ともしっかりおかわりしました。
 となれば、かなり満腹。午後からはちょっとした重労働をするので、許してちょんまげ。

takahataya 202008

 高畠町の区画整理のされた商店街の一角にある「旬菜厨房たかはた家」を初訪問。昼は食事、夜は居酒屋の店です。
 30種類以上はありそうな昼定食のメニューから、とんかつ定食900円をセレクトしました。

 厚さは普通だけれども面積はかなり大きいとんかつ。
 とんかつは肉自体のおいしさを楽しむものだと考えるプチブル的な人も多いと思いますが、そういう人たちにとってはまあ普通、あるいはレベルの低いとんかつに見えることでしょう。しかし自分の場合は、「肉」ではなく「とんかつ」というカテゴリーを楽しんでいるので、ソースをぶっかけた「とんかつ」がサクサクでおいしいかどうか――が焦点となります。その意味では、ここのとんかつはかなりのレベルに達しているのではないか。

 揚げよし、添え物よしで、全体としておふくろの味的な素朴なつくりになっていて、好感が持てます。ポテサラに生野菜、小鉢には小ぶりのジャガイモの皮を向かずにそのまま使い、ほくほくのところに甘めのあんをかけたもの。そして、蕪漬けと、味噌汁ではなくカップ入りのスープです。
 ごはんはおかわり無料。どうせおかわりすることになるので、はじめから大盛りで持ってきてもらうようお願いしました。たっぷりです。

 とんかつを少しではなくたらふく食べて、900円。大衆食堂のとんかつはこうでなければならないと思う。

ton8 narisawa 202004

 昨晩飲みながら、再放送されていた「孤独のグルメSeason7」を録画で見ました。その第1回は上尾市のとんかつ屋だったのですが、分厚いとんかつをほお張って「うーん、いいじゃないか……」とにこにこしながら独白している五郎さんを見ていたら、「無性に、とんかつが、食べたくなった」。(笑) 「よし、明日はとんかつにしよう」。――という具合に、翌日食べるものはこの段階で決定です。

 五郎さんのように超分厚いとんかつを食べていたらあとで大変なことになるので、ここはとんかつの雰囲気を満喫しつつ、キャベツ、ごはん、味噌汁がおかわり自由というシステムを有効に活用することにして、朝から何も食べずに10時半に開店する成沢西の「とん八成沢店」を1年4か月ぶりに再訪しました。
 カツカレーやかつ丼ではこの場合納得できないので、とんかつ定食の廉価版のとん八ランチ、869円を注文します。11時前の入店客にはコーヒーがサービスとなります。

 とんかつの厚みはそれほどでもありませんが、これに自家製とんかつソースをまわし掛け、辛子を付けて齧り、ごまドレッシングをかけたたっぷりの刻みキャベツとともに食べれば、立派なトンカツ定食を食べている気になれます。

 大食漢の五郎さん並みにキャベツ、ごはん、味噌汁をすべておかわりして、超満腹に。こりゃ食べ過ぎだよ。
 朝食を抜いた程度では消化器系への十分な負担軽減にはつながりません。今夜も食べなくてよさそうなぐらいです。

atago 201905

 大衆食堂の名店、松波の「あたご食堂」を4年10か月ぶりに訪問。
 あたご食堂メニューの8品目となる、とんかつ定食850円。
 なぜこんなに時間がかかるのかというぐらい(30分)待たされます。7割がた埋まっている席で食べているのは2人だけで、ほかの皆さんは無言で待っていました。

 ようやくありついたとんかつは、充実の極み。厚さがすごく、昨年会津若松の「十文字屋」で食べたかつ丼のカツに近いものがありました。(十文字屋のほうがもっと厚いけど)
 レモン汁をかけ、とんかつソースをどばり。チューブのまま登場した練り辛子をぎゅぎゅっと絞り、それを多めにつけて味わいます。
 いやはや、デカくて厚い。肉質はそれほどではありませんが、身が締まっていて食べ応えがあり、ちょこっとだけある脂の部分のジューシーさが白眉でした。
 しめじと豆腐の味噌汁も作りたてで美味。既製品の漬物はもう一工夫欲しいところ。ごはんの盛りもよく、大盛りは不要。

 さすが名店だけあって、価格以上のクオリティとボリューム。
 もうここの鶏の唐揚げ定食は多過ぎて食べられないけれども、まだまだ食指をそそるメニューがたくさんあるので、今後も追求の手を緩めないようにしましょう。

shofukutei 201901

 ある休日、ごはんものを食べようと思い11時過ぎに駅西の某定食屋Tを目指すも、準備中。公開している開店時間はきちんと守ってくださいね。
 次に赴いた東原町の「松福亭」は営業中なので入ったけれども、暖房が入っていずえらく寒くて凍えが止まらず。おそらく室温は5度もなかっただろう。食堂は客商売であることをわきまえるべし。
 ――と、愚痴ばかりが出る。

 「松福亭」は6年4か月ぶり。何年か前、「鶴瓶の家族に乾杯」のロケが山形に来たときに、同じ「しょうふくてい」だというので鶴瓶がこの店を訪問していたのを思い出しました。

 ロースかつ定食の大盛り850+100円。
 カツは大きいし揚げもいい。キャベツの自家製フレンチドレッシング、タマネギスライスが入ったポテトサラダ、味のいいワカメとねぎの味噌汁、大根の漬物もいずれも間違いのないもの。大盛りにしたごはんもマンガ盛りだし。

 しかし一方で、小鉢に入っているとんかつソースが少ない上に、カラシが付いていない。ソースやカラシは好きなだけ付けて食べたいという考え方で臨んでいるこちらの流儀には多少合わないところがありました。
 ソースとカラシをもっとくれと申し出ればいいのだろうけれども、親父さんは耳が遠いし、なんだか面倒そうだものなぁ・・・。
kaisenkan 201812

 飯田西の「居酒屋海鮮館」で昼食。
 ここには20年ぐらい前に一度飲みに来たことがあったはずですが、ランチタイムは初めて。かつての店内のつくりはもう覚えていないので、初訪のような気分です。

 土日祝もOKのランチタイム定食はライス食べ放題。海鮮丼各種、ホッケなどの焼き魚、メンチカツなどの揚げ物、生姜焼などの焼き物など、10数種類から選べます。
 今回はこの中から、豚ロースとんかつ定食1,080円をセレクトしてみました。

 立派なラインナップ。茶わん蒸しが付くあたり、ウチはちょっと上だぞという矜持が感じられます。
 上であれば定食屋と違ってちょぼちょぼとした内容かといえば、まったくそうではありません。なにせごはんおかわり自由。それにふさわしいたっぷりの小鉢類のおかず。味噌汁の器だって一回り大きい。

 加えてとんかつが秀逸。厚みがあり、肉質もジューシーで美味。質量ともに市内のとんかつチェーン店をはるかにしのぐ充実度です。パン粉がサクサクの衣がまたいい。さらに、とんかつ用のソースは味噌のような風味も感じられて自分にしっくり。

 これが千円+税というのですから、足りないものなんて何もないんじゃないのかな。

ton8 narisawa 201812

 R13沿い、成沢西の「とん八成沢店」を初訪問。「とん八」チェーンは昼時などに行くとどこも混んでいる印象がありますが、このたびは昼前ということもあってか客は少なく、仕切りのあるカウンター席でゆっくりと賞味することができました。いいな、ここ。

 ランチタイムのとん八ランチ853円。
 スターティングラインナップがこの価格だというのならばそれほど驚くことはありませんが、ごはん、味噌汁、キャベツはいくらでも何度でもおかわりが効くシステムになっているのがすごいところ。
 この日は朝食をとっていず、仕事のない休日だったので、がっつり行きます。ごはん、味噌汁、キャベツすべてをおかわりし、ごはんについては大盛りにしてもらいました。

 肝心のロースかつは、薄いものではあるけれども平田牧場産のようだし、ショリショリとした衣の揚げ具合が秀逸。自分で擂った胡麻の香りがかぐわしく、壺に入ったぽったりとしたとんかつソースも味わい深いもの。

 ああ、喰うた喰うた。満腹だ。
 この齢になってこれほど食べても平気な健康体を与えてくれた両親に、そして、この価格でこの充実感を提供してくれる「とん八」に、感謝です。