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muraiya 202106

 2年6か月ぶりに、富の中のラーメン店「村井家」へ。
 ここならば野菜の旨味たっぷりの「みそ」が定番ですが、暑いこの時期には敬遠して、冷やしみそ850円を狙ってみました。

 白キクラゲでよく見えませんが、このすぐ下には、ナムル風のものをコチュジャンで和えたものがたっぷり。これを他店で見たことはなく、この店のオリジナルであり唯一無二ではないかと思う。これを麺と共に食べればとてもおいしい。
 チャーシューは入らないけれども、肉類がどうしても必要だという人以外は一度賞味してみるべきだと思う。

 トッピングの材料や麺量にケチるようなところはなく、普通盛りでも結構充実した腹具合が得られます。
 これで足りない向きは、プラス100円で麺を大盛りにするか、プラス280円で一人前の焼き餃子と半ライスが付く“とく得セット”も用意されています。

 ああ、うまかったな。

katsukura 202106

 蔵増の「らーめん勝蔵」へ。だいぶ前にここで、分厚いチャーシューがたんまり入った味噌味の「かつくららーめん」を食べた記憶がありますが、このブログにその時の記事はなし。ということは、少なくとも15年、もしくはもっと前以来、実に久しぶりということになります。多分3回目。

 夏限定メニューとして冷たい味噌、醤油と冷し中華があり、いずれも800円。だったら、最上段にある「冷たいみそらーめん」の大盛り、800+100円にしようっと。

 味噌味の冷やしも悪くありません。少しぬるいなぁと思ったものの、味噌のコクや風味を冷やしで味わいたいのであれば、九州あたりの冷や汁と同程度のこのぐらいのほうがいいのだろうと、食べながら思えてきたところ。味噌の麹の香りと少量の大豆の粒々がナイスです。辛味が足りないように思えたので、卓上の一味唐辛子を追加します。

 太めの平打ちシフトの縮れ麺がおいしい。トッピングもたっぷりで、茹でもやしのシャキシャキとした食感がよく、ほかには冷やし中華とほぼ同様の、細切りキュウリ、錦糸卵、ロースハム、メンマ、ワカメ、コーン、紅生姜、刻み海苔。

 味もよく、量も十分で、それでいてこの価格なら御の字です。
 涼しくなったらまた行きたいと思う。その時には期間限定の納豆味噌らーめんに50円の半ライスを添えたあたりがよさげかな。

kinchan takado 202106

 2年5か月ぶりに、高堂の「金ちゃんラーメン高堂店」へ。
 冷やしラーメンの大盛り890円。
 平日ランチタイムはライス無料サービスというので、それを「ちょびっとだけ」所望しました。

 金ちゃん系列なので、手もみの自家製麺がおいしい。
 短冊切りのチャーシュー、メンマ、茹でもやし、キュウリが麺の斜面に立てかけられ、ほかに味玉、紅生姜、ナルト。その上に白髪ネギ、刻み海苔、白胡麻。
 スープを数口味わった後は、この上からたっぷりのブラックペッパーをざらざらと振りかけて麺をじっくりと味わいました。
 ごはんは、具の味玉に卓上の醤油を数的垂らしたものとタクアンで。

 うまいのだけれども、この店は他の金ちゃんラーメン系列店とはベツモノだと思えてしまう何かがあるようです。
 異なる点を思いつくままに挙げてみると、海苔が黒くなく薄い、チャーシューをはじめとして各具材が多くない、胡麻が新鮮ではない、スープの味わいが一般的、全体量が少なめにとどまっている、盛り付けにあまり意識が回っていない、店員がアルバイト風でやや不躾――などでしょうか。だとすれば、城西のほうに行っちゃうよナ。スミマセンね、うるさい客で。でも、冷やし中華も同価格で、うまそうなんだよナ。

mikai 202106

 冷麺と飯類のセットものがあると知って、1年1か月ぶりに花楯の「台湾料理 美香居」へ。
 冷麺セット880円。
 6~9月の提供で、夜は980円。ジャージャー麺を含む4種類の冷麺と、各種炒飯、中華・天津・回鍋飯など8種類の飯物から自由に1品ずつセレクトする仕組みで、キムチの載った韓国冷麺と高菜チャーハンを選んでみました。

 冷麺は、ハム、キュウリ、錦糸卵、トマトが添えられて、一見普通の冷やし中華ですが、ジャパン本来のものと比べると甘酸っぱいつゆが多く、紅生姜やカラシは付きません。でもって実際に食べてみると、麺が決定的に違い、中華麺というよりもこの強い弾力と風味はかなり平城冷麺のつくりにシフトしています。また、トップにはパクチーも添えられ、これが風味をぐっと南国寄りにしています。
 ふーん、面白いなぁ。和・中・に加えて韓と南アジアも入っているということか。でも、おいしい。

 高菜チャーハンは、さすが本場台湾の料理人がつくるだけあって、味も炒めも優れていておいしい。そこいらのラーメン店の半チャーハンとはクオリティが違うし、量はきちんと一人前はありそうなので、麺と両方食べることでけっこう腹が膨れ、とりわけ量的にはかなり満足のいく昼食となりました。

 ちなみに、ラーメン屋であれば、ラーメンと半チャンで1,000円近くになってしまうのが一般的なのに、台湾系中華店なら冷麺でも各一人前で3桁。ラーメンと飯物のセットであればさらに安く780円で、麺大盛りが無料とのことでした。いいですなぁ。

mikai menu 202106


menya hayasaka 202106

 毎日暑い日が続いているので、この日も冷やしラーメン探訪へ。もう熱いラーメンなんて食べようという気になれません。
 清住町の「麺屋はやさか」を3年5か月ぶりに訪問して、冷しらーめんの大盛り750+100円を。

 涼しげなガラスの器にて登場。下のほうの麺が器から透けて見えるけれども、なかなかいいボリューム感だなぁ。
 そそり立つような特大の氷が入っていて、ビジュアルからして冷たそう。その冷えたつゆに浸って、こだわりの自家製麺がきりりと引き締められて極めて美味。
 加えて、トッピングが素晴らしい。とろりとした味玉、大きくて分厚いチャーシューが2枚、ざくざくと言っていい量のメンマ、パリッとした厚手の海苔などが目を惹き、質感はとても高く、高コスパです。

 これを食べずに3年以上もこの店から遠ざかっていたのかと、少々嘆きたくなるぐらい。
 この麺ならつけ麺もうまいだろうな。いずれまた食べに行こう。

ramenshop kubota 202106

 いつかウェブ上で見たココの冷やし中華の画像がおいしそうだったことを思い出し、「ラーメンショップ久保田店」を1年2か月ぶりに再訪しました。

 冷やし中華の大、950円。
 「大」は麺2玉。さすがに破壊力のありそうなボリュームにて登場。どんぶりがでかいよなぁ。麺のまわりにコーン、トマト、キュウリ、ワカメ、メンマ、チャーシューが配され、山頂付近には紅生姜、刻みネギ、刻み海苔。そして全体には白胡麻の雪が降っています。その見た目はとても美しく、冷やし中華の正統派を思わせるルックスです。

 麺自体、中太のもっちりとしたつくりなので、他店の2玉よりも多く感じます。こういう場合はゆっくりなんて食べてちゃダメで、一つ深呼吸をしてから箸を止めずにがっつきます。ときにカラシ、ときにマヨネーズを箸でつまんで麺にチョイ付けし、パクパク。ああ、んまいなぁ! 暑い季節にはこれだよなぁ。
 だしつゆは酸味がしっかりで、やや甘めに振れたもので、これもよい。

 よし、満腹。いい冷やし中華にめぐりあいました。この質感にこのボリュームなら、950円は割安かもしれません。

jinya6bei 202106

 この日も昼食は冷やしラーメンでいこう。清住町の「麺陣屋六兵衞」を1年3か月ぶりに再訪して、冷たい中華そばの大盛り、720+100円。

 ほほう、冷たい中華そばとは言っても、これは豚肉ではなく鶏肉チャーシューを使っているので、このあたりで言う鶏中華のカテゴリーなのかな。
 でも、スープのダシは鰹節の風味が強く感じられて、和風ラーメンっぽい味わいになっています。

 ぷりっとした細麺は、卓上にあった説明書きによれば酒井製麺の無添加特注麺であるとのこと。麺量は多く、多分2玉を用いていると思う。特盛り180円を頼まないでヨカッタ。
 トッピングされていたおいしい梅干しは、寒河江市のブランド梅・谷沢梅の自家製とのこと。
 サイドの椎茸と切り昆布の炒りものはサービス。
 いろいろと材料に凝っているので単価は高めですが、それも納得できるおいしさでした。

hokkai 202106

 6か月ぶりに鳥居ケ丘の「お食事処北海」へと赴きました。暑いので冷やし系だな。
 一般メニューの大盛りが120円増しなのになぜかこれだけ90円増しなのを目ざとく発見したので、冷やし中華を大盛りにして、970円。

 平皿ではなく大盛り用のラーメンどんぶりにて登場。芥子が付いていなかったのでおばさんにお願いして小袋入りのそれを持ってきてもらう。
 眺めるだに、多いんだよなぁ。けれども食べ始めると、自家製の麺がおいしく、それを大盛りで食べられるのがうれしい。キュウリ、錦糸玉子、トマト、刻み海苔、茹でモヤシ、チャーシュー、メンマ、擂り胡麻などに加えて、紅生姜があしらわれているあたりにキュートな魅力を感じる。酸っぱいつゆもたっぷりあって、つい啜りたくなってしまうのでした。

 さすが、北海。いい冷やし中華をたっぷりと、どうもごちそうさまでした。

himawari tmnj 202105

 昨日は寒かったけれども、今日は雨も上がって風が爽やかだ。よーし、それでは「ひまわりヤマザワ富の中店」で、今年初の冷やし中華にしてみるとするか。

 半年ぶりの富の中店。ここの冷やし中華は去年の7月以来となります。
 冷やし中華の大盛り、506+100円。
 オーソドックスなつくり、量もしっかりで、彩りが夏だ。去年よりも11円値上がりしていますが、材料を節約するようなそぶりもなく、よくこの価格で出してくれるよなぁと思わせる立派な逸品です。拍手♪

kin minamihara 202105

 火曜日が定休日であることを確認して訪れた市内某店は臨時休業。連休中がんばったから閉めたの? それって客から見ると本末転倒だと思うけどね。
 じゃあいいもんね、とってもおいしい「金ちゃんラーメン南原店」に行って食べるんだもんね。
 ということで、ちょうど1年ぶりに訪問しました。

 冷やしラーメンが始まっていたので、その大盛り、600+100円を。5月上旬にして今年初の冷やしラーメン。ここでは一昨年の夏も冷やしを食べていました。
 ステキなビジュアル。この端正なルックスにブラックペッパーをかけることにいくばくかの背徳感を覚えますが、いいんだ、かけちゃおう。それもドバリと、フフフ……。ああ、おれってなんて罪なことをするのだろうな。まあ、うまいからいいのだけどね。

 引き締まった手打ちの麺も、薄味だけれどもコクを感じるスープも、自家製出来立てと思われるほのかに炙り風味のあるチャーシューも、どこをとってもおいしく、何度食べてもその都度満足できる店。それなのにこの低廉な価格。そして会計時には1か月有効の100円引き券。なんていい店なのだろう、金ちゃん南原店。

zabun 202012

 桧町の「肉そば鳥中華ざぶん」を3年4か月ぶりに再訪しました。
 駐車場ではこの日3台目の客だったのだけど、霙降る外で並ぶのがいやなので車中でもたもたしていたら席が埋まってしまい、ぬゎんと2巡目の客となってしまった。くへっ、おいよ。食べ始めるまでに文庫本をかなり読み進めることができてしまったではないか。これもコロナ対策で席間隔を大きく空けているからなのかな。

 初回時は肉そばを食べたので、今回は鳥中華の大盛り800+150円。
 そばと中華ではかえしも変えていると聞いたような気がしたので。

 「少し甘めでコクのある和風醤油味に、黄金の鶏油が合わさったスープがやみつきに。三つ葉の香りとあげ玉の風味も好し。きざみ海苔に親鳥のチャーシューを盛りつけた中華そば。夏場はきゅっと締めた「つったい鳥中華」がおすすめ」――とのこと。YES、冬でもつったいのがいいです。
 さらに「ホワイトペッパーと一味唐辛子を両方入れるのがオススメ」とのことなので、そのように。

 大盛りは150円と割高なのでどうしようか悩みましたが、冷たい麺ということもあって大盛りで適量。普通盛りなら足りなかったでしょう。
 今どき普通盛りでもこの店の大盛りぐらいのものを提供する肉そば店が多くあるので、おいしくて見目がよいとは言っても、これが950円では割高感は否めないところがあります。

yabu tendo 202009

 中里の「そば処やぶ(やぶそば)」を初訪問。
 蕎麦の店とばかり思っていたのですが、ラーメン類も人気のよう。エントリーメニューとしてはラーメンでしょうが、まだ冷やしもやっていたので、冷やしラーメンの中盛、700+100円を所望しました。中盛は1.5玉、大盛は2玉で150円増しとなります。

 胡麻油の香りが効いている、想定以上にいい冷やしラーメンでした。
 大きなポイントは2つあって、まずは中華麺が珠玉でした。艶のあるいい見た目に加えて、ものすごい弾力が感じられるもので、これにはびっくり。うまいなぁ、大盛にすべきだったかな。そうは言っても、中盛でもけっこうな量があり、自分としてはこの程度の量で十分満足なのだけれど。
 もう一つは、甘く味付けされたメンマが独特。スープの味とはまったく違う味なので、いい箸休めになります。
 ぶどうの小皿が添えられて、食後もサッパリです。

 満足のいく一杯。いい店にめぐり逢えた仕合せ。
 ここの蕎麦や麦切り、味噌ラーメンなどはどうなのだろうと、興味は広がっていきます。

takedasoba 202009

 長谷堂の集落内にひっそりと佇む「たけだ(武田)そば屋」に、実に9年余ぶりに行ってきました。9年前はこの店内で夏の高校野球の決勝をテレビで見ていたことをよく覚えています。

 冷やしラーメンの大盛り、今どき500+50円はびっくり価格でしょ。
 あっさりした鶏ガラスープにパンチを加えるラー油あとがけスタイル。これにさらにホワイトペッパーをざらざらとかけて。
 麺はそれほど加水率が高くなさそうなぽそぽそとした感じのもの。この麺があまり大きくないどんぶりにたくさん入っていて、啜っているうちに腹が冷えてくるぐらい。

 店内に立って順番待ちをしていた自分と同年代と思われるおじさんは、ココか、平清水の店(「八幡屋」のことだと思う)の中華しか最近は食べに行かなくなった、大盛りはもういらなくなったと同僚と話をしていましたが、それはまたずいぶん可哀そうなことです。こちらのおじさん(私デスネ)ときたら幸せなもので、ココのみならずどこのラーメンでも大概おいしく受け入れられるし、大盛りなんてまだまだへっちゃらです。

 冷やしラーメンもおいしかったが、ここならやはり熱いほうの中華そばがもっとうまいだろう。価格も素晴らしいので、また来ましょう。

takedaya 202009

 ここの冷やしラーメンも食べてみる必要があるだろうと、好きなラーメン店の一つ、香澄町の「竹田家手打ラーメン店」を1年半ぶりに訪問しました。

 冷やしラーメンの大盛り、650+100円。
 漬物の小皿とともに辛味噌の壺も運ばれてきて、お好みでこれを入れて食べてくださいとのこと。それではと、多めのホワイトペッパーとともにこの辛味噌を添えて食べてみます。わりとあっさりしたスープなので、多少の刺激が加わって、なかなかいいかもしれません。
 この店の強いオリジナリティを感じる少しくすんだ色をしたやや細の手もみ麺がうまい。でもやはり、熱いスープのほうにこの麺は合っているかな。

 おいしかった。
 まだ残暑は続いていますが、そろそろ冷やしラーメンの季節は終わりに近づいています。

onigarashi honten 202009

 鬼がらしの辛味噌ラーメンの冷やしバージョンというのはどうだろうかと閃いて、9か月ぶりに南原町の「鬼がらし本店」を訪れました。
 各種冷やし系は9月30日まで提供していて、冷しみそらーめん850円を中辛にて。また、平日ランチタイムはライスが無料なので、それも。

 かなりしょっぱいスープ。それを多少なりともごまかそうと、卓上のラー油を垂らしかけて啜り始めます。麺はストレートの細麺。ほう、冷やしだと細麺になるんだ。
 トッピングの具材が秀逸。角切りチャーシューがごろごろと入って、味玉、メンマ、ワカメ、ネギ。冷やしを演出するものとして、刻んだ山芋、紅生姜、刻みきゅうりなども入っています。とろりとした山芋がいい仕事をしていました。

 サービスのライスは、ケチることなくたっぷり一膳分に漬物添え。氷の入った冷たいスープに温かいご飯を落とし込むのは抵抗があったので、はじめは卓上のふりかけを使って、その後はしょっぱいスープと交互に食べました。

 なかなかいい腹具合になり、十分に満足して退店しました。

hokkai 202009

 今年6月に市内本町から移転オープンした鳥居ケ丘の「お食事処北海」を、遅ればせながら初訪問しました。旧「国味」の店舗を改装した店で、入店すると国味時代のカウンターの一部がそのまま使われていて、このカウンターでいったい何回唐揚げ定食を食べただろうと懐かしい。

 9月に入っても冷やしラーメンがまだ健在だったので、冷やしラーメン大盛り870円をチョイス。普通盛りの90円増しです。
 麺は太めで多加水のもちっとしたもので、ほかでは食べられない独特感があります。これ、すげぇうまい。特に冷やしで食べるとその特徴が際立つような気がします。ボリュームも満点で、量に不足感なしです。
 これに卓上のブラックペッパーを。穴が大きくて胡椒がザバザバと出てくるのがケチ臭くなくていい。さらに卓上のラー油を使えば、付いているスプーンが大きめでたっぷりとかけられるのもよい。なんなら酢も、辛味噌も備わっているので、それらを使って自在にカスタマイズできます。

 いい麺をたっぷり食べられる仕合せ。相変わらずいい仕事していますねぇ、「北海」は。
 さて次回は何を食べようかと、今から楽しみです。

orenochuka honten 202008

 贔屓にしている店の一つ、嶋北の「俺の中華たなか家本店」を4か月ぶりに訪問して、未食の冷やしラーメンの大盛り780+100円を食べました。

 相変わらずいいラーメンを提供しています。評価すべき点がたくさんあり過ぎるので、以下に箇条書きにします。

 香りが飛んでいない新鮮な刻み海苔。
 細胞が壊れないようにとの配慮がいい白髪風のネギの刻み方で、ネギがピンピンしている。
 スープには刻んだ大葉もあしらわれていて、冷やしにぴったりの爽やかさを添えている。
 全粒粉を使ったエッジの効いた麺がうまいのなんの。
 そのままでも十分においしい濃口のスープに辣油をたらせば、ぐっと味が引き締まってこれまたうまし。
 普通盛り200gが大盛りだと300gになって、たっぷりの麺量。おいしい麺なのでぜひこのぐらいは食べたい。
 つくり手の配慮が行き届いているメンマ、チャーシュー、煮卵などの質の高いトッピングが惜しげなく投入されている。
 それでいて価格は他店並みに抑えられている。

 ――ということで、「冷やし」であっても申し分ないんじゃないですか、ここのラーメンは。

darumaya honten 202008

 5年7か月ぶりに落合町の「元祖からしみそラーメンだるまや本店」を再訪しました。
 8月いっぱいまでの冷しらーめん(みそ)の大盛り820+100円。
 味噌ラーメンのだるまやらしく、味噌味の冷やしラーメンがあるのです。

 華やかなルックスにて登場。メンマザクザクに茹でもやしがたっぷり。ほかにチャーシュー、コーン、わかめ、ゆで卵、トマト、キュウリ、紅生姜、青海苔、白胡麻などがたくさんトッピングされています。
 中太とまではいかないやや細めの麺を使っていますが、冷やしであればむしろ、スープを多めに持ち上げてくれるやや細のこういう麺が合うのかもしれません。大盛りの麺量は十分です。
 少し酸味を加えた味噌スープもいい塩梅で、啜っていくにつれて底のほうから味噌かすが見え始め、それを口にすればそれもまたおいしいのでした。

 うまいし、満腹。値打ちのある冷やしラーメンでした。

matsuya ynzw 202008

 米沢市窪田の国道沿いにある「まつや」は、意外や、初訪問となります。牛丼チェーンの「松屋」ではありません。
 だいぶ前に米沢で2年間勤務していたことがあり、通勤時に頻繁に店の前を通っていたのですが、駐車場が小さい上に交通量の多い旧国道に面しているので停めにくく、結果これまで入れないでいたのでした。

 冷やし中華の大盛り900円。
 入店してすぐに、メニューに目を通さずに「冷やしラーメンの大盛り」と注文したのですが、運ばれてきたのは「冷やし中華」。あれれと思ってメニューで確認すると、「冷やし中華800円」と「冷たいらーめん750円」とがあり、店のおじさんは「冷やし……」のイメージが先行したとみえて、冷やし中華になったものと思われます。
 この季節、熱いものが来たなら考え込んでしまいますが、冷やしラーメンが冷やし中華になったぐらいならべつにかまいません。山形市の店では、冷たいラーメンのことを冷やしラーメンっていうんだけどな。

 県内どこでも食べられる冷やし中華ですが、米沢で食べればその麺は当然米沢ラーメンになります。細麺手もみのちぢれで、これが冷やし中華の酸味のあるタレをよく掬い上げてくれるので、なかなかにおいしい。あとがけされた胡麻油の香りが効いていて、食欲がそそられます。

 芥子はちょびっとだけ皿になすり付けるのでは足りず、チューブごと出してほしい。また、たくさんほしい紅生姜も少なめ。薬味方面にはうるさい客なんです、ボク。
 このあたりに多少の不満はありますが、全体としては満足のいく味と量でした。

monzentsukumo shiten 202008

 2年8か月ぶり3度目となる、富の中の「門前つくも支店」。
 冷やしラーメンの大盛り、850+100円。
 中盛50円、大盛100円とあるので、大盛の量を大将に尋ねると、ふつうが200gで大盛りが300gというので、大盛りに。

 ラーメンのレギュラー具材にトマト、きゅうり、天かすが加わって、なかなかいい感じ。
 ラーメンにしては薄味のスープ。このところラーメンスープの塩辛さにやられて、食後にお冷をがぶ飲みすることが多かったのですが、この店の場合そういうことにはなりません。
 いつも思うけど、ここの中華麺には透明感があり、独特の弾力があるもの。すこし寝かせてから使っているのだろうと思われます。
 けっこうな量があり、なかなかおいしかったと思う。

 ここは蕎麦屋が本業なので、いずれ蕎麦も食べてみたいと思ったところ。加えて、野菜カレーラーメンという変わり種や、かつ丼などの丼物にも惹かれるものがあります。