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tonji 201708

 暑い夏を乗り切るにはスタミナが必要デアル。ならば、豚丼を出すという天童市高擶北の「豚児」を目指してみましょう。昨夏のオープンで、初訪問となります。

 なかなか来る機会がないと思われるので、少し欲張って、中華そば+豚丼ハーフ、680+450円としてみました。
 待っていると、厨房から豚肉を焼くいい匂いが漂ってきます。この店の真骨頂はこれなのだろうな。

 中華そばは、ブシ粉を効かせたインパクトのある味わいのもの。刻んだタマネギを入れてそのくどさ?を抑えています。
 海苔、煮卵1/2が標準装備でメンマもわんさか。製麺所の麺を使っていると思われ、麺自体のオリジナリティはそれほど感じられません。

 豚丼は、ハーフというにはしっかりし過ぎている充実の一杯。豚バラ肉を特製のタレで焼いたものが数枚、ごはんの上に載せるというシンプルなつくりですが、味わい深いです。タレがいい仕事をしています。
 こちらにもメンマざくざくと煮卵1/2、それに刻み海苔。

 どちらもそれなりにうまいけれども、合わせると1,130円にもなってしまうのは少々エクスペンシヴ。ラーメンだけだと標準に失するし、豚丼だけだと若くない身には脂がけっこうきつそう。なので、メニューの選択に悩みます。

marugame-yamagata 201704

 独立系の店を攻め続け、未訪の店を地道につぶしていこうとの考えで食べ歩きをしていますが、この日はそれにこだわらず、久々にあれが食べたいと思って、山形市嶋南の「丸亀製麺山形店」を4年8か月ぶりに再訪しました。ターゲットはかけうどんと野菜かき揚げです。

 親子丼定食+野菜かき揚げ、680+130円。
 親子丼定食は、かけ並+親子丼小、290+390円の組み合わせになります。

 かけうどんは安定したうまさで、セルフのネギ、つゆをたっぷり。
 今回はどでかい野菜かき揚げをテイクしたので、天かすは遠慮したところ。

 親子丼は、「小」とはいえ侮れないボリュームです。
 味はそこそこかもしれないけれども、うどんと一緒に注文して、支払いを済ませるまでのわずかな時間にきちんと調理してはいドウゾと配膳されるのは立派。若いアルバイトではなく熟練のおばさんがつくっているところがよく、それなりに納得できる内容です。

 親子丼が想像以上の量だったので、このコンビネーションでは自分にとってはちょっと多過ぎました。天ぷらが明らかに余計だったな。

umedonan 201610

 鶴岡市千石町の「うめどん庵」を初訪問。古くからあるように見えるうどん屋です。
 この季節になると品物の湯気が撮影を邪魔するようになるのだよねえ。だから、立ち上がる湯気を口でふうふうしてよけながら撮影することになります。(笑)

 かき揚天丼セット780円。
 値段にしてはかなり立派です。
 ワカメ、山菜、なめこ、揚げ玉、蒲鉾、ネギなどの具材が入ったうどん。卓上の袋入り七味を振りかけて食べれば、体が温まって美味。うどんは、讃岐を冠するチェーン店のものと比べるとやや細身で丸麺風。強いコシは感じず、むしろこのあたりで昔から食べられていた玉うどんに近い食感です。出汁も、洗練された薄味ではなく、醤油の香りがしっかりしたこげ茶色のもの。

 天丼は、めずらしく平皿。つまりは、底の深い小どんぶりではこの大きなかき揚げはのっけきれないからということのようです。
 大きいなあ、かき揚げ。油が強く、天ぷら好きにはたまらない逸品ですが、こうも大きいとちょっぴり油酔いしそうです。

 ほかに、ネギと鰹節をのせた冷奴。油ものの添え物としては最適です。厚く切ったたくあんも美味でした。

 ほかにもワカメうどんセット、納豆うどんセットが700円、天むすび600円など、セットものが安く食べられるようなので、うどんが食べたくなったら再訪してみましょう。

mikawa 201609

 ある日、一人でふらりと5度目の訪問。昼メシは一人で好きなものを食べるのが、自分に素直な形でいいと思う。
 この店ではこれまでにカツ丼、チャーハン、カレーライスと食べてきて、今回は前回、「近日中にも挑戦してみよう」と公言したセットものの「カレーセット」650円を食べてみました。

 650円とは格安。中華そば(小)とカレーライス(小)のセットなのだけど、いずれも「小」と言うには立派なボリューム。かと言って多すぎるほどのものではなく、朝食が自分の胃を満足させていない日の昼にふらりと行くには最適です。

 カレーは、前回食べたものと同じもったりとした昭和時代の大衆食堂を思わせる懐かしい味。こういうつくりには馴染めない人もいるかもしれませんが、愛着があるんだよねぇ、こういう小麦粉カレーに。

 そして、ここで麺類を食べるのは実は初めて。多加水のプリプリ感のある麺は中太で手揉みが入っていて、なかなかのもの。スープのダシは、飛魚なのか、塩辛くなくて奥行きを感じるあの味です。きちんとチャーシュー、メンマ、ナルト、ネギが装備されていて、次回はしっかり一人前もしくは大盛りを食べてみたいと思わせるものでした。

 フレンチドレッシングの赤をまとったサラダが付くのも、お得感があります。
 たまたまなのかどうかはわかりませんが、麺類では広東麺を所望する客が多いようでした。
 厨房には男性もいるようですが、3人ぐらいいる店のおばちゃんたちがにぎやかで、このおばちゃんたちが切り盛りする店というイメージです。
 なじみ客も多いようで、これまでお邪魔した5回中4回も、ここで会った人がいます。つまりは、とてもいい食堂デアルということなのでしょう。

 しっかりエアコンが効いていて、これならば熱いラーメンも苦にならないだろうと思ったところ。もう少し涼しくなったなら、各種のラーメン類を攻めてみようか。

suganuma 201607

 鶴岡市苗津町の「手打ちそば処菅沼」を初訪問。
 ざるそばカツ丼セット1,000円。とうとう4桁になってしまいました。

 なかなか上品なセットという印象。蕎麦と麦切りのざるとかけから選べる麺類は、この店が蕎麦屋なのでざるそばをチョイス。せいろが小さく、もう2~3箸分はあってもいいと思わせる量です。自慢の手打ちそばは、やや太めの切りで、蕎麦風味はするものの、内陸地方の田舎そばのようなインパクトはなく、食べやすい蕎麦になっています。
 蕎麦の量に対して十分すぎるほどのネギと揚げ玉が付いています。

 カツ丼は、卵黄の色が山吹色をしており、凝った卵を使っているのではと思わせます。豚カツは筋のない赤身のいいところを使っていて、大きさこそありませんがそこそこの厚みがあり、縦横から切身を入れて一口サイズにしてあります。タレの塩梅もよく、こちらはご飯の量もけっこうあって美味。

 この季節、この地域に欠かせない南禅寺豆腐が付いているのがにくい演出。この一品が高級感、清涼感を添え、全体の価値を高めていると思います
 小茄子の漬物とタクアンもいい味を出していました。

 最後に蕎麦湯で残ったそばつゆをいただいてゴチソウサマ。
 店はそれなりに広さがあり、座敷の畳が新しくて小ぎれい。後続の来店者はいずれも、エビ天ざるとかけっこう値の張るものを注文していました。大衆食堂よりもワンランク上のグレードなのかもしれません。

yodogawaya 201606

 ある休日。早朝に町内会の除草作業に参加し、続いて背広を着て公式行事に参加。
 大汗をかいたし朝食も食べていないので、腹が減った。よーし、昼は久々にセットものに挑戦するぞ。
 ということで、鶴岡市睦町の「淀川屋支店」をチョイスして初訪問。
 「支店」だけど、「本店」は今はない模様です。

 カツ丼セット1,000円。
 カツ丼、ラーメン、生野菜、漬物のセットデアルとメニューにあります。千円は他店比でややエクスペンシヴ。だったら内容に期待だな。

 で、かなり待たされて登場したのはご覧のとおり。
 まずはラーメン。濃い色のスープは、啜ってみればかなり味が濃いめ。醤油の香りと味が際立っていて独特です。何十年か前のいわゆる支那そばといわれた時代のラーメンスープってたしかこんな感じだったと思え、懐かしさに舌が喜びます。
 麺はおそらく自家製の、やや細、手もみ、ホロホロ系で、庄内のものというよりもこれは米沢ラーメン系にも通じるものがあります。
 メンマ、チャーシューはしっかり一人前グレードですが、麺はやや少なめになっていたでしょうか。

 あらかたラーメンを食べ終えて、一方のカツ丼へと移行。
 カツは細めにカットされたものが4切れとややショボ感がありますが、こちらも味が濃いめで、卵とタマネギはたっぷり。なので、セットとしては適量と思われるごはんがどんどん進みます。
 カツは衣が薄く仕上げられているため、肉そのものの旨み、脂のジュワ感がしっかりあって、なかなかいいと思いました。

 生野菜はたっぷりで、ごまドレッシングが多め。
 漬物は、これは何かな、小ぶりのキュウリ?が4つで、初めて食べるものだったけどおいしかったです。

 いやはや満腹。だけど、全体として味が濃いめ。とりわけカツ丼を食べながら啜るラーメンスープが腎臓を刺激するような勢いでした。
 ココの名物は「特製カツカレー中華」のようです。再訪の機会があればコレでしょう。

sachitei 201506

 「My Bloom」利用の9軒目は、鶴岡市東原町の「幸亭(さちてい)」。もちろん初訪問。
 開店直後の訪問でしたが、「My Bloom」を手にした客が次々とやってきてたちまち満席に。1階だけでは足りず、2階の宴会場にも客を案内していました。

 鉄火丼とうどん、通常料金980円を540円で。
 この値引きなので、小さいどんぶりが2つ並ぶのかなと思っていましたが、うどんも鉄火丼もそれぞれ一人前とは言わないまでも、けっこうなボリュームです。

 鉄火丼はご飯の上に海苔が敷かれ、まぐろの刺身が5枚にネギトロ、玉子焼き、大葉に紅ショウガが添えられています。ごはんは酢飯ではありません。
 刺身を山葵醤油につけてごはんとともにパクパクと食べればうまし。

 うどんは、ワカメとネギがのったシンプルなもの。これに別皿の天かすと一味唐辛子を追加して食べました。
 先にお邪魔した「手打うどん麦や」のうどんにはかないませんが、食べ慣れている一般的なうどんなのでつるつるとイケてしまいます。

 980円なら高いが、540円なら格安――という価値判断をしましたが、価値は人によって異なるので、真偽のほどは自分の舌で確かめましょう。

mitsuhiro 201502

 2013年10月以来、2回目の訪問。
 前回はラーメンとかつ丼セットだったので、今回は蕎麦と牛丼の「牛丼セット」980円にしてみました。
 ラーメンまたはもりそばに天丼、牛丼、かつ丼、カレーのいずれかをプラスできる「お得なセットメニュー」の中からの組み合わせです。消費税上げの影響で、前回比プラス50円。

 蕎麦は、石臼挽きの細打ちで、都会派にも合いそうな味と口当たり。ネギと山葵に加えてうずらの生卵が添えてあるあたりが小粋。この地域のメジャーとなっている田舎そばよりも量は華奢でしょうか。まずは手繰ってあっさりと食べ終えます。

 お次は牛丼。驚嘆するのはそのボリューム。「ミニ」とか「小」とかの範疇を完全に逸脱しており、ほぼ一人前と言っていいのではないか。なので、このセットの場合こちらの丼がメインと言っていいでしょう。牛肉も惜しみなく入っているし、タマネギ、シラタキなどもいい塩梅です。大根のたまり漬付き。

 そばつゆにとろりとした蕎麦湯を注いでぐびりと飲んで仕上げを。
 前回同様、たいへん満足。
 近いうちに、再びラーメンでカレーセットも賞味してみようと思います。

hanamaru 201501

 8年ぶりの訪問。丸亀製麺山形店が念頭にあったのですが、カレーも食べたいなと思い始めてこちらに変更。
 注文する段になって悩んでしまいます。カレーセット500円があって、これにはカレーライスに「小」のうどんがつくのですが、はじめから決めていた「かけ」が選べないようなのです。
 ではと、かけ(中)とカレーライス(小)を単品にして、これにヘルシーかき揚げを加えて230+350+140円、都合720円にしてみたところ。

 お盆の上の品々を見ただけで明らかに多すぎることがわかり、困り果てる。
 カレーの「小」なんて、どこが小なの? うどんをメインにと考えて注文したかけ「中」も、たんまりと麺が入っています。こうなるとかき揚げは余計だったかな。
 残すのがいやなので懸命に食べたものの、超満腹。ああ、失敗、失敗。

 うどんは湯切りが甘く、ダシの味がぼやけて茹で汁の味がします。要改善でしょう。
 また、ジャガイモやニンジンが形あるままに入って家庭的な味がするカレーは、ご飯が余るほどのルーの多さは好評価。でも、福神漬の上にまでルーがかけられて渾然一体となっています。独立店ならばこういうことはあまり見かけません。改善してほしいと思います。

udon-ichi east 201405

 ご飯ものも食べたいし、麺類も食べたい。それでいて中華料理ではないものがいい。
 ――ということで、うどんと天丼でいこうとこの店を選択。
 かつて山形市内にもいくつかあった「うどん市」ですが、今は市内ではここだけ。頻繁に通る道筋にありながら、入るのは初めてかもしれません。

 かき揚げ天丼セット780円。
 遠近の関係でうどんよりも天丼が大きく見えますが、実際はほぼ同口径のもの。うどん+天丼+サラダの組み合わせです。

 うどんは専門店なので当然美味しく、ダシがすばらしい。関西風の薄味。日頃塩辛いつゆで食しているためにやや物足りない面もありますが、ダシの味がはっきりとして、どんぶりに投入されたものそれぞれの味もよくわかり、胃にも優しそうで、なかなかよろしいと思う。

 天丼は、多いわけではありませんが少なくもなく、油のしつこさが来る前にちょうど食べ終わるような位置取り。サラダのあっさり感がいい箸休めになります。

 全体として、すべてにおいてほどよいセットでした。
 女性数人が仕切る厨房からは彼女たちの世間話も聴こえてきます。普通ならばうるさいとかプロ的でないとか思ってしまうのですが、まだ若い部類に入るぐらいのちょうどいい頃合いの女性たちの話し声ならば、不思議と許せてしまうのだよな、これが。

yebisutei 201404

 平日限定30食の豪華ランチがあるというので、GWの狭間の平日に初訪問。
 噂のYEBISU膳、1,000円をいってみました。

 そば茶をすすりながら待つこと10分ほど。
 いやはや立派! 一人前の肉そばに、ミニ海鮮丼(マグロの中落ち・サーモン・ハマチ・卵)、鯖の開きの素揚げ、野菜天ぷら(ナス・カボチャ・ししとう)、お新香。
 そばはスープがサイコーに美味い本格派の肉そばだし、魚と天ぷらは揚げたてで熱々、刺身も新鮮。
 これが千円で食べられるなんて、まったくは文句ありません。

 BGMはロック調の津軽三味線。これをずっと聴きながらの満腹昼食となりました。

miyakoya 201404

 天童の蔵増集落にある「都屋」を初訪問。
 人気メニューの焼そばや煮込みではなく、玉子重とラーメンセット900円を。

 ラーメンは、鶏ガラ・豚ガラがメインの極めてスタンダードなもので、醤油よりもダシの甘さが感じられるもの。あまりに当たり前っぽいので強い印象はありませんが、実力は高いのではないか。
 麺は製麺所製と思われるもの。

 玉子重は、その名のとおり卵とタマネギが中心の、薄味、若干つゆだく風のデキ。
 玉子重の紅生姜の香りを感じつつラーメンをすするというのもなかなかにオツなものでした。

seno 201401

 2年4か月ぶりの「セノ食堂」。前回は牛煮込み定食でした。
 今回は、Aセット980円。
 ラーメンとミニカツ丼、それに小松菜とモヤシのおひたし、白菜の煮びたし、お新香がついたセットです。

 ラーメンは、鶏ガラで素朴。いい味ですが、昼食にこれ一杯では足りないでしょう。
 ミニカツ丼も、あと1~2口ご飯が欲しい程度の量。つゆだくで味のはっきりした卵とじカツはなかなかいいのですが、この量ではちょっと不満かなぁ。

 ということで、合わせて適量です。
 もう一歩のお得感が欲しい感じがします。
 この食堂で次に狙うとしたら、カツカレー850円あたりになるのかなあ。

mitsuhiro 201310

 ある休日の昼前。ラーメンも食べたいしご飯ものも食べたい。どうしようか。
 しばし考えて、上山温泉の月岡ホテル近く、「湯蕎庵 味津肥盧(ゆきょうあん みつひろ)」にしてみました。
 初訪問。天丼、牛丼、カツ丼、カレーなどにもりそばまたはラーメンをつけたセットものがあります。

 かつ丼セット(ラーメン)930円。
 立派。ラーメンは一人前。カツ丼もしっかり一人前。どちらかが「小」なんていうことはありません。

 ラーメンは極めて秀逸。表面に脂が浮くこってり感のあるもので、蕎麦屋の副業の範疇を大きく超えています。ラーメンはラーメンとして、どうだ!と言わんばかりの存在感あり。このような香ばしくてコクの深いスープはなかなか出会えないと思う。
 麺も、箸で持ち上げればオイリーなスープをまとって光沢を帯びており、ズバッと啜れば舌を焼いて喉奥へ。くーっ、タマラン!
 ヘリテージ風の噛み応えのあるチャーシュー、厚みがありもちっとした食感のナルトなどにも納得です。

 カツ丼は、セットとしては多いけど、一品ものとしてはごはん少なめ。しかし、分厚いトンカツを基幹とした具はしっかりしていて、具の比率が高い。

 ちなみに、ラーメンは600円、かつ丼は850円。これをセットにすると930円。だったらセットを頼みますよね。

 食べ歩きは時たまこういう「大当たり」があるからやめられません。
 このラーメンはぜひ今後何回も味わいたい。その際は、牛丼またはカレーと合わせてみようか。

yakushi 201305

 新築西通り方面に用向きがあり、薬師公園近くの「味処や久志」へと初めて足を運んでみました。
 や久志セット780円。
 かけそばとかき揚げ丼のセットです。
 かけそば(冷)はご覧のとおり極々シンプル。これに左下のネギを投入して食べるという仕組み。
 これは手打ちではないようで、蕎麦らしい喉越しが感じられません。

 かき揚げ丼はまあまあ。むき海老、タマネギ、そして長ネギ。
 天ぷらはたまに食べるとおいしいです。油とどんつゆのマリアージュがたまりません。

 店の名前がヤクシなので、8、9、4のつく日はセットものが700円になるようです。
 また、そばの食べ放題は1,000円。
 でもなあ。客の心と腹をくすぐる何かがないと、安いだけではリピーターは増えないのではなかろうか。

shoppe 201201

 某店のカレーが食べたいと思って出向いたところ、正月のあおりなのかなぜか休み。ならばここかなと入ったのが「正平」でした。「しょっぺ」、と読みます。

 ラーメンとミニカレー丼750円。ラーメン単品が600円なので、まあまあの値段でしょうか。

 ラーメンは、予想を大きく超えておいしかったです。
 極太の、もちもち、かつ、つるつるの秀逸な麺でした。
 下膨れのどんぶりにはスープがたっぷりですが、塩辛くなく、くどくなく、これまたなかなかのデキです。おいしいのでぐんぐん啜ってしまいます。
 ネギがたっぷりと散らしてあり、そのネギと麺に見事にスープがからんで、ずずっと啜り上げればもう、至福の世界へと直行。(笑)
 特筆すべきはチャーシュー。シンプルに醤油で煮込まれていて、薄味のスープの中で異彩とも言える美味を放っておりました。
 大合格のラーメンでした。

 カレー丼は、量、味にほぼ文句はありません。ピリリと辛く、じっくり煮込まれた肉が含まれたルーが、福神漬とともにご飯とよく合います。
 敢えて言えば、業務用のカレーなので、どうしてもここで食べなければならないものではないようです。

 う~む、この店、いいですよ。もっと早くチェックすべきでアッタなぁ。

daimyo 201201

 久々に「大明食堂」へ。
 中華と牛丼セット、なんと680円~♪

 今回の中華そばは、スープが旨みオイルでテカテカ。濃厚な味に仕上がっていました。
 一方牛丼のほうは、以前よりもつゆだく感がさらに進んで、これをかっ込まずに箸でつまみあげて食べるというのはもはや無理のよう。

 いずれも逸品。これで680円というのはゼッタイに安いです。

sanko 201111

 ここのメニューはけっこう値が張ります。素材がいいからだ、などと息子たちはわかったふうな口をききますが、まあ、そういうことなのでしょう。

 息子が1,500円するどでかいとんかつ定食を食べるのを横目で見ながら、自分はラーメンとミニカレーがセットになったオリエンタルセット850円をいく。

 ラーメンは、醤油のほかに塩を用いて味を調えるタイプのスープ。「竹田家手打ちラーメン店」のスープを髣髴とさせるもので、ややオイリーな感じはあるもののなかなかのスグレモノ。
 麺は酒井製麺風の中細かっきり麺。洋食屋のラーメンなので手打ち、自家製とはいかないだろうと思っていたので、まぁ、予想通りといったところです。
 底が深いどんぶりで、それなりに量はあり。トッピングには、メンマはぜひ加えてほしいところ。

 カレーは、一般受けする業務用とは対極にある、スパイスの効いたオリジナル。香りがエスニック!
 そして、うまい!
 が、具が完全に溶けていて、カレースープのようになっているのが物足りません。
 本格派の方にとっては垂涎なのでしょうが、大衆食堂派としては、具がごろごろしていたほうが魅力的なのです。
 ライスは少ないように見えますが、型が使われて稠密になっており、これまた結構量あり。

 ということですが、自分としては河島屋食堂の庶民的なラーメン&カレーセットのほうが好きかも。
 でもまぁ、たしかにサラダとか山芋の千切りなどは新鮮でシャキシャキ。一枚上を行く店であることは間違いありません。

yachiyo 201107

 先に「山椒そばや」に行って以来、上山には中華そばの名店が多いのではないかと思い当たり、この週末再び上山へ。

 このたびは市内中心部の「八千代食堂」に赴き、ラーメン&ミニ天丼セット750円を試してみました。
 ラーメン単品が550円。これに200円プラスして天丼が食べられるというので。(嬉)

 この店、手打ちラーメンがウリのようです。ラーメンは麺が最重要と考える者にとっては僥倖。
 ひと目で手打ちとわかる麺は、黄色、クリーム色というよりも白色に近く、わずかに色にくすみがあって、不要な塩分などが加えられていない淡白な味。いいなぁ、手打ちだなぁ。
 長さは短く、豪快にすすり上げるにはショートめ。ちょっと油断すると、箸でつまみあげたときにプツンと切れたりするところが多少ネックになっているかな。

 手打ち系の店にありがちですが、スープはあまり吟味されていないようで、醤油味が強すぎ。ダシは強調されていませんので、醤油だなぁという印象です。

 天丼は、イカ、海老、えのき、シソ葉、ちくわ、蟹かまぼこの6種。丼つゆが多めで天丼のテイストを十分に楽しむことができますが、具のグレードや揚げ具合、ごはんの炊き具合などをどうこう言うものではないフツーのものです。

 これで750円!ということに感謝して、ありがたくいただかなければなりますまい。

 これから行こうと考えている上山の店は、「いく代やぶそば」、「さかえやそばや」、「さぶちゃんラーメン」、「ラーメン処おいわけ」など。
 上山で中華そばのおいしい店やメニューがあったら教えてください。

kawashimaya 201101

 「河島屋食堂」はセットメニューが豊富。今回は、その中から比較的あっさりしたものをということで、親子丼とたぬきうどんのセット750円を食べてみました。

 まず、うどん。
 今どきのそば屋は、こういう老舗でも冷凍モノを使っている様子。冷凍うどんって、かなりクオリティは高いと思う。しこしこした弾力があって、半端な生ものなんかよりずっと上です。
 ネギが多い。つゆをほどよく吸ったネギだけを箸でつまんで食べることができるというのも、ある意味シアワセです。
 つゆからは椎茸の香りが際立ってくるという、老舗らしい味付け。小粋さがあります。
 これに七味を少量ふりかけてズバッと啜れば、しっかりとした熱さが口内を覆います。

 親子丼。
 薄い色合いということもあって画像からはあまり冴え冴えとした印象は得られませんが、脂身を適度にまとった鶏肉、タマネギ、薄切りの筍などを卵でまとめていて、味はまあまあです。
 丼つゆがご飯の半分以上を覆っています。
 親子丼は、牛丼のようにつゆをたっぷりにして食べるものなのでしょうか。これほどに丼つゆの多い親子丼は初めて食べましたが、老舗の食堂がやること、これが親子丼の正式な作り方なのかもしれません。

 これらに、きりりと冷たいとろろ芋の千切り、タクアンがついて、充実のセットになっています。
 セットが充実しているのはいいことなのですが、そのためになかなか単品を食べる機会がありません。
 ラーメン系、揚げ物系、そば・うどん系などの豊富メニューにもそそられるのですけどねぇ……。