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mitsuhiro 20221017

 上山市の某店が臨時休業していたので行き先を変えて、新湯にある「湯蕎庵味津肥盧(みつひろ)」を3年2か月ぶりに訪れてみました。
 穏当にもりそばの大盛りでも食べようかと思ったところ、もりそば700円の大盛りは350円増し! そんなに高いのなら、もりそばかラーメンと、天丼・かつ丼・牛丼のいずれかを組み合わせることができる「お得なセット」のほうになっちゃうよナ。
 ということで、昼10食限定の天丼セット1,250円を、もりそばとの組み合わせで。

 極細打ちのお上品な蕎麦には、ウズラの卵付きの薬味と大根のつぼ漬け付き。「セットのそばは1人前」との記載がありました。
 ならば、天丼のほうは当然ミニなのだろうと思っていましたがそうではなく、ごはんも天ぷらもしっかりしていてほぼ一人前でした。特に2尾の海老は極太で白眉。ほかに茄子、カボチャ、ピーマン2。間に合わせのネタではないんだぞという帳場の声が聞こえてきそうです。

 大満足。味津肥盧、スバラシイ。こういう確かなセットなら、この価格も当然と言っていいでしょう。

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sobayoshino ymgt wbp 202101

 西田の「そば処吉野家山形西バイパス店」。3年1か月ぶりに、3回目の訪問をしました。
 ここは一般の吉野家とは違ってそばをウリにしている店。かつてはそばとうどんの「あいもり」があったのでそれがいいかと目論んでの入店でしたが、うどんがメニューから消えていたので、それではと、牛丼(並盛)そばセット759円にしてみました。

 まずは蕎麦。色黒の十割そばで、機械打ちではあるけれども、高い店で手打ちの最高級品を食べなければ満足できないという人以外はそれなりにおいしく食べられると思う。別の言い方をすれば、この価格でこれだけのものが食べられれば普通の人ならたいていは納得する、ということですネ。
 特筆点はそばつゆで、鰹の風味が素晴らしい。いい加減な独立店よりは確実に上を行っています。
 したがって、蕎麦湯がおいしい。つゆの味が濃いめなので、ポットの蕎麦湯をたっぷり使い、体が火照ってくるまで飲んでしまいました。蕎麦を食べる至福はここにありと思っているんだよね。

 吉野家の牛丼を食べるのはしばらくぶり。紅生姜と七味唐辛子を使って食べます。
 いつも思うのだけど、吉野家は味付けが薄くないですか? そばつゆの濃さとは歴然とした差があるので特にそう感じたのかもしれません。しょうがないので卓上の醤油を使って塩気を加味。うん、これでいい。

 それぞれ単品だと足りないけれども、両方食べればかなり満足。まあ、吉野家で759円はけっして安いわけではないと思うけどねぇ。

suzukishiten1 202009

 五十鈴の「寿々喜支店」を7年8か月ぶりに再訪しました。
 入店の狙いはお得なセット。何種類かのラーメンやそば類に、ミニカツ丼またはミニ親子丼を付けて割安に食べられるメニューです。今回は、みそラーメンとミニカツ丼をチョイスして、1,000円。

 これらはできたハナから別々に運んでくるのがこの店流のよう。
 はじめに運ばれてきたみそラーメンは、普通盛りでは自分には足りないけれども、きちんと一人前。野菜の煮出しスープにラードが効いていて、こってり感があってなかなかに美味。若干ぼそぼそとした口当たりがある太めの麺が、このスープとしっくりとマッチして実においしい。

suzukishiten2 202009

 ラーメン2箸目の段階でミニカツ丼が登場。3つにカットされた肉厚のとんかつが素晴らしい。比べるのも何だけれども、前日別の店で食べたカツ丼のカツの2倍ぐらいの厚さがあります。玉子とタマネギもたっぷり。味わいとしては近時の甘い丼つゆではなく、むしろ古典的と言っていい醤油ダシでまとめられたマイルドさで、つゆだく度も適度でよろしい。ミニとは言っても満足のいくボリューム感もありました。

 てなわけで、かなり満腹に。
 ここのもりそばは、ざるそばでも板そばでもなく、箱そばっていうんだな。これもミニ丼とのセットが可能だし、蕎麦を2倍量の大盛りにしてゲソ天を付けても、いずれも950円で食べられる。次回はこのあたりが狙い目だな。

kotobukiya honten 202009

 相生町の「寿屋本店(寿屋そば店)」には、5年7か月ぶり。前回はすっぽこうどんを食べたのだけど、ここの中華そばは未食になっていたので、このたび食べてみようかと訪れました。

 先客が10人もいることに驚きつつ、平日ランチタイムのサービスメニューの中華セット850円を注文。中華そばとカレーライスのセットです。

 中華そばのほうは、ダシのパンチ力が弱く平板な感じのするスープと、低加水のぽそぽそとした麺で、期待したほどではありませんでした。海苔の香りが際立っていた印象があります。
 しかし、意外や、カレーがよかったのです。少し塩味を感じるいかにも蕎麦屋のカレーといったもので、肉の塊がコロコロと入っているし、煮崩れていないタマネギが甘く、とてもおいしい。50年ぐらい前のニッポンのカレーライスとはこういうものだったのではなかったか。
 ごはんの上には福神漬と紅生姜のダブルレッド。こうなると、ここでカレーライスを単品で食べてみたくなりました。
 ナス炒めときゅうり漬も添えられて、立派なランチセットでした。

kinokuniya 202004

 飯田のR13バイパスのジャンクション付近に2019年4月にオープンしたそば・うどんの店「きのくにや」に初入店しました。

 ここのメインメニューであろう、ざる三種もりセット(天ぷら1種類付)、1,000円。
 天ぷらはちくわをチョイス。天ぷらなしだと900円です。
 うどん、そば、中華麺の3種類が同時に味わえるというのは食べ比べができて楽しい。
 実際に食べてみた感想としては、蕎麦はまあ普通、うどんは太くてシコシコとした強靭なコシがあり、これは美味。中華麺は喉越しという点ではやはり随一でおいしい。
 昆布と鰹節の芳醇な味わいのあるそばつゆもまた秀逸です。
 ボリューム的にはそれほど手ごわくはありません。

 部分的にはどれも悪くはないのですが、全体としての華やかさがもう少し欲しい感じ。こんなにしょぼいちくわ天を付けてはいけません。讃岐うどんチェーン店で見かける太くて長いものの上をいかなきゃ。
 他店では、早割、サラダバーサービス、大盛り無料、卵1個サービス、ゲソ天山盛りなど、様々な特徴を打ち出しています。この店も、そば・うどんならあそこだねと客にリピートを促すような、他店よりも秀でたアピールポイントが欲しいと思いました。

moritaya 202004

 4か月ぶりに天童市中里の「茂利多屋」を訪店。
 カツ丼かカレーのどちらかにして、それにミニ天そばでも付けようかな~と思いながら入店し、券売機を眺めると、お、カツ丼とカレーがワンディッシュになっている「カツ丼カレー」というのがあるではないか。今の思いに沿うならばこれしかないでしょ。

 カツ丼カレーの大盛り600+100円。大盛りにしたので今回はミニそばは無しです。
 大盛りにしたのでボリューム的には不足なし、カレーは日本的なやさしめの味で、カツ丼のアタマはやや薄味、とんかつ3切れは薄いのは我慢するけどぜひもうひと切れ追加してほしい。

 まあ、望んでいた2種類を両方食べられて満足ですが、カレーのルーとカツ丼のどんつゆが国境線の上下(ライスの上と下)で干渉しあって一触触発(?!)の状態になっているのが気になるところ。かと言って、カレーとカツ丼を別皿にて供されるのも興醒めだし、この場合どうしたらいいのでしょうね。(笑)

karyu 201909

 川西町上小松、フレンドリープラザそばの「中華食房華龍」を初訪問。
 この店を認識したのは、2010年、川西町の消防演習がフレンドリープラザ脇の道路で行われたときのことだから、かれこれ10年にしてようやくの訪問となった次第です。

 酢豚定食1,250円、野菜炒め定食980円などやや高めの価格設定の「おしながき」から、中華そばとミニカレー丼、630+320円をチョイス。

 中華そばは想像していたよりもずっと上出来で、中華店らしいいい味の出汁スープはもちろんですが、返しの醤油が香ばしくとてもいい働きをしています。村山地方のスタンダードよりも細く、米沢ラーメンよりも太い麺もおいしい。

 ミニではカレーの味を存分に楽しめないかもしれないと思いつつ添えたミニカレー丼も十分な量があり、エスニックな香りがステキでした。

mitsuhiro 201908

 上山市新湯の「湯蕎庵味津肥盧(ゆきょうあんみつひろ)」を4年5か月ぶりに訪問。
 ここのセットは一人前のもりそばかラーメンに天丼、牛丼、かつ丼のいずれかを添えたもの、都合6種類の組み合わせが用意されています。以前にはあったカレーのセットは姿を消しています。
 セットを食べるのは今回が3回目。ラーメンとかつ丼の組み合わせは少し値上げされて1,000円で、ほぼ6年ぶりとなります。

 ラーメンは、かえしの存在感があり、蕎麦屋にしてはオイリーなつくりの美味なるもの。ナルトの厚さは1cmほどありました。
 かつ丼は、とんかつ3切れで一人前には満たないものの、食べ応え十分。ここの定番の大根のつぼ漬けもうまい。

 満腹、満足なのですが、厨房のオペレーションがよくなく、配膳スピードが遅すぎます。運ばれてくるまで40分近くかかりました。

itouya nakayama 201906

 中山町のR112沿い、長崎の「そば処・甘味処伊とうや」を初訪問。
 お得なランチ。かけ・たぬき・鳥中華の温・冷から一つを選んでミニ海老天丼と合わせる仕組みで、880円です。
 今回はたぬきそば(温)で。

 甘味処もやっている店なので大きな期待は持たず、蕎麦はおいしいのかなぁ、少な過ぎたら困るなぁぐらいの感覚で訪問したのですが、カンペキにいい方向に裏切られました。
 とにかく蕎麦がうまいのです。まず、つゆが極めて熱いのがいい。まったくぬるくない。そして、多めの蕎麦はしっかりした太さがあり、つゆの熱に負けない硬さも備わっています。ネギと天かすが惜しみなく投入されている点にもホレボレします。

 海老天丼にもびっくり。天ぷらたっぷりですが、これはゲソ天なんかではないのです。海老2、かぼちゃ2、ナス1。
 サプライズがもうひとつ。天ぷらの下はどんつゆのしみたごはんとの間におかかが挟んであり、鰹風味がいや増しています。全体の量も多いです。
 平日はこれにドリンクのサービスが付きます。

 質、量ともに大満足。未訪の店にはあらぬ予断を抱いてはダメで、一度は必ず入って自分で確かめなければならないと改めて感じた次第です。

atago yonezawa 201905

 山形の「あたご食堂」には数日前に行ったばかりだけど、今度は米沢市御廟にある「あたご食堂」を初訪問しました。
 お目当ては、ふたご丼。ラーメンとカツ重または玉子丼が面白い形のひとつの器で登場するというもので、以前からそのお姿を一度見てみたいものだと思っていたのでした。

 ラーメン&カツ重のふたご丼800円。
 きれいなビジュアルです。赤い生姜、緑のピーマンの素揚げ、脇に黄色いタクアンを従えて、色とりどりなのがいいです。
 ラーメンは米沢風の細ちぢれで美味。あっという間に啜り終えてしまいましたが、この段階では量的に足りないのではないかとの思いが脳裏をかすめます。
 しかし、カツ重のほうはごはんが稠密でしっかりした量。いい味わいのソースがごはんに染みていて、うまい。カツ3切れは不足気味なので、50円値上げしてもいいから4切れにしてもらえないかというのがワタクシからのリクエストです。
 なお、器の関係上なのか、大盛りはないとのこと。

 いいご馳走。どんぶりを持ち上げてスープを直接飲んだりごはんをかっ込んだりできないのが惜しいけれども。
 さて、この器を使っている店をもう1軒知っています。それは、「孫悟空分店」(山形市)のダブルラーメン。味噌と醤油が半々だったように思うけれども、これを大盛りでいくというのはどうだろうか。

daikoku 201902

 東根市の「寿司とレストラン大黒(大黒寿司)」を初訪問。ここではラーメンやとんかつに寿司を合わせるコラボが楽しめるようです。
 寿司屋でラーメンといえば、「寿しショップ彩」(天童市)の納豆味噌らーめんを思い浮かべるけど、ここはどうでしょうか。

 注文したのは五目ラーメンセットA、1,030円。
 五目ラーメンと鉄火巻1本のセットです。なおBはえびとマグロのにぎりが1貫ずつです。

 五目ラーメンは、塩味をイメージしていましたが、ここのは醤油味の広東風。五目あんにはホタテやイカゲソなどの海鮮系が入っていておいしい。スープに奥行きが感じられなかったので、白胡椒を多めにかけて。
 スープがそれほど熱くないのが残念なところだし、寿司が本業なので中華麺は仕入れたものと思われます。

 鉄火巻1本を加えると4桁になってしまうものなのかと思いましたが、味わってみて納得。使っている鮪が質、量ともに立派で、回転寿司とはチト違います。ガリも酸化していない新鮮さがありグッド。このレストランの本業はこちらなのだなと実感します。
 メニュー表には鉄火巻の単品1/3本、つまり切ったもの2個で515円とありましたが、さすがにそれは高過ぎでしょう。

 ちらしとラーメンのミニミニセット820円もありますが、それでは物足りないので、ランチのちらし寿司にミニラーメンを付けて千円ちょっとという組み合わせがいいかもしれません。それを食べにまた行こうと思います。
cocos minamihara 201902

 土曜の朝、診察のため内科へ。血液検査があるため昨夜から食べていないので、診察後になにか朝メニューをやっているだろうと、病院近くの「ココス山形南原店」へ。ここには過去に一度入ったことがあったかなぁ。

 朝食バイキングをやっていたので、じゃあそれをと。土日祝は平日よりも100円増しで、780+税=842円。
 バイキングとなると、あれもこれも食べたくなり、元を取りたくもなりで、けっこう食べてしまうものです。
 朝カレーをメインにしてみました。写真に写っているものだけでもかなりの量です。

 このほかに、オニオンスープ2杯、ベジタブルジュース、コーヒーなどもいただきました。バイキングは飲み物がたんと飲めるのがいいです。
 ファミレスには入り慣れていないのでチビたちの騒ぎ声が気になりますが、それほど混んでいるわけではありません。したがって、腹をさすりつつ文庫本を読み、都合1時間ほどゆったりと寛ぐことができました。
 朝バイキングは10時半まで。平日なら734円でこれができちゃうわけ? いいんじゃないのそれ。
 というわけで、昼ごはんが入る腹はもう残されていません。
jumonji 201808

 高畠町亀岡の十字路にある店。
 どちらも一人前のラーメンとカレーライスがセットになった、おすすめセット900円。

 ラーメンは細麺ちぢれの米沢系。一人前よりも多いと感じるぐらいの麺がスープの中に稠密に入っています。大きなチャーシュー、数本のメンマ、小さな海苔付き。中華なのでスープはシンプルな味。それにブラックペッパーを多めに振っていただきます。

 麺をあらかた啜ってから、おもむろにカレーへと移行。
 これもしっかり一人前で、ご飯の量が多い。
 万人受けするでしょうが、香辛料を使ってぴりっとした味に仕立てられています。形の残るジャガイモや脂身の付いた豚肉などが入っており、店の一工夫が感じられます。炊き立て、艶々のライスも美味。

 このほかに、小ぶりの冷奴ときゅうり漬がついて、この価格。
 それぞれが自分にとっては8分目ぐらいの量なので、合わせて1.5食分を超えるボリューム。どちらも流動食系なので腹には入っていきますが、急に腹回りが膨れてベルトを緩めなければならなくなります。

 ラーメンとカレーの両方が主役なので、カテゴリーは「判別しづらいセットもの」へ。
 いい店だと思う。かつ重とか冷やし中華もうまそうです。

tonchinkan 201808

 冷麺のセットものがあるらしいので、館町南の「頓珍館」を初訪問。
 とんかつ丼冷麺S(1玉)セット1,100円。

 すごいんじゃない、コレ。キコキコの麺を1玉使い、トッピングも手を抜かない冷麺。サクサクとした揚げのとんかつが広口のどんぶりの表面を覆いつくすとんかつ丼。それに漬物、サラダ、選べるドリンクのセットです。

 食堂マニアの心をくすぐるのは、とんかつにかけるソースが2種、サラダ用のドレッシングが2種、そして冷麺に入れる人がいるのかマヨネーズが、それぞれボトルやチューブで自由に使えように供されます。さらには練り辛子が余るほどついてきます。キムチをはじめとした漬物の量にもホレボレします。
 カレー風味ソースと胡麻のドレッシングを使い、とんかつに辛子をたくさんつけていただきました。
 ああ、タマランなあ。

 お気に入りに加わるいい店をまた一つゲット。
 メニューには、ロースとんかつ定食780円(安い!)、ハンバーグととんかつが重ね餅になった定食830円、冷麺とのセット各種などがあるので、機会をとらえてまた寄りたいと思います。
hanabi 201808

 成沢西の「手打蕎麦地鶏料理はなび」へ。ここでは一度、居酒屋となる夜に使ったことがありましたが、平日限定のランチがあるとのことなので、昼には初めて行ってみました。

 はなび膳870円。
 蕎麦(もり又はかけ)と親子丼ぶりのセットです。夏にしては涼しい日だったので、「かけ」をチョイス。

 ネギと三つ葉しか入っていない極めてシンプルなかけそばはむしろ潔いぐらい。卓上の一味唐辛子を振りかけて啜ればしっかりおいしい。
 蕎麦とともに「地鶏料理」を名乗るだけあって、親子丼も美味。鶏肉がヤワではなく、しっかりした噛み応えと鶏らしい味です。

 さて、このセットのメインは蕎麦?それとも親子丼?
 カテゴリーは「判別しづらいセットもの」でしょう。
den en 201808

 南陽市赤湯の再開発が済んだメインストリートにある喫茶店の「田園」を初訪問。
 客層はなぜか年齢が高く、60代を中心とした夫婦客がとても多かったように思いました。

 Bランチ950円。
 ナポリタンとカレーライスとサラダがワンプレートになったものにドリンクがついています。
 カレーは見たところルーが緩め。ドロリ感のあるほうが好きなのでどうかなと思ったものの、食べてみると極めてスパイシーでおいしい。このカレー、いいと思う。
 ナポも思ったよりもハイグレード。何食かまとめてつくるのかもしれずパスタ同士が少しくっつき気味ですが、これもよし。
 サラダは、もう少しひんやり感が欲しいところですが、ローストした薄切りカボチャなども入っていて、ドレッシングも効いていてグッド。
 喫茶店なので、食後にはコーヒーがマッチすると思う。

 量的には少なめ。量が欲しい向きは、大盛りバージョン1,150円にするとよいでしょう。
 ところで、この店にはAとかCのランチセットってあるのだろうか。これらは長い間店を経営する途中で淘汰されていったものなのだろうか。沖縄みたいだなぁ。

sono 201805

 長井市九野本にある「ラーメン園」を初訪。
 ラーメン580円が、ジャンボラーメンになってもプラス100円の680円というのがすごい。それを頼もうかとも思ったけれども、少し考えて「ラーメン&ミニカレーセット」850円にしてみました。

 ラーメンはきちんと一人前のよう。スープを啜ると、ダシがシンプルでコクが足りないような気がします。ブラックペッパーを振りかけてコクを加えます。
 麺は、喜多方ラーメンでよく見かけるような、太めの平打ち。啜り甲斐があっておいしい。
 噛むほどに豚肉の味が染み出すチャーシューが2つ、太めで噛み応えのあるメンマが数本、ほかにナルト、海苔、ネギ。

 カレーのほうは、期待したよりも「ミニ」。カレーの味はいいのですが、業務用のカレーをそのまま使っていると思われ、質・量ともにここでどうしてもこれを食べるべきというふうにはなりません。
 ごはんは白くて艶があり美味。
 つまりこのカレーが270円ということですが、これをお得と見るかどうかがポイントとなるでしょうか。

futamiya 201709

 山形市浜崎にある「四季の味そば処二見屋」。あの仕事をしていた頃のことだから2001年、山形ビッグウィングでイベントを打って昼に関係者と蕎麦を食べて以来、16年ぶりに入店しました。
 当時は蕎麦専門だったように記憶していますが、今は刺身定食や海鮮ちらし丼なども供しているようです。

 そばセット950円。肉そばかもりそばと、ミニ海鮮丼かミニゲソ丼の組み合わせができます。今回はもりそばとミニ海鮮丼で。

 この店に限らず、セットもので興醒めなのは、セットの両方がミニで出てきたとき。それではちっとも腹が満たされないし、メインとなるものがないので食後の記憶があいまいになる場合がほとんどなのです。
 じつはココも両ミニセットでした。メニューにはそば類までミニになるなんて、どこにも記載がなかったぞ。(ココが重要)
 メニュー写真は蕎麦が丸せいろにたっぷりあったのだけど、運ばれてきたのは小さな四角いせいろに箸数にして4~5回分ぐらいの量しかありません。あのね、蕎麦屋なんだからさあ、自慢の蕎麦をしっかり食べさせてくださいよ。この倍ぐらいの量がないと、蕎麦を食ったなぁという気になれないじゃないですか。
 よく味わうことができなかったため、蕎麦食味のインプレッションはなし。

 ミニ海鮮丼のほうは、まあミニの範疇とすれば妥当でしょうか。ただ、「海鮮」と名乗るほどではなく、ハマチとタイの2種類の刺身が各3切れぐらいずつと作り置きの玉子焼がトッピングされているもので、ネタのバラエティが不足していました。

 ほかには、茄子とししとうの煮びたしの小鉢と漬物。

 高齢者はこれでいいかもしれませんが、一般人が普段から利用する店としてはお上品過ぎで、量が足りません。
 ぜひとも蕎麦はミニではなく、一人前にすべきデアルと申し上げておきます。

udonya-zen 201708

 天童市蔵増、天童から寒河江へと続く街道沿いに、「饂飩」という大きな文字が書かれた屋根が見えてきたら、それが「うどんや膳」。ここにうどん屋、というよりも饂飩屋と書くべき店があることは知っていましたが、このたび初訪問となりました。

 カレー丼セット、850円。うどんは「冷」を選択。
 配膳スピードが極めて速く、うれしい限り。きちんと熱いものは熱く、冷たいものは冷たい形で登場です。
 おいしそう。だが、慌てるでない。まずは箸置きから箸をとり、器の位置を整えて、手ぶれのないように写真を撮り、うどんに七味を振りかけ、卓上の天かすを追加して、さあ、いただきましょう。

 うどん(冷)は、絶妙の弾力とつるりとした食感があり、美味。「丸亀製麺」や「花まるうどん」などのチェーン店でも良質のうどんを食べられるようになりましたが、独立店は一味上をいくぞという印象です。
 甘じょっばい味のついたきつねや、ほのかに磯の香りを漂わせるワカメも、それぞれの役割をきちんと演じているし、湿気のない天かすや彩りのかまぼこもいいです。
 そして出汁つゆは、この辺りのスタンダードの黒めの醤油色ではあるけれども、味がきつくなく、昆布や鰹の出汁と醤油の風味がほどよくマッチしています。

 大ぶりのシシトウの天ぷらが添えられたカレー丼は、底の深いどんぶりに充実のごはんとカレーの量。ミニ丼あっちいけ的な堂々たるものです。
 塩味が抑制されたカレーで、味のインパクトはそれなりではあるけれども、香辛料が鼻孔をくすぐるような独特のもの。具は溶けていますが、ほろほろの豚肉の欠片が入っているのがうかがわれます。

 天童の中心部からは大きく離れていますが、わざわざ食べに行く価値のあるいい店だと思います。
 県内の飲食店をあちこち歩いていますが、知らないいい店というのはまだまだたくさんあるのだろうなぁ。

tonji 201708

 暑い夏を乗り切るにはスタミナが必要デアル。ならば、豚丼を出すという天童市高擶北の「豚児」を目指してみましょう。昨夏のオープンで、初訪問となります。

 なかなか来る機会がないと思われるので、少し欲張って、中華そば+豚丼ハーフ、680+450円としてみました。
 待っていると、厨房から豚肉を焼くいい匂いが漂ってきます。この店の真骨頂はこれなのだろうな。

 中華そばは、ブシ粉を効かせたインパクトのある味わいのもの。刻んだタマネギを入れてそのくどさ?を抑えています。
 海苔、煮卵1/2が標準装備でメンマもわんさか。製麺所の麺を使っていると思われ、麺自体のオリジナリティはそれほど感じられません。

 豚丼は、ハーフというにはしっかりし過ぎている充実の一杯。豚バラ肉を特製のタレで焼いたものが数枚、ごはんの上に載せるというシンプルなつくりですが、味わい深いです。タレがいい仕事をしています。
 こちらにもメンマざくざくと煮卵1/2、それに刻み海苔。

 どちらもそれなりにうまいけれども、合わせると1,130円にもなってしまうのは少々エクスペンシヴ。ラーメンだけだと標準に失するし、豚丼だけだと若くない身には脂がけっこうきつそう。なので、メニューの選択に悩みます。