2006.06.11
赤湯ラーメン龍上海山大病院前支店の赤湯ラーメン ~山形市


昼は、「龍上海山大病院前支店」の赤湯ラーメン大盛り。
昨冬には新横浜ラーメン博物館にも出店されたというあの味を、近くで味わえるとはシアワセではないか。
「龍上海」の辛味噌ラーメンはすっかり有名になりましたが、ここの醤油味もなかなかいいのです。(左)
今時のラーメンはスープが命!みたいな売り方をされていますが、ラーメンは麺のデキが第一だ!と考えます。で、南陽市赤湯の本店から直送された手打ち、やや太の縮れ麺がうまいです。
手で割いた不ぞろいのメンマがザクザクと入り、トロリとしたチャーシューが大盛りなら3枚。ヒラヒラのナルトが歴史と伝統を物語り、たっぷりのあとがけ青海苔が赤湯ラーメンであることを主張しています。
で、スープ。レンゲで口に運べば煮干のコクのある強い香りと化粧っ気のないすっぴんの醤油の味が広がります。
うまい!
赤湯ラーメン630円。大盛なら780円。
名物辛味噌ラーメンは780円。
赤湯本店は、たしかこれより50円ぐらい安く、具が多めの傾向があってお得ですが、あそこは開店前から並ばなければなりません。
味噌はこんな感じ。(右) うまいのだけど、辛味噌の刺激が強いために途中から舌が機能しなくなり、また、暑いときは汗が止まらなくなるうらみがあります。大盛にすると930円というラーメンらしからぬ値段になってしまうし。ま、うまいことは間違いないのだけど。
スポンサーサイト
2006.06.24
ケンチャンラーメン山形の中華そば ~山形市

山形市城西町の「ケンチャンラーメン」に行きました。みてよこれ。これがおいしいんですよねぇ~!
この冬から春にかけてしょっちゅう食べに行っていたのですが、このごろはいつも駐車場が満杯で、およそ1ヶ月ぶりでしょうか。今回は11時の開店前に行って、なんとか11番目の札をゲットしました。
で、笑ってしまうのが、同じ職場のIさん。今回も店内で遇ったのだけど、これで期せずして店で遇うのが4回目。行けばたいていいるという感じ。「ハマってしまってなぁ…」だって。はい、ボクもそうです。(笑)
ケンチャンラーメンのいいところは、自家製の極太縮れ麺。これを店主がじっくりと手もみします。
スープは深みのある魚介系醤油一本で勝負。穂先のように細く裂いたメンマも秀逸です。チャーシューはトロ部分を含め3枚。それに大きな海苔。
長ネギ好きとしては、他店にはないネギの確かな存在感についても評価しているところです。
2006.07.16
手打ちラーメンひろや食堂の醤油ラーメン ~山形市

山形駅西口の「ひろや」の醤油ラーメン大盛り700円。
手打ちの老舗。手打ち麺を不揃いの太さに手切りしたものを出す店です。
初めて食べたときは、麺の太さによって茹で具合にバラツキが出るため、これは邪道ではないかと思ったものですが、何回か食べているうちに、もしかしたらこうゆうのが本来の“支那そば”というものではないのかと感じ始めたのでした。
油断しているとたちまちふやけて量が増えてしまいそうなやや固めの茹で具合の麺を、フーハフーハやりながら急ぎ加減で食べる――というのがよろしいようで。
比較的素っ気ないトッピングですが、ハマる麺であることは間違いありません。
スープについては、水がよくないと思うのですが、これはという評価点はないように思います。
つまりこの1杯の場合、具やスープではなく、あくまで本来的に麺を楽しむものなのかもしれません。
店は、女将の元気さとにこやかな笑顔で持っている印象。こういう一生懸命なヒトは好きです。
蛇足ですが、「ひろや」って、ずっと昔、緑町に店がなかったかい? そうだとすれば、店の大将は当方と同じ幼稚園に通っていたはずなのですが…。
2006.07.22
そば処たわら屋の手打ち中華 ~山形市

前出の「ひろや」との違いを見極めようと、「手打ち中華たわら屋」のラーメンを食べに行きました。大盛800円。
数年前に、テレビ業界のSさんから、栗原小巻似の女将が仕切っているおいしいラーメン屋があるとの情報を得て行って以来、3回目。前回食べたときは「ひろやと同じじゃん」という感想しか持てなかったのですが……。
さて、その手打ちラーメン。
麺については、ひろやと同様太さがまちまちの手切り。たわら屋のほうがやや透明感がある印象ですが、ともにハイレベルなところにあるものの、大きな違いは見出せませんでした。
スープは、ひろやよりも濃厚。業務用の中華ダシとよく似た味がしますが、自分はこちらのほうが好きです。
縁がピンク色を帯びた、伝統的な部類に入るチャーシューが3枚。甘めの味付けでとても美味。
ネギは、この時期だからか細ネギを使用していました。(画像とは違います)
量は、超大盛りとなるひろやよりは少なめですが、満足のいくものでした。
昼前の入店でしたが、客はパラパラ。こんなにおいしい手打ちラーメンを出す店はそう多くないので、もっと評価されてもいいと思います。
女将の話に戻りますが、たしかに若かりし頃の栗原小巻をやや細く、浅黒くして、庶民的にした感じの、とてもやさしそうな感じの方でした。ラーメンとともに一見する価値アリです。(笑)
2006.08.05
来々軒といもせ食堂 ~南陽市
休日は、朝メシは食べないことにしています。理由は、昼においしいものをガッツリ食べられるようにするためです。(笑)
今回は、南陽市方面へと向かいました。「山形ラーメンレポーター」という本を見て、いもせ食堂の支那そばが食べたくなったのです。
でも、開店時間を大きく過ぎても店は開きません。ドウシタンダ……。
で、100メートルほど北にある「来々軒」を覗くと、こっちは開店中。ならばこっちを食べよう。

本日1人目の客となって、「来々軒」のラーメン520円を食します。
ひゃぁ、うんまい! 麺がモチモチ! さすが来々軒、通う価値アリです。
満足満足。だが、朝食を抜いているのになぜ普通盛りを食べたのか!?
それは、「いもせ食堂」にも行けるようにだよね~♪
で、いもせではお目当ての支那そば520円を。

これもまた、美味。細縮れの具合がサイコー。しょうゆ味が比較的ストレートに感じられるスープがほどよくからみます。ラーメンはバランスこそが大切なのだなと再確認しました。
食べているときはいいのですが、2杯の食後はさすがにツラいです。
今回は、南陽市方面へと向かいました。「山形ラーメンレポーター」という本を見て、いもせ食堂の支那そばが食べたくなったのです。
でも、開店時間を大きく過ぎても店は開きません。ドウシタンダ……。
で、100メートルほど北にある「来々軒」を覗くと、こっちは開店中。ならばこっちを食べよう。

本日1人目の客となって、「来々軒」のラーメン520円を食します。
ひゃぁ、うんまい! 麺がモチモチ! さすが来々軒、通う価値アリです。
満足満足。だが、朝食を抜いているのになぜ普通盛りを食べたのか!?
それは、「いもせ食堂」にも行けるようにだよね~♪
で、いもせではお目当ての支那そば520円を。

これもまた、美味。細縮れの具合がサイコー。しょうゆ味が比較的ストレートに感じられるスープがほどよくからみます。ラーメンはバランスこそが大切なのだなと再確認しました。
食べているときはいいのですが、2杯の食後はさすがにツラいです。
2006.11.27
とら食堂 ~福島県白河市

行ってきました! 白河の「とら食堂」。
白河ラーメンの元祖とも言うべき「とら食堂」のラーメンは天下一品です。再訪して、2回目の口果報を体験することができました。二代目竹井和之氏本人が麺を茹でていました。
食べたのはチャーシューワンタン麺大盛り。値段は千円を超えますが、味わってみればそれは決して高いものではないことがわかります。
ちなみにベーシックなラーメンなら630円。これは安すぎでしょ。
麺はツルツルの手打ち。この麺だけでもすごいと思いますが、これによくマッチしたスープがまた絶品なのです。
そしてチャーシューもワンタンも、それぞれが何らかの主張をもって丼内に鎮座しているのです。
一般的にラーメンは、店によってウリとなるパーツがあり、それを除けば凡庸というものが多いものですが、「とら食堂」の場合はどこにも文句のつけようがありません。秀逸の一言です。
山形の皆さん向けに言うと、「金ちゃんラーメン」の手打ち麺をさらにもちもちにし、スープをさらに深く洗練させたような感じ――と申しておきましょう。つまりは金ちゃんラーメン系もけっこうスゴイということなのですが。
11時40分頃にはすでに長蛇の列。でも、これは待つべきです。感動しますよ。
2006.11.30
万里のめんまラーメン ~栃木県佐野市《移転》

自分の場合、ラーメンは麺が一流でなければならないと思っています。スープのダシのとり方やチャーシューのデキなどは、極端なことを言えば、どうでもいいのです。
麺は製麺所に任せきりで、スープばかり凝っているような店は愚の骨頂で、それは本末転倒なのだ。――ということを、まず述べておきましょう。
そこで、佐野ラーメン。
これは、佐野の有名店「万里」のメンマラーメン大盛りです。
大盛りを頼むというのも、麺通としては邪道なのかもしれませんが、この手打ち麺をたらふく食べたかったワケです。
佐野の各ラーメン店では自家製の麺をつくっていて、練った小麦粉を青竹で伸ばし、それをいちいち包丁で切って、客に供しています。これこそ本当のそば屋というものではないか。
食べてみると、絶妙の歯ざわりと咽越し。このモチッとした感覚は製麺所では出せないのではないかと思います。
手打ちともなれば、ひとつ間違えば製麺所のもの以下のデキになってしまうこともあるでしょう。だからこそ、日々の研鑽と熟練が必要で、いわば毎日が勝負なのでしょう。
そうやって丹念に練り上げられた麺の一本一本を、よ~~く味わって食べましょう。
毎日食べても飽きのこないようなやさしい味。
山形には手打ち中華の雄「ひろや」がありますが、その麺とよく似ています。ただしひろやは、麺の太さが不揃いで、茹で加減にばらつきが出てしまうところがあります。これを特長とみるか弱点とみるかは人それぞれでしょうが、やはりある程度は、万里のような均一性を求めたいと考えます。
さて、ここで疑問ですが、佐野では毎日、何本の青竹が中華麺をぐにぐにやっているのだろうか? 異常に多かったですよ、ラーメン屋。
2006.12.02
安福亭のラーメン ~新潟県長岡市

新潟市長岡の安福亭(あんぷくてい)のラーメンです。
このところのマイブームは、新潟は燕・三条系のラーメン。背脂チャッチャ系とか言ってスープが一部のマニアから大絶賛を受けていますが、それよりも、特長はぶっとい麺でしょう。これが実に食べ応えがあり、これこそが満足感につながるのです。
濃厚なスープはあくまでもそのような麺とのマッチングのために培われてきたものと思うのですが、地元新潟の方、いかがお考えでしょうか?
燕・三条の有名店で、フードバトル決勝の舞台になったこともある杭州飯店でも食べました(これも美味かった!)が、自分はココよりも安福亭のほうが好きかも。
その理由は、ただでさえ美味いラーメンに、なんとネギが入れ放題なのです!
はい、もう、たっぷりと入れさせていただきました。食べ始めにどさっ! 途中でどさっ! という感じで。(笑)
安福亭のラーメンを食べるだけのためにまた長岡に行きたいなと思っている今日この頃でアリマス。
2007.03.28
天将のラーメン ~中山町《閉店》

山形市の近郊、中山町の「天将」のラーメンを食べてきました。
ダブルスープと自家製麺がウリとのことなので、息子たちと喜び勇んで。(笑)
醤油ラーメン中盛り。
なかなか美味い。麺がもちもちっとしていてイケます。おろしタマネギが添えられているのが特徴でしょうか。スープはやや塩味が強いものの、いい味を出しています。メンマは市販のものっぽく、際立ってはいないかもしれません。
まちがいなく標準以上ですが、辛口の意見を言えば、鄙には稀な……といったレベルと評したら叱られるでしょうか。山形市内には麺、スープともにグレードの高い店がわんさとあるからなあ。
中二になる次男は何を思ったか、麺を2玉使う味噌ラーメン大盛りを所望し、四苦八苦して食べた後はぐったりとなっていました。横腹の辺りをポンポンと叩き、白鵬気取り。(笑)
どこの店で食べても、子供たちと一緒だとなかなか楽しいものです。
2007.05.18
山辺栄屋支店のもやしラーメン ~山辺町

山形市のお隣り、山辺町のとある企業にお邪魔しました。
せっかくだから昼は現地で食べようと、山辺から通勤している同僚に聞いて、もやしラーメンが評判だとの山辺栄屋支店に行き、それを食してみました。
ご覧のとおりの豪快な盛り。もやしのうま煮がぶっかけられているのですが、こいつがまた片栗粉をたっぷり含んでいるためか、おばさんが持ってくる間も表面は微動だにせず。少し離れたところから見た感じは、どんぶりにラップがかかって出てきたのかと見えて、なぜラップがとしばし目を疑ったものでした。
知らないということは恐ろしいことで、大盛りをたのんだのですが、久々に食後のぐったり感を味わうこととなってしまいました。
この写真、実は同行者がたのんだ普通盛りです。大盛りのほうは、これよりどんぶりのふくらみがずっとふくよかで、うま煮の下は麺がこんもり。食べても食べても麺が出てくるといった感じでした。
普通盛りにすべきだったと思うも、あとの祭り。待ち合わせの時間までの残り少ない時間をガツガツ食べたので、その直後の面会は大汗+口の火傷+午後の眠気で大変でした。
2007.05.28
ケンちゃんラーメン羽黒店の中華そば ~羽黒町《移転》

鶴岡へ出張。住宅地図を見ると出張先のすぐそばにケンちゃんラーメン羽黒店があったので、出発前からお昼はココでと決めました。(笑)
山形市周辺で大ブレークしたケンチャンラーメンを本場の庄内でということで。
山形店と比べると、麺は心持ち細い感じ(これでも!)。スープは、山形店ほど魚系のダシの香りが強くなく、また、あまり脂っこくなくて飲みやすい印象です。久しぶりにレンゲを使わずどんぶりを両手で持ち上げて啜ってみましたが、実に美味かった。こーゆー飲み方、いいですね。忘れていた感覚。
店は、大きくありません。でも、こういう店構えがまた、いい!
店で働いていたおばさんも、愛想がよくていい感じでした。
おかげさまで、気乗りのしない出張も、楽しくて満足のいくものとなりました。
(近くに移転して、「鶴岡店」となりました。)
2007.05.30
来々軒の中華そば ~南陽市

朝から置賜地方の高畠町へ。で、昼食は、南陽市赤湯の「来々軒」の中華そばにしてみました。
ここのラーメン、自家製の太麺がもっちりしていて実に美味いのです。輝け、マイ・ラーメン・ベストテンには確実に入る逸品です。
赤湯ラーメンというと龍上海ばかりが有名になってしまいましたが、あの辛味噌というのは、王道論から言えばどうなのだろう。自分としては、龍上海の醤油ラーメンこそ評価されていいのではと考える一人なのですが。
でまぁ、この地域のラーメンは総じてこのもっちり太麺が魅力です。食べてみればワカル。この店の場合、具は至ってシンプルですが、チャーシュー、メンマ、ナルトなどいずれをとっても欠点が見出せない高いレベルです。そして最後に青海苔が振りかけられるのが「赤湯ラーメン」のお約束でしょうか。
昼時、駐車場は満杯なのに、幸い店内の混み具合はさほどでもなく、こうやって写真を撮る余裕もありました。
もっと評価されていい店の一つだと思うのだけどなあ。
大盛りにすればよかったかなぁ……。
2007.06.18
亀太郎の醤油ラーメン ~山形市

夕食は、家族全員でラーメン「亀太郎」に。
醤油ラーメンの細麺大盛り(600円)を所望してみました。
ココ、子供たちが好きなので、時々行くのです。なにせ、大盛りがタダ! サービスなのです。しかもそれ、麺が1.5玉などではなく、2玉となるのです。
で、麺が細、太、極太の3種類から選べて、味も赤亀、白亀、黒亀、紅亀……と豊富。さらに、背脂の量によってこってりの度合いなども調節してくれるのです。子供たちはそのあたりがいいらしい。
量ががっぱりというのは悪いことではないのですが、んー、正直言って、この麺はどうかなという印象。どこかの製麺所のものであることは明らかで、しかも茹で方が不均一に感じられます。
麺こそラーメンの命と考える自分は、「ラーメンはスープだ!」などと言って憚らない輩にはそのスープを頭からぶっかけて、脳天に辛味噌でも載せてやりたい!(おいおい)
違うのだ。「麺」なのだ!(暴走)
また、スープはいろんなものが入って凝ったものなのでしょうが、塩辛いのです。食後に舌が痺れるぐらい。ま、スープはいつもたっぷり飲むからいけない――という説もあるわけですが……。
出店のコンセプトや、良し。しかし、味、とりわけ麺には、もうひと工夫必要ではないのかなぁ。
ココのチャーハンは半、M、Lとあって、Lの量はハンパではないようです。次は、ラーメンではなくこっちに挑戦かな?
……という具合だから、きっとまた食べに行くことになるのでしょう。
2007.08.25
ラーメンを食べ(るだけのため)に、新潟へ


早起きして、家族とともに新潟の長岡、燕方面へとドライブに行ってきました。
何をしに行ったのかと問われれば、恥ずかしながら我々、単に越後ラーメンのハシゴをしに行ったのでアリマス。ただそれだけです。
まずは、長岡の「安福亭」へ。中華そば。背脂チャッチャで700円。(左)
ご覧のとおり順番待ちをして、入れ放題のネギをたんまりとかけて、いただきま~す♪
そのネギ、大好きなんですよ~。まずは、画像のとおり。そして麺を2口ほど食べてからまたもやネギを追加。ネギが麺とからんで残り少なくなったところで、さらに投入! 食後は車の中がネギ臭くなったりして。(笑)
訪問は2回目。1回目のときの感動とまではいかなかったものの、なかなかの味でした。やや化学調味系の後味が残ったのは、残念なところ。
次は、燕市の「杭州飯店」の中華そば700円。(右)
燕・三条系といわれるラーメンの代表格の店です。
こちらも背脂たっぷり。特筆すべきは麺の極太さとその味わい。これはラーメンのうどん仕立てや~!
麺といい、刻み生タマネギのトッピングといい、インパクトは絶大!
ここも2度目ですが、1度目のときの印象をより高めた感じです。
個人的な比較では、今回は杭州飯店に軍配を上げざるを得ないでしょう。
息子たちの感想としては、期待に違わない美味しさである、とのこと。しかしながら、地元山形のケンチャンラーメンのほうが上ではないか、と評価していました。
うむ、我が息子たち、なかなかスルドイ! おれもそう思った。そばについても言えるが、山形はラーメンもレベルが高いゾ。
そんなこんなで、朝7時半発、夜7時半着、往復12時間、275キロのドライブでした。バーカだねぇ……。
2008.11.02
神座(かむくら)心斎橋店のラーメン ~大阪市

「神座(かむくら)」千日前店の、小チャーシュー煮卵ねぎラーメンです。
細ネギをドバッと入れてかっ込むラーメンの美味さよ。
これで「小」チャーシュー。
スープの塩梅も非常にグー! 白菜などを軽く炒めたスープのエキスが絶妙に溶け込んでいます。
そういう意味では、つくりかたの手順は、札幌ラーメンの煮出し方式に近いのではないか。
惜しむらくは、麺。西日本では一般的なのでしょうが、ストレートの細麺です。ボクたち東北の太い縮れ麺と好対照をなしますが、これがどうも東北人にとってはしっくりこないのですナ。
今回の大阪行では、このほかに、レストラン北極星のオムライス、船場カリーのすじネギカレー、とあるうどん屋のけつねうどんや、お好み焼きを肴にビールぐいぐいなども楽しんできました。
あぁ、おれは自由だなぁ……。
2008.11.29
金ちゃんラーメン高畠店の中華そば ~高畠町

出張途中に、昼食のために寄ったラーメン店。国道沿いにあったので、すすい~っと。
県内に何店かある金ちゃんラーメンですが、どの店にも何らかの個性があります。その個性に気づき、密かに一人ヨロコブのが楽しいのです。
しょうゆ味大盛り780円。
金ちゃんにしては、高いかも。金ちゃんラーメンの中でも大いに評価している山形の城西店ではもう少し安いです。
どうしても城西店と比べてしまうのだけど、スープのデキこそ似ているものの、ご覧のとおり見た目もあまり美しいとは言えないし、チャーシューも少なく、海苔の下になってよく見えないけれども刻んだ長ネギも“しょたっ”としてややしょぼい。
してみると、城西の金ちゃんはそうとういいセンいっている、ということなのだろうな。
書きながら城西店のことを思い出していると、またそちらに行きたくなってきたなぁ……。
2009.04.04
熊八珍のダールラーメン ~米沢市《閉店》

土曜日も仕事で米沢へ。
仕事を終えて昼食に寄ったのは、米沢郊外の「熊八珍」というラーメン屋でした。
ここではおいしい沖縄そばが食べられるのです。それって山形県内では非常に貴重。山形にいながらにしてふらりと沖縄そばを食べに行けるなんて、これまた感動モノではありませんか。
で、その沖縄そばを食べようと思って店に入ったのですが、ここのウリが「ダールラーメン」というものだというので、急遽コレに変更しました。(笑)
要は、ラーメンに唐辛子を利かせた中華風五目あんをかけたもののことのようです。
白菜、もやし、きくらげ、筍、ニンジン、ピーマン、豚肉などを高熱でジュワジュワやったものに水溶き片栗粉でとろみをつけて、これを麺の上にたっぷりかけて、蒸し海老をトッピングといった趣向で、750円。
ほほ~。そういうものをダールラーメンと呼ぶのなら、県庁裏の「材木亭」の材木亭メンなんかもこの範疇に入るのだろうな。
でも、「熊八珍」の場合はベースのスープが少なく、つゆの大部分がこのあんで、箸で麺を持ち上げるとあんがたっぷりとからんでとても美味。
さらに無料で薬味が添えられたごはんがつきます。これを残った汁に入れてかっこめば、これまた絶妙でした。
ギョーザの無料券をもらって出店。
近いうちにまた、この券を持って、今度は沖縄そばを食べに行こうっと。
2009.04.15
山大前やまとや分店の中華そば ~米沢市

少し早い時間帯だけど夕食をとってしまおうと「山大前やまとや分店」に行って中華そば600円を食べました。
コストパフォーマンスが高いです。少し前まではたしか500円だったのです……。
値上げをしたとはいうものの、味はいいです。今どき珍しいシンプルなつくりだけれども、醤油の味わいがダシに負けていず、それがかえって新鮮だったりするのです。
チャーシュー、メンマ、ネギの3種のみの具もそれぞれがボリュームたっぷりで、フツーの店のチャーシューメン、メンマ増量並み。チャーシューなんか6枚だものな。
麺も米沢らしい細縮れで、矢来製麺所のもののよう。
おいしいスープも全部いただいて完食。また食べたいと思わせるに充分な逸品でした。
2009.04.24
うさみ食堂の中華そば ~米沢市《閉店》

昼食時、米沢ラーメンを食べるのになぜこの日、格別メジャーとは思えないこの店を選んだのか。
それは、2009年4月1日、米沢駅から職場までの道のりをとぼとぼと歩いていたときに偶然発見したのがこの店だったからなのです。
その時は早朝だったので店は開いていず、わりと新しい店のたたずまいをぼんやり眺めながら、「おれはいずれこの店にも立ち寄って、米沢ラーメンをもそもそと食べたりするのだろうな……」などと考えていたのでした。
それを早くも実現するために。う~む、おれって思い込んだらすぐにヤルほうなのかも。
正午を10分以上も過ぎているのに、店に入れば客もなくけだるい雰囲気。そういうのも、なんとなく気に入りました。けだるさの原因は、愛想もなく覇気もないばあさまが店を切り盛りしているからなのかもしれません。
中華そば大盛り、550円+100円。
ばあさまが両手でドンブリを持っての配膳。お盆に載せないのか? まぁ、こういう登場スタイルも、なにか懐かしくすら感じたりもするものです。
スープは極めてシンプル。旨すぎない、素朴ないい味で、ワカメの磯の香りが独特です。
麺は、やや黒みを帯びたいかにも米沢ラーメンという感じのシロモノですが、欲を言うなら縮れの具合がもう一息でしょうか。
チャーシューもメンマもネギも、それぞれが主張しあうということを忘れてしまったかのように、フツーにドンブリ内に鎮座しています。朴訥、そして、素敵。
箸で麺をつまみあげ、息を吹きかけ黙々と口に運べば、ほろほろとした米ラー特有の極上至福の感覚が。
ラーメンはいいなあ。安いし、どの店も雰囲気が大衆的だし、食べる側の気負いなんてのはまったく不要だ。
こういうモノにあたかも命を賭けて取り組んでいますというようなラーメン店主というのはかなりマヌケなのだなぁと、フト思う。
大衆派は大衆派らしくしていればいいのだ、客も、店も。
なあ、ばあさまよ。
2009.04.27
金ちゃんラーメン長井店のラーメン ~長井市

伊佐沢念仏踊りを観に行く途中の腹ごしらえに。
うまいんだなぁ、これが。この美味が、わずか500円です!
金ちゃんラーメンはチェーン店。どの店も麺がウリで、それがうまいスープとからんでとてもいいのです。
山形の城西店と南原店にはよく行くのですが、長井店の麺は両店の中間ぐらいの太さでしょうか。
城西店の麺は個人的には絶妙至高の位置づけですが、細いために、大盛りを頼むと後半ダレるというウィークポイントがあります。長井店の麺はこれをうまく補った感じで、城西店よりやや太め。だからと言って、唇や喉を通過するときのしゅるしゅるとしたあの感覚は損なわれていません。
これはレベルが高いです。福島白河の「とら食堂」の麺にも勝るとも劣らないスグレモノです。
スープの風味は城西店とほぼ共通。チャーシューについては質、量ともに城西店の勝ち。
長井店のラーメンをすすりながら、鄙には稀な味わいに大感動しつつ、一方で、ひょっとしたら城西店の中華そばは麺、スープ、チャーシューのバランスとコストパフォーマンスの面から山形随一なのかもしれないなと思ったものでした。
……あくまでも自分にとって、ということだけれど。