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 ここもほぼ正味1年ぶりの訪問。
 とてもおいしかった印象がありますが、その後なかなか行けず、行っても定休日だったりして、リトライできないでいたのでした。

 白味噌中華600円。
 ご覧のように、ソフトなタイプの味噌ラーメン。一般的に味噌系は、油っこい、ニンニクっぽい、味がくどい……といったイメージがありますが、ココの場合はその対角にある、といった印象。
 モヤシが「炒め」ではなく茹でたものだし、ナルトだって、スープの色に毒されずに真っ白なままでトッピング。盛り付けのたたずまいはとても清らかな感じがします。

 今回はちょっと茹で過ぎた感がありましたが、麺は秀逸の一語。透明感のある平打ち中細麺をしっかりと手もみしているようで、くねくねとした見た目が美しく、食感もまたよろし。
 この麺、絶対に大盛りで食すべきでしょう。大盛りは150円増しと高めですが、ココなら許せます。

 比較的ラーメン店が少ない長井市にあってはナンバーワンの店だと、ワタクシが太鼓判を押してしまいましょう。

kintoki-m 201008

 久々の金時。
 この日の最高気温は34度台。職場からこの店まで歩いただけで汗をたっぷりかきました。

 客は結構いるのに、オヤジ一人で切り盛りしているものだから、水は出ないし、注文はとらないし、できるまで時間がかかるし、支払いは待たされるしで、マイリマシタ。

 そして味噌ラーメン700円。
 ココの基本形のラーメンは経験済みなので、暑いとかに関係なく今回は味噌なのだ。

 出来ばえは、まぁ、可もなく不可もなくといったところ。
 細麺での味噌ラーメンというのもなかなか風情があってよろしいし、野菜もしっかり油で炒めたものが入っているし、それには乱切りしたチャーシューが多めに入っているし、スープもコクの深い甘めのものでよろしい。ボリュームもよろしい。
 でも、なんかこう、おぉ!と言わせるものが不足しているような印象です。

 それから、店内を覆うにおいが、なぜかインスタントラーメンの香りなのです。いわゆる、油揚げ麺のにおいがするわけです。なぜなのだろう?

 ラーメンを食べて大汗をかき、また職場まで歩いて大汗をかき……。
 職場に戻れば13時からただちに上司との協議があり、こんどは冷や汗をかいて、なんだかもうこの日はこの時点でぐったりとなってしまったのでした。

fukuyoshi 201009

 おいしいラーメンで名を馳せている高畠町の「福よし」。
 「福よし」といえば中華そば!ですが、今回は味噌ラーメン大盛り650+150円に初挑戦!

 ……なのですが、登場したものを一目見た時点で、ああ、やっぱり中華を頼むべきだったと反省。(笑)
 見た目、圧倒的に中華よりインパクトがありませんよね、これ。なんつったって、ココの中華のビジュアルは秀逸ですからねぇ。

 味のほうは、ひらま製の麺は中華と同様秀逸で、プリプリのほろほろ。これが味噌に合うかというと、覚悟はしていたものの、ベストマッチとは言いがたいと思います。
 スープは、このあたりとしては赤味噌にシフトした味噌を用いており、味噌らしい香ばしさ。それに若干の唐辛子味がついていて、味全体を引き締めている印象です。

 具は、チャーシューに、野菜炒めはもやしとキャベツ、それにわかめ、ネギ。
 中華には入っているメンマ、なると、海苔がカットされてしまうのは実に残念です。

 そういうことで、ここではやはり中華を食べるべきだなぁ。
 「福よし」の中華そばを食べに、もう再訪したくなってしまいました。(笑)

menhou 201011

 ときどき車で前を通っていた「麺宝」を初訪問。
 味噌ラーメン780円。

 山形界隈ではメジャーな「笹谷の味噌ラーメン」です。
 味わいも本家のものを忠実にトレースしているようでウマ。
 野菜たっぷりでスープはアツアツ、レンゲについている味噌は辛味噌というよりも、沖縄でいうアンダンスーのような旨みたっぷりのものです。
 このコクは笹谷の味噌ラーメン独特のもので、一度食べたらリピートしたくなります。

 麺は、米沢にあっては極太の範疇に入る、しっかりしたもの。この地では異色と言えましょう。
 なかなかジョートーですが、味的に同系列の山形の「麺屋風天」では800円で野菜大盛り無料なのだそうで、そういうお得感まではありません。

 味噌ラーメンが基本メニューのこの店ですが、中華そばのほうはどうなのだろうか?
 また、汁焼きそば650円というメニューも興味をそそります。邪道のような気もしますが、一度は体験してみなければならないでしょう。

 ということで、これからも何回か行ってみたいと思います。

futen 201011

 笹谷の味噌ラーメンを山形市内にいながらにして食べられる店のひとつ。
 かなり前に訪問していますが、そのときは麺が黒ずんで独特だし、具の質や量にもあまりいい印象がなく、その後はご無沙汰していました。
 しかし、野菜増量が無料だという情報をキャッチしたので、米沢市内の同系列と比べてどうなのか、探求しに行ってきました。

 味噌ラーメン野菜増量 800+0円。
 野菜がてんこ盛りで、多いことにヨロコビを感じる者にとって、みてくれはなかなかよいものになっています。自家製と思われる麺もよくなっているような気がします。
 しかし、この野菜についてはどうなのかと思う。

 モヤシがやたらと多くなっていて、そのモヤシ、ヒゲ多くして、下処理してから時間が経って部分的に黒ずんでいたり。
 笹谷の味噌ラーメンの特徴である白菜は少なく、キクラゲやフクロ茸に至っては入っていません。なので、なんだかただの野菜の多い味噌ラーメンになってしまった感じです。
 スープについても脂が少なく、コク的にも野菜が強すぎてかノーマルにシフトしてしまっていて、笹谷の味噌ラーメンのインパクトは確実に薄くなっています。

 野菜をたっぷり摂りたいときにはこういうのもアリかもしれませんが、方向的にはちょっとはずし気味なのではないかと思ってしまいました。

 ということで結論。この勝負、米沢の勝ち! 「麺琉」、「麺宝」は自信を持って営業してよろしい!

watabe 201102

 ようやく行けた麺家わたべ。よく店の前を通ってはいたのですが、初訪問です。
 味噌中華650円。
 味噌中華というと、長井市すえひろの白味噌中華を思い出しますが、それと比較すると、ややインパクトに欠けるというのが正直な印象です。
 あっさり系の味噌味で、もやしも炒めたものではなく茹でたものが使われていて好感度は高いのですが、何が原因かというと、……わかってしまいました。
 それは、チャーシューもメンマも味が薄く、言ってしまえば全部スープの味になってしまっているのです。そのために、味が平板になっています。
 だから、ぐるぐる系(わかりますね)で立派なチャーシューももっさりした食感ばかりが伝わってくるし、メンマも食べていて特徴がないと感じてしまいます。ワカメにいたっては完全にスープと一体化しているし。
 これらはもう少し味を変え、濃くするべきであると思います。

 また、ラーメン屋はどのあたりまでが米沢系なのかを探るべく、国道13号を米沢から南陽市方面へと北上して調べているのですが、高畠町にあるこの店は米沢風の麺を使っていました。
 米沢ラーメンは行政界を越えて普及しているのですね。

 それから、米沢ラーメンと味噌味というのは基本的にミスマッチだと思うのですが、米沢ラーメンファンの方、いかがでしょうか?

daikatsu 201103

 かつて一度来たことがあり、そのときはステーキのようなチャーシューがのった黒獅子ラーメンを食べました。
 今回は、長井勤務の同行者が言うにはココなら「野菜みそ」だと。
 で、その野菜みそラーメン750円をいってみました。

 野菜たっぷり。味噌かすが醸し出すコクのある味噌スープには平打ちの太麺がとてもよく合います。
 野菜は豚バラ肉とともにさらりと炒められたもののようですが、味噌ラーメン特有の脂っこさはなく、こういうのはおいしいと思う。

 長井には、味噌中華の「すえひろ」のほかにも、和風というかあっさりめの味噌ラーメンを提供する店があちこちにあるのですね。
 トッピングには太ネギとシャキシャキのミズナ。大阪のはりはり鍋か!? こういう趣向もなんだかゴージャスに見えます。

 これに、テーブル備え付けの辛味噌をのせてハフハフと食べれば、おいしさのあまりあっという間に完食。スープも美味しいので、粗めの味噌かすとともにレンゲですくってすべて腹の中に収めてしまいました。

 また行く機会があれば、今度は納豆みそラーメンをいってみようかと思います。
 ごちそうさまでした~♪

kin-minamihara 201103

 震災の影響で普通の生活が困難になっている実家の両親を見舞いに行き、そのついでに寄った金ちゃんラーメン南原店。こんなたいへんな中でもまじめに店を開いているご夫婦に感謝です。

 ココではいつも醤油の中華そば500円(安い!)ですが、この日は少しこってり系でいってみたかったので、味噌ラーメン大盛り650+100円を。

 あいかわらずいい味出しています。
 金ちゃんラーメンの麺といえば中細縮れ系が一般的ですが、ココの場合それよりもやや太く、多加水のもっちりしたもの。
 おそらくは店主が、この地域に住む山形ラーメン愛好者のこともじっくりと研究してたどりついた麺のありかたなのでしょう。
 フツーの金ちゃんラーメンと違うという意見もありましょうが、これはこれで優れた麺だと思います。

 チャーシュー3枚、薄味で歯応えのあるメンマ、ナルト、ワカメ、コーン、そして刻んだネギがたっぷり。それに青海苔がささっとふりかけられ、デキはまさに金ちゃんの味噌ラーメンです。

 震災で疲弊し凍えた身体や心のすみずみに染みわたる美味しさでした。

uchoten-e 201104

 夜8時に帰宅すると、残業やら飲み会やら部活やらで家族はみんな不在。我が家もそういう季節を迎えたのだな。ではまぁ、ひとりさびしくラーメンでも食べてこようか。

 行ったのは、「らーめん有頂天EVOLUTION」。
 ココはゲソ天味噌ラーメンがウリですが、ゲソ天では今のシチュエーションではチトくどい。
 ということで、味噌ラーメン大盛り700+100円を。

 人気店とあって、どんぶりのさまはきれいなルックス。
 スープは、表面を脂分が覆っており、湯気がたたないタイプです。そして独特のこってり加減。ニンニクの入った辛味噌を溶かすとそのくどさはさらに過激になります。

 太麺を選びましたが、これ、かなり太い。ケンチャンラーメン並みのごっつさがあります。そのパンチ力はなかなかですが、麺はもう少し「啜りたい」のだけどなという願望が脳裏をよぎりました。
 上方の緑色は、さらりと湯通しした程度のパリパリのキャベツです。これが、くどい味の中にあって唯一ほっとできる具、でしょうか。(笑)
 かつてよく行った「五一ラーメン」の味噌ラーメンもこういうキャベツを乗せる店だったなぁ。

 ネギ、チャーシュー、メンマもそれぞれ持ち味をよく出しているし、ナルトは鮮やかで全体の色合いもよい。
 量は少なめ。それを知っているので、ココなら確実に大盛りをいくことにしています。

pekin 201104

 何年ぶりかの「北京亭」。ココの麺が好きな長男とともに訪問です。
 味噌ラーメン大盛り800+150円。
 高っ! でもまぁ、久々だから許そう。

 充実度の高そうな第一印象。これも湯気がたたないほどにスープの表面を油が覆っているつくりです。
 辛味噌を溶かしていただくスープはしっかりした味噌らしい味ですね~♪

 極太で激しく縮れの入った麺は、きりりとした茹で方で、引き締まっています。この食感は独特。喉越しが持ち味の米沢ラーメンの対極をなすもので、コシがしっかりしていて多少噛み噛みしないと喉を通らないほどです。

 具は、湯どおししたキャベツと多少のニラ、ネギ、パサパサ系ながら実くずれする一風変わったチャーシュー3枚に柔らかめのメンマ。

 うまいか?と問われるとチト考えてしまいますが、オリジナリティの高さは十分に評価できる逸品ではないかと思います。

 いやはや、硬めの麺はすごく腹持ちがよく、胃の中でなかなか消化しきれないでいます。(笑)

kinchan-shironishi 201109

 よくいく城西金ちゃんラーメンですが、ココの中華そばは秀逸で、いつ食べてもうまいと納得して店を後にします。
 でも、たまには味噌ラーメンも食べてみて、その味も忘れないようにしないと。

 味噌ラーメン大盛り660+120円。
 うぅ、これまたうまい!
 麺がいいのだなぁ。だからスープがなんだって、結局のところうまいのだ。
 それに、コーン、ネギ、青海苔、チャーシュー、ワカメが惜しげもなくたっぷりとトッピングされているのです。
 この充実度でこの料金だったら、まったく文句ないです。
 食べてみてワカル素晴しさ、とでも言いましょうか。

mendoraku 201109

 つけ麺がウリの店。そして自分はもっぱら醤油の中華そば党なのですが、この日は浮気をして、めん僮楽のうま辛味噌ラーメン750円を。

 うま辛味噌ラーメンの旨さの秘訣は五つあって、それは、
 1 旨みの豆板醤は十数種類のスパイスをブレンド
 2 あったまりの赤いスープ
 3 こくを出す焦がしネギラード
 4 モンゴル産のかんすいと岩塩を使用
 5 当店おやじの情熱入り!
なのだそう。

 全体としてはドラゴン(龍上海)系で、あの香りのあの味。
 どんぶりになみなみというのがラーメンマニアの食欲をそそります。
 具は豊富で、たっぷりのモヤシ炒めに、味に深みを加える挽肉もまたたっぷり。トロチャーシュー、半熟煮卵半分、茹でキャベツ、メンマ、細切りキクラゲ、カイワレ、刻みネギ。
 これにたっぷりの青海苔と赤唐辛子粉、さらに糸唐辛子。

 これだけいろいろなものが入ってこの値段というコストパフォーマンスの高さに、まずは感服。
 パーツでいえば煮卵が塩辛くてウマイ!
 しかし、つくり置きの挽肉が冷たかったのだけは残念。

 麺はモンゴル産のかんすい・岩塩を使った自家製なのだそうで、たしかに美味。つけ麺で食べても納得がいきそう。
 際立ったオリジナリティを求めるものではなく、通常の麺を細部にわたってリメイクしたという印象の王道追求型でしょうか。
 太さはノーマルで、縮れが少なく、四角い角がしっかりと立つようなものでした。

 発注時、普通盛りで足りるかどうか店の人に伺うと、「野菜がたっぷり入っているので十分かと思いますよ」とのこと。
 おっしゃるとおりで、普通盛りで十分でした。

 食後の後味は、「龍上海」の味噌と同じように、身体全体が味噌ラーメンになったような感じで、やや胸焼け。
 いい味噌ラーメンでしたが、やっぱり醤油の中華そばがしっくりくるかなぁ。

megumi 201110

 久々に心からおいしい!と思える味噌ラーメンに出会いました。
 この店ではいつも醤油ばかり食べていましたが、ここは味噌だっ!

 みそらーめん850円。
 少々強気の値段設定ではないかと思いましたが、食後はむしろ納得。

 まずは見た目。白髪ネギが真ん中にうずたかくトッピングされて、その周りには青海苔、すりゴマが振りかけられた黄金色のスープ。いやはや、美しい。
 同時に奥ゆかしさも兼ね備えていて、少し箸でいじり始めると、立派なメンマ、煮卵、炙りを入れたトロチャーシュー(3枚)などが顔を出します。

 そのチャーシューが秀逸。一度食べてみんしゃいと友達に伝えたくなるほどのうまさです。
 ほかにキャベツ、もやし、キクラゲ、ニラなどを配していて充実度はかなりのものです。

 スープはニボシ系。とはいうもののギスギスしたところがなく、不思議に感じるほど口当たりはまろやか。
 近時の味噌ラーメンはどの店も主張が強く、濃度、辛み、脂などの面であちらこちらに角や棘のようなものを感じることが多いのですが、ここの味噌ラーメンにはそれがありません。
 味わい深く、塩味も強くないので、チャーシューの切れ端や味噌の大豆末、各種調味料などのうまみ部分が残るスープを最後まで堪能しても、喉が渇いたり強い後味が後々まで残ったりするようなことはありません。

 麺は、黄色みを帯びた太縮れ。札幌ラーメン系の店でよく見かけるようなタイプです。
 ここの麺は太・細の2種類がありますが、太麺は味噌専門、細麺は醤油・塩専門になっています。
 店主の深慮遠謀でそれぞれの特徴に合わせてセットしていることが容易に想像でき、客の好みでどちらでもいいというような安易な設定を排除しているところが素晴しい、と思う。

 ともあれ、非の打ちどころがない味噌ラーメン。ここの味噌は強くお薦めします。

muraiya 201111

 つれあいが仕事のため帰りが遅くなるので、じゃあ夕食はあそこにでも行ってみっかと、子どもたちと近くの「村井家」へ。

 渓流系の味噌ラーメンがウリの店。
 ここの「中華そば」はどうなのだろう、食べてみようかと同行の息子たちに諮ったところ、失敗しないためにはその店の筆頭メニューにしておけと諭されました。ごもっともで。
 息子たちは味噌とチャーシュー丼740+180円を、自分は納豆みそ800円を注文しました。

 味噌系3杯のつくりは、納豆が入るかどうか以外は基本的に同じ。しかしどんぶりの形が異なっており、みそは口が大きくサイドビューが丸みをもった白い器なのに対し、納豆みそは逆三角錐に近い黒色と対照的。

 「渓流」の本家や「天狗山」などの他の系列店よりもあっさり感があって食べやすいですが、反面、投入される野菜等の具はややシンプル。
 納豆については、ねっとりとした独特の食感が加わりますが、60円プラスする価値についてはどうかなぁという印象。
 「オレは納豆がどうしてもほしいんだ!」という人以外はふつうの「みそ」で十分だと思いました。
 チャーシュー丼180円は、たっぷりの量があり、ハイバリューです。

marugora 201112

 味噌ラーメンのギョーザセット900円。

 味噌ラーメン700円にプラス200円でこのクオリティ。でっかいラーメンどんぶりに、羽根付きジューシーな餃子。たっぷりのサラダには和風とフレンチの中間のようなドレッシング。タケノコの千切りの小鉢。半ライスというにはごはん茶碗が重く感じられます。

 前回は昼食で利用しましたが、今回は夜。あいかわらずいい仕事をしていますが、夜はおやじさんが一人で切り盛りしているよう。
 しかし一人では、茹でやら盛り付けやら会計やらで、なにかと大変そう。ラーメンはタイミングが重要なワケで、わがままを言えば店員は二人ほしいところです。

top 201202

 味噌ラーメンが580円で食べられると聞いたら、それだけでも今時格安だなぁと思いますよね。
 今回初訪問の、南二番町にあるこの店の味噌ラーメンは580円なのです。
 その上、ただの味噌ラーメンではありません。
  ライス付き。もちろん漬物も。
  普通盛りなのに、大盛りに匹敵するボリューム。
  炒め野菜が盛りだくさん。
  コーヒーはご自由にどうぞの飲み放題。
 どうですか、すごいでしょ~♪

 野菜は、二郎系のような極端さこそありませんが、けっこうな山盛り。その炒め汁をたっぷり含んだ味噌スープは、近年主流のようなギトギトのものではなく、やさしく胃に納まるわりとソフトなもの。これにテーブル備え付けの辛味噌をチョチョイと加えて味を調えます。

 一般家庭でお母さんが家族のために愛情を込めてつくる、栄養たっぷりの味噌ラーメンといった感覚です。
 しかしながら、そのように感じさせる一因としては、麺が、全国どこででも買えるような業務用のものを使っていることもあるかもしれません。細めのストレートで、伸びやすく量が増えていくような……。

 ラーメンは麺を味わうためにスープやトッピングがあるのだと思っている人間としては、この味噌ラーメンが秀逸かつ超格安の名品であることは認めるものの、この麺にだけは不満を感じざるを得なかったのでした。

 適量のライスと合わせて、超満腹。プラス50円という格安価で大盛りにできるそうですが、それは自分には縁のないことだろうな。
 なお、ラーメンなら420円。

 麺類のほか定食、丼物などメニューも豊富。喫茶店のようなゆったりしたつくりの店なので、会社の昼休み時間帯さえはずせば寛いで食事ができるのではないかと思います。

 ごはんの艶がよくふっくらしていたので、次回は530円のTOP定食(日替わり)とか600円のカツ丼とかをいってみようかな。

songoku 201202

 味噌ラーメン700円。
 ここは麺がいいので安心して食べられます。麺で食べさせるラーメン、という印象が強いです。

 金ちゃんラーメン系と言えるでしょうが、それとも微妙に異なります。ご覧のとおり表面は一面ネギだし、別皿に添えられる辛味噌もこちらのほうがうまいと思う。

 2枚のチャーシューはバラ肉系。チャーシューは厚くて大きいほうがいいという考え方からすればやや物足りないですが、チャーシューは麺にマッチする適量であるべきとする考え方があるとすれば、ちょうどいいバランスと言えなくもありません。

 コリコリのメンマは美味。
 麺にまとわりつく青海苔もまた美味。
 スープもこれまた美味。最初はたっぷりのネギとともに、そして最後は、残った味噌かす、辛味噌のニンニク、たっぷりの青海苔などとともに味わえるスープがなかなかいいのです。

 完成度の高い、かなりハイレベルな仕上がりだと思います。

gentoku 201203

 次男が今春、茨城県の大学に進学することになり、去る土曜日、アパートの契約などのため行ってきました。
 朝6時に車に荷物を積んで家を出て、11時半前に目的地に到着。不動産屋に寄り、14時にガス屋がアパートに来るというので、その間のわずかの時間にラーメンを食べにGO!

 利根川沿いに「ふれあい通り」という道があり、その道沿いにある「麺屋玄徳」というラーメン屋に飛び込んでみました。
 この店については何の前知識もありませんが、店の前にあった「こだわりの味噌ら~めん」の看板が第6感を刺激してきたので。(笑)

 味噌チャーシューめん900円。
 味噌らーめんが650円なので、250円分のサプライズを期待しましたが、この価格差は何なのだろう? チャーシューは4枚でしたが、仮にこれが0枚から4枚に増えたとしても、それで250円も高くなるとは考えられない厚さ、大きさなのだけどなぁ……。
 まあ、郷に入っては郷に従え、とりたてて文句はありませんけどね。

 かなり本格的な“札幌”味噌ラーメンでした。麺は山吹色のぷりぷりのたまご麺だし、スープはラードとニンニクがバランスよく配合された香ばしいもの。なかなかおいしいと思う。野菜もけっこう多いし、ほどよい炒め方です。

 しかし反面、山形のラーメン群の層の分厚さ、優秀さを再確認することになる一面もこれあり。
 それらは、
1 どんぶりが小さいために、見た目の満腹感が薄い
2 そうなると当然、全体のボリュームがなく、あっという間に食べあげてしまうのでツマラナイ
3 化学調味料に頼るところが強めに感じられる
4 やはり価格差250円はヒドイ
 など、でしょうか。

 息子も化学調味料の後味に気づいたようで、「舌に痺れが残る」「化調はすぐにわかる。食べたとき、味はいいが、香りがしないから」などと一丁前なことを言ってオリマシタ。

 やるべきたくさんのこともそこそこに切り上げて、18時過ぎにアパートを発ち、その深夜23時半に帰着。現地探索も含めて12時間以上のドライヴでした。

doujo 201203

 みそラーメン大盛り600+100円。

 ここのラーメンはおいしいと思う。
 まずはこのルックス。才色兼ね備えた気鋭のキャリアウーマンといった感じで好感。なぜ性別が女性なのかはこの際気にしないでほしい。

 一見、赤湯系を連想させるやや太目の平打ちウェーヴ麺で、するりと喉に流してやるにはちょうどよい食感。心持ち茹でが強く、湯切りが甘い感じがしますが、それでもこの麺特有のつややかさは出色です。

 トッピングは、たっぷりのワカメが特徴的。ほかにメンマ、茹でもやし、海苔、カマボコ、白ネギ。その上には摺った白ゴマがうっすらと振られています。赤湯系で一般的になっている青海苔は入っていません。
 チャーシューは2枚で、一枚はトロ系のぐるぐる、もう一枚はややパサ系と、タイプの異なる2種。
 辛味噌は、豆板醤が強めの、甘みたっぷりのものです。

 スープは、油で味を調えてはいるものの、全体としてはこれは和風だなぁと思ってしまうような、胃にやさしい感じのもの。コクもそう強くなく、あっさりの部類に入るものでしょう。
 しかし旨い。これでこの価格ならまったく文句はありません。

 文句と言えば、店の駐車場所と思って車を停めたところが実はよその駐車場だったようで、借主の女性から文句が。
 なんだか世の中に不平を言うことで自己を顕示している、みたいなタイプの、不健康な太り方をしたブサイクな女でした。
 悪いのはこっちのほうなので、頭をかきながら丁重に謝罪したけど、「もっとやわらかく話せるならば、ブサイクなあなたでもきっと楽しく世の中を渡っていけると思いますよ」ぐらいは言ってやってもよかったのかもしれないな。
 あ、これ、半分冗談ですからね。

kametarou 201206

 久々の「亀太郎」。ここも十年ぶりぐらいかな。
 赤亀大盛り、750+0円。(大盛りサービス)
 大きいどんぶりにたっぷりのラーメンというのは、やはりそそるものがありますね。
 赤亀は味噌ラーメン。暑くなっても、時として味噌ラーメンを食べたくなることもある。すでに梅雨入りしていたこの日はなんだか肌寒さも感じられたもので。

 あれぇ、ここのラーメン、こんなにおいしかったっけ?というのが第一印象。
 白味噌にウエイトを置いたまろやかな合わせ味噌のスープにブシ粉、青海苔を加えてサーヴ。
 自家製麺は、2辺がおよそ1:2の長方形状の断面を有するきりりとしたもので、容易に伸びが来ないところがグー。
 鮮やかな色の鷹の爪を配したトッピングも見事。
 いいんじゃないのぉ、これ。

 野菜は、キャベツではなく白菜を使っているところには著しく反応。考えていますね、スバラシイ! ほかにはモヤシがたっぷり。
 そして適度に浮いた背脂は、濃厚さを出すうえで絶妙。
 角切りのチャーシューは野性的な香りがするホロホロ系で美味。

 あらかた麺を食べ終えた後のスープにはチャーシューをはじめとした様々なものが含まれており、これをレンゲで掬いつつゆっくり味わう時間がまたウレシかったりします。

 夏でも味噌は旨い! というか、夏こそ味噌なのではないか。大汗何するものゾ!
 赤亀のほかにアゴ(飛魚)出汁を前面に打ち出した黒亀などのメニューもあり、なにしろ大盛り無料なので、再訪の可能性はきわめて高いです。