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 夕食は息子とラーメン屋へ。山形市小立の居酒屋&食事処「旬太」です。
 太い手打ちのモチモチ縮れ麺が特徴の「赤湯ラーメン」系にはまっていて、その本格派を山形市内のこの店で食べられる――という情報をキャッチしていたので、先週初めて入店し、ラーメン(左、500円)を食べました。
 それは噂に違わずバッチリで、魚系の香り高いスープに赤湯温泉の「北京飯店」から直送したというつややかな麺、そして青ノリ、ボリューム感のあるチャーシュー…と、申し分なしでした。

 2回目となる今日は、満を持した形で味噌ラーメン(右、600円)を食したところ。
 これもまた美味! 赤湯ラーメンといえば「龍上海」が著名ですが、そこと比較すると、油のギトギト感、辛味噌のニンニクの香りなどのくどめの部分が上手に削ぎ取られている感じがします。
 いやぁ、やはりラーメンは手打ち、手もみの太麺がいいですよ。

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 晴れて暑くなってくると、心も体も嬉しくなってくるもの。
 好天のもと、白鷹町へ♪ 昼はしだ食堂のしだラーメン650円です。店の名を冠するだけあって、この店の定番と思しきラーメンです。
 しつこさのない味噌味で、辛味噌もほどよく刺激的でグー。野菜もたっぷりだし、自家製と思われる麺も細めの縮れでとてもいい食感。また来たいと思わせるに足る、なかなかの美味でした。

 ご馳走様と声を掛け代金を支払うと、店のおばさん、「どうもありがとうございました~!」、そして「またいらっしゃってくだいね~」と。
 さらに店を出るにあたっては「どうもね~、またどうぞ~」と、都合3回も礼を述べて送ってくれました。住宅の少ないこの辺りの店はリピーター勝負なのだろうな、きっと。



 三男坊は、前日に次いで続けて2回目の訪問です。(笑)
 味噌定食800円。
 前日は中華定食750円を食べたのですが、隣りの人が食べている味噌ラーメンがおいしそうだったので、今日は味噌定食を注文したところ。でも味噌定食の「味噌中華」と単品の「味噌ラーメン」はベツモノらしく、ラーメン自体はご覧のようなシンプルなものでした。

 でもまあ、麺類にプラス200円程度で鶏の唐揚の甘酢あんかけと御新香、ライス、ソフトドリンクがついてくるのは立派。昨日の天津飯風よりも充実していて納得です。

 職場の同僚に訊くと、「アソコなら味噌ラーメンですよ」とのこと。やっぱり、そう?
 おーし、こうなりゃ来週もう一度行って、今度こそ具だくさんの味噌ラーメンを食べてやろうではないか。

 ちなみに、麺は細縮れの米沢ラーメンですが、そう特筆するほどのものではないかもしれません。でも、日替わりのおかず&ライスがミステリアスでわくわく感あり。大盛りは2玉使用で100円増しとのことです。
 12時過ぎの来店では若干待ち時間があるかもしれません。



 米沢市徳町の「味噌屋三男坊」へ。先に訪問した「三男坊」とは何らかの関係があるのだろうな。

 辛味噌ラーメン750円。
 近年流行りの赤湯系ラーメンで、「龍上海」に触発されたようなイメージ。
 麺は米沢ラーメンにあらず、太麺でしっかりしていてマル。茎ワカメが入っているのが独特。そして、ナルトが赤いのがオリジナリティを主張しているようです。

 ランチタイムは半ライスがサービスで、ラーメンを食べつくして残った濃いめのスープにこのライスをボトリ。辛~いスープとともに口に運べば、至福の旨みの広がりとともに大量の汗が湧いてきました。(笑)

 このところ味噌味ばかり攻めていて、こういう濃厚モノはちょっと……という感じもないではないですが、おいしくいただけました。
 赤湯系は実は醤油味がウマイので、今度来ることがあったら醤油味を食べてみたいと思います。



 長井市を移動中に寄った店。長井のラーメンを食べるなら、ココの白味噌中華がウマイのだ、というのです。

 白味噌中華大盛り750円。すり鉢型の逆三角錐、チト深めの器にて登場。
 くどくないあっさりめの味噌味で、これは味噌「ラーメン」ではなく味噌「中華」なのだなと思いつつフハフハと。

 麺は細めの縮れ麺。米沢ラーメンほど細くはありませんが、よく手もみがしてあり美味。こういう味噌スープなら細麺でも相性がいいと思います。
 置賜のラーメン屋はどこもサービス精神が旺盛なのか、スープをどんぶりにたっぷり注いでくれます。そのためこのように写真を撮ると、麺の容貌が見えなくなってしまうのですが、スープを泳いでいる麺の口当たりや味はとてもグーなのです。

 チャーシューも、しっかりしたものが4枚。
 全部溶かしても辛すぎない適当な量の辛味噌の下には、茹でたモヤシが。このあたりがあっさり感を演出する隠れアイテムなのでしょう。

 やや熱さが足りなかったところが唯一の課題点。
 でも、これならば、つくる時間がかかりがちなことや、大盛りが150円増しとちょっと割高なことなどは難点の部類に入らない、ハイレベルなものだと思います。



 昼に、またまた「三男坊」。中華定食、味噌定食に次いで3回目のアタックです。
 どうしてここまで忠実に「三男坊」に通うのか。
 いや、別に忠実なんかではないのです。前回、隣の人が食べていた味噌ラーメンがおいしそうだったから、自分も食べたい、と思っただけなのです。

 3度目の正直、ということで、味噌ラーメン700円を。
 麺についてはそれほどすごいとは思いません。米沢ラーメンらしい細縮れなのですが、あのほろほろとした米沢ラーメン特有の口当たりが得られないのです。なぜなのかはわからないけれども……。

 ココの味噌の味もすでにわかっていて、初めて味わうのは野菜の部分。
 つくり方を見ていると、白菜、きくらげ、もやし、青菜、ニラ、ニンジンなどを、ラーメンの湯切りをするときに使うあの網々(「てぼ」というのだそう)の中に目いっぱいつっ込んで、茹でる。茹で上がったら、そいつを湯切りして、その形のまま麺の上にチョモランマ風にパカッと乗っける――という極めてシンプルかつ明瞭なつくり方でアリマシタ。
 油で炒めないので、あっさりした味噌ラーメンに仕上がっており、こういうのもいいなぁと。

 またまた大汗。
 これにて米沢の「味噌攻め」はいったん終了。今後はシンプル、あっさり、醤油ベースが基本形の「米沢ラーメン」の旅へと移行したいと思います。(笑)



 昼休みに一人でGO。米沢のうまいもの探検へと赴きます。
 この頃の昼食摂取時のパターンになっています。

 ここはシティホテルのレストランですが、ランチタイムにラーメンを出すのです。
 醤油、味噌、塩などが揃っていますが、初来店なので醤油の大盛600+100円を。
 昼時はラーメンしかやっていないのに、頼んでからできるまでけっこう時間がかかります。15分ほど待ちました。厨房の火力が弱いのか?
 まぁ、ウエイトレスが若くてやや儚げな風情がいいので許せますが。(笑)

 さて、お味は?
 これがなかなかグーなんですよ。ちょっとびっくり。
 スープは節系。ブシ粉がギンギンに効いていて、旨みたっぷり。醤油の味は、ストレートに伝わってくることなく、うまい具合にまろやかに封じ込められています。
 なにがそうさせるのかと思ってレンゲでスープを掬ってみると、ナント、柚子と思われる柑橘類の皮が微量! これか、絶妙な味の原因は。
 さすがホテルのレストラン、やることが洒落ています。

 チャーシューもホテル系。じっくり煮込んだぐいっと厚めのホロホロチャーシューが2枚。これもたいへんにおいしい。

 麺はというと、米沢にありながらなぜか極太。まぁシコシコしておいしいのですが、残念ながらやや茹で過ぎのキライあり。これが唯一残念な点でした。

 黒胡椒がはじめから散らしてあるのは、味を調える意味で悪くありません。
 多めのメンマ、ナルト、茹で玉子1/2、十分な量のネギ、厚めの海苔……というように、脇役もしっかり揃っての絶品でした。
 もう一度行きたいか?と問われれば、その答えは「Yes」です。

 いやぁ、太麺の大盛りはけっこう腹にきます。(笑)
 移動15分、待つこと15分、食べること10分、移動10分、職場帰還は12時50分でした。



 ある金曜日、ここを逃すと週明けの月曜まで米沢のラーメンが食べられないワタクシメは、車を駆ってホテルベネックス レストラン楓のラーメンを食べに行きました。

 ココのは細麺ホロホロの米沢ラーメンではなく、赤湯ラーメン系。この日はもっちり系が食べたかった。
 それに、なんと言ってもホテルのレストランなので、広めのスペースの中ゆったりした椅子に座って寛ぐことができるのがいいのです。

 前回は基本の醤油を食べたので、今回は味噌ラーメン大盛り700+100円にチャレンジ。
 辛味噌の乗ったコクのあるスープは赤湯系を強調する他店と比べればそうくどくなく、わりと上品に仕上がっています。
 でも、醤油より100円高い優位性があるとまでは言えないかもしれず、自分は醤油のほうが好きかもしれません。

 前回同様、茹でが過ぎるようで、麺がやや水っぽい感じがするのが残念。
 そしてまた、配膳までにやや時間がかかるのも同様。今回は備え付けの新聞を読みましたが、文庫本でも持っていかないと間が持たないかもしれません。

 なんだかんだ言っても、けっこう満足し、納得して店をあとにしました。



 仕事のあがりが遅くなり、米沢で夕食を。当然ラーメンだな。
 だけど、米沢のラーメン店って、20時を過ぎてしまうとあらかた店じまいしてしまいます。ではまあ、あちこち行かずとも近くでわりと遅くまでやっている「味噌蔵麺駒亭」へ行ってみよう。

 ということで、スーパーの入口のような広々とした自動ドアを入って店内へ。
 広~い店内には客は2組。焼肉店を改装したらしく、テーブルは焼肉用のもの。これでわびしい演歌でも流れていれば風前の灯といった雰囲気ですが、それも寄った時間が時間だから、ということなのでしょう。

 赤、白、黒の味噌ラーメンから選択できるようで、今回は白、そして白髪ネギが乗る白味噌ねぎラーメン700円を。

 たっぷりでシャキシャキのネギの下には大量のモヤシ。こういうのって好きだなあ。
 そしてその下に沈む太い麺はなかなか存在感があり、うまい。
 スープはコクのある味噌仕立てですが、辛味噌を溶かさないとやや淡白かもしれません。ま、そのぐらいがちょうどいいのだけど。

 レベルの高い仕上がりだと思います。しかし、食べていると、なぜおれはココで、このラーメンを食べているのか?という疑問がフツフツと湧いてくることに。
 簡単に言ってしまえば、「ご当地風」のものが何もないのです。

 家の近くにあったなら時々食べに行くだろうおいしさですが、わざわざ米沢で食べるものではないのではないか。――そんな贅沢なことを考えていたのでした。

 でも、深夜に開いているラーメン屋というものは、仕事で退社が遅くなってしまった長距離通勤者(自分ですね)には極めてありがたい存在であることは確かです。
 そのうちまたお世話になることがあるのだろうな。



 職場の女性職員が「いちばんの味噌ラーメンなんて、おいしいですよ~」と話していたので、どんなもんかなぁと思って行ってみました。

 味噌ラーメン大盛り700+150円。
 すり鉢のような器で登場。すげっ。

 ラードの香り高いなかなか上等な味噌ラーメン。キャベツ、もやし、にんじんなどを炒めたものの上においしく味つけされた挽肉が乗っています。チャーシュー、メンマ、なると、ネギなどは入りません。
 その下には、味噌定番の太麺ではなく、細縮れの米沢ラーメンが。こういう組み合わせって斬新だと思う。

 「ここの味噌のスープは甘い」という意見をよく聞きましたが、確かに甘いです。食べている間よりも、食後しばらくしてからそれを実感することになりました。
 本場の札幌味噌ラーメンにもこういうのがあります。「味の時計台チェーン」の味噌ラーメンなんかもこれに近いかもしれません。ま、ここまで甘くはないにしろ、ラードの効き具合なんかそっくりです。

 スープの最後に残る挽肉を掬って食べるのがフィニッシュ時の楽しみです。
 つまるところ、このスープが理解できるかどうかでこの店の評価は分かれるのかもしれません。
 自分としては、毎回でないならばこういうのもいいと思います。



 ココの麺はうまい!
 米沢ラーメンのような極細ではなく、適当な太さを持ったつやつやの手もみ縮れ麺。金ちゃんラーメン系とでも言いましょうか。

 前回はふつうのラーメンを食べたので、今回は店の自慢の味噌ラーメン700円を。
 見た目びっくりですが、細ネギたっぷりのほかに青海苔も混じっています。
 芝生のような緑に添えられた色鮮やかなナルトの下には、おいしいメンマとチャーシューが隠れてトッピング。
 ご覧のとおり、辛味噌は別皿ですので、自分にあった量を溶かして……。

 洋食の修行を積んだ経験のある店主らしく、味にはこだわりがあると見えてなかなか上質です。
 しっかり冷えた冷水がポットごと供されるし、冷房も適度に効いているし、とてもよかったです。

 前回食べたラーメンにはない濃厚な味わいがありますが、自分としては麺、スープ、添え物が高いレベルで融合している前回のラーメンのほうが好きかもしれません。
 で、こういう濃厚味のものを食べているうちから、シンプルな米沢ラーメンが食べたくなったりして。(笑)


 米沢市の巨盛り系食堂発見!
 山形大学工学部キャンパスが近く、食べ盛りの大学生などをターゲットにしているらしい店。「めし山翠」との看板が神々しい。

 この日の日替わり定食750円は、味噌ラーメンと鶏の唐揚。情報によるとこれは「当たり」の日らしいです。

 味噌ラーメンのほうは、本格的な札幌系。野菜にラードを加えて強火でジャッジャッとやり、そのエキスがたっぷり入ったスープがとても香ばしい。麺も、この地域特有の細縮れ麺を使わず、太めのもっちりしたものを使っています。これがきっちり一人前。

 それに、鶏の胸肉を使った大振りな唐揚げが2個とたっぷりキャベツ、さらにラジウム卵が1個。
 唐揚は、カレー味にしているのか、香辛料が効いていて独特です。齧ればカリカリとした食感がよく、クセになる人はなるのだろうなという印象。
 なお、この唐揚が6個程度つく唐揚げ定食は700円です。

 食事中はとてもおいしくいただけましたが、自分にはやはり多かったようで、その夜の焼酎がおいしく感じられなかったり、翌日の朝も胸やけがしたり。もう大食はいい加減卒業しろと、身体が言っているのでしょう。

 店内は、テーブル3のほかカウンター席数席。厨房ではこの仕事に永年携わっていることを感じさせるおばさんが1人で切り盛りしていました。一人じゃ大変なのだろうな。




 またまた美味なる米沢ラーメンにめぐり逢うことができました。
 夕刻、市内の南側になる太田町まで出向いての発見です。
 福原屋食堂。あるところにはあるのだなあ、いい店というのは。

 中華そば大盛り550+100円。
 特徴はやはり麺。米沢細麺とはいいながら、適度な太さがあって、い~い具合に縮れています。手揉みですね、これは。
 で、かなりしっかりした食感。好き嫌いが別れそうな特徴と言えそうですが、好きだなあ、こういうの。
 なんたって、伸びやダレがこないきりりとした感じがいい。これなら出前でも、近間ならばなんとか耐えられるのではないだろうか。米ラーの決定的弱点は出前が利かないということだから、こういうのも大事なことかもしれません。

 テーブルの黒胡椒がぴったり。
 これにパサパサ系のチャーシュー2枚。けっこう分厚いのがウレシイ。
 メンマ、海苔、ネギ。いずれもさりげない。こういうのを真の「カジュアル」と言うのではないか。

 情報にあるとおり、スープはやや塩辛め。食べている間はそうでもないですが、食後にコップに3杯くらい冷水がほしくなるタイプ。(笑)
 この感じは「中華そばこやなぎ」と似ています。もちろん麺はベツモノですが……。
 もしかしたら味の素系のうまみ成分もけっこう入っているかも。

 なんだかんだ言っていますが、合格ラインは軽くクリアしています。
 大盛りもなんのそので、うめいうめいと大汗をかきながらスープも全部いただきました。
 店のにいさんに「うまかったぁ~」と勘定を払い、「おしょうしなぁ……」の声に送られて気持ちよく退店しました。



 昼は、どうしても米ラーでなければならないというほどの気分ではありませんでした。だったら、醤々ラーメン金池店にトツゲキしてみよう!

 赤湯ラーメン系の店。
 醤油味に決まってるじゃんと思いつつ入店したけれど、お品書きのオススメを確認すると、醤々味噌ラーメン780円がウリらしい。店名は醤々なのに。じゃあ、それかな……と。

 味噌味は久しぶり。全体として金ちゃんラーメンの味噌味と漂う香りは似ています。
 が、金ちゃんより味も香りも少しずつ薄め。インパクトという点では金ちゃんチェーンに軍配でしょうか。

 札幌ラーメン風にいい味がついた挽肉がトッピングされているのが特徴ですが、これがためにチャーシューがカットされてしまうとあっては少々意気消沈。やっぱりチャーシューのほうがいいでしょ。

 麺は、平打ちの中太縮れ麺。シコシコしておいしいけれども、これもまた際立った印象はありません。
 メンマ、ナルトのほか白髪ネギ、ワカメ、ごま、青海苔、挽肉の上の香辛料などいろいろ入っていましたが、こういうのを食べている間にも、なぜかあの、珍しいものなど何も入っていない米沢ラーメンが懐かしく思えたりして。(笑)

 値段は高めだし、感動はそう高くないし、今後しばらくは行くことはないのかもしれないな……。
 やはりラーメンはシンプル・イズ・ベストであるということが、よ~くわかった夏の暑い一日でした。
 いやはや、大汗……。



 8月18日、笹谷街道の「ラーメン渓流」で名物の味噌ラーメンを食べてきました。
 最近は高速を使うことが多く、この店の前を通ることはめっきり少なくなりました。
 しかし今回は、仙台空港から岩沼、村田経由でひたすら一般道を使って走ってきたところ、おっ、まだ開いているぞ。
 てなことで、おそらく10年以上ぶりで食べることができました。

 いつも賑わっていてなかなか入れないほどなのに、19時半ぐらいの時間帯になると客は数人。ある意味贅沢。

 880円。ちと高い。
 しかし味はいい。
 渓流ラーメン系の店は近年やたらとあちこちにできましたが、ココはやっぱり独特。麺が太いのなんの。
 そして具には、モヤシ、筍、ニンジン、キクラゲ、フクロタケなどに混じって茎にんにく様のものが入っています。ゆで卵はサービスです。

 南の島からの帰りだったのですが、東日本の味とも言える味噌ラーメンが実に美味に感じられました。

 宮城県柴田郡川崎町大字今宿字道下25-6



 仕事が長引き、この時間ではフツーの米沢ラーメンの店は閉まっています。では……。
 ということで、米沢市役所近くの「味噌蔵麺駒亭」へ。

 前回は白味噌を食したので、今回は赤味噌のネギ700円に挑戦。
 表面積は大きくないけどやや深みのあるドンブリに入ってどど~んと登場。
 米沢ラーメンではありません。麺はどちらかというと東京ラーメン風。
 ニンニク風味のある香ばしいスープ。シャキシャキとしたメンマ。辛味噌が少々添えられています。
 そして、トッピングの白髪ネギが、ネギ独特の辛味があっておいしい。
 なんだかんだ言っても、ココは案外うまいのではないか。

 広々とした店なので、混んでいるということは基本的になさそうなところもいい。
 しかし、それは角度を変えればあまり繁盛していない、とも言えます。
 店員さんが三国人(これは差別用語?)だというところも、不思議な哀愁が漂っていて、それもまた良しというところでしょうか。



 酒席があり、今夜は米沢駅前のホテルに泊まります。
 山形勢が20時25分発の電車で帰り、一人残されたので、宴のあとのひとときをこれまでなかなか寄ることができなかったラーメン屋で過ごしてみます。

 「ラーメン和幸」。21時頃までのようだけど、まだ20時30分。開いているので、さぁ、すべり込もう!

 ウェブで得た情報から察するにここは味噌のようなので、辛味噌ラーメン750円を。
 スープの色、辛味噌の鮮やかさ、それにナルトのピンクが添えられて、器量よしのラーメン。運ばれてきたときも、魚介の香りが濃厚に漂い、なかなかいい雰囲気です。

 まずはスープ。Ummm……うまい。ニンニクが効いています。コクも深い。しかし、すでにさんざ飲み食いしてきたこの体、満腹中枢はしっかりと機能しているようで、うまいものをうまいと感じないよう全神経に的確な指令を発している模様。そのため、3口、4口とスープを口に運ぶたびに美味さの感覚は薄くなっていくようです。

 麺。当然米沢ラーメンだろうと思っていたところに、平打ち、太目の縮れ麺ときました。
 意外でしたね。いわゆる赤湯ラーメン風。
 箸で麺を持ち上げつつ、それを見つめながら一人憔悴の表情を浮かべている中年ヨッパライの図を想像してみてください。(笑々)

 その麺は、正直言ってやや水っぽく、こってりのスープと親和していないような感覚がありました。これも満腹中枢のせいならいいのだけど……。

 そんなこんなしているうちに店も閉店時刻が近くなり、暖簾を店内に入れ始めます。
 この日最後のしょぼい客は、まあまあ満足しながら支払いへ。
 「500円になります」
 ……は?? それでいいの?

 なんでも毎週水曜日は醤油、味噌、塩などいずれも500円になるのだそうです。
 これはラッキー。
 あのですね、いろいろ書き連ねてきましたけれど、雰囲気悪くないですよ、この店。
 水曜日。行くなら水曜ですよ、皆さん。(笑)



 2度目の訪問。
 ココは、昼の時間帯でも相席をさせないようで、一人で入ってもゆっくりとラーメンを賞味することができるのがいいです。

 和風味噌らーめん大盛り750+?円。
 どす黒くて、なんだか見た目がよくないなぁ。(笑)
 おそらくは、フツーの味噌ラーメンに大量のブシ粉を投入したものと思われます。
 濁りの強い濃い色のスープで、味はとても香ばしく鮮烈です。

 各パーツはなかなか鮮やかで優秀。脂身たっぷりのチャーシュー、細裂きのしゃきしゃきメンマ、新鮮なネギ、加えてこのあたりでは珍しい茎ワカメと茹で卵。
 麺もそれらに負けずぷりぷりでグー。

 ちょっと味がくどいかな~と思うものの、こういう味を忘れられずにまた食べたくなるのかもしれません。新作系を好まれる方にはオススメの店と言えるでしょう。

 あ、そうそう、この日のランチタイムは、辛味噌ラーメンが500円で、半ライスサービスでした。昼どきはこっちがよろしいかと思いマス。



 米沢市役所近くの「味噌蔵麺駒亭」。これまでに白味噌、赤味噌を食べたので、残る「黒」も制覇しておかねばなるまいということで。
 広い店内。昼どきなのに客は少なく、我が身はゆったりとできますが、店のほうは大丈夫なのか?

 黒味噌ラーメン650円。
 やっぱりネギとかをトッピングしないと見映えはイマイチです。
 刻んだ白ネギや、よく煮込んだホロホロのチャーシューがちゃんと入っているのですが、これらはすっかり海苔の下に隠れて見えません。なんだか宮古そばみたいだな。

 赤味噌よりもはるかに赤い、というか、茶色っぽいスープ。黒というから黒ゴマでも入っているのかというとそうでもなく、濃いめの味噌味です。
 その色が麺に移って、麺もまっ茶色。

 ココのウリは、しっかりした横浜ラーメンのような太い麺。これが想像を超えておいしいのです。
 それから、麺と同量もしくはそれ以上かと思われる大量の炒めモヤシ。麺とともに箸で掬って食べればモヤシの食感と相まっていい具合です。

 どの構成パーツも立派なのに、どうして客が少ないのだろうと思うくらい。
 やっぱり米沢の人たちは、米沢ラーメンのほうを志向しているのでしょうか。



 店名に「琉」の字がつくラーメン屋。
 宮城、山形界隈では名の知れた天狗山系の店なのだというのですが、郷に入らば郷に従えの格言を地で行く者としては、なぜ米沢で、米沢ラーメンではなく天狗山系を食べるのか、という自問に対して的確な答えを出すことができず、今まで入店することができなかったのです。

 味噌ラーメン780円。
 濃厚で若干とろみのあるスープはしっかり「天狗山」しています。
 麺が極太! 食べ甲斐のある充実感です。この力強さは、米沢ラーメンの麺では表現できないでしょう。
 具は、大量のモヤシに白菜、キャベツ、ニンジン、タマネギ、キクラゲ、フクロダケというキノコ、豚挽肉など。天狗山系の総本山である「渓流ラーメン」には入っている茎ニンニクのようなキワモノ(?!)は入っていないので、一般人(ワタシです)にも食べやすいかも。
 チェーン他店では甘みが強い辛味噌ですが、ココのはやや唐辛子が効いていて少し刺激的なのがなかなかいいです。

 自分的にはけっこう気に入りました。
 なお、米沢にはもうひとつ、「麺宝」という天狗山系の店があります。今度はそちらにも行ってみたいと思います。