2023.03.03
初代しちのやの支那そば(山形市)

去年12月にオープンし、早朝から元気に営業しているという「初代しちのや」を初訪問しました。十文字というところが仙山線楯山駅の近くであることを初めて知りました。
支那そばのこってり。100円増しの大盛りにしようかと思っていましたが、卓上にふりかけが置かれていたのを見て、普通盛りの小ライス付に変更して、800+100円。
これ、おいしい。背脂チャッチャの下のスープは、かえしの醤油香が秀逸。やや甘めで、焦がし風味のような独特のテイストがあり、こういうの、好きな味なんだよねぇ。その脂に浸ったたっぷりのニラと、火が通ってしんなりとしかけたネギがいい仕事をしているほか、筋の通ったメンマの食感もスバラシイ。
麺は、やや細めのウェーブ麺でつるりとしたいい舌触りと味わい。けれどもこれだと若干、スープのコク深さに負けているかもしれないなぁ。麺箱から判断して、天童市蔵増の「渡辺麺工」製のようです。
適量のライスは、はじめはふりかけで食べ、残りはスープに投入しておじや風に。
寒河江市の人気店「ラーメンはちのや」で修業したという店主は厨房から大きな声で客を迎え入れる元気さがあり、テーブルまわりの清潔さを見ればフロア担当の女性陣もはりきっていることがわかります。いずれ朝ラーでも伺ってみたいと思います。
2023.03.01
石臼挽き自家製粉けやき庵のけやき庵の中華そば(山形市)

明治時代に建てられた古民家を改装して昨年11月にオープンした、下反田の「石臼挽き自家製粉けやき庵」を初訪問してみました。
蕎麦屋だけれどもラーメンもおいしいとテレビ番組で紹介されていたので、今回はけやき庵の中華そば780円を所望。
逆三角錐の形をしたどんぶりで登場。第一印象は、鶏ガラの香りと表面の鶏油。啜ってみれば、和風に振れたスープに少しの甘みと鶏油の濃厚さが加わった味わい深いもので、いいんじゃないかい、コレ。極めておいしいので、最後はレンゲを置き両手でどんぶりを持ち上げて完飲することになりました。
厚みがあり噛み応え満点の豚のレアチャーシューのほかに、肉中華で使われる親鶏も少々。メンマは穂先メンマを使用し、水に浸す前処理が施された多めの刻みネギもグッド。
いかにも自家製らしいやや細の手もみ麺がほろほろとした食感でおいしく、唯一無二とは言わないまでも、この店のオリジナリティが感じられます。
普通盛りの麺量もそれなりにあり、納得の一杯でした。
閑静な里山集落の一角にある、隠れ名店的な風格あり。
次回は石臼挽き自家製蕎麦880円をプラス150円の大盛りでいってみたいと思いました。
2023.02.26
そば処たわら屋の手打ちつけ麺(山形市)

純手打ち中華が味わえる飯沢の「そば処たわら屋」は、2年7か月ぶりです。
手打ちつけ麺の大盛り、800+200円。
いずれも自家製の「手打ち」と「機械打ち」のラインナップがあり、手打ちのほうが100円増し、かつ、大盛りも100円高いけれども、ここに来たならやはり手打ちを賞味したくなります。
ちなみに、山形市内で純手打ちが味わえるのは知る限り、山形駅西の「ひろや」、山寺の「美登屋」とここの3軒しかありません。さらに言えば、この3軒の中でつけ麺を供しているのは「たわら屋」だけで、希少的側面からもぜひ食べておきたいと思ったものでした。
幾分熟成させて透明感が出始めた、太め、ピロピロの麺。いい麺なので、もちろんつけ麺で食べてもおいしい。大盛りの麺量はたっぷりあるので、それを好きなだけ食べられたという満足感が高いです。
つけだれには下のほうに豚挽肉が潜んでいて、これがたれのコクに深く関わっています。醤油味がしっかりしているわりには塩辛さはそれほど強くないという、香ばしいいいつくりです。
フィニッシュには割りスープを投入して完飲。つけ麺としてはやや高価ですが、価格に応じた満足、納得は十分に得られたと思います。
2023.02.25
囲ろ川の特製囲ろ川ラーメン(味噌)(南陽市)

赤湯の温泉街から移転して、南陽バイパス沿いの椚塚で営業している「囲ろ川(いろかわ)」を初訪問しました。かつて移転前の「みづき庵」や「ラーメンみあか」が入っていた建物です。
特製囲ろ川ラーメンの「味噌」の大盛り、800+100円。
白味噌が主の粒の粗い合わせ味噌は塩分控えめ。それをニンニクでパンチ力をアップさせ、魚介強めのスープで割ったつくり。青海苔が振りかけられ、赤湯の味噌ラーメンらしいとてもいい味がします。辛味噌(50円増し)を付けなかったので、卓上の七味でカスタマイズ。
平打ちの太麺を手もみした玉子色の麺は舌触りが独特で、そのひちゃひちゃとした味わいはオリジナリティが高くおいしい。
価格もリーズナブルの範囲だし、いいんじゃないか、ここのラーメン。
刻み海苔付きの細切り山芋とタクアンの2種がテイクフリーで、これらはいい箸休めになりました。
2023.02.21
城西金ちゃんラーメンの岩海苔ラーメン(山形市)

この日は山形のオーソドックススタイルのラーメンを食べようということになり、1年3か月ぶりに名店「城西金ちゃんラーメン」を訪問しました。
岩海苔ラーメンの大盛り、850+150円。
いつもどおりいい仕事をしていて、手もみの効いた麺がうまい。ダシの味わいだけではなく、かえしの醤油味が冴え冴えとしていて、スープもまた極めておいしい。大盛りの麺量も充実していて、ハイグレード。さすが実力派、安心感、満足感はハンパありません。
ここの岩海苔ラーメンは初めてでしたが、海苔の量はさほどではなく、少し古いのか、あるいは湿気っているのか、庄内地域あたりで食べるような岩海苔特有のいい磯風味はあまり感じられません。
こうなると、城西金ちゃんではふつうの中華そば700円を大盛りでいったほうが満足できそうです。あるいは、みそラーメン820円にチャーシュー付きの半ライス80円を組み合わせるという手もありそうです。
2023.02.19
俺の中華たなか家本店のまぜそば+まかない飯(山形市)

山形の実力派ラーメン店の一つだと思っている嶋北の「俺の中華たなか家本店」を、2年6か月ぶりに訪問しました。
まだ食べたことのないまぜそば700円と、まかない飯160円をチョイス。
ニンニクをがっつり効かせた、香ばしくて質の高いまぜそば。麺がいいと、こういう食べ方もまたふさわしいと思う。肉・メンマ・ネギ・刻み海苔のトッピングもマル。
まかない飯も、変わらずお得感たっぷりで、このグレードであれば他店では280円ぐらいはするのではないか。ごはんものを腹に入れれば、充足感はぐっと上がるものなのだな。
いずれにしても、高いコスパと満足感が得られる点はこれまでと変わりません。
にんにく・しょうが・背脂入りの俺中ガッツリ760円というのも気になります。
2023.02.14
鬼がらし本店のネギみそらーめん(山形市)

ここの味噌ラーメンが食べたくなって、2年5か月ぶりに南原町の「鬼がらし本店」へ。
ネギみそらーめんの小辛、850円。
おお、これこれ。この強い魚介風味こそ鬼がらしの真骨頂。意外や、ほぼストレートの細麺をオイリーでくどめの味噌スープに合わせています。うっすらと辣油で和えた極細切りの白髪ネギも美味。
ところでこの店では、平日ランチタイムにはミニサイズのライスを無料サービスしてくれるのですが、これがナイスなのだなあ。一般店の半ライスよりもやや少なめで、このぐらいなら胃に負担はかからないだろうと思える絶妙な量。少量ながら漬物も添えられ、卓上にはおかかとゆかりの2種のふりかけが備えられているのです。
ラーメン1杯ではやや不足なので、この店は今後とも平日を狙いたいと思った次第です。
2023.02.08
伊藤商店山形中野店の白の中華そば(山形市)

中野の街道沿いで今年1月にオープンしたばかりの「伊藤商店山形中野店」を初訪問しました。
仙台の雲の上カンパニーという会社の運営する店で、現在宮城・山形・福島・栃木で13店舗を展開しているようです。
仙台朝ラーの先駆者的な店で、飯豊山系の伏流水を使い、厳選材料と熟練の技でつくったという多加水麺と、鶏ガラ・豚ガラ・魚介類を濁らせず丁寧にゆっくりと炊き上げたスープが特徴であるとのこと。この店の場合、厨房とフロアを3人の女性で切り盛りしていました。
ラーメンには金・白・黒があり、初めての今回は、背脂入りのこってりスープだという白の中華そばの大盛り、800+100円をチョイスしました。
プリッとした感じの麺がおいしく、白醤油仕立てなのか色が薄く塩の味わいも感じるスープ。ほんのりと胡麻油の香りがします。背脂がいい仕事をしており、つれあいが注文した背脂の入らないあっさりタイプの「金」とは大きく異なる深いコクが加わります。そして、刻んだ生タマネギがその濃厚さをうまくやわらげているといったつくりです。
うん、おいしい。しかし一方、トッピングの具材の量にややコストカットの形跡が感じられるのと、大盛りにしてもさほど量が増えないことあたりがウィークポイントになるかもしれません。
いずれ自慢の朝ラー500円も食べてみないと。金と黒、油そばにも好奇心が惹かれます。
2023.02.07
ラーメン処おいわけの赤ねぎラーメン(上山市)

上山市弁天の「ラーメン処おいわけ」を丸11年ぶりに再訪しました。
それは、赤ねぎラーメンが食べたいため。11月中旬からの冬季間限定で提供していて、内陸山形界隈で赤ねぎのラーメンが食べられるのはこの店のほかにはないのではないかと思います。
なお県内では、庄内の平田地区(現酒田市)が赤ねぎの産地となっていて、同地区の「ふれあい茶屋つたや」や日帰り温泉施設「アイアイひらた」の併設レストラン「食事処南麓」でも食べられたものですが、今はどうなのかな。
赤ねぎラーメンの大盛り800+100円に、赤いかげそ天200円を添えて。
赤ねぎの彩りがそそり、焦げの入った焼きねぎにもホレボレ。スープの色は濃いめですが、塩辛さが抑えられていて、ダシが強すぎないのでかぐわしい醤油香がぐっと引き立ちます。麺はちょっぴり茹でが強いでしょうか。全体として、素朴ないい味わいです。
げそ天は、大きいものが3本。柔らかいけれども脚が細くて衣が厚く、格別美味だとは思いませんでした。たくあん付き。
水・木・金の週3日定休とハードルが高く、ここ何度か振られていた店でしたが、赤ねぎラーメンをようやくにして食べられて、よかったです。
2023.02.04
ますや本店台新店の「伝」(福島県郡山市)

いわき滞在から戻る途中、郡山で昼食。「郡山ブラック」といわれるラーメンを食べました。市の西部の台新というところにある「ますや本店台新店」にて。
なお、「郡山ブラック」とは、醤油の色が濃く黒いけれども見た目よりもずっとまろやかな味の、福島県中通りに古くから根付いているラーメンです。
明治時代に郡山駅前で創業した「ますや食堂」の醤油ラーメンが元祖とされ、その味が市内のラーメン店へと広がったものだとのこと。その元祖だった「ますや食堂」は閉店しましたが、その後店名は親族によって受け継がれ、ますや分店(今は閉業)、ますや本店が開店。郡山市のパンフレットには5店が紹介されています。郡山は、人口当たりのラーメン店舗数が全国トップクラスの激戦区なのだそうです。
「ますや本店」は一度暖簾を降したものの、末裔の現主人が2002年に再開店。
「伝(でん)」750円。昭和20年頃からつくられ始めた、これぞ「ますや本店」と言われる真っ黒な醤油スープ仕立てで、当時からのキレのある醤油と奥深い味を実現させたものとなっています。
4種類から選べる麺は、「伝」の場合は中麺がいいということなのでその麺にして、チャーシューはミックスの、いわゆる「おまかせ」で。
いやこれ、おいしい。スープはしょっぱからずコク深く、3枚のチャーシューはドンブリの表面をすべて覆うほどで、ビジュアルにもホレボレ。麺量も少なくないし、価格もそこそこだし、地元っ子が通いたくなるのがよくわかりました。
2023.02.01
らー麺Do・Ni・Boの朝らー全部のせ(山形市)

朝出発の小旅行の際、朝ラーメンをやっている南原の「らー麺Do・Ni・Bo」を2年1か月ぶりに4訪して、朝らー全部のせ860円を食べました。
こってりにしてもらって。朝らーのレギュラー540円に、チャーシュー2、ワンタン2、煮卵が加わったもの。320円プラスはややエクスペンシヴですが、このぐらいいろいろなものがのってこの価格なら標準的。むしろレギュラーが安いのでしょう。
スープの取り方が粗いというか、やや雑味を感じるところがありますが、全体の味わいとしてはいいと思う。量的に格別多いわけではなく、朝の一杯にちょうどいいような感じでした。
2023.01.20
中華蕎麦春馬のルーキー煮干し(天童市)

天童市東芳賀の「中華蕎麦春馬」は、ほぼ8年ぶり、3回目となります。
過去には ルーキー味噌とまぜそばを食べていて、旗艦メニューと思われるルーキー煮干しが未食になっていました。
ルーキー煮干しに九条ねぎを添えて、800+100円。
全粒粉使用の自家製太麺が独特。パツパツとしたここ春馬ならではの食感で、ハマる人はどっぷりハマるでしょう。
「ふつう」にしてもらった背脂の量は適量で、こってりとしたいい塩梅のスープ。しっかりした煮干し風味もよく、それが強調され過ぎていないバランス感覚もいいと思う。うまみ成分が強いのだけど、この凄味はどうやって出しているの?
デカい四角形のチャーシュー。目測ですが、10×15cmほどはあったはず。青海苔もいい仕事をしています。
九条ねぎは、麺を2~3口啜ってからどばりと投入。くーっ! ねぎ好きにはたまらず、鮮やかな緑の彩りが秀逸で、これは添えるべきでしょう。
春馬のやることなので、普通盛りでも量に不足感はなく、ちょうどいい腹具合になりました。
眼と舌で味わえて、ナイス。次回は普通盛りでも麺量300gの味玉中華そば800円をいってみようか。
2023.01.17
肉そば処伍らい光のもやあんラーメン(山形市)

3日ぶりとなる昼の外食は、2年1か月ぶりに大森の「肉そば処伍らい光」を3訪しました。
ねらいは、冬季限定メニューのもやあんラーメン850円です。冬の寒い日にあんかけたっぷりのラーメンなんて、最高でしょ。
下の受け皿に餡が溢れながらの配膳で、すげー迫力! もうこの段階からそそられます。
ホワイトペッパーをかけて、これ以上こぼれないように餡からすすり始めます。熱いので念入りにふぅふぅしながら口に含むと、胡椒テイストのやさしいスープの風味が広がります。しゃっきりしたもやしのほか、多めのニラ、角切りの豚肉、こま切れの赤かまぼこなどが餡を構成。白髪ネギもいい仕事をしています。
ある程度餡に時間をかけたあとにようやくたどり着いた麺は、伸びが始まってやや量が増えたのか、ボリュームしっかり。ちょっぴり団子になっているけれども、餡をまとわせてズルッとやるのが愉しい。
おいしい餡を最後まで食べることになるので、普通盛りでほぼ満腹になります。
これはおいしかった。
こうなると、ご本家「山辺栄屋支店」のもやしらーめんや、「世三味」(山辺町)で提供しているもやしラーメンも食べてみたくなりました。
2023.01.13
ラーメン風林火山山形店のラーメン(山形市)

旧「南四番町食堂」を居抜いて2か月前に開店した「ラーメン風林火山山形店」の連日の行列が一段落したのを見計らって、このたび初訪問しました。「風林火山」で食べるのは、鶴岡の店舗がまだ末広町のボロくて小さな店で営業していた2016年以来のことになります。いまや山形市にまで支店を出す繁盛店になったのだなぁ。
ラーメンの普通盛り850円を、野菜増し、アブラ増しにて。
多くのお客さんは年齢に関係なく、ラーメンを大盛りまたは中盛り、野菜マシマシにして、人によっては無限ライスまで付けてばくばくずるずると食べているのがスゴイ。当方は大盛りには白旗を掲げ、野菜は「マシマシ」ではなく「マシ」にとどめてみました。
かつて鶴岡店では、麺が茹であがった段階で店員さんから「ニンニク入れますか?」と訊かれたものですが、この客数になればそうもいかないようで、刻みニンニクとカラシ生姜は各卓上に備え付け。これらをたっぷり添え、ラーメン醤油もはじめから追い掛けし、天地返しをしながらパクつきました。
うん、おいしい。食後の処置が大変ですが、ニンニクはこれでもかと効かせたほうがおいしい。ちょっぴりアブラに負けそうだけど、これならば野菜マシマシでもいけそうな気がします。中盛りもイケルかな。
ラーメンのほかには汁なし、油そば、中華そば、G麺(まぜそば?)などのラインナップがあるので、いずれまた行くことにします。
2023.01.09
らーめん亀太郎のみそらーめん(山形市)

2年8か月ぶりに、南原町の「らーめん亀太郎」へ。
数量限定だというみそらーめんの大盛りを、JAF会員割引を使って830+0-50円にて。
合わせているだろうけど、白味噌が勝っています。表面には煮干しなどから出た脂が浮き、味噌自体はマイルドでも全体としてコク深い仕上がりで、卓上の乾燥唐辛子をふりかけて食べればおいしい。これって、かつて「赤亀」と銘打って出していた味噌ラーメンのスープの進化系なのではないか。
10年ほど前は、赤亀、白亀、黒亀、紅亀……とメニューが豊富なうえに、炒飯も提供していたと記憶していますが、今は油そばとつけめんを加えた5麺類のみで営業しているようです。
大盛りは無料。麺量は300gだというけれども、この程度なら胃へのプレッシャーなく食べられてむしろ適量です。
この日の3日後から値上げする旨の告知あり。また、JAF割引は5日前に100円引きから50円引きに変更になっていました。
あとは「ぶた辛納豆つけ麺」を食べれば、ほぼ食べたいものは食べ終える格好となります。
2023.01.07
ひまわりヤマザワ成沢店のみそラーメン+ミニカレー(山形市)

毎日満たされっぱなしで、この日の昼メシにこだわりが湧いてきません。それではと、つれあいの買い物ついでに、2年ぶりに「ひまわりヤマザワ成沢店」へ。
みそラーメンとミニカレー、380+180円にしました。
調べてみると、ひまわりでカレーライスを食べるのは松見町店、上山店に続く3軒目で、カレーライスは北町店、上山店と、成沢店では2回目です。
野菜がたっぷりで味噌の風味がいいですが、その一方で残念ながらチャーシューやメンマはカットされています。カレーには牛スジが入っていて、スパイシーでおいしい。
そしてとにかく安い。驚異の価格。それなのに味わいなどの質は大きく見劣りしないところが立派です。量だって、ミニカレーを付ければ十分。
小さい子供を連れた買い物途中のお母さんや、コスパにつられて散歩がてらやってくる年金生活者、外回り中の腹ごしらえに寄った営業風などが見られました。
2023.01.05
美登屋の味噌ラーメン(山形市)

1年10か月ぶりに山寺の「美登屋」を3訪しました。
冬期間のみ提供される青竹手打ちラーメンのメニューの中から味噌ラーメンの大盛り800+100円をチョイスしました。醤油ラーメン+50円です。
さあ、七味を少量振りかけて……。
やや不ぞろいの手切りで、くねくねとした形に手もみされた青竹手打ち麺が秀逸です。オールシーズン提供してほしいけれども、これを通年で毎日一定量つくるのは大変なのかもしれません。この極上麺はぜひとも大盛りで食したいものです。
麺だけでも価値があるのに、でっかくて厚いチャーシュー、長い穂先メンマ、浅茹でのキャベツ、たっぷりの新鮮な白ネギの4点が勢揃いしたトッピングもいいし、やさしいながらコク深い味噌スープのデキも格別で、まったく穴のない一杯に仕上がっています。
おいしかった。雪の山寺の風景も趣きがあり、身も心も温まりました。
2022.12.29
清来軒そばやのチャーシューワンタンメン(上山市)

上山市新丁クランクの「清来軒そばや」訪問は2年7か月ぶり。これが4回目になるのかな。上山paypay3割還元キャンペーンも残すところあと3日となり、この店が最後の利用店になるかもしれません。
チャーシューワンタンメンの大盛り、850+150円。
近時ほぼ全品が100円、大盛りが50円値上がりしていますが、味は確かです。スープの奥にほのかな甘みが感じられ、まろやかで優しい味。チャーシューは通常2枚のところが5枚になるようです。
お品書きに中華そば700円、ワンタンメン700円、ワンタン800円とあり、これらがどう違うのか、働き者と思われる店のおばさんに尋ねると、ワンタンメンはラーメンとワンタンが「半々」になっているとのこと。ナルホド、量で調節しているわけね。だったらワンタンメンは750円になりそうなものだけれども、そこは50円サービスということなのでしょうか。
その大盛りはというと、麺量はそれほど多くはありませんが、ワンタンはずいぶん入っているなと感じるほどに多いです。
これが1,000円というのはチト高い感じがするけれども、今時の材料、燃料等の価格高騰を考えればやむを得ないのかもしれません。
2022.12.27
金ちゃんラーメン上山店のチャーシューラーメン(上山市)

8か月ぶりに上山市街地の北の入口付近にある「金ちゃんラーメン上山店」へ。
大好きな店の一つでもう10回ほどは通っているので、目新しさという点では格別のものはありませんが、抜群の信頼性と安定性、そしていつ食べても帰りには満足できるという、素晴らしい店だと思っています。
そのいちばんの白眉はコストパフォーマンスです。今回は3年7か月ぶりにチャーシューラーメンの大盛り700+100円を食べましたが、この値段は近時の値上げラッシュに逆らうようにして、前回時の価格が据え置かれているのは感涙モノです。
チャーシューは、ラーメン600円の2枚から7枚に増えて、わずか100円増し。なおかつ、前回時よりもチャーシューが大きくなっているようです。
大盛りは100円増しでしかないなのに麺量が2玉になり、腹がくちくなること請け合い。その麺も、結構太めで手もみの入ったぐにぐにした形状のツルシコ緬で、さすが金ちゃん系列の自家製麺と唸らせられるものです。
いつ食べてもホレボレ。他店よりもおいしく、ぐんと多く、なおかつべらぼうに安いという、ラーメンマニアにとって天国もしくは龍宮城級のラーメン店です。……褒め過ぎかな。(笑)
2022.12.23
山椒そばやのチャーシューメン(上山市)

ここのラーメンをもう一度食べたいというつれあいの強いリクエストに応えて、半年ぶりに葉山の「山椒そばや」を訪問しました。開店直後なのに駐車場はほぼ満杯。数分後には入店待ちの列もできていました。
ここならコレの、チャーシューメンの大盛り850+100円。
相変わらず黄金色のスープが美味。モモ肉のパサ系6枚のチャーシューは脂が少ないので胸やけがせずにおいしく食べられます。
縮れの少ない細麺は、米沢ラーメンの手もみ縮れとは食感がベツモノだけれども、喉の通りは米沢同様に極めてよし。素朴ではあるけれどもおいしい麺です。大盛りにすると量は2玉なのかもしれず、たっぷり食べた気になれます。
だいぶ値上がりしたけれども、味は確か。不定休で休みがちなところが気になりますが、この味をこれからも守り続けてほしいと思います。