2022.03.24
よりみち食堂のランチセット(山形市)

1年10か月ぶりに、本町の「鳥から・肉そば よりみち食堂」を再訪しました。
前回は定食を食べたので、今回は肉そばとミニ丼のランチセット850円にします。肉そばか肉中華(ざるそば、ざる中華はお休み中)に、鳥から、カレー、ねばねば、レモン塩豚、タコミートの5種のミニ丼のうちひとつを添える趣向のもので、肉そば(冷)+ミニ鳥から丼で。
肉そばは、黒々とした太めストレートの機械打ちを固茹でした麺と、黄色く浮くほどに多く投入した鶏脂がコク深いつゆの組み合わせで、雰囲気としては「一休庵」のそれによく似ています。ボリュームは標準的。肉そばって、どうしてこう旨いんだろうな。
ミニ鳥から丼は、一口サイズの小柄な鶏唐揚げがたっぷり5個。千切りキャベツを敷いたご飯の上に唐揚げを載せ、それにマヨをあしらい、刻み海苔を添えたもの。
飯量がかなりあり、「ミニ」の範疇を逸脱しているのではないか。したがって、比較的肉そばの量が少ないような錯覚を覚え、わが消化器官に与える蕎麦と丼の影響力のウエイトは1対1ぐらいに感じられました。これもおいしかったな。
しっかり腹ごしらえができて満足。正午少し前の時間帯で、付近の職場からテイクアウトの唐揚げ弁当を買いに来るお客さんが何人か訪れていました。
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2022.03.21
軽食ひまわりヤマザワ天童北店の野菜かき揚げそば(天童市)

「欧味食房ひめか」でランチを食べたけれども、量が少なかったのでまだ入る。じゃあ、ヤマザワの軽食ひまわりでかけ系の蕎麦でも入れていこうか。ということで、最寄り店舗内の「軽食ひまわりヤマザワ天童北店」へ。天童北店は初めてです。
野菜かき揚げそば、320+税=352円。安いなぁ。
でもまあ、デキはそこそこです。そばつゆは、市販の濃縮めんつゆを薄めたもののようで変哲なし。だから万人の口に合う、とも言えるかもしれません。
蕎麦は、調理時間を念頭に置いてか、この地方としてはずいぶん細打ちのものを使っていて、「かけ」で食べればすぐにダレてしまうような印象です。
天ぷらは、大きさこそありませんが、つゆに入っていてもすぐにはぶわーっと拡散することのないまあまあのものでした。
一食食べ終えた後の不足分の補給という意味では合格。しかしこれ単品で一食としたならば、かなりの物足りなさが募ることでしょう。
2021.12.25
そばのまるごまるごのかけ天(山形市)

今日の昼メシは蕎麦だな。寒いから、ぜひとも温かい「かけ」で。
となれば、真っ先に思いつくのは荒楯の「そばのまるごまるご」。格安にて腹がくちくなれるし、うまいし、笑えるほどに配膳が早いし。ということで、他店をまったく考慮することなく、3か月しか空けずに訪問しました。
かけ天800円。
ルックスも申し分なし。真ん中のネギのところに箸を入れてくぼみをつくり、付随の生卵を落として、卓上の一味唐辛子を雑に振りかけて(雑に、がポイント!)、さ、いただきましょ。
相変わらずうまいねぇ。つゆがいいんじゃない。
刻みたてのネギがいっぱいなところも、マニアが喜ぶツボだよな。
かけにするとどうしても蕎麦が柔らかくなってしまうのはやむを得ないのかな。
ぶつ切りのゲソ天の衣が徐々にぶわぶわになっていくのも、味わい深く、いとをかし。
毎度のことながら、満足の一杯でした。
2021.11.23
そば処さくらのもちセット(山形市)

桜田西の「そば処さくら」を1年3か月ぶりに再訪しました。
肉そば・肉中華・ざるそば・ざる中華+もち3個(なっとう・あんこ・きなこ・黒ごまなど)で構成されるもちセット900円の中から、肉そば(冷)+なっとうをチョイス。
納豆の粒は少ないけれども、ほの温くて硬め仕上がりの餅が、もっちりした歯応えがあっておいしい。
単品だと700円の肉そばは、太め固茹での麺と、鶏脂よりもダシの効いた比較的あっさり味のスープ。これ1杯だと足りないけれども、餅が付いていれば不足感はありません。
河北町の人々はこういう組み合わせを喜んで食べるそうで、とりわけ餅については、噛んで食べるのではなく、丸飲みするときの喉越しを楽しむものなのだとか。(笑)
ほかに漬物、半玉こんにゃく、わらび餅が付いています。
さくっと食べて、ゴチソウサマ。いい昼メシでアッタ。
2021.11.07
味平の天ぷらそば+おかかおにぎり(山形市)

10か月ぶりに、山形城北高校正門前の「味平」へ。ここはジャンキーな昼食が実質的で安く食べられるのがいいところ。かつては女子高だった学校に近時男子生徒が入るようになり、運動部で張り切っている腹ぺこな彼らには学割メニューのあるすぐ近くのこの食堂は願ったり叶ったりなのではなかろうか。
天ぷらそば+おかかおにぎり=350+80円。
注文品に付いてくる3種の惣菜は、この日はマカロニサラダ、厚揚げ煮、ほうれん草ともやしのピーナツソース和え。この部分だけで居酒屋のお通しだったら300円ぐらいはしそうです。
蕎麦は柔らかめで、かき揚げ天ぷらはつゆを吸って徐々に散開するタイプ。
おにぎりは、握りたてで温かく海苔パリで、塩味が少し強め。
食べ終えて帰り際、大きめのかぼちゃ天が3つ4つ入ったパックが100円で売られているのを見つけ、だったらかけそば300円にこのかぼちゃ天を合わせたほうがよかったかなと思ったところ。
すっかり満足できてしまう。こんなのでいいんですよ、自分は。
2021.10.17
寺そば(慈恩寺テラス内)のネギそば(冷)(寒河江市)

寒河江市の慈恩寺にこの5月にできた「慈恩寺」の総合案内施設「慈恩寺テラス」を見に行き、テラス内の「寺そば」を初訪問しました。
ネギそば(冷)の大盛り800円。
ネギが盛大にトッピングされていて、ネギ好きにとっては垂涎の逸品になっています。
蕎麦どころの西村山地区らしく、黒くて固茹での蕎麦が極めておいしい。地元の製麺所でつくったものなのだろうな。で、ネギも当然、地物なのだろうな。
そして、大盛りの量がかなり多いのも西村山らしいところ。このぐらい食べればたいていの成人男性もある程度満足できるのではないでしょうか。
そばつゆは、やや甘めで冷やし肉そば風ですが、ネギそばに関しては油の浮きはなく、すっきりさわやかに食べられるものになっていました。
2021.10.13
やきとり酒場とり幸の肉そば(冷)(山形市)

ランチタイムに肉そばを提供している居酒屋、花楯ときめき通りの「やきとり酒場とり幸」を初訪問しました。
化学調味料不使用で、おいしい蕎麦に仕上がっているという、肉そば(冷)の大盛り、770円。
親鶏肉がきれいに並び、刻みネギがふんだんに載ったゴージャスなルックス。どんぶりの脇には、天かす、追加用の鶏脂、多めの漬物の小皿の3点セットが侍していて、なかなか壮観です。
ほどほどでいい塩梅に甘じょっぱい仕上がりのつゆ。鶏脂はある程度入っていますが、途中でさらにそれを増量することができるのがいい。天かすも途中から。
蕎麦は、黒くて太くて硬めのもので、食べ甲斐がありおいしい。これはアレだな、「一休庵」の蕎麦とよく似ているよナ。「大」の麺量も多めで、たっぷり食べた気になれました。
おいしかった。すごくいいんじゃないか、ここの肉そば。味、価格、量のいずれをとっても優れているので、機会があれば、肉そば専門店を押しのけてこっちのほうに行っちゃうかもしれません。
2021.10.04
吾妻屋の肉そば(河北町)

天気もいいし、日中の用件もないので、ドライブがてら西村山方面へと向かい、河北町名物の冷やし肉そばを食べることにしました。河北町の肉そばの店はあらかた訪問していますが、知り得る限りでは2、3店が未訪になっています。なので、今回はそのうちのひとつ、谷地の町内にある蕎麦処「吾妻屋」を初訪問してみました。
住家の2階の田形の和室4間が会食処になっていて、昼前の入店だったためか広々とした場所を終始一人で使わせてもらいました。1階で調理したものをその都度階段を使って運んでくる女将さんらしき人は毎日大変なのではないだろうか。
肉そばの大盛り、700+150円。
黒々とした細打ちの蕎麦は製麺所でつくられたものと思いますが、茹でた乾麺風で、見た目も食感も珍しいというか、ユニーク。麺も、トッピングの親鶏肉も、河北の人気店の「一寸亭」や「いろは」のものとは一線を画していて、実際に店に入って食べてみないとやはりわからないものです。
スープは、鶏脂が少なめで比較的すっきりとした味わい。甘さもわりと抑えられていて、付随のおいしいおみ漬のほうがずっと甘く感じたところ。
よし、また1店、初入店をゲット。でも、まだあるんだよね、未訪の河北町内の肉そば店が。
2021.09.14
品川家の納豆そば(山形市)

市役所の裏手、旅篭町の「品川家」を7年7か月ぶりに再訪しました。11時半の開店時刻に到着し、1台分しかない駐車スペースをゲットし、この日一人目の客となりました。
この店では人気の高いメニューのひとつの、納豆そば750円。
見映えよし。納豆はレギュラーパック1個をそのまま使っていると思われ、他店よりも格段に量が多いようです。生卵とともに箸でぐいぐいとかき混ぜ、はじめのうちは付随の辛子で、その後は卓上の七味唐辛子を振りかけていただきました。
納豆が多いので、軽くすするだけでぞわぞわと喉を通っていき、もうないの?と思うほどまたたく間に食べ終えてしまいました。(笑)
真夏の、食欲のないときなんて、絶対にいいぞ、コレ。でも、普通に食べたいときであれば、大盛りでなければ物足りないだろうな。
麺をすすり終え、納豆が残っているつゆに蕎麦湯をたっぷりと加えて、これもずずーっと飲めば、それもまたうまいのなんの。
そばをきしめんに替えることもできるようで、それもまたおいしそう。いずれはきしめんの大盛りで再挑戦しようかな。
いちおう「かけ」のカテゴリーに入れておきます。
2021.08.11
そば処かつら北町分店のそばランチセット(山形市)

ちょうど2年ぶりに、桧町の「そば処かつら北町分店」へ。
冷やし物がほしい夏休みの時期ということもあるのだろうけれども、開店時刻前には行列ができ、入店して注文の品を待ち始めた頃にはもう満席になりました。すごい人気だな。
券売機の左上ボタンに設定されている、ここならコレという、そばランチセット980円。
かつては平日限定だったように記憶していますが、今は土日祝も提供しているようです。
肉そばの温または冷、ザルそばからひとつ選んだものに小柱かき揚げ丼が付くというもの。
選んだ肉そば(冷)は、器こそ大きく見えないけれども、ある程度の深さがあってきちんと一人前(なのかな?) それに、揚げたてで香ばしい香りを放つ、小柱かき揚げが粋なミニ丼。ゲソ天ではなく帆立の小柱というのがちょっとリッチでいいじゃないか。
千円でお釣りがくる価格と、大人の男性の多くがちょうどよく満たされるほどのボリューム感が、ともにスバラシイ。
ま、これなら流行るはずだわな。
2021.06.12
一休庵の肉そば(冷)(山形市)

6月前半なのに、予想最高気温は32℃だと。こうなると冷やし肉そばが食べたくなりました。
何店かを候補に挙げて検討したけれども、最終的にはココがいいと、下条町の「一休庵」へ。1年2か月ぶりです。
肉そば(冷)の大盛り、700+150円。
早い時間帯にやって来る男性客たちはほぼ全員がこれを大盛りで頼んでいるのが可笑しい。みんなこれを狙って来ているわけです。
かなり黒い色の、どちらかというと乾麺を茹でた蕎麦の舌触りと風味に近い仕立てで、ここの独自性を感じます。これに卓上の一味唐辛子をたっぷり振りかけて、ピリリとした味にして食べ始めれば、いつもながらうまい!
他店比で、どちらかというと鶏脂のコクよりも甘じょっぱい風味のかえしで食べさせる形になっていると思え、そのつゆをレンゲですくってこくこくと飲むのがおいしい。これからの季節であれば、もう少し冷たくしてもいいかもしれません。
ボリューム満点なところもホレるし、氷の入った冷えたお冷やもよろし。
という具合で、大満足でござんした。
2021.05.10
こぶ原のゲソ天そば(山形市)

この日の昼はどこかで炒飯だな、だったらあそこかあそこだなと朝から行く店まで決めていたのに、直前になって猛然とかけ系の温かい蕎麦が食べたくなり、急遽予定変更! 目的地を旅篭町の「こぶ原」と決めて家をスタートしました。
6か月ぶり。自分にしてはわりと頻繁にこの店を利用するのは、大盛りまでなら無料サービスで価格自体がリーズナブルな上に、JAF特典でミニ丼がタダだから。これなら行っちゃう。
ゲソ天そば800円。麺量1.25倍だという中盛りを所望(大盛りは1.5倍)して、本日のミニ丼のミニゲソ天丼を無料で付けてもらいます。あ、ゲソがかぶっちゃったな。でもまあいいか。
1.25倍なんてたいしたことはないだろうと思われるかもしれませんが、ココは普通盛りでもタダナラヌ麺量なので、大盛りにしてミニ丼まで食べたりしたらあとで地獄を味わうことになりますから要注意です。
どうしても食べたくて注文したかけ系でしたが、ココの場合は「そばのまるごまるご」あたりと比べると麺が細く、たくさん食べやすい反面、熱いつゆだとすぐに柔らかくなるのが難点。また、わしわしと食べるタイプの蕎麦は、もう少し黒い田舎風のほうが合っているのではないか。
ミニゲソ天も含めて全部食べたけれども、明らかに余計。満腹での退店でした。
2021.05.01
伊勢そば屋の天そば(東根市)

行きつけの内科はコロナのためか空いていて、あっという間に診察が終わり、近隣の店が開くまでまだ間がある。それでは、少し走って時間を使い、東根市野田の「伊勢そば屋」に蕎麦を食べに行こうか。
田舎蕎麦の名店のここは、6年7か月ぶり。いやぁ、開店時間には今回も客が並んでいるぞ。
前回は「もり天」を食べているので、今回はかけの「天そば」900円にしてみました。
うーん、やっぱりすごい。他店とは全くベツモノと言っていい、極太のぼそぼそとした蕎麦。箸でたぐってごっそりとなんて食べられるものではなく、いじっているうちに短くなってきたもの3~4本がやっと箸に絡んでくるといった食べ方になります。七味でも、わさびでも、どちらで食べてもおいしい。
名物の激しく硬い天ぷらは、今回はつゆに浸して食べるので、口内を傷つけずに食べることができてヨカッタ。
それにしてもこの量はすごい! まさに田舎蕎麦で、腹がはちきれそうになるまで食べるという正統的なサービングが光ります。
かけそばにも蕎麦湯が供されることは知りませんでした。天ぷらの端々などが泳いでいるそばつゆにこれをエイヤッ!と注ぎ足して、おいしくいただく。結果、汗が拭ききれないほどに噴出。
ああ、うまかったなあ。シアワセだったなあ。そう実感しての退店と相成りました。伊勢そば屋、サイコーでしょう。
2021.03.27
そばのまるごまるごのかけ天(山形市)

蕎麦屋の匂いを感じたくなって、荒楯の「そばのまるごまるご」を8か月ぶりに訪店。いい蕎麦屋なんだ、ここは。
かけ天800円。
過去ログを見ると、既に7回この店をレポートしていて、このうちかけ天は2回。直近は2年前の1月に食べています。
今回も蕎麦、ゲソ天、刻みネギがたっぷり。過去画像と比べると天ぷらが増えているような気がします。蕎麦はかつてよりも微妙に細めのものにしたのかもしれません。
ゴリゴリとしたゲソ天をよく噛んで食べているうちに、天ぷらの衣がつゆを吸って徐々に散開し始めるのを愛でつつ、途中から小ぶりの生卵を落とす――という食べ方。楽しんでいるうちに少しずつ蕎麦までダレてしまったのはご愛敬。しっかりした量があり、普通盛りでも不足感なし。大盛りなら困ってしまうはず。
ところで、蕎麦屋の匂いとは、つゆに蕎麦湯を多めに注いだものの香りとほぼ同じもの。うどんやラーメンではこうはいきません。
2021.03.22
そば処古民家んのじょさねそば(冷)+鶏天てりマヨ丼(山形市)《閉店》

先月の訪問した時に、3月いっぱい有効の500円サービス券(!)をもらっていたのでそれを使おうと、並柳の「そば処古民家ん」を再訪しました。
カレー風味だというじょさねそば(冷)と、ミニ丼の鶏天てりマヨ丼、750+380-500=630円。
じょさねとは、簡単なこと、造作もないことを表す方言。そのじょさねそばは、通常の肉そばにカレー風味を加えただけのまったくじょさねぇもので、肉そばの50円増し。一味唐辛子を振りかけていただきます。
甘だれとマヨネーズで味付けされたミニ丼は、ほっこり温かくておいしく、ココの普通盛りの麺類に合わせるのにちょうどいいボリューム感ですが、単品で380円はいかにも高い。
わが経済感覚からすれば、このコンビで630円なら割安ですが、通常料金の1,130円なら注文しないと思う。
食後のコーヒー付き。
精算時、月末までだけどと言いながら、またも500円引き券をくれました。もうあまり日がないが、どうしようかな。500円引きとは魅力的なんだよな。
2021.03.19
茂利多屋のちくわ天そば(天童市)

めずらしく朝から動ける状況が整ったので、この日は11時前からやっている店を2軒かけもちして食べようと考えて、9時半に出発。まずは半年ぶりに天童市中里の24時間営業店「茂利多屋」へ。
ちくわ天そば430円。
量もさほどではないし、格別安いとは感じません。突出したところはない代わりに、ダメ出しが必要なところも見当たらず、誰もがおいしく安心して食べられるものになっていると思う。天ぷらは揚げたてで、齧ればアチチです。
でもまあ、この程度ならばたちまち食べ切ってしまい、まだまだイケル。
揚げ物がたくさん入ったゴージャスな海苔弁当も同価格で売られていました。この日ははじめから2食を想定しているのでちくわ天そばでいきましたが、どちらかで究極の選択をしなければならないとすれば、自分なら海苔弁当を選ぶでしょう。(笑)
2021.03.11
山形一寸亭の冷たい肉そばと天ぷらセット(山形市)

薬師町の「山形一寸亭」を10年4か月ぶりに訪問しました。
ねらいは平日限定の、冷たい肉そばと天丼セット955円です。しかし、運ばれてきたのは冷たい肉そば天ぷらセット845円でした。あれ、“天ぷらセット”というものもあるの? それを知らなかったのがミソの付き始めだな。
注文時、店員さんは「天ぷらセットですね」と復唱して確認していたので、単純にこちらが悪く、文句は言えない。でも、このたびはご飯ものも欲しいため“天丼”が食べたくて入店したわけなので、これでは納得がいかないし、腹も物足りないと不平を言っている。では、さっさと食べて退店しよう。
そういうわけで、食べたものの印象は薄い。天ぷらは、キスはいいけど、もうひとつは蓮根。蓮根だぁ? そしてたった2個だけ? このあたりにも不満が募ったりして。

帰途にスーパーヤマザワの総菜売り場に寄って、旬菜天丼429円を追加調達し、自宅で食べて留飲を下げたのでした。こちらの天ぷらは海老2、タラの芽、茄子、かぼちゃ、玉子の5種6個。蓮根なんかは入りません。
あーあ、今日の昼メシは高くついちゃったな。
2021.03.07
続おそばにの冷たい肉そば+ミニ牛丼(山形市)

山形駅近くの幸町にある「続おそばに」を初訪問。とは言っても、その前は「生そばと山形地酒処おそばに」という名称でやっていたので、それも含めれば5年6か月ぶりとなります。
冷たい肉そば+ミニ牛丼、700+100円。蕎麦は大盛りにしても同料金なので、当然そのように。
蕎麦は、製麺所製と思われる細打ちで喉越しがよく、鶏油の効き過ぎや甘過ぎにならないように仕立てたつゆがきちんと冷たくて、おいしい。大盛りなので、量もしっかり。つゆは、民芸調のレンゲは使わずに、どんぶりを両手で持ってこくこくと口に含んでよく味わいました。
ミニ牛丼はやさしい薄味で、それでいてしっかり牛肉の風味が伝わってくるものになっています。これが100円とは普通は考えられず、250円程度でも十分に人気品として通用しそうです。
つまり、肉そばの大盛りとミニ丼でふつうなら千円超となるところを、なんと800円で堪能できる!というのが、この店のスバラシイなところなわけです。
なめこそばやおろし山菜そばなども同料金で食べられるので、また行こうっと。
2021.02.24
蕎麦処みねたの冷たい肉そば+おまかせミニ丼セット(山形市)

蕎麦屋のかつ丼が食べたくなり、たしかここは丼物もあったよなと、城西町の「蕎麦処みねた」を2年7か月ぶりに訪問しました。ところが、ご飯ものは250円のおまかせミニ丼しか今はやっていないとのこと。あちゃっ、丼類をやめて麺類しか供さなくなっている蕎麦屋って、最近増えてきているんだよねぇ。
やむを得ず、冷たい肉そば+おまかせミニ丼セットというサービスセット850円を勧められたので、それに。
ほほう、全体としてしっかり。
手打ちではなく、鈴木製麺所の細打ちストレートの蕎麦は、乾麺風で特筆点はなし。そもそも山形市内の老舗の蕎麦屋が、板でもゲソ天でもない河北発祥の冷たい肉そばをメインにしてしまっていることに、少し驚いてしまう。
つゆは甘めの仕上がりで、上白糖ではなくざらめ糖か何かを使っているような独特の甘さが感じられ、悪くありません。白キクラゲ、ミズナなどもトッピングに加わっています。
おまかせミニ丼は、牛丼。和牛を用いなければ出てこないであろう牛肉独特の香りと脂と味があり、おいしい。しかもごはんが、我が家に換算すれば茶碗に2杯分ぐらいのたっぷりとした量があり、ラーメン店で見かけるミニ丼よりもずっと上のパフォーマンスを発揮しています。
牛丼の具だけでは食べ切れませんが、レンジで温め直したしんなりした野菜炒めとパリパリのお新香がいい仕事をしているので、残さず完食となりました。
熱いそば茶をもう1杯いただいて一息。カツ丼は食べられなかったのは残念だけど、満足のいく食事となりました。
2021.02.22
そば処古民家んの肉そば(冷)(山形市)《閉店》

山形の西側を走る国道458号からさらに西に入ったところ、並柳というところにある「そば処古民家ん」を初訪問しました。
2020年6月の開業で、“こうみんかん”と読めばいいのかな。建物は靴を脱いで入る和式の民家で、けっして古くはなく、むしろ新しくて清潔です。
肉そば(冷)の大盛り900円。普通盛りの200円増しと高め。
しっかりとした太めの麺線を持つ、固茹でで口当たりのよい麺。鶏脂が強めで極端に甘くないいいつくりのつゆ。コリコリとした親鶏肉はやや少なめかもしれません。これを普通盛りで食べたなら物足りず、多少高くても大盛りにすべきでしょう。
変わり種の漬物付き。食後にコーヒーが付き、これもどうぞと栗風味のプチパンケーキがサービスされました。
さらに精算時、3月いっぱい有効の、なんと500円(!)の食事券が渡されました。なんだかずいぶんサービスがいいんじゃない?
だったら近いうちにこの食事券を持って、蕎麦と中華麺が1人前ずつ楽しめる「よくたがり桃山」1,300円を食べに行こうっと。