2022.03.17
TOSAKA鳥居ヶ丘店の純鶏中華そば(山形市)

去年11月、鳥居ヶ丘の「優勝軒鳥居ケ丘店」だったところにできた「TOSAKA鳥居ヶ丘店」を初訪問しました。松波の「自家製麺 鶏冠」の姉妹店です。
鶏白湯900円が旗艦メニューのようですが、大盛りにすると4桁になるラーメンは敬遠し、純鶏中華そばの大盛り、750+120円にしてみました。
ぐっとラーメン側に寄った鳥中華だねという印象。鶏ダシのコク深いスープが極めておいしい。コリコリとした親鳥チャーシューもグッド。けれども、なぜこのストレート麺線の中太麺を、これほど凝った極上スープに合わせようと考えたのか、不思議な気がします。山形の鳥中華なら中太縮れ麺にこだわるのが妥当なのではないのかな。麺量も決して多くなく、大盛りでもチョイ多めぐらいの印象でした。
いずれにしても、店の標準ラーメン1杯が900円というのは高いです。何を言う、このスープをつくるにはどれだけ多くの材料を使っているか、おまえは知らないだろう――店側からはそう言われるかもしれません。仰せのとおりよく知りません。しかし、当方が言いたいのは、これほど旨味を強調しなくても結構で、普通の鳥ガラスープで十分に満足できるから、せめて価格は庶民的なものであってほしいということなのです。
ラーメンに「高級」の概念を持ち込むこと自体が逆説であって、ベーシックメニューはせいぜい700円ぐらいで。そんなケチな客はお呼びでないって? そうであれば残念です。でも、どちらの考えが一般論であるかは、数年後にその店がどうなっているかで明らかになると思います。
2022.03.09
拉麺食堂さとうの黒味噌(イカ墨)(上山市)

最近開店した蔵王半郷のラーメン店は駐車場が満杯。そこで、5か月前に訪店して「レギュラーメニューにある黒味噌(イカ墨)550円というのも気になるので、近いうちにまた行こう」と書いた上山市金瓶の「拉麺食堂さとう」へ行ってみました。
その黒味噌(イカ墨)の大盛りとおにぎり、550+100+50円。
とかく自分で仕切りたい性格と思われる店の主人から、黒味噌は初めてかと問われます。なんでも、生臭いと食べないで帰った客がいたのだそうです。メニューにちゃんとイカ墨と書いてあるわけだから、知らなかったというほうが悪いよね。
イカ墨だからスープは灰色で見映えはあまりよくないけれども、味は確かにイカ墨で、香ばしいイカの風味がラーメンにもよくマッチしています。これは全部啜らなければもったいないというもの。
沖縄あたりのイカ墨汁よりも生臭さは薄く、イカ墨のうまさを知る者にとってはややインパクトに欠けるような気もしますが、内陸山形で食べられるものとしてはOKでしょう。
自家製なのか、太めの麺がたいへんおいしい。トッピングの主役は、ややしんなりしたつくりの野菜で、これは前回食べた黒ごま味噌ラーメンと同じでした。
ああ、んまかった。大盛りにおにぎりで量があったけれども、ペロリといってしまった。
この店には、この3回で食べたほかにも、肉味噌、味噌バターコーン、豚味噌、さらには限定モノとしてモツ煮込み味噌、スーラータンメン、スンドゥブラーメン、柚子潮ラーメンなど、食べきれないほどのメニューがあるので、また行くのが楽しみです。
2022.03.03
麺や小福六兵衛食堂の本日の日替わり(山形市)

この店の日替り定食を食べてみようと、1年1か月ぶりに寿町の「麺や小福 六兵衛食堂」へ。この建物がファミレスの「ぼんぬーる」だった時代にはよく利用したものです。
本日の日替わり、800円。
この日は、塩しょうがラーメンとそぼろ丼でした。
“しょうが”とあり、紅生姜がトッピングされているけれども、まあ、塩ラーメン。ニラや煮卵などの具材がしっかり入って一見充実はしているものの、「塩」ではなかなか個性を打ち出すことができず、茹で上がり時間を意識して使っているのか、製麺所製の細麺はイマイチ。さらに、あまり熱くないところも期待に水をさしています。
そぼろ丼は、飯量がたっぷりで不足感はありませんが、やや薄味のため、卓上にあった「からあげのタレ」をかけて食べてみたらなかなかおいしかった。
これに少量のひじき煮と漬物。まあ、この価格でよくがんばっていると褒めるべきなのかな。
セルフでコーヒーもいただけます。
2022.02.22
らー麺山之助宮町店の魚だし白湯麺(山形市)

3回目となる宮町の「らー麺山之助宮町店」。ほぼ3年ぶりの訪問となります。
これまでに味噌らー麺とつけ麺を食べているので、今回は魚だし白湯麺の大盛り、850+150円にしてみました。
麺の湯切りを丁寧にやっている音が聞こえてしばらくして着丼。おぉ、その名のとおりしっかりとした煮干し系だ。レンゲで掬った始めのひと口めからガツンときます。
ぐるぐるチャーシューに細身のメンマ、板海苔が香り、刻んだチャーシューと生タマネギも入っています。トッピング白髪ネギもしゃっきりしていて多め。
固茹でのぴんぴんした大盛りの自家製麺は、量があって食べ甲斐もOK。白湯仕立てのスープは角が取れた丸みがあり、後味にほのかな甘さが感じられます。
うまいな、これ。けれども、近時節系を供するラーメン店が増えてきていて、この店がオープンした当時と比較するとやや埋没してきた感があるように思います。がんばれ、山之助。
名称を尊重して醤油味ではなく「その他の味」に分類しておきます。
2022.02.20
大もり家の焼きらーめん(山形市)

ほぼ3年ぶりに、大森の「大もり家」へ。ここには焼きらーめんという未食のメニューがあるので、それを食べてみようと思って。
焼きらーめん900円。
メニューを見ると、チャーシューメン1000円に次ぐ2番目の高級品。焼きそばのラーメン版なんだろ、黒石の「元祖つゆやきそば」みたいなものなんだろ、米沢市窪田町の「麺宝(めんほう)」で1年ちょっと前に食べた「汁やきそば」は670円だったぞ、そのわりには高いんじゃないの?というのが食前に抱いていたイメージでしたが……。
ここのは違いました。それらの上を行っていました。黒石や米沢のようにラーメンどんぶりではなく、中華丼などで使われる比較的底の浅い中華皿で登場。ソース焼きそばと同じ、キャベツやもやし、豚肉を主にした野菜炒めがたっぷりと載って、青海苔、紅生姜がトッピング。具材の量は「麺宝」の比ではありませんでした。また、味わいは完全に焼そば方面にシフトしていて、ソース香の漂うスープが秀逸レベル。
黒石や米沢は、「つゆ」や「汁」の焼きそばデアルとのネーミングで、こちらは「焼き」のラーメンを名乗っているけれども、こちらのほうがずっと焼きそばらしいのでした。
これはうまい。さすが、価格ナンバー2だけあります。やはり何でも一度は試してみなアカンもんやねぇ。
唯一の難点は、スープが邪魔をして麺と具材を同時に掬いづらく、麺だけが先になくなってしまうこと、だったでしょうか。
2022.02.13
第二公園山長の五目ラーメン(山形市)

かつて小白川町に「一ばん分店」という店があり、10年ほど前に閉店してしまったのですが、そこの五目ラーメンが好きでよく食べに行ったものでした。塩仕立てでさまざまな野菜とかき玉子がたっぷり載った名品でしたが、それとよく似ているものが十日町の「第二公園山長」のメニューにあることを知り、7年10か月ぶりに再訪してみました。
五目ラーメン900円。
おっ、見た目はそっくり。懐かしいなぁ。
しかし味わいは、よく似ているものの微妙に異なる点があります。
「一ばん分店」のものはもっと量があり、胡麻油を効かせたバタ臭さがありました。大きくカットしたタマネギの甘さが好きでしたが、山長のほうは常識的な範囲です。また豚肉は、棒状の短冊切りではなくスライスカットのものを使っています。分店のほうはキクラゲやタケノコ、芝海老なども入っていたのだけどなぁ。なお、こちらの中央の黒いのはワカメです。
懐かしの、一ばん分店の五目ラーメン(2011.11)は こちら
ということで、あの味の再現!とまではいきませんでしたが、前回ここで食したカレーラーメンよりは数段上を行っていたので、まあ納得です。
ここも本業は蕎麦なのでしょうから、次回は板そば1,050円かな。
2022.01.26
五十番飯店上海厨房の五目ラーメン(山形市)

腹の調子がイマイチなので、ラーメンの普通盛り1杯にとどめるとして、高騰しているガソリンが切れそうなので近間でいいやと、桜田東の「五十番飯店上海厨房」へ。ここは3年5か月ぶりかな。
葉ものが入ったあっさり系を狙って、五目ラーメン880円。
塩系は、味に誤魔化しが利かないとか言って近時ちやほやされている向きもありますが、言い換えれば味が淡白で、店の特徴が出しにくいということでもあり、普段注文することはほとんどありません。しかし、胃腸が弱っているときにはこういうものが思っていた以上にしっくりくるのでした。
刺激の少ないスープの味がやさしく、油分が少ないところがステキ。
ああ、んまかったな。いい店、いいメニューをセレクトした自分を褒めてあげよう。
2022.01.23
えびそば金行山形大学前店の海老味噌拉麺(山形市)

自分の好みとして、中華そばが海老風味である必然性は感じていず、どうなのだろうなと思っていましたが、“体験せずして語る勿れ”を信条としているので、昨年5月に開店した小白川町の「えびそば金行山形大学前店」を、このたび初訪問してみました。
富士河口湖の路地裏で屋台ラーメンとして創業し、外国人が行列をなす店として知名度が高まったのだそうです。
店のイチオシ、海老味噌拉麺870円。
オマール海老をふんだんに使い、海老の甘みを最大限引き出す甘めの味噌でコクをプラス、歯応えとコシの強い圧縮中細麺にスープがよく絡み、海老を食べているような贅沢な味わい、海老好きにはたまらない高級ラーメン。――と、店のチラシにありました。
うーん、でもねぇ……。以下、食べながら思ったことを書くと、価格が高い、麺は博多ラーメンのように細く、この界隈ではこういう麺は中細麺とは言わず極細麺と言う、高価格なのに麺量が少なくて空腹が満たされない、これに替え玉をつけて千円近くになっても多分満腹になれないのではないか、海老スープはうまいがこれも量が少なく、少し啜ればなくなる、やはりラーメン+海老の必然性は感じない――などなど。
2月末まで海老そばが500円で食べられるクーポンや、スタンプカードをもらったけれども、確かな利益を得ようとするならばむしろ、ラーメン1杯である程度腹具合を満足させることに力を注いだほうがよいのではないかと思料します。
2021.12.01
居酒屋スナックわらべの週替わりランチ(山形市)

七日町の「居酒屋スナックわらべ」。接客がよくて居心地がいい上に料理がしっかりしている店で、上司や地元の名士などに連れられて夜の時間帯に2、3度飲食したことがありました。その「わらべ」でランチをやっていると知ったので、昼としては初めて、そして初めて単独で、行ってみました。
今週の週替わりランチ800円は、ミックスフライ、味噌坦々麺&角煮丼、半盛り3点セット(フライ・味噌坦々麺・角煮丼)の3種。どれもよさげなのでしばし迷い、味噌坦々麺&角煮丼にしました。
すげぇゴージャス。無料で大盛りにしてもらった坦々麺は、味付挽肉たっぷりでチンゲン菜やメンマなどの具材も豊富な本格派で味がよく、厨房では中華料理のプロがつくっているはずです。
柔らかく煮込まれた角煮が載っている丼ぶりは、ラーメン店のミニ丼並み。ご飯を残し、坦々スープをかけて食べるのがまたうまい。
ほかに、きちんとしたサラダ、漬物、ドリンクが付いて、1,400円ぐらいしても不思議ではない充実の内容でした。
2021.10.18
拉麺食堂さとうの黒ごま味噌ラーメン(上山市)

4年半ぶりに、上山市金瓶の「拉麺食堂さとう」を再訪しました。
限定メニューだという黒ごま味噌ラーメンにおにぎりを添えて、600+50円。
スープの色がくすんでいて、ルックスは芋兄ちゃんといったところだけれども、黒胡麻の風味がよく、付き合えばきっといいヤツ的な第一印象。スープを啜れば胡麻味が一気に口の中に広がり、コレハいい、人物は確かだ。(笑)
太麺の範疇に入るストレート麺はもっちりとした多加水系で、これもいい。シャキッとした野菜がトッピング。これにチャーシューとメンマがあれば申し分のないところですが、この格安価格ではやむを得ないか。
おにぎりは、まだ温くて、中には大きな梅干しが入って、漬物付き。コンビニあたりのものよりもグレードは数段上なのに、たったの50円。
限定メニューは種類が多いし、レギュラーメニューにある黒味噌(イカ墨)550円というのも気になるので、近いうちにまた行こうっと。
2021.09.22
とんこつのひろうま馬分店の醤油とんこつ+半チャーハン(山形市)

ほぼ4年ぶりに、穂積の「とんこつのひろうま馬分店」を再訪しました。
醤油とんこつ+半チャーハン、750+130円。
博多の細麺よりも太麺が好きなので、「太麺」メニューからのセレクト。形状はストレートで、このあたりでいう中細程度の麺で、量は不足気味。味は悪くなく、しょっぱいスープに紅生姜、高菜漬、擂りニンニクなどを投入していただきます。
これに半チャーハンを足してようやく腹が満たされる仕組み。もうプラス130円で半チャン2つ注文してもイケそうな気がします。
店の唯一の欠点は、一人客と見るや女性店員が、ナントカの一つ覚えのようにカウンターに座るよう当然のように言ってくること。あのね、混雑時ならわかるけれども、ほかに誰一人として客はいないじゃないの。それでもそうさせたがる理由は何なの? 説明できるならしてください。
往々にしてカウンター席は、間に合わせのような場所につくられることがあり、この店もそうで、外光ゼロのようなところ。明るいところで写真を撮りたいので、そんな店員はシカトして勝手に窓際の2人掛けテーブルに座らせてもらいました。
若い娘なら世間知らずということもあろうけれども、その女性はいい年齢のおばさん。ねえ、店にとって接客とはとても大事なのですよ。いくらおいしいものを提供しても、あしらいがよくなければ客は寄り付かなくなりますよ。もっとお客様オリエンティッドで楽しく仕事をしましょうよ。
結局退店するまで店内はガラガラでした。混んでもいないのにこういう仕切りをしたがる店はほかにもあるので、困ってしまいます。
2021.06.30
巴食堂のタンメン(戸沢村)

JR陸羽西線古口駅前の「巴食堂」には以前から行ってみたいと思っていたもののなかなか機会が得られずにいましたが、このたび庄内方面に向かう際にちょうどいい時間帯に近くを通ったので、ようやくにして初訪問となりました。
某ローカルのラーメン番組でも取り上げられていた、タンメン550円。安い!
白菜、キャベツ、豚バラ肉がメインで、彩りに細切りのニンジンやピーマンも投入されています。ほんの少しだけ炒めるのか、厨房からフライパンの音とともに野菜の甘い香りが漂ってきます。
透明感のある塩仕立てのスープはやさしい味。はじめに何口か啜って、しばしの間このやさしさに身を委ねます。その後は卓上のブラックペッパーと辣油でコク付けして味を引き締めました。
多加水の度合いがかなり高いと思われる麺は、極めてもっちりで美味。山形市内のものとは違う独特の口当たりがあります。
久しぶりに熱いスープのラーメンを食べて、大汗。車のエアコンを最低温、ファン最強に設定してリスタートです。
またもやいいラーメンに巡り会えました。ぜひ再訪したい店です。
2021.03.29
中国料理新華楼のタンタン刀削面(上山市)

一度刀削麺が食べたいと思ったら矢も楯もたまらず、それを食べるために上山市二日町の「中国料理新華楼」を10か月ぶりに訪問しました。
タンタン刀削面と半ライス、780+100円。
幅が1cm以上ある麺はピロピロとしていて、通常の中華麺とは明らかに違う食感のため、ラーメンではなくまったく別のものを食べている錯覚に陥ります。長さはそれほどなく、トッピングのしゃっきりした野菜炒めとともに箸で持とうとすると、幅広麺がプルリンと逃げて汁が飛び散り、おやおやと思いながらも楽しい。
担々麺を食べる際の流儀としてライスは欠かすことができず、麺を食べた後の旨味満点のスープにライスを落としてレンゲでばくばく食べるところが、むしろ担々麺食の愉悦のピークなのだと思っています。
いやあ、今回もこれが実にうまかった! 最高だったな。
2021.03.13
焔蔵山寺店の鶏中華(山形市)

3日前に続いて山寺へと赴き、山寺駅前の「焔蔵山寺店」を初訪問。
冬季限定だという自家製麺鶏中華880円。これを狙ってみたわけです。
卓上のメニューにある説明書きがこの一杯の特徴をよく表していたので、以下に引用。
「山形県発祥「蕎麦屋のラーメン」。鶏肉とたっぷりのネギに、まるごと煮卵と、極厚鶏チャーシューが入って食べごたえ抜群。秘伝返しに鳥だしと和だしのWスープは蕎麦屋だから成し得る技。更には!山形で話題の行列店「ラーメン金子」監修。全粒粉で打つ、小麦香る自家製中華麺との相性は格別。心も体もあたたまる激アツな一杯となっております。」
実食しての特筆点は、全粒粉の麺が優れている、炙りの入った鶏チャーシューの厚さは軽く1cmを凌駕している、たっぷりの白ネギがいい仕事をしている、スープには鶏肉と笹がきしたごぼうがたっぷり入っていて、我が家の正月で食べる雑煮の味によく似ている――など。
料金はけっして安いとは思いませんが、観光地の駐車料金込みと思えば納得するしかないでしょう。
2021.02.25
リンガーハット山形TUY通り店の長崎ちゃんぽん(山形市)

ときどき食べたくなる長崎ちゃんぽん。市内にもう1店舗ぐらいちゃんぽん専門の店があってもいいのではないか。
10か月ぶりと、自分にしてはあまり間を空けないでの訪問となりましたが、その理由は、この2月末日をもって、「長崎ちゃんぽん」の麺増量無料サービスが終わってしまうからなのです(3月から麺2倍は750円になる)。2月中の今のうちに食べておかないと。
長崎ちゃんぽんの麺増量2倍、649+0円。
2倍と言ったってたいしたことはありません。ちゃんぽんならばこのぐらいしっかり食べないと、食べた気にはなれません。
さて、これまでは格安のちゃんぽんに目が行っていましたが、3月以降はあまり変わらない料金になるので皿うどんも食べようかな。好きなんだよな、皿うどん。
ところで、メニューにいいものを見つけました。それは、「薄皮ぎょうざ15個定食」649円で、ごはん大盛り無料。10個定食でも605円するので、44円で5個増量できるということのようです。うふふ、次回はこれかな。
2021.01.09
くるまやラーメン山形13号店のカレーラーメン(山形市)

雪のため遠くまで出かけたくないので、比較的近い南原町の「くるまやラーメン山形13号店」を、3年2か月ぶりに再訪しました。
くるまやなら辛味噌ラーメンが定番でしょうが、今回は山形13号店以外では食べられないというカレーラーメン770円をチョイス。平日の昼なので、小ライスがサービスとなります。
おおっ、想像していたものよりもずっと上を行くテイスト! スープから立ち上がるカレー香が食欲をギュギュっと刺激します。蕎麦屋のカレーラーメンとは一線を画す本格風味。とろみを湛えたこのスープ、いいですなぁ、たまりません。
トッピングは、白髪ネギと茹でもやしたっぷりに糸唐辛子を散らして半味玉投入というものですが、ほかにもブラックペッパーが味を引き締め、細かく刻んだ生姜やニラなども入っていて、工夫を凝らしたものになっています。チャーシュー、メンマは入りません。
麺を食べた後のカレースープに小ライスをどぼりと落とし込んでおじや風の追い飯にすれば、食べ進むにしたがって体が熱くなってきて、至福感は頂点に達するという仕掛けでした。
うまかったなぁ。今後、これを食べるために再訪することもあるかもしれません。
2020.12.21
九州とんこつのうま馬のとんこつのうま馬+半チャハン(山形市)

9年2か月ぶりに、深町の「九州とんこつのうま馬」を再訪しました。
基本、細麺は性に合っていないと思っているので九州系にはあまり足が向かないのですが、そうは言っても山形にある店なので、太麺も選べるようになっています。
とんこつうま馬+半チャハン、800+130円。
細麺は「博多とんこつ」と呼び、太麺なら「とんこつ」と呼び慣わしているようで、太麺のレギュラーはずばり「とんこつ」の650円、そのグレードアップ版が今回注文した「とんこつうま馬」ということのよう。
太麺は、このあたりの標準の太さ。チャーシュー3、板海苔2、煮玉子も入ってけっこう豪華で、とんこつスープの味もよい。卓上の紅生姜とからし高菜を加えて食べる。
半チャハン(メニューにはそう表記されている)は、チャーシューの切れ端がたっぷり入っていて、デキはかなりいいと思う。これが130円なら、自分であれば必ず頼む。
後にやってきた男性一人客たちは、「チャーシューバリカタ!」とか「博多! バリカタで」などと短く告げて、途中で替え玉コールも。ほぼ全員が細麺を食べていました。
たいへん満足な1食でした。
2020.12.16
三宝亭桜田店の全とろ麻婆麺+若鳥の唐揚げセット(山形市)

1年4か月ぶりに、桜田南の「三宝亭桜田店」へ。
ねらいは、全とろ麻婆麺。いよいよ雪が降ってきてこうも寒いと、体の芯から温まるこういうものが食べたくなるものです。
全とろ麻婆麺880円に、通常308円のところ平日ランチタイムには198円になる若鳥の唐揚げセットを付けて、1,078円。
アチチでうまい。「全とろ」を冠するだけあって、麻婆豆腐のとろみがしっかり。それなりに「麻」と「辣」が効いていて、汗が出ます。麻婆豆腐を食べて汗が噴き出さなければ、食べた甲斐がないというものです。
麺は独特の機械打ち、丸麺風ストレート。これにウェーブないし縮れが入っていれば、麻婆が絡んでもっとおいしいのにと思う。
また、麺と麻婆豆腐のほかにはみじん切りのネギしかなく、いろいろなトッピングを食べる楽しさはありません。
セットの唐揚げは、柔らかい胸肉を使っている模様。半ライスは、麺を食べ終えたスープに全部を投入して、ごはんでも麻婆豆腐を楽しみました。
2020.12.04
味わい処もと木(もとき食堂)のインディアン拉麺+半チャーハン(東根市)

神町南の「味わい処もと木(もとき食堂)」を6年5か月ぶりに再訪しました。
今回のねらいは、カレー味のインディアン拉麺。それに半チャーハンを添えて、700+200円にて。
このラーメン、いいです。カレーライスにかけるものを使うのではなく、カレー粉で味を調えていて、ラーメンなのにカレーのかぐわしい風味が漂うような独特のつくりです。単なる変わり種の域を超えたグッドテイストなラーメンだと思う。
タマネギともやしをたっぷりの豚挽肉とラードで軽く炒めたものがどどんと載っていて、さらにその上にはフレッシュコーン。チャーシューやメンマ、刻みネギなどは入りませんが、コク深いオリエンタリズムはまさに“インディアン”!に仕上がっています。麺自体も多加水系、太さのある自家製でおいしい。
つくりたての半チャーハンも、「うまい!」と独り言が出てしまうような、まさに中華料理店の味で、自分にとっては多くも少なくもなくバッチリの適量でした。
味がいい上に価格もリーズナブルだし、ここはいい店だと思います。
2020.11.29
池上苑のおそば定食(山形市)

8年4か月ぶり2回目となる双葉町の「池上苑」にて、おそば定食900円を食べました。
メインの麺は、三鮮湯麵か牛肉湯麵が選べ、今回は三鮮のほうをチョイス。これにライス、お新香、サラダが付きます。
醤油ベースのスープに餡がかけられている麺は、海老・貝・肉入りであるとメニューにありますが、貝は入っていたかどうか。その代わりにイカが入っていましたが、海老・イカ各1個ずつで、メインは豚バラ肉と野菜。したがって、海鮮風味とまではいきません。中華料理店スタンダードのやや細めのほぼストレート麺は茹でが強く柔らかめ。
ライスはいい炊きあがりですが少なめ。中華料理店ならライスは平皿ではなく御飯茶碗によそうべきだと思う。
刻みキャベツをドレッシングで和えたサラダは冷たくフレッシュでおいしい。
正直言うと、日本人がつくる、日本人万人向けの中華料理という感じで、この店ならではの特徴が見出せないままに終わりました。
「池上苑」と聞いて思い出すのは、西島三重子がうたった名曲「池上線」の悲しげなメロディですかね。(笑)