2023.09.25
麺屋金斗雲のトマト白湯(山形市)

今年6月にオープンした寿町の「麺屋金斗雲」を初訪問しました。過去に「肉そば吉五郎」、「麺堂傾奇者」、「担々麺とたれ唐の店くじら」と変遷を遂げてきた店舗での営業です。
ここならこれだろうなと興味を抱いていた、トマト白湯900円。
メニューによれば、「国産トマトと長時間炊いた鶏白湯スープをブレンド。クリーミーでコクのあるスープに、昆布・煮干し・干しえびなどの旨味がつまったタレとの相性バツグンのラーメンです。」とのこと。
味わいはまさに上記のとおりでおいしい。
麺は、白っぽい色の中細ストレートで、最近は山形でもこういう形状なり舌触りの麺を見ることが増えたなという類いのものです。
スープは、トマトピューレも入っているのだろうなと思わせる、とろりとした濃いめのトマト味。チーズもトッピングされているので、味わいはかなり洋風方面に振れています。
ミズナの緑と紫タマネギ、輪切りの赤いフレッシュトマト、黄色のとろけるチーズ、大サイズの低温調理チャーシューが全面を飾っていて見栄えよし。
ラーメンとしての変化球的な味わいが楽しめていいのですが、麺量をもう少し多くしないと男性諸氏からの強い推しは得られないかもしれません。
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2023.09.15
幸楽苑山形嶋店の塩野菜たんめん(山形市)

9月末まで有効の餃子無料券2枚を手にして、つれあいと幸楽苑へ。前月もこのパターンで「幸楽苑白山店」で食べたので、今回は2年1か月ぶりとなる嶋北の「幸楽苑山形嶋店」にて。
塩野菜たんめん+餃子「極」、730+0円。
塩系を食べるのは久しぶり。野菜の炒め汁が適度にスープに混じり込んで実にコク深くふくよかな味わい。タンメンならやはり塩でいくべきとの判断は正しかったようです。
幸楽苑の中華そばは少量だというイメージがありますが、たんめん類なら野菜がたっぷり投入されているので、普通盛りでも十分なボリュームがあります。なお、たんめんのトッピングは基本野菜炒めのみで、チャーシュー、メンマ等の具材は入っていません。
これに通常280円の餃子が付いてこの価格なら、クオリティも高いし、幸楽苑、オッケー牧場です。
2023.07.05
麺屋いばらきの海老のらぁめん(天童市)

先週出かけた北海道で「一幻」のえびそばがブレイクしていると知って、そのお土産用を買ってきたのですが、山形界隈でも海老をフィーチャーしたラーメン店があります。
それらのうち「支那そば無双庵」の無双の海老そばは一度食べたことがありますが、天童市北目の「麺屋いばらき」で出している海老のらぁめんが未食だったので、このたびそれを食べに、3年8か月ぶりに行ってみました。
海老のらぁめんの大盛り、880+100円。
海老の香りがする店内でさっそく啜ってみると、海老肉というよりも海老の殻でとった出汁なのか、かっぱえびせんの味わいとよく似ています。むろんそれも、香ばしくていいのですが。
背脂でコク付けがされていて、なかなかおいしい。卓上のペッパーミルの胡椒や粉ガーリックなどをかけていたずらしながら食べましたが、いずれも新たな風味が加わって楽しい。
レタスがオイリーさを緩和するいい仕事をしているし、ほろほろに煮込まれたチャーシューが美味です。
今どき安い100円で得られる大盛りは、海老の濃厚な味わいも手伝ってどっしり。食後の満腹感というかぐったり感はかなりのものがありました。
そうか、大盛りではなく100円ライスにすれば、スープに投入してかっ込めたのか。そっちがよかったかな。
2023.05.06
台湾料理紅四季山形店の担担麺セット(山形市)

10か月ぶりとなる桜田西の「台湾料理紅四季山形店」で、激安ランチ。贔屓の店の一つになっていて、いろいろ食べてきているけれども、まだ底は見えていません。GWのさなかでも各種ランチメニューを提供してくれるし、何より、安い!
この日は9種あるラーメンセット780円の中から、担担麺セットをチョイスしました。参考までに付け加えると、担担麺の単品は700円です。
担担麺は、スープのコクと旨味がやや足りない気がしますが、きちんとタンタンしていておいしい。
鶏唐揚げは揚げ立てカラリの大ぶりのものが2個。つれあいが注文した日替わりランチのチキン南蛮2個とライスがまわってきて、これでもか状態に。
ご飯の量は、当方のラーメンセットのほうは店がだいぶ手加減してくれているようで、麺類が付かないつれのランチのほうが倍ぐらいありました。
価格もメニューも、懐の深い店。もっと行く回数を増やすべきかもしれません。
2023.04.18
ラーメン六太のとんこつラーメン(天童市)

今年2月に新規開店した天童市北目の「ラーメン六太(むった)」を初訪問しました。ここのテナントも入れ替わりが激しく、知る限り「麺や大翔」「支那そばたまや錦」「楽風家」「らぁ麺すみ田天童店」、そしてこの「六太」と変遷しています。
メニューがバラエティに富んでおり、大きく分けて親どりラーメン、ド煮干しラーメン、とんこつラーメン、煮干し系の油そば、つけ麺数種とあり、初回はこの中からとんこつラーメン(太麺)を選びのりをトッピングしてみました。850+50円です。
濃厚でこっくりした仕上がりの豚骨スープにストレートの太麺。横浜家系のようなほうれん草は入っていませんが、厚くて大きいチャーシューの存在感が目を惹きます。
この店の白眉は、カウンターの薬味が充実していること。紅生姜、辛子高菜、擂りにんにく、刻み生姜などを小皿に取り分けて自席まで持参する仕組みになっています。これらを十分に活用して、自分だけのとんこつラーメンにして食べました。

麺量は標準的なので、普通盛りだとやや不足気味。とんこつラーメンの場合は大盛りにせず、半ライス120円をもらって、濃くてしょっぱいスープに浸して食べるというのが得策だったように思いました。
ああおいしかった。次回は油そば+生卵+半ライスあたりがよさそうだな。
2023.04.16
孫悟空分店の特製塩ラーメン(山形市)

荒楯町の「孫悟空分店」へ。
ここは2年8か月ぶりで、5回目。過去には醤油・味噌・冷やしを食べているので、今回は特製塩ラーメン(バター・コーン・ネギ付)850-50円にしてみました。平日ランチタイムはミニライスが無料サービスとなり、JAF割引が同行者分を合わせて100円分適用になりました。
ネギの緑、コーンの黄、ナルトの赤と、彩りに優れていて視覚面でもぐんと食欲アップ。久々の「塩」でしたが味わいもよく、楽しめました。
米沢由来の店ですが、麺は米沢ラーメンの細麺ではなく、太さのある手もみ風。これがもっちりしてたいへんにおいしい。ビジュアルもいいけれども、麺がいいことがこの店の最大の強みだろうな。
満足のいく一食でした。
2023.04.02
山岡家山形青田店のサービスセットA(山形市)

昼メシは、2年6か月ぶりとなる「山岡家山形青田店」にて。
平日のランチタイムならサービスセットA790円がダンゼンお得。前回は同じサービスセットAの醤油味とねぎマヨチャーシュー丼にJAFカードで味玉をトッピングしたので、今回は味噌味とチャーシュー丼にサービス券で海苔5枚をトッピングしてみました。
うひゃあ、合計8枚となった海苔の存在感がスゴイな。海苔のせいでチャーシュー、ほうれん草、ネギなどのトッピングが隠れてしまっています。でもって、ココは山岡家なのでスープの味が濃くてしつこい。これにハマる人は多いのだろうな。
脂が膜を張っているのでいつまでも熱々で、唇がぺとぺとになります。とんこつのこっくりとした味わいが強いため、醤油でも味噌でも味に大きな違いはないように思います。
そして卓上のニンニクを増量したりするものだから、食後の息もいつまでもキョーレツです。
マニアはそういうことひとつひとつにヨロコビを覚えるものなのです。(笑)
わずか100円増しで付けられるミニ丼も量があっておいしい。チャーシューを早めに食べて、ごはんに濃いスープをぶっかけて食べればこれまた旨し!
ただ、スープがかなり塩辛いので、食後には水をたっぷりと補充する必要がありました。
翌日から一部商品を再値上げする旨の告知がありました。
2023.03.07
横浜家系ラーメン町田商店山形あかねケ丘店の味噌ラーメン+ライス(山形市)

あかねケ丘の「横浜家系ラーメン町田商店山形あかねケ丘店」を、2年4か月ぶりに再訪しました。
味噌ラーメン+ライス、800+100円。
つれあいが注文したラーメン(醤油)と比較すると、味噌のほうにいい茹で加減のキャベツが多く入っていて、価格差20円なら味噌がいいよナと思わせるものあり。海苔が3枚も付いているのが嬉しい。
久しぶりに口にするこってりしたとんこつスープはパンチ力があり、実においしい。唇がぺとぺとになり身体によくなさそうだけれども、たまに食べるものなので気にしてはいけない。(笑) かなり濃い味付けなので、自分の場合ライスは必需品となります。
卓上にさまざまなトッピングなり調味料が置かれているのがよい。この中から刻みタマネギ、生ニンニク、豆板醤を使ってカスタマイズを楽しみます。
ライスは少しだけ漬物で食べて、大部分は麺を平らげたスープに投入し、レンゲでパクパク。これがいちばんうまいんだよねぇ。
当然ながら、完まく。その後しばらくは喉が渇くのが難点ではあるけれど。
初訪時には店員の馬鹿みたいな大声が鬱陶しくて嫌いになりそうだったけど、今はだいぶ落ち着き、静かに食べられてぐっと印象アップしました。店の雰囲気がいい方向に変わったことは喜ばしく、これだったらまた行きたいと思えます。
2023.01.17
肉そば処伍らい光のもやあんラーメン(山形市)

3日ぶりとなる昼の外食は、2年1か月ぶりに大森の「肉そば処伍らい光」を3訪しました。
ねらいは、冬季限定メニューのもやあんラーメン850円です。冬の寒い日にあんかけたっぷりのラーメンなんて、最高でしょ。
下の受け皿に餡が溢れながらの配膳で、すげー迫力! もうこの段階からそそられます。
ホワイトペッパーをかけて、これ以上こぼれないように餡からすすり始めます。熱いので念入りにふぅふぅしながら口に含むと、胡椒テイストのやさしいスープの風味が広がります。しゃっきりしたもやしのほか、多めのニラ、角切りの豚肉、こま切れの赤かまぼこなどが餡を構成。白髪ネギもいい仕事をしています。
ある程度餡に時間をかけたあとにようやくたどり着いた麺は、伸びが始まってやや量が増えたのか、ボリュームしっかり。ちょっぴり団子になっているけれども、餡をまとわせてズルッとやるのが愉しい。
おいしい餡を最後まで食べることになるので、普通盛りでほぼ満腹になります。
これはおいしかった。
こうなると、ご本家「山辺栄屋支店」のもやしらーめんや、「世三味」(山辺町)で提供しているもやしラーメンも食べてみたくなりました。
2023.01.13
ラーメン風林火山山形店のラーメン(山形市)

旧「南四番町食堂」を居抜いて2か月前に開店した「ラーメン風林火山山形店」の連日の行列が一段落したのを見計らって、このたび初訪問しました。「風林火山」で食べるのは、鶴岡の店舗がまだ末広町のボロくて小さな店で営業していた2016年以来のことになります。いまや山形市にまで支店を出す繁盛店になったのだなぁ。
ラーメンの普通盛り850円を、野菜増し、アブラ増しにて。
多くのお客さんは年齢に関係なく、ラーメンを大盛りまたは中盛り、野菜マシマシにして、人によっては無限ライスまで付けてばくばくずるずると食べているのがスゴイ。当方は大盛りには白旗を掲げ、野菜は「マシマシ」ではなく「マシ」にとどめてみました。
かつて鶴岡店では、麺が茹であがった段階で店員さんから「ニンニク入れますか?」と訊かれたものですが、この客数になればそうもいかないようで、刻みニンニクとカラシ生姜は各卓上に備え付け。これらをたっぷり添え、ラーメン醤油もはじめから追い掛けし、天地返しをしながらパクつきました。
うん、おいしい。食後の処置が大変ですが、ニンニクはこれでもかと効かせたほうがおいしい。ちょっぴりアブラに負けそうだけど、これならば野菜マシマシでもいけそうな気がします。中盛りもイケルかな。
ラーメンのほかには汁なし、油そば、中華そば、G麺(まぜそば?)などのラインナップがあるので、いずれまた行くことにします。
2022.12.12
龍園のマーボーらーめんぎょうざセット(天童市)

しばらくご無沙汰していた天童市奈良沢の「龍園」の餃子が食べたくなって、7年4か月ぶりに店を訪れました。
以前食べたチャーハンや今回狙っていた焼きそばなどの炒め物系はやめたらしく、メニューから消えていたので、マーボーらーめんぎょうざセット1,000円をチョイスしました。
注文品はできた順から配膳されるしきたりのようで、まずはマーボーらーめんから。
豆腐や挽肉の量はさほどではありませんが、麻婆あんのデキはよく、絶妙のとろみがあっておいしい、熱い! 醤油味のスープの上に麻婆豆腐をかけるのではなく、いわゆる「全とろ」仕立てのスープになっていて、どこまで食べ進めても麻婆です。これ、いい!

メインイベンターの焼き餃子は少し経ってから登場。これこれ、これですよ。ふっくらした仕上がりで、焼き、大きさ、味とどこをとっても秀逸の極み。単品だと380円ですが、どう見ても500円以上の価値があり、首都圏の駅前町中華なら600円と言われても食べればそうかと納得してしまうような充実度です。
マーボーらーめんだってふつう620円では食べられません。餃子定食なら600円。
いまどきラーメン1杯が800円もするようなご時世、この価格帯で頑張っているこの店を、自分としてももっと評価し直すべきだと思ったところです。
2022.12.11
麺 The Beastの家 The Beast(天童市)

天童市北目の「やまがた屋」の跡で今年9月にオープンした「麺 The Beast」を初訪問してみました。
券売機の「緊急クエストB」のボタンを押して、家 The Beastの大、900円にしてみました。
久しぶりに食べる家系ラーメン。大の麺量220gは格別多いわけではないけれども、強制で(笑)ライスが付いていますから、不足感はありません。並の160gだとちょい足りないかもしれません。
配膳時ににんにくを入れるか訊かれたので、オフコースと返します。
どんぶり内を見ると、横浜家系らしく大判の海苔2枚とほうれん草があしらわれているところはマルですが、チャーシューはたくさん載っているように見えるけれども小さくて薄く、メンマは1本もなしと、寂しい。玉子などの各種トッピングはそれぞれ100円出して追加してねということでしょうが、じゃあ何、ライスが100円だとすれば、このラーメンはおよそ800円なの? Ummmm……。
ちょっと期待が大き過ぎたかなぁ。
でもまあ、にんにくのビンビン効いた豚骨こってり塩味キリリのスープにライスを落として食べて、いちおう納得です。
2022.11.29
きたやの黒ごまタンタンメン(上山市)

上山市のキャッシュレス決済ポイント還元事業利用ツアーを続行中。
この日は1年7か月ぶりに、上山市相生の「きたや」を3訪しました。
ここならこれだという中華そばと、みそラーメンは実食済みなので、今回は黒ごまタンタンメン770円を食べてみました。
黒胡麻いっぱい使ってますというルックスで登場。赤色の辣油の浮きが際立つピリリかつアチチのスープが舌を刺激します。豚挽肉・タマネギ・もやしの炒め具材もたっぷり。
一方、黒胡麻の擂りたての香ばしさはそれほど強くなく、だいぶ前に鶴岡の「担々麺の店まるたん」で食べた黒胡麻担々麺の馥郁さをなつかしく思い出したところ。
それでも細めの麺がスープをたっぷり持ち上げてくれ、おいしくいただけました。普通盛りの麺量もわりと多めです。
2022.11.23
熱烈中華○武のサンラータンメン(上山市)

ここのランチメニューの四天王は、サンラータンメン、五目あんかけやきそば、麻婆豆腐かけご飯、タンタンメンだと思っていて、このうち未食になっているタンタンメン(一口ライスサービス)を食べに、1年8か月ぶりに上山市金生東の「熱烈中華○武」に向かいました。
ところが、貼りだされた「本日のメニュー」にタンタンメンはなく、思い悩んだ結果、サンラータンメン1,045円に決定しました。ここで酸辣湯麺を食べるのは4年10か月ぶりとなります。
相変わらずすごいボリュームで、とにかくおいしい。ブラックペッパーと酢がいい具合に効いていて、結構なお味です。
いいとろみを湛えたこのうまいつゆは残してはならじとほぼ完飲するのですが、そうなると食中には熱さで口内火傷が発生し、食後には大量の発汗が……。まあ、うまいものを心ゆくまで食べたあとにはこういう付帯事項もあるということで。
それと、かなりの満腹感がしばらく残ることになります。この満足感が得られるのであれば、この店の場合は4桁価格も苦になりません。拍手♪
2022.10.12
北京亭のマーボラーメン(山形市)

元木の「北京亭」は2年7か月ぶり。いつも駐車場がいっぱいで、ハードル高めの店です。
ここでは過去にニラレバラーメン、みそラーメンなどを食べていますが、以前からマーボラーメン1,100円が気になっていたので、価格まで高めですが、このたび初めて食べてみました。
わりと色が薄めの麻婆が一面にかけられていて、刻みネギやチャーシューなどの付随物は一切なしのストロングスタイル。言い方を変えれば、画像がサマにならないタイプ。(笑)
辛さは弱く、油も少なく、花椒の痺れもなく、うっすらした甘みすら感じる麻婆豆腐。とろみは強いほうです。スープ自体も薄味なので、意外にもニラレバラーメンとは対極的な、全体としてやさしい味に仕上がっています。
麺は、北京亭オリジナルの極太コブコブ麺。低加水なのか、時間が経ってもプリプリとしていて、これはここでしか味わえない麺だなあと思ったところ。
おいしかったけれども、ニラレバ、味噌ほどの高みには至っていず。手間の問題もあるのでしょうが、これで1,100円は強気すぎだと思います。ニラレバや焼肉ラーメンと同価格だという点にも首を傾げざるを得ません。
ということで、次回以降はやはりニラレバラーメンの一択かな。あ、チャーハン900円もうまそうだったな。(笑々)
2022.09.29
極選ラーメンひとりじ麺のニラホルラーメン(山形市)

1年6か月ぶりに青田の「極選ラーメンひとりじ麺」を再訪し、前回時からずっと食べたいと思っていたニラホルラーメン990円の「弱辛」(よわから。並辛よりワンランクマイルドな位置づけ)を食べました。
画像を見てこれは間違いなくうまいだろうと思ってはいましたが、実食してみると、おいしさはその想像を超えていました。
これはうまい。焼肉のたれの風味がする甘辛いスープは、ニンニクがガッツリ効いていてパンチ力抜群。でもって、もやしとニラたっぷりのトッピングにはシロコロホルモンがゴロゴロ入っていて、噛めばじわりとくる脂身がタマラン! 太めの麺ももっちりしていて美味。
1杯990円は高いかと問われれば、この充実度であればそれほどでもないんじゃないと応じるでしょう。大満足です。
2022.09.09
支那そば無双庵の無双のドロそば(山形市)

ここに行きたいというつれあいのリクエストがあって、ちょうど1年ぶりに久保田の「支那そば無双庵」へ。
ここではこれまでに、海老そば、Gそば、汁なしと攻めてきていて、海老みそ、つけめん、ドロそば、魚介そばが未食になっていました。
未食の中から、無双のドロそば880円をチョイス。鰹、煮干し、辛シビの3種の味があり、今回は鰹味にて。
やや細めのものを浅く茹でた全粒粉の麺がおいしい。ドロスープは確かにドロですが、想像していたよりも量があり、鰹風味が強すぎるぐらいに芳醇です。このスープをたっぷりまとわせてズバッと麺を啜るのが、このメニューの醍醐味と言っていいでしょう。
頭に「無双の」が付いているメニューはいわば全部のせ的なもので、チャーシュー3、煮卵1個分、板海苔2枚などの具材が満載なのに、価格はリーズナブルな範囲なことも、この店の評価すべき点のひとつです。それに、刻んだ生タマネギがとてもいい仕事をしていると思う。
ひとしきり麺を食べ終えたら、ポットで供される割りスープをたっぷりと注ぎ足し、熱々のところをレンゲで。このようにして2通りのスープの味わい方ができるのも、ラーメンの在り方としてのひとつの新境地とも思え、楽しくおいしく食べることができました。
2022.08.18
横濱家系拉麺のじ家ののじ郎ラーメン(山形市)

ほぼ3年ぶりとなる深町の「横濱家系拉麺のじ家」にて、未食となっていたのじ郎ラーメンを食べてみました。
のじ郎ラーメン(小)850円を、山形一太い特注だという極太麺チョイスのにんにく増しにして、無料の半ライスとともに。
小・並・大とあり、小の極太麺は130g。なんだ、少ないじゃんと思うでしょ。でも、そうじゃないんだな。他店の普通盛り以上の迫力は十分にあり、年齢のわりには大食いの部類だと思っている当方ですが、このオーダーでかなり満足できました。
黄色くて平打ちのごわごわした極太麺は、この店ならではと思わせるオリジナリティがあり、ちょっとしたスグレモノ。二郎系を標榜しているだけに、モヤシが大量にトッピングされているので、量的な不足感はありません。というよりも、麺量200gの「並」にしていたなら食べ切るのに苦労したでしょう。吾輩もとうとう「小」でも足りてしまうヒトになってしまったのかと感無量。
一方、スープの出来も秀逸で、濃厚豚骨に焦がしラードの香りが混じって、極めておいしい。
半ライスは、麺を食べ終えたスープに全投入してレンゲでパクつけば、これまたうまし。スープがかなりオイリーでありながら塩辛さがはっきり舌にきているということは、あまり身体によいシロモノとは思えないのですが、うまいのでついつい全部啜り上げてしまいました。
ああ、満足。次回は豚骨魚介醤油あたりを攻めてみようか。
2022.08.07
ドライブイン南館の牡蠣豚骨醤油(山形市)

篭田の「ドライブイン南館」を初訪問。土日しか営業していないようなので、土曜日の昼に伺いました。
同じ建物にある「北海道レストラン」と入り口が同じ。店の人に訊いたところ、土日の昼は「南館」をやっていて、土日平日の夜は「北海道」だけということのようですが、よくわかりません。つまりは「北海道」の中で、土日の昼だけ「南館」という名でラーメンを出している――ということなのかもしれません。
食べるならこれにしようと決めていた、山形駅前のラーメン店「牡蠣の掟」が監修したという牡蠣豚骨醤油を大盛りにして、990+110円。それに1個110円の生牡蠣を添えてみました。
生牡蠣は、ちっこいけれども、この価格ならやむを得ないでしょう。
お目当ての牡蠣豚骨醤油のほうは、頂頭部に小さな牡蠣と牡蠣味噌が載っていて、これが牡蠣特有の風味をぐんと高めていて、見事な磯風味。美味なるかな、牡蠣。岩海苔や刻みタマネギもいい仕事をしています。けれども、つれあいが食べていた濃厚海老味噌のスープのほうがコク深くておいしかったというのが正直なところでした。

味わいやボリュームはいいですが、課題は価格。材料の値が上がっているとはいえラーメン大盛り1杯で1,100円はエクスペンシヴで、昨日食べた刺身の日替わり定食880円よりもコスパは数段落ちると思います。
2022.06.23
炭火焼肉ミートミートの石焼牛スジ煮込みラーメン(山形市)

みはらしの丘にある「炭火焼肉ミートミート(meat meet)」を初訪問。平日ランチタイムの利用でしたが、開店時刻をめがけてひきを切らずにやってくる車の多さが、人気店であることを示しています。
豊富なランチメニューから、石焼牛スジ煮込みラーメン(小ライスつき)980円をチョイス。ほかのメニューはどれも肉満載なのできついかなというのが、これを選んだ理由でした。ところが……。(苦笑)
運ばれてきたものを見て意外だった点が2つあり、その一つは、牛スジの量がものすごく多かったことでした。ほかのラーメン店なら肉類はチャーシューが2枚程度で、その大きさや厚みで若干の差がつく程度ですが、ここは焼肉店だけあって、大きくカットしてよく煮込んだ牛スジが山ほど。これ、麺量よりも多くないか?(爆)
2点目は、肉の量によって大盛り並みになったラーメンのほかに、小ライスが付いたこと。これ、運ばれてくるまで知らなかったのです。でもってその飯量は、昨日食べた「三宝亭」の半ライスの3倍以上かな。(苦)
いやはや、予想を超えて大満腹。この店、人気があるわけです。
食べていて思ったのは、これだけ肉が多いと煮込みに入っている大根がやたらとおいしく感じられるのだなということと(笑)、煮込みにはラーメンよりもやっぱりごはんが合うよナということでした。