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machidashoten ymgt akngok 20230306

 あかねケ丘の「横浜家系ラーメン町田商店山形あかねケ丘店」を、2年4か月ぶりに再訪しました。
 味噌ラーメン+ライス、800+100円。
 つれあいが注文したラーメン(醤油)と比較すると、味噌のほうにいい茹で加減のキャベツが多く入っていて、価格差20円なら味噌がいいよナと思わせるものあり。海苔が3枚も付いているのが嬉しい。

 久しぶりに口にするこってりしたとんこつスープはパンチ力があり、実においしい。唇がぺとぺとになり身体によくなさそうだけれども、たまに食べるものなので気にしてはいけない。(笑) かなり濃い味付けなので、自分の場合ライスは必需品となります。
 卓上にさまざまなトッピングなり調味料が置かれているのがよい。この中から刻みタマネギ、生ニンニク、豆板醤を使ってカスタマイズを楽しみます。

 ライスは少しだけ漬物で食べて、大部分は麺を平らげたスープに投入し、レンゲでパクパク。これがいちばんうまいんだよねぇ。
 当然ながら、完まく。その後しばらくは喉が渇くのが難点ではあるけれど。

 初訪時には店員の馬鹿みたいな大声が鬱陶しくて嫌いになりそうだったけど、今はだいぶ落ち着き、静かに食べられてぐっと印象アップしました。店の雰囲気がいい方向に変わったことは喜ばしく、これだったらまた行きたいと思えます。

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goraikou 20230116

 3日ぶりとなる昼の外食は、2年1か月ぶりに大森の「肉そば処伍らい光」を3訪しました。
 ねらいは、冬季限定メニューのもやあんラーメン850円です。冬の寒い日にあんかけたっぷりのラーメンなんて、最高でしょ。

 下の受け皿に餡が溢れながらの配膳で、すげー迫力! もうこの段階からそそられます。
 ホワイトペッパーをかけて、これ以上こぼれないように餡からすすり始めます。熱いので念入りにふぅふぅしながら口に含むと、胡椒テイストのやさしいスープの風味が広がります。しゃっきりしたもやしのほか、多めのニラ、角切りの豚肉、こま切れの赤かまぼこなどが餡を構成。白髪ネギもいい仕事をしています。
 ある程度餡に時間をかけたあとにようやくたどり着いた麺は、伸びが始まってやや量が増えたのか、ボリュームしっかり。ちょっぴり団子になっているけれども、餡をまとわせてズルッとやるのが愉しい。
 おいしい餡を最後まで食べることになるので、普通盛りでほぼ満腹になります。

 これはおいしかった。
 こうなると、ご本家「山辺栄屋支店」のもやしらーめんや、「世三味」(山辺町)で提供しているもやしラーメンも食べてみたくなりました。

fuurinkazan ymgt 20230112

 旧「南四番町食堂」を居抜いて2か月前に開店した「ラーメン風林火山山形店」の連日の行列が一段落したのを見計らって、このたび初訪問しました。「風林火山」で食べるのは、鶴岡の店舗がまだ末広町のボロくて小さな店で営業していた2016年以来のことになります。いまや山形市にまで支店を出す繁盛店になったのだなぁ。

 ラーメンの普通盛り850円を、野菜増し、アブラ増しにて。
 多くのお客さんは年齢に関係なく、ラーメンを大盛りまたは中盛り、野菜マシマシにして、人によっては無限ライスまで付けてばくばくずるずると食べているのがスゴイ。当方は大盛りには白旗を掲げ、野菜は「マシマシ」ではなく「マシ」にとどめてみました。

 かつて鶴岡店では、麺が茹であがった段階で店員さんから「ニンニク入れますか?」と訊かれたものですが、この客数になればそうもいかないようで、刻みニンニクとカラシ生姜は各卓上に備え付け。これらをたっぷり添え、ラーメン醤油もはじめから追い掛けし、天地返しをしながらパクつきました。
 うん、おいしい。食後の処置が大変ですが、ニンニクはこれでもかと効かせたほうがおいしい。ちょっぴりアブラに負けそうだけど、これならば野菜マシマシでもいけそうな気がします。中盛りもイケルかな。

 ラーメンのほかには汁なし、油そば、中華そば、G麺(まぜそば?)などのラインナップがあるので、いずれまた行くことにします。

ryuen1 20221211

 しばらくご無沙汰していた天童市奈良沢の「龍園」の餃子が食べたくなって、7年4か月ぶりに店を訪れました。
 以前食べたチャーハンや今回狙っていた焼きそばなどの炒め物系はやめたらしく、メニューから消えていたので、マーボーらーめんぎょうざセット1,000円をチョイスしました。

 注文品はできた順から配膳されるしきたりのようで、まずはマーボーらーめんから。
 豆腐や挽肉の量はさほどではありませんが、麻婆あんのデキはよく、絶妙のとろみがあっておいしい、熱い! 醤油味のスープの上に麻婆豆腐をかけるのではなく、いわゆる「全とろ」仕立てのスープになっていて、どこまで食べ進めても麻婆です。これ、いい!

ryuen2 20221211

 メインイベンターの焼き餃子は少し経ってから登場。これこれ、これですよ。ふっくらした仕上がりで、焼き、大きさ、味とどこをとっても秀逸の極み。単品だと380円ですが、どう見ても500円以上の価値があり、首都圏の駅前町中華なら600円と言われても食べればそうかと納得してしまうような充実度です。

 マーボーらーめんだってふつう620円では食べられません。餃子定食なら600円。
 いまどきラーメン1杯が800円もするようなご時世、この価格帯で頑張っているこの店を、自分としてももっと評価し直すべきだと思ったところです。

men the beast 20221210

 天童市北目の「やまがた屋」の跡で今年9月にオープンした「麺 The Beast」を初訪問してみました。

 券売機の「緊急クエストB」のボタンを押して、家 The Beastの大、900円にしてみました。
 久しぶりに食べる家系ラーメン。大の麺量220gは格別多いわけではないけれども、強制で(笑)ライスが付いていますから、不足感はありません。並の160gだとちょい足りないかもしれません。
 配膳時ににんにくを入れるか訊かれたので、オフコースと返します。

 どんぶり内を見ると、横浜家系らしく大判の海苔2枚とほうれん草があしらわれているところはマルですが、チャーシューはたくさん載っているように見えるけれども小さくて薄く、メンマは1本もなしと、寂しい。玉子などの各種トッピングはそれぞれ100円出して追加してねということでしょうが、じゃあ何、ライスが100円だとすれば、このラーメンはおよそ800円なの? Ummmm……。

 ちょっと期待が大き過ぎたかなぁ。
 でもまあ、にんにくのビンビン効いた豚骨こってり塩味キリリのスープにライスを落として食べて、いちおう納得です。

kitaya 20221128

 上山市のキャッシュレス決済ポイント還元事業利用ツアーを続行中。
 この日は1年7か月ぶりに、上山市相生の「きたや」を3訪しました。

 ここならこれだという中華そばと、みそラーメンは実食済みなので、今回は黒ごまタンタンメン770円を食べてみました。
 黒胡麻いっぱい使ってますというルックスで登場。赤色の辣油の浮きが際立つピリリかつアチチのスープが舌を刺激します。豚挽肉・タマネギ・もやしの炒め具材もたっぷり。
 一方、黒胡麻の擂りたての香ばしさはそれほど強くなく、だいぶ前に鶴岡の「担々麺の店まるたん」で食べた黒胡麻担々麺の馥郁さをなつかしく思い出したところ。
 それでも細めの麺がスープをたっぷり持ち上げてくれ、おいしくいただけました。普通盛りの麺量もわりと多めです。

marutake 20221122

 ここのランチメニューの四天王は、サンラータンメン、五目あんかけやきそば、麻婆豆腐かけご飯、タンタンメンだと思っていて、このうち未食になっているタンタンメン(一口ライスサービス)を食べに、1年8か月ぶりに上山市金生東の「熱烈中華○武」に向かいました。
 ところが、貼りだされた「本日のメニュー」にタンタンメンはなく、思い悩んだ結果、サンラータンメン1,045円に決定しました。ここで酸辣湯麺を食べるのは4年10か月ぶりとなります。

 相変わらずすごいボリュームで、とにかくおいしい。ブラックペッパーと酢がいい具合に効いていて、結構なお味です。
 いいとろみを湛えたこのうまいつゆは残してはならじとほぼ完飲するのですが、そうなると食中には熱さで口内火傷が発生し、食後には大量の発汗が……。まあ、うまいものを心ゆくまで食べたあとにはこういう付帯事項もあるということで。
 それと、かなりの満腹感がしばらく残ることになります。この満足感が得られるのであれば、この店の場合は4桁価格も苦になりません。拍手♪

pekintei 20221011

 元木の「北京亭」は2年7か月ぶり。いつも駐車場がいっぱいで、ハードル高めの店です。
 ここでは過去にニラレバラーメン、みそラーメンなどを食べていますが、以前からマーボラーメン1,100円が気になっていたので、価格まで高めですが、このたび初めて食べてみました。

 わりと色が薄めの麻婆が一面にかけられていて、刻みネギやチャーシューなどの付随物は一切なしのストロングスタイル。言い方を変えれば、画像がサマにならないタイプ。(笑)
 辛さは弱く、油も少なく、花椒の痺れもなく、うっすらした甘みすら感じる麻婆豆腐。とろみは強いほうです。スープ自体も薄味なので、意外にもニラレバラーメンとは対極的な、全体としてやさしい味に仕上がっています。
 麺は、北京亭オリジナルの極太コブコブ麺。低加水なのか、時間が経ってもプリプリとしていて、これはここでしか味わえない麺だなあと思ったところ。

 おいしかったけれども、ニラレバ、味噌ほどの高みには至っていず。手間の問題もあるのでしょうが、これで1,100円は強気すぎだと思います。ニラレバや焼肉ラーメンと同価格だという点にも首を傾げざるを得ません。
 ということで、次回以降はやはりニラレバラーメンの一択かな。あ、チャーハン900円もうまそうだったな。(笑々)

hitorijimen 20220928

 1年6か月ぶりに青田の「極選ラーメンひとりじ麺」を再訪し、前回時からずっと食べたいと思っていたニラホルラーメン990円の「弱辛」(よわから。並辛よりワンランクマイルドな位置づけ)を食べました。

 画像を見てこれは間違いなくうまいだろうと思ってはいましたが、実食してみると、おいしさはその想像を超えていました。
 これはうまい。焼肉のたれの風味がする甘辛いスープは、ニンニクがガッツリ効いていてパンチ力抜群。でもって、もやしとニラたっぷりのトッピングにはシロコロホルモンがゴロゴロ入っていて、噛めばじわりとくる脂身がタマラン! 太めの麺ももっちりしていて美味。

 1杯990円は高いかと問われれば、この充実度であればそれほどでもないんじゃないと応じるでしょう。大満足です。

musouan 20220908

 ここに行きたいというつれあいのリクエストがあって、ちょうど1年ぶりに久保田の「支那そば無双庵」へ。
 ここではこれまでに、海老そば、Gそば、汁なしと攻めてきていて、海老みそ、つけめん、ドロそば、魚介そばが未食になっていました。

 未食の中から、無双のドロそば880円をチョイス。鰹、煮干し、辛シビの3種の味があり、今回は鰹味にて。
 やや細めのものを浅く茹でた全粒粉の麺がおいしい。ドロスープは確かにドロですが、想像していたよりも量があり、鰹風味が強すぎるぐらいに芳醇です。このスープをたっぷりまとわせてズバッと麺を啜るのが、このメニューの醍醐味と言っていいでしょう。
 頭に「無双の」が付いているメニューはいわば全部のせ的なもので、チャーシュー3、煮卵1個分、板海苔2枚などの具材が満載なのに、価格はリーズナブルな範囲なことも、この店の評価すべき点のひとつです。それに、刻んだ生タマネギがとてもいい仕事をしていると思う。

 ひとしきり麺を食べ終えたら、ポットで供される割りスープをたっぷりと注ぎ足し、熱々のところをレンゲで。このようにして2通りのスープの味わい方ができるのも、ラーメンの在り方としてのひとつの新境地とも思え、楽しくおいしく食べることができました。

nojiya 20220817

 ほぼ3年ぶりとなる深町の「横濱家系拉麺のじ家」にて、未食となっていたのじ郎ラーメンを食べてみました。
 のじ郎ラーメン(小)850円を、山形一太い特注だという極太麺チョイスのにんにく増しにして、無料の半ライスとともに。

 小・並・大とあり、小の極太麺は130g。なんだ、少ないじゃんと思うでしょ。でも、そうじゃないんだな。他店の普通盛り以上の迫力は十分にあり、年齢のわりには大食いの部類だと思っている当方ですが、このオーダーでかなり満足できました。

 黄色くて平打ちのごわごわした極太麺は、この店ならではと思わせるオリジナリティがあり、ちょっとしたスグレモノ。二郎系を標榜しているだけに、モヤシが大量にトッピングされているので、量的な不足感はありません。というよりも、麺量200gの「並」にしていたなら食べ切るのに苦労したでしょう。吾輩もとうとう「小」でも足りてしまうヒトになってしまったのかと感無量。

 一方、スープの出来も秀逸で、濃厚豚骨に焦がしラードの香りが混じって、極めておいしい。
 半ライスは、麺を食べ終えたスープに全投入してレンゲでパクつけば、これまたうまし。スープがかなりオイリーでありながら塩辛さがはっきり舌にきているということは、あまり身体によいシロモノとは思えないのですが、うまいのでついつい全部啜り上げてしまいました。

 ああ、満足。次回は豚骨魚介醤油あたりを攻めてみようか。

minamidate driveinn1 202208

 篭田の「ドライブイン南館」を初訪問。土日しか営業していないようなので、土曜日の昼に伺いました。
 同じ建物にある「北海道レストラン」と入り口が同じ。店の人に訊いたところ、土日の昼は「南館」をやっていて、土日平日の夜は「北海道」だけということのようですが、よくわかりません。つまりは「北海道」の中で、土日の昼だけ「南館」という名でラーメンを出している――ということなのかもしれません。

 食べるならこれにしようと決めていた、山形駅前のラーメン店「牡蠣の掟」が監修したという牡蠣豚骨醤油を大盛りにして、990+110円。それに1個110円の生牡蠣を添えてみました。
 生牡蠣は、ちっこいけれども、この価格ならやむを得ないでしょう。

 お目当ての牡蠣豚骨醤油のほうは、頂頭部に小さな牡蠣と牡蠣味噌が載っていて、これが牡蠣特有の風味をぐんと高めていて、見事な磯風味。美味なるかな、牡蠣。岩海苔や刻みタマネギもいい仕事をしています。けれども、つれあいが食べていた濃厚海老味噌のスープのほうがコク深くておいしかったというのが正直なところでした。

minamidate driveinn2 202208

 味わいやボリュームはいいですが、課題は価格。材料の値が上がっているとはいえラーメン大盛り1杯で1,100円はエクスペンシヴで、昨日食べた刺身の日替わり定食880円よりもコスパは数段落ちると思います。

meat meet 202206

 みはらしの丘にある「炭火焼肉ミートミート(meat meet)」を初訪問。平日ランチタイムの利用でしたが、開店時刻をめがけてひきを切らずにやってくる車の多さが、人気店であることを示しています。

 豊富なランチメニューから、石焼牛スジ煮込みラーメン(小ライスつき)980円をチョイス。ほかのメニューはどれも肉満載なのできついかなというのが、これを選んだ理由でした。ところが……。(苦笑)

 運ばれてきたものを見て意外だった点が2つあり、その一つは、牛スジの量がものすごく多かったことでした。ほかのラーメン店なら肉類はチャーシューが2枚程度で、その大きさや厚みで若干の差がつく程度ですが、ここは焼肉店だけあって、大きくカットしてよく煮込んだ牛スジが山ほど。これ、麺量よりも多くないか?(爆)
 2点目は、肉の量によって大盛り並みになったラーメンのほかに、小ライスが付いたこと。これ、運ばれてくるまで知らなかったのです。でもってその飯量は、昨日食べた「三宝亭」の半ライスの3倍以上かな。(苦)

 いやはや、予想を超えて大満腹。この店、人気があるわけです。
 食べていて思ったのは、これだけ肉が多いと煮込みに入っている大根がやたらとおいしく感じられるのだなということと(笑)、煮込みにはラーメンよりもやっぱりごはんが合うよナということでした。

sampoutei skrd 202206

 手元にあるこの店の500円の商品券の有効期限がこの6月いっぱいまでだったので、4か月ぶりに「三宝亭桜田店」を訪問しました。
 未食のものをと思い、担々めん847円をチョイスして、平日ランチタイム無料の半ライスを添えて。なお、自分の場合、担々麺を食べるときにはスープに落とし入れるライスは欠かせません。

 縦に長い器なのでぱっと見、量が少ないかなと思われましたが、そんなことはなく。バカ辛いだけのものとは違って、芝麻醤が効いていて、ナッツ類も入って味わい深くてとてもおいしい。味付け肉たっぷりで、もやしもシャッキリ。
 ただ、麺を茹でるテボが小さいのか、それとも調理人がそれをかき回し過ぎたのか、細めの麺が猛烈に絡み合ってしまっています。はっきり言って素人レベル。麺はたっぷり湯を張った広いところで泳がせてあげなければイケマセン。改善が必要でしょう。

 また、半ライスは、ごはん自体はおいしいのですが、他店比で言えば“半ライスの半ライス”程度の極小量。誰もがイメージする半ライスからはほど遠く、いくらサービスとはいえこれはないだろうと思ってしまいました。

torikou 202206

 ランチタイムに花楯の「やきとり酒場とり幸」を8か月ぶりに再訪しました。
 前回は、そこいらの肉そば専門店以上にイケてる肉そば(冷)を賞味したので、今回はとり中華(大)820円にしてみました。

 太くて固茹での中華麺は、パツパツした食感が独特で極上。この弾力、この噛み応えはここでしか味わえないような仕上がりです。好きなんだよねぇ、こういう麺。
 前回同様に鶏脂と漬物が付き、天かすはテイクフリー。キャベツの浅漬けまでもがパキパキしていてうまい。

 不思議なのは麺量で。肉そばは小・並・大・特大とあってそれぞれ250、300、500、900gなのに対し、とり中華のほうは並・大・特大がそれぞれ300、400、600gと、量の刻み方が異なっています。
 250gの肉そば(小)を食べたつれ(女性)は、これは他店の標準サイズだと言い、400gのとり中華(大)を食べた当方はこの程度が限界で、500gでは完食は無理だろうと思ったところ。

 いずれにしても、ここは居酒屋でやきとりが主なのに、肉そばも鶏中華もいいものを提供してくれます。拍手♪

kousen 202204

 天童市一日町の「すっぽん・ふぐ光仙」を初訪問。店名のとおりすっぽん・ふぐ料理が専門ですが、昼はラーメンメインでやっています。すっぽんラーメン1,500円は高価なので敬遠し、カレーラーメンの大盛り、750+100円をチョイスしてみました。

 色とりどりで見た目がきれいです。そして、7種類のスパイスを投入しているというカレースープは出色。中華料理店のカレーとは別物で、複雑な味わいと絶妙なとろみにはちょっとびっくり。これまで食べてきたカレーラーメンからは確実に一線を画していると思う。
 でもって、麺は意外や、極太のこぶこぶ系。この麺がとろとろのカレースープをたっぷり持ち上げてくれて、素晴らしい啜り具合となります。麺量も豊富。よくぞつゆを服に飛ばすことなく食べおおせたものだと、自分をほめましょう。
 パプリカの下には奥ゆかしくも、炙りが入った分厚くてでっかいチャーシューが潜んでいました。

 この凝りようとクオリティでの750円は、賞賛もの。こうなると、醤油ラーメン700円、味噌ラーメン750円も試してみたくなりました。

tosaka trigok 202203

 去年11月、鳥居ヶ丘の「優勝軒鳥居ケ丘店」だったところにできた「TOSAKA鳥居ヶ丘店」を初訪問しました。松波の「自家製麺 鶏冠」の姉妹店です。

 鶏白湯900円が旗艦メニューのようですが、大盛りにすると4桁になるラーメンは敬遠し、純鶏中華そばの大盛り、750+120円にしてみました。
 ぐっとラーメン側に寄った鳥中華だねという印象。鶏ダシのコク深いスープが極めておいしい。コリコリとした親鳥チャーシューもグッド。けれども、なぜこのストレート麺線の中太麺を、これほど凝った極上スープに合わせようと考えたのか、不思議な気がします。山形の鳥中華なら中太縮れ麺にこだわるのが妥当なのではないのかな。麺量も決して多くなく、大盛りでもチョイ多めぐらいの印象でした。

 いずれにしても、店の標準ラーメン1杯が900円というのは高いです。何を言う、このスープをつくるにはどれだけ多くの材料を使っているか、おまえは知らないだろう――店側からはそう言われるかもしれません。仰せのとおりよく知りません。しかし、当方が言いたいのは、これほど旨味を強調しなくても結構で、普通の鳥ガラスープで十分に満足できるから、せめて価格は庶民的なものであってほしいということなのです。
 ラーメンに「高級」の概念を持ち込むこと自体が逆説であって、ベーシックメニューはせいぜい700円ぐらいで。そんなケチな客はお呼びでないって? そうであれば残念です。でも、どちらの考えが一般論であるかは、数年後にその店がどうなっているかで明らかになると思います。

sato kmnym 202203

 最近開店した蔵王半郷のラーメン店は駐車場が満杯。そこで、5か月前に訪店して「レギュラーメニューにある黒味噌(イカ墨)550円というのも気になるので、近いうちにまた行こう」と書いた上山市金瓶の「拉麺食堂さとう」へ行ってみました。

 その黒味噌(イカ墨)の大盛りとおにぎり、550+100+50円。
 とかく自分で仕切りたい性格と思われる店の主人から、黒味噌は初めてかと問われます。なんでも、生臭いと食べないで帰った客がいたのだそうです。メニューにちゃんとイカ墨と書いてあるわけだから、知らなかったというほうが悪いよね。

 イカ墨だからスープは灰色で見映えはあまりよくないけれども、味は確かにイカ墨で、香ばしいイカの風味がラーメンにもよくマッチしています。これは全部啜らなければもったいないというもの。
 沖縄あたりのイカ墨汁よりも生臭さは薄く、イカ墨のうまさを知る者にとってはややインパクトに欠けるような気もしますが、内陸山形で食べられるものとしてはOKでしょう。
 自家製なのか、太めの麺がたいへんおいしい。トッピングの主役は、ややしんなりしたつくりの野菜で、これは前回食べた黒ごま味噌ラーメンと同じでした。

 ああ、んまかった。大盛りにおにぎりで量があったけれども、ペロリといってしまった。
 この店には、この3回で食べたほかにも、肉味噌、味噌バターコーン、豚味噌、さらには限定モノとしてモツ煮込み味噌、スーラータンメン、スンドゥブラーメン、柚子潮ラーメンなど、食べきれないほどのメニューがあるので、また行くのが楽しみです。

menya kofuku 202203

 この店の日替り定食を食べてみようと、1年1か月ぶりに寿町の「麺や小福 六兵衛食堂」へ。この建物がファミレスの「ぼんぬーる」だった時代にはよく利用したものです。

 本日の日替わり、800円。
 この日は、塩しょうがラーメンとそぼろ丼でした。
 “しょうが”とあり、紅生姜がトッピングされているけれども、まあ、塩ラーメン。ニラや煮卵などの具材がしっかり入って一見充実はしているものの、「塩」ではなかなか個性を打ち出すことができず、茹で上がり時間を意識して使っているのか、製麺所製の細麺はイマイチ。さらに、あまり熱くないところも期待に水をさしています。

 そぼろ丼は、飯量がたっぷりで不足感はありませんが、やや薄味のため、卓上にあった「からあげのタレ」をかけて食べてみたらなかなかおいしかった。
 これに少量のひじき煮と漬物。まあ、この価格でよくがんばっていると褒めるべきなのかな。
 セルフでコーヒーもいただけます。

yamanosuke mymc 202202

 3回目となる宮町の「らー麺山之助宮町店」。ほぼ3年ぶりの訪問となります。
 これまでに味噌らー麺とつけ麺を食べているので、今回は魚だし白湯麺の大盛り、850+150円にしてみました。

 麺の湯切りを丁寧にやっている音が聞こえてしばらくして着丼。おぉ、その名のとおりしっかりとした煮干し系だ。レンゲで掬った始めのひと口めからガツンときます。
 ぐるぐるチャーシューに細身のメンマ、板海苔が香り、刻んだチャーシューと生タマネギも入っています。トッピング白髪ネギもしゃっきりしていて多め。
 固茹でのぴんぴんした大盛りの自家製麺は、量があって食べ甲斐もOK。白湯仕立てのスープは角が取れた丸みがあり、後味にほのかな甘さが感じられます。

 うまいな、これ。けれども、近時節系を供するラーメン店が増えてきていて、この店がオープンした当時と比較するとやや埋没してきた感があるように思います。がんばれ、山之助。
 名称を尊重して醤油味ではなく「その他の味」に分類しておきます。