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ryugetsu 201602

 酒田市東大町の「隆月」を初訪問。
 この「隆月」、2月いっぱいで閉店してしまうとのことで、開店時刻の11時前に行ったところすでに行列が。寒いところをしばらく立ち待ちしてなんとかありつくことができました。

 ワンタンメンの大盛り、700+150円のところ、閉店セールなのか全品50円引きで800円。
 広口のどんぶりでとても立派なビジュアル。おいしいこと間違いないと予感させます。

 少し濁りのあるスープは、飛魚ダシらしい魚介風味がかぐわしい秀逸かつやさしい味。コクは極めて深いですが、油分と塩辛さはぐっと抑制が効いていて、啜りやすいものになっています。日頃コテコテ脂と強い塩味にどっぷり浸かっているヒトにとっては多少物足りなさがあるかもしれませんが、これこそ中華そばのスープと言っていいのではないか。

 ワンタンは、極薄の、頭の小さいてるてる坊主型、袴の長いもの(わかりますネ)で、食感ツルリ。これが8個は入っていました。
 部位の異なるチャーシューが3枚、それにプラスして端肉がゴロゴロ。肉量はチャーシューメン並みではないか。
 これにざく切りのメンマと小口切りのネギがたっぷり。いいじゃないスか。
 ということで、パーツ的にも不足感をまったく感じない充実度でした。

 麺は、どちらかと言えば細めのややウェーヴ。いかにも酒田ラーメンらしい「月」系の麺でした。
 食べていて感じたのは、この店はおそらく「満月」の暖簾分けなのだろうかということ。ワンタン、スープのダシ、麺、添えられた昆布の佃煮風などに「満月」のDNAが色濃く感じられました。

 それにしてもこの店が無くなってしまうのはいかにも惜しい。もっと早く来ていればよかったな。

mikazuki-higashinakanokuchi 201602

 遊佐への出張時に寄った「三日月軒東中の口店」。初訪問かと思ったら、去年4月、すでにここでワンタンメンを食べていたのだった。そのことには店に入っても気づかず、このブログ内を検索して初めてそうだったのかと気づいたのでした。

 ラーメン600円、だったかな。
 麺量220gとたっぷり。全粒粉を使っているので体にいいのよ、とは店のおばさんの弁。茶色みを帯びてぷりぷり感たっぷり、加えて小麦の香りがいい感じです。これって、もう少し細かったら米沢ラーメンに近いと思う。

 スープもあっさりでスグレモノ。チャーシューも肉っぽくてステキ。
 前回食べたときのどんぶりのロゴは赤い相撲の番付文字でしたが、今回のどんぶりに記された「三日月軒」のロゴは柳越しに見る三日月のようでなかなかにおしゃれでした。

 おばさんによれば、三日月軒は全部で5店あるのだそう。この東中の口店と中町店、高砂支店、今町店は制覇済みで、未訪は駅東店のみとなっています。
 ちなみに、あくまでも暖簾分けでチェーン店ではないので、どの店も特徴を持っており、「本店」は昔はあったけれども今はないのだそうです。

ajiryu 201602

 錦町の「味龍」を初訪問。
 ここの自家製麺は、ラーメンの鬼と言われた佐野実も絶賛したそうで、期待を膨らませての訪問です。

 ワンタン麺880円。高っ! 中華そば730円というのもここいら辺ではかなり高いほうだと思う。しかし、なのだな。
 一見すると普通のワンタン麺ですが、眼力のある方ならかなり凝ったつくりだということがわかるのではないか。
 いかにもジューシーそうなチャーシュー、切り方まで考えていると思わせる長めのメンマ、ふわりと白雲のように浮いている袴の長いワンタン。これらは旨いに決まっている。

 食べてみてそれを実感。特にチャーシューは絶品で、これが2枚入っていることだけで、そこいらのラーメンとは100円がとこ値段が高くても許せてしまう感じです。

 スープは、醤油の味が独特。外看板に「ハナブサ醤油」と出ていたので、おそらくはその醤油がこのいい味を醸し出しているのでしょう。調べてみると、余目にある醸造元のようです。
 濁りのないきりりとした醤油色。ダシは何なのだろうな。

 麺は、さすがに美味い。プリプリとした感じのやや細の縮れ麺。かん水を多めにして打ち、多少寝かせているためか、締りがよくて透明感がある麺に仕上がっています。
 もっと食べたいのですが、大盛りにすると200円増しで千円を超えしまうので、自重したところ。

 全体の印象として、福島白河の名店「とら食堂」のチャーシューワンタン麺を食べたときの味わいに似ていると思ったところ。コンセプト的に相通じるものがあると見ましたが、どうでしょうか。

 3月中旬までという季節限定の「辛味噌ラーメン」にも引かれましたが、まずは醤油味にして大正解。でも、その「味噌」も食べたい。来年と言わず今冬のうちに食べるべきなのだろうな。

aodaisho 201602

 遊佐町役場近くの中華料理店「青大将」を初訪問。
 店の名を冠する青大将麺800円を。これはいわゆるパーコー(排骨)麺ですね。
 スープは、多少旨み調味料が入っているような気がしましたが、味自体は独特で、この店オリジナルの味わい。化調がどうのと語られる向きがありますが、旨ければいいではないかという考えもあり、最近の自分はむしろ後者の意見に加担したい。
 ワカメが漂わせる磯の香りもいいアクセントになっていると思う。

 麺は、庄内地方の麺のイメージとは異なり、太めでもっちりとしたもの。
 パーコー麺はあまり食べ慣れていませんが、薄い衣をまとった豚肉は脂身も適度に含まれてジューシー感があり、噛むほどに豚肉らしい旨さがじんわりと口に広がります。
 トッピングに大量のコーンが使われて、彩り的にもいい感じになっています。

 連れていってくれた地元在住者が言うには、ここは広東麺もおいしいのだそう。
 そうなのか。地元民がそう言うなら間違いはあるまい。近いうちに広東麺にチャレンジだな。
 遊佐の町内って、あんかけ系をウリにする店がいくつかありますね。

soupya 201603

 以前から気になっていた酒田市の宮海、R7沿いの「すうぷ屋」を初訪問。スープに自信があっての店名でしょう。
 えび油入り中華そば(L)680円。
 この店では、ふつうの中華そばを「あっさり」といい、えび油入りのこちらを「こってり」と呼びならわしているのかもしれません。

 メニューに記されていたリード文を転記。
 「スープは数種類の煮干、鰹から取った“和風だし”に丸鶏、豚骨、野菜の澄んだ“清湯スープ”をプラスして、さっぱりしながらコクのある味に仕上げております。麺は、最高級の小麦を使い、表面ツルツル、中はもっちりの“手もみ自家製麺”です。」

 スープの表面にはえび油。海老らしい香りが漂い、食欲がそそられます。えび油のみでむき海老や干し海老などは投入されていませんが、むしろこのことが海老を主張し過ぎない奥ゆかしさになっていて、好感が持てます。和風テイストに加えて醤油味の深みもしっかりと感じることができ、立派、ナイス。

 メニューのとおり、麺は自家製に手もみが加わり、その表面にえび油がついて光り輝き、口当たりが艶やか。麺とスープのマッチングはかなり良好と言っていいでしょう。
 チャーシューは、厚みこそありませんが、どんぶりの表面を覆ってしまう勢いの大きさ。ホロホロとした柔らかい上等品です。本来の味が際立つメンマにもホレボレでした。

 Lの麺量は、おそらくはMの1.5倍。Mが600円なので、プラス80円でこの量なら満足です。

yuiga 201603

 2日目は、午前中に旧松本高校跡地のあがたの森公園、松本深志高校、信州大学などを見て、松代方面へ。
 その途中、長野市川中島町の「ゆいが総本店」へと赴いてラーメンタイム。

 昼過ぎの時間帯とあって、外に行列ができているところに並びました。
 並んでいるところに店員さんが注文を先に訊きに来たので、いわゆる全部乗せの「特ゆいが」1,000円は消費税込かと尋ねると、外税とのこと。ポケットには千円札1枚しかないので、ではと予定を変更して、「らーめん味玉」864円にしました。
 ようやく店に入ると、生臭いほどにブシの香りが充満。これは期待できるぞ。

 円形と四角形の中間のような形の間口の狭いどんぶりで登場。
 一言でいえば、どろりのブシブシ。麺は細口のストレート。スープの味は濃厚なので、なんだかごはんが欲しくなります。

 チャーシューは、大きいものが1枚で、おいしいですが三枚肉的な一般的なもの。ところがメンマは極太で、歯応えがあって美味。味玉は黄身とろ~りでグー。

 「らーめん」はブシですが、「中華そば」というのあって、同料金でこちらは平たいどんぶりで供されます。これもうまそうだったな。でも、中華そばも同じ細麺だったら「?」かもな。

urekko 201603

 新潟県の柏崎まで戻ってきて、昼の時間。老舗ラーメン店の「うれっ子」を訪問。
 表通りの看板を目当てに細い路地に入ると、そう広くない間口の建物に人が何人か並んでいます。看板には「味のホームラン」の文字が。そうか、ホームラン級の味なのか。(笑)

 チャーシューメン800円。
 ラーメンが570円とあり、230円プラスしてどれほどのチャーシューの増量があるのか興味津々でしたが、運ばれてきたものを見て納得。平たい形をしたどんぶりの表面全体がチャーシューで覆われています。
 そのチャーシューは、薄切り生ハムのようなやさしい味と食感。数えてみたら9枚ありました。

 その下の麺はぷりぷり感のある細めのもので、近くの製麺場でつくる自家製麺とのこと。格別優れているとは思わないけど、昭和にタイムスリップしたかのような店の雰囲気とも相まって、クセになりそうな印象。
 塩辛めのスープは、醤油の色の濃くない、塩で味を整えていると思われるもの。適度に雑味があり、鶏ガラや野菜風味の庶民的な味で好感が持てます。

 店で働く親子と思われるおばさんとお姉さんが新潟美人。
 焼きそばやタンタンメンなども人気のようでした。
 柏崎駅前で見かけた「そばよし」というラーメン店でも行列ができていましたが、「うれっ子」はその姉妹店なのだそうです。

tsurumi 201603

 鶴岡市新形町の「つるみ食堂」を初訪問。
 駐車場探しに少し手こずりましたが無事入店し、煮干し中華SOBA700円を注文しました。
 地元コミュニティ新聞の割引券を切り取って持参したので、チャーシューを1枚プラスしてもらえました。

 湯気が立たないほどにスープの表面が魚の脂でコーティング。湯気が邪魔しないので写真のデキもいいです。
 そのスープはニボニボで、透明度なんてまるでないざらりとした食感。ここまで徹底するとその潔さに感心してしまいます。とろみはそれほど強くなく、ラーメンスープとして心地よく飲める範囲です。

 麺はやや細のストレート。きりりとした茹で方で、食べていてもダレてこないところがいいです。
 麺量は230gとのことで、どんぶり自体は大きく感じませんが、けっこう食べ応えがあります。

 トッピングは、ネギとともにミズナと刻みタマネギも。「龍横健」で供されるようなタケノコを縦に長く裂いた形の穂先メンマが、存在感があって美味。煮卵も2分の1だけど標準装備。
 チャーシューは、スライスとぐるぐるの2種。これにスライスがもう1枚プラス。肉々しい味がする逸品でした。

 麺をあらかた啜り終え、半ライスを入れると美味いんじゃないかと考えながら飲んだ底のほうのスープはざらざら感が増し、魚の鱗の部分がキラキラ。おいしいのですべて味わってしまいました。

 店の雰囲気は内も外も変哲のない街角の老舗中華料理店の趣きですが、供されるラーメンはむしろ新作系と言っていいもの。このギャップも「つるみ食堂」の楽しみどころでしょう。

matsunoya 201604

 手元に酒田市光ヶ丘の「たこ焼き・焼きそば専門店まつのや」の大盛り無料券があったので、初訪問。
 民家脇の半地下風の車庫スペースを店舗にしてみましたというようなつくりの店。狭くて天井が低いので、中で炒め物を始めるとすぐに暑くなり、蒸気が目を刺激するようになります。

 手元のクーポンに載っていた野菜ラーメンをメインに据えて大盛りとし、あげたこ焼き(2個)を付けて、価格は600+100+110-100=710円。

 野菜ラーメンは、石焼ビビンバで使う石焼鍋を広口にしたようなつくりのどんぶりにどどんと盛られて登場。うひゃあ、これ、多い。
 店内に貼られたメニューなどから読み取ると、麺は普通盛りでも250gだそうなので、350gぐらいはあるのだろうな。
 がっつり太くてエッジの立ったストレート麺は、もっちりとした弾力性があり、珍しくて美味。
 これを備え付けのつるつる塗り箸で持ち上げようとすると、麺密度が高い上に弾力や長さがあるため最後まで持ち上がらず、とりあえず箸先の麺を口に入れた恰好で首を上下して啜り上げざるを得なくなりました。まあ、それもまた楽し、なのですが。
 醤油味の野菜ラーメンなので、味自体は家庭的というか、ノーマルなものとなっています。胡椒を多めに振りかけてスパイシーな味にして食べました。

 あげたこ焼きは、表面の感じは「銀たこ」のそれと似ていますが、中はそれよりもちょっぴり硬めというか稠密な感じでとろり感は薄いかも。しかし風味には独特の甘みがあり、これって隠し味に砂糖を使ったのかなと思いましたが、真相はどうなのでしょう。
 中山町「しんぼり食堂」のソースどぼりの串刺したこ焼きほどのインパクトはありませんが、なかなかテイスティでした。

houdashi 201604

 鶴岡から三川に向かう旧7号線、通称羽州浜街道の途中にひっそりと存在する文下(ほうだし、と読む)集落に、集落唯一であろう老舗食堂があります。こんなところに、といった感じですが、この場所にあって店が久しく続いているのはそれなりのわけがあるからなのでしょう。
 以前から名声は聞いていた「文下食堂」を、昼の時間にふらりと初訪問しました。店内には独特のダシの香りが漂っています。

 メニューはこれの普通盛りと大盛りしかないという、中華そば600円。
 一言で言って、素朴。スープは、丸みのあるもので、特徴はと問われれば思わず特にないと言ってしまいそうなオーソドックスなもの。しかし、深い味わいがあります。
 麺も同様に、ここならではの「味」があります。
 それらがどういう味なのかはうまく表現できないので、訪れて実際に食べてみてください。ははあと感じていただけるものと思います。

 トッピングはチャーシュー、メンマ、海苔、ネギという王道のラインナップ。
 そのうち特筆すべきはチャーシューで、いい塩梅のものがなんと6個も。「枚」ではなく「個」と表現するのが妥当なシロモノで、肉の塊を乱切りにしたような、鮪でいえばブツ切り状態で入っています。これだけたっぷり肉が入るともう、チャーシューメンです。

 鄙に発見した名店。永く続く理由は、誰もがわざわざ行きたくなる店だから、でした。

obako-hiyoshi 201604

 「おばこ食堂」と言えば旧温海町の店が有名ですが、同名の店が鶴岡市内の日吉町にもあるのです。
 地元の同僚に昔からある食堂を紹介してくれないかと頼んだところ、ここなんかどうですかというので、行ってみました。おお、町の食堂らしいいい店構えです。

 中華そば650円。
 見た目は素朴な中華そばですが、これはユニーク。麺が極細です。どのぐらい細いかというと、あれです、日清カップヌードルの麺ぐらい。カップヌードルのようには柔らかくないので食感は別ですが。ああそうだ、秋田の十文字ラーメンもこんな感じの細さだったなあ。
 このような極細麺は庄内に来てからは初めてです。酒田ラーメンで細麺がありますが、それよりもずっと細い。全体としての風味はなんだか米沢ラーメンみたいです。

 トッピングは海苔、チャーシュー2、細切りメンマ多め、それにネギと、正統派。
 オドロキは添え物の小鉢。こごみのごま和えがすごくたっぷりなのです。居酒屋のお通しで出せばこれだけで300円ぐらいはいっちゃうぞ。

 貼りだされたメニュー看板を見ると、麺類はだいたい700円とか妥当な価格ですが、チャーハンが900円と出ているのには興味が湧きます。どんなチャーハンなのだろうな。

komisen1 201604

 天気の良いある日の昼、余目にある「こみせん」を初訪問。昼メシは大勢でわいわいやるのもいいけれど、一人で孤高の癒しに耽るのも悪くない、というか、こっちのほうが断然いい!

 中華そば+こみせんタコ焼(大)、680+200円。
 食べる前には中華そばで680円はちょっと高すぎだよなと思っていましたが、実食してみて納得。このチャーシューすごいぞ。その表面積にすでに圧倒されているのに、厚さは1センチ近くあります。食べればホロホロの仕上がりで、特に脂のところはたまりません。

 全体のデキもいいです。黄金色のスープは透明感のある油分と渾然一体になっていて、そこをくぐってくる麺はオイルをまとって自ずと艶やかに。
 細めのネギの小口切りがたっぷり入り、レンゲでスープと共に掬って食べれば美味かつ高い至福感。
 メンマが水煮っぽい味だったことを除けば、ほかはハイレベルだと思います。

komisen2 201604

 合わせて注文したこみせんタコ焼(大)は2~3分後に登場。でかっ!
 直径8センチとのことで、これだけデカいたこ焼きを食べるのは我が人生史上初めて。味はたこ焼きそのもので、中まで火が通ってとろりとした食感。ウズラの卵が1個まんま入っていました。

 「こみせん」って、このあたりで公民館のことをさす「コミュニティーセンター」をもじったものなのかな?
 ここでは焼きそばもいずれ食べてみなければならないのだろうな。

oiwake 201604

 旧櫛引町の桂荒俣、R112の旧道沿いにある「追分食堂」を初訪問。
 焼肉中華750円。
 野菜中華650円もいいなと思いましたが、これだとメンマが入らないようなので、焼肉のほうをチョイスしました。

 間口の大きいどんぶり。そのどんぶりに麺も肉も、スープもたっぷり入って登場です。
 まずはスープ。焼肉のたれが醤油味のスープに溶け込んで、細やかな油の粒をつくっています。たれの甘みがほどよく出ていて、コレハウマイ。

 ある程度の厚みを持った豚の三枚肉がたくさん入っています。適度な歯ごたえがあり、噛むとじゅわりと脂が沁みだしてきてうまし。
 大量に入ると聞いていたメンマも、噂どおりザクザクとトッピング。
 ナルトは厚さ1センチぐらいあっていい彩り。ナルト特有のもっちり具合も楽しめます。

 麺は、茹でが強めで、箸で持ち上げると麺同士がからんで、つい一口一口が多めになります。これ、けっこう量があるんじゃないのかな。

 というような、どちらかというとガッツリ系のド根性食堂。
 訪問時はオバちゃん2人で店の切り盛りをしていました。定食類、丼類もあるし、麺類も品数が豊富でうどん、そばも。
 実力がありそうな食堂なので、そのうち再訪してみます。

40ban 201605

 よく仕事で一緒になる酒田市のAさんがこの店の特徴やいいところを紹介してくれたので、旧松山町の町内、新町にある「四十番」を初訪問。なかなかの名店のようです。

 中華そば(中)600円。
 中華は大、中、小とあり、その上にジャンボ。中が普通盛りらしいですが、そうは言っても盛りは充実、多めに感じます。
 特筆点は麺のデキ。このあたりの麺にしては太さがあるいかにも自家製であることが窺えるプリリとした固茹で。うまいのだ。その麺がさほど大きくもないどんぶりにたっぷり入って絡み合っています。それを箸でぐいと持ち上げて啜り込む快感。

 スープは、ある程度脂分はあるものの、醤油の量が抑えられていて、感覚としてはあっさり。塩味が少ないラーメンはともすると気の抜けたぼんやりとした味になってしまいがちですが、そう感じないのは優れたダシ味のなせる業なのでしょうか。

 昔ながらのパサ系チャーシューと主張をしないメンマ、それに刻みネギ。各パーツがどこも出っ張るところがなく、全体の統一感がすばらしい一杯だと感じました。

sakata-honami 201606

 麵屋酒田の名を冠する店は庄内地域に3店舗あり、酒田市の本店と、inみなとは人気店なので混んでいるだろうと、鶴岡市ほなみ町にある「麺屋酒田inほなみ」に行ってみました。初訪問です。
 開店時間の15分後ぐらいに行きましたが、こちらも混んでいます。幸い並ばずに着席できましたが、その後からは行列だったようです。

 券売機で岩のりラーメン700円の券を求めて、文庫本を30ページくらい読めたから待つこと20分ぐらい?
 見たところ充実の極み。岩海苔たっぷりだし、ネギもいい感じ。細割きのメンマもグー。でもこの店の場合、すごいのはなんたってチャーシューだよな。豚テキみたいなチャーシューがうまいのだ。

 そしてこの自家製麺。すごいよなあ。他にあまりないぐらいぶっとくて、このコブコブした形状がユニークではないか。中華麺の味わいとは半分ぐらいは喉越しの心地よさだと思っているけど、この麺はそういうわけにはいきません。ある程度の咀嚼も必要です。それもまたよし。

 澄んだスープは飛魚ダシに心血を注いでいると見えて、いい味が出ています。が、この極太麺に負けてはいまいかと思うのですが、どうでしょう。負けないようにするためか、塩分が強いのかもしれません。

 ボリューム満点で、食後の幸福感がいや増します。
 ここでは質・量ともに申し分なしのラーメンも、味噌ラーメンも、なんとワンコインの500円!
 すごいよねえ。リピート率が高いんだろうな、きっと。そうなるのはよくわかるし。
 半面思ったのは、岩海苔ってけっこう高価なものなのだろうなということ。これがトッピングされると200円アップだもんな。

 スープをほぼ飲み終えたどんぶりには「ありがどの」と書いてありました。いえ、こちらこそ。気持ちほっくり。庄内弁って、いいよな。
 さて、再訪の節はワンコインの味噌ラーメンにしてみようっと。

furinkazan 201606

 二郎系で人気の鶴岡市末広町の「ラーメン風林火山」を初訪問。
 開店時刻に合わせて訪問したのに、おお、2人ほど外で順番待ちをしているではないか。
 それぐらいの待ちならと、となりにある狭い駐車場にクルマを突っ込んで店へ。

 店内はカウンター席のみの7席。そこでは5人の客がラーメンを啜っており、待っている我々ははじめに食券を買い、ラーメンか油そばか、麺量(普通、中、大)はどうか、の2つを店員に告げて、カウンター席の後ろに用意された待ち席で待つことになります。
 ほどなく店員の仕切りで、次の方はここへと一人ひとり案内されてようやくカウンターに着席のはこびとなります。

 ラーメン普通、麺量250gで750円。
 麺が茹であがった段階で「ニンニク入れますか?」と聞かれるので、すかさず「野菜とニンニク」と増量依頼。んで、登場したのがコレです。

 むむう、山盛り。どこから食べればいいんだ・・・。
 これと同じ悩みはかつて沖縄・那覇の「波布食堂」で「肉そば」を食べて経験したことを思い出しました。
 モヤシ中心の野菜がてんこ盛りなので、麺に箸が届きません。二郎系で行われる業のひとつである「天地返し」をしようにもそのスペースがありません。やむを得ず野菜の一角からぼそぼそと食べ始めました。
 ようやく顔を出した麺は、こんなの見たことないというぐらいに太くて角ばっており、色が茶色に近い黄土色。その色と形状はケンチャンラーメンの細裂きメンマのように見えたので、はじめに麺を見たときは「うわぁ、メンマが大量に入っている」と思ってしまいました。それは全くの勘違いで、このラーメンにメンマは入っていません。そういえばネギも入っていません。もちろん海苔、ナルトも。

 シャキシャキとした野菜とともにメンマのような麺を啜れば、あれま、旨いよねぇ、これ。
 背脂も入って脂分たっぷりのスープは、焦がし醤油の深みのある味がして、おいしい。
 そして、午後からはオフなのをいいことに増量したニンニクが効いていて、ガツンとくる風味に仕上がっています。
 チャーシューもすごいの一言。厚さは確実に1センチ以上あり、それでいて箸で崩れるほどにホロホロとしているので、おいしくないわけがありません。

 ははあ、これならばリピート率は高いよな。
 いろんな食べ方ができるのも楽しみの一つでしょう。ある客は、アブラ、ニンニク増しの野菜マシマシで、またある客はアブラ以外全部マシで、という具合でした。
 油そばというメニューにも引かれます。
 今年、酒田にも同系列の店ができたようです。

dairai-chuo 201606

 酒田市中央東町の交差点角にある「大来軒中央支店」を初訪問。
 大来軒は知る限り4店。遊佐に1軒あり、酒田にある3店(中央、上安町、駅東)はいずれも「支店」と名乗っていますから、本店は遊佐なの?

 ワンタンメン700円。
 いやあこれ、独特。そして美味。
 まず麺に驚きます。自家製間違いなしのそれは、形状的にはやや太でエッジの立ったきりりとした麺線のストレートで色は薄め。驚いたのは、その麺を箸で持ち上げると、重量感を意識しなければならないほどの力感がある多加水のところ。重いのです。
 食してみると、うどんにも相通じるようなもっちり感が独特。味自体は小麦粉の味が薄く、麺の塩味は抑えられていますから、それもまた独特です。
 これって、癖になる人、たくさんいるのだろうな。

 スープは、油の浮きが全くない澄んだもので、高齢者でもおいしくいただけるであろうもの。ダシや返しの妙ではなく、醤油の香ばしい味わいで勝負するタイプのものです。麺が薄味なのでスープにはしっかりした塩味をつけているようですが、軽く飲み尽すことのできるスープです。

 ワンタンは、固形の部分がほとんどないので、箸で持ち上げようとしてもするりと逃げられてしまい、クラゲのよう。そんな状態なので、何個入っていたかは不明。量的にはたっぷりでした。

 ああ、うまかったな。これを酒田ラーメンと言うのかどうかわかりませんが、オリジナリティに富んだおいしいラーメンであったことは間違いありません。

 これで酒田の2店(中央、上安町)は経験したので、酒田の駅東支店と遊佐もそのうち攻めてみたいと思います。

togami 201606

 東原町、山大前通りにある「らーめん富神(とがみ)」を初訪問。旧「うどん市」の店舗あとに昨年5月にオープンした店です。
 何がおススメかをかわいい感じのアルバイトさんに尋ねたら「しょうゆです」というので、しょうゆらーめんの大盛り、650+100円を。

 ところがこのアルバイト嬢、運んできたときに、浮いているネギがこぼれてしまうほど大量にスープを盆上にこぼした。それなのに詫びの言葉もなく去っていったので、こちらは少々おかんむり。
 若いうちならそれでも許されるかもしれないけど、大人になったらそれでは世の中通用しないからね。これからよく社会勉強するように。
 ちなみに画像は、どんぶりの縁にくっついたネギを箸でスープの中に戻してから撮ったものです。

 気を取り直してどんぶりに集中。
 見栄えよし。三枚肉のチャーシュー2、レギュラーサイズのメンマ多め、味玉1/2、きれいな緑色の岩海苔少々、ネギも多めでナルトもきちんと入っています。
 麺量よし。久しぶりに大盛りを食べたけど、大盛りってこんなに多かったっけ? 山形ラーメンらしい太さ(中太)と形状(縮れ)を有し、多加水なところも山形らしい。

 スープよし。サンマ干しを使用したものなのだそう。
 こういう味わいは初めてかもしれません。かなり甘めに振れたつくりで、もしかしたら好き嫌いは分かれるかもしれません。ほどよい塩味なので、最後まで飲み尽くしました。

genki 201606

 コミュニティ新聞の「お得なクーポン付き 夏のラーメン特集」のクーポンを持って、鶴岡市本町の「やきとり元気」を初訪問。
 夜の焼鳥居酒屋がメインの店で、こういう特集で知らせてもらわなければここにラーメンを食べに行こうとは普通なら考えないのではないか。

 中華そば(中盛り)700円を、50円引きで。
 あっさりとこってりが選べ、店のお姐さんにオススメを尋ねると、私はこってりが好きだわと言うので、こってりで。こってりには背脂が入ります。

 なかなかユニークな一杯です。
 濃い色のスープは醤油味がよく、自分の勘違いかどうか、わずかながら焦がし風味も感じられます。
 濃いめの味付けのしっかりチャーシューが3枚。メンマがたっぷりだし、海苔がのっているし、コストカットは感じられず客のことを考えたクオリティになっています。

 麺もユニーク。居酒屋だけど、これは自家製麺なのだろうな、他ではあまりお目にかからないような、どちらかというと加水率の低いホロホロ系。
 やや細めのしっかり手もみが入った縮れスタイルで、ルックスは米沢ラーメンを若干太くしたような感じ。それがきりりと固茹でで登場するのですから、たまりません。
 麺量も多いので、「中盛り」は「普通」ではなく「大盛り」なのかもしれません。
 ナツナの煮物ときゅうり漬がテイクフリーだというところも評価アップです。

samurai 201606

 酒田市亀ヶ崎の住宅地の一角にある「支那そば屋 侍」を初訪問。
 醤油味(細麺)か味噌味(太麺)かで悩みながら、醤油・塩から選べるワンタン麺の醤油味780円をチョイス。麺は細麺になります。

 トビウオ出汁の香りが鼻孔をくすぐる端正な醤油味。スープが澄んでいて、後入れの油が玉状をなしているのが美しい。薄味だけど出汁の風味がしっかりしているので、飽きずに食べられるし、多めに飲んでも塩分摂り過ぎの心配はなさそう。
 ワンタンは極薄のふわとろで、箸で手繰れないほどにデリケート。
 これらのスープ・ワンタンは酒田ラーメンの王道を行くつくりになっています。

 これに自家製手もみのぷりぷりとした感じの麺が200g。細麺とは言いながら適度な太さがあって、この地域としては標準的なサイズでしょうか。
 この食感は自家製にしては独特で、製麺所製のようなぷりぷり感があります。

 ネギがスープに泳いでいて、それをレンゲでスープとともにすくって啜るのが美味で楽しい。
 チャーシューは、薄めの味付けだけどしっかりした食感を備えるジューシーなものが2枚。
 メンマは太くて存在感があります。

 ああ、おいしかった。