2022.11.10
らぁ麺すみ田山形大野目店の特製醤油らぁ麺(山形市)

今年9月に天童から移転して浜崎に店を構えた「らぁ麺すみ田山形大野目店」を初訪問しました。東京の人気ラーメン店の監修のもと仙台に本店を置く「らぁ麺すみ田」の2号店です。
旗艦メニューと思しき特製醤油らぁ麺、1,000円。
スタンダードの醤油らぁ麺800円に、味玉1、チャーシュー(豚・鶏)各1枚、穂先メンマ1が追加トッピングされたものです。
鴨と大山鶏の濃厚鶏清湯スープが売り。ストレートの細麺なのを見れば、この1杯が地元山形由来の店ではないことが一目でわかります。この麺であれば大盛りは馴染まず、たくさん食べたい向きは替玉で途中から追加することになります。
前日に350gの極太麺とミニライスを食べた後にぐったりしてしまったので、今回は替玉、サブメニューは付けず。いろいろ足していくとたちまち千円台の半ばまで行ってしまうという高コストも考慮しています。
でもまあ、この年齢ともなれば、この程度の軽い普通盛り1杯でも量的には十分なのかもしれません。
味わいはよし。しかしラーメン1杯でこの価格では、激戦区の山形の地で定着していけるかどうか、少しだけ心配です。
2022.11.04
手打ち蕎麦福蔵の支那そば+下足天(上山市)

下足天中華が懐かしくなり、8年3か月ぶりに上山市金瓶の「手打ち蕎麦福蔵」を再訪しました。数年前に一時期店を休んでいたように思いますが、代が変わったのかどうか、今は火・金の週2日の定休ながらも元気に営業しています。
支那そばと下足天、700+180円。
8年前は天ぷらがつゆに浸された形で「下足天中華」として供されていましたが、今は大きな天ぷらが別皿に載って登場です。
太くて長くてやわらかいゲソを2足組み合わせた形で揚げられていて、でかっ! 最近一気に50円値上げされたとはいえ、これが180円ならお得だと思う。
支那そばのほうは、麺はプリッとしていておいしいけれども、スープがかなり薄味仕立てになっていて、麺の湯切りが甘いためにさらに薄くなっているような気がしないでもありません。
メニューには支那そばと同価格の「鳥がらラーメン」というものがあり、つれが食べていたそちらのスープは色が濃く、ダシがしっかりしていたので、はっきりした味が好きな人にはこちらのほうが向いているかもしれません。
静かで明るい店内でゆっくり賞味することができ、満足です。
2022.11.02
そば処すぎのしょうゆラーメン(山形市)

ここの中華そばを食べたくなって、小立の「そば処すぎ」を2年ぶりに訪問しました。
10年ぶりに注文したしょうゆラーメンの大盛り、750+200円。
ラーメン類の大盛りが200円というのは、人気店とはいえやり過ぎでは? 本体も近時50円上がっているので、ダメージすら感じます。
ただ、出汁は地元飛島産の飛魚のみを使ってとっているとのことで、磯の香りを感じさせつつ、あっさりした味わいが秀逸。これは市内の他店ではなかなか味わえるものではありません。
このおいしいスープが大きめのどんぶりにたっぷりと注がれ、麺が泳げるようになっているところもなかなかよろしい。
細めで縮れの入った麺にそのスープが絡み、いい啜り具合が得られる点も、またよろし。このスープにこの麺なら、やはり大盛りで楽しみたい。
ということで、食前は疑問に思えた高価格も何のその。しっかり満足が得られての退店となりました。
……でも、せめて大盛りは150円に下げてほしい。他店は「すぎ料金」を真似してはいけません。
2022.10.24
大阪王将山形南店の醤油ラーメン(山形市)《閉店》

今日の昼は素朴かつシンプルな醤油ラーメンを食べたいとつれあいに話したところ、大阪王将の餃子無料クーポンの切り抜きが2枚あるという。おっ、それだけで580円安だぞ、じゃあそこだろ。ということで、11か月ぶりに「大阪王将山形南店」を訪れました。
醤油ラーメンの大盛り、560+120円。それにタダの元祖焼き餃子を添えて。
これといって特徴のない醤油ラーメンは、このたび欲していたイメージにピッタリで、百点満点。普通盛りでは足りないと思われ、大盛りにしたことも正解。餃子は酢胡椒にて。このセットでこの価格なら無敵と言っていいでしょう。
大阪王将で食べた過去のメニューをブログで振り返ってみたところ、中華麺を食べるのはなんと今回が初めてでした。
つれはチャーシューゴロゴロの焼豚チャーハンと無料餃子。精算時にまたもや無料クーポン2枚(来年2月末まで有効)がもらえたので、近いうちにまた行くことになると思います。
2022.10.20
ラーメン&カレーアッキーの鶏しょう油らーめん(山形市)

山形駅前に行く用事があったので、東口交通センター2階の「ラーメン&カレーアッキー」を8年ぶりに3訪しました。
以前の元気のいいおばさん店主はいなくなり、いつの間にかツッコミどころ満載の店になっていました。
2022年になってからラーメン類、味玉、大盛りがそれぞれ55円値上げされていて、すぐに4桁になってしまいます。一例を挙げると、味玉しょう油ラーメンの大盛りは968円から1,133円に変わっています。――高いだろ。
メニューをよーく見て、ベーシックな鶏しょう油らーめんの大盛り、803+165円にしました。メインメニューにはしょう油と塩のラーメンなどしかなく、カレー類は見当たりません。
ベーシックなのに803円と高く味は普通、大盛りは麺がそれなりに増えるがけっして多くない、スープがかなり少なく麺が泳げる余裕がない、細麺使用は調理時間の短縮がねらいか、トッピングにネギなし、豚肉のような旨味がない鶏チャーシュー、女性一人のオペレーションのため客が待たされる……などなどの不満点あり。
駅前の営業で山形の顔となるべきラーメンがこれでは、お寒い限りです。
でもまあ、今回は山形市のプレミアム付き商品券を使い25%引きで食べているので、多少諦めはつきます。せいぜいそのぐらいの価格が妥当です。
8年前に食べたカレーは価格にも味にも満足できたのだけどなぁ。
2022.10.03
味むらのしょうゆラーメン(山形市)

行ってみたというつれあいのリクエストに応えて、松原の「味むら」へ。ここは8か月ぶり、第4訪目となります。
未食のしょうゆラーメン600円。
この10月からどこもかしこも値上げしているご時世にありながら、値上げせずにがんばっている上に、この価格で副菜が9品ついてくるという素晴らしさです。
前回食べた充実の味噌ラーメンと同料金。つまりは、何かサプライズのある醤油ラーメンに仕上がっているのではないか……と期待するところがありましたが、それは期待のし過ぎというもので、もやしたっぷりのほかは普通の醤油ラーメンでした。(笑) チャーシュー・メンマもちゃんと野菜の下に隠れて入っていますが、同料金であれば味噌ラーメンのほうがお得感が高いでしょう。
それにしても9つの小鉢とはゴージャスで、どれも手抜きがなくおいしい。これでわずかの600円かぁ。次はごはんもので攻めてみたいな。
2022.09.28
手作り麺めん僮楽の特製醤油らーめん(山形市)

今年5月、浜崎から落合町に移転した「手作り麺めん僮楽」を、移転してからは初めて、2年3か月ぶりに訪問しました。これまでの民芸調のものから一転、モダンな建物に変わりました。
ここはつけ麺がおいしいのだけど、今回は特製醤油らーめん900円を。大盛り無料なのでそのように。
2015年4月に食べたときはメニューに「しょうゆらあめん」と全ひらがな+「らあ」で表記されていたものが、今回一新されています。内容も見直したようで、しっかりとした魚介風味に全粒粉の麺の仕立てです。ややオイリーでこっくりとしたスープのコクがとてもおいしい。
「醤油」と「特製醤油」の違いは、大面積チャーシュー1枚のほかにもも肉チャーシューが4枚ほどと煮卵2分の1が追加になるところ。確かに見た目は華やかになるものの、味わいが深まるわけではなく、200円の価格差についての評価は分かれるところかもしれません。
大盛り麺の食べ応えはバッチリで、大盛りにすることで900円の価格には納得がいきました。
2022.09.26
おくむら(奥村そばや)の中華そば(山形市)

蔵王の温泉街にある「おくむら(奥村そばや)」のラーメンが食べたくなって、ほぼ8年ぶりに再訪しました。
ここならば味噌ラーメンがベストチョイスでしょうが、今回は未食の中華そばの大盛りにしてみました。600+100円です。
いやはや、うまい! ほのかな甘みを感じるいいかえしのスープ。チャーシューごわごわにネギどっさり。この界隈では中細といった位置づけの黄色い中華麺もいい茹で具合です。これは、温泉街で食べるラーメンとしては極めて上質で、これならば市内の中心部で営業しても繁盛店になること請け合いです。
味噌ラーメンを食べ終えた隣席の知らないおっちゃんから、「(味噌と中華と)どっちにすっか迷ったべ。おれもいっつも迷うのよ」とフレンドリーに話しかけられました。(笑)
少人数の家族経営なのでスピーディーとはいきませんが、うまい・安い・多い・楽しいがそろっている名店。スキーシーズンでなければ、狭い温泉街に入る手前にいくつかの青空駐車場があるので、これならもっと頻繁に訪問してもいい店かもしれません。
2022.09.20
幸来軒(米沢)のメンマラーメン(米沢市)

米沢ラーメンを食べるために、米沢へ。「ひらま」は開店前に行列ができていたのでパスし、川井の「幸来軒」(米沢)へ。米沢の飲食店で食べるのは1年4か月ぶり、幸来軒に限ればなんと13年1か月ぶりです。
メンマラーメンの大盛り、750+100円。
ここがいいラーメン店であることを忘れられずにいましたが、今回も13年前のインプレッションをそのまま敷衍していいような、文句なしの米沢ラーメンです。
とりわけ生姜の香りと飾らない鶏ガラスープが絶品。増量されたメンマの繊維質もいい役割を果たしています。
もちろん、極細手もみ縮れの麺も秀逸。米沢ラーメンは喉越しがポイントであることを再確認。
米沢まで食べに来た甲斐があったと大満足でした。
米沢ラーメンのこのおいしさはもっと評価されるべきだし、「ひらま」と比べても遜色のない米沢「幸来軒」ももっと評価されてもいいと思う。
以前ある知り合いが、米沢の飲食店は総じて営業努力が足りないと言っていたのを聞いたことがありますが、それはアピール下手であることを述べていたのかもしれません。
(注:同名の店が南陽市にも存在するため、店名を「幸来軒(米沢)」と記しています。)
2022.09.14
らー麺山之助本店の特製山之助(山形市)

本町にある本店に入るのは、ほぼ11年ぶり。クルマでの移動が多い当方にとって、駐車場に苦労する七日町・本町界隈は遠いのだ。
11年前はつけ麺を食べているので、今回は特製山之助950円を。いわゆる全部乗せ的なものです。
つれあいは味玉ラーメン850円を食べていましたが、価格差100円であればダンゼン特製山之助のほうがお得です。100円の違いで、スープに辛子味噌、トッピングに白髪ねぎ、もやし、細切れチャーシューなどがプラスされてボリューミーになっていました。
これは山形らしさではなく、都会的な洗練さを備えたラーメンと言っていいでしょう。「麺屋武蔵」直伝の豚骨醤油がおいしく、味玉のトロトロ具合は絶品です。
ピンボケのすっきりしない画像ですんまへん。
2022.09.04
玉子そば屋(そば処玉子屋)のげそラーメン(山形市)

五十鈴の「玉子そば屋(そば処玉子屋)」を、ほぼ2年ぶりに訪問。
ここは何でもある食堂。今回はラーメン類が食べたいと思い、中華麺メニューの中からげそラーメン800円を選んでみました。
スープはけっこうオイリーで、表面がテカるぐらいに油がスープにたっぷり溶け込んでいるようなつくり。コク深くてとてもおいしく、湯気も少なくいつまでも熱さが抜けない至高のスープに仕上がっています。
トッピングのげそ天は、太くて長くて、つま先がくるりと丸まったチャーミングなものがたっぷり4本。齧ろうとすると、いやよいやよとなかなか噛み切れてくれず、その間に唇を火傷することに。(笑)
げそ天が入ることでチャーシューが省かれますが、メンマ、かまぼこ、海苔がカットされずに残っているのがうれしい。
山形地方のスタンダードと言える中太の麺は、舌に馴染んで味わいがよく、スープのつくりと相俟ってこれぞ山形ラーメンといった感じ。普通盛りでもそれなりに量があり、げそ天とともに食べれば自分にとってはこの程度が適量です。
中華そばってのは、これでいいんじゃないか。妙な凝り方をして価格だけがつり上がった風変わりなものよりも、ずっといいと思う。
玉子屋、ファンになりそうです。味噌ラーメンとおろし蕎麦あたりも食べてみたいな。
2022.08.25
麺屋居間人Leapの至幸の肉中華そば(天童市)

丸3年ぶりに、天童市東芳賀の「麺屋居間人Leap」へ。3年前はたしか店名が単なる「麺屋居間人」でしたが、今は「Leap」が付いています。「~を飛び越える」という意味があるようです。
過去2度は味噌系を攻めているので、今回は醤油系の「至幸の肉中華そば」865円を中太麺チョイスにし、平日ランチタイムの無料ライス(サンマふりかけ付き)を添えてもらいました。
このスープ、極上品。かえしの香りよりも出汁のコクのほうを前に出そうとしたと思われるつくりで、すごくおいしい。まさに“至幸”。店のHPによると、「サンマ節に、こだわりの鶏ガラと野菜などを丁寧にじっくり半日以上もの時間をかけ、研究を重ねて編み出した居間人独自の技法とタイミングで作り上げ、こだわり抜いたスープ」であるとのことで、その意気込みに偽りはありません。
中太とはいいながら太麺の範疇に入るであろう全粒粉麺も、もっちりとしてこれも美味。チャーシューをはじめとした具材も丁寧につくられた感があり、非の打ちどころは見当たりません。
水晶山ラーメン990円を注文したつれあいは、そのボリュームを前にして全量を食べ切れず、そのお鉢までこちらに回ってきたために、かなり満腹に。
さすが人気点だけあるよな、居間人。
次回はあまり間を空けず、極太麺仕様だという焼きみそつけ麺を食べてみようか。
2022.06.09
山形五十番飯店の細切り肉ラーメン(山形市)

肌寒い日なので、昼メシは熱いラーメンがいい。そう思ってセレクトした店は、山形駅前飲み屋街の一角にある「山形五十番飯店」。別途駐車場代がかかるけれども、このガソリン高騰の折、遠くまで食べに行くよりもこのほうが安上がりだったりする。
実に10年3か月ぶり。以前はさんざ呑んだ挙句の締めにばかり利用していたので、日中に入るのは今回が初めてかもしれません。
細切り肉ラーメン、968円。小麦粉高騰のためこちらも22円値上げしています。
ラーメン専門店ではなく、中華料理店で食べるラーメンもおいしい。製麺所の軽いウェーブのついたやや細めで、特徴こそないものの中華店のスタンダードと言っていい麺です。
中華店のラーメンの真価はカケモノにあって、あんを絡めた青椒肉絲がまことにおいしい。さすが、山形中華店の老舗、いい仕事をしています。そのためか、店もわりかし繁盛しています。ラーメンにしては少し値が張るけど、それも軽く許せちゃう。
また行きたいな。次回はスーラータンメンやジャージャー麺あたりが狙い目かな。
2022.06.07
らーめん家族だるまやのしょうゆらーめん+餃子ハーフセット(山形市)

2年10か月ぶりにあかねケ丘の「らーめん家族だるまや」を再訪しました。ラーメンを食べたいのだけれども、半ライスなどもう少しボリュームが欲しいときにはここがうってつけなのです。
しょうゆらーめん+餃子ハーフセット、700+300円。
ラーメンは、だるまやお得意の味噌でなくともよく、醤油味にて。奇を衒ったところのないオーソドックスな醤油ラーメンで、やや甘めに振れたスープがおいしい。麺も、味噌ラーメンとは違う中細麺を使っています。
むむっ、お目当ての餃子ハーフセットが50円上がっている。こうなると、コスパ的には著しく優れているとは言えなくなっているよなぁ。でもまあ、半ライスに餃子3個、ポテサラ、漬物、ゆで卵、ゆかりふりかけが付いてこの価格なら、まだお得と言っていいのではないか。
4桁価格になってしまったけど、おいしかったし、十分に腹が満たされました。
2022.05.05
こうじ屋のうまにぼし醤油(山形市)

平久保の「こうじ屋」を、2年9か月ぶりに再訪しました。
前回はうまにぼし味噌を食べたので、今回はうまにぼし醤油の中、810円を試します。
煮干しダシの旨味がたっぷりなのが特徴。適度な量の背脂がチャッチャされていて濃厚かと思いきや、トッピングされている刻みタマネギがいい仕事をしてそれをうまく中和してくれているように思います。大きな1枚チャーシューと穂先メンマもいいビジュアルをつくっています。
スープは誠に旨味たっぷりで、その方面の調味料を多めに使っているのではないかと思われますが、おいしいのであればそれもアリかも。
全粒粉仕立てでデュラム粉も配合しているという特徴のある自家製麺。細麺を選んでみましたが、それでも中太程度の太さがあります。ぼそぼそとした食感から判断して加水率はかなり低いと思われますが、これがまたうまい。
麺量「中」は300gで、当方の年齢の男性であればもうこれで十分な量。「小」200g、「大」400gです。
オリジナリティの高い1杯で、とても満足です。手打ちだという蕎麦も出すので、それもいずれ機会を見て。
2022.04.28
G系めん天空の天空ラーメン(山形市)《閉店》

桜田東の「はちのや桜田東店」がリニューアルして「G系めん天空」になったのは、今年3月のこと。今回初訪問してみました。
メニューはこれ一択の、天空ラーメン。小盛り(200g)、並盛り、大盛りがあり、小盛りでも200gかと思いつつ、やっぱり並盛だろと高をくくって、3種の無料トッピングのうち野菜とニンニクを“増し”にしてもらって、850円。
はい、どどんと登場。うーん……これを全部食べろってか。
天地返しすら難しそうな盛り付けなので、まずは大人しく野菜の減らし方から。二郎系は野菜がたっぷり食べられてシアワセですが、味が単調なため口飽きしがち。けれども、卓上には柚子胡椒、ブシ粉、黒胡椒、七味唐辛子、しょうゆだれ、酢などがラインナップされているので、これらを使いながら少しずつ味を変えながら食べ進めることができるのがいいです。
しばらくしてようやく見えてきた麺は、これはすごいなぁ、くねくねとした形状の超極太麺で、市販の玉うどんと同等程度の太さがあります。箸で持ち上げるのが難しく、端っこから汁がぴんぴんとよく跳ねます。
そろそろ腹が満たされてきたなぁと思える段階になっても、どんぶり内にはまだ半分程度が残っていて、コレハ大変だなと。(笑)
でもまあ、スープの塩梅もよかったので、音を上げそうになりながらもなんとか完食のはこびとなりました。
増量したニンニクは、鮮度がよかったためかとても辛くてよかったのだけど、食後しばらくは体全体から発するニンニク臭が強烈でした。
次回以降は、小盛りの野菜マシ程度で十分でしょう。
2022.04.24
茜家の中華そば(山形市)

この2月、蔵王温泉への上り口、蔵王半郷にできたラーメンの新店「茜家」を、初訪問しました。
中華そばの大盛り、600+150円。
事前情報どおり、スーパーあっさり系。そうは言っても、スープに沁み出た野菜の甘み、鶏ガラだけではない魚介系の風味、ふっと感じる生姜香などはかなり秀逸です。
麺は、山形市民が昔から馴染んで食べてきている酒井製麺所製のほぼスタンダードタイプで、これも口に合いおいしい。
50年ほど昔の山形ではこういう中華そばが主流だったと思いますが、旧市街地のいわゆる大衆食堂がほぼ絶滅し、残っていても大幅に味を落としていたりしていて、なかなか本来の味にめぐり会えなくなっていました。しかしここは、現代風へと進化を遂げつつ、ホンモノに近い味を再現していると思う。その“文化財”級のレシピが知りたいぐらいです。
野菜入りのみそらーめん750円もおいしそうでした。
2022.02.28
つけ麺おんのじ山形店のおんのじらー麺(山形市)

手元にこの日まで有効の半味玉(70円)のサービス券があったので、1年ぶり3度目となる美畑町の「つけ麺おんのじ山形店」へ。こういうちょっとしたお得感が訪問店のデスティネーションにつながるわけです。
これまでの2回はいずれもつけ麺系だったので、今回はおんのじらー麺800円にしました。
大盛り0円、2倍ネギ0円、平日ランチタイム半ライス(おかわり可)0円、そして半味玉0円。うふふ、すごいねぇ。
つけ麺で使われるものとは違い、中太やや縮れで、少し黄色めの麺。見た目のインパクトや食感はつけ麺に劣るものの、これも十分おいしい。
何よりも節スープがつけ麺同様にとてもよく、何節っていうのだろうな、独特の煮干し風味の奥にふくよかな甘さを感じます。
少量にしてもらったライスには半味玉やチャーシューを載せ、ラーメンの美味スープをたっぷりと注ぎかけ、おじや風にしてぱくぱくと。くーっ、これもうまい。
おいしいものでしっかり腹ごしらえができて、もう何も言うことはありません。
2022.02.16
赤湯ラーメン龍上海山大病院前支店の赤湯ラーメン(山形市)

名店なのにしばらく足が遠のいていた飯田西の「赤湯ラーメン龍上海山大病院前支店」を、3年2か月ぶりに訪問。
龍上海は赤湯からみそラーメンが有名ですが、おいしいけれどもあの大量の辛味噌に舌がやられてしまいがちなので、当方の場合はたいてい味噌ではなく、それよりも150円安い醤油を食べています。
赤湯ラーメンの大盛り、730+150円。
相変わらずうまい。しょっぱいかえしに強い煮干しの味と香りがマッチした絶妙なスープに、これまたしょっぱいチャーシュー。今回白眉と感じたのは大量の細割きメンマで、サクサクとした口当たりがたまりません。ネギも青海苔も惜しみなく投入されているので、それらに負けないようブラックペッパーをかけ過ぎくらいに振りかけてずるずるといきました。
何回食べても大満足。スープもしっかり味わったので、こりゃ、あとで喉が渇くぞ。(笑)
2022.02.10
三宝亭桜田店の五目うま煮めん(山形市)

今年に入って早くも2回目となる桜田南の「三宝亭桜田店」。
前回訪問時に新春の抽選券をもらい、店頭に行かなければ当選番号がわからないので、引き換えが終わる2月中に再訪したわけです。手元に1枚しかない抽選券は、はずれでも100円引き券として使えるので、それで上等かなと思って。
ところが、番号を確認するとなんと、当選確率2%の500円の食事券が当たっているではないか!
それはさておき、食べたのは五目うま煮めん、858円。昼どきはミニライスがサービスとなります。
メニューには創業1967年の三宝亭の最高傑作とあり、三宝名物なのだそうです。「旨味が凝縮された極上清湯スープに贅沢なたっぷりの具。熱々トロトロの「あん」が三宝自慢の自家製麺にたっぷり絡んでやめられない旨さ! 長年磨いた伝統の技と味、三宝史上最高傑作をどうぞ!」とも。
店側の口上に煽られつつ大きな期待を持って臨みましたが、まあ、いいセンは行っていると思う。
ただ、太麺系が多いこの地にあってはストレートの細麺はやや物足りないように感じられるし、あんはもっと多くてもいいと思う。
この五目あんと少しのスープをかけてさらさらと口に流し込んだミニライスが実にうまかった。
食事券が使えるのは次回以降とのこと。期限の6月末までにまた食べに行こう。