2023.06.19
そば処泰光の中華そば・たぬきライスセット(天童市)

天童市奈良沢の「そば処泰光」を訪れるのは、9年10か月ぶり2回目。そんなに行っていなかったのか。
ここの名物はたぬき中華800円なのだけど、今回は平日限定の中華そば・たぬきライスセット850円にしてみました。
標準サイズの中華そばは、鶏ガラが効いた正統派で、他店比でみても上質の範疇に入る逸品。大きいチャーシューが多めの刻みネギなどのトッピングを目隠ししてしまっています。
目下の気温を意識してかスープの熱さは比較的抑えられているため、大量発汗を伴わずに食べられるのもいいです。
たぬきライスは、「半」といいながらそれなりに量があり、当方にとっては中華そばと合わせてベストサイズ。つくりおきだったようで、せっかくのたぬきがややしんなりとしてしまっているところが惜しいですが、タレがいい仕事をしていて味わいはいいです。
漬物と、今が旬のさくらんぼ付きというのがそそります。
そば処なので、いずれ蕎麦も賞味してみたいと思います。
スポンサーサイト
2023.06.09
煮干し屋シンチャンラーメン極の煮干し醤油(村山市)

一人メシとなる昼食は、東根市温泉町のドカ盛り系を狙ってみたところ、どうやら最近店仕舞いしてしまったよう。ではと村山市まで足を伸ばし、R13沿いにある昼営業の串焼き屋に行くも、こんどは時間どおりに店が開かず(店を離れた3分後には暖簾を出してやんの、チェッ)。
ここもダメかとふと国道の向かいを見ると、「煮干し屋シンチャンラーメン極」があり、ここは営業中だったので、今回初訪問と相成りました。
券売機で、煮干し醤油800円をチョイス。
他店とは違った煮干しも使っているのだろうと思わせるスープがこの店独特のいい香り。岩海苔が磯の香りを増長させるいい仕事をしています。背脂が入って味わいは濃厚。
麺は全粒粉の中細ストレート、メンマは穂先を縦にカットした長いやつ、チャーシューは低温調理と、どこをとってもなかなか凝ったつくりです。うまいよ、これ。
写真で見た魚介豚骨ドロリスープ、刻みタマネギ入りの1杯がおいしそうだったけど、それは魚辛雷(UOKARAI)っていうの?
ところで、わが地域でも細めのストレート形状の自家製麺って最近よく目にするようになったけれども、村山地方のラーメンを長年食べてきた者にとっては、やはり中太手もみ縮れの麺がしっくりくると改めて感じたところです。
2023.06.04
山形キッチンの醤油ラーメン(山形市)

この4月にリニューアルオープンした表蔵王の県観光物産館「ぐっと山形」。産直市場で野菜類を買いがてら赴き、フードコート内にある「山形キッチン」で2年11か月ぶりに食べました。
その時にもらった大盛り無料券が使えて、醤油ラーメンの大盛り、780+0円。
観光客相手の店でもあるので、価格も味もそれほど期待はしていませんでしたが、味についてはそこそこ行っていたと思います。
つるつるプリプリの麺は、たぶん酒井製麺所製。硬めの茹で具合がよく、意外やスープも熱々。でもまあ、麺もスープも市販の酒井の袋入り生ラーメンと異なるところがなく、よく言えば山形標準ではあるけれども、言い方を変えれば家で食べるのとそう変わらない感じでした。
再訪の機会があれば、再度もらった大盛り券でキーマカレーか麻婆カレーあたりをいってみたいと思います。
2023.05.13
麺屋○文のにぼしDX(しょうゆ)(山形市)

つけ麺と決めて某店を狙うものの、時間になっても開かず。じゃあ次。2年2か月ぶりとなる「麺屋○文」でつけ麺だと勇んで赴いたところ、「まだ始めていないんですよ~」とのこと。つまり何、つけ麺は夏季限定なの?
すとんと腑に落ちないけれども、それじゃ定番のにぼしDX(しょうゆ)850円だね。これを食べるのは3年半ぶりです。当時から150円も上がっています。
でもまあ、着丼してビジュアルを眺めて実食してみれば、うまいのだなあ、これが。
パウダー状のホワイトペッパーを多用して味わう、かえしの効いた醤油スープがすごく美味。これだけずっと啜っていたいという気も。
極太のワシワシ麺に十分な食べ応えがあり、量も多め。でっかいチャーシューは、その大きさだけでなく厚みが1cm近くあってずっしりしているのにびっくり。
味玉も標準装備でコスパが高く、とてもよくできている一杯でありながら今どきこの価格なら上出来。
つけ麺は不発だったけれども、極上の山形ラーメンが食べられて満足。
この日も店内は盛況で、客本位のいい仕事さえしていればおのずと多くの客がやってくるものです。
2023.05.02
栄屋山辺支店の中華そば(山辺町)

4年2か月ぶりに、山辺町の「栄屋山辺支店」を3訪しました。
ここの名物はもやしらーめんなのですが、この気温の日に熱々あんかけのこれを食べたなら大汗地獄に陥ること必至。なので今回は穏便に中華そばの大盛り740+150円にしてみました。
見た目は普通だけど、期待以上のおいしさ。
スープがなみなみとしていて、これが牛ダシで極めて美味。牛ダシ中華は久しぶりだな、しみじみとうまい。もちろんチャーシューも牛肉です。
栄屋特有と言っていい太さのあるストレート麺は、口に含めばもっちりとしていて高弾力。これもうまいなあ、大盛りにしてよかったナ。
この店を選んでヨカッタ。
いつもならば蕎麦、丼物もあるのですが、今のところ中華のみで営業しているようです。
2023.04.28
お食事処北海のうま煮ラーメン(山形市)

この日の昼食は、7か月ぶりとなる鳥居ケ丘の「お食事処北海」にて。
「北海ラーメン」といわれた移転前の店から通算すると、この店では中華丼、あんかけ焼きそば、カツカレー、カツ丼、かき玉ラーメン、チャーハン、冷やしラーメン、冷やし中華、カレーライスを食べてきていて、今回は未食のうま煮ラーメン900円をチョイスしてみました。とは言っても、上にかけられるものは中華丼・あんかけ焼きそばのものと同じなのですけどね。
豚バラ肉の味が染み出た、あまりいじり過ぎていない醤油味。少しタンパクかなあと思って卓上のラー油をまわしかけたら、ぐんと味がよくなりました。
しかしながら、あんが熱い! それがうまいのでレンゲですくってどんどん味わっているうちに汗がじわり。うひゃあ、これはタマラン。タオルハンカチで懸命に拭いてもぽたぽたと額から滴ってくるではないか。熱い。うまい。うまいが熱い。
という具合にたっぷり汗をかき、帰宅後すぐにずぶ濡れの衣服を全部脱いで着替えることになりました。北海のパワー、恐るべしです。
野菜炒め定食とマーボーラーメンがいまだ食べられずに残っているので、次回はこのあたりを攻めてみましょう。
ところで、以前この建物で営業していた定食の名店「国味」。2018年11月末をもって惜しまれつつ閉店しましたが、当時使われていた給水機が今も「北海」で元気に活躍しています。コップでバーを押し付けると、クラッシュアイスと勢いの強い水がゴーッと出てくるので、いつもコップから溢れてしまいます。(笑)
2023.04.11
らーめん喜りんの中華そば(寒河江市)

天候が回復した月曜日、ちょいとドライブをして、寒河江市元町の「らーめん喜りん」を初訪問しました。当方の知りうる限りこの建物は「喜りん」になる前に、「てんまや元町店」→「もとまち食堂」→「麺や鉄心」→「担々麺とたれ唐の店くじら寒河江店」と変遷してきています。
さて、チョイスしたのは、券売機、お品書きのそれぞれトップにある中華そば。大盛りにして730+150円。
画像を見る限り正統派の中華そばかと思いましたが、実食すれば驚きと感動はひとしおでした。うまいんだな、これが。
きちんと炊き込んで旨味を引き出していると思われるダシの煮干し風味が強く、こっくりとしていて秀逸。このスープはかなりの出来だと思う。そのややオイリーなスープに合わせるのは細縮れ麺で、ぽそぽそとした食感は低加水風のつくりのようで、これまたおいしい。3枚載っているチャーシューも低温調理風で柔らかく、これもイケル。大盛りの麺量もけっこうあってよろし。
ここまで何拍子も揃っていれば、おいしくいただいてアプローズするしかありません。
いい店に出会いました。中華そばのほかに親鳥らーめん、味噌ラーメン、本日限定ラーメンなどのメニューもあり、これらもいずれ食べてみたいと思いました。
これなら店も長続きするでしょう。
2023.03.09
そばの店ひらまの中華そば(米沢市)

福島方面へ出かける際に昼食をとったのが、米沢市浅川の「そばの店ひらま」。米沢ラーメンの名店中の名店として過去に何度か訪問しているのですが、ブログの過去記事を調べてみると、あれ?ひらまのデータがないじゃん。コレハ意外なことであり、極めて大きな手抜かりでした。
ということで、このブログ初登場となるひらまの中華そば700円。
これぞ米ラーの名店の味。極細打ち、極縮れの小麦風味の強い麺が、茹でてもまったく切れることがなく、箸で持ち上げるととてもきれいな麺線を鑑賞することができます。啜ったあとは、ほとんど噛まないうちに喉を通ってしまうという、米沢ラーメンの神髄が楽しめます。ああ、んまいなぁ!! スープもあっさりしていて極上だ。当然ながら、完飲。
こううまいと食べているときは普通盛りでは物足りませんが、食後には適度な満腹感が得られ、わが年齢としては普通でいいのかなぁと。食べたければ、また来ればいいだけのこと。
いずれにしても美味、至福。人気店なわけです。
11時過ぎの入店でしたが、たちまち行列ができていました。
2023.03.03
初代しちのやの支那そば(山形市)

去年12月にオープンし、早朝から元気に営業しているという「初代しちのや」を初訪問しました。十文字というところが仙山線楯山駅の近くであることを初めて知りました。
支那そばのこってり。100円増しの大盛りにしようかと思っていましたが、卓上にふりかけが置かれていたのを見て、普通盛りの小ライス付に変更して、800+100円。
これ、おいしい。背脂チャッチャの下のスープは、かえしの醤油香が秀逸。やや甘めで、焦がし風味のような独特のテイストがあり、こういうの、好きな味なんだよねぇ。その脂に浸ったたっぷりのニラと、火が通ってしんなりとしかけたネギがいい仕事をしているほか、筋の通ったメンマの食感もスバラシイ。
麺は、やや細めのウェーブ麺でつるりとしたいい舌触りと味わい。けれどもこれだと若干、スープのコク深さに負けているかもしれないなぁ。麺箱から判断して、天童市蔵増の「渡辺麺工」製のようです。
適量のライスは、はじめはふりかけで食べ、残りはスープに投入しておじや風に。
寒河江市の人気店「ラーメンはちのや」で修業したという店主は厨房から大きな声で客を迎え入れる元気さがあり、テーブルまわりの清潔さを見ればフロア担当の女性陣もはりきっていることがわかります。いずれ朝ラーでも伺ってみたいと思います。
2023.03.01
石臼挽き自家製粉けやき庵のけやき庵の中華そば(山形市)

明治時代に建てられた古民家を改装して昨年11月にオープンした、下反田の「石臼挽き自家製粉けやき庵」を初訪問してみました。
蕎麦屋だけれどもラーメンもおいしいとテレビ番組で紹介されていたので、今回はけやき庵の中華そば780円を所望。
逆三角錐の形をしたどんぶりで登場。第一印象は、鶏ガラの香りと表面の鶏油。啜ってみれば、和風に振れたスープに少しの甘みと鶏油の濃厚さが加わった味わい深いもので、いいんじゃないかい、コレ。極めておいしいので、最後はレンゲを置き両手でどんぶりを持ち上げて完飲することになりました。
厚みがあり噛み応え満点の豚のレアチャーシューのほかに、肉中華で使われる親鶏も少々。メンマは穂先メンマを使用し、水に浸す前処理が施された多めの刻みネギもグッド。
いかにも自家製らしいやや細の手もみ麺がほろほろとした食感でおいしく、唯一無二とは言わないまでも、この店のオリジナリティが感じられます。
普通盛りの麺量もそれなりにあり、納得の一杯でした。
閑静な里山集落の一角にある、隠れ名店的な風格あり。
次回は石臼挽き自家製蕎麦880円をプラス150円の大盛りでいってみたいと思いました。
2023.02.21
城西金ちゃんラーメンの岩海苔ラーメン(山形市)

この日は山形のオーソドックススタイルのラーメンを食べようということになり、1年3か月ぶりに名店「城西金ちゃんラーメン」を訪問しました。
岩海苔ラーメンの大盛り、850+150円。
いつもどおりいい仕事をしていて、手もみの効いた麺がうまい。ダシの味わいだけではなく、かえしの醤油味が冴え冴えとしていて、スープもまた極めておいしい。大盛りの麺量も充実していて、ハイグレード。さすが実力派、安心感、満足感はハンパありません。
ここの岩海苔ラーメンは初めてでしたが、海苔の量はさほどではなく、少し古いのか、あるいは湿気っているのか、庄内地域あたりで食べるような岩海苔特有のいい磯風味はあまり感じられません。
こうなると、城西金ちゃんではふつうの中華そば700円を大盛りでいったほうが満足できそうです。あるいは、みそラーメン820円にチャーシュー付きの半ライス80円を組み合わせるという手もありそうです。
2023.02.08
伊藤商店山形中野店の白の中華そば(山形市)

中野の街道沿いで今年1月にオープンしたばかりの「伊藤商店山形中野店」を初訪問しました。
仙台の雲の上カンパニーという会社の運営する店で、現在宮城・山形・福島・栃木で13店舗を展開しているようです。
仙台朝ラーの先駆者的な店で、飯豊山系の伏流水を使い、厳選材料と熟練の技でつくったという多加水麺と、鶏ガラ・豚ガラ・魚介類を濁らせず丁寧にゆっくりと炊き上げたスープが特徴であるとのこと。この店の場合、厨房とフロアを3人の女性で切り盛りしていました。
ラーメンには金・白・黒があり、初めての今回は、背脂入りのこってりスープだという白の中華そばの大盛り、800+100円をチョイスしました。
プリッとした感じの麺がおいしく、白醤油仕立てなのか色が薄く塩の味わいも感じるスープ。ほんのりと胡麻油の香りがします。背脂がいい仕事をしており、つれあいが注文した背脂の入らないあっさりタイプの「金」とは大きく異なる深いコクが加わります。そして、刻んだ生タマネギがその濃厚さをうまくやわらげているといったつくりです。
うん、おいしい。しかし一方、トッピングの具材の量にややコストカットの形跡が感じられるのと、大盛りにしてもさほど量が増えないことあたりがウィークポイントになるかもしれません。
いずれ自慢の朝ラー500円も食べてみないと。金と黒、油そばにも好奇心が惹かれます。
2023.02.07
ラーメン処おいわけの赤ねぎラーメン(上山市)

上山市弁天の「ラーメン処おいわけ」を丸11年ぶりに再訪しました。
それは、赤ねぎラーメンが食べたいため。11月中旬からの冬季間限定で提供していて、内陸山形界隈で赤ねぎのラーメンが食べられるのはこの店のほかにはないのではないかと思います。
なお県内では、庄内の平田地区(現酒田市)が赤ねぎの産地となっていて、同地区の「ふれあい茶屋つたや」や日帰り温泉施設「アイアイひらた」の併設レストラン「食事処南麓」でも食べられたものですが、今はどうなのかな。
赤ねぎラーメンの大盛り800+100円に、赤いかげそ天200円を添えて。
赤ねぎの彩りがそそり、焦げの入った焼きねぎにもホレボレ。スープの色は濃いめですが、塩辛さが抑えられていて、ダシが強すぎないのでかぐわしい醤油香がぐっと引き立ちます。麺はちょっぴり茹でが強いでしょうか。全体として、素朴ないい味わいです。
げそ天は、大きいものが3本。柔らかいけれども脚が細くて衣が厚く、格別美味だとは思いませんでした。たくあん付き。
水・木・金の週3日定休とハードルが高く、ここ何度か振られていた店でしたが、赤ねぎラーメンをようやくにして食べられて、よかったです。
2023.02.04
ますや本店台新店の「伝」(福島県郡山市)

いわき滞在から戻る途中、郡山で昼食。「郡山ブラック」といわれるラーメンを食べました。市の西部の台新というところにある「ますや本店台新店」にて。
なお、「郡山ブラック」とは、醤油の色が濃く黒いけれども見た目よりもずっとまろやかな味の、福島県中通りに古くから根付いているラーメンです。
明治時代に郡山駅前で創業した「ますや食堂」の醤油ラーメンが元祖とされ、その味が市内のラーメン店へと広がったものだとのこと。その元祖だった「ますや食堂」は閉店しましたが、その後店名は親族によって受け継がれ、ますや分店(今は閉業)、ますや本店が開店。郡山市のパンフレットには5店が紹介されています。郡山は、人口当たりのラーメン店舗数が全国トップクラスの激戦区なのだそうです。
「ますや本店」は一度暖簾を降したものの、末裔の現主人が2002年に再開店。
「伝(でん)」750円。昭和20年頃からつくられ始めた、これぞ「ますや本店」と言われる真っ黒な醤油スープ仕立てで、当時からのキレのある醤油と奥深い味を実現させたものとなっています。
4種類から選べる麺は、「伝」の場合は中麺がいいということなのでその麺にして、チャーシューはミックスの、いわゆる「おまかせ」で。
いやこれ、おいしい。スープはしょっぱからずコク深く、3枚のチャーシューはドンブリの表面をすべて覆うほどで、ビジュアルにもホレボレ。麺量も少なくないし、価格もそこそこだし、地元っ子が通いたくなるのがよくわかりました。
2023.02.01
らー麺Do・Ni・Boの朝らー全部のせ(山形市)

朝出発の小旅行の際、朝ラーメンをやっている南原の「らー麺Do・Ni・Bo」を2年1か月ぶりに4訪して、朝らー全部のせ860円を食べました。
こってりにしてもらって。朝らーのレギュラー540円に、チャーシュー2、ワンタン2、煮卵が加わったもの。320円プラスはややエクスペンシヴですが、このぐらいいろいろなものがのってこの価格なら標準的。むしろレギュラーが安いのでしょう。
スープの取り方が粗いというか、やや雑味を感じるところがありますが、全体の味わいとしてはいいと思う。量的に格別多いわけではなく、朝の一杯にちょうどいいような感じでした。
2023.01.20
中華蕎麦春馬のルーキー煮干し(天童市)

天童市東芳賀の「中華蕎麦春馬」は、ほぼ8年ぶり、3回目となります。
過去には ルーキー味噌とまぜそばを食べていて、旗艦メニューと思われるルーキー煮干しが未食になっていました。
ルーキー煮干しに九条ねぎを添えて、800+100円。
全粒粉使用の自家製太麺が独特。パツパツとしたここ春馬ならではの食感で、ハマる人はどっぷりハマるでしょう。
「ふつう」にしてもらった背脂の量は適量で、こってりとしたいい塩梅のスープ。しっかりした煮干し風味もよく、それが強調され過ぎていないバランス感覚もいいと思う。うまみ成分が強いのだけど、この凄味はどうやって出しているの?
デカい四角形のチャーシュー。目測ですが、10×15cmほどはあったはず。青海苔もいい仕事をしています。
九条ねぎは、麺を2~3口啜ってからどばりと投入。くーっ! ねぎ好きにはたまらず、鮮やかな緑の彩りが秀逸で、これは添えるべきでしょう。
春馬のやることなので、普通盛りでも量に不足感はなく、ちょうどいい腹具合になりました。
眼と舌で味わえて、ナイス。次回は普通盛りでも麺量300gの味玉中華そば800円をいってみようか。
2022.12.29
清来軒そばやのチャーシューワンタンメン(上山市)

上山市新丁クランクの「清来軒そばや」訪問は2年7か月ぶり。これが4回目になるのかな。上山paypay3割還元キャンペーンも残すところあと3日となり、この店が最後の利用店になるかもしれません。
チャーシューワンタンメンの大盛り、850+150円。
近時ほぼ全品が100円、大盛りが50円値上がりしていますが、味は確かです。スープの奥にほのかな甘みが感じられ、まろやかで優しい味。チャーシューは通常2枚のところが5枚になるようです。
お品書きに中華そば700円、ワンタンメン700円、ワンタン800円とあり、これらがどう違うのか、働き者と思われる店のおばさんに尋ねると、ワンタンメンはラーメンとワンタンが「半々」になっているとのこと。ナルホド、量で調節しているわけね。だったらワンタンメンは750円になりそうなものだけれども、そこは50円サービスということなのでしょうか。
その大盛りはというと、麺量はそれほど多くはありませんが、ワンタンはずいぶん入っているなと感じるほどに多いです。
これが1,000円というのはチト高い感じがするけれども、今時の材料、燃料等の価格高騰を考えればやむを得ないのかもしれません。
2022.12.27
金ちゃんラーメン上山店のチャーシューラーメン(上山市)

8か月ぶりに上山市街地の北の入口付近にある「金ちゃんラーメン上山店」へ。
大好きな店の一つでもう10回ほどは通っているので、目新しさという点では格別のものはありませんが、抜群の信頼性と安定性、そしていつ食べても帰りには満足できるという、素晴らしい店だと思っています。
そのいちばんの白眉はコストパフォーマンスです。今回は3年7か月ぶりにチャーシューラーメンの大盛り700+100円を食べましたが、この値段は近時の値上げラッシュに逆らうようにして、前回時の価格が据え置かれているのは感涙モノです。
チャーシューは、ラーメン600円の2枚から7枚に増えて、わずか100円増し。なおかつ、前回時よりもチャーシューが大きくなっているようです。
大盛りは100円増しでしかないなのに麺量が2玉になり、腹がくちくなること請け合い。その麺も、結構太めで手もみの入ったぐにぐにした形状のツルシコ緬で、さすが金ちゃん系列の自家製麺と唸らせられるものです。
いつ食べてもホレボレ。他店よりもおいしく、ぐんと多く、なおかつべらぼうに安いという、ラーメンマニアにとって天国もしくは龍宮城級のラーメン店です。……褒め過ぎかな。(笑)
2022.12.23
山椒そばやのチャーシューメン(上山市)

ここのラーメンをもう一度食べたいというつれあいの強いリクエストに応えて、半年ぶりに葉山の「山椒そばや」を訪問しました。開店直後なのに駐車場はほぼ満杯。数分後には入店待ちの列もできていました。
ここならコレの、チャーシューメンの大盛り850+100円。
相変わらず黄金色のスープが美味。モモ肉のパサ系6枚のチャーシューは脂が少ないので胸やけがせずにおいしく食べられます。
縮れの少ない細麺は、米沢ラーメンの手もみ縮れとは食感がベツモノだけれども、喉の通りは米沢同様に極めてよし。素朴ではあるけれどもおいしい麺です。大盛りにすると量は2玉なのかもしれず、たっぷり食べた気になれます。
だいぶ値上がりしたけれども、味は確か。不定休で休みがちなところが気になりますが、この味をこれからも守り続けてほしいと思います。
2022.12.15
八千代食堂のラーメン&ミニカレーセット(上山市)

上山市二日町の「八千代食堂」を訪れたのは、11年5か月ぶり2回目。
初訪時はラーメン&ミニ天丼セットを750円で食べていたので、今回はラーメン&ミニカレーセット950円を注文してみました。だいぶ値上がりしたとはいえ、リーズナブルな料金です。
ラーメンは、かえしの醤油の香りと味がとてもよく、魚介風味を強めに効かせた出汁もスグレモノ。初訪時には「スープはあまり吟味されていないようで、醤油味が強すぎ。ダシは強調されていないので、醤油だなぁという印象」と感想を書いていましたが、今回改めて味わってみて、そのときよりもずっと自分好みでおいしい一杯だったと、よさを再認識したところです。
同料金で添えることができる天丼、カレー、炒飯から選ぶのであれば、自分の場合ほぼ天丼にいきますが、ここのカレーはブラック仕立てでエスニックな香りが強く、大衆食堂のカレーの範疇を超えている感じ。グリンピースが数個あしらわれるあたりにも惚れ惚れします。
ボリューム的には重すぎるようなことはなく、この程度なら食べ過ぎて身体を苛めているといううしろめたさを感じずに済みます。(笑)
納得のゴチソウサマ。