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yamabuki 20230322

 つれあいと蕎麦を食べに出かけたところ、お目当ての店が臨時休業。その後も臨時休業もしくは開店時刻合わずのためさらに3つの店から嫌われ、途中に通って開いているのを見ていた5つ目の店、天童市荒谷の「やまぶき」で食べることになりました。初訪問です。いったいどうした、山形市内の蕎麦屋。

 せいろの大盛り、700+200円。
 石臼で粗挽きにしたそば粉を使った、純手打ちの蕎麦であるとのこと。手打ちであれば大盛り200円はやむを得ないでしょう。
 細めに切られた蕎麦は、テングサでも入っているのではないかと思うほどの透明感があり、蕎麦の実の粒が感じられ、なかなかにうまし。他店の蕎麦とはちょっと違うぞと思わせるものがあります。
 しっかり漬かった漬物、なます、椎茸昆布が付いてお得感があり、蕎麦湯もとろりとしていておいしかった。

 いい蕎麦屋でした。
 このごろは板そばでなくとももりの大盛りであれば十分になってきました。

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ymgtno nikusobaya 20230121

 軽く蕎麦をたぐりたいという感覚で、2年8か月ぶりに富の中「山形の肉そば屋」へ。
 ここでは肉そばばかり食べてきているので、今回はせいろそばの大盛り850円にしました。
 普通の1.5倍の麺量で、プラス150円。かつては大盛り料金175円高と半端なことをやっていましたが、どうやら一般化したようで喜ばしい。

 おいしい蕎麦ではあるけれども、大盛りにしたところで「そばのまるごまるご」の普通盛りよりもずっと少なく、蕎麦の周囲に敷物が数センチ幅で見えているような麺量では欲求不満気味です。まあ、今日は軽くいくという考えなのでこれでもいいけれども、それでも普通盛りなら確実に足りなかったと思います。

 漬物なし。たれと蕎麦湯に不足感がないことには救われました。
 天ぷら類も高いし、自分にはお上品系と映る店。蕎麦はしっかり食べたいので、価格と量を考慮すればどうしても「まるごまるご」「こぶ原」「そば処ひろ」「愛庵」「一休庵」をはじめとした多くの店がここより上位にくることになってしまいます。

saitou 20230111

 ごつい蕎麦を食べるならどこがよいかと思案した結果、五十鈴の「そば処さい藤」を1年1か月ぶりに再訪しました。

 鶏つけそば980円。
 茹でるのに10分程度かかるという極太の蕎麦がここのウリです。こういうつくりの蕎麦は知る限り、県内ではここと東根市の「伊勢そば屋」、山辺町の「浪花亭」ぐらいしかないと思われ、オリジナリティの極めて高いものになっています。
 ごつごつした食べ応えなので顎を使ってよく噛む必要があり、喉越しを楽しむものとはまったくベツモノと言っていいと思います。麺量は、普通盛りで茹で前250gと多め。1.5倍の大盛りをいくには少々勇気がいります。

 生卵、揚げ玉、自家製と思われるラー油の3品が添えられ、これらを用いて味変を加えながら食べるのが愉しい。蕎麦の上の鶏肉は肉そばに使う親鶏で、これまた歯応え抜群です。(笑)

 噛み噛みしている間は無口になり、今求められている「黙食」をするにふさわしい一品。つれあいから回ってきた2~3箸分の蕎麦も食べて満腹になりました。
 つれが注文したげそ天もりそばには肉そばのつゆもサービスで付けられ、お得感を演出。このユニークな極太蕎麦はもっと評価されて然るべきものだと思いますが、まだ大きなムーブメントを起こすには至っていない模様です。これからが楽しみです。

misonosobaya 20221219

 上山市石崎の「みそのそばや」を2年7か月ぶりに3訪しました。
 過去にはラーメンとみそラーメンを食べているので、このたびはゲソ天せいろの大盛り900+100円をチョイス。

 純手打ちの二八だという蕎麦は細打ちでなかなかに美味。大盛りがプラス100円で食べられるのもうれしい点の一つです。ひょうたん型の器が印象的。

 足りないときにどうぞと添えられた蕎麦徳利のつゆは、蕎麦湯をいただくときに使います。きりっと冷えた蕎麦をたぐったあとに飲む蕎麦湯は、蕎麦喰いにとって大きな愉楽の一つ。とろりとした蕎麦湯はとてもおいしかったので、おばさんにお願いしておかわりをもらい、猪口で3杯。冷えた身体がしっかり温まり、額にうっすら汗が滲んできました。

 おいしかった。蕎麦屋のラーメンもいいけれども、蕎麦屋の蕎麦にも目覚め始めている今日この頃です。

takaratei 20221208

 金生東の「手打ちそばたから亭」を訪れたのは、おそらく2014年以来のことです。あのときは東京からやってきたやんごとなきお客様をお連れしての、いわゆる業務上の接待での利用でした。しかし再訪となる今回は自前だぞ。3割還元されるキャンペーンでの利用だけど。

 天然水で打った二八そばの、もり大盛1,000円。
 細打ちの上品なもので、キリリと冷されていておいしい。はじめは山葵、後半は七味で賞味しました。
 通常のもりそばが750円、おかわり用の「もういっちょもり」が500円なので、おそらく1.5人分だろうと思いますが、普通盛りでは足りず、この程度であれば必要十分な量です。

 この店、いい蕎麦を提供しているけれども、自分にとってはややアッパーグレードで、これに野菜天650円を付ければたちまち値段がはね上がります。ゲソ天なんていう庶民の天ぷらはメニューにありません。薬味の揚げ玉は150円します。
 となると、日常的に利用するにはややハードルが高く、やはり接待向きかもしれません。

haraguchisoba 20221121

 おいしい蕎麦として自分の中ではトップクラスの「原口そば」。1年2か月前、25年以上ぶりに訪れてこの店のよさを再認識していたので、今回はつれあいとともに訪問しました。

 大もりそば950円。50円値上げしていますが、それでもこのクオリティのものをこの価格で出しているのは立派。
 そばの大盛り料金が300円だといって平気な顔をしている面の皮の厚い山形市内のある店などは、こういう店をよく見習ってほしいものです。

 蕎麦はもちろんのこと、鰹風味の立つそばつゆにも惜しみない拍手を送りたい。おいしい漬物と、たっぷりのネギにもホレボレ。
 とろりとした蕎麦湯も秀逸で、こうなると非の打ちどころはあるわけがありません。

 原口そば、サイコーだな。

haraguchisoba02 20221121


macchaan 20221111

 上山市河崎の「松茶庵そばや」を3年5か月ぶりに3訪しました。
 過去2回は中華そばとかつ丼をを食べているので、今回は蕎麦にすることにして、平日昼のセットメニューのもりそば+ミニ親子丼950円にしてみました。

 細打ちで上品な蕎麦は、しっかり一人前の量があり、喉越しが爽やかで美味。薬味のネギがフレッシュだし、漬物2種は味も彩りもよろしい。最後に飲んだ蕎麦湯はとろみが絶妙で、小ぶりの蕎麦猪口の内側には朱色で「まっちゃん」と書かれていました。

 一方の親子丼は、ミニながら不足感のない適度な量があり、ころころと散見される鶏肉を口に含めばこきこきした独特の食感があり、これまたおいしい。マヨネーズで和えたマカロニと生野菜が添えられるところにも客本位の気遣いが込められているようで、ホレボレです。

 これで950円は値打ちありだと思う。
 過去2回と合わせて、今回も大納得。つまり、中華、生蕎麦、丼物のいずれをとっても優れているということ。
 多少地味かもしれませんが、ここはとてもいい店です。

ichian 20221107

 1年半ぶりに、天童市一日町の「そば処一庵」で食べてきました。
 昨年12月に火事に見舞われたものの、店を新しくつくり直して今年6月にめでたく営業を再開。お祝いがてら食べに行こうと思いつつ、つい今日まで来てしまいました。

 きれいになった店内は明るくて好感。配席などは大きく変わっていない気がします。
 定評ある板そば、肉そば、ミニソースカツ丼は賞味済みなので、今回は二色板そば(そば・中華 下足天付)の大盛り、850+100円をチョイス。

 天ぷらは、下足天だけではなくカボチャとししとうが加わり、ほかに漬物と、気遣いがうれしいおろしなめこ。
 1枚から2枚に板が増える大盛りがうれしく、ここでは初めて食べるぷりぷりとした中華麺がまたうまいのなんの。この麺で食べる中華類もよさそうです。

 この充実度でこの価格は素晴らしいの一言。この店を称えたいし、いい店を選んだ今日の自分をも褒めたい。(笑)

tachibana minami 20221027

 2年2か月ぶりに「肉そば処立花南支店」へ。
 ここでは冷たい肉そばを食べることが多いので、今回は未食になっていたげそ天もりそばの大盛りを、1,050+150円にて。この10月に値上げしたばかりですが、大盛り料金150円が据え置かれたことは喜ばしい。

 大盛りが正解。機械打ちの蕎麦ですが、それなりにおいしく、「もり」でたぐってもけっこうイケます。
 揚げ立てで香ばしいげそ天は、単品だと450円ですが、この組み合わせだともりそば料金(750円)にプラス300円で食べられます。量が多いので、同行者と二人で食べてちょうどいい感じでした。

 満足。でも、機械打ちだから、店で生麺を買ってきて家で食べるもりそばと大きく変わらないという一面もありそうです。
 なお、ここは蕎麦のほかに、中華麺、麦切り、玉うどん、きしめんも用意されていて、麺なら何でもござれです。

yugyoan 20221007

 山形から長井方面へと続くR348沿い、上山市狸森にある蕎麦処「遊行庵」を初訪問してみました。
 板そばは大盛、並盛、小盛とあり、つれあいと二人で食べるにはこれがよかろうと、3人前だという大盛り1,500円に、一人分のそばつゆをプラス100円で付けてもらって、1,600円。

 更科風で太くない蕎麦は、弾力を感じる硬めの茹で方で、冷水による締めもしっかりなされていて、とても美味。最後の蕎麦湯も熱々でとろみが強く、これも美味。おいしいので、麺量は男女2人でももう少し量が欲しいところでしょうか。

 蕎麦だけではなく、付属品がたくさんあるところがすごい。
 食前に蕎麦せんべいと蕎麦豆腐、山葵・おろし大根・ねぎの薬味皿、ミョウガの甘酢漬とたくあん、塩ででも食べてみてと天然塩、そしてこれはサービスですと4種の天ぷら(!)、食後に飴ちゃんまで。
 あのー……これだけご馳走になって、2名1,600円でいいんですか? 値上げされた今どきのラーメンよりも安いんですけど。

 たまたま店主が留守で女将さんが一人でやっていたので、配膳まで30分はかかりました。ですが、秋雨のそぼ降る寒い日だったためかそばを食べに来る客は少なく、おいしい蕎麦を広い座敷でゆっくりと寛いで食べることができたのは僥倖でした。

sobadokoro benten 20220904

 つれあいからここがいいんじゃないと教えてもらって、通称狐越街道を県民の森よりもさらに先へと進んで、山辺町畑谷にある「そば処弁天」を初訪問しました。
 開店の11時を過ぎたばかりというのに、山間の静かな集落にあるこの店だけはすでに待ちリストに署名が必要なほどに混雑していて、ちょっとびっくりです。

 手打そば(大)+天ぷら、1,100+200円。
 満席からの注文なので、しばらく待ってようやく登場。
 蕎麦がうまい。「作谷沢そば生産組合」という農事組合法人がやっている店なので、そばの栽培から製粉までを自前でやっているようです。さらに、蕎麦に載っているワサビも、湧水を利用した地元産を用い、なかなか凝っています。「大」であればボリュームもオッケー。
 天ぷらだって、これで200円なら御の字。そこらへんに生えている「ひょう」、巨大なししとう、薄切りのサツマイモ、小ぶりのかき揚げです。

 この価格で楽しめるものとしてはとても上出来で、わざわざ遠くから駆け付けてくる客が多いのも肯けます。
 集落のおばちゃんたちのてきぱきとした客捌きも上々。そばつゆにもう一工夫加えれば、トップクラスの老舗蕎麦屋と肩を並べることができるでしょう。
 あと、つれあいの「並」と見比べると、並と大の価格差300円は大き過ぎるような気がします。

monzentsukumo shiten 202208

 久しぶりに気温が上がったこの日の昼は、蕎麦をもりで食べたいと思い、2年ぶりに富の中の「門前つくも支店」へ。

 もりそばの大盛り、700+100円。
 夏の暑い日に啜るにはピッタシの手打ち。箸袋には「手作り麺処」とありました。ここの大盛りは自分には最適量。不足感は全くないし、この程度にとどめておけば食後が楽。そばつゆ、薬味の量、漬物の塩梅など、いずれをとっても申し分がありません。こううまいと、天ぷらなんて余計だと感じてしまう。コスパも高いと感じました。
 満足のいく昼食でした。

kiyosumishokudo 202205

 丸2年ぶりにやよいの「きよすみ食堂」へ。
 ここでは過去に味噌ラーメンとカツカレーを食べているので、この日は未食になっていた蕎麦にします。

 メニューにはもりそば650円と板そば1,000円があり、やや耳の遠い店主に大きな声でこれらはどう違うのかと尋ねると、「量が違う」とわかり切ったことを言います。(笑) さらに問うて、板は2人前で薬味が違うこと、もりの大盛りは1.5人前よりもやや多い……と、言ったような気がします。(笑々)

 その話を踏まえて、もりそばの大盛り、650+200円を所望。
 「純手打ち」を謳う蕎麦は、つなぎが少ないためか多少短めな点以外は、鼻に抜ける蕎麦香も感じられて、うまい。
 この店のいいところは、漬物こそ付かないけれども、刻みネギとおろし大根がたっぷりと添えられていること。このぐらいネギがあれば不足感はないし、途中から辛味のある大根をつゆに加えれば味が変化して二度おいしい。おろし大根がつゆを多めに持ち上げることをきちんと計算しているようで、そばつゆは他店比でやや薄味になっていたように思います。
 なぜだかワサビは付かず。忘れたのか? しかし、そばつゆと蕎麦湯は十分な量でサーブされます。

 蕎麦というとかつては腹いっぱいになるまで食べていたけれども、このごろは今回ぐらいの量で充分に満足です。板そばにしていたら午後はぐったりだっただろうな。

 期待していた以上においしく食べられて、大満足。こうなると、メニューに何種類か記載されていた定食類もおいしいのだろうな、きっと。冷やしラーメンもいきたいところです。

sobadokoroharuma 202204

 蕎麦が食べたいと思い、「そば処」であるにもかかわらず過去2回は中華麺を攻めていた、馬見ヶ崎の「そば処春馬」を1年11か月ぶりに訪れました。

 もり天そば950円。小盛・並盛・大盛が同料金なので大盛りにして。
 配膳されての眺めがなかなかよいのは、天ぷらが大きく、天ぷら用の天つゆが添えられているからかもしれません。もりそばに170円を足して得られるかき揚げがなかなかゴージャスで、紅生姜のいい香りが漂い、揚げたてサクサク。食べながら「丸亀製麺」の野菜かき揚げ150円を思い出しましたが、大きさはそれと同じぐらいはあるし、それよりも油がよく切れていて食感がいいような気がしました。

 蕎麦に関しては、鼻を抜ける蕎麦特有の香りはあまり強くなく、手打ちの風合いもそれなりといったところ。そばつゆの昆布や鰹の風味に関しても、市内の老舗蕎麦処で感じられるほどの芳醇な旨味までは得られませんでした。ボリュームとしては男性なら大盛りが合っているようです。

 天ぷらの皿に残ったショリショリの天かすを蕎麦湯に投じて賞味。蕎麦湯の容器が小さかったので、おかわりを所望して猪口に2杯いただき、十分に満足感しました。

marushin 202204

 このところ蕎麦がマイブームになっていて、いろいろなところで食べようと、この日はほぼ4年ぶりに山家町の「山家茶屋丸新」を再訪しました。

 平日限定だという、もりそば+天ぷら(3~4品付)の大盛り、800+200円を。
 手打ち、やぶ系細打ちの、いい口当たりの蕎麦です。
 天ぷらは、ブロッコリー、プチトマト、半熟卵、ちくわで束ねた春菊と、一般の蕎麦店とはちょっと異なるネタ構成になっています。まあ、このうち3品は敢えて天ぷらにしなくてもいいじゃないかと思ってしまうけれども。(笑)
 薬味にはネギ、わさびのほかにおろし大根も少々。ほかにキュウリ漬、卓上には天かすが入った器が置かれています。

 量的には大盛りが妥当。コスパも上等。おいしかった。

shoppe 202204

 この日の昼は蕎麦だ。江俣の「そば処正平(しょっぺ)」では過去4回いずれも中華麺で攻めていたので、ここの蕎麦を賞味しようと、2年10か月ぶりに訪問しました。かつては朝9時ごろからやっていましたが、今は11時開店です。

 ざるそばの大盛り、650+150円。
 「もり」ではなく「ざる」なので、海苔が載っています。(メニューに「もり」は不存在)
 カレー色をした揚げ玉が付いているのが、なんだかうれしい。(味はカレー風味ではない)
 そばつゆは、それほど力の入ったものとは感じませんでしたが、これに揚げ玉を散らして食べればけっこうイケル。

 上には「板そば」1,350円が控えているので、大盛りでも普通盛りに毛が生えた程度の量だと困るなと思いましたが、それはまったくの杞憂でした。というか、自分の場合この量が必要十分。「板」を食べていたらあとで絶対に苦しい思いをすることになったでしょうが、ここまでならばぎりぎりでその心配はいらないようです。

 蕎麦湯もうまし。残しておいた少量の揚げ玉を加え、大根の甘酢漬けとともに、猪口に2杯。
 ふう、満足。今日もいい昼メシを食べた。

suzukiya takado 202203

 ここではまだ蕎麦を食べていなかったことに思い至り、2年9か月ぶりに訪問しました。
 知らなかったけど、訪問日の水曜は蕎麦全品50円引きとのこと(木曜は中華50円引き)。
 でもって、もりそば700円、げそ天250円(だったか)なのに、もりまたはかけにげそ天・小鉢が付いたそばセットは850円なのだと。そうであれば、選択は自ずと後者になるよナ。

 そばセットの大盛り、850+150-50円。
 古くない木製の容器に清潔感があり、いいんじゃない。おろし大根とたっぷりのネギにもそそられます。
 蕎麦は比較的細打ちのやぶ系で、好みとしてはもう少し太さがあってもいいかもしれません。量的な不足感はなく、おいしくいただけます。
 揚げたてのげそ天が白眉。サクサク感と足の柔らかさのどちらもすばらしい。これにわらびと油揚げの煮物、カブと白菜の漬物、ヨーグルトが添えられた寒天デザートが付いています。

 蕎麦湯が少なかったので、所望してお代わりをもらい、そばつゆもすべていただいて、ゴチソウサマでした~♪

nakaya 202203

 もりそばを食べに、若宮のそば・会席料理の店「なかや」へ。若い頃に何度か利用した記憶があるけれども、2006年以降の外食の記録を書き残しているマイブログに記事がなかったので、おそらく20年ぶりぐらいの入店となります。

 古い和館の広間で日本庭園を望みながら食べる店なので、はじめから量には期待せず、足りなければ家で冷凍麺を食べることにして、もりそば710円を。
 手打ち細めの更科系で、蕎麦に不満なし。華奢な盛りで、220円増しの大盛りにしたとしても足りなかっただろうと思う。
 什器もいいものを使っていて、心なごやかにゆっくりと楽しめそうな雰囲気はさすが、「そば・会席料理」を名乗るだけあります。
 熱くてたっぷりある蕎麦湯も上等でした。

jinen ya 202202

 蕎麦を食べたいと思い、どこの店にしようかあれこれ考えて家を出たものの、圧雪のため道路がすごいことになっている。これではできるだけまっすぐに帰宅したほうがよさそうだな。そう思いながらの用事後の運転中、天啓のように前方に蕎麦処が見えます。おお、神はここで食べろとの思し召しだ。思い描いていた店ではなかったが、ここでいい。
 去年の秋以来5か月ぶりの、寿町の「麺道自然や(じねんや)」。いい店で、2019年11月以降早くも4回目の利用となります。

 もりそばの大盛り、600+150円。
 これでも安いですが、初訪時に書いたインプレを見ると、当時は小鉢・漬物付きの二八そばが500円で食べられたので、それと比べればだいぶ高くなっています。

 そうは言っても、大盛りは十分な量があり、さすが山形の蕎麦屋だなと思わせます。少しウェーブが入ってやや色が濃くなり、以前食べた蕎麦からは微妙に変更されていますが、冷水での締め方やかなりの長さがあることなどは変わっていません。
 そばつゆが多いので、食後はつゆの半分ほどを備え付けの紙コップに一時退避させ、2回に分けて蕎麦湯を楽しみました。蕎麦湯の量も十分でした。

minatoya 202202

 昼はもりそば。そう決めて、丸3年ぶりに和合町の「手うちそば港屋」を訪いました。ここでは過去2回、評判の中華そばを食べていますが、本職の蕎麦のほうは未食になっていたのでした。

 もりそばの大盛り、670+200円。
 手打ちのわりには良心的な料金。ラーメンの大盛りが200円増しだと心理的抵抗が大きいですが、手打ち蕎麦ならやむなしでしょう。

 細・太の2種から選んだ太打ちは、平打ち風の切り方になっていて、喉越しと噛み応えの両方が楽しめるようないいつくり。おろしたてと思われる本わさびが鼻にツンと抜け、このあたりにも老舗蕎麦店らしい“粋”を感じます。
 しっかりした重量感もある陶器の蕎麦猪口が、手に小さくもなく大きくもなく、いい質感あり。そして、ここまでおいしくつくれるそばつゆ。いいですなあ。

 大盛りにしても、「そばのまるごまるご」や「こぶ原」のボリュームには及ばないので、大盛りが妥当。土瓶で供される熱い蕎麦湯をたっぷり楽しめるところも好感。
 いつもながら、いい蕎麦屋の蕎麦は満足感が高いです。