2021.01.16
酸漿珈琲茶館のナポリタン(山形市)

鉄砲町交差点の少し東側にある小さな店、「酸漿(ほおずき)珈琲茶館」を初訪問。
ナポリタンのセットを、無理を言って大盛りにしてもらい、700+100円。
注文を受けてからパスタが茹でられ、それにトマトソースを合わせてほっかほかのところをいただきます。ケチャップがでろりんとした昔ながらのつくりが、おじさんをして喜ばせる味になっています。“スパゲッティ”とはこういうものでなければいけない。
どこぞと違って、ちゃんとタバスコと粉チーズが添えられています。大盛りにしたのは正解で、ジャストフィットな量でした。
これに、ドレッシングがオリジナリティを強調するミニサラダ、そして食後にコーヒーと、自家製の胡桃寒天が付きました。
カウンターが5席ほどに4人掛けテーブルが一つと、店内は小ぢんまりとしていて、「あいにきて I・NEED・YOU!」(GO-BANG'S)などの平成初期のヒット歌謡がかかっていました。
一人で入ってもなぜだかほっとすることができる店。一人の食べ歩きって、楽しいなあ。
しばらく休業していたように思いますが、このところは昼のみ営業の月曜定休でやっているとのこと。価格もリーズナブルだし、休憩がてら寄ってみてはいかがでしょうか。
2021.01.10
トレンタ山形南店のトレンタ風ナポリタン(山形市)

青田にある「トレンタ山形南店」を初訪問。
こういう店で食べるものはほぼ決めていて、トレンタ風ナポリタン836円を。
大盛り220円増しと値が張り千円を超えてしまうので、普通盛りで。また、サラダとかドリンクとかは高いわりにはたいしたことがないのが相場と言っていいのでパス。パスタが単品でこの価格であること自体、すでに高いと思っている。
配膳されたものは、想定していた以上にしょぼい。
「具だくさんでボリューム満点、仕上げの特製醤油でほんのり和風に」とメニューにあったけど、これが具だくさんだと言うのなら、他店で見かけるナポリタンは具具だだくくささんんぐらいにはなるだろう。量も不足。卓上にタバスコも粉チーズもなし。これで客がたくさん集められるのであれば、それは商売繁盛でようございます。
ああ、しょうがないものを食べてしまった。
味は悪くはないけれども、価格と量には大いに問題あり。この店は自分のような人種はお呼びでないのかもしれません。おそらく二度と入店することはないでしょう。
2020.12.14
スパゲティー・洋食の店アーリオのアーリオ風ナポリタン(南陽市)
「イオンタウン南陽」近くにある「スパゲティー・洋食の店アーリオ」を初訪問。もともと長井市にあった店が移転してきたようです。
アーリオ風ナポリタン980円。
“大きめの野菜とスクランブルな卵がアーリオ風。新しいけどなつかしい、オススメメニューです。”とのこと。

はじめに配膳されたのはサラダ。大きいボールに何種類かの野菜がたっぷり入っていてゴージャス。少々水切りが甘いところがあるけれども、2種類のドレッシングをかけておいしくいただく。この店の白眉はこのサラダだと思う。

パスタのほうは、大きめにカットした茄子がフィーチャーされています。正直言って卵は邪魔。これ、なくていいから、100円安くしてほしい。
トマトソースは、子供の頃にはスパゲティと言えば唇をでろでろ、真っ赤にして食べていた自分にとっては(笑)、洗練度が高すぎてお上品に感じ、もっとケチャップを使ってごてごてにしたほうがいいんじゃないのと思ったところです。
アーリオ風ナポリタン980円。
“大きめの野菜とスクランブルな卵がアーリオ風。新しいけどなつかしい、オススメメニューです。”とのこと。

はじめに配膳されたのはサラダ。大きいボールに何種類かの野菜がたっぷり入っていてゴージャス。少々水切りが甘いところがあるけれども、2種類のドレッシングをかけておいしくいただく。この店の白眉はこのサラダだと思う。

パスタのほうは、大きめにカットした茄子がフィーチャーされています。正直言って卵は邪魔。これ、なくていいから、100円安くしてほしい。
トマトソースは、子供の頃にはスパゲティと言えば唇をでろでろ、真っ赤にして食べていた自分にとっては(笑)、洗練度が高すぎてお上品に感じ、もっとケチャップを使ってごてごてにしたほうがいいんじゃないのと思ったところです。
2020.11.16
いつもの場所江俣店のいつものナポリタン(山形市)《閉店》

この日の昼はナポリタンが食べたい。それだったら未訪の店がいいなと考えて、「いつもの場所江俣店」に初めて行ってみました。
「いつものナポリタン」935円。パスタを大盛りにしても同料金だというので、そのように。
氷の入ったお冷があればよい者にとっては、飲み物のオーダーを催促しない店の姿勢が好ましい。
メニューには普通の「ナポリタン」869円もありましたが、両者の違いはわかりません。
タバスコを振り、パルメザンチーズもたっぷり使わせてもらって、いただきま~す♪
パスタは細めで、つまみ上げた適量がいい具合にフォークに巻き付いてきて食べやすい。太めのソーセージを斜めにスライスしたものが多めに入っていておいしい。
そば、ラーメンのほかパスタでも、そもそも量が少ないことにはいちばんがっくりくるものですが、大盛りのボリュームは確かで、このぐらい食べれば十分に満足です。
2年余り前に「大野目店」を訪れたことがありますが、個人的にはこちらの「江俣店」のほうが落ち着く感じで、食後もしばらく文庫本を読んでゆっくりさせてもらいました。
次回使えるデザート券をくれた、快活で笑顔がいい女性店員さんもいるし、なかなかいいです。店員さんに惹かれてよく利用するようになることって、ありますからね。
2020.08.30
サイゼリヤ桜田東のスパゲッティアラビアータ(山形市)

これまでイタリアンレストランのチェーン店は眼中に入っていませんでしたが、リーズナブルな料金でパスタが食べられるようなので、このたび「サイゼリヤ桜田東」を初訪問しました。
ランチメニューの中からスパゲッティアラビアータの大盛りにドリンク・バーを付けて、500+100+100円。
サラダ・スープ付き。スープはスープ・バーからセルフで持ってくるようになっていて、肉のブイヨンの風味を感じるコンソメスープをカップに2杯。サラダはクルミの入ったおいしいものです。
ドリンク・バーは、大きくないグラスにメロンソーダなどを3杯。使い倒すまでには至りませんでした。
メインのパスタは、俗にいう和製のナポリタンに近い味。5mm角ぐらいの棒状のベーコンが多めに入っていてチープ感はありません。このデキであれば、一般店のナポリタンが今どき800円ほどすることを考えれば、コスパは高いと言えるでしょう。大盛りの量もしっかりしています。
イタ飯にはこれまで興味が薄くて知らなかったケド、アラビアータとはイタリア料理で、唐辛子を利かせたトマトソースのこと。たしかに唐辛子が効いていたけれどもそれで足りないので、備え付けのホットソースを加えて食べました。粉チーズがあればよかったのですが、見当たらないようでした。
後で消費税を上乗せするような小賢しさもなく、好感。一方で、クレジットカードが使えないのが惜しい。
平日のランチが土曜日にも食べられるようなので、またいつか、500円のチキンキーマカレーあたりを狙って再訪しようと思っています。
2020.07.18
食事呑み処あぽろの昔ながらのナポリタン(天童市)

R13天童バイパス沿い、東長岡の「食事呑み処あぽろ」をちょうど6年ぶりに再訪しました。
メニューを見ると、ラーメン、そば、定食、定番洋食と、何でもあり。前回は店一押しのDXタンタンめんを食べているので、今回は洋食の中からカレーライスとどちらにしようか迷いながら、「昔ながらのナポリタン」800円にしました。
配膳されての第一印象は、うっすらとガーリックの香り。ケチャップの色がきれいだし湯気が上がっていて、たいへんよろしい。
洋風スープではなくワカメの味噌汁が添えられるあたりが“昔ながら”らしいところでしょうか。
タバスコふりふり、パルメザンチーズをたっぷりかけて食べたパスタは茹でがよくアルデンテ。ケチャップが多めに使われ、炒め油もちょうどいいと感じます。そしてパスタや具材の量も不足を感じないレベルになっています。
添えられた野菜にはみずみずしさがあり、食感もいいです。
こうしてみると、「昔ながら」としてかなりレベルの高いものに仕上がっており、ここのメニューは何を食べてもいいセンいくのではないかと思ったところです。
9種類ある定食はごはんお替り自由だし、きっとカレーライスなんかもおいしいのではないか。850円のゲソ天板そば(きざみのり付)はどうなのだろうな。……と、この店に対する興味は深まるばかりです。
2020.01.21
MMC ORGANIC CAFEの昔ながらのナポリタン(宮城県名取市)

沖縄へと向かう旅。10時台に仙台空港に着き、12時近くのフライトに乗れば15時過ぎに那覇に着く。ではまず乗る前に腹ごしらえだ。
空港内のレストランには大きな期待はしていないので、何か腹に入ればよろしい。エスカレーターでレストランフロアに上がり、右手にあった「MMC ORGANIC CAFE」でいいか。
カレーライスが980円でこれがほぼ最安。それもいいがそれは過去に一度食べているので、最近マイブームの「昔ながらのナポリタン」1,080円にしてみました。
ケチャップ過多のナポリタンがいいと思っているのですが、ここのは最近食べたナポリタンの中では比較的ケチャップが少なめでお上品。そうは言っても「昔ながら」を名乗るぐらいだからけっこういいセンはいっているのだけど。
ベーコンやウインナーが多めに入っていて、いちおうチンケだけれどもサラダが付いていますが、そうだとしてもナポが4桁というのはいかにも高い。まあな、ここは空港内のレストランだものな。
いやなら食べなくてもいいんですよ、ほかに客はわんさといるので店はそう簡単にはつぶれないんだもんね。店員の顔にはそう書いてありました。あ、もちろん冗談ですよ。(笑)
2020.01.03
アマービレの昔ながらのナポリタン(山形市)

表蔵王「ぐっと山形」のフードコート内にある「アマービレ」を初訪問。
昔ながらのナポリタン、630円。
店ごとに券売機があり、その中から選びますが、「大盛り」ボタンがないので店員さんに尋ねると、「大盛りはないのです」とのことでしたが、「大盛りにしておきますから」とにっこり。スバラシイ。この応対は褒めたい。
名前のとおり、まったく昔ながらの味がするスパゲティでした。
ボリュームにも満足です。
若宮にも「カフェ アマービレ」という店があるのだけど、こことは関係があるのでしょうか。
2019.12.30
軽食&喫茶木の実のナポリタン(上山市)

上山市四ツ谷、旧13号沿いの「軽食&喫茶木の実」を初訪問。
古くからある喫茶店。そのうち入ってみようと思い始めてからもう10年以上が経過しています。
ナポリタン700円。この10月から50円アップしています。
期待どおりのケチャップ過多で味の濃いスパゲティになっていて、ベーコン、マッシュルーム、タマネギなどの具材が豊富。それにフレッシュなレタス、トマト、ポテサラが添えられています。
これだけで価格並みの価値は十分あるのですが、昔からずっとこのスタイルだという小鉢が4つ。惰性で付けているわけではなく、これらがまたどれを食べてもとてもおいしい。小鉢ずらりのこのスタイルはなんだか山形松原の「味むら」を連想させます。この界隈では洋食界の「味むら」。(笑)
いずれにしても、コストなんてあまり眼中にない模様です。
年配の男性一人でやっているようで、今年で43年になるとのこと。「なんとか50年はやりたいと思っているのだけど……」とのことでした。
価値ある食事をさせてもらったので、いずれまた、今度はオムライスを食べに行こうと思います。
2019.12.22
COPIN天童店のナポリタン(天童市)

ナポリタンが食べたくなり、どこかいいところはないかと考えて、イオンモール天童のフードコート内にある「COPIN天童店」を初訪問。
ナポリタンのやや多め、つまりは「大」、803円。
これが大当たりで、もっちりとしたパスタが、これまであまり食べたことのないような秀逸さ。レンジによる加熱だろうけれどもとても熱いし、トマトソースもたっぷりで美味でした。
フードコートでこれほど満足できるものに出会えるとは。もしかしたら自分はお安くできているのかな。
量的にも不足感なし。フードコートも悪くないことがわかったので、これからはこういうところにある店も視野に入れて攻めてみようと思ったところです。
2019.07.06
洋風定食自由軒のナポリタン(山形市)

10か月ぶりに「洋風定食自由軒」へ。
これまでここでは定食類ばかりを食べてきたような気がするので、ナポリタンの大盛り760+100円にしてみました。
しばらくして配膳されたのはドカ盛りのナポリタン。おおすげぇ。普通盛りがどの程度なのかはわからないが、わずか100円プラスで得られるこの「大盛り感」は迫力あり過ぎです。
全部食べられるだろうかと思いながら食べ始め、ほぼ折り返し点と思われるあたりで通常の満腹度合いとなり、その後はがむしゃら気味に口に放り込むのだけれども、その作業とは裏腹に量がなかなか減っていかない状態となりました。
パスタで感じるこの感覚は、飯田西の「ろかーれ」で食べたナポのドカ盛りのときとよく似ています。
でもまあ、おいしいので完食。市販のサザンドレッシングでまとめた手切りのキャベツもいい味出していました。
これで100円増しとは、何かの間違いじゃないのか? ライスの大盛りとはわけが違うと思うのだけど。
3桁でこの充実度を発揮する「自由軒」に幸あれ。冷しラーメン大盛り1杯で4桁を取る街なかの某店は、この店を大いに見習ってほしい。
2018.10.22
レストランろかーれの昔ながらのナポリタン(山形市)

飯田西のドカ盛り洋食店「レストランろかーれ」へ。
量が多いことでは山形市の人々に膾炙している店。我が家も子供たちが食べ盛りの頃に訪れたことがあり、今回は7年1か月ぶり3回目になるでしょうか。
我々の年代にとってスパゲティと言えばこれしか考えられない、昔ながらのナポリタン890円。
茹で上がっていたパスタを注文後すぐにトマトソースでジュワジュワやっている音が厨房から聞こえてきて、5分も経たないうちに配膳となりました。
ほーら、ドカ盛り。全部食べられるかなぁ?というのが第一印象。
スパイシーな味がするレタス入りのスープ付き。
粉チーズはデフォで卓上にはなし。湯気もうもうのアッチチで噎せそうになりながらいただきますが、食べ始めての感覚では明らかに一般店の2人前もしくはそれ以上の量があります。空腹感が解消されたと感じる頃になってもまだ半分以上は残っています。
多いとは言いながら、大ぶりカットのベーコンをはじめ、タマネギ、ピーマン、パプリカ、マッシュルームなどが惜しげなく投入されており、味もいいので、どんどん食べ進めることができます。途中からタバスコを使って味を引き締めます。
茹で上げと炒め具合が絶妙なためか、大きいサイズのフォークにパスタがしっくり馴染んで一口サイズへの巻き上げが楽。したがって食べるのも楽。
腹は膨れ過ぎるけれども、最後までおいしくいただくことができました。
ああ食べた。子供の頃にたまのごちそうとして食べていたナポリタンを今は食べたいだけ食べられて、とってもシアワセです。
2018.10.02
レトロキッチンponpoko-rinのナポリタンセット(山形市)《閉店》

蔵王成沢の旧国道13号沿いにある「レトロキッチンponpoko-rin」を初訪問。2018年6月に開店した店。その前は「じょっぱり」という居酒屋だったように覚えています。
「今日の日替りはハッシュドビーフです」ということでしたが、今何が食べたいかをよく考えて、「昔懐かしい味ナポリタン」のランチセット680+200円にしました。
ステンレス製の皿で登場したナポリタンはなかなかおいしい。奇を衒うところがなく、上品にも下品にも振れていない正統派です。
ナナメ切りしたソーセージにマッシュルーム、ピーマン、タマネギ。べたつかないトマトソース。これに粉チーズをたっぷり、タバスコを少々ふりかけて、フォークでくるくる。箸が添えられているところも好感。
プラス200円で日替りスープ、サラダ、ドリンクが加わります。手抜きがなく、ポタージュのスープがおいしいしサラダも新鮮。飲み物はホットコーヒーを食後に。
量は標準的ですが、こういう店ではボリュームを求めるものではないのでしょう。
居酒屋居抜きのためか、和風の木製座卓で胡坐をかいて食べるミスマッチがユニークですが、レトロキッチンの風情が出ていてそれもいいと思いました。
その先のラーメン店「蔵王(くらおう)」が店仕舞いしていましたが、飯田の旧「ほとり」の店舗へと移転した模様です。
2018.07.13
いつもの場所大野目店のナポリタン(山形市)

「いつもの場所(ところ)」は市内3か所で店舗展開しているようですが、これまでに入ったことなし。
で、このたび、10時半開店のココでブランチをとろうと、山形市五十鈴の「いつもの場所大野目店」を初訪問しました。
食事は11時からとのことなので、サラダ・ドリンク付きのパスタセットからナポリタンをチョイスして、まずはカフェオレをもらって11時になるのを待ちます。1,242円です。
サラダはレギュラーサイズの充実したもので、たっぷり野菜をとれたなぁと思えるもの、フレンチドレッシングをうっすらまとった、冷蔵庫から出してきたばかりの冷え冷えのもので、これはよし。
パスタは、無料サービスの「大盛り」にしたところ、充実のボリュームでこれもよし。喫茶店標準の2倍近くはあったのではないかと思う。
茹で上げで、食べていて鼻水が出てくるほどの熱さがあります。パルメザンチーズたっぷりとタバスコを少々。
具材は多くなく、ウインナーソーセージの輪切りと少しのタマネギぐらい。トマトソースがおいしい。
正直言って、子連れママ友やおばさんグループなどが出入りするこの手の店は苦手とするところ。4人掛けソファセットのテーブル席は本来ならゆったりと寛げる環境なのだろうけど、自分としては止まり木椅子のカウンターやデコラ張りのテーブルなんかのほうが、食事時にはなぜか落ち着くのだなぁ。また、パスタを1,200円かけて食べるというのもあまり本意ではありません。
2018.02.25
花・花のナポリタン(山辺町)《閉店》

山辺町の北のほう、R458沿いにあるパスタの店。食べログ情報では日~火・木の夜にラーメンを出しているというので、18時頃に初めて行ってみました。
しかし、ラーメンはやっていないのですと店の女主人。眼力のある表情で「お食事でしたらパスタか、あとは焼きそばとケチャップチャーハンになります」とていねいに教えてくれます。
それではと、ナポリタン850+税=918円をセレクト。
茹で上げのパスタを提供するので少々待ち時間がありますが、浅めに茹でられたプリプリ食感のものが登場。茹で上げてすぐのパスタっておいしいのですね。
あとがけしたタバスコだけでは得られない、独特の辛さがある特製トマトソースがとても美味。添えられたハーブの風味もよく、格調の高さを感じます。
サラダも何種類かのハーブや豆類が入っており、凝ったものになっています。
注文時はナポリタンに900円かぁとも思いましたが、食べてみてこれならそれも高くはないと考えなおしたところ。
ラーメンがないのは残念でしたが、おいしいナポリタンがいただけました。
2017.11.14
☆レストハウス嶋のナポリタン ~寒河江市

寒河江市民浴場と道路を挟んで真向かいにある「レストハウス嶋」を初訪問。昭和の面影を遺すノスタルジックな食堂です。
食べログで見ると、ここでは中華、そば、うどん、丼、定食類を供し、その定食類の中に忽然と「ナポリタン」が現れるのです。その写真もまた、古きよき時代を髣髴とさせるものだったので、今回はそれを狙っての訪問です。
ナポリタンの大盛り600+100円。
自分よりもあとに入店した客の中華そばに遅れて配膳。そうなのだ、炒め物はラーメンとはかかる手間が違うのですよ。それをラーメン並みの格安価格で提供するのだから、この店は立派なのだ。いや、立派かどうかは食べてみるまではわからないけど。
一見してではわかりにくいかもしれませんが、けっこう盛りがいいです。しかも茹でたてで熱々。湯気がもわもわと出るぐらいのつくりで、つまりは脂質のコーティングが緩やかで水分が多いということでしょう。
パスタ対比でのケチャップの量が多く、これこそが昭和のナポリタンであることを証明しています。
タバスコを少々、パルメザンチーズを多めに、それぞれふりかけてフォークでくるんで食べれば、ぬるりとした感じがして適度な量が持ちあがり、トマトソースのおいしさが一口めからびしびし伝わってきます。
角の丸くなった固形トマトがあちこちに見られるあたりに惚れぼれ。ほかの具財としては、タマネギが中心で、ピーマン、小さく刻んだニンジン。豚肉やハムなどは見かけなかったので、入っていないと解釈するべきでしょう。肉を欲していない身としてはそれでも十分においしいと思いました。
生野菜が付いているのがグッド。ドレッシングがデフォでかけられていますが、それがスパゲティソースと干渉しないよう盛り付けに注意が払われているところが素敵です。
店主兼シェフと思われる誠実そうな男性が配膳。一人でこんなに多くのメニューをこなすということは、彼は若い頃に東京かどこかの大きなレストランで修行してきたのかも知れないなぁなどと思いながら、しっかりした量を使い慣れないフォークですべておいしくいただきました。
今回は衣服にケチャップのシミをつくることなく、上手に食べることができました。(笑)
2017.10.06
☆十字屋山形店ファミリー食堂のスパゲティセット ~山形市《閉店》

子供の頃、家族でデパートに買い物に行き、高い階にあるレストランでみんなで食事をする――というのが大きな楽しみでした。
しかしそのようなほのぼのとした時代はすっかり過去のもの。山形市域では駅前の十字屋山形店の閉店が決まり、その8階にある「ファミリー食堂」も来年3月までには消滅してしまうことになるのでしょう。
小さかった頃のノスタルジーを胸に、おそらく最後となるであろうデパート飯を味わいに行ってみました。
広いホールに客はまばら。子どもを連れた家族の姿はなく、高齢者の一人客が目につきます。時代は明らかに変わりました。
ユニフォーム姿の若いウエイトレスの華やかだった姿もありません。当時は売り手市場だったために、ウエイトレスたちの食べさせてやると言わんばかりの仕草や表情は子供にも伝わってきたものでした。一方、硬い紙製の食券を片手の指でパチンと2つに切る独特の技には、到底真似できないなあと感心したのを覚えています。
スパゲティセット、950円。
ナポリタンと海老グラタン、サラダ、スープのセットです。
まだぐつぐつしているグラタンが運ばれてくるあたり、そそるものがあります。商品の見せ方が上手です。
ナポリタンは、美味。フォークでくるくる巻くと適度にまとまる感じの粘度とパスタの長さ。つまり、ケチャップの使い方が上品だし、炒め方が職人技だから、ということなのでしょう。
スプーンも付いていましたが、パスタは日頃から食べ慣れていないので、その使い方がよくワカラナイ。なので、フォーク1本ですべてをいただきます。日本人にとって箸とはなんと完成された道具なのだろうかと思いつつ。
グラタンは熱々でチーズ風味がよく、市販のオレンジ色のドレッシングを使ったサラダは新鮮で安定感抜群、オニオンスープもこの場にふさわしい。
洋食のほか中華料理、蕎麦、ラーメン類など何でもござれの優れたレストランで、内容もよく、10時から開いているという、使い出のある食堂。いまさらながら、なくなるのが惜しいと思った次第です。
2017.08.28
☆山形翁のそば屋のナポリタン ~山形市

「そば屋のナポリタン」を出すというので、山形市浜崎にある蕎麦屋「山形翁」を初訪問。
店主の息子が仙台にあるナポリタンの人気店修業をしてきたそうなのです。
そば屋のナポリタン大盛り750円。
蕎麦屋の厨房からパスタを炒める油と香りが漂ってくるというのがミスマッチで面白いと思う。
運ばれてきたのは見事な太麺で、和えられたトマトケチャップがやたらと多いです。これを箸で食べるのが蕎麦屋流。
パスタは茹で置きのものだろうし、ごってりしたケチャップの使い方もけっして上品とは言えません。しかし、昭和の時代に子供たちが食べていたナポリタンはまさにこんな感じで、ケチャップ過多でやたらと塩辛い味のものを使い慣れないフォークで蕎麦のように啜り上げ、口の周りをどろどろにして食べていたように記憶しています。
粉チーズたっぷりとタバスコ少々を振りかけて、まずはオーソドックスに。次は添えられたワサビをちょい付けして。そして、標準装備されている鰹節と半熟卵を使った「卵だし」につけて。
ワサビは感じるところがあったものの、熱々のスパゲティを冷たい卵だしに付ける食べ方はむしろマイナスのように感じました。
ボリュームは満点。食後感はケチャップの塩辛さが口に残りました。
楽しかったですが、再訪の機会があれば、「本業」の蕎麦を食べてみなければならないでしょう。
2017.07.13
☆真里夢のスパゲッティハンバーグ ~朝日町

朝日町玉ノ井地内、R287沿いにある小さな店「真里夢」を初訪問。けっこうボリューミーらしいのです。
入店すると、喫茶店風ではあるけれども、奥に畳敷きの小上がりがあり、地域の食堂的な機能も果たしている様子。マンガなどの読み物がたくさん雑然と置かれており、整頓はやや不足気味です。
卓上のメニューを見ると、スパゲティ類やピラフが500円、ピザトースト400円と格安設定。最高値は750円で、今回は高値圏の中からスパゲッティハンバーグを選んでみました。
うっひょー、噂に違わずすげえボリューム。全部食べられるだろうか。
サラダは切り出したばかりのキャベツにレタス、キュウリ、トマトが添えられ、とてもフレッシュ。フレンチドレッシングが多めにかけられておいしくいただけます。
店の奥さんが手づくりしたのであろうハンバーグは特大サイズ。オバール型で、最大直径20cmとまではいかないでしょうが、これをフォークとスプーンで食べるのは難しく、ステーキ用のナイフが欲しいと思うほどでした。たっぷりのハンバーグソースも食欲をそそります。
ナポリタンは、奇を衒ったところのないオーソドックスな味で、ほどよいケチャップの和え具合。ナポリタンは懐かしさを感じさせる素朴なものがいいと思っていますが、これはまさにそんな印象です。量があり、マッシュルームやベーコン、ソーセージなどがパスタを邪魔しない程度に入っています。
ああもう、満腹。おいしかったなあ。
換気がよくなく、調理時の油分が店内に籠るためにあちこちぺたついているのが惜しいところ。
でもまあ、この味と量ならば作業服系の男性軍からも厚い支持が得られることでしょう。
ハンバーグカレーや、焼肉ライス、ピラフとピザトーストがセットになったものなどにもいずれ挑戦してみたいと思いました。
2016.12.23
☆ガッティ・アマンドの生パスタのナポリタン ~鶴岡市

鶴岡の美咲町にある「ガッティ・アマンド」というパスタとピザの店を初訪問。ブルーム第5弾を使った店めぐりの5店目です。
パスタ・ピザ・ケーキの店で、店の前の駐車スペースが4台分しかなく周辺も停めづらい雰囲気なので、客の入りが制限されている感じです。幸い1台分空いていたので、すんなりと入店。店内は小ぢんまりとしたフロアにわりと稠密にテーブルが並べられています。
生パスタのナポリタン、サラダ付き、880円のところ540円。
茹で上げ熱々で、全体としてぽってりとした感じの仕上がり。生パスタを謳うだけあって、平打ちのパスタの食感はもっちりとしていて、パスタというよりも中華麺のよう。おいしいです。
ウインナーソーセージ、タマネギに加えて、アスパラガスが入っています。
タマネギの炒め具合がよく、適度な存在感があって、いいと思う。ソーセージの味がやや強めで、こちらは全体の味を引き締めている印象です。
サラダも、様々なものが入っていて秀逸です。
外でパスタを食する習慣がないので他店と比較できる材料は持ち合わせていませんが、出来のいいパスタの範疇に入るのではないかと思いました。
ブルーム第5弾が始まって間もないからか、これまでのところお邪魔した各店とも混雑にはぶつかっていません。3月末まで使えるわけですが、後半になればそういうわけにもいかなくなると思うので、今のうちに精力的に回っておきたいと考えています。