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katsuya 201303

 夜11時の一人メシ。こういうシチュエーションにはちょうどいい安・近・旨の店。
 定番のノーマルなかつ丼ではないものを食べようと思って入店したところ。カレーカツ丼というフェア丼をやっていたので、それを。

 カレーカツ丼514円。
 カレーの香りが、仕事で疲弊した神経を鼻腔経由でくすぐり、いい具合。いつものカツ丼と比較すれば、カレーが加わり、タマネギがなくなり、卵が少ない――というシロモノか。

 自分としては、骨からへつった肉と汁を鍋から掬ってごはんにぶっかけましたというチェーン店仕様の牛丼よりは、こちらのほうがご馳走のように思えます。
 ジャンキーの範疇からは抜け出せないにしても、ひとつひとつ揚げて、切って、煮込んでできるどんぶりですからね。

 ボリュームも、深夜に食べるにしては多いくらい。
 この値段であれば、味、グレードともに立派と言えるでしょう。

sutadon 201306

 山形バイパスの飯田陸橋付近、「なか卯」があったところに5月にできたチェーン店。関東・関西圏のほか東北の仙台と山形で展開しているようです。

 旗艦メニューのすた丼630円を。
 ジャンキーですが、ボリュームは満点。牛丼チェーンの大盛りぐらいはあるでしょうか。
 塩味の強い醤油ダレでジュワジュワやった豚バラ肉に香ばしいニンニクの香りがついて、それなりに美味。しかし、冷静に考えると牛丼チェーンよりも値段が高めで、格別得したなぁという感じはありません。

 翌2時まで営業。帰りが遅くなって一般店が閉まった夜の時間帯などに、ちょっと寄って腹を満たして帰る、という使い方になると思います。

yoshinoya 201307

 未訪問の食堂を目当てにわざわざ天童まで行ったところ、お目当ての店は先の豪雨による断水の後遺症があり臨時休業。そこで入ったのが、ここも初めての「そば処吉野屋」。牛丼の「吉野家」ではありません。
 ここは、ごはんものにプラス200円で半ラーメンが付けられます。そこで、カツ丼750円、親子丼700円、カレーライス650円などと半ラーメンを組み合わせようかともと考えましたが、ごはんものメニューの2番目に書いてあるスタミナ丼というものとセットでいくことにしました。

 スタミナ丼+半ラーメン、700+200円。
 スタミナ丼は、ごはんの上に野菜炒めと豚の焼肉がのっかるもの。野菜炒めはキャベツ、タマネギ、モヤシ、ニンジンなどで、野菜の芯の硬さが残らず、かといってしんなりし過ぎずの絶妙な炒め具合。この野菜の炒め汁と焼肉の汁がごはんにかけられて、やや油が強め。見た目より塩辛くないのがいいです。

 ラーメンは、醤油が際立つ素朴な味で、麺は自家製と思われます。きちんと「半」ラーメンと謳ってくれているので、量についてはそれならば妥当と思わせるものがあります。チャーシュー、メンマ、ナルト、海苔などは「半」ではなくきちんと入っています。

 これらに添えられるのは漬物と、梅干しかと思ったらさにあらず、さくらんぼのシロップ漬け。さすが、さくらんぼの一大産地です。

sukiya 201308

 盆休みに朝発ちで旅に出るので、ぱぱっと食べられるものをと「すき家」に赴き、期間限定の「お好み牛玉丼」の並盛とサラダセット(サラダ+味噌汁)、390+100円をチョイス。
 ふつうの牛丼並盛が280円なので、こうするとメインの丼はプラス110円というわけですが、味に大きな変化が出てこういうのもアリかなと。

 牛肉の下のキャベツは生の乱切りで、これがお好み焼きのような風味を醸し出しています。マヨネーズは多くの和食にも合うので、おおむね想像はつくでしょう。
 上品なヒトは生卵を別の器に割り落として卵黄だけを丼にかけるのでしょうが、そんなのはもったいない。卵はそのまま丼にぶっかけ、白身も一緒にずるずるといきます。

 セットのサラダにはご自由にドウゾのシーザードレッシングをかければ、これはこれとして立派な一品になるし、味噌汁もきりりと熱くてよろし。
 これで490円なら、カンペキに納得してしまうなあ。

sukiya348 201403

 夜の9時過ぎに訪問。
 今回はコクみそ野菜牛丼(ミニ)のサラダセット400+100円にしてみました。

 コクみそ野菜牛丼は、すき家のホームページによれば、キャベツ、人参、ピーマン、玉ねぎをすき家オリジナルのみそだれで仕上げたもので、八丁味噌と仙台味噌、豆板醤、甜麺醤、豆鼓醤を使っているとのこと。

 メニューでは牛丼の上に野菜がぶっかけられたようなどんぶりひとつのものでしたが、サーヴされたものはこんな感じ。別皿のコクみそ野菜、いわば似非風の回鍋肉はややショボ。でもまあ、味は許せる。
 セットのサラダは卓上のドレッシングでおいしくいただく。自由にかけてねというのがいいと思う。

 この時間に食べるのであれば、ミニで十分ということを悟る。ミニとは言いながら、ふだん家の夕食で食べる一膳のごはんよりも多いのですから。
 吉野家のごはんよりもずっとまともだし、これで500円ならば納得だな。

yachiotoko 201405

 初訪問にて、天丼864円。
 評価すべき点。
  1 女将さんの供するお茶が熱くてきれいな緑色。
  2 これは井戸の手桶か?!というようなデカい器に驚かされる。
  3 天ぷらがいい。茄子、春菊、カボチャ、マイタケ、キス、海老の6種。
  4 箸休めはもずくの酢の物というのがステキ。
  5 味噌汁がきりりと熱くてグッド。
  6 店のネーミングはスバラシイ。

 惜しいと思わせる点。
  1 器を持ってかっ込めない。(そのためスプーンがついている)
  2 ごはんの量が少ない。
  3 モズクは沖縄のそれのような太さやニュルリ感に乏しい。
  4 消費税外税がウザい。

 高さ20センチ以上はあろうかという桶型バベルの塔の器にはびっくり。あまりのハイタワーに、もしかしたら二段式だろうかと思って中ほどをいじってみましたが、どこからも分離しませんでした。(笑)
 やはり丼物はどんぶりを持ってがつがつといきたい。それができないと、いくら味がよくてもちょっとなぁ……となる。

marumatsu-air 201408

 夏の沖縄旅行は、仙台空港発のフライトが11時50分なので、いつも昼メシで悩む。遅くとも45分ほど前に空港入りするとなると、空港周辺の店は開いていないし、空港内はたいしたことないものが高い。
 空港内の店でいやなのは値段だけでなく、店員の「食べさせてやる」とでも言いたげな態度。高速のSA、社員食堂、共産主義国の国営食堂など、競争相手がいない、もしくは少ない店というのは、どこも店員が横柄で笑顔がなく、商売人としての基本姿勢がなっていないと思う。
 というわけで、空港で食べるのは抵抗があったのですが、この店の場合、まずは接客態度は悪くなかったので一安心。

 天丼ミニそばセット1,100円。
 しかしどうだ、高いだろ。
 一箸で軽々と全部持ち上げられるこんな小さい冷奴って、初めて見たぞ。
 それから蕎麦。コシがなく、色が白く、山形人などにはウケないタイプで、量が少ない。ミニそばとはよく言ったものだと思う。

 天丼。これはどんつゆが必要以上に多めにかけられていて、自分としては好きだが、嫌う人もいるだろう。ネタは、かぼちゃ、海老、ナス、春菊、ピーマン。さっくりと揚がっていておいしかったと思う。

 今回久々に空港内の店を利用しましたが、次回からはまた昼食で悩むことになるのだろうな。

unaroku 201409

 敬老の日に、母を連れ立って家族で初訪問。
 我が家の場合、鰻は昔から「あげつま」と「染太」を贔屓にしており、町の中心地にあるこの店はよく知らなかったのだった。

 鰻重(梅)、2,500円。某サイトによると、同じものが2007年7月には1,470円、10年7月では1,600円、11年7月では1,800円だったようですが、シラスウナギの激減の影響で現在はこの価格になっています。
 でもまあ、一昨年の5月、「あげつま」で、鰻重の上が7,823円、中でも5,460円とあるのを見て仰天した経験があるので、この程度ならちっとも驚かないのだ。――と、強がってみる。

 梅は最低グレードで、ご覧のとおり蒲焼が1枚と半分。その上の竹になると立派に2枚になるようで3,600円になります。半切れ分が1,100円。さあ、あなたならDOTCHを選びますか。
 我々はこの店に駐車場があるのを知らなかったため、民間のパーキングに200円を支払いましたが、それって蒲焼に例えれば半切れの5分の1程度なのだなあと笑い合ったところ。

 重くない味のタレがほどよくかけられて、風味は上品。適量のごはんにパリパリのお新香、衒いのない肝吸い。3拍子揃って美味しく、ゆったりとした時間を過ごしました。

 天重もあるようで、こちらは1,500円から1,800円。鰻屋に入って天ぷらというのもどうかと思いますが、こっちのほうがずっとリーズナブルなことだけは間違いありません。

yamashita 201410

 タマネギがいい仕事をしているというかつ丼を食べに、東根温泉へ。
 しかし、かつ丼を食べるためにわざわざ東根まで行く自分というのもどうかと思う。

 かつ丼、850円。
 おーしおーし、わざわざ来た甲斐があったというような、うまそうなビジュアル。
 やはりタマネギがいい。大きめにカットされて存在感たっぷりにトッピングされています。
 食べてみると、その甘みが、全体として塩辛めの味にうまくマッチして、ホント、とてもいい仕事をしています。豚カツばかりが主張するこの頃のカツ丼に喝!って感じです。

 どんつゆに関してはやや濃いめで、鰹・昆布ダシ風味というよりももう少し香ばしさの混じった印象のもの。きっと隠し味に何か使っているのでしょう、これが美味。
 カツのほうは、厚みはノーマルですが、ごはん全体を覆い尽くす大きさがあり、ごはんに対する具の比率が高くなっています。適度に脂身がありジューシーです。ヒレなんかよりもこういう肉がカツ丼には合います。

 ワカメや高野豆腐などが入った味噌汁はアツアツで美味。味噌の効いたしょっぱくて田舎風の味も好感です。

 創業以来100年以上が経過するという超老舗。店の雰囲気も古色漂うのんびりしたもので、不思議と落ち着きます。

komatsu-maguro 201410

 出張先の責任者が、ここがゼッタイにオススメだとのことで、その当人もぜひとも食べたいようなので、一緒に向かいました。
 昼前にはすでに行列。注文しようとした中おち定食850円が直前で売り切れてしまったので、中トロ丼850円に変更。それがコレ。

 内陸地方にいては味わえない新鮮な中トロ。脂のノリもステキです。
 ボリュームはほどほどですが、鮪を徹底的に楽しむという店のコンセプトはよし。
 セットになっていたモズクの味噌汁がアッツアツで大好感。一口めにガバッと啜ったために唇を火傷してしまいましたが、それもまた嬉しといったシアワセ感がありました。

 ああ、うまかった。W部長、連れて行ってもらいありがとうございました!

sukiya348 201412

 ジャンキーな牛丼でも食べようかと、「すき家」を訪問。
 キムチ牛丼とサラダセット、370+120円+外税=529円。キムチがね、食べたかったんですよ。
 しかし実食してみると、牛丼とは格別相性がいいわけではありませんでした。
 いや、キムチはうまかったですよ、食べたかっただけあって。キムチをつまみにビールかチューハイが飲みたいなぁ……。

 サラダセットはかつてより20円増し。でもまあ、サラダに卓上のフレンチドレッシングを自分にあった量をかけて食べられるのはいいと思う。

ohsho 201412

 15か月ぶり3回目。銀鮭の西京焼定食、下足みそラーメンときて、今回はカツ丼800円にしてみました。

 カツは、ロースの赤身が中心で、脂部分は少なめだけどそこがとてもジューシー。衣にカリカリ感が残り、なかなかいいデキです。ごはんはとても多め。
 これに味噌汁と青菜の漬物がつきます。青菜が天下一品。新鮮でパリパリ、もっと欲しくなるような、これだけでご飯を食べたくなるような。

 そして、卵か納豆どちらかひとつをご自由にドウゾというのがこの店の真骨頂。今回は生卵を1個もらいます。
 で、食べ進め方として最初のうちはカツの割合を高めて食べ、ご飯が多めに残り始めたところで生卵を投入。
 「カツ丼道」というものがあるならば、すでに卵とじがされているところに生卵の追い打ちをかけるという食べ方はまったくの邪道なのかもしれません。しかし熱々のご飯に卵をかけてトンカツとともに食べれば至福感が高まらないはずはありません。どんぶりの縁に口をつけてずずっと卵飯をかっ込みながら、目をつぶって天を仰ぐ姿勢になってしまったところ。
 一人井之頭五郎状態。孤独のグルメを堪能し、満足至極の昼のひとときでした。

den 201501

 嶋北の「うまいもんや傳」を初訪問。「俺の中華たなか家本店」の並びにあったのですね。
 天丼の大盛り、780+0円。ご飯の大盛りはサービスです。
 かつて、今は亡き某店で天丼の大盛りを食べました。そこの天丼は、ご飯だけが大盛りになるのはやむを得ないにしても、小ナスを4分の1にカットしたセコイ天ぷらなどが疎らにのっかっているだけでがっかりしたものです。しかし、こちらはそんなバカ天丼とはまったく違い、天ぷらが大きくて、見た目豪華で、客に満足感と納得感を与えるつくりになっています。天丼はこうあるべきです。

 天ぷらは、海老3、茄子2、ピーマン、マイタケ、カボチャ各1。揚げ具合は、衣がカリカリというよりもむしろ家庭的な感じの仕上がりでしょうか。
 どんつゆは、好きなだけかけてねというワケで、別の器に入って登場。後がけタイプということですね。

 そのどんつゆを結果的には全部使って食べましたが、いやあ、ご飯が多い。天ぷらも、このぐらい食べるとやや口飽きがしました。(苦笑)

tsubasa 201502

 少し遅くなった帰宅途中、無性にカツ丼が食べたくなりました。
 こうなれば、カツ丼以外ではダメ。「さあ、店を探そう!」(孤独のグルメ風)
 チェーン店の「かつや」では芸がない。それではと選んだのは、山形駅西口の「お食事処つばさ」でした。3年9か月前に牛スジ煮定食を食べて以来、2回目の訪問です。

 かつ丼、770円。
 これこれ、これなんですよ、食べたかったのは。
 パクついてみると、けっこう甘口に振れた味付けです。最近のカツ丼はどこも甘めだけど、このぐらい甘いのはあまり食べたことがなかったかも。甘めなのは嫌いではないので、おいしくいただきます。

 カツ自体は格別厚いわけではありませんが、必要十分なボリュームがあり、わりといいロース肉を使っているようです。赤身を縁取る脂身もほどよくついており、下品に陥ることのない範囲で豚肉の旨みを味わうことができます。
 玉ねぎの量は、この前食べた東根・山下食堂のカツ丼よりも、さすがに少なめです。

 豆腐とワカメの味噌汁と、お新香つき。
 「かつ丼」と言いながら「かつ重」になっていますが、自分の場合カツ丼はやはりどんぶりを持ち上げてかっ込みたい願望が強いです。

 この店ではいずれもごはんものを食べたので、再々訪時は味噌ラーメンなどの麺類をいってみたいと思います。

mikawa 201504

 「とみや」と「すとうラーメン」が休みだったので、3軒目の正直とばかりに庄内総合支庁のすぐ近くにある「お食事の店みかわ」に初めて入って昼食を。

 かつ丼750円。
 肉はそれほど厚いものではありませんが、味は甘さと塩辛さのバランスがよくダシも効いていてすばらしい。
 加えて、ご覧のとおりおいしい味噌汁に食べ応えのある漬物、さらに冷や奴がついて、お得感あり。
 ごはんもたっぷりで、ボリューム的にもまったく不満はありません。

 同行者が食べていた味噌ラーメンは真ん中に豚肉がのっており、懐かしさがただよう風味だといいます。麺は太い縮れのごっつそうなものでおいしそう。それが630円で味わえるのなら納得ではないか。

 2店に振られても満足。ごはんものを食べたことで、昼から汗をかかずに済んだし。
 「とみや」と「すとうラーメン」にもそのうち行ってみようっと。

midori 201507

 昼メシが早かったので腹が減った夜。それではあそこに行こうか。こういう時ででもないとあそこには行けないので。
 ということでチョイスしたのが、大盛りの食堂として有名な鶴岡市みどり町の「みどり食堂」です。

 ここには、子どもが小さかった20年前ぐらいに海水浴か何かで庄内に来た時に入ったことがあり、2度目の訪問となります。
 20時になろうとしている時間帯にもかかわらず、大勢の人たちで賑わっています。大衆食堂は客側が醸し出すこのような活気、元気、笑顔、絆……などというものあって初めて、大衆食堂と言えるのだなと思ったところ。

 「みどり食堂」ビギナーなので、まずはご飯ものメニューのいちばん上に載っていたかつ丼800円でエントリー。
 待つこと10分ほど。運ばれてきたものを見て自然と出てしまう苦笑い。
 デカいのですよ。
 画像からだけではそうでもないように見えますが、カメラから離れたところにある味噌汁は普通のお椀の倍ぐらいの間口があり、もう小どんぶりと言ってもいいぐらいの大きさがあるのです。ですからその隣のかつ丼の大きさを察していただけるでしょう。

 刻んだ海苔がかけられている以外はスタンダードな味をキープした、美味なかつ丼です。
 メニューに「こんなに厚いカツはみどり食堂だけ」とあるのはほぼ事実と言ってよく、ここまで厚いものはそう見かけるものではありません。肉質も悪くなく、赤身がしっかりしているし、端っこの脂身の部分も適度にあって旨い。衣もカリッとしています。
 玉子の量も半端でなく、タマネギや小さいニンジンとともにとろりとした部分をご飯とともにかっ込むのが楽しい。

 こんなに食べられないよと思って食べ始めましたが、ご飯の量は確かに多いけど具のボリュームほどではなく、ぺろりといけました。
 豆腐となめこが入った味噌汁や、2種の漬物が添えられるというのも上質感があります。

 空腹が昂じた時はここに来ればいいのだな。
 「みどり食堂」、いい店です。次はカレーかな。

miuraya 201507

 カツ丼が食べたいけど、どこがいいだろう。
 第一候補の「後藤食堂」(鶴岡市)は不定休で、この日は休みのよう。それではと、同じ鶴岡市の長者町にある「そば処三浦屋」を初訪問しました。
 この店もMy Bloomで格安メニューを提供していたので混んでいたのでしょうが、その企画も前日で終わり、この日はのんびりムードです。

 カツ丼セット、1,000円。
 セットのミニ麺類は、ラーメン、そばなどから選べるので、中華をお願いしました。

 まずびっくりなのは、ラーメンが蕎麦屋のそれらしくなく、煮干し風味の強い香りとともに登場したこと。ラーメン専門店みたいです。
 麺自体も、長くて太麺のほぼストレートとユニークで、もっちりとした食感のものとなっています。
 この店には「中華そば」と「支那そば」があるようで、前者は醤油・塩の和風とんこつ味、後者は煮干醤油味だそうです。セットに付いてきたのは明らかに後者です。

 これが食べたくてやってきたというカツ丼は、甘辛い味が多少強めの、標準的かつ自分好みの味。
 しかし、トンカツは3切れしかないし、ご飯の量はほどよいと言ってしまえばそうかもしれないけど、少なすぎ。先に食べた「みどり食堂」のカツ丼と比べればカツもごはんも半分以下の量だと思う。したがって、ここのカツ丼に対しては深い感慨はありません。
 セットもので満腹になることを期待していたのだけどなあ。

iroribi 201508

 ある昼食時。カツ丼が食べたいなあと思ったら是が非でも食べたくなった。
 正午の時報とともに、比較的職場近くにある和食店に行ったところ、その店はカツ丼が看板メニューであるはずなのに、今日は肉がないという。何をか言わんや。であれば、店を変えよう。おれはカツ丼を食べに来ているのだから。
 というわけで、いったん落ち着いた座敷席を立って別の店へ。

 次に訪問したのが、その最寄りの「いろり火」。「なの花温泉田田(でんでん)」という日帰り温泉施設に併設された食堂です。

 カツ丼800円。食券を買い求めてからけっこう待たされて登場。
 なかなか立派。カツが大きい。肉質が良く、赤身の部分がほとんどで、厚みも結構あります。自分としては、カツ丼のカツはもう少し下品で脂身が多いほうがしっくりくるかも。

 味は、やや甘めに振れていて、スタンダードな「かつや」の味に似ていると思う。どんつゆも多すぎず少なすぎず、カツがデカい分、ごはんが足りないように感じました。

 味噌汁もワカメにとろみがあり美味。
 日帰り温泉付属の食堂という位置取りに不釣り合いなぐらいに、充実したカツ丼でした。値段もなかなか張っていますけどね。

kaisendonya 201508

 朝の8時前、酒田港にある「海鮮どんやとびしま」を訪問。
 たぶん10年以上ぶりで、朝は初めて。早朝7時から営業で、この日も満員。行列ができていなかっただけラッキーかもしれません。

 海鮮朝食はビギナーなので、朝の一番人気、づけ丼702円を。
 注文して順番札をもらい、その注文カウンターの隣りに行くともう、はいドウゾとお盆ごとづけ丼が渡されます。スバヤイなぁ。

 セットの内容は写真のとおり。格別豪勢でもないし、づけなので鮮度抜群というわけでもなく、量が多いわけでもありません。全体としての印象は、「標準」かなぁ。
 こういう観光地の、満員のところでスバヤク食べられるというのは、観光客などには受けるでしょうが、住んでいる者にとっては敢えて食べなければならないものでもないような気がしました。

 自分はたぶん、海鮮系は大好きというわけではないのだろうな。だからこのようなつまらない感想しか書けないのだろうな。

fukusen 201509

 職場の前任者がここのかつ丼をベタ褒めしていたことを思い出し、あの人がそういうならと、足を運んでみました。
 この店に行くのは2回目。1回目はかつ丼が切れていると言うので、それじゃあまた来るねと食べないで店を後にしたことがありました。あれから1カ月半ぐらい経っているでしょうか。
 赤川沿い、「いろり火の里田田」のすぐ近くにある寿司割烹の店です。

 かつ丼864円。この店では昼どきはこれが売れているらしい。
 アイキャッチがすばらしい。ボリュームがありそうで、とんかつがたくさんのっかっている第一印象。
 出来立て熱々のかつ丼というものは、いつ、どこで食べても旨い。ここのはちょっぴり薄味なところが気に入りました。

 肉は、熟成感があり、いい塩梅。ごはんと卵とじカツの間に刻み海苔が敷かれていて、これがいい香り。タマネギと卵のバランスもよし。ということは、カツが多めなので卵とじも多いということになります。
 ごはんは我が家の3膳分ぐらいは軽くあるような印象でした。

 大きい器によそわれた豆腐の味噌汁、味付けメンマ煮、ピリッとした塩味のしなべきゅうりがついています。
 それに氷で冷え冷えのウーロン茶とおしぼりが供されます。
 広い座敷を一人で占領してすっかり寛いでしまいました。
 昼時の混雑もないようだし、ここはいいかも。

 ああ、超満腹。昼にこんなに食べたのでは午後の労働には少々きつい。
 グルメの前任者が褒めるのがよくわかりました。