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2009.12.10
かめやの中華そば ~長井市

出張の同行者が愛して止まない、長井市今泉の「かめや」へ。
馬肉チャーシューを使う長井の超有名店。中華そば(普通)600円を食べました。
ココは今年度に入って2回目。1回目はきっと今後頻繁に来ることになるのだろうという思いがあって写真を撮りませんでした。8ヵ月後のこのたびようやく撮影。(笑)
4枚のっている馬肉チャーシューは、しょっぱい味付けで適度な噛み応えあり。
一方、麺は秀逸。もっちり感たっぷりの太めの麺。これには山形市の老舗のラーメン店の麺に相通じるものを感じます。若いモンは知らないでしょうが、かつての山形市の麺はこんな感じだったのですよ。
メンマもネギもたっぷりで、有名店だからと言って手抜きをしていないところは立派。
ナルトの代わりに魚肉ソーセージが入るあたり、個性も。
流行るはずです。
この「かめや」、かつては別のところにあり、店のオバチャンが親指をスープの中にどっぷりとつっ込んで運んでくるような店でした。「おばちゃん、指が入ってるよ~」と言うと、「だいじょぶ、熱ぐねぇ……」と返された記憶があります。(笑)
それも今は昔。四半世紀ほど前の話です。
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2009.12.12
味噌屋三男坊の和風味噌らーめん ~米沢市《移転→閉店》

2度目の訪問。
ココは、昼の時間帯でも相席をさせないようで、一人で入ってもゆっくりとラーメンを賞味することができるのがいいです。
和風味噌らーめん大盛り750+?円。
どす黒くて、なんだか見た目がよくないなぁ。(笑)
おそらくは、フツーの味噌ラーメンに大量のブシ粉を投入したものと思われます。
濁りの強い濃い色のスープで、味はとても香ばしく鮮烈です。
各パーツはなかなか鮮やかで優秀。脂身たっぷりのチャーシュー、細裂きのしゃきしゃきメンマ、新鮮なネギ、加えてこのあたりでは珍しい茎ワカメと茹で卵。
麺もそれらに負けずぷりぷりでグー。
ちょっと味がくどいかな~と思うものの、こういう味を忘れられずにまた食べたくなるのかもしれません。新作系を好まれる方にはオススメの店と言えるでしょう。
あ、そうそう、この日のランチタイムは、辛味噌ラーメンが500円で、半ライスサービスでした。昼どきはこっちがよろしいかと思いマス。
2009.12.16
味処元の中華そばと寿司のセット ~米沢市《閉店》

未訪問店開拓のため、万世町金谷の「味処元(げん)」に行ってみました。
ココのラーメン、ウェブで見る画像はなかなかおいしそう。そして、ラーメンと寿司のセットがお得のようだったのです。
「中華そばと寿司のセット(並)」680円。
どうです? いっぱしのラーメンに、ちゃんと鮪も加わった寿司が3貫、プラスかんぴょう巻4つ、さらにフルーツと漬物がついてこの値段です。
一般的にこのあたりのラーメンは550円が相場ですから、130円の追加で立派な寿司が食べられると考えればとても安いのではないか。これはもう、拍手!
ラーメンの味はグー。スープから生姜のいい香りが立ち上がってきます。もちろん麺は米沢ラーメン。たっぷりのネギ。アクセントとなる青海苔。ゆで卵までトッピング。
昼休みにちょっとやってきて、この値段でこれだけのものが食べられれば、大満足としか言いようがありません。
やさしそうに応対してくれる奥様のしゃべり口も、好印象でした。
2009.12.19
愛染のメンマラーメン ~米沢市《閉店》

米沢市役所近くの「愛染食堂」とは別の店で、コチラは伝国の杜の、道路を挟んで東側にあるラーメン店です。
そのうち来ることができるだろうと思いつつなかなか入る機会がなかったので、今回ここと決めて行ってみることに。
店前の駐車場に車を停めるとすでにラーメンのいい香りが。これは期待できます。
メンマラーメン700円をオーダー。
わずかの待ち時間で登場したのは、ご覧のとおりの大量メンマ!(嬉) そして、スープの香りが実に香ばしい。
このスープ、煮干しの香りが強く、色も濃いめ。脂分もたっぷりで、龍上海または南陽の「くめ」のスープを彷彿とさせます。あぁ、コクがあってうまい!
麺を掬ってみれば、これがまた米沢独特のやや黒味を帯びた縮れ麺。
この赤湯系と米沢系を強引に組み合わせたようなラーメンがなんとかバランスを保っていられるのは、麺が一般的な米沢ラーメンよりもやや太めだからなのではなかろうか。
タイトロープの上でかろうじて均衡しているようなこの斬新な組み合わせは、なかなかいいと思う。
チャーシュー2、ナルト2、海苔1、ネギ適量。これに大量に投入されたメンマがまたシャキシャキで美味。
いや、もう、文句アリマヘン。上出来です。
ココの大盛りは大量で有名らしく、いつも大盛りを食べる職場の若手をして、あそこの大盛りは全部食べられなかったと言わしめたほど。
なので今回はちょっとビビって普通盛りにしてみましたが、昼時に食べる量としては普通盛りでまったく十分でした。
100円プラスして大盛りをたのむと、おそらく麺がこの倍の量になって出てくるのでしょう。そうであるならば、かなり厳しい戦いになるであろうことは容易に想像できます。
大盛りは、体調万全のときに、腹を空かして挑戦してみたいと思います。
2009.12.20
沖ふじ中華店の焼きそば ~南陽市

漆山の「金ちゃんそば屋」を目指したところ、正午前に着いたにもかかわらず駐車場が満杯。ではまあ、宮内の「沖ふじ中華店」にでも行こうか。
前回は中華そばを食べたので、今回はココの名物と聞いている焼きそばをいってみよう。
「おじさん、焼きそばを」
「ん、焼きそばが。普通盛りでいいが?」
しばし迷う。
「どういうもんですかね……(多くはないか?という意味)」
「んー……、大盛りのほうが得だな」
「じゃあ、大盛りでいってみますか」
「ん、大盛りな」 ――てな会話。600円+150円。
でもよく考えてみると、「得だ」というのはこういう店の場合、150円増し程度では考えられないほど量が多くなる、という意味だよナ。Ummm……不安だ。
と思いつつテレビを見ながら待っていたら、来ました。……くっ、大量の焼きそば!
おやじさんよぉ、こんなに食べたら午後の仕事に差し支えるよぉ。
この店独特の、しっかりした太さの麺があまりにも大量。てんこ盛り。稠密。どう見ても2玉以上、3玉ぐらいは軽く使っているぞ、コレ。
でもまぁ、青海苔の香りが食欲をそそるし、食べてみれば味もよい。
ちょっと薄味なので、途中で飽きがくるのかと心配したのですが、小皿の大根漬と本体の横に添えられた青菜漬が適度に塩辛く、ときどきこれらに箸を運べばそうもならず……。
なんだかんだ言っても美味いものは不思議にするすると腹の中に入って行き、完食。焼きそばって、量、入りますよね。
なんとか午後も、思ったより胸焼けせずにすみました。
この沖ふじ中華店、麺は絶品。しかし、この焼きそばに付いてくるスープもそうなのだけれど、つゆに少量の豆板醤と、それにおそらく微量の酢がデフォルトで入っているところがどうにも変わっていると思うのですが、いかがでしょう。
う~~、満腹。苦しい。次回以降は普通盛りでいいな。
2009.12.23
ひよこ食堂の中華そばセット ~米沢市

米沢市の東にある米沢工業高校を訪問。せっかくここまで来たのだからと、昼は万世町桑山の「ひよこ食堂」に初めて行ってみました。
午後2時になろうとする時間帯なので、客は自分一人。
何にしようかと考えて、そうだ、おれは前日の昼食以降食事をとっていなかったのだということに気づき、ではガッツリとということで、中華そばのセット850円を。
中華そばが550円なので、それにプラスすること300円で野菜炒めとライスがつく趣向。
ラーメンはミニではなく、野菜炒めも素朴ではあるけれどたっぷり。ご飯もたっぷりです。
ラーメンは普通ですが、煮玉子がウマイ。米沢にしては珍しく、山形ラーメンのような中太、やや縮れ、黄色のもっちり麺です。
スープもコクがあってよろし。しばらくしてじわりとやってくるそこはかとない甘みが、奥行きの深さを感じさせます。
勘定の際は、店主が出前で出ている間に一人でてきぱきと切り盛りをしていた奥さんから、
「吹雪いてきましたからお気をつけて、またよろしくお願いしますね~」
と心温まる言葉をもらいました。好感度、高いです。
2009.12.25
山形の肉そば屋の冷たい肉そばとたまご丼 ~山形市

市内に乱立気味の肉そば屋をあちこち試していますが、ココは過去2度ほど行っているのにブログには載せていませんでした。載せよう。ならば写真を撮らなければナラヌ。
と思い立ち、天皇誕生日の昼に行ってきました。
冷たい肉そば680円+たまご丼(ミニ)190円=870円。
まず肉そば。二八の細切りで、黒くて太い十割の田舎そばが好きな自分としては、お上品過ぎるように感じます。
またタレは、醤油の色が薄く、脂分が少なく、コクあり鶏の脂多め好きとしては、これもややお上品過ぎるように感じます。
まぁ、いわゆるひとつの、物足りない、という印象でしょうか。
値段も、市内の相場の650円、大盛り800円程度からすればビミョーに高め。(この店の大盛りは860円)
それに量が少なめ。二八では、ガツンとくるそばの醍醐味が薄いのです。
評価点は、卓上の七味のグレードが高く香り高いこと、水に晒しておいたと思われるネギがたっぷりなこと、つゆが薄味のため比較的安心して飲めること、などでしょうか。
たまご丼は、厨房の賄い食をそのまま供しているもののようですが、こちらは天丼などに使う丼つゆが効いていておいしかったです。
しかし、これで870円ってのは高いよナ。食べ歩いている感覚からすれば、せいぜい730円~780円ぐらいのパフォーマンスレベルでしょう。
……このあたりの価値感覚はシビアですからね。(笑)
いや、でも、うまいんです。
齢を重ねて、量もほどほど、ガツンもほどほどでよくなれば、あっさりとしたこういうそばのほうが好みに合うようになるのかもしれません。
2009.12.28
麺匠ごとうの魚だし支那そば ~米沢市《閉店》

今年10月にオープンしたばかりの新進店。米沢での2009年最後のラーメンはココで締めようと、初訪問。
つけ麺がウリのようで、魚介系醤油つけ麺、極旨濃厚醤油つけ麺とありますが、まずは基本形を確認しないと。
鶏だし支那そば、魚だし支那そば、帆立だしゆず塩そばとある中から、魚だし支那そばの大盛り630+100円を。
ウェブでは評判がよいようなので期待して食べ始めましたが、……う~む、「??」。
スープがぬるい。スープの味自体は美味なので、惜しいです。
次に麺。これはナニカ??
中太ストレートで妙に白っぽい。卵麺のような福々しい味からはほど遠く、かと言って、博多ラーメンのような人畜無害といった風情でもない。にゅるにゅるっと製麺機から出てきた、まんまという感じ。給食のソフト麺か?! 手もみぐらいしてよ。
それにネギは、細い青ネギ。何を気取っているのだ。この地域でやっていくなら、ぜったいに長ネギを使うべきである。
大盛りも、たいした量じゃないし……。
難点ばかり書いてすまないとは思います。
チャーシューのデキはいい。長い穂先メンマが4本、これもすばらしい。
でも、この麺はどうにもなじめません。
つけ麺は、太麺だそうだから期待できるのでしょうが、どうでしょうか。
ラーメンは麺だ! スープや具は二の次だ! ――とお考えの方には、あまりお勧めしません。
あ~あ、09年の米沢ラーメン店探索は、こういう形で終わってしまうのだなぁ……チェッ。
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