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 このごろはあんかけ系の焼きそばづいています。
 北海の五目焼きそばとくらべてみたらどうなのだろうと思って、上海厨房へ。

 ココのクリーンナップの一角であるあんかけ焼きそば。
 具の数を数えてみたら、12種類入っていました。
 白菜、ほうれん草、筍、タマネギ、キクラゲ、椎茸、ボンレスハム、むき海老、イカ、うずらの卵、ヤングコーン、ナルト。なお、後半の5品目は1コずつ。

 味のほうは、スタンダードな感じでおいしい。麺のキツネ色の焦げ目も適当だし、全体として甘くもなく辛くもなく、極めて常識的な味だと思う。
 だが、何かが足りない。それが何なのかを考えてはたと気づきましたが、それは「豚肉」なのではないか。
 前回ココで食べたスーラータンメンの旨みは豚肉が担っていると感じたものですが、コチラにはなぜか入っていないのです。
 豚肉というのは偉大で、ちょっと入っただけで味に深いコクが加わるものなのですね。

 まぁ、店にしてみれば、ウチの五目焼きそばは海鮮系の風味がウリなのだから豚肉ナンゾは入れないのだ――ということなのだろうと、だいたいの想像はつきます。
 ならば、なのですが、もっと魚介系の具を加えて、その持ち味を鮮明にすべきなのではないか。

 840円はやや高めでしょうか。

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 長井に用事があり、昼飯をとりに開店すぐに初訪問。長井では屈指の評判ラーメンのようなので、ぜひ寄ってみたかったのです。

 男煮干しラーメン650+100円。う~ん、写真がピンボケだ……。
 口径の小さいドンブリで登場したときはおいおいこれで大盛りかよと思いましたが、けっこう深みがあり、十分な量でした。

 ガツンとくる煮干しスープですが、煮干し系にありがちな粉っぽさはなく、なかなか美味。ドンブリの形状からスープの量自体は多くありませんが、飲み干すのに適量です。
 麺は極太。米沢の「麺屋いなせ」といい勝負。ガッツリとした食感で、これまたステキ。
 トッピングは、多めのネギ、とろとろのチャーシュー、いい味のメンマ、それに、生の春菊が添えられていました。春菊は苦味があって悪くありませんが、なんだか鍋物を食べているような気になったり……。これ、海苔の代わりでしょうか。

 全体としては、新作系ラーメンとしては十分に評価できます。しかし、「オレは中華そばが好きなんだ」という人は別の店を選んだほうがいいと思います。それぐらい徹底したユニークさがあるということです。

 店員のオニーサンたちは、あいさつや相槌代わりに「オス」、「押忍」と男らしい声を出し合います。これを聞いているだけでもなかなかおもしろい。(笑)

 きっとつけ麺がうまいのだろうな、こういう店は。ふつうのラーメンもあるし、そのうちまた行ってみましょう。



 大酒を呑んだ翌日の昼は、米沢ラーメンといきたい。
 これまでに行ったことのない店を攻めてみようと、中心部からやや離れた万世町金谷にある「味処京佳」に行ってみました。

 ランチタイム限定のラーメンとミニ天丼セット890円。
 上等でした。つくりがとても上品です。
 ラーメンは、麺が定番のほろほろとした米沢ラーメンでよろし。特筆すべきはスープ。鶏がらと煮干しのスープの芳しいこと。運ばれてきたときの香りが秀逸です。啜ってみても実にうまい! なにか独特の甘みが備わっているようです。
 天丼も適量で、いい味の丼つゆも多くなく少なくなく……。キス、ナス、かぼちゃ、オクラ、さつま芋の5種。
 ドレッシングつきサラダとおひたしの小鉢、漬物が付いてこの値段なら合格です。

 国道からそれているところにあるためか、混雑するような店ではありません。
 また、工業団地の近くに立地しているため、その関係者同士で仕事の話をしながらパワーランチをとっている様子が何組か見られました。
 客の多くない中にゆったりした配置の席。奥まったボックスを一人で占領して至福の時間を味わいました。



 ここでは定食モノと決めていますが、今回フト気が変わって、焼きそば500円を試してみました。

 この店ではラーメンと並んで最安メニューです。
 量は普通。それはつまり、この店としては少ない、ということ。でも、けっして不足感はありません。
 味は、極めて普通。よくはないと言いたいのではなく、普通の焼きそばこそうまい焼きそばである、と言いたいのです。
 炒めた油のテカリも、湯気とともに湧き立つソースの刺激的な香りも、青海苔の緑も、紅ショウガの赤も、シャキシャキのモヤシも、どれをとってもフツー。その組み合わせの妙がスバラシイのですな。

 満足、満足。
 でもやっぱり、となりの席の2人が食べているチキンカツカレーと鶏の唐揚定食のほうがもっとうまそうに見えました。



 2回目の訪店。日替わり定食787円です。
 この日のメインは、あっさり白身の煮魚と鶏の唐揚。
 ほかに揚げ出し豆腐と切り干し大根、いぶりがっこに茶碗蒸し。
 ちなみに茶碗蒸しは、左上の位置に鎮座するはずですが、蒸し上がりを後で持ってきてくれるとのことで、食べ始めの写真には写っていません。
 さらに、食後にコーヒーがつきます。

 評価すべき点はたくさんあり、唐揚が揚げたてアツアツで、添えられた生野菜がたっぷりなこと、魚に添えられた生姜がいいアクセントになっていること、ほどよい塩味の漬物にも手を抜いていないこと、揚げ出しの上の大根おろしに柑橘系の味付けが施されていること、おいしいごはんがたっぷりなこと、味噌汁のダシ加減が秀逸なこと、など。

 13時40分頃の入店。ランチタイムと昼の営業は14時まで。店の雰囲気がよいためについ寛いでしまい、昼時最後の客になってしまったようでした。

 ここはオススメです。
 場所は、上山市軽井沢1‐7‐6。国道458のスリーエー(自動車販売)の向かい側です。



 米沢市北部にある「わこう食堂」はうまいゾ!という話を聞きつけていて、行ってみたいものだと思っていましたが、その機会が巡ってきました。

 中華そば大盛り500+100円、安いなぁ!
 あっさり味のスープがなかなかいいです。凝り過ぎていないというか、朴訥というか。
 刻んだばかりと思われる長ネギの辛味が引き立っていてグー。なんか、おふくろのつくってくれるラーメンみたい。もうひとひねり、若干のコクが加われば鬼に金棒だと思う。

 極細の米沢ラーメンは、「ひらま」や「こやなぎ」のような米沢ラーメンらしいあの独特の味がしません。色も黒っぽくありません。

 いろいろあるけど、あぁ、うまかった! 念願が叶ったぜぃ。

 正午に15分ほど満たない時間の入店でしたが、12時過ぎに店を出るまでの間、自分のほかに客は1人。近くには企業がいくつか張りついているので、出前が中心なのだろうな。



 今日も天気がいい。春も近いようだ。
 松川の橋のたもとにある「まつかわや」を初訪問。この店、駐車スペースが1.5台分ぐらいしかないのでなかなか行けなかったのですが、今はマイカーを車検に出していて、その代車として軽自動車があてがわれているので、行くなら今しかあるまいということで。(笑)

 名前もずばり米沢ラーメンの大盛り550+100円を。
 店内も狭く、デコラ張りの小さなテーブルが3つだけ。それも一部のテーブルの長辺は壁に張り付いています。
 水をもらおうと思えど給水セットがありません。どうやら水はラーメンといっしょにおばちゃんが運んできてくれるシステムのようです。

 で、ラーメン。
 ココのラーメンの特徴は、ずばり、スープです。濃厚でもあっさりでもないけれど、不思議な甘みを湛えた醤油の味が独特。うまいなぁ、ほかにない味……。
 もうひとつ挙げるなら、メンマ。太くやや長めのメンマは、今しがた竹林から採ってきたのではないかと思われるようない~い竹の香り。噛み応えもしっかりしていて、うんまっ!
 麺は、まぁ、米沢にしては標準的なレベルでしょうかね。
 チャーシューはぼそぼそっとしたものが2枚。これもそれなりにおいしいです。



 ふくりゅうけん。米沢市内の老舗、なのかな?
 宴会などで利用するホテルのすぐそばにあるので、そのうち食べる機会があるだろうと思っていたのですが、それがなかなかめぐってこなくて。
 で、このたび午前中に市内中心部で関係者と会う機会があったので、そのあとに寄ってみた次第です。

 ココで食べるならワンタンメンである、と地元の人間から聞いていたので、それに従ってワンタンメン680円を。
 ご覧のとおり見た目は実に素朴。鄙に咲く一輪の可憐な花という感じです。
 さらりとしていて美味い。米沢のラーメンに特有の生姜のいい香り。

 噂どおりワンタンはトロプルでいい舌ざわり。薄々のワンタンの皮がスープの表面より高いところで風船のように膨らんだかたちで登場したときはナンジャコリャと思いましたが、味は確かです。
 ワンタンの下にはワカメが入っているのですね。してまた、チャーシューもしっかり。
 麺は、まぁ、普通かなぁ。純正米ラーよりやや太く、あの独特の味とは別です。

 総合的に見て、レベルが高いです。