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shimbori 201405

 時々無性に食べたくなるたこ焼きにありつくために、この店がチョイスされます。
 しんぼり食堂ではこれまでに煮込み定食、中華そば、みそラーメンと食べ進めてきて、4回目の今回は五目らーめん750円を。当然、たこ焼き@90円を2串付けて。

 うまい! 煮込み定食とともに当店オススメの品になっているだけあります。
 中華のダシが効いた塩味のスープはゆるやかなとろみを湛えており、一口すすった感じは極めてスグレモノ。
 その中にもっさりとしたタイプの中華麺がかなり浅めに茹でられて投入されています。スープと麺の相性は悪くありません。

 「五目」と謳われる具は、白菜、タマネギ、ニンジン、ピーマン、タケノコ、シイタケ、豚肉の7種。軽く炒められた白菜は、大きめにカットされた茎の白い部分の食感がとてもよい。タマネギは、焼肉屋で見かけるようなある程度の幅を持った半円弧状にカットされておりユニーク。ピーマンも緑が鮮やかで、それぞれの素材の新鮮さ、よさが損なわれていません。

 濃厚ソース味のたこ焼きとの相性という観点からすれば、麺類では醤油や味噌よりもこれがいちばんマッチするのではないかと思います。
 しんぼり食堂、いい店です。

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suiren 201405

 翠蓮は、過去2回レポートしていますが、入店は4回目。
 ここのウリは五目焼きそば。大盛りがありえないぐらい特大で、反対に、セットについてくる場合はやや少量。で、よく考えてみると普通盛りを食べたことがなかったので、その量はいかに?!というのが今回の探訪テーマです。

 什景炒麺(五目あんかけ焼きそば)750円。
 う~む、多い。普通盛りでも一般店の大盛りの量を凌駕しています。
 麺も多いけど、ご覧のとおり何といっても五目餡がめっちゃ多いのですよ。けっこうな量の麺が完全に覆い尽くされていますからね。

 麺がいい具合に焦げていて、それにやや硬めに仕上がった餡をぐりぐりと纏わせ、添えられた辛子をちょんとつけて頬張れば、アッチチの、ツーンので、もう、でらウマです。

 この量で、消費税アップの4月以降も料金据え置きで、この価格なのは立派です。
 あんかけ焼きそばをたっぷりと堪能したいという願望を持つ者にとっては、極めてありがたい店と言えるでしょう。
 しかしまあ、いかなあんかけ焼きそば好きであっても、一人であの大盛りを食べるのは無謀というもの。皿の面積から判断すればこの3倍ぐらいの量はある印象です。だからやめておきましょうね。

takahashi-shoten 201405

 初訪店。
 中華そば(大)+煮玉子、680+90円。
 大盛りでも並盛りと同額だというのがウレシイ。

 見事!と言うしかないでしょう。スープは煮干しで丁寧にとったダシがすばらしい。
 力強い麺線を持つ太くて食べごたえのある麺も秀逸。
 でっかくて分厚い、肉々しい豚チャーシューも文句なし。
 穂先メンマもユニークだし、オプションの煮玉子は白身だけが茹でられて黄身はとろとろ。
 非の打ちどころがありません。これはいいラーメンです。

 おいしい麺は、大盛りでももっと欲しいと思うくらい味わい深かったし、スープはレンゲで掬うのがもどかしく、後半はどんぶりを手で持って飲み干しました。

 次は味噌ラーメンもいってみましょう。

asunaro 201405

 約3か月ぶりに、あすなろ食堂へ。
 あすなろ定食790円。
 消費税率が変更されて40円値上げです。でもまあ、これまでしばらく値上げせずに頑張っていたし、この充実度であればやむを得ないでしょう。800円にしないところも泣かせるしね。

 今回の小鉢は「ぜんまいの煮物」と「ハムサラダ」。
 あとは、写っていませんが、賽の目切りの豆腐に白胡麻をあしらった味噌汁とごはんです。

 ああ、腹いっぱい。
 でも、このところ頻繁にレバニラに当たっており、じつはそれ以外のあすなろ定食が食べたかったのだけどなぁ。

kounanshun 201405

 お気に入りの店「江南春」でごはんものに挑戦。
 今週のB定食700円は「豚肉とトーフの正油煮」。

 3×4センチぐらいの豚バラ肉を使っていて、豆腐とともに長葱、筍、キクラゲ、ニンジン、青菜などが中華餡にくるまれています。油や味付けの面でとんがったところがなく、上品ささえ感じる、体にやさしい仕上がりです。

 丼を用いず平皿に盛られたライスというのは量的にあまり信頼を置いていないのですが、ココの場合は立派。おかわり自由の設定なので、最初からドカ盛りなのです。自分の場合、おかわりしなくても十分でした。

 スープも、油の浮きは全くないと言ってよく、極めてあっさりで上質。
 サザンドレッシングがかけられたサラダも新鮮でよろし。

mari 201405

 四半世紀近く前に職場の同僚と通った「コーヒー&キッチンびいどろ」という店でランチを食べたくなって行ってみるものの、すでに別の店になっていました。
 で、その近くの「レストラン真理」を初めて訪問し、ここ一番のウリのマリ特製カレー850円を食べてみました。
 セットにするとサラダとスープが添えられますが、千円を超えてしまいます。ポケットに千円札1枚を突っ込んでの外出だったので、単品での注文となりました。

 実に濃厚、というか、ルーにたくさんの味が凝縮された感じの、ここでしか食べられないような、オリジナリティに富む逸品。
 右側のカタマリはジャガイモで、その芯までカレーの飴色が行きわたっており、どうやってつくったのだろうと思わせます。
 左側は、ニンジンかと思ったらさにあらず、豚肉? いや、これは鶏肉だな。筋張った硬めのブロックでした。

 量は標準的。しかし濃厚さが手伝ってか、空腹は完璧に満たされます。
 料金は高めですが、一度は味わってみて損はないと思います。
 吹き抜けになっていて天井が高く、レトロで静かな雰囲気の中にジャズがさりげなく流れています。

motoki 201405

 東根市の「もと木」を初訪問。向かいの「とんこつラーメンこう路」に入れなかったからというわけではなく、味噌ラーメンがいいと聞いたので、最初からココがターゲットです。

 味噌ラーメンと半かつ丼650+280円。
 やはり味噌ラーメンがいいです。コクの深い甘めの合わせ味噌。調味料を用いて味をまとめているのかもしれませんが、おいしいには違いありません。
 麺も自家製と思われ、黄色みを帯びた平打ち麺は中華麺らしい香りを湛えており立派。
 チャーシュー、メンマなどは入りませんが、豚挽肉がたっぷり使われており、これがラードとたくさんの野菜で炒め煮になっています。

 半カツ丼もグー。カツは適度に脂分も含まれていて、切り身を半分かじってどんつゆをまとったご飯をかっ込めば至福。カツの下のごはんのボリュームも十分だし、まったく文句ありません。

 水金日はしょうゆ、味噌、塩ラーメンのいずれかが390円、火木土は日替わりランチが650円という格安価格で提供されるようです。
 また、半チャーハン、半カレーは180円です。

shimako 201406

 初訪問。この店のラーメン画像って、どんぶりが大きくスープがたっぷりなためにトッピングなどが貧相に見えてしまううらみがあり、訪問の機会が巡ってこなかったのでした。しかし、その実力は間違いないらしいというのでGO!

 味噌チャーシューめんの大盛り、830+100円。
 Ummm、立派。でかい擂り鉢型どんぶりにジャンボレンゲ。大盛りにすればトッピングも喫水面からきちんと出ています。

 味噌ラーメン730円はチャーシューが入らないようですが、プラス100円でおいしいチャーシューが5枚。ならば味噌チャーシューをたのみますよね。

 たっぷりのスープを大きなレンゲで掬って飲むというのは、至福感が高い。まあ、もう少しスープは熱くてもいいのですが、この暑さの中で食べるのであれば多少温くても支障は感じません。
 優しい味噌味。合わせ味噌で、白味噌が勝っているかな。優しすぎる向きは、卓上の七味唐辛子を多めにかければ味のインパクトも大きくなるでしょう。

 麺は、硬めの茹ででよろし。断面の四角形がはっきりしていて、おそらくは自家製。
 コーンたっぷり。その下に隠れているモヤシはシャキシャキ感があっておいしい。

 この店、メニューにはバタポテらーめんというものもあったりして、レンゲの大きさ、すり鉢状のどんぶりなどから察して、「手打ちラーメン紅花」と関係があるのではないかと察しますが、どうでしょう?

 あまりのおいしさに、大盛り麺もたっぷりスープもすべてジャンボレンゲで掬って完食・完飲。超満腹です。

keirin 201406

 夜に、桂林へ。
 桂林ではもっぱら五目焼きそばで攻めてきましたが、こうも暑くなってくると熱いものを食べて汗をかきたくない。で、今回はこれを一点狙いで訪問です。

 冷やしジャジャ麺850円。
 うまい!
 麺が見えないぐらいにたっぷりと肉味噌がかけられています。見た目も涼しげです。
 豆板醤や唐辛子の刺激は控えめでやさしい味。麺は製麺所風のプリプリ系。
 肉味噌が温かく、麺は水で締められてきりり。このコントラストが炸醤麺らしいところです。

 中華料理店はラーメン専門店のような「麺屋」ではないので、麺にオリジナリティを求めるのではなく、中華料理の持つ多彩な料理展開やバリエーションを楽しみましょう。

 ああ、うまかった。
 今年の夏は、このジャージャー麺をはじめ、冷やしラーメン、冷やし中華、まぜそば系、冷やし肉そばなどの「冷やし物」を意識的に食べ歩いてみようかと思っています。

sakaiken 201406

 天童駅前にほど近いところにある大衆食堂「さかい軒」を初訪問。
 中華そばの大盛り600+100円。
 よいところがたくさんあるラーメンです。
 山形界隈では一般的な牛ダシの中華で、牛のコクがマイルドですばらしいスープです。でっかいどんぶりにそのスープがたっぷりと。味わうほどに好印象は増していきます。
 麺は、自家製とおぼしき、白っぽくて透明感のある中太麺。そう長くなく、箸でサッと掬ってずずっと食べるのにいい感じです。
 トッピングは、2枚の肉々しいチャーシュー、細く裂いた多めのメンマ、カマボコ、海苔ではなくワカメ、ネギで、いずれもいい位置取りを確保しています。
 盛りは天下一品。100円プラスでこの量はステキです。

 想像していたより数段上のレベルの、伝統的かつ正統派の優れた中華そばでした。
 こういうことがあるから、食べ歩きは楽しいのです。

uchoten-sagae 201406

 初訪問。「有頂天」系列は、山形市北部にある本店(?)と荒楯の「EVOLUTION」に次いで3店目となります。

 味噌ラーメンの大盛り720+100円。ここも50円値上げしていますね。
 どんぶりのデザインも似ているし、姿かたちはまったくの有頂天ですが、味もまた有頂天系列とすぐにわかるものになっています。そう、イワシや飛魚をこれでもかと投入してつくったのであろう、油分たっぷりの濃厚ブシ・スープです。

 平久保の本店の麺は平打ちだったと記憶していますが、こちらの麺は、自家製には変わりありませんが、やや白っぽい普通の太麺で手もみが施されたもの。プリンとした食感で、麺の端っこがスープをあちこちに飛ばすような硬質な感じがします。

 これにゲソ天を添えるのが有頂天のお約束ですが、そうするとちょっとしつこくなってしまうので、今回は回避してみました。
 他の「有頂天」と同様、大盛りで適量。

 漬物は自分で小皿に取ってくるシステム。
 チャーシューをもう少し厚くするか大きくするかして客におもねれば、リピーターが増えると思います。いわば、ラーメン愛好家の「美学」をちょっとばかり刺激する付加価値をつけてあげればいいわけです。

nubou2 201406

 4カ月ぶり2度目の訪問。
 前回はやみつきラーメンという汁物を食べたので、今回はがっつりつけ麺の大盛り900円をいってみました。
 店員さんの間では「ガッツ」と呼ばれ、もうひとつの「昭和つけめん」と区別されているようです。

 「うどんのようで うどんでない 自家製の超極太麺 節系つけだれで ガッツリと お召し上がりください」とのこと。
 「並盛300g 850円、大盛400g 900円、特盛500g 950円。
 自家製味玉入り、熱盛りも出来ます、食後スープ割りでお楽しみください。」

 ぬーぼうのウリの超極太麺が美味。麺に持ち上げられたつけだれが、すするたびに飛沫をつくります。
 そのつけだれも、どこぞのドロドロ系とは一線を画し、適度な濃度にとどまっていて美味。
 左下はご自由にドウゾのもやしのナムル風。

 量は、大盛りとしては極めて多いほうです。食べられない量ではないですが、自分の場合は並で十分かな。ただ、わずか50円プラスで1.3倍になるのならばと客はつい欲張ってしまうもの。
 そんな価格設定が客の心をくすぐり、リピーターをつくるのでしょう。

 「油そば」650円、大盛りなし、お代わり350円というメニューをチェック。こういうのって、夏になると何がなしそそられるものがあります。

kitakata-benibana 201406

 店が老野森にあった頃に一度訪れていますが、2013年頃に北目に移転してからは初めての訪問となります。
 この店舗は、かつては燕三条系ラーメンを出す「らぁーめん亭愛ちゃん」でした。

 味噌ら~めんの大盛り、700+100円。
 いかにも味噌ラーメンといった感じの第一印象です。
 トッピングの野菜はモヤシ、キャベツ中心で、ほかにニンジン、ニラに加えて白菜も。白菜が入ると野菜らしい甘みが増して、好きです。
 その野菜たちは、挽肉ではなく小さく刻んだチャーシューを使って煮出しされているのがココの特徴。

 スープは、やや赤味噌が勝ったコクの深いもので、奥には微妙な甘さも持ち合わせています。ラードが全体をいい味にまとめています。
 麺は極太の手もみで存在感のあるもの。この味噌スープにはこのぐらいの力強い麺が合うと思う。

 いい味噌ラーメンを食べることができました。
 ここもまたジャンボレンゲ。どんぶりがデカいので、全体としてバランスがとれているようにも見えるのだけれども。
 このところジャンボレンゲの店が続いているけど、そうなると高畠の「雷ラーメン」にも行かなければならなくなるのだろうな。

koushiki 201406

 5か月ぶり6回目の訪問。桜田西地区にあり、帰宅が遅い日の夕食に、時たま利用しています。

 冷麺880円。
 夏季限定。いわゆるひとつの冷やし中華です。この店にしては価格が高めではあるけど、見た目涼しげでよろしい。

 醤油味と胡麻味のいずれかが選べ、胡麻味をチョイス。
 別皿で登場する胡麻ダレを手加減せず最初から全部ぶっかけていただきます。タレが多すぎだぁ!ってぐらいの、このでろりん感が好きなのだ。
 で、箸で麺を持ち上げようとすると、いやいやをするように麺がびにゅ~んとつっぱって、最後はもうダメとばかりにわずかの胡麻ダレの飛沫を飛ばしながら切れる。服に飛んだ飛沫をナプキンで拭き取りながら、「愛い奴よ、フフ……」などと独り言つ。

 で、たいへんに美味いのですが、遅い帰宅時に食べるにしてはちょいと多いのである。いわば、嬉しい悲鳴です。
 なお、画像下方のにゅるにゅるした物体は中華料理食材の「くらげ」で、麺ではありませんので、念のため。

mika 201406

 天童の味香(みか)食堂を初訪問。
 味香ランチ900円。
 分厚いポークソテーとイカフライがメインで、さらに厚めスライスのプレスハム(イカフライの下にあって見えないのが奥ゆかしい)、ポテトサラダ、キャベツ、レタス、トマトなどたっぷりの野菜類、型どりされたライスが添えられたものがメインディッシュ。サイドには中華スープとキュウリの漬物。

 沖縄でよく食べるA、B、Cランチを思い出します。それは、豚カツ、ハンバーグなどがメインを張ることが多く、サイドものはフライドポテトやウインナーソーセージやポークランチョンミート、サラダにはたっぷりとサザンドレッシングがかけられるなど、これでもか的な風情があります。しかし、味香のランチはそれよりも落ち着いているというか、くどくないレベルに収まっています。

 ポークソテーは脂身が少なくややパサパサした感じ。できればこれに、ソテーしたときの油を使った自家製ソースがかかっていればうれしい。
 イカフライはかぶりついてみると案外でかくて充実感あり。これにはとんかつソースでもいいのだけど、できればタルタルソースだな。

 ここは洋食系のメニューが多く、ランチにはナイフとフォーク、スープ用のレンゲが付いてきましたが、自分の場合これらを使わず、すべて箸でいただきました。スープも器を持ってずずーっと。

 洋食を箸で食べる。ここに日本人としての密やかな美学を見出しているのですが、どうでしょう。だって、大衆食堂でポークソテーやフライものをナイフで切ってフォークで口に運ぶなんて、しゃらくさいではないか。