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churaumi 201605

 山形市青柳、県立中央病院近くの「Dining美ら海」を初訪問。
 「沖縄」に関しては多くのものを見聞しているつもりですが、地元山形市で2005年にオープンしたこの沖縄料理店にはなかなか足が向かないでいました。
 その理由は、ホンモノの沖縄料理がここで味わえるのだろうかという疑問と、もし味わえなかった場合の失望感は大きいものになるであろうとの懸念からでした。
 で、ある日曜日の昼、沖縄そばを食べようと、ようやくつれ合いと行ってみたところ。ランチパスポートを持ってきている人たちでやたらと賑わっています。

 なんこつソーキそば756円。
 見た目スープが濁っていて、ホンモノとはちょっと違うなと思いながら啜ってみましたが、鰹節ととんこつの風味がいい具合にマッチしていてこれは美味。多少塩辛めなのは東北人に合わせたから? 卓上のコーレーグースを少量回しかけて食べます。
 なんこつソーキは、期待を大きく上回るやわらかソーキで、軟骨部分も違和感なく食べられるデカくておいしいものでした。沖縄の蒲鉾も入っているし、しっかり沖縄ナイズされています。

 しかし、麺はいただけません。打って、熱いうちに切って、油を回して、ゆっくりさまして――という本来の製法は採用されていず、ラーメンの麺をつくるやり方で形状を太めにして、どこかこのあたりの製麺所でつくったものと見ましたが、どうなのでしょう。これは沖縄そばではないことは明らかです。
 うーむ・・・、悪い予感は当たっちゃったかなぁ。

 店内は沖縄ムードが漂い、夜は泡盛も飲める様子。BGMはエイサーソングとネーネーズでした。
 山形にいながらにして沖縄ムードに浸りたいという人はどうぞ、という感じでしたか。
 あぁ、なんかモーレツに本場沖縄の沖縄そばが食べたくなってしまったなぁ。

teishokuya 201605

 鶴岡市道形町の「定食家」を、1年ぶりに再訪。
 ここはたくさんの定食メニューがあり、いずれも安い。したがって攻め甲斐のある店だというイメージがあります。
 前回は焼肉定食を食べたので、今回はちがうものをと、野菜炒め定食600円をチョイスしてみました。

 見よ、このボリューム。野菜炒めは独特。炒めた野菜に水溶き片栗粉を加えてとろみをつけています。こういうつくり方の野菜炒めって、子どもの頃に中華料理店で食べたような気がします。
 ああそうか、これに縁の赤い蒲鉾の短冊切りでも入れたなら長崎皿うどんの具に近いですね。
 口に運べは熱々で火傷しそうなほど。塩味が効いて美味。野菜炒めなんて家でつくればいいじゃんとの考え方もあるでしょうが、これは自分ではつくれないな。

 ほかには、しめじ、大根、ニンジン、青菜などが入った煮物の小鉢、漬物2種の小皿、発酵の度合いが強めかつ塩辛めのワカメと豆腐の味噌汁、ごはんと、充実の極みです。

 このほかにもカツなどの揚げ物、焼き魚、ハンバーグ、丼類、麺類と品数豊富。カレー、チャーハンもあります。次は何を攻めてみればいいのか、既に迷っています。

izugiku 201605

 カツ丼がおいしいと聞いて、酒田市中町の「伊豆菊」を初訪問。
 ここ、「割烹食堂伊豆菊」と「すし処武蔵」が一緒になっているような店なので、「伊豆菊・武蔵」とまとめて呼ばれることもあるようです。

 カツ丼980円。
 値段もいいけど、それにふさわしい逸品でした。
 見た目はフツーのカツ丼。カツを一口かじって出汁づゆが染みたごはんをパクつくと、おおっ、旨い! やや甘さに振れた味がして、かといってその甘さがくどくないというか、なかなかいい感じの味付けです。

 秀逸なのは豚肉。平田牧場の三元豚のようで、厚みがあって柔らか、赤身に脂のサシが入ったようなものを使っています。
 食べながら思ったけど、生まれてこのかた、これほど上等の肉を使ったカツ丼を食べたのは初めてかもしれません。

 吸い物はアサリと岩海苔。漬物はキュウリの糀漬。デザートはオレンジが2切れ。いずれもグレード感は他店よりも1、2段上でしょう。
 由利本荘の「いときん」や鶴岡の「ごとう食堂」などのガテン系カツ丼とは一味違う、上品かつ最強のカツ丼セット。
 これに食後のコーヒーが付いて980円は納得せざるを得ません。

 ランチタイムには、写真を見る限りかなりコスパが高いと思われる「おまかせランチ」900円、「寿司セット」950円などもあるようなので、近いうちにまた来なきゃならんなと思った次第です。