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uogashi 201704

 寒河江市西根、R112沿いにある「魚河岸寿司」を初訪問。
 某水産品卸会社がやっている店で、近隣の人たちからも悪くないよとの情報を得ていたので。
 「らっしゃい」と板場の大将。奥には何人かの女性従業員がいる模様。いちおう回転寿司店のようですが、ターンテーブルから皿を取っている人は見かけず、もっぱらランパス使用の人とおまかせ海鮮丼狙いの人ばかりです。

 おまかせ海鮮丼630円。
 この価格ではどういうものがくるのだろうかと少し不安になるぐらいの格安さではないか。

 15分ほど待って着丼。ほほう、価格以上だなぁ。
 穴子は大きくないし、刺身の切り方は薄めだけれども、文句は言えないグレードになっています。
 寿司めしは酢が弱めで、ややパサついています。
 えび汁、漬け物が付いています。
 ガリは食べる分だけお取りください。茶袋は一人2つまでに願いますとのこと。

 内陸に来てこういうことを言うと嫌われそうですが、やはりネタの鮮度、大きさ、味などは庄内レベルを凌駕するものではありません。
 しかしそれにしても、「オヤジ、この値段はないだろ!」と言ってしまいそうになります。もちろん、安すぎて。

marugame-yamagata 201704

 独立系の店を攻め続け、未訪の店を地道につぶしていこうとの考えで食べ歩きをしていますが、この日はそれにこだわらず、久々にあれが食べたいと思って、山形市嶋南の「丸亀製麺山形店」を4年8か月ぶりに再訪しました。ターゲットはかけうどんと野菜かき揚げです。

 親子丼定食+野菜かき揚げ、680+130円。
 親子丼定食は、かけ並+親子丼小、290+390円の組み合わせになります。

 かけうどんは安定したうまさで、セルフのネギ、つゆをたっぷり。
 今回はどでかい野菜かき揚げをテイクしたので、天かすは遠慮したところ。

 親子丼は、「小」とはいえ侮れないボリュームです。
 味はそこそこかもしれないけれども、うどんと一緒に注文して、支払いを済ませるまでのわずかな時間にきちんと調理してはいドウゾと配膳されるのは立派。若いアルバイトではなく熟練のおばさんがつくっているところがよく、それなりに納得できる内容です。

 親子丼が想像以上の量だったので、このコンビネーションでは自分にとってはちょっと多過ぎました。天ぷらが明らかに余計だったな。

ashitaba 201704

 大江町の「あしたば食堂」を初訪問。
 正午過ぎの入店のためか店内はほぼ満席状態で、2階の宴会場らしき座敷に通されました。

 あしたばラーメン550円。
 中華そばと同じ価格で、とんこつ味のもの。
 キャベツなどの具が入っていますが、むき海老も入っていてたいしたものです。
 チャーシューではなくベーコン様のものが入っていますが、忙しいためか、3枚分がくっついていました。3枚別々にトッピングすれば見栄えもするのに、そういう小ざかしいことは考えていないようです。

 どのメニューが最も出るのか女将さんに聞いたところ、「何でも出るんですぅ~」とのこと。
 ふつうなら店のウリをアピールするところでしょうが、正直なところを隠しだてなく言っちゃいましたといった、あっけらかんとした話し方が面白かったです。
 近所の老夫婦や作業着姿の働くオジサンたちが集う、地元密着型の店でした。

yamasemi 201704

 大江町の西部、県道大江西川線の月布川の沢をずっと上っていった貫見(ぬくみ)という集落にある手打ち蕎麦屋「そば処山せみ」を初訪問。

 板そば800円。
 主人が朝に打った蕎麦だそうで、適度に太さにばらつきのある太めの田舎蕎麦風。
 しっかりとした硬めの茹で上がりで、噛み応え、喉越しともによし。
 そばつゆは、鰹節と昆布のいい香りが鼻孔をくすぐるやや濃いめのもので、味もよし。
 蕎麦がしっかりしているので、このつゆに浸しても多くのつゆを吸いません。この小さなそば猪口にこの量のたれならば途中で足さなければならないかなと思っていましたが、それは不要でした。

 添えられたのは、菜の花なのかどうか、茎の太い緑葉野菜の漬物と、大根煮の炒め煮。
 後者は単なる大根煮ではなく、強めの「てり」が入っていて、初めて味わうおいしいものでした。

 通常の昼食として食べるのならば、適度なボリュームで、過不足はありません。
 蕎麦湯を飲む段階で蕎麦たれを少し足し加えてごくり。さらりとしたタイプの蕎麦湯でした。

 西村山地域は蕎麦どころ。ここもおいしかったけれど、ほかにもいい蕎麦屋がたくさんあるのだろうな。それらをひとつひとつ巡って味わっていきたいものです。

ramen sato 201704

 上山市金瓶、R13から東側に曲がって少し行ったところにある「拉麺食堂さとう」を初訪問。
 味噌野菜ラーメン+豚焼肉丼(小)、500+250円。
 この価格、安いと思う。焼き肉丼は並でも350円です。あ、じゃあ並にすればよかったかな。

 野菜味噌ラーメンは、安いから質も量もそこそこなどということはありません。多加水のもっちりとした太麺は存在感があり、食感も立派。これも100円上乗せして大盛りで食べればよかったと思ったぐらいおいしい麺です。
 炒め野菜は、1回ごとではなく何皿分かの作り置きでややしんなりとしていますが、味自体は悪くありません。ナナメ切りの白ネギもいい仕事をしています。
 メンマやチャーシューが入らないのが惜しいですが、この価格ならやむを得ないでしょう。

 コクを感じるしっかりとしたスープ。レンゲが2本付いており、そのひとつには辛味噌が載り、好きなだけ溶いてどうぞという趣向。辛味噌は適量であれば味をぐんと引き締める効果がありますが、入れ過ぎるとどんぶり全体の味を壊してしまうもの。したがってこういう配慮はいいことだと思います。今回は少しずつ溶き加え、3分の1ほどは余らせました。

 焼肉丼は、ごはんの上にタレで焼いたバラ肉が3枚ほどとねぎを散らしただけのもので、メニュー写真と異なるのは刻み海苔がないのとネギの量が少ないこと。
 ごはんが余ったので、これにコク深いラーメンスープをかけて、おじやにして食べればこれまたうまし。

 この価格にしてこの実力なので、再訪する価値は十分にあります。