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akatsuki 201705

 天童市東芳賀の「麺屋暁」を、ようやく初訪問。
 当店人気No.1だという「濃厚魚介つけ麺」700円。
 大盛り無料で、特盛り3玉まで同料金だというのはエライ! 自分はさすがに3玉では多いので、2玉の「大」にしたところです。

 加水率を30%以下に抑えたという太麺ストレート。つるりとした食感で、これにゲル状の濃厚つけ汁をまとわせて啜りこめばかなり美味。つけ麺で食べるべき麺だなという印象です。
 そのつけ汁は、「濃厚」ですが、塩辛さ、油の量、魚介のくどさなどはほどほどのレベルに抑制されていて、けっして「こてこて」ではありません。
 しっかり熱く、なかなか冷めないところもいいと思う。次回はあつもりで食べてみたいと思いました。
 トッピングは、大きな豚肉チャーシュー、メンマ4本、味玉1/2。スープにはブシ粉の乗った海苔。

 つけ麺ってけっこう腹に入るもので、2玉は少し多めかなと思う程度で、空腹時にはちょうどいい量でした。
 日頃ラーメンを基本として食べているのでつけ麺にはあまり馴染みはないのですが、おいしくいただけました。コスパもいいと思います。

saigoutei1 201705

 朝日町宮宿の集落内にある「西郷亭」を初訪問。
 入店した時は、老夫婦と壮年男性の3人で切り盛りしている様子で、壮年男性は出前の配達から戻ってきたところでした。

 「名物ちょうちん弁当」800円。
 ご覧のとおり、器が提灯の形をしています。ふたを含めて3段構造になっていて、ふたをとると焼肉弁当、その下がたぬきそばになっていました。

saigoutei2 201705

 まずはたぬきそば。茹でがやや強いように感じられたので、「かけ」でもあることだし、のびないうちにとこちらを優先して食べます。
 ある程度実の皮の部分を除いた、田舎そばではなく標準的な色をした、平打ちの蕎麦。揚げ玉のバタ臭さが味わいを深めており、三つ葉を口に含めばその香りも加わってなかなか美味。つゆは濃いめで、はっきりした味です。

 お次は弁当。少し柔らかめですが、ふっくらとしたご飯の炊き具合はマル。それを塩辛めの焼肉とともにかっ込めば、ついにんまりしてしまいます。
 おかず部分は2つに分かれており、焼肉をメインにしている部分は、その下にタレを吸った千切りキャベツ、枯れた味の2種の漬物、塩辛さの緩和剤となる茹でた白菜。
 もう一方は、餃子、若筍の味噌和え、タケノコとこんにゃくの煮物、わらび煮。

 小皿には、はっさく?を開いたものと、ジャムの添えられたクッキーも。
 全体として感じるのは、「実家のおふくろの手料理」的な、ほんわかとした雰囲気です。

takarasoba 201705

 上山市牧野にある「宝そば店」を初訪問。
 2014年にバイパスができて、集落内の旧道は静かなもの。そのバイパス工事中に何度かこのあたりを通り、なぜか店を見つけられずにいたのですが、今回はすんなりと発見することができました。どうしてこれまで見つけられなかったのか、すごく不思議な気がします。

 中華そば550円。大盛り価格はたったの100円増しなので、大盛りにて。
 上山の中心部からはずれた集落にぽつんとある小さな飲食店なので、おそらく鶏ガラ野菜のトラディショナルな中華そばなのだろうと予測していましたが、食べてみるとさにあらず。
 スープはわりかし動物系が強く出て、けっこうオイリーでこっくりとした深みのある今風の味がします。しかしそうは言ってもギトギト、こってりのものとは一線を画しており、昔ながらの味が少しモダンにシフトしたといった程度で、おいしいです。

 麺はぷりりんとしたもので美味。
 チャーシューはモモ系でいい塩梅の噛み応えがあります。
 メンマは割り箸状3センチ長で、同じ上山の「いく代やぶそば」的な感じ。
 ネギはちょっとしんなりし過ぎていたかもしれません。

 おいしいスープが麺量に比して多めなのがうれしいところ。塩辛さもほどほどなので、味わいながらその大部分を賞味しました。
 メニューには「天ぷら中華」もあり、ここが上山であることを改めて認識したところです。

hiroshinogyoza 201705

 東根市神町東の「ひろしの餃子亭」を初訪問。
 木村ストアというところが「ひろしの餃子」という名称で大々的に餃子を売っていることは、県内の人ならよくご存じ。休日などには対面販売で7千個ほどが売れるのだそうです。
 で、「ひろしの餃子亭」はその販売店舗と並んで建っています。

 食券制とは気づかずカウンターに着席したところ、ホール担当のおばちゃんからまずは食券をと指摘され、へぇへぇと券売機の前へ。
 よく考えずに入店したため少し躊躇しつつ、餃子定食の大盛り800円のボタンをポチッと。
 餃子定食は餃子が6個で540円ですが、大盛りだと餃子が10個となるので、ならばこれだと。

 食券をとりに来た先のおばちゃんは、「どれにしますか?」と。
 システムがわからないこちらは「???」状態。
 彼女が言いたかったのは、餃子は、にんにくたっぷり、にんにく普通、にんにく抜き、自然薯入り、納豆入りなどから選べるということだったようです。こちらは初めてなんだから、もう少しやさしく説明してくれれば嬉しいのだけどなあ。初訪なのでにんにく普通で。

 運ばれてきた餃子は、10個もあると壮観。卓上の餃子のたれはデフォで油や酢が入っているのでこれのみを使い、ラー油や酢を加えずに賞味します。
 焼きたての餃子は白いご飯との相性が極めてよく、これだけでもはくはくとイケてしまいます。
 皮に含まれる水分の程度がベストコンディションで、焼き方が上手だなあというのが素朴な印象。
 中身はジューシー過ぎず、それほど肉の脂が強調されていないところがむしろ好感材料。その分餃子のタレをよく吸いますが、タレ自体は塩辛さが抑えられているので、全体として絶妙バランスのものを口に運ぶことができます。

 大盛りは、餃子が10個になるのがウレシイのはもとよりですが、ご飯の量もしっかりしたものになります。全部いただきましたが、十二分に腹が満たされました。ちなみに大盛りは、ごはんとスープがおかわり自由だそうですが、これ以上は食べられません。(笑)

 また訪れる機会があれば、餃子定食540円に本日のお惣菜2品280円を加えて食べてみようかと思います。
 2度目となるそのときは、つっけんどん気味なおばちゃんにも十分に対抗できるのではないかと考えています。(笑)