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cherryland 201710

 ある日の昼は、小雨そぼ降る中をチェリーランドへ。ターゲットは館内のレストランではなく、道の駅のテイクアウト。醤油の香りが濃厚な立ち食いそばに天ぷらをのせたものが食べたくなったのです。
 ジャンクフード以外のナニモノでもないこういうものを、時に何を措いても無性に食べたくなることがあります。新そばでも手打ちでも茹でたてでもない蕎麦がおいしいはずがありません。天ぷらだってきっと油っこいぼさぼさとしたものなのでしょう。しかし、これらが濃い醤油のつゆやネギなどと一体となって登場すると、お安くできているこちらの摂食中枢をぐりぐりと刺激してくるわけなのです。

 かき揚げそば520円。カウンターにあった天かすを少々加えて、七味唐辛子を振りました。
 食べてみれば、やはりおいしいとはいえません。まあ、そうですよね、やはり。
 細めの蕎麦はのびのびだし、かき揚げはしばらくつゆに浸かっただけで身がほぐれて盛大に散開し始めます。しばらく前に食べた「名代富士そば」のほうがずっと質感があります。まあ、天ぷらに海老が多めに入っていたことは評価できますが。
 幸いだったのは、つゆが必要以上に塩辛くなかったことと、ネギがたっぷり入っていたこと。
 また量は、ご覧のとおり発泡スチロールの器に入ってこの程度。うーむ・・・。

 それにしても、520円は高いでしょ。この質と量、それに従業員の手間、店舗管理の容易さなどを考えれば、かけそば420円はそりゃないだろというぐらいに高い。
 ちなみに「富士そば」は、まがりなりにも客席を備えながら、かけ300円、天ぷらそばが410円です。
 やはり食事はテイクアウトではいけません。きちんと食堂に入って食べるべきだと思いました。
 そば一杯では足りず、チーズ入りどんどん焼き250円もテイクアウトしましたが、これが太くて結構なボリュームで、ようやく腹が膨れました。

korakuen-sagae 201710

 「幸楽苑寒河江店」を初訪問。昨年12月にできた新店です。
 「幸楽苑」は先月も別店(西バイパス店)を利用しており、直近ではわりとお気に入りです。

 期間限定で大盛り無料のキャンペーンをやっていた豚バラチャーシューメンを大盛りにして、ギョーザをつけて、831円。
 それぞれ単品だと637+216=853円となるのはずなのだけど、セットにすると少し安くなるシステムなのですね。
 一般店でこのセットを大盛りで注文すれば、1,300円ぐらいになるものですが、安い! さすが幸楽苑!!

 しかしそれにはそれなりの理由があるもの。ラーメンは他店の大盛りよりも一回り量が少なく、豚バラチャーシューが10枚!というけれども、1枚1枚は小さくて薄いです。正統派の醤油ラーメンとしてレベルの高いものになっていて、味はいいのですが。
 餃子もちんまりとしたもので、一応6個あるけれども、「餃子の王将」あたりと比べるといかにも付け足しといった感が否めません。
 腹にはまだ余裕があり、半チャーハンもつければよかったかなと思ったところ。

 幸楽苑各店は店内が明るくて、店づくりに好感が持てます。

uwano 201710

 山形市富の中の「うわの食堂」を初訪問。昼は食堂、夜は居酒屋で、最近近くの南館から移転したようなのだけど、そんな店あったかなあ。建物が新しく、居酒屋の赤ちょうちんが目立ちます。駐車場がやや狭いかな。
 入店時はたまたまなのか、店内は後期高齢者が我が物顔で、あまりきれいではない山形弁が店内に横溢しておりましたナ。

 納豆味噌ラーメン800円。
 これは確かな味、しかもボリューム的にもバッチリです。
 ふつうの納豆をまな板で丁寧に叩いて(挽き割りにして)おり、それをトッピングするのではなく味噌スープに溶かして供するタイプです。なので、スープに独特のとろみがつき、納豆らしい風味も強調されて、すごく美味。味噌スープ自体もラード風味が奥にただようやさしい味で秀逸です。刺激が少ないと感じるぐらいだったので、辛味噌がわりにカウンター上の一味唐辛子を多めに振りかけて食べてみました。
 トッピングの野菜炒めもなかなかのもので、野菜はシャキッとしたままだし、投入された豚肉が大きい。
 添えられた茄子漬もおいしかったです。

 いいラーメンだったと思う。麻婆ラーメン800円も人気だと店のおばぁが話していたので、次回があればそれだな。
 いやでも聞こえてくる高齢者たち特有の大声の会話から察すると、店名の「うわの」は山形市蔵王上野(うわの)に関係がありそうでした。