2017.11.27
☆くるまやラーメン山形13号店のねぎ味噌ラーメン ~山形市

山形市南原町のR13バイパス沿い、「まるた」のあとに2017年4月にできた「くるまやラーメン山形13号店」を初訪問。
「くるまや」といえばこの界隈でも多くの店舗展開をしているチェーン店。食べログに載っているだけでも、天童、寒河江、尾花沢、新庄、鶴岡、そしてこの山形13号店があるようです。以前はもっとあったのだけどな。
類似のチェーン店に「だるまや」、「鬼がらし」などがあり、自分にはどれがどれなのかよくワカラナイ状態になっています。
なのでこれらについてはこれまでほとんどノーマークでしたが、そこに店があるのなら行ってみなければなるまいと、ようやく重い腰を上げたところ。
「くるまや」の定番、ねぎ味噌ラーメン850円を。それに生たまご50円と、無料の小ライスを添えてみました。
ニンジンシリシリーと見紛うような色をした、ラー油をまとったネギが美味。生ネギをラー油で軽くもんでつくったようで、そのまま食べると冷たい。さらに生卵を落としているので、他は熱いのだけれども全体としては適度な温度になってバカ熱ではなく、食べやすいです。
油分が表面を覆うこってりとしたスープ。ネギの下にはさっと炒めたモヤシ。麺がなかなか出てこないぐらい大量にモヤシが入っており、それも嬉しかったり。
県民に広く膾炙している味なので、細々した解説は不要でしょう。
途中で生卵の黄身の部分をつるりと口に含んで口内に散開させ、麺を掬い終えたスープに半ライスをどぼりと落とし込み、おじや風になったものをレンゲではくはくと。美味なるスープもしっかりいただきました。
多くの人に受け入れられる間違いのない安定した味なのでしょうが、どこでも食べられるため、格別の新鮮味やこの店でなければというオリジナリティが感じられないうらみは残ります。
2017.11.29
☆農村食堂おぐら亭の若がえりランチ ~大江町

大江町の中心部からさらに西方に進んだところに「十八才」という集落があり、その地の交流拠点となっている「小倉交流館」内に、地元の婦人たちが伝統料理を提供する「農村食堂おぐら亭」があります。そこで供されるのが「若がえりランチ」1,200円。
4~6月と9~11月の毎月第2、第4日曜日のみの営業と、利用者にとってはハードルが高くなっていますが、このたび幸いにも食べる機会に恵まれました。
「よーぐござったなっす! 山のごっつぉ召し上がれ」というキャッチフレーズで、この日のメニューは、つや姫の新米を使った舞茸ごはん、里芋となめこの味噌汁、揚げ物(アスパラ菜の春巻き揚げ、かぼちゃ・椎茸・ヤーコン・春菊の天ぷら)、人参の白和え、あけびのつめもの、皿盛(ブロッコリーと芽キャベツのおひたし、生野菜サラダ、わらびの醤油漬、大根の山ぶどう漬、玉子プリン)、漬物(大根のからし漬け、青菜漬)。
そしてデザート(紅玉のコンポート、ヨーグルト)が付きました。
えーっ、こんなに盛りたくさんで1,200円!?とびっくりする品々。まいたけごはんもお代わりあり! これならば、遠方からリピートしてくる客が多いというのもうなずけます。
ヤーコンとは、アンデス地方原産のキク科の根菜で、根茎はサツマイモに似た形状をしており、百合根をもう少し歯応えよくしたような食感。大江町でもつくっており、東北地方、主として宮城県の地域ブランドなのだそうです。
肉・魚類がいっさいないというのも、「山のごっつぉ」らしくていいです。あけびとか白和えとか、我が家でも祖母が元気だった昔はよく食卓に上ったものですが、最近は割烹などでしか食べられなくなりました。
つくってくれた女性たちは、それなりの年齢なのでしょうがどなたも肌つやがよくて若々しく、笑顔がステキ。「私たちはいつまで経っても十八才」なのだそうです。
2017.11.30
らー麺Do・Ni・Boの朝ラー ~山形市

山形市内で一仕事して朝9時半。次のスケジュールまで若干の時間があり、今日も朝は食べていない。それでは、あそこで10時までやっている朝ラーメンにしようかと、南原の「らー麺Do・Ni・Bo」を4年2ヶ月ぶりに再訪。
朝ラー、540円。
朝の明るい日差しを浴びて立ち上る湯気が光るので、写真を撮るのに苦慮しました。
煮干のきついラーメンを出す店で、この朝ラーも確かに煮干は強いですが、それほどニボニボとしていず、比較的あっさりめ。朝のうちでもおいしく食べられるラーメンに仕上がっています。
左上のカップは、付いてきた青汁です。
太め、角切りのもっちりしたストレート麺、独特の甘みを湛えたメンマ、立派なバラ肉チャーシュー、緑色のネギ、ナルトまでしっかり入っています。
驚くほどの価格ではありませんが、ラーメンを食べる客数が減る時間帯にもきちんと営業を続けてこの価格なら、健闘していると言っていいと思います。
客は終始自分一人でした。がんばれDo・Ni・Bo。