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soba-kaede 201802

 蕎麦を手繰りたいと思い、天童市役所北の「こだわりのそば楓」を初訪問。
 一般住宅を使ってやっているようです。

 板そば900円。
 大板そば1,200円を勧められましたが、この日は「軽く」が念頭にあったので、レギュラーサイズに。

 氷水で締めたと思われ、板の中には小さな氷の破片も。十割のいい蕎麦です。
 輪切りではなくみじん切りのネギがいい仕事をしています。
 わさびを多めに蕎麦につけて啜れば、鼻に抜ける強い辛みとともにとてもおいしい。
 こうおいしい蕎麦ならば、勧められたとおり「大」にすればよかったと反省。
 そば湯は透明度が高く、とろみのほとんどない熱いもの。大根の漬物とともに賞味すればこれもまた美味でした。

 会計時、「足りましたか」とご主人。やはり勧めに乗ればよかったと伝えると、それではまたお越しの節にはそうしてくださいと、笑顔で送られました。
 ごさそうさまでした。
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little house 201802

 R287と西部街道が交差する河北町谷地交差点至近に建つ「リトルハウス」を初訪問。
 ずいぶん前、おそらく昭和の50年代ぐらいからずっと続いている喫茶・軽食の店。月~土曜日に日替ランチを515円(限定10食)にて提供していると聞いたので。

 この日の日替ランチはポークソテーのきのこソース。食べ応えのある肉厚のポークが7~8枚はあったでしょうか。それにホワイトソース仕立てのきのこソースがすごくたっぷりで、おいしい。添えられた生野菜もキャベツ中心というわけではないし、スパゲッティがカレー味というのがワンポイントになっていていいと思う。

 こっくりとした味のオニオンスープ、さっぱりしたもやしの炒め煮に加えて、ごはんのお供にどうぞとふりかけのパックが付いてくるのがユニークです。
 平皿のライスもいい米を使っているとみえて炊き上がりがよく、見た目は洋食ですがこれらを箸でいただくことになっていました。そうそう、日本人は箸だよね。

 これで515円は破格でしょう。
 5分後ぐらいに入ってきた日替わり注文のお客は売り切れと言われていました。
ramen88 201802

 日中はいつも閉まっているように見えた寒河江市本町の「らーめんはうす88」。18時前に通ったところ営業中。じゃあ夕食はここで食べて行こうか。
 入店すると、カウンターは70代のオジサン5人が占拠していて、田舎言葉丸出しの大声で盛り上がっています。話題も井戸端会議レベル。ん?ここは居酒屋なのか?!

 ここならコレという、パーコーメン750円。
 「カレー粉で味付けした豚肉を油で揚げ、辛みの効いた醤油ラーメンにのせました」(メニューから)――というものです。

 スタンダードな醤油味のスープには唐辛子の欠片が入っていて、ピリッとした風味があります。
 透明度を湛えた熟成感のある中細ストレート麺。
 薄めの衣をまとい、アナウンスどおりカレー粉の香りがするポーク。
 それに、刻みたてのネギとワカメ、メンマ。

 中華そばに揚げものを入れるというパーコー麺の思想自体よく理解できないところがありますが、やや油っこいなあと思える以外は上出来だったと思います。

 営業時間は17時から24時までで、水曜日が休みのようです。居酒屋時間帯の営業ですね。
tamechan 201802

 寒河江市立病院近くの居酒屋「海鮮道楽為ちゃん」には昼定食があるそうなので、このたび初訪問。
 ちらし、和定食、洋定食、うどんの4種のランチメニューはいずれも限定5食。その中から「定食 和」750円+税を選びました。

 立派な鯛の兜煮がメイン。煮魚って、年齢が進むにつれて好きになってくるもののよう。ごぼうやきのこ類を用いていい味に煮付けられています。
 小鉢類は、鱈子の煮物、茎ワカメの酢の物、おみ漬。これらはいずれも器に満杯に盛り付けられ、定食愛好家を喜ばせます。
 味噌汁も魚汁。

 天ぷらと刺身を想像していましたがそうではなく、このような海のもの尽くしを食べたのは久方ぶり。
 ああ、うまかった。当たりだったなあ。
 「洋」ならばどのようなものが供されるのか、興味の湧くところでもあります。
 会計時、10円が手元になく、大将は810円を800円にオマケしてくれました。
fukurou 201802

 4年5カ月ぶりの再訪となる、寒河江市寒河江内の袋の「そば焼肉ふくろう」。前回は冷やし肉そばとミニ丼セットを食べていたので、今回はゲソ天板そばの大盛り、750+200円にしました。

 このセットが750円ならすごくお得だと思う。太めのゲソ4本とレンコンの揚げたて天ぷらが付いて、こっちもうまいよとばかりに鶏肉を含んだ肉そばのつゆも添えられます。刻み海苔までついていて、サービス精神旺盛なんだなぁ。でも、大盛りにするとけっこういい値段になってしまうのですけどね。

 蕎麦はきちんと手打ちです。
 昼時でたくさんの客が集っており、この人たちがこぞって蕎麦を食べているわけで、そんなに多くの蕎麦が打てるものなのか疑問でした。しかし食べてみれば、いい喉越しや蕎麦特有のざらつきが感じられ、紛れもなく手打ち。
 自分にとっては大盛りチョイスが正解。多すぎるということはありませんでした。

 少しだけ濁りのあるそばつゆ、辛みの感じられるわさび、とろみを湛えた熱い蕎麦湯。これらに店の女性たちの明るく元気な接客が加わり、いい店だと思いました。
tsubasa 201802

 山形駅西口の「お食事処つばさ」でカツカレー、806円+税=870円。
 ここは約3年ぶり3回目だけれども、カレーは初。

 これぞ食堂のカレーという味。とんかつは大きさ、厚さとも控えめですが、薄い衣がついてウインナー・シュニッツェルのよう。ルーの量は十分です。
 サラダ、福神漬け、ごはんの質などどこをとってもしっかりとしたもので、町の食堂として一流レベルだと思います。

 ここではまだ一度も麺類を食べたことがないので、近いうちにまた麺狙いで訪れてみようと思います。

eisuke-yamakita 201803

 山形市馬見ヶ崎の「栄助寿し山形北店」を何年ぶりかで訪問。前回はあの人と一緒だったから、少なくとも東日本大震災が発生した7年以上前のことだった。
 タッチパネル方式ではなく、寿司職人さんにこれとあれとと言葉で注文する従来タイプの店。こういう回転寿司店に入ったのは久しぶりです。

 まずは、白魚、ホタルイカ、桜エビの「春の軍艦3貫盛り」と、まぐろ、漬けまぐろ、ネギトロ納豆軍艦の「まぐろ味比べ」。
 ほかには、するめいか軍艦三昧、かながしら、寒ぶり、ねぎとろ軍艦、だし巻き玉子。

 エビの頭が入った味噌汁が無料。昆布だしの香りが際立つすし醤油。別途たのんだわさびが山盛り。
 近時人気の回転寿司チェーン店と比較すると、寿司らしい大きさがあり、きちんと人の手で握られていて、ネタも大きめ。一枚上手です。その反面、価格がやや高めとなり、7皿で1,620円でした。

sadasuke 201803

 まだ入ったことのない「えばと」を狙ったのですが、暖簾がかかっていません。やってるのかなぁ、ココ。残念ですが方針変更して、5年9カ月ぶりにその近くの「定助(さだすけ)そばや」に行きました。
 1回目は鶏肉の入った「中華」(ラーメン)を食べたので、今回は肉そばの大盛り、680+150円にします。

 表面積的には小さめだけれども高さがあるどんぶりなので、量は申し分なし。
 少なめに見えるつゆは、甘さが抑えられ、鶏油が表面を覆う、鰹風味豊かなもので美味。
 機械打ちだろうと思われる蕎麦は、角がシャープでいい食感です。
 鶏肉が肉厚で、しっかり鶏肉の味がします。

 メニューに「半板そば天ぷら付き1,100円」というのがありましたが、これはどうなのだろうと興味が湧いたところ。手打ちだったらかなり安い部類なのだろうけど。そうではなかったとしても、この蕎麦ならおいしく食べられそうです。
inoue 201803

 東根市四ツ家の「つけめんいのうえ」を初訪問。ここに来たならつけ麺でしょう。
 ふつうの麺と全粒粉では価格が違い、高いほうの全粒粉の麺を選び、みそ・魚介・醤油・しお・しょうがと5種類あるつけだれから魚介を選んで、「大」にして900円。

 まずはビジュアルよし。
 極太の全粒粉麺は、札幌製麺(札幌市豊平区)製。食べ応えがあり、少しざらつきのある喉越しが独特で、小麦本来の味が堪能できます。おいしいので「大」が正解。
 魚介風味がいいつけだれは、ニボニボ感がこれみよがしではない程度に抑制されているのがスバラシイと思う。これに途中から、別添えの温泉卵を割り入れて別の味を楽しみます。
 割りスープを注いで飲んでも秀逸でした。

 「つけめん」を冠する店名に相応しい、優れたつけめんでした。1日20食限定の油そばにも興味が湧きました。
kitanoramen 201803

 「北のラーメン」に初めて入って、特製味噌ラーメン800円を食べました。
 味噌スープの味が秀逸です。合わせ味噌風でまろやかさがあり、たっぷり入った豚挽肉が味を引き締めています。刺激的なところがなく、こういう味噌スープがほしかったんだよなぁ!という思いが深まります。
 半熟卵に白髪ネギ、ワカメ、ニラ、メンマ、もやし。加えて、歯応えの強めの分厚いチャーシューがしっかり3枚と、トッピングも申し分なし。さすが「特製」。
 ここは当たりだったかも。外見はあまり流行っているようには見えませんでしたが、長く続いているのには立派な理由があるということなのでしょう。

 麺は近場の製麺所から調達したと思われるごく普通のもので、ここにはもう一工夫あっていいのではないかと思ったところです。
 ここではかた焼きそばがイチオシのよう。夏にはざるネギラーメンというものもあるらしい。これらを食べにまた行ってみようと思います。
kanemi 201803

 ローカル局のラーメン番組でかき玉ラーメンが取り上げられていた大江町本郷の「カネミ食堂」を初訪問。かき玉ラーメン650円はおいしそうだけれども大汗が出そうなので回避し、ここならこれだろうと決めていたカツ丼750円をチョイス。

 予想したとおり、とてもいいカツ丼。鮮やかな紅生姜が視覚に訴える効果は絶大。どんつゆが多めで、極端な甘辛さのない、いい塩梅です。
 カツも想定以上の厚さがあり、敷かれたタマネギも多め。どんつゆとトッピングが多いので、中のごはんが少なく感じられてしまいました。
 切り干し大根煮と大根の味噌汁も素朴でおいしかった。

 同行者が食べていたロースカツ定食850円も、刻みたてのキャベツが大量に添えられておいしそう。かき玉ラーメンも食べてみたいし、ここはこれから何度か行ってみる必要がありそうです。
hifumi 201803

 なんと7年3カ月も間が空いてしまった「そば処ひふみ」。いい店なのだけれども、そのために昼はいつも混んでいるので敬遠していました。しかし、ある日の夜、この時間なら空いているだろうと思って再訪。その目論見は当たっていて、この店は夜に行くべきとの思いを強くしたところです。

 前回はげそ天ざるそばを食べていたので、今回は肉そばとミニげそ天丼のひふみセット900円にしました。
 冷しの肉そばは、そばつゆの甘さと鶏油が強めの鮮烈なおいしさ。コシの強いやや太の麺もインパクトがあっておいしい。
 揚げ立ての天ぷらの香ばしさとさりげないカレー風味が相俟ったミニげそ天丼の香りにそそられない日本人は存在しないのではないか。
 これらに日替り小鉢と漬物が付いたセットは極めて魅力的で、際立つ味が印象に残ります。

 いわゆるクセになり虜になる味。次回はあまり間を置かず、つけそばを食べに行こうと考えています。

bishokuya1 201803

 天童市泉町の「中華美食屋」を初訪問。隣は「らーめん本気や」、向かいは「味香食堂」と、ライバルが多い中にある台湾系?中華料理店です。

 牛すじ刀削麺790円+税=853円。
 刀削麺が好きなのです。水で練った小麦粉の塊を専用の刀で沸いた湯の中に削り入れて作るもので、もともとは中国山西省の料理とのこと。麺のつるプリの食感が好きなのだろうな。
 1.5cm角、長さ5cmぐらいの牛スジがたっぷり入っています。ハラミ肉のような食感で、脂肪のところを齧るとじゅわっと旨みが出てきます。
 他の具材も豊富で、特にキノコ類が種類、量ともに多いよう。徐々に唐辛子の辛さが効いてきて、じわじわと汗が滲んできます。

bishokuya2 201803

 この店のすごいところは、カウンター料理が食べ放題なこと。10種類以上ある本格派の中華料理を「好きなだけ取って食べてくださいねー」と。その片鱗はご覧のとおり。
 食後にこれとは別の料理を小皿にもう一つと杏仁豆腐を。なんならもっと食べてもいいわけで。こんなに食べて853円とは驚愕レベルです。

 この店のように、自分が知らないだけで、まだ見ぬ強豪店というのはたくさんあるのだろうな。
 異国語が飛び交う中でこういう料理をずらり並べて食べていると、ここが日本ではない錯覚を覚えるのも一興。
 知らない店に入ってとる食事は楽しいものです。
hironoya 201803

 道路の拡幅で旧店の向かいに店を移した天童市一日町の「広野屋」を、ほぼ6年ぶりに再訪しました。
 ここの場合焼きそばと煮込みしかメニューがないので、やきそば(並)と煮込、550+500円を食べます。

 世の中には味よりも量が優先される食べ物があると思っており、たとえば山形の蕎麦もそのひとつ。しかしその代表格は確実にソース焼きそばなのではないか。
 でもって、ここの焼きそばのコンセプトはまさにそれで、ふつうの味だけれど量だけはたんとありますぜといったつくり。
 具材は細切りのハムと玉子焼きとわずかのキャベツ。ほかに紅生姜と青海苔が適量デフォで入っていますが、それらをさらに加えたくても卓上への備えはなく、ウースターソースを足すぐらいしかカスタマイズはできません。
 焼きそば麺は太めでもっちりの美味。並盛りとは思えない量があり、満腹必至。「大」の700円を注文した日にはかなり大変なことになるだろうと想像します。

 煮込みのほうは、醤油仕立てのあっさりで、焼きそばのお供としてぴったり。モツではなく牛と豚の肉を使っているからかもしれませんが、500円はちと高いと思う。こんにゃくたっぷり。

 店はきれいになりましたが、焼きそばも煮込みも旧店時代と寸分も違わない仕上がりで、おいしかったです。
douyasoba 201803

 山形市中野の「銅谷そば」を初訪問。
 もりそばの大盛り、600+100円。リーズナブルな価格です。

 WEB情報によれば蕎麦は三七で、食べ応えのある手打ちの中太。大盛りでももう2~3箸は欲しいぐらいの量で、腹八分といったところ。山形の蕎麦喰いは食べますからね。
 そばつゆは、心持ち酒が強いような気がするけれども、いい塩梅。みじん切りのネギを投入し、蕎麦にわさびを乗せてそのつゆをチョイ付けし、ずずっと啜ります。

 大根の麹漬けとかぼちゃの天ぷら。
 蕎麦湯がたっぷり。徳利のそばつゆも多めなので、猪口で3杯いただき、小汗をかきました。
 蕎麦はいいなあ。山形ではどこで食べてもハズレがないし。

geihinkan 201803

 大江町の飛び地が多い寒河江市柴橋地内、R287沿い、西部街道との交差点近くにある軽食・喫茶の店「迎賓館」を初訪問。
 本日の日替りランチ600円は、ハンバーグ定食。
 喫茶店のハンバーグだし、値段もそこそこだしと、正直言って大きな期待はしていませんでした。しかしそれは間違いで、質も量も、久々の大ヒットと言っていいぐらいの上々のものでした。

 しっかりしたボリュームのハンバーグにおいしいデミグラスソースがすごくたっぷり。Lサイズ以上を使ったと思われる目玉焼きも添えられています。サザンアイランドドレッシングの生野菜もふんだん。
 良質な米を使ったどんぶりごはんも十分な量で、定食愛好家からはここまでですでにA評価が得られそう。
 これに加えて、油と砂糖を上手に使ったしゃきしゃきのきんぴらごぼうが秀逸だし、油揚げ・豆腐・ネギの味噌汁が白眉だし、山形名物の青菜漬もいい。

 つまり、非の打ち所がないということ。これで600円はどう考えたって安いでしょ。
 ここで食べてよかったと心から思えたいい店でした。
souemon 201803

 山形バイパス沿いにあるこの店でそばを食べた記憶はあるのですが、それは20年ぐらい前のはるか昔のこと。どんな蕎麦だったか思い出すことはできません。ではまあ、行って食べてみようと。

 太打ち板そば1,150円。
 店のホームページによると、ここの蕎麦粉は主に山形産で、秋から春にかけては「最上早生」、西蔵王の「北わせ」を使い、時期により「でわかおり」も使うのだそう。
 手打ちそばは、田舎そば風ではあるけれども、荒挽きの更科粉を混ぜるので歯切れがよく、風味のある「田舎風更科そば」に仕上がっているそうです。
 そして板そばの場合は、使う粉は細打ちの粉と同じですが、更科粉が入らないのでそばの味が強く、噛み応えのある仕上がり。見た目、細打ちそばの3倍くらいの太さですが、ふわっとした歯ごたえでコシがあります。そば粉は8割強で、手ごね、手のし、手切りの完全な手打ちそばデアルとのこと。

 量的にも必要十分。昆布ダシの際立つそばつゆもよく、蕎麦湯たっぷりもよし。
 おいしかったと思います。
friendly 201803

 河北病院近くのR287沿いにある「ふれんどりー」に初めて入店。
 ハンバーグがウリのようですが、日替りのサービスランチがあったのでそれを。

 日替りランチのドリンク付700円。(ドリンクなしだと650円。)
 この日は、ポーク生姜焼&コロッケで、あさりご飯にもできるというのでそれに。ドリンクはアイスコーヒーを。
 鉄板仕立てなので、最後まで熱々のままで食べられるのがいいです。ポークは2枚で、生姜の薫り高い上手な出来。コロッケは業務用の冷凍物でしょうが、ソースをかけて熱いところを食べればそれもおいしい。
 あさりご飯は、炊き上がりがもうひとつでしたが、アサリの風味がしっかりしています。

 ダシの効いた味噌汁、きちんとしたアイスコーヒー、大きな氷の入ったお冷などに、店側の丁寧さや誠意が感じ取れました。
 ハンバーグカレー850円なんかも食べてみたいと思ったところです。
shinasobaya 201803

 東根市神町北にある「支那そば屋」を初めて訪問。
 中華そばの大盛り、620+100円。
 この店では2種類のスープをつくっており、中華そばのスープは鶏ガラ、昆布、魚介類(鰹節、煮干し、飛魚、宗田鰹など)、野菜類(タマネギ、青ネギなど)でつくられています。ブシが強めの、旨み満点の味です。
 店では細麺を使っていると言うけれども、この辺りでいう中太のウェーブ、多加水系のおいしい麺です。
 トッピングはオーソドックスで、チャーシュー1、メンマ多め、海苔1、ナルト1、刻み白ネギ。
 やはり中華そばは、いろいろ食べ歩いても最後はこういうオーソドックスなものに戻ってくるものです。
ebato 201803

 河北町の肉そば店はいくつかを除いてひととおり試してみましたが、未訪の「いくつか」のひとつで北谷地吉田にある「えばと」に初入店。
 これまで行ってみた2度はいずれも暖簾が下がっていなかったので、今回は行く前に電話して、開いていることを確認してから訪問しました。
 こぢんまりとした店内は、椅子はあるけれどもその前のテーブルやカウンターには様々な物が置かれており、座れる席はカウンター2席と、2つあるテーブル席の4席ぐらいでしょうか。自分は4人目の客ですが、テーブル相席にて。

 ここならコレだろうと、カツ丼+半肉そば900円を。
 肉そばは「半」なので少しだけれども、しっかり鶏肉がのっていて、甘い味のつゆが美味。もっと食べたいというあたりを狙ったような適量です。
 これぞ河北の、というようなカツ丼は、一転ごはんがたっぷり。薄切り、薄衣の揚げたてカツを店オリジナルのソースにくぐらせただけの素朴なつくりで、軽いカレー風味が食欲を刺激します。何の変哲もないカツ丼なのだけど、これがうまいんだな。

 80前後に見える老夫婦が二人でやっている店。店内に佇んでいて感じるこのヘリテージ感がスゴイ! おそらく跡継ぎはいないのではないか。だとすれば、まだ間に合う今のうちにこの味をしかと体験しておく必要がありそうです。