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en 202004

 流通団地会館内に今年3月に開店したばかりの「めんや縁」を初訪問。以前は「めし家絆」だったところです。
 オススメだという、豚野郎めん800円。これを、JAFの会員割引を使って750円で。

 透明感のある醤油仕立てのスープですが、強めのにんにく風味がある上に背脂がころころと入っているので、しっかりした味になっています。
 麺は極太平打ちの縮れ麺で、存在感はスープに負けていません。
 これに豚バラ肉を多めに使ったシャキシャキの野菜炒めがたっぷりのっかっています。わしわしとその野菜をパクつけば、なんだか身体にもよさそうな気がしてきます。
 この1杯にはブラックペッパーがよく合うはず。たっぷりふりかけて賞味しましょう。

 チャーシュー、メンマ、ナルト、海苔などのレギュラーメンバーは入りません。しかし、豚バラ肉という食材は日本人の舌になんとよく馴染んでいることか。豚肉たっぷりの野菜炒めさえあれば、メシであろうと麺であろうと間違いなくおいしく食べられます。

kaedeseimen 202004

 天童市東長岡のR13沿い、「ラーメン13号」の建物がこの2月に「楓製麺所」に変わったようなので、このたび初訪問してみました。
 自家製麺を謳っており、極太麺は茹で時間10分なのだとか。その極太麺を味わってみたくて、量の多さが心配だけれどもまあ何とかなるだろうと、G系味噌ラーメン920円にしてみました。

 しばし待ってから登場したブツは、おおっ、盛り付けがタワー状になっている! 横長フレームで普通に撮っていたら入りきらないので、カメラをナナメにして撮ってみました。
 まずは大量の野菜の4分の3程度をいったん別皿に除けてから食べ始めます。そうでないと食べられません。ようやく掘り当てた麺。いやー太い! これはもう、うどんでしょ。こういうのを麺の端っこからつゆをぷるぷると飛ばしながら啜り、噛み噛みしながら食べるのもまたうまい。
 刻みニンニクとたっぷり背脂が効き過ぎてすごいことになっています。厚切りのチャーシューはやたらとしょっぱいし、どこを取ってもインパクト絶大です。一方、このスープの味噌味はマイルドなコクも感じられて口当たりがとてもいい。これにサービスのライスを入れて食べたいところですが、そこまでやったら腹が壊れるので自重だな。(笑)
 麺が半分ぐらいに減ったところで、除けておいた野菜を再投入。食べても食べてもほとんど減らずに見たところがいつまでも変わらないあたり、ガッツリいきたいガテン系男子にとってはたまらないでしょう。

 なんとか全量クリア。この内容であれば、高めの920円はまったく惜しくありません。
 おいしかったので食べている最中は苦になりませんでしたが、食べ過ぎるとしばらく経ってからきつさがやってくるようになった今日この頃です。

kuraya 202004

 6年5か月ぶりに南館西の「手打蕎麦蔵屋」を再訪しました。

 中華そば720円。
 ここの中華そばは山形地域の伝統でもあり古典とも言える、牛ダシの中華そばなのです。
 麺もまた、山形らしい中太、多加水のもっちりしたつくりでとても美味。
 蕎麦屋のものにしてはかなりオイリーなスープで、牛風味がふわり。うまいなあ、これには白胡椒が実に合う。中華用の調味料を使って味を調えているようです。

 2013年11月に食した時の画像と較べると、牛チャーシューが2枚から1枚に減っていることを除けばほぼつくりは同じ。
 ただ、価格が720円で、中盛り200円増しはいかにも高いです。この地域では600円前後が蕎麦屋の中華そば価格となっていますが、720円は自分が知る限り蕎麦屋における中華そばの最高価格です。また、盛りアップは蕎麦で200円増しなのはわかるけど、中華では100円、高くても150円がいいところでしょう。中華の中盛り920円では、おいそれとは注文できません。
 つまりこの店の場合、客に対して中華の中盛りは金額に頓着のない人以外は食べるなと言っているのと同じです。なので、おいしいけれども、近いうちにまた来ようという気になれないのが惜しいところです。

tenryubo 202004

 中華料理でいきたいと思い、天童市中里の「天龍坊」に赴いてランチ。ここは2013年6月以来の再訪となります。
 平日ランチタイムの龍セットは、五目あんかけ焼きそばと半チャーハンにスープ、サラダ、漬物、デザートが付いて800円。これだな。

 メインの焼きそばは、熱々でぽったりとした五目あんがすごくたっぷり。というか、麺がやや少なめになっているからそう感じたのかもしれません。でもまあ、第一印象で少ないと思ったけれども、食後には妥当な量だと思えました。うれしいことに、うまみたっぷりのあんが多いのです。
 チャーハンについては、格別コメントすることはありません。このあたりがスタンダードでしょう。
 少ないけれども杏仁豆腐の塩梅もよく、これで800円はお得でしょう。

 久しぶりに食べたあんかけ焼きそばも白菜が効いていて大満足。改めて思うけど、中華料理店で食べる本格中華はおいしい。

ichiban nagai 202004

 長井市で昼食。狙っていた複数の店は新型コロナのため臨時休業中。アレマ、困ったな。
 で、未訪の店を探して市内をうろついたところ、新町にある「らーめん一番」の暖簾が下がっていたのでここと決めて初入店しました。古くて目立たない店です。

 ラーメン大盛、700円。
 初入店時の定番メニューを選びましたが、いやびっくり。これがうまいのなんの。
 一言で言えば、今どき珍しくなった、かえしの醤油の味と香りで食べさせる中華そばの代表格です。
 昨今は魚介だの動物だのダブルだのと、「取り過ぎた」ダシを強調して食べさせるラーメンが多いような気がしますが、いい醤油を使ってつくればスープはおのずとおいしくなるという見本のようなスープです。
 スープづくりの思想としては、近間の店で例えれば、山形市富の中の「よしのや食堂(吉野屋食堂)」や、この3月に惜しまれて閉店した蔵王半郷の「才三郎そばや」に近似するものがあります。
 和の風味の感じられるこの返しには、昆布が多用されているのかもしれません。

 大盛りの麺は多分2玉を使っていて、食べ応えも十分。いい店というのはタクアンまでしっかりうまい。街場から離れている場所であっても店が続いている理由がわかりました。
 リーズナブルな価格でいい中華そばにめぐり逢えたヨロコビ。これこそが食べ歩きの醍醐味と言えるでしょう。

donQ maxvalue 202004

 うどんをたっぷり食べたいと思い、双葉町の「どんQ製麺マックスバリュー山形駅西口店」を初訪問。スーパー内の店とあって、天ぷらを惣菜としてテイクアウトする人も多いようです。加えて近時はコロナ禍の影響で、うどんをテイクアウトしていく人も見かけました。

 かけうどんの大429円と、キャベツかき揚げ132円のところレジのおばさんが間違えてかき揚げ154円と打ち込んだため、合計583円。店を出てからレシートを見て気づいたが、まあいいや。次回からは間違えないでね。

 かけうどんは口径の大きいどんぶりで登場。小・中・大の大は2玉のようで、けっこうな量がありました。うまかったけれども次回からは1.5の中で事足りるようです。
 うどんもだしつゆも突出したところのない安定感のあるもので、他のうどんチェーン店と遜色なく勝負できるものだと思います。
 キャベツかき揚げは、お好み焼きにも通じるところのある面白い味で気に入りました。天ぷらをだしつゆに落とし込んだときの衣の溶け具合は秀逸です。

 ああ満腹。うどんをたっぷり食べたいとの思いを完璧に成就することができました。

kaisenkan 202004

 ある日のランチタイム、鶏の唐揚げ定食が食べたくなったものの、唐揚げの名店の仁亭、かつMI、矢沢食堂などは最近行っているし、あたご食堂、麺や小福六兵衛は定休日で、つばさ食堂はテイクアウトのみと、なかなか名案が浮かびません。国味が健在だったなら間違いなくそこなのだけどな。
 ではまあ、海鮮系だけれども飯田西の「居酒屋海鮮館」に行って食べることにしようか。1年4か月ぶりの訪店となります。

 若鶏の唐揚げ定食880円+税=968円。
 正直言います。外税の消費税分がそのままそっくり高いです。他店比で10%割高だとかなり高い印象となります。
 唐揚げの味とボリュームは驚くほどには至っていません。やはりここでは海鮮丼などの海系を注文するべきなのかもしれません。
 しかし脇役陣はしっかりそろっており、きんぴらごぼうがうまいし、厚揚げが入った味噌汁もうまい。小さいながら茶わん蒸しも付きます。御飯茶碗の左側にある漬物の小皿が隠れてしまっています。

 ランチタイムはごはんおかわり自由なので、半膳ほど追加。コーヒー無料(セルフ)と書いてあるもののコーヒーメーカーは空でした。
 コロナの影響で正午前の客は自分だけ。飲食店にとっては辛く苦しい日々が続きます。

tesshin 202004

 元町の「麺や鉄心」を初訪問。以前「もとまち食堂」だったところに2019年4月オープン。さらにその前、2016年頃までは「てんまや元町店」だったのをご存知の方はいるでしょうか。

 スープの表面が一面黒色となるビジュアルが魅力的だったので、マー油味玉ラーメンの大盛り、830+100円をチョイス。
 うん、スープがうまい。これだけマー油を使っているラーメンは近隣ではあまり見かけないので貴重かも。日本人って、基本的に焦げた香ばしい香りや味が好きですよね。マー油はそういった人種的特性によく合う調味料だと思う。なお、マー油の黒は表面だけで、下のスープはこれもおいしい醤油味なのでご安心を。
 麺は、少しだけウェーブが入ったストレート寄りの丸型の中太タイプで、これもほかではあまり見ないつくりのものです。
 太く裂いたメンマが3本、味はいいけれども薄切りの小さいチャーシューが3枚、海苔1枚。
 麺量は、大盛りがこの量であれば、自分の場合普通盛りでは足りないでしょう。

 他店では味わえないおもしろい1杯でした。

ikkyuan 202004

 下条町の「一休庵」を1年3か月ぶりに訪店。
 ここではいつも肉そばを食べているので、今回はもりそばの大盛りにゲソ天を付けて、650+150+300=1,100円。

 機械打ちの蕎麦ですが、黒々としていて口当たりは滑らか。青い大皿に盛られた蕎麦はすごい量で驚くけれども、おいしいのでするすると食べてしまいます。薬味のネギとわさびが山ほど付いてくるところも素晴らしい。このように出し惜しみしない店は大好きだ。
 ゲソ天はショリサクの衣に簡単に噛み切れる柔らかいお御足で、みんなでダンスを踊っているよう。味と食感に問題はないけれどもボリューム的にこれが300円は高めかもしれません。

 この店で食べて、これまで満足しなかったことはありません。とてもいい店だと思います。

ayadori 202004

 東根市中央に2018年3月にできた「からあげバルあや鳥」を初訪問。
 3日前に食べた鶏の唐揚げ定食に納得できなかったので、ここならどうかなと期待に胸膨らませての訪問です。

 鳥の唐揚げ定食は小盛、並盛、大盛、特盛とあり、それぞれ唐揚げが3個、4個、7個、10個。1個換算が50円のようで、それぞれ600円、650円、800円、950円となります。
 4個では少ないし、7個は多い感じ。でも、足りないよりはいいだろうと大盛り800円にしました。内税というのがいいです。
 味付けは、醤油、塩、ホットチリ、ニンニクから選べるそうなので、今回は醤油で。

 うへぇ、さすがに7個は迫力モノだし、ご飯の量が始めからすごい。おかわり自由だそうだけれどもこれで十分過ぎるな。

 3日前に食べた店で納得できなかったのは、鶏肉特有の臭いがきつかったから。縁日などでフライドチキンを売る屋台から漂ってくるあの独特の臭いです。つまり、あまり新鮮ではない長期間保存している肉を使っているとこうなるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

 で、今回はどうだったかというと……、大合格!
 さすが鶏肉専門店、ほぼ臭みがありません。熱々揚げたての唐揚げはとてもおいしく、何個でもイケそうな感じです。(まあ、この大きさでは10個程度が限界だと思うけど。)
 小麦粉、にんにく不使用で、米油で揚げているようです。
 つや姫を使っているというごはんもいい炊き上がりです。

 近時鶏の唐揚げは多くの店で提供されるようになりましたが、それではどこで食べてもおいしいかというと、そうでもなさそうです。唐揚げが食べたくなったら店選びは慎重に行う必要がありそうですが、この店はOK店のひとつです。
 店内にもっと太陽光を取り入れて明るさを出し、ケチャップ、ソースなどの調味料がいつでも使えるようになっていれば、なおよかったと思います。