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menya kofuku 202005

 寿町の「麺や小福 六兵衛食堂」を9年7か月ぶりに再訪しました。
 その昔「ぼんぬーる」という名のファミレスが入っていた建物。前回訪問時はこの店内で、病院から「チチキトク」の第一報となる電話連絡を受け、父はその夜逝去したのでした。そのトラウマが抜けず、またここしばらくは高齢となる母の状態も芳しいとは言えないこともあって、ずっと足が遠のいていましたが、このたび一歩踏み出してみたというわけです。

 鶏の唐揚げ定食のごはん大盛り750+100円。
 おそらくたくさんの唐揚げが出てくるのだろうから、それとともに食するメシもまたたくさん必要だろうという予想を立てたところ、図星でした。大盛り正解。しかし満腹。

 唐揚げ6個が俵状に積み重ねられた盛り付け。この店の場合、醤油ベースの油淋鶏風の「からあげのタレ」を付けて食べるのが習わしのようです。また、よかったらどうぞとマヨネーズもにゅるりと添えられています。揚げ具合、肉質、共にいいです。
 写っていませんが、唐揚げの下には素揚げのジャガイモがごろごろと3個。これも満腹を演出するのにいい仕事をしています。
 漬物の盛り付けにも細やかな気配りが感じられ、カツオ風味の効いたひじき煮もとてもおいしい。

 平日のランチタイムは大盛りがサービスとなりこれが750円で賞味できるので、かなりお得かもしれません。再度食べる機会にはとんかつソースを所望し、それをかけて食べてみたいと思います。麺類もあるので、それもいってみたいな。

ichiba tairyo 202005

 まだ未訪となっている村山市中央にある「すしの市場大漁」の前を通ったので、せっかくだからちょいとつまんでいこうと急遽初入店。回転寿司店ですが、ちょっと高級です。

 鮪三昧と北海三昧、各570円+税=1,254円。
 握りたての寿司はおいしい。ネタもよく新鮮で、一皿110円の回転寿司とはまったくちがう。まあ、価格が高いのは難点ですが。

 いい寿司屋だったので、今度はチョイ寄りではなくきちんと食べたい。ランチ限定の大漁丼スペシャル980円あたりが狙い目かな。

kobo raku 202005

 蟹沢の「手作りうどん工房楽」を初訪問。
 駐車スペースに流れる音楽を聴きながら入店すると大将が出てきて、いきなり「お茶は熱いの?冷たいの?」と訊いてきます。冷たいのを所望して着席すると、「マスク付けでっからわがんねけど、初めて?」「リンゴを入れた餃子つくったけど食べる?」「わらび食べね?」と矢継ぎ早に。はい初めてです。いずれもいただきます。
 この界隈では珍しいイカすみうどん800円を注文。うどんと中華麺には紅花を練りこんでいるのだそう。餃子もわらびもうまい。

 料理を運んできた大将は食べている間も近くに座り込んで話しかけてきます。いわく、店を始めてから9年、その前は会社員、趣味で打っていたうどんを谷村新司に送ったら絶賛されてやめるわけにはいかなくなった、スマホで調べて遠くから来てくれる客もいる、オーディオ系も趣味、69歳になりアンプが重くて持てなくなった、割引券をあげるから次回から100円引き、イカ墨は北米産、イカ自体はとても柔らかい、ウチは組合に入っていないから5月もずっと営業してきた、組合員は全部休みでまだ休んでいるところも多い……などなど。とても話好きなんだな。昼前のこの時間、客は当方一人だしね。
 本来しゃべらずに一人で食べたいほうではあるのだけど、まあこうして話をしながら食べるのもたまには悪くありません。そのかわり、いつものようにじっくり味わえる雰囲気ではなくなります。

 食後にコーヒーまでいただいて満足。大将は3回行けば顔を覚えてくれるそうですが、さて、どうしようかな。(笑) いちおう割引券は保管しておこう。

yakushi 202005

 かつて薬師町の護国神社入り口付近にあった店でしたが、2014年頃に青柳の集落内に移転しました。移転してから今回初めて行ってみました。
 ふつうの民家を利用した店構えになっていますが、以前と同様にそば食べ放題(30分1,100円)もやっていて、お高くとまらず庶民的な経営スタイルなのがうれしい。
 「そばセット」(たぬきそば+まぐろ丼)と「や久志セット」(かけそば+小えびのかき揚げ丼)がいずれも850円での提供となっていて、これらがお得。さらに、8、9、4の付く日は50円引きとなります。

 この日は「8」が付いていたので、そばセットの「冷」を800円にて。
 機械打ちと思われる黒めの蕎麦に甘めのつゆ。七味をかけて啜り始めれば、天かすがショリショリしていておいしい。
 まぐろ丼もおいしいけれども、ごはんの量から判断すれば添え物の域にとどまっているようです。
 これらに冷奴が付いていました。メニューの写真には載っていたお新香はありませんでした。

 セットとしては軽めでしょうが、このぐらいだと腹にはやさしいようです。
 会計時には2週間ほど有効の100円割引券をもらいましたが、自分の場合そうすぐには再訪しないタイプなので、使わないで終わるでしょう。
 街場から離れたこの店に客の足を運ばせるにはもう一工夫欲しいかもしれません。や久志セットを食べた前回7年前の記事を見ると、やはり同じことを感じていたようです。

ichiraku 202005

 この日の昼メシは南陽近辺にて。R13沿いの「ラーメンみあか」に行くも、やっていず。この店、定休日以外もしょっちゅう休んでいる。
 で、次に行ったのが、R113沿い、南陽市役所近くの「一楽」です。初訪問。ドライブインのようなつくりですが、看板に「自家製手もみ」と出ているので期待して入店します。

 煮卵醤油ラーメンの大盛り、680+100円。
 刻みたて緑色のネギが映える端整なルックス。醤油の香りと味がとてもよく、これは「かえし」を楽しむラーメンです。ダシもよく、風格を感じるいい1杯だと思う。
 麺は気持ち細めで、それほど自家製らしさを感じさせるものではなく、手もみの縮れ具合もほどほど。この地にありながら赤湯ラーメンでもなく、ましてや米沢ラーメンでもない、つくりも味もラーメンの王道を行くものです。
 80円増しの煮卵の味付けがよく、チャーシューも柔らかく脂がじゅわっと染み出すスグレモノ。きちんと漬物付き。

 期せずしていいラーメンに出会い、思わぬ拾い物をしたようなうれしい気分です。結果的に、休みがちな店よりもサボらず真面目にコツコツ営業しているこちらに入ってよかったと思いました。

shinkaro 202005

 上山市二日町の「中国料理新華楼」を6年6か月ぶりに再訪しました。2018年8月にいったん店を閉めていましたが、2019年5月に再オープン。店内からの眺めがよく、曲線が入ったつくりの建物構造が懐かしい。
 店名も以前と変わりませんが、台湾系の経営者に変わり、実質的には新店と言ってよさそうで、厨房からは中国語らしき会話が聞こえてきます。

 台湾系の中華料理店でよく見かける、ラーメン6種と飯類6種から組み合わせ自由で選んで750円というもので、今回は味噌ラーメンと麻婆丼をセレクトしました。
 味噌ラーメンは札幌ラーメン風。挽肉とラードを使ってコクをつけ、茹で野菜たっぷりのほかにチャーシューとメンマ、コーンも添えられて立派。味噌の風味は熟成感があって純日本的です。
 麻婆丼は、辣油よりも山椒が効いていて独特。豆腐の角が取れるぐらいまでしっかりと調理しているようです。ご飯に対してウワモノの量が圧倒的に多いところがスバラシイ。

 こういう本格的な料理がこの価格で食べられるのであれば、自分はこれで十分だと思うなぁ。高級中華料理店で高い金を支払っている必要などないのだ。

moritaya 202005

 この日の昼食はまだ10時半。最近通っている天童市中里の「茂利多屋」にて。いつでもやっているので開店時間、営業日を気にせず訪れることができるし、何と言ってもコスパがいい。

 今回はカキフライと白身魚定食570円をメインにしてそれにミニラーメン230円を付けてみました。日頃から朝食はとっていないので、昼食には早い時間帯であってもこのぐらいは軽くイケてしまう。

 まずはスープ代わりにミニラーメン。必要なトッピングがちゃんとあるし、味も合格ラインを楽々クリアしています。かっ込むには少ないけれども、スープ代わりであれば十分。
 定食は、立派なカキフライが3個。タルタルソースもたっぷり付いています。白身魚フライは例のヤツというか、中国産なのか、どこででも見かけるものですが、揚げたてなのでおいしく食べることができます。煮卵半分付き。レモン添えの生野菜のドレッシングがオリジナルっぽくてこれもよし。味噌汁は合わせ味噌だが赤味噌が強めでラーメン並みにしょっぱいのはご愛敬か。

 茂利多屋なら、800円も出せばこれだけ充実した食事をとることができます。

sobadokoro haruma 202005

 山辺町で営業していた「そば処春馬」がこの4月、山形市馬見ヶ崎の「仁亭2」があったところに移転したと聞き、新店を初訪問してきました。
 “そば処”を名乗って肉そばなんかを出していても、春馬ならラーメンだろうなと判断して、納豆味噌ラーメン830円を。また、半ライスが50円と安いので、残った味噌スープに投入しようと考えてそれも。

 ケンチャンラーメンの麺を少し細めにしたような春馬の麺をわしわしといただきます。いやぁ、うまいなぁ! 普通盛りでもけっこうな量があります。
 納豆が入るとスープが特有のとろみのついたものに変貌します。それをズバズビッと音を立てて啜ればうまさはいや増すというもの。バタ臭い炒め野菜もとろとろのチャーシューも一流だと思う。

 半ライスはまったく50円とは思えないシロモノで、深い茶碗にどっさり。他店比で言えば一人前近くはあるんじゃないの。
 わずか50円の追加でスープおじやも少しだけ食べようかという程度の思いだったのに、それが満腹状態にまで達してしまったの大きなは計算ちがいでした。

 納得の春馬。いつかまた近いうちに、今度は汁なし系を攻めてみようかな。

ryo 202005

 某つけ麺店に赴いたところ、臨時休業。まあこの節そんなこともあろう。ではこの近辺でしばらく行っていない店はどこだろうと考えて、大森の「ラーメンりょう」へ。6年6か月ぶりの再訪です。
 近くにはラーメン店がもう1店舗。このあたりは商業地からは程遠く畑地と住宅地がメインなのだけど、なぜここに2軒もラーメン店があるのか不思議だ。

 ここだったらつけ麺よりもこっちだろうなと、みそラーメンの大盛り730+130円をチョイス。
 すぐにラードで野菜を炒める音といい匂いがしてきます。ラーメン店らしくていいなあ。
 どん!と登場した大きなどんぶりは、これぞ味噌ラーメンというとてもいい眺め。ニンニクが効きまくりなのだなぁ。(苦笑)
 スープのコクと味が濃い目でうまし。少しぼそぼそとした食感の低加水麺は、一口目で自家製麺とわかるオリジナル。食べ始めてから知ったのだけど、大盛り通常1.5玉のところを2玉にサービスして出しているようです。したがって、おいしい麺を想定以上にたっぷり食べることができたのは僥倖でした。しかし満腹。このところずっと食べ過ぎが続いているんだよなあ。

 味噌ラーメンにワカメが入っているのはこの地域ではあまりないかもしれません。惜しいのは、チャーシューとメンマが省略されていること。正油ラーメン680円よりも50円高いだけという設定なので、やむを得ないかな。
 りょうの味噌ラーメン、当たりでした。

sukiya dainome 202005

 ここにもあったすき家。「すき家山形大野目店」を初訪問して、サラ旨ポークカレーの1.5盛600円を食べました。

 せっかくなので卓上の紅ショウガも添えて。
 肉やジャガイモがけっこう多めに入っています。しかしそのルーはスープ状で、ライスがシャビシャビになってしまいます。人によるのでしょうが、やはりカレーはもうちょっとぽってりしているほうが自分は好きだな。
 ボリュームはたいしたもの。110円アップでこの量になるのであればリーズナブルだと思うけれども、日常的に食べる量としてはちょっと多いかな。並盛490円にサラダ140円を添えるぐらいがいいかもしれません。

misono 202005

 上山市石崎の「みそのそばや」を9年8か月ぶりに再訪し、前回は醤油味を食べているので、今回はみそラーメンの大盛り、750+100円にしてみました。

 野菜のいため汁とラーメンスープで煮出した、本場札幌ラーメン風のつくり方。ラードや味噌の刺激が強過ぎることのない蕎麦屋らしいスープで、こっくりとしたいい味がします。
 炒め野菜がわりと多く、トッピングの黒いのは木耳かと思ったらワカメ。わらびのお浸しが付くところもポイントが高い。多少茹でが強かったことを除けば、極めてデキのいい一杯でした。

 上山は天ぷら中華の本場。この店ではどのメニューにもゲソ天が100円で付けられるようです。いなりも2個で100円。良心的ではないか。

 ところで、6月も近くなってじわじわと暑くなってきたので、ぼちぼち冷やしラーメンや冷やし中華方面にシフトしていこうかと思います。

sancha 202005

 久野本の「食遊館茶茶茶(さんちゃ)」を6年2か月ぶりに再訪しました。
 マーチャンセット850+税=935円。いつの間にか消費税が外税になっています。

 大きい皿にどっかりと盛り付けられたマーチャンは大量で迫力満点。こんなに多く食べるつもりではなかったのだけどな。
 赤ピーマンで彩りが添えられたチャーハンは油が少なめでピラフ風。チャーシューの角切りが多く入っていますが、塩味が薄めなのがやや気になるところ。
 麻婆豆腐は本場の辣油・甜面醤・花山椒バリバリといったものではなく、日本人の舌に馴染むようなほの辛い程度の仕立てになっています。
 レタス・大根・ニンジンの生野菜にかけられたドレッシングはピーナッツ風味が際立っていておいしく、さりげなくオリジナリティをアピールしています。

 これで850円ならば、チャーハンが白いご飯だったとしても安いのではないかと一時は思いましたが、外税の10%が加わるのであれば、料金的には妥当と思えるものに変わってしまいます。それほどに大衆食堂における外税の影響は大きく、けっしていいイメージを持てないということです。
 次回は税別820円の酢豚定食あたりが狙い目だろうな。酢豚定食がこの値段ならかなり格安と言っていいでしょうが、これだって902円になるとコスパがぐっと落ちる印象が付きまといます。
 それにしても腹がくちい。