2020.05.01
アジアンダイニングブッダのAセット(山形市)

南二番町の「TOP」のあったところにこの3月に新規オープンした「アジアンダイニングブッダ」に初入店しました。インド系と思われる人たちが営業するインド・ネパール料理店です。
平日限定のAセットは580円と格安。日替わりカレーにサラダ、プレーンナンまたはライスが付いてこの価格はすばらしい。
この日のカレーはジャガイモとエリンギとのこと。これに100円プラスでプレーンラッシーを付けてみました。
価格以上の価値ありのナンは、いいバター風味があって上等。手で裂きながら食べてもその手がべとつかないようなさらりとしたつくりなのがいい。大きいので、量も自分にはこれ1枚で十分です。
選べる辛さのカレーは、ふつうにしてみました。舌を刺激するほどの辛さはありませんが、むしろ香辛料の奥深い香りで鼻をくすぐってくるようなところがあります。このあたりは日本のカレーライスとは違うところでしょう。
ラッシーも濃いめの仕立てでうまい。
タマランなあ。これらが680円で楽しめるのなら、また行っちゃうよナ。
外人オジサンたちの接客もフレンドリーだし、この節だからなのか、手にはビニール手袋、各テーブルに消毒液と、衛生面もしっかりしていました。
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2020.05.02
きのくにやのざる三種もりセット(山形市)《移転》

飯田のR13バイパスのジャンクション付近に2019年4月にオープンしたそば・うどんの店「きのくにや」に初入店しました。
ここのメインメニューであろう、ざる三種もりセット(天ぷら1種類付)、1,000円。
天ぷらはちくわをチョイス。天ぷらなしだと900円です。
うどん、そば、中華麺の3種類が同時に味わえるというのは食べ比べができて楽しい。
実際に食べてみた感想としては、蕎麦はまあ普通、うどんは太くてシコシコとした強靭なコシがあり、これは美味。中華麺は喉越しという点ではやはり随一でおいしい。
昆布と鰹節の芳醇な味わいのあるそばつゆもまた秀逸です。
ボリューム的にはそれほど手ごわくはありません。
部分的にはどれも悪くはないのですが、全体としての華やかさがもう少し欲しい感じ。こんなにしょぼいちくわ天を付けてはいけません。讃岐うどんチェーン店で見かける太くて長いものの上をいかなきゃ。
他店では、早割、サラダバーサービス、大盛り無料、卵1個サービス、ゲソ天山盛りなど、様々な特徴を打ち出しています。この店も、そば・うどんならあそこだねと客にリピートを促すような、他店よりも秀でたアピールポイントが欲しいと思いました。
2020.05.03
ラーメンひさ野のみそラーメン(山形市)《閉店》

若宮の「ラーメンひさ野」を10年2か月ぶりに訪問。間が空きましたが3回目となるようです。
ここは青ネギ満載の肉中華が人気ですが、今回はみそラーメン750円にライス50円を添えてみました。
麹の風味が感じられる甘味噌仕立てのスープがコク深くてうまい。わりとこってりしたつくりで、麺の上に作り置きの挽肉とモヤシの炒め物がどんと載っての配膳です。チャーシュー、メンマなどはありません。
スープで食べさせるラーメンをあらかた啜り上げ、残った少量の野菜とオイリーなスープにライスを一気に全部落とし込んで、レンゲでかっ込めば至福。このライスが50円って、明らかにサービス価格だよな。
まだ昼前なのに、ビール瓶を何本も並べて呂律が回らないほどに酔っているカウンターの老年オヤジ客。こういうヤツがいるから年金生活者全体が白眼視され必要悪扱いされることになる。この眺めは営業自粛要請を無視して店を開けているパチンコ屋に群がるギャンブル依存症の猿レベルの客たちに相通じるところがあるかもしれない。
3つ席を空けて並んで食べましたが、あまりじろじろ見ていると「お、ぬゎんだ? おぅれがぬゎにか、ぅわるいくぅぉとでもしてるって、ヒック、いうのくゎ、ぅえっ!」とか言って絡まれると嫌なので、シカトしたのは言うまでもありません。(笑)
おいしいスープを完飲したので、その後は大量発汗となり、家に戻って衣類を全部着替えることになりました。(笑々)
2020.05.04
らーめんぬーぼう三代目店のガッツリつけめん(山形市)

つけめんを食べるならどこがいいかと考えて、9年6か月ぶりにあかねヶ丘の「らーめんぬーぼう三代目店」に行ってみました。
ガッツリつけめんの大900円。
極太麺が400g。具材をつけだれに入れて供する店が多い中で、ここでは盛られた麺の上に具材が並べられ、見た目がきれいで食欲を刺激します。
どんぶりに山と盛られた麺を見て全部食べられるか不安になりましたが、底のほうに水切のためのザルがあって上げ底になっていたので、内心ホッとしたりして。(笑)
ああ、んまかった。上等だったなぁ。
つけ麺とはいえ、このぐらい食べればたっぷり食べたなあという思いに至ることができ、とても満足しました。
2020.05.05
らーめん喜の人の生姜醤油(東根市)

東根市羽入に去年10月に新規オープンした「らーめん喜の人」を初訪問。
醤油系だけで生姜醤油、煮干醤油、背脂醤油と3種のラーメンを備えています。(醤油以外もあり)
生姜醤油というのが珍しかったので、その大盛り、750+100円をセレクトしました。
サービスで「煮干しダシご飯」を付けることができるというので、それもいただきます。
ダシご飯はラーメン着丼の前。塩味が薄いと煮干しのダシには絶妙な甘みがあることがよくわかります。それに岩海苔とくれば、おいしくないわけがありません。
しばらくして運ばれてきたラーメンは、まずは漂ってくる生姜香が秀逸。そしてその香りに負けじと、かえしのしっかりとした醤油の香。このコンビネーションはこの地域としてはかなり珍しい。そして、うまい。
トッピングにはほうれん草のおひたし、ベーコンを切るようにきちんと切身を入れたチャーシュー、角材のようなメンマ。いずれも手抜きがなく、とてもいいんじゃないですか。
生姜を効かせた濃口醤油のラーメンは、新潟県長岡市が発祥のご当地ラーメンのよう。それで思い出しました、これは「青島食堂」系統の味なのですね。
2020.05.06
やまがたべこいちの日替わりランチ(山形市)

ご飯ものが食べられる店がいいと思い、通りがかった城西町の「やまがたべこいち」に2年8か月ぶりに入店しました。この店、ずいぶん昔からやっているよなあ。けっこうな大箱。店の雰囲気は「昭和」ですね。
この日は土曜日だったけれども、1日10食限定だという日替わりランチ780円の設定があったので、それを。この日はチキンフライのデミグラスソース付でした。
装飾物などをいっさい削ぎ落し、必要十分なものでまとめてみましたという感じの“ザ・定食”。外連味のないこのつくりは、店の空気感や他人の評価などにはとらわれず純粋に腹を満たそうとする者(ワタシですね)にとっては、むしろ清々しさを覚えるぐらいです。
フライはソフトな口当たりだし、それをとんかつソースではなくデミソースで食べるあたりに心がくすぐられ、少し酸味のある漬物と、素っ気ないキャベツの千切り、これもどうぞといった具合のマカロニサラダ、飲み応えのある量の味噌汁と、いい脇役たちがあまり主張することなくそれを取り巻いています。ご飯の量も少なからず、しっくりきます。
素朴でいい出来のランチだったなあ。これがせめて650円なら頻繁に通うところなのだけどな。
2020.05.06
4月28日に閉店した「あすなろ食堂」について
山形市東原町の定食の名店「あすなろ食堂」が、2020年4月28日をもって閉店しました。「年齢には勝てず……突然ですが……」という告知が店に貼り出されたのは閉店日の間際で、シャイな店主と女将らしい唐突な幕引きでした。
こちらも定食の名店だった「国味」が、一足早い2018年11月に“定年退職”を理由に店を閉じており、これで山形市内から定食屋の王道を行く東西正横綱の2店舗が失われた形になってしまいました。
もともと男子校の山形南高校に面した大通りにあり、腹を空かせた高校生や近くに下宿する山形大学生などの胃袋を満たしていた「あすなろ食堂」でしたが、いつしか現在の場所に移転し、その後も定食愛好者が納得する質と量を兼ね備えた定食をずっと提供し続けてきました。
私の場合、あれは30代だったか、あすなろ定食が680円の頃から新しい店のほうに通い始めました。自分はいったいここで何食食べたのだろう。
通いたての頃の女将はどちらかというと愛想に乏しく、まだ若くて勝気そうなところがあったためか、忙しいとつっけんどんになり皿の置き方がラフになるという、初心者にとっては多少の緊張を強いられるような店でした。
しかし店主がつくる料理の味と量にはまったく文句の付け所がなく、加えて調理から盛り付け、配膳に至る手際は極めて素早く一種芸術品と言っていいぐらいの夫婦の阿吽の呼吸をカウンター越しに見るのが徐々に楽しみになっていったのでした。
また、何度か通っているうちに、そういう客との接し方が二人のやり方なのだとわかり、いつしか不思議なアイコンタクトによって二人と心を通わせることもできるようになったのでした。
二人には、食堂で儲けようという様子はなく、日々健康を維持したまま長く店を続けていきたいと考えているように見えました。そしていつも、自信のある料理を出来立てのうちに、客に腹いっぱい食べさせたいという職人の心意気で働いているように感じました。
地元のテレビ番組から県内の定食屋のトップクラスとして紹介したいとのオファーがあったときも、さばけないほどの客が殺到することを嫌ったのか、登場を拒否したこともありました。
この4月の中旬、閉店することを知らずに、キャベツと豚肉の春雨炒め、キュウリとイカのサラダ、揚げ出し豆腐のあすなろ定食をおいしくいただいたのが、この店での最後の食事となってしまいました。残念でなりません。
こうなってしまった以上、ただただお二人の末永いご健勝を祈らずにはいられません。

(在りし日の「あすなろ食堂」)
さて、自分のような定食愛好者はこれからどんな店に行けばいいというのでしょうか。しばらくは本気で悩むことになりそうです。
「あすなろ食堂」の愛好者は多かったことと思います。このブログには「あすなろ食堂」で食べた36食を写真と記事で載せていますので、左上の「検索フォーム」に「あすなろ食堂」と入力してリストアップしてみてください。
心より、長い間ごちそうさまでした。本当にありがとう。
こちらも定食の名店だった「国味」が、一足早い2018年11月に“定年退職”を理由に店を閉じており、これで山形市内から定食屋の王道を行く東西正横綱の2店舗が失われた形になってしまいました。
もともと男子校の山形南高校に面した大通りにあり、腹を空かせた高校生や近くに下宿する山形大学生などの胃袋を満たしていた「あすなろ食堂」でしたが、いつしか現在の場所に移転し、その後も定食愛好者が納得する質と量を兼ね備えた定食をずっと提供し続けてきました。
私の場合、あれは30代だったか、あすなろ定食が680円の頃から新しい店のほうに通い始めました。自分はいったいここで何食食べたのだろう。
通いたての頃の女将はどちらかというと愛想に乏しく、まだ若くて勝気そうなところがあったためか、忙しいとつっけんどんになり皿の置き方がラフになるという、初心者にとっては多少の緊張を強いられるような店でした。
しかし店主がつくる料理の味と量にはまったく文句の付け所がなく、加えて調理から盛り付け、配膳に至る手際は極めて素早く一種芸術品と言っていいぐらいの夫婦の阿吽の呼吸をカウンター越しに見るのが徐々に楽しみになっていったのでした。
また、何度か通っているうちに、そういう客との接し方が二人のやり方なのだとわかり、いつしか不思議なアイコンタクトによって二人と心を通わせることもできるようになったのでした。
二人には、食堂で儲けようという様子はなく、日々健康を維持したまま長く店を続けていきたいと考えているように見えました。そしていつも、自信のある料理を出来立てのうちに、客に腹いっぱい食べさせたいという職人の心意気で働いているように感じました。
地元のテレビ番組から県内の定食屋のトップクラスとして紹介したいとのオファーがあったときも、さばけないほどの客が殺到することを嫌ったのか、登場を拒否したこともありました。
この4月の中旬、閉店することを知らずに、キャベツと豚肉の春雨炒め、キュウリとイカのサラダ、揚げ出し豆腐のあすなろ定食をおいしくいただいたのが、この店での最後の食事となってしまいました。残念でなりません。
こうなってしまった以上、ただただお二人の末永いご健勝を祈らずにはいられません。

(在りし日の「あすなろ食堂」)
さて、自分のような定食愛好者はこれからどんな店に行けばいいというのでしょうか。しばらくは本気で悩むことになりそうです。
「あすなろ食堂」の愛好者は多かったことと思います。このブログには「あすなろ食堂」で食べた36食を写真と記事で載せていますので、左上の「検索フォーム」に「あすなろ食堂」と入力してリストアップしてみてください。
心より、長い間ごちそうさまでした。本当にありがとう。
2020.05.07
らぁめんいずみやのみそら~麺(山形市)

旧羽州街道沿い、七浦の「らぁめんいずみや」を初訪問しました。
外観は古く、以前ここはチェーン店の「ラーメンショップ」だったのではなかったか。
各メニューには小・中・大があり、訊けば中は1.5玉だというので、みそら~麺の中850円を太麺チョイスで。
表面積の大きなどんぶりで登場。しかし底は浅いので、馬鹿みたいに多くはありません。あっさりした味噌スープ。しかし真ん中には辛味噌とたっぷりの摺りおろしニンニクがのっていて、これをスープに溶かすと味は激変し、強烈なパンチ力を発揮するものとなります。この眺めはラーメンショップのラーメンとよく似ているように見えます。
太麺とスープの間の親和性はそれほど感じず、それぞれが独立している感じ。ネギは小口切りではなく縦切り、ワカメがいい仕事をしており、小ぶりながら味が濃いめのチャーシューもきらりと光る存在感を放っています。
開店直後の入店でしたが、客足は想定以上に多く、他店と比べてあまりコロナの影響を受けていないように見えましたが、本当のところはどうなのでしょうか。
ニンニク臭を多少なりとも緩和させるためか、支払い時に板ガムが供されました。
2020.05.08
きよすみ食堂のカツカレー(山形市)

住所で言えば「やよい」というのか、西バイパス沿い、山形第十小学校至近の「きよすみ食堂」を、ほぼ7年ぶりに再訪しました。昭和風情が漂い、あくせくしないゆったりした時間が流れていて、独特の雰囲気があります。
メニューを見て、今食べたいものをと、カツカレー800円を。
これぞニッポンのカレーライスといった感じの、カレールウ。エスニックではなく、それほど辛くなく、やや塩味があり、体に馴染んだ安心の和風味です。豚バラ肉、小さめのニンジン、形が完全に崩れていないタマネギ。うまいねえ、こういうカレーでいいんだよね。
サクッと揚がったソフトなとんかつもおいしいし、カレーの量もしっかりあるので、ライスは大盛りといきたいところですが、この店は大盛りが200円と高いハードルになっているので、普通盛りで我慢。そうするとやっぱりカレーとカツが余り気味になりました。いい店なので、大盛り料金だけはなんとか改善してほしいと思っています。
2020.05.09
北龍飯店のマーボナス炒め定食(山形市)

北町にある「北龍飯店」を再訪しました。2011年9月以来となります。入口には暖簾が下がらず、「営業中」のごく小さな板看板が下がっていることでやっていることがわかるという、奥ゆかしい店です。前回食べたここの上海焼きソバは量・質ともにヤバいレベルだったんだよなあ、もちろんいいほうに。(笑)
ご飯ものを食べたかった今回は、マーボナス炒め定食820円をセレクト。
麻婆あんがたっぷり。舌にピリリとした刺激を感じますが、それほど辛くはありません。塩味が強めなので、おかずがこの量であれば、男性ならばご飯は普通盛りでは足りないかもしれません。
はじめのうちはアチチの茄子をつまんでご飯の上でバウンドさせて食べていましたが、だんだん面倒になって、途中からライスをおかずにどばりと投入。下品極まりないけれども、こうして食べたほうがずっとうまいんです。
おいしい豆腐とワカメの味噌汁、キュウリとちくわのマヨネーズ和え、タクアン。これらすべてがとてもいいコンビネーションになっていました。
2020.05.10
金ちゃんラーメン南原店のみそラーメン(山形市)

9か月ぶりに「金ちゃんラーメン南原店」へ。近くにある定食屋「あすなろ食堂」は4月28日をもって店仕舞い。贔屓にして長年通った店でもあり喪失感は大きい。
11時10分。この日一人目の客となって、自家製手もみのよくできた麺をたっぷりいただこうと、みそラーメンの大盛り650+100円を注文。
価格設定が良心的だし、麺量も充実。そして何よりも安定の味。
ああんまかった。
食後に1か月ほど有効の100円引き券がもらえます。
2020.05.11
山形南四番町食堂のマイセレクション(山形市)《閉店》

ごはんの無料券が手に入ったので、7か月ぶりにまいどおおきに食堂系の「山形南四番町食堂」へ。
セレクションと言ってはみても、ここに来たならイカフライ165円とコーンサラダ110円はたいていお盆に載せてしまうので、いつも変わり映えはしません。ここのイカフライは厚みがあり柔らかくてとてもおいしいのです。ほかには今回は肉じゃが220円。
ごはんの大165円が無料というのは大きい。自分の場合水物は無料の緑茶で十分なので味噌汁も不要で、いつも頼まないから価格もわかりません。
生卵を取るのを忘れたがまあいいか。その代わりにめしにサービスのふりかけをかけて食べて腹がくちくなりました。
これが495円で済んでしまうというのがなんともスバラシイ。
2020.05.12
きむらのらーめん(山形市)

1年7か月ぶり3回目となる片谷地の蕎麦メインの店「きむら」へ。正式には「㐂むら」です。
ここでは蕎麦の鴨なんばん、丼物のかつ丼と食べてきて、今回はらーめんの大盛り、670+150円にしました。
これこそ蕎麦屋のラーメン。やや細ストレートの中華麺は製麺所製。長ネギを用いるのが一般的な山形では珍しい細ネギ仕様。スープは市販の中華ダシも使って味を調えているようで、ソツなく仕上がっていておいしい。
けれども、ここでコレを食べたい!という高みに到達するためには特徴がもっと欲しいところだし、ディスティネーションの重要ポイントでもあるコスパ面での優位性も今一つかもしれません。
この店では蕎麦、ごはんもの、ラーメンと食べ進んだので、ここでいったん一段落ということにしましょう。
2020.05.13
さっぽろの中華そば(山形市)

北町の「さっぽろ」をほぼ3年ぶりに訪問。
中華そばの大盛り600+150円。中華そばに限れば10年ぶりですが、当時からずっと値上げしていません。これは凄いこと。
米沢ラーメンの細麺手もみ縮れはほろほろとして啜り甲斐があり、いい喉越し。同じ中華麺でも、このあたりでメジャーのやや太多加水のものや、最近流行りの極太麺などとはまた違っていて、中華麺の多様性と懐の深さに改めて感服します。
スープも衒いのない醤油味で、まったく文句ナシ。こういうおいしいラーメンを並ばず、待たず、格安料金でさっと啜れる山形とは、なんといいところか。
次回は焼そばの大盛り700+150円かな。
2020.05.14
優勝軒鳥居ケ丘店の特製もりそば+チャーシュー丼(山形市)《閉店》

1年2か月ぶりとなる「優勝軒山形鳥居ケ丘店」。ここのもりそばは池袋大勝軒の流れをくむデキのいいつけめんで、ときどき無性に食べたくなります。
特製もりそば(並)+チャーシュー丼(小)、790+220円の千円超え。
相変わらずうまい。うまいので、並なんかだとあっという間にすすり終えてしまいます。
これに名脇役のチャーシュー丼を付ければ、空いていた腹は納得してぐーぐー不平を言うのをぴたりとやめます。
ただ価格は着実に上がっていて、1年2か月前は同じものが780+210円と3桁で収まっていたし、初めて食べた9年前は750+150円とかなりのお得感があったものでした。
また、以前はそばを食べたあとのセルフの割りスープの横にはご自由にどうぞの新鮮な刻みネギが置かれていたものでしたが、今回はそれがありませんでした。こういうものって大事なのになぁ。大きな楽しみが失われた感じです。
2020.05.15
食堂山一(やまいち)のかつ丼(山形市)

この日の昼はカツ丼と決めて、何年ぶりかで「いさご食堂」を目指してみましたが、あいにくの定休日。ではここはいずれ行くとして近くの食堂に変更することにして、期限なしの100円引き回数券が手元にある「食堂山一(やまいち)」を半年ぶりに訪店しました。この券に惹かれて店を決めたと言ってもいいぐらいで、集客効果は高いです。
かつ丼750円を、650円にて。
いいカツ丼です。お重にも汁椀にもきちんと蓋が付いてくるあたりは立派。ご飯を覆いつくすとんかつは想定以上の肉厚があり、敷かれたタマネギも多めで、緑と赤の色どりもよい。良質の漬物に加えて、少量ではあるけれども心づくしを感じるきんぴらごぼうも。深みのある椀でネギとわかめのみそ汁をたっぷり味わえるところもグッドです。
文句なしに満足。「当たり」のカツ丼でした。
2020.05.16
まるじゅう食堂の中華そば(長井市)

先頃訪問した長井市の「らーめん一番」が大当たりだったので、柳の下に2匹目のドジョウを狙って再度長井市へ。四ツ谷にある「まるじゅう食堂」を初訪問しました。
すごい店構え。平屋の古い建物で、自分は平気ですが、入店を躊躇する人もいることでしょう。ガタピシいう引き戸を開けて無人の店内に入ると、薄暗い厨房から男性がのそりと現れたので、やってますよねと確認して、デコラ張りの手を乗せるとかくかくするテーブル席に着席します。この雰囲気、レトロでこれ以上ない昭和。

中華そばの大盛り、600+100円。
ほう、こういう感じですか。
透明度をたたえてツヤのある麺はすこし寝かせたものでしょうか、麺量が多く啜り甲斐があります。多少多めぐらいがちょうどよく、ラーメンはこうじゃなくっちゃ。
柔らか仕立ての、煮豚と呼んでよさそうなチャーシューが3枚。これがとてもおいしい。
スープのダシがやや淡白に感じられましたが、全体として満足度の高い1杯になっていました。
2020.05.17
らーめん亀太郎の亀そば(油そば)(山形市)

ほぼ2年ぶりに南原町の「らーめん亀太郎」へ。
これまで未食だった亀そば(油そば)を、無料の大盛りにして、JAF割を使って、750+0-100=650円にて。
亀そばの大盛りは麺量400g。自家製麺を大盛り無料でたっぷり味わえるのは幸せなことです。
よく混ぜてそのまま食べてもおいしいですが、卓上にあった丸美屋のふりかけみたいな乾燥トウガラシをパラパラとかければ味がぐっと引き締まってなおうまし。
食後にお冷をたっぷり飲んで消化器内塩分濃度を下げ、汗をかくことなく退店することができました。この価格で得られる満腹感、充実感には感服します。
2020.05.18
台湾料理美香居のエビ豆腐四川風炒め定食(山形市)

本格中華料理がいいなと、2年3か月ぶりに花楯の「台湾料理美香居」を訪問。
豊富な定食メニューの中からエビ豆腐四川風炒め定食880円というのを選んでみました。
口に入れられないぐらいチョー熱々の揚げ豆腐。しばらくご飯の上に載せて冷ましながら食べます。ピリ辛でおいしい。プリッとしたエビもいくつか入って、いいアクセントになっています。
大根の千切りの安直なサラダだけれども、熱がっている口にやさしく、ドレッシング付きで食べればこれが案外イケる。生野菜はこういうのでいい。
漬物の位置どりをしているのは、ナスと山菜のようなものを濃い味に煮詰めたようなもので、雰囲気はぐっと中国風。これもいい。ほかに春巻、卵スープ、杏仁豆腐。
ライスは大盛り無料。おかずが豊富なので、そうしてもらうことでようやくおかずの量とバランスが取れますが、全体としては許容量に近く、満腹になります。
ここでは刀削麺もやっているよう。ランチタイムの格安セットもあるし、しばらくぶりで味わってみてとても満足だったので、近くまた行くことになるでしょう。
それにしてもコロナの影響で客足はあまり伸びていない様子。ここに限らずどの飲食店も今が辛抱のしどころでしょう。
2020.05.19
手打ちそば二谷のもり天げそ(山形市)

久保田にある蕎麦屋「二谷」を初訪問。あまり通ることのない道沿いにあるので、ここに蕎麦屋が存在することすら少し前まで知りませんでした。
11時15分入店。この日の最初の客となって、もり天げその大盛り、850+150円を注文しました。
手打ちの細打ち。きりりと冷やされている上にしっかりと水切りされ、細いのにコシが感じられる堅めな食感でなかなかに美味。とてもいい蕎麦だと思う。
青菜をひたひたに煮たものの小鉢。足の数にして5本のゲソ天は揚げたてでショリリのもっちり。薬味は白ネギではなく細い青ネギ、ワサビはきちんと辛いやつ。後半は卓上の一味を振ってみましたが、これもしっかり辛いものでした。
そば湯は猪口に3杯分。茹で回数の少ないうちなのでまだ透明でした。とろりとした蕎麦湯が好きなので惜しい。
予想した以上に出来のいい蕎麦でした。おいしいので食べ進みますから、もう少し量があれば文句なしです。