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sakaeya bunten 202007

 冷やしラーメンを攻めるのであれば、ここにも一度ぐらいは行っておかなければならないと思い、2年5か月ぶりに北山形駅近くの「栄屋分店」へ。
 県外ナンバーやレンタカーがたくさん停まっていて店前は満車。100mぐらい離れた第2駐車場に停めます。

 開店直後で大混雑。席はかろうじて確保できましたが、麺の茹で1回あたり4食分しかつくれないようでたっぷり待たされ、文庫本をだいぶ読み進めることができました。

 冷しワンタンメン920円。ここでの冷やしは初です。
 栄屋の麺は丸麺に近い中太ストレートでにゅるっとした感じ。これが好きだという人もいるでしょうが、中華麺はある程度縮れたりウェーブがあったりしたほうがスープとよくなじんでいいと思う。
 そういえばワンタンも、あまりスープとしっくりいかず、真っ白いままで味がしません。
 そのスープも、あっさりと言えば聞こえがいいですが、ダシのコクが弱く、昔風のレベルで物足りない感じがしました。
 ここで食べるなら冷やしではなく熱いラーメンなのかな。

 これで920円。
 栄屋はたまに食べたくなるけれども、今回行ってみて、わざわざ列をなし、高めの料金で、ぜひともここで食べなければならない理由はもう見当たらなくなっていると思いました。
 山形のラーメンはどの店もレベルが高く、油断しているとどんどん置いていかれることになりますから、各店は十分な注意が必要です。

sutadon westBP 202007

 「伝説のすた丼屋山形西バイパス店」は3年ぶり、すた丼屋としては11か月ぶり。
 ここのカレーはどんなものかな~と思って。(以前一度食べていることを忘れている。(笑))

 すたみなカレー700円。
 ごはんの質や炊き方に若干の難があるかもしれませんが、全体としては上出来だと思います。
 まず、ガテン系男子でもこのぐらい食べれば満足できそうなボリュームがいい。
 カレールーは全国流通の業務用でしょうが、別の見方をすれば全国のどこでも通用するしっかりしたスパイシーな味わいがあるということであって、業務用を使うこと自体は悪いことだとは思いません。
 そして、カレーの味だけではなく、すた丼に使うニンニク醤油ダレの豚肉もトッピングされているので、1皿で二度おいしいのも魅力の一つです。
 それでいて700円。なかなかいいですよ。

 カレーのカテゴリーでは「すたみな唐揚げカレー」900円も魅力的でしたが、これだと唐揚げが8~9個付いてくるようで、自分としては完食するにはちょっと厳しそう。
 食べながら見たメニューには「すたみな唐揚げ」3個230円というサイドメニューがあったので、これぐらいならばすたみなカレーとともに食べても大丈夫そう。
 でもそうすると合計930円になって、こっちのほうが高くなっちゃうんだよナ。悩むよね、これ。(笑)

yusho kita 202007

 優勝軒と言えば茨城大勝軒の直系店なので、特製もりそばが定番なのだけど、ここでも冷やしラーメンをやっていたので食べてみました。「優勝軒山形北店」は2年5か月ぶりです。

 冷やしラーメン800円。
 しっかりと冷やされて登場。氷が透明でいつまでも溶けず、中ほどから溶け出して穴の開く冷蔵庫でつくる氷とはちょっと違います。

 優勝軒のイメージとは正反対というか、大きく予想を覆すところがある冷やしラーメンだと思う。
 麺は極太ではなく中太やや細めのストレート。量はたっぷりではなく普通。トッピングに大量のモヤシではなくミズナなんかを使っている。炙りのチャーシューは豚ではなく鶏。ニンニクは使わず山葵でどうぞと。――ね、優勝軒のイメージじゃないでしょ。

 でも、うまい。他店との差別化もうまくできている。見た目も涼やかでいい。
 しかし、なんだよナ。特製もりそばはこれよりも価格が安くて量があり、なおかつうまい。自分の場合、選択を迫られたなら絶対そちらに流れるだろうな。

ajiya don 202007

 定食を食べたくて、5年8か月前に一度入って、いい定食屋だと思っていた東根市一本木の「味屋どん」を再訪しました。
 おいしそうなメニューがいろいろ並んでいるけれども、日替り定食があればついそれをいってしまいます。

 日替り定食913円。
 この日はポークソテー、天ぷら、カレイの甘辛煮とありましたが、ホワイトボードの一番上に書かれていたポークソテーにします。

 すばらしい。定食として堂々のビジュアルです。
 熱々の鉄板で供するあたり、心憎い演出。鉄板って、手で触ると油がついてしまうようなペタペタのものを使う店が散見されますが、ここのはそういうことがなく、清潔そうに感じます。特別いいものでもない豚肉をていねいにソテーし、吟味したソースをかけて味を調え、ナスやポテトなどをさりげなく添えて、熱いままで供するというシェフの心意気や、よし。

 定食は小鉢にこそ店の真価が滲み出るという思いは、この店で食べればさらに強くなります。おいしいドレッシングをまとったフレッシュサラダと、大根を使った煮物はいずれも手抜きなし。
 味噌汁も、添え物としてではなく立派な「おみおつけ」として機能していることも素晴らしいと思う。

 申し分ないのですが、価格を830円と記載しておいて、下に小さく「税抜き価格です」などと書いてあるメニューはただちに改めましょう。高級料理店ならいざ知らず、庶民の味方の定食屋としてやっていくつもりならば、堂々と税込み価格一本で勝負してほしい。

marugame ymgt 202007

 嶋南の「丸亀製麺山形店」を3年3か月ぶりに訪問。
 かけ(冷)の大+野菜かき揚げ、410+140円。
 いいうどん。6月に四国を一周し、その際に本場のおいしいうどんをたっぷり食べてきましたが、丸亀製麺のうどんはそれに引けを取っていません。
 他の某うどんチェーン店Aと比較すると、丸亀はエッジの効いた麺線でコシがしっかり。
 ほかにも以下のような点で違っています。

 Aは小中大が1、2、3玉と1玉ちがいだが、丸亀は1、1.5、2玉と刻みが小さい。
 Aはかけ(小)が290円+税=319円だが、丸亀はかけ(並)が税込み300円である。
 Aは外税で1円単位の精算となりかったるいが、丸亀は内税、10円単位でスムーズである。
 Aはネギが定量デフォだが、丸亀は好きなだけかけられる。
 Aはかけ(冷)が(温)より77円高いが、丸亀は冷・温同料金である。
 天ぷらはAと丸亀ほぼ同程度の料金だが、一つひとつは丸亀が大きい。特に野菜かき揚げは大きくておいしく白眉である。
 丸亀は生の生姜も使い放題である。(Aは未確認)

 うまかったなあ、丸亀製麺。麺量も2玉では多いが1.5玉なら妥当だ。
 四国の旅でうどんのおいしさに目覚めてしまったので、今後うどんを食べる回数は増えていくのだろうな。

hachinoya senami 202007

 朝の用事が思いのほか早く終わり、まだ10時前。大雨で、一度帰宅したらもう出たくなくなるので早めの昼メシにしたいが、どうしようか。
 ということで、朝ラーメンをやっている「はちのや瀬波店」へ。1年3か月ぶり2度目となります。

 しなそば(こってり)の大盛り、700+100円。
 スープは、背脂と、その油をまとったぶつ切りのネギが特徴で、甘口。
 麺は、山形らしくないストレートの細麺を使っていて、なぜそういうものを使おうとしたのか、店側の意図が読み取れません。早く茹で上がるのは店にとってはいいのだろうけれども、啜ったときの食感については正直言って芳しくありません。山形のラーメンなのだから、せめて太麺か細麺をチョイスできるようにしてはいかがでしょうか。
 メンマは極太で、繊維がはっきりしているところがいい。
 チャーシューは分厚くて大きく、スープに沈んでしまうほどだけれども、内臓に近い部位を使っているようでホルモン系に振れた味がするあたりは、好みの分かれるところかもしれません。

himawari tominoju 202007

 ある日の午前中。早々と一仕事を終えて、まだ一般店が開いている時間帯になっていないので、今回は「ヤマザワひまわり富の中店」を初訪問しました。ヤマザワに付随する軽食ひまわり。7月になってから成沢店、北町店に次いで3店舗目となります。

 冷やし中華の大盛り、495+100円。
 これだけのクオリティのものをよくこの価格で提供しているものだと惚れ惚れします。こういうのを「トップバリュ」と言うのじゃないのかな。

 およそ冷やし中華に添えられるべき具材がずらりと、しかも量をケチることなく載せられて、酸味のあるタレも冷やし中華の王道を行くもの。
 カウンターにあるチューブ入りのからしをたっぷり、そして小袋入りのマヨネーズをにゅるりと絞り出し、すでにトッピングされている紅生姜を使って、3種類の味を堪能します。ああ、わが味覚の世界にも夏がやって来たなあ!
 量も不足なし。というか、大盛りはけっこう多い。

 これが595円と、一般店よりも350円程度安い。しかもクレジットOKと、まったく申し分ありません。
 ヤマザワひまわり、もっと攻め甲斐がありそうです。