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kobuhara 202008

 旅篭町の「品川家」を目指してみたものの、11時過ぎにはまだ開いていず。じゃあいいよ、すぐそばに「こぶ原」があるから。
 というわけで、先月に続いての「こぶ原」となりました。

 こぶ原セット900円というのがウリのようで、この日は肉そば、温玉カレー丼、ゲソ天という素晴らしいセット。加えて蕎麦の大盛り無料、生卵1個サービスとなります。
 同料金なら当然と大盛りを選択しましたが、いやはや、蕎麦だけでもすげーボリュームです。肉そば特有の甘さと鶏脂は抑え気味になっているので、わりとさっぱりといけます。
 温玉カレー丼も、カレーがエスニック風で美味。蕎麦とカレーが両方食べられるのがステキです。
 ゲソ天は、シシトウの緑が添えられてちょっぴりおしゃれ。別途濃いめのそばつゆが付いていて、これにつけて食べるのがこぶ原流のようです。

 900円という価格でここまでやってくれるとは、チョー満足。「こぶ原」は素晴らしい蕎麦屋です。

takahataya 202008

 高畠町の区画整理のされた商店街の一角にある「旬菜厨房たかはた家」を初訪問。昼は食事、夜は居酒屋の店です。
 30種類以上はありそうな昼定食のメニューから、とんかつ定食900円をセレクトしました。

 厚さは普通だけれども面積はかなり大きいとんかつ。
 とんかつは肉自体のおいしさを楽しむものだと考えるプチブル的な人も多いと思いますが、そういう人たちにとってはまあ普通、あるいはレベルの低いとんかつに見えることでしょう。しかし自分の場合は、「肉」ではなく「とんかつ」というカテゴリーを楽しんでいるので、ソースをぶっかけた「とんかつ」がサクサクでおいしいかどうか――が焦点となります。その意味では、ここのとんかつはかなりのレベルに達しているのではないか。

 揚げよし、添え物よしで、全体としておふくろの味的な素朴なつくりになっていて、好感が持てます。ポテサラに生野菜、小鉢には小ぶりのジャガイモの皮を向かずにそのまま使い、ほくほくのところに甘めのあんをかけたもの。そして、蕪漬けと、味噌汁ではなくカップ入りのスープです。
 ごはんはおかわり無料。どうせおかわりすることになるので、はじめから大盛りで持ってきてもらうようお願いしました。たっぷりです。

 とんかつを少しではなくたらふく食べて、900円。大衆食堂のとんかつはこうでなければならないと思う。

takasagoya 202008

 蔵王半郷の「満腹そば屋高砂や」を1年半ぶりに訪問。
 もり天そば900円。
 そんじょそこらの機械打ちとは異なり、立派な手打ち蕎麦を天ぷらとセットでこの価格で提供しているのは素晴らしいことだと思う。

 かつては大量の天ぷらとともに登場するもり天そばの驚異的なコストパフォーマンスに恐れ入ったものですが、この歳になると油物は多く求めなくなってしまい、これだけたくさんの天ぷらが付いているとちょっと胸やけがして余計かなと思ってしまいました。天ぷらはこの半分、いや、2~3個あれば十分かな。

 半面、そばつゆが少ない。もっと大きめの器でつゆをたっぷり使って食べたい。
 でもって、食後に運ばれてくる蕎麦湯の容れ物も笑えるぐらいに小さい。これも大きなものにして、そばつゆを足しつつ2~3杯は蕎麦湯を飲めるようにしてもらえるとすごくうれしいのだけどな。

himawari narisawa 202008

 先月に続いて「ひまわりヤマザワ成沢店」で昼食。
 少し前に入った「ひまわりヤマザワ富の中店」では、冷やしラーメン、冷やし中華のほかに「冷やしサラダうどん」というものがあったので、それが食べたいと思っての訪問でしたが、成沢店は冷たい系は冷やしラーメンしかありませんでした。
 そこで、少し考えてラーメンミニカレーセット462円をチョイス。

 ひまわりのラーメンもカレーも経験済みなので、なんだか平凡なメニューを選んでしまったことを反省することしきり。なので、その内容については改めて記しませんが、やはりこのセットが462円で食べられることは特筆しておかなければなりません。

fukuman en 202008

 ルーローファンが食べたいのだが、居住地の近くで食べられるところというとここぐらいしか知らないので、長井市緑町の台湾料理店「福満苑」を初訪問しました。
 この名称になってからは初めてですが、その前の「徐園(シューエン)」時代にここで一度滷肉飯を食べています。「徐園」のさらに前は「天香一」でした。

 ラーメンと飯物のセットメニュー715円。
 8種類のラーメンと10種類の飯物を組み合わせ自由で選べます。
 飯物は、入店前から決めていた台湾滷肉飯(台湾あんかけ豚丼)、麺類は、最も具材が多そうに見える味噌ラーメンをチョイスしました。

 味噌ラーメンは、低加水の麺を使っていて、スープの風味はサッポロ一番味噌ラーメンに近いような、言ってみればスタンダード。茹で野菜が多くトッピングされていますが、チャーシューやメンマはなし。レギュラーサイズと比べれば量はやや少なめかもしれません。

 ルーローファンは、角切りの豚肉と椎茸が具材。椎茸が効いていておいしいですが、日本人向けの味になっていて、もっと台湾的なエキゾチシズムをぐっと押し出したものにしてもいいのではないかと思いました。こちらは具の下のほうにご飯がいっぱい入っていて、一人前の量だったと思います。
 このルーローファンを、できれば刀削麺とセットで食べたかったな。

royal india ymgt 202008

 この頃は年齢のせいか、スパイスが強くてくどい味のインドカレーが食べたいと思うことはあまりなくなりましたが、暑い夏には不思議とそういうものを食べたくなるもの。ナンも食べたいし、ラッシーも飲みたい。
 というわけで、市内嶋北にある「ロイヤルインドレストラン山形店」を初訪問しました。ここにもインドカレー店があったとは、すぐそばのラーメン店にはよく行くのに、今までよく知りませんでした。

 平日のAランチ。
 何種類かのカレーから一つ選べて、それにプレーンナン、炭焼きチキン、サラダが付きます。チキンとしめじだという日替わりのカレーを選び、辛口にしてもらって、それにラッシーを別注して、730+164+税=983円。
 しめじって、インドでも使う素材なの?

 サラダがちっちぇーし、入っている野菜の量が激少。2年半ほど前に食べたロイヤルインドレストランの「天童店」の画像を確認してみると、小さな器は同じでもこれよりずっとびっしり野菜が入っていました。
 炭焼きチキンもちっちぇーけど、香ばしいいい味がします。
 ナンにカレーをつけながら食べれば、実にうまいではないか。この味を年齢のせいにして敬遠していた自分を、ナニヲヤッテイタンダと責めたいぐらいです。

 おいしく食べて、身体や衣服に香辛料の香りをたっぷりまとって退店しました。

suzuki shoten 202008

 七日町での用事があったので、市役所近くのラーメン店「鈴木商店」を初訪問。
 2019年10月開店のニューカマーで、煮干系のラーメンを得意としているようです。
 この店舗に入っていたラーメン店は多く、遡ると、「鈴木商店」になる前は「一福堂」、その前は「萬福臨」、さらに前は「待月(たいげつ)」でした。「一福堂」には入らずじまいになってしまいましたが、その前の2店では何回か食べています。
 かなり古い話になりますが、「待月」時代は店の前を歩くだけで濃厚かつ強烈なとんこつの煮出しの匂いがいやでもしてきたものでした。懐かしいなぁ。
 「萬福臨」の店主はわが高校のOBだったらしく、XO醤の入ったラーメンを出すなど一風変わっていたけれども、われわれ後輩には優しかったと記憶しています。

 メニュー左上のメインは「煮干しそば」700円ですが、夏の暑い時期なので汁物を避けて、煮干まぜそばのめん大盛(70g増し)、700+100円をいきました。

 名前のとおりブシブシとした味わい。麺は市内の老舗製麺所と何度も試作を重ねてこだわりぬいた特注品なのだそう。肉の赤みが残る柔らかいチャーシューは低温調理したものと一目でわかるもの。これとは別に角切りのチャーシューが入っていて、これには炙りが入っていました。

 量的には、70g加わって計250gになった大盛りが適量でしょう。この上に特盛120g増し(計300g)があります。

soba sakura 202008

 桜田西の「そば処さくら」を初訪問。「豚骨食堂」があったところにこの8月にオープンしたばかりの店で、8月いっぱい有効の200円引きのチラシを持参しての入店です。
 ちなみにココ、どんどん遡っていくと「そば処さくら」→「豚骨食堂」→「新中国料理薬膳料理 香」となり、それ以前には「すし直」だったところです。

 おろし肉そば(冷)の大盛り、800+100-200円。
 スープ、蕎麦、鶏肉の色が薄く、さらには真っ白のおろし大根がトッピングされて、見てくれが白っぽかったので、はじめから一味唐辛子をたっぷりと振りかけて多少華やかにしたつもりで撮影します。
 きりっと冷やされたスープが舌や喉に心地よい。肉そばにしては甘さと鶏脂のコクが抑えられていて、あっさりとした味わいのスープです。蕎麦は一定の太さと硬さがあって食感がよく、親鶏の肉も適度な噛み応え。
 しっかりとつゆを絞った大根おろしが多めにのっていて、これが100円で加わるのであればぜひ入れて食べるべきだと思いました。

 ああ、んまかったなあ。食事をしても汗が出ないのが、この季節にはいい。山形県村山地方では、夏に蕎麦なら冷やし肉そばということが、この20年ぐらいの間にすっかり定着したようです。

darumaya honten 202008

 5年7か月ぶりに落合町の「元祖からしみそラーメンだるまや本店」を再訪しました。
 8月いっぱいまでの冷しらーめん(みそ)の大盛り820+100円。
 味噌ラーメンのだるまやらしく、味噌味の冷やしラーメンがあるのです。

 華やかなルックスにて登場。メンマザクザクに茹でもやしがたっぷり。ほかにチャーシュー、コーン、わかめ、ゆで卵、トマト、キュウリ、紅生姜、青海苔、白胡麻などがたくさんトッピングされています。
 中太とまではいかないやや細めの麺を使っていますが、冷やしであればむしろ、スープを多めに持ち上げてくれるやや細のこういう麺が合うのかもしれません。大盛りの麺量は十分です。
 少し酸味を加えた味噌スープもいい塩梅で、啜っていくにつれて底のほうから味噌かすが見え始め、それを口にすればそれもまたおいしいのでした。

 うまいし、満腹。値打ちのある冷やしラーメンでした。

saizeria sakurada 202008

 これまでイタリアンレストランのチェーン店は眼中に入っていませんでしたが、リーズナブルな料金でパスタが食べられるようなので、このたび「サイゼリヤ桜田東」を初訪問しました。

 ランチメニューの中からスパゲッティアラビアータの大盛りにドリンク・バーを付けて、500+100+100円。
 サラダ・スープ付き。スープはスープ・バーからセルフで持ってくるようになっていて、肉のブイヨンの風味を感じるコンソメスープをカップに2杯。サラダはクルミの入ったおいしいものです。
 ドリンク・バーは、大きくないグラスにメロンソーダなどを3杯。使い倒すまでには至りませんでした。

 メインのパスタは、俗にいう和製のナポリタンに近い味。5mm角ぐらいの棒状のベーコンが多めに入っていてチープ感はありません。このデキであれば、一般店のナポリタンが今どき800円ほどすることを考えれば、コスパは高いと言えるでしょう。大盛りの量もしっかりしています。
 イタ飯にはこれまで興味が薄くて知らなかったケド、アラビアータとはイタリア料理で、唐辛子を利かせたトマトソースのこと。たしかに唐辛子が効いていたけれどもそれで足りないので、備え付けのホットソースを加えて食べました。粉チーズがあればよかったのですが、見当たらないようでした。

 後で消費税を上乗せするような小賢しさもなく、好感。一方で、クレジットカードが使えないのが惜しい。
 平日のランチが土曜日にも食べられるようなので、またいつか、500円のチキンキーマカレーあたりを狙って再訪しようと思っています。

orenochuka honten 202008

 贔屓にしている店の一つ、嶋北の「俺の中華たなか家本店」を4か月ぶりに訪問して、未食の冷やしラーメンの大盛り780+100円を食べました。

 相変わらずいいラーメンを提供しています。評価すべき点がたくさんあり過ぎるので、以下に箇条書きにします。

 香りが飛んでいない新鮮な刻み海苔。
 細胞が壊れないようにとの配慮がいい白髪風のネギの刻み方で、ネギがピンピンしている。
 スープには刻んだ大葉もあしらわれていて、冷やしにぴったりの爽やかさを添えている。
 全粒粉を使ったエッジの効いた麺がうまいのなんの。
 そのままでも十分においしい濃口のスープに辣油をたらせば、ぐっと味が引き締まってこれまたうまし。
 普通盛り200gが大盛りだと300gになって、たっぷりの麺量。おいしい麺なのでぜひこのぐらいは食べたい。
 つくり手の配慮が行き届いているメンマ、チャーシュー、煮卵などの質の高いトッピングが惜しげなく投入されている。
 それでいて価格は他店並みに抑えられている。

 ――ということで、「冷やし」であっても申し分ないんじゃないですか、ここのラーメンは。