2021.05.01
伊勢そば屋の天そば(東根市)

行きつけの内科はコロナのためか空いていて、あっという間に診察が終わり、近隣の店が開くまでまだ間がある。それでは、少し走って時間を使い、東根市野田の「伊勢そば屋」に蕎麦を食べに行こうか。
田舎蕎麦の名店のここは、6年7か月ぶり。いやぁ、開店時間には今回も客が並んでいるぞ。
前回は「もり天」を食べているので、今回はかけの「天そば」900円にしてみました。
うーん、やっぱりすごい。他店とは全くベツモノと言っていい、極太のぼそぼそとした蕎麦。箸でたぐってごっそりとなんて食べられるものではなく、いじっているうちに短くなってきたもの3~4本がやっと箸に絡んでくるといった食べ方になります。七味でも、わさびでも、どちらで食べてもおいしい。
名物の激しく硬い天ぷらは、今回はつゆに浸して食べるので、口内を傷つけずに食べることができてヨカッタ。
それにしてもこの量はすごい! まさに田舎蕎麦で、腹がはちきれそうになるまで食べるという正統的なサービングが光ります。
かけそばにも蕎麦湯が供されることは知りませんでした。天ぷらの端々などが泳いでいるそばつゆにこれをエイヤッ!と注ぎ足して、おいしくいただく。結果、汗が拭ききれないほどに噴出。
ああ、うまかったなあ。シアワセだったなあ。そう実感しての退店と相成りました。伊勢そば屋、サイコーでしょう。
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2021.05.02
定食屋仁亭のしょうが焼き定食(山形市)

1年5か月ぶりに馬見ヶ崎の「定食屋仁亭」で食べてきました。
しょうが焼き定食910円。ここは揚げ物メニューが主だけれども、こういうのもいいかなと思って。
想像していたとおり、いい感じ。豚肉とタマネギを生姜だれでジャーっとやっただけのものだけれども、人気の定食屋がつくった出来立てなのですごくおいしい。千切りキャベツと水分少なめのポテサラ付き。これにごはん、味噌汁、漬物と、スタンダードなラインナップです。
生姜風味の効いた炒め汁がたっぷりで、これを味わわないで残す手はない。となれば、やることはひとつ。途中からこのつゆをごはんのどんぶりに注ぎ込み、ひたひたにしてかっ込みました。んー……うまい! ある程度年齢を重ねると、肉そのものよりもこういうものがうまい。下品かもしれないけれども、誰かに迷惑をかけるわけじゃなし、金を払って食べている人間が満足できるのであれば、それでいいじゃないか。こうなるとしょっぱくてごはんが足りなくなるけれども、食べ過ぎになるとあとが苦しいので、ここでの追加は自重だ。
孤独のグルメでも主人公が独白していたが、炒め汁に浸ってくんなりとなった千切りキャベツという名もなき料理も実においしい。
これは大満足。
食後には塩辛さのため舌がどえりゃあひりつくけれども、こんなうみゃあもん食べさせてもりゃあて文句言っとったらかんわ、んなこたぁ店の冷めたゃあ水をたんまり飲ませてもらわゃあそれでええがね、たわけらしいこと言わんといてちょ――ってトコでしょう。
2021.05.03
そば処一庵の板そば(天童市)

天童市一日町(ひといちまち)の「そば処一庵」へ。ここの蕎麦はおいしくていろいろ付くわりには価格もリーズナブルなので、いつも大人気の店。なので、開店直後を狙ってGO! ここは実に9年2か月ぶりとなります。
肉そばとともに二枚看板になっている、板そば(下足天付)の大盛り、800+100円。
ゲソ天2のほかかぼちゃとししとうもが付いて、この程度の量がとてもしっくりくる天ぷら。さらになめこおろしも添えられ、刻みネギとワサビがたっぷりでうれしい限り。これで800円って、いいんじゃない。
大盛りにすると板が2枚重なって出てくるところも、蕎麦愛好者の心をくすぐります。
蕎麦は、つるりとした食感で喉越しが抜群。したがって、大盛りにしたとしてもなんだか物足りないぐらいにするすると腹に収まっていきます。ここの蕎麦は大盛りに限ると思う。
配膳時にまとめて運ばれてくる蕎麦湯が多少熱さを失いつつあったのが残念でしたが、この豪華版がこの価格なら、スバラシイとしか言えないでしょう。
なお、2011年10月に同じ板そばを食べたときの画像を見たところ、今回のものと寸分も違わない写りと構成になっていました。
2021.05.05
油そばつばさあかねケ丘店のG系油そば(山形市)《店名変更》

この4月10日に「中華そばラッキー」のあとにオープンした「油そばつばさあかねケ丘店」を初訪問しました。山形市内には駅前にも系列店があります。
駅前のメニューにはたしか台湾まぜそばがあったので、それが食べたいと思って向かいました。しかし、あかねケ丘店にはこの設定はなし。メインメニューの油そばはシンプル過ぎ、トッピングを別に追加して結局エクスペンシブになるので、券売機の前でしばし黙考。G系油そば900円というのがあったのでそれに。並・大・Wが同料金なので、迷うことなくWで。
この4月の名古屋滞在で食べた、本場の台湾まぜそばのおいしさを山形で再び味わう――という目論見は崩れたものの、酢とラー油、さらには辛味噌をあしらってよーくかき混ぜれば、濃厚な油ダレの香ばしさと刻みニンニクのパンチ力のある香りが立ち上がり、食欲をそそります。
つゆのないこういう食べ物は麺量少ないと物足りなく感じてしまうものですが、Wであればその心配もなし。むしろWでちょうどいい量だと言ってもいい。
わしわしと食べ進め、最後にもらった一口スープをどんぶりに投入してタレを最後まで味わい、大満足。
ところで、本場名古屋仕込みの台湾まぜそばを供する店というのは山形にはあるものでしょうか?
2021.05.06
ごはん家愛菜の愛菜定食(山形市)

1年10か月ぶりに、浜崎の「ごはん家愛菜」へ。
ここはヘルシー志向のいい定食屋で、ビジュアルが美しく、味付けに一工夫しているなど、つくり手は女性なのだろうなと思わせるところが多い。揚げ物、焼き物中心の高カロリー、味付け、油濃いめのガテン系定食は避けたいなあ、でもやっぱり定食がいいよなぁと思ったときには、ここがいい。
鶏の唐揚げ、とんかつ、焼肉、カレーなどの定番メニューのほかに、愛菜定食(週替り)、今日のおすすめ定食、今日の焼魚定食、今日の煮魚定食がラインナップ。その中から今回は、「自家製野菜を使ったカロリー、健康を考えた定食」だという愛菜定食(週替り)900円を、入店4回目にして初めて注文してみました。
この週の愛菜定食は、揚げ豚の豆板醤ソースかけがメインで、小鉢には、ブロッコリーとツナのカレーマヨネーズ、大根とホタテの煮物、キャベツとワカメのポン酢和え、それに玉子豆腐と舞茸のすまし汁。
うん、どれもおいしい。さっと揚げただけの豚バラ肉数枚の下には野菜がたっぷりで、ミョウガも入って和風ドレッシングでまとめています。カレー風味がスパイシーなブロッコリー、素材の味がよくわかる薄味仕立ての煮物、キノコの香りが際立ついい塩梅のお澄まし……と、どこを取っても丁寧な感じが伝わってきます。
ごはんも普通盛りでしっかりした量があり、不足感なし。
いいんじゃないかなあ、ココ。煮魚はきんき、焼魚は銀鮭西京焼で、いずれも900円と3桁だぞ。ここの焼肉定食なんてのもいいかもしれないな。
――と、期待度は増すばかりです。(笑)
2021.05.07
金ちゃんラーメン南原店の冷しラーメン(山形市)

火曜日が定休日であることを確認して訪れた市内某店は臨時休業。連休中がんばったから閉めたの? それって客から見ると本末転倒だと思うけどね。
じゃあいいもんね、とってもおいしい「金ちゃんラーメン南原店」に行って食べるんだもんね。
ということで、ちょうど1年ぶりに訪問しました。
冷やしラーメンが始まっていたので、その大盛り、600+100円を。5月上旬にして今年初の冷やしラーメン。ここでは一昨年の夏も冷やしを食べていました。
ステキなビジュアル。この端正なルックスにブラックペッパーをかけることにいくばくかの背徳感を覚えますが、いいんだ、かけちゃおう。それもドバリと、フフフ……。ああ、おれってなんて罪なことをするのだろうな。まあ、うまいからいいのだけどね。
引き締まった手打ちの麺も、薄味だけれどもコクを感じるスープも、自家製出来立てと思われるほのかに炙り風味のあるチャーシューも、どこをとってもおいしく、何度食べてもその都度満足できる店。それなのにこの低廉な価格。そして会計時には1か月有効の100円引き券。なんていい店なのだろう、金ちゃん南原店。
2021.05.08
中華そば三太山形店の刀削麺風中華そば(山形市)

刀削麺風の中華そばがあると知って、1年5か月ぶりに山形市の西郊外、菅沢にある「中華そば三太山形店」へ。刀削麺にはなぜかそそられるのです。
刀削麺風中華そばの大盛り、580+120円。あれ、事前情報よりも安くなっている。
着席して周辺の貼り紙を眺めると、細麺は一般的な麺で、太麺を選ぶと刀削麺風になるようです。
自ら「風」と言っているように、刀で削ったものではなく、麺の形状がそれに近いということ。幅1cm以上はあるピロピロ麺で、ほんの少し前に本場名古屋で食べたきしめんよりも幅が広い。
麺形状が異なると啜り方は全く変わってくるので、味はラーメンでもそれとは別物を食べているように感じるのが不思議でおもしろい。
ここのスープはかなり褒められるべき出来で、鶏ダシのコクが深くておいしい。一見あっさりのように見えますが、表面を脂が覆って湯気が立たず、啜るとものすごく熱いところにも惚れ惚れします。
小ライスを無料で付けられるというので、せっかくだから少なめにしてもらって、この美味なるスープをかけ、卓上のラーメン出汁と辣油を少量使って、レンゲでおいしくいただきました。
正統派の中華そばを味わいたいときには、ここがいいと思う。大盛りにして食べても700円で上がるし。
ここの冷やしラーメンも、きっとうまいだろうな。また来よう。
2021.05.09
うどん匠 元のB定食(米沢市)

うどんが食べたいと思い、天気がいいのでドライブして、米沢市門東町にある「うどん匠 元」を初訪問しました。
メニューを見ると、うどんのセットものが充実していて、A・B・C・松・竹・梅・天丼セットとあり、その中からカレーライスとうどんのB定食850円をチョイス。温・冷が選べるというので、「冷」を所望。
おおっ、うどんは想定していたものと異なる細打ちで、このあたりで言う「麦切り」です。それは今の気分にぴったりで、願ったり叶ったり。つるりとした麦切り独特の食感が楽しめて、たまりません。山形市でいうと「すぎ」の麦切りの舌触りとよく似ています。トッピングにぜんまいなどを煮つけたものが載っているところもユニークです。
昆布を強めに効かせたつゆがとてもおいしく、さすがうどん専門店だなと思わせるものあり。やはり麦切りだったら断然冷たいほうがおいしく、つゆの中には大きくて透明なぶっかき氷が入ってキンキンに冷たいところもスバラシイ。こういうものならセットではなく、うどんの単品をいったほうがよかったかもしれません。
セットのカレーライスは、一人前とまではいかなくとも、添え物としてはまあ、十分な量と言っていいと思う。クミンを効かせて、和風ではないオリエンタル風の味になっていました。
かつて万世町金谷に「味処 元」という店があって、寿司とラーメンのセットなどを出していましたが、そことココは関係があるのでしょうか?
2021.05.10
こぶ原のゲソ天そば(山形市)

この日の昼はどこかで炒飯だな、だったらあそこかあそこだなと朝から行く店まで決めていたのに、直前になって猛然とかけ系の温かい蕎麦が食べたくなり、急遽予定変更! 目的地を旅篭町の「こぶ原」と決めて家をスタートしました。
6か月ぶり。自分にしてはわりと頻繁にこの店を利用するのは、大盛りまでなら無料サービスで価格自体がリーズナブルな上に、JAF特典でミニ丼がタダだから。これなら行っちゃう。
ゲソ天そば800円。麺量1.25倍だという中盛りを所望(大盛りは1.5倍)して、本日のミニ丼のミニゲソ天丼を無料で付けてもらいます。あ、ゲソがかぶっちゃったな。でもまあいいか。
1.25倍なんてたいしたことはないだろうと思われるかもしれませんが、ココは普通盛りでもタダナラヌ麺量なので、大盛りにしてミニ丼まで食べたりしたらあとで地獄を味わうことになりますから要注意です。
どうしても食べたくて注文したかけ系でしたが、ココの場合は「そばのまるごまるご」あたりと比べると麺が細く、たくさん食べやすい反面、熱いつゆだとすぐに柔らかくなるのが難点。また、わしわしと食べるタイプの蕎麦は、もう少し黒い田舎風のほうが合っているのではないか。
ミニゲソ天も含めて全部食べたけれども、明らかに余計。満腹での退店でした。
2021.05.11
竹林坊の今週のランチ(山形市)

前日はチャーハンを食べ逃したので、この日は改めて中華料理店へ。
しばらく行っていないなあと思い当たり、4年4か月ぶりに中野の「竹林坊」にしました。
五目炒飯847円の一点狙いで入ったつもりでしたが、今週のランチ792円の設定があり、それを注文している人がいたのでついこちらもそれに。これで2日連続、炒飯から予定変更。つまりアレかな、冷凍炒飯のレベルが上がってきているので、自分の中では敢えて専門店で炒飯をセレクトするプライオリティが下がってしまっているのかもしれないな。
今週のランチは、ボードの表示によれば「えび焼売のピリ辛チリソースかけ」とのこと。でもって、白飯は大・中・小から選べるというので、安易に「大」に。女性店員がわざわざ大と中の器を持ってきてこれに入れるのだと説明してくれましたが、もう大と決めているのにどうしてそこまでやるのだろうと、何もピンと来ずスルーしました。
ところがその「大」は破壊力抜群で、一見して“こんなに食えるわけないだろ”というレベル。そういうことだったのかとようやく気がつき、早々に無理をしないで残そうと決めることに。
反面おかずのほうは、想像していたよりも少なく、焼売を1/2にカットしたものが4つにチリソースが少々。このおかずの量ではやはりごはん全部は食べられまい。
ということで食べ始めましたが、中華料理のパワーとはすごいもので、案外ごはんが進む。少し残したけれどもこんなに食べてしまったかというぐらい、十分にめしをいただきました。
2021.05.12
中華美食屋江俣店のXO醤入り海鮮チャーハン(山形市)

この2~3日の懸案となっている昼食の炒飯。今日こそは炒飯でいこうと決めて、この1月に江俣にオープンした「中華美食屋江俣店」へ。オープン当初は大はやりだったので敬遠していましたが、ここにきて、平日の早い時間は少し落ち着いてきたようです。
「中華美食屋」の3店舗目。天童店と蔵王店は既訪ですが、ここは初めて。この店の魅力は、ランチタイムのビュッフェサービスで、メニューから一品オーダーすれば料理数品やスープなどを無料で食べられるというもの。
お目当てのXO醤入り海鮮チャーハン880円を注文して、さっそく料理が並んでいるカウンターへ。
うひゃあ、何種類あるんだ?! 到底全種類は無理なので、小皿2枚に載せられるだけの料理、6種類をチョイスするにとどめました。それでもこれだけあれば十分というボリューム。つまりはまた何度か来た時に別の料理も楽しんでねということなのでしょう。

メインの炒飯は、改めて卵スープを取りに行って、それとともにいただきます。薄味、油強めでややパラパラさに欠けるつくりではあるけれども、こちらもボリュームたっぷりの上に、大ぶりのホタテ、むき海老、イカの切身などが入り、ニラやモヤシも一緒に炒められています。卓上の自家製豆板醤を少々付けて食べたらなおおいしくイケました。
3桁料金でもこれほどに充実した中華料理が食べられるのならまた行くよなぁ。
開店すぐの時間帯が、出来立ての料理が食べられて、いいと思います。
2021.05.13
はちのや桜田東店の支那そば(山形市)《閉店》

今年3月にオープンした桜田東の「はちのや桜田東店」を初訪問。
はちのやが入る前のここは別のラーメン店が入っていたところ。その前店は、注文を訊くという基本姿勢がない上に、オヤジは客をやぶ睨みして一言の返事もしないという体たらくでまったく商売人らしくなく、最悪の店でした。今その店は別のところで営業していますが、当方にとっては店の信用など完全失墜していて、場所が変わろうと代が替わろうともう二度と行く気がせず、完全無視を続けています。客とはそういうものであることを、よく心得てほしいものです。
さて11時前に入店した「はちのや桜田東店」。こちらは朝6時から午後まで通し営業をしていて誠実。大盛りと特盛の違いなどを丁寧に説明してくれます。
名物のこてっぱちは1年ほど前に「はちのや瀬波店」で食しているので、今回は支那そばの大盛り700+100円にしてみました。
鶏がらメインのあっさりスープは奥にほのかな甘さがあり極めて美味。ブラックペッパーもよくマッチし、いくらでも啜れてしまいます。麺は細麺のほぼストレートで、山形の多加水中太麺を食べ慣れている身にはやや物足りない口当たりでしょうか。
縦切りのネギとニラの散らし方が独特で、これを脂のこもったスープとともに掬い、舌先を火傷しながら食べるのが楽しい。板海苔のほかに、厚さ、面積ともにステーキレベルのチャーシューと、一辺が1cmほどの角材のような歯触りのいいメンマが入って、具材も充実。食前に1杯700円は高いかなと思ったのは間違いでした。
いいラーメン。次回は魚介煮干まぜそば750円をいってみようか。
2021.05.14
麺場くうが?山形店のエソ煮干し中華(山形市)

今日も昼はラーメンにしようか。
桧町の「麺場くうが?山形店」に決めて、1年9か月ぶりに訪問しました。
所望したのはこの店の旗艦メニューのエソ煮干し中華。麺量300gの中盛りにして、無料の背脂を加えてもらい、680+100+0円。
エソという魚の煮干しを使い、香りからして他店とは異なるスープは、かえしの醤油味を意識させないぐらいに旨味のほうが強くて、この店独特。こういう特徴を持っている店は強い。
標準の太麺も存在感があり、わしわしと食べていくのに適していています。加水率が高いので、300gぐらいは軽く食べてしまう。
2枚のチャーシューが表面を覆い尽くさんばかりになっているほか、メンマ、煮卵、ネギなどが整然と。溶けやすいタイプののりが磯の香りを加えていて、あと付けの背脂もコク付けにいい仕事をしています。
ああうまかったなあ。価格もほどほどやし、完璧やろ。
ふざけた店名。本流だった寒河江の店が天然カマス煮干し中華をメニューに加えて店名を「幸めん」に変えたため、方言チックな名称は山形店だけになりました。
2021.05.15
どんどん焼き食い処けやきの海鮮丼(山形市)

南四番町の「どんどん焼き食い処けやき」。以前は民芸品を売る店だったようで、あまり近寄ることはありませんでしたが、近時、どんどん焼きを売っている、さらには海鮮丼がグッド! などの情報が入り乱れてきて、これは一度行ってみるしかあるまいと思っていたのでした。で、ある日、開店時刻の11時半を見計らって初訪問しました。
当店自慢だという海鮮丼1,000円。
充実の度合いが高く、まずはビジュアル面で価格以上の価値ありと判断。
食してみると、マイフェイバリットと鯛の刺身が多く、身が引き締まってプリプリの食感が秀逸。ほかに鮪、とろサーモン、大ぶりの海老、いくら、イカ、オクラなど。刻んだ大葉と海苔のあしらいにていねいさを感じます。
小鉢の煮物は旬のウルイを使っていい味付けに。サラダの野菜類はフレッシュ。また、味噌汁には菜の花が入るなど、季節感も出していました。
手頃な料金で十分に満足できる、いい海鮮丼でした。
ランチタイムには日替り定食があり、この日は鶏の唐揚げ定食。変わったところでは、どんどん焼き+焼きそばセットなんていうのもあるようです。それ、食べてみたいな。
居酒屋になる夜にはいい刺身を出すのだろうな。
2021.05.16
さくら亭の生姜焼定食(上山市)

3か月前に初めて訪問した、旭町の「さくら亭」。かつ丼がおいしくてとてもいい店だったので、あまり間隔を空けずに再訪です。
生姜焼定食900円。豚肉の厚めスライス4枚が、生姜香としんなりしたタマネギに囲まれて登場。これがおいしくないわけがない。塩分と脂分が控えめで上品な仕上がり。その横には盛りのいい新鮮な生野菜にたっぷりのマヨネーズ添え。マヨは久しぶりで、生姜焼きの煮汁が少し染み始めた野菜にそれを多めになすりつけて食べればなかなかおいしい。
ここの白眉は旬の材料。こごみの胡麻和えがうれしいし、豆腐と大根主体の華奢な味噌汁には少々ながら月山筍(細竹)も入っていました。アッパーグレードであることを意識させる茶わん蒸し付きで、これが900円とはスバラシイ。
好きだなぁ、ココ。かつ丼で食べたとんかつの肉が分厚かったので、ここでは近いうちにとんかつ定食900円を食べてみるつもりになっています。
2021.05.17
すき家山形城西店のビビンバ牛丼(山形市)

持ち帰りメニューのヒット作になっているビビンバ牛丼を食べに、「すき家山形城西店」へ。
ビビンバ牛丼のサラダセットをJAF割引にて、580+170-50=700円。
おお、おいしい。SUKIMIXというカテゴリーのものは備え付けのスプーンでパクつくほうがわしわしとイケていい感じ。こりゃいいわ。エビチリ牛丼、和のとろろ牛丼、オムソーセージ牛丼なんいていうのも同価格でラインナップされています。
サラダセットを付ければ自分にとっては大盛りは不要。腹が減ってタマランときならば、480円でたんまり食べられる牛丼大盛りが強い味方になってくれるだろう。
「すき家」は山形市内に4店舗ありますが、今回「すき家山形城西店」を初訪問してようやく4店制覇となりました。
牛丼チェーン店も進化しているようなので、「松屋」の旨辛牛焼ビビン丼550円あたりもいずれ食べてみることにしよう。
2021.05.18
安部製麺所の中華そば(山形市)

かつて「めんこいや」だったところを改装して、昨年12月にオープンしたあさひ町の「安部製麺所」を初訪問。ラーメン有頂天系列のようです。
メニューの筆頭に記載されている中華そばを大盛りにして、550+110円。
今どきこの低価格はスバラシイ。そして、価格相応なのかと思いきや、そうではありません。
全粒粉を使ったほぼストレートの麺がユニークで、熟成手もみ自家製麺であるとのこと。もっちりとした弾力が伝わってくるいい食感で、この地域としては唯一無二のものと言ってよさそうです。
小ぶりではあるけれどもしっかりとした厚みがあるチャーシューが3枚。噛むほどにじゅわりとした肉の味が広がります。
薄味かなと思われたスープは、後半になるにしたがって納得の度合いがどんどん高まっていき、しまいにはレンゲを取り払ってどんぶりを持ち上げ、最後までその風味を堪能しました。いいスープでした。
大盛りの麺量にも不足感なし。価格を大幅に上回る、価値ある一杯。いい仕事をしています。
2021.05.19
中華そば雲ノ糸山形あかねヶ丘店の煮干し中華(山形市)

2か月ぶりにあかねヶ丘の「中華そば雲ノ糸山形あかねヶ丘店」を再訪しました。
間を空けずに再訪した理由は、前回は極煮干し中華の太麺こってりを食べたので、今回は「極」ではない普通の煮干し中華を選んで、細麺のあっさりを食べてみたいと思ったからです。
煮干し中華大(330g)の細麺、あっさりに、JAFカード提示でトッピングが1つ無料になるというので、数量限定で早い者勝ちだというはじき豚を付けて、900+100-100円。
ナルホド、「極」ほどニボニボしてはいないけれども、強めの煮干し風味のスープがグッド。麺は、細麺とは言いながら、一般店の中太麺よりも太いぐらいはあるわしわし系。ゆっくり写真を撮っている間だけで、すでに量が増したような印象を受けました。存在感のあるいい麺です。
サービスのはじき豚は、トッピングされている立派な2枚のチャーシューが霞むほどにボリューミー。これは価値あるサイドメニューです。
途中から卓上の摺りニンニクを加えて味変。ニンニクとはまことに優れた食材だと、スープを啜りながらつくづく思ったところ。
330gをしっかり食べて満足。
新規オープンから5か月ほどが過ぎ、平日昼前であれば駐車場が溢れない程度には混み具合も落ち着いてきたようです。
2021.05.20
幸楽苑白山店の中華そばクラシック(山形市)

朝から活動を始める日だったので、その前に、朝8時から営業している「幸楽苑白山店」を2年3か月ぶりに訪れて、軽く腹ごしらえをすることに。朝ラーなんて、久しぶり♪
8時から10時45分までの間に提供される、中華そばクラシック290円。
いまどき290円は驚異的。今回は普通盛りにとどめましたが、無料で大盛りにもできると言っていました。
15年前ぐらいに何度か食べたことがある、幸楽苑のかつての看板メニュー。
スープは、かえしの風味がしっかり立って、うまい。かつてと同様、少し置いて透明感が出てき始めたぐらいの熟成麺もおいしい。以前よりもプリッとした感じが増したように思えます。
一方、よくこれほど薄くスライスすることができたものだと思えるぴらぴらチャーシューはいただけません。
つまるところ、これは290円だから満足できるのであって、仮にこれが600円だと言われたら、多分もうその店に入ることはないと思う。
昼メシに充てる額ぐらいなら、払えるかどうかという点は問題になりません。その額で自分が納得できるかどうかがすべてなのです。価格というものはそれぐらいシビアで大事なものなのだと思っています。
2021.05.21
お食事処つばさのしょうが焼き定食(山形市)

昼どきになり、ごはんものが食べたいと思って、4か月ぶりに城南町の「お食事処つばさ」へ。
油淋鶏定食920円あたりかなあと考えていましたが、メニューの画像を見ているうちに考えが変わり、しょうが焼き定食870円にしてみました。
うーん、これ、いい。生姜焼きが、いずれも強めの生姜香、タレの味、豚の脂が三位一体となって味覚中枢をぐりぐりと刺激してきます。この濃厚さ、タマランなあ。
脂身が多めの豚バラ肉を使用。つくづく思うが、生姜焼きに赤肉なんかを使い、薄味にして高級を気取っている店や、それをさもうまそうに食べている客たちは、バカだ。豚の生姜焼きとは、こういうこってりした男メシであることこそが本来の姿なのではないか。
手切りで細かく刻まれたキャベツがコールスロー風になっていて、これもうまい。甘酢あんをまとった茹で餃子の小鉢と、あればちょっとうれしくなる納豆、彩りを兼ねた漬物、それに豆腐とワカメの素朴な味噌汁が付く。
ボリュームはそこそこだが、不足とあらば、納豆や味の濃い生姜焼きで大盛りのごはんをいってもいいだろう。
ナイスな昼食。ここならきっと何を食べても正統的なおいしさが得られるのではないか。次は油淋鶏だろうな。