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koumen 202105

 エソ煮干し中華で人気店になった「麺場くうが?寒河江店」が、2019年12月から店名を変えて営業している、「幸めん」へ。「麺場くうが?」時代の2018年2月以来なので、「幸めん」になってからは初訪問となります。

 天然カマス煮干し中華醤油味の大盛り、太麺チョイスの背脂無料追加で、700+100円。
 スープはしっかり魚介風味。魚の干物の味と香りがします。このスープを啜るだけではそれがカマスの味だとわかるわけではありませんが、風味はあっさり系なのに、深々とした奥行きが感じられておいしい。
 エソとかカマスとか、特定の煮干をフィーチャーして様々なダシ味を食べ比べさせる売り方は、もっとこの業界に広がってもいいのではないか。
 そのままだと油分が足りませんが、これに背脂を入れるとコクが増して、ぐっとラーメンらしくなります。

 極太くねくねの麺もわしわしとした食感で、存在感が強くていい感じ。
 厚切り、大面積のチャーシューが2枚、多めのメンマ、煮卵、しゃっきりネギに板海苔と、トッピングも充実しています。
 この内容でこの価格なら、高パフォーマンスの店と言っていいと思います。

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kandon ymgt 202106

 1年3か月ぶりに、「韓丼山形あかねヶ丘店」へ。
 オープンほどなくして入店した前回は、物珍しくもあってかかなり混雑していて、店員のオペレーションも冴えないものだったけれども、今回はあの喧騒は去り、開店直後の11時過ぎはガラガラで、食べ終わるまで客は自分一人でした。大丈夫か?

 これを食べようと決めて入店した、ビビンバ+キムチ、650+90円。石焼きのメニューもありますが、何度か食べているうちにビビンバは石焼きではなくノーマルな形で味わうほうがおいしいということに、最近気づき始めたもので。

 いろいろな具材が標準装備されているけれども、キムチ追加は味が深まり、自分にとっては正解。カルビの追加は値がかさむだけなので必要なし。
 付随のコチュジャンをこれでもかとかけ回して食べるのが自分流。ぐりぐりと混ぜれば全体に赤みが増していき、これはうまいこと間違いなしだろうと思えて涎が出てきます。
 濃いめの味といい辛さは、下の瞼あたりに微かに汗が滲ませるほど。ボリューム的にはもう1~2口欲しいなといったところ。このぐらいにとどめておくほうが、消化器官にはいいだろう。

 去年の夏には6月半ばから期間限定で2種類の冷麺を提供していたけれども、今年もあるのかな。あるのならそれも食べてみたいと思う。

eikotei1 202106

 この日は炒飯と決めている。しばし検討して、1年ぶりに桜田東の「栄幸亭」をセレクト。
 チャーハンとジャンボギョウザ、650+350円。

 チャーハンは、フライパンの上で長めの時間をかけて調理され、パラパラになって登場。卵の黄色、ネギの緑、福神漬の橙色がきれい。角切りのチャーシューの存在感もしっかりとあって、出色の出来栄えです。
 塩味が強めかもしれませんが、それは味がはっきりしているとも言え、個人的には歓迎すべきことです。量もきっちり。

eikotei2 202106

 少し遅れて配膳されたジャンボギョウザは、その名のとおり大きいのが5個で、立派な一品。餃子は点心なんだろという他店にみられる安易な考えはさらさらない模様です。
 具だくさんでずっしりと重く、大きいし熱いしで一口では食べられないので、途中から箸で2つに切り分けて食べました。栄幸亭で食べるならこの餃子は外せないだろうな。

 というわけで、1,000円の価値は十分。ごちそうさまでした。

hokkai 202106

 6か月ぶりに鳥居ケ丘の「お食事処北海」へと赴きました。暑いので冷やし系だな。
 一般メニューの大盛りが120円増しなのになぜかこれだけ90円増しなのを目ざとく発見したので、冷やし中華を大盛りにして、970円。

 平皿ではなく大盛り用のラーメンどんぶりにて登場。芥子が付いていなかったのでおばさんにお願いして小袋入りのそれを持ってきてもらう。
 眺めるだに、多いんだよなぁ。けれども食べ始めると、自家製の麺がおいしく、それを大盛りで食べられるのがうれしい。キュウリ、錦糸玉子、トマト、刻み海苔、茹でモヤシ、チャーシュー、メンマ、擂り胡麻などに加えて、紅生姜があしらわれているあたりにキュートな魅力を感じる。酸っぱいつゆもたっぷりあって、つい啜りたくなってしまうのでした。

 さすが、北海。いい冷やし中華をたっぷりと、どうもごちそうさまでした。

jinya6bei 202106

 この日も昼食は冷やしラーメンでいこう。清住町の「麺陣屋六兵衞」を1年3か月ぶりに再訪して、冷たい中華そばの大盛り、720+100円。

 ほほう、冷たい中華そばとは言っても、これは豚肉ではなく鶏肉チャーシューを使っているので、このあたりで言う鶏中華のカテゴリーなのかな。
 でも、スープのダシは鰹節の風味が強く感じられて、和風ラーメンっぽい味わいになっています。

 ぷりっとした細麺は、卓上にあった説明書きによれば酒井製麺の無添加特注麺であるとのこと。麺量は多く、多分2玉を用いていると思う。特盛り180円を頼まないでヨカッタ。
 トッピングされていたおいしい梅干しは、寒河江市のブランド梅・谷沢梅の自家製とのこと。
 サイドの椎茸と切り昆布の炒りものはサービス。
 いろいろと材料に凝っているので単価は高めですが、それも納得できるおいしさでした。

matsuya ymgtfkmc 202106

 ちょいと厄介な用務から解放されたのは12時半。腹が減ったな、どこでもいいから混雑を避けて腹を満たしたい。
 ということで、そういうときの強い味方、「松屋山形深町店」を7か月ぶりに訪問。

 王道、牛めしの大、430円。
 牛肉の脂のしつこさがしっかりと堪能でき、大盛り、味噌汁付きでこの価格なら安いと言っていい。
 熱々だし、味は卓上の七味やバーベキューソースなどを使って調整できるし、好物の紅生姜は好きなだけ使っていいしと、お得感も随所にある。
 他店の半値程度なので懐にもやさしいし、ああおれ、これで十分満足できちゃうな。

hanamaru teppo 202106

 昼メシは熱くないうどんがいいな。チェーン店がいろいろあるけれども、近場でいいやと、2か月ぶりに「はなまるうどん山形鉄砲町店」へ。
 温玉ぶっかけ(中)にちくわ磯辺揚げを合わせ、JAF割引クーポンを使って、430+110-50=490円。

 速いのが取り柄のうどんなのに、麺が茹で上がるまで席で待っていてねと5分以上待たされ、ようやく配膳。ほう、爽やかそうで美しいのう。お盆ごと持ってカウンターへと戻り、天かすをたっぷりと、胡麻、七味を施し、天ぷらには醤油をかけてカスタマイズ。あ、擂り生姜を忘れたな。

 茹で立てのためかうどんにものすごい弾力があって美味。温玉に切れ目を入れて黄身を溶かせばぐっと味がまろやかになっておいしい。
 生まれも育ちも東国の田舎者にとっては、出汁はやはり薄めに感じられ、こっちにも醤油を回しかけてくればよかったかもしれません。
 ボリューム的には麺2玉の「中」が自分にとって適量で、3玉の「大」だと口飽きがしてくると思う。「中」に合わせる天ぷらは1個、多くても2個までかな。

 初夏にはこういうのがいいんだよなぁ。おいしくいただきました。

kuruma 202106

 おいしい蕎麦が食べたい。そばつゆにデフォで天かすを入れたり、これから蕎麦湯を飲もうというそばつゆを勝手に捨てたりするようなどこぞの店とは違う、正統派のいい蕎麦屋で。
 せっかくだから未訪の店を選んで、R48(関山街道)沿い、原宿の「紅留満」を初訪問しました。てっきり「こうるまん」と読むのだとばかり思っていましたが、「くるま」が正解のようです。

 板そば(いかげそ天付)、1,100円。
 いいんじゃないですか、これ。量的には十分で、山形の蕎麦喰いの当方にはジャストフィット。くだんの「どこぞの店」の特盛350円増しよりもこっちのほうが多いもんな。

 上記以外のいい点を列挙すると、手打ちの蕎麦は田舎風の太打ち不揃いではあるけれども、ソバ殻のざらつきなどはなく、いい口当たりで食べやすい。昆布だしの風味が鼻に抜けるそばつゆが出色である。卓上の一味唐辛子がとても辛くてインパクトが強い。徳利のそばつゆと蕎麦湯がふんだんで、食後の蕎麦湯は大きめの猪口で3杯は楽しめる。胡麻油で和えた茹で野菜がうまい。げそ天が揚げ立て。

 反面、気になる点は、鼻に抜ける辛さが感じられない練りわさび、もう1本ぐらい欲しいげそ天、少し間を置くとダレるげそ天の衣、ぐらいでしょうか。

 ああ満足。愛想のいい親父さんの笑顔もいいし、ココはオッケーどころか、「当たり」でした。ラーメン類もラインナップされているし、再訪アリです。

jiyuken 202106

 2年ぶりに、南二番町の「洋風定食自由軒」へ。
 日替り定食と週替わり定食、各680円の設定があり、週替わりのメンチカツカレーをチョイス。
 メンチカツカレーはレギュラーメニューにも790円で出ていますが、週替わりは小ぶりのメンチを使うのかな?

 カレーがおいしい。スパイシーで、少し寝かせていると見えて全体として均一な濃いめのカレー色。盛り付けが男性的?なので見映えこそパッとしませんが、ご飯対比のルーの量がしっかりあって、普通に食べているとルーが余る感じ。
 メンチカツは大きくないけれども、カレーライスの添え物としてはこれで適量。これに赤くて新鮮な福神漬、胡麻ドレッシングの生野菜、味わいのよい味噌汁が付いて、この価格は拍手モノ。使用する米のグレードがもう少し上がれば文句なしかもしれません。

 広くない店内ですが、カウンターには仕切りが施され、客間のディスタンスも十分。これなら心配いりません。

ramenshop kubota 202106

 いつかウェブ上で見たココの冷やし中華の画像がおいしそうだったことを思い出し、「ラーメンショップ久保田店」を1年2か月ぶりに再訪しました。

 冷やし中華の大、950円。
 「大」は麺2玉。さすがに破壊力のありそうなボリュームにて登場。どんぶりがでかいよなぁ。麺のまわりにコーン、トマト、キュウリ、ワカメ、メンマ、チャーシューが配され、山頂付近には紅生姜、刻みネギ、刻み海苔。そして全体には白胡麻の雪が降っています。その見た目はとても美しく、冷やし中華の正統派を思わせるルックスです。

 麺自体、中太のもっちりとしたつくりなので、他店の2玉よりも多く感じます。こういう場合はゆっくりなんて食べてちゃダメで、一つ深呼吸をしてから箸を止めずにがっつきます。ときにカラシ、ときにマヨネーズを箸でつまんで麺にチョイ付けし、パクパク。ああ、んまいなぁ! 暑い季節にはこれだよなぁ。
 だしつゆは酸味がしっかりで、やや甘めに振れたもので、これもよい。

 よし、満腹。いい冷やし中華にめぐりあいました。この質感にこのボリュームなら、950円は割安かもしれません。

taketei ymgt 202106

 とんかつ定食をしばらく食べていない気がしたのでプログの過去記事を調べてみると、ほう、去年の11月を最後に食べていないではないか。(かつ丼は何度か食べている) じゃあ今日はトンカツだな。
 ということで、桜田東の「とんかつ竹亭山形店」を3年ぶりに訪問しました。この日、木曜日は“竹デー”ということで、通常は1,400円台のロースかつ定食(小100g)が格安で食べられるのです。

 竹デーロースかつ定食(小100g)、1,100円。
 まあ、とんかつはそう大きくはないけれども、若い時分と違って揚げ物を山ほど食べたいとは思わず、この程度で十分。とんかつ専門店なので、肉質は悪くない「米沢豚一番育ち」。
 ここもまた、ごはん、味噌汁、キャベツがおかわり自由ということなので、ご飯を少々と、岩海苔の味噌汁は2杯目を豚汁にしてもらい、キャベツのドレッシングを和風から胡麻に変えて、それぞれおかわりしました。

 これだけ食べれば腹の虫は完全に沈黙します。(笑) おいしくたくさん食べられてこの価格ならば、納得です。900円台の日替り定食もあったので、次回はそのあたりが狙い目かな。

ikkyuan 202106

 6月前半なのに、予想最高気温は32℃だと。こうなると冷やし肉そばが食べたくなりました。
 何店かを候補に挙げて検討したけれども、最終的にはココがいいと、下条町の「一休庵」へ。1年2か月ぶりです。

 肉そば(冷)の大盛り、700+150円。
 早い時間帯にやって来る男性客たちはほぼ全員がこれを大盛りで頼んでいるのが可笑しい。みんなこれを狙って来ているわけです。

 かなり黒い色の、どちらかというと乾麺を茹でた蕎麦の舌触りと風味に近い仕立てで、ここの独自性を感じます。これに卓上の一味唐辛子をたっぷり振りかけて、ピリリとした味にして食べ始めれば、いつもながらうまい!
 他店比で、どちらかというと鶏脂のコクよりも甘じょっぱい風味のかえしで食べさせる形になっていると思え、そのつゆをレンゲですくってこくこくと飲むのがおいしい。これからの季節であれば、もう少し冷たくしてもいいかもしれません。
 ボリューム満点なところもホレるし、氷の入った冷えたお冷やもよろし。

 という具合で、大満足でござんした。

eikahanten 202106

 しばらくご無沙汰していた漆山の「栄華飯店」へ。3年7か月ぶりです。
 まだ6月なのに連日真夏日でお疲れモードなので、オススメマークが付いているレバニラ定食880円を。

 厨房から鍋を振るういい音と炒め物のいい香りが漂ってきます。
 配膳された定食は、メインの皿にどんぶりめし、卵スープ、春雨サラダとマカロニサラダの小鉢2種、ザーサイ。充実の極みで、特にごはんは他店の大盛り並み。水分多めの保温飯なのが惜しいところですが、町中華、大衆食堂らしいこの量はスバラシイ。

 心持ち味噌側に振れて、味噌炒めのような味わいになっているレバニラ。炒め汁が多めなので野菜類はややくったりしているけれども、その分野菜の使用量は多いと思う。一度揚げたレバーも多めでおいしい。
 卵スープとともに味が濃いめで、多めのごはんも何のそので、完食です。

 ホント、いい中華料理店。炒飯もよさげだけど、ここではまだラーメン類を食べたことがないので、次回はそれで。

menya hayasaka 202106

 毎日暑い日が続いているので、この日も冷やしラーメン探訪へ。もう熱いラーメンなんて食べようという気になれません。
 清住町の「麺屋はやさか」を3年5か月ぶりに訪問して、冷しらーめんの大盛り750+100円を。

 涼しげなガラスの器にて登場。下のほうの麺が器から透けて見えるけれども、なかなかいいボリューム感だなぁ。
 そそり立つような特大の氷が入っていて、ビジュアルからして冷たそう。その冷えたつゆに浸って、こだわりの自家製麺がきりりと引き締められて極めて美味。
 加えて、トッピングが素晴らしい。とろりとした味玉、大きくて分厚いチャーシューが2枚、ざくざくと言っていい量のメンマ、パリッとした厚手の海苔などが目を惹き、質感はとても高く、高コスパです。

 これを食べずに3年以上もこの店から遠ざかっていたのかと、少々嘆きたくなるぐらい。
 この麺ならつけ麺もうまいだろうな。いずれまた食べに行こう。

mikai 202106

 冷麺と飯類のセットものがあると知って、1年1か月ぶりに花楯の「台湾料理 美香居」へ。
 冷麺セット880円。
 6~9月の提供で、夜は980円。ジャージャー麺を含む4種類の冷麺と、各種炒飯、中華・天津・回鍋飯など8種類の飯物から自由に1品ずつセレクトする仕組みで、キムチの載った韓国冷麺と高菜チャーハンを選んでみました。

 冷麺は、ハム、キュウリ、錦糸卵、トマトが添えられて、一見普通の冷やし中華ですが、ジャパン本来のものと比べると甘酸っぱいつゆが多く、紅生姜やカラシは付きません。でもって実際に食べてみると、麺が決定的に違い、中華麺というよりもこの強い弾力と風味はかなり平城冷麺のつくりにシフトしています。また、トップにはパクチーも添えられ、これが風味をぐっと南国寄りにしています。
 ふーん、面白いなぁ。和・中・に加えて韓と南アジアも入っているということか。でも、おいしい。

 高菜チャーハンは、さすが本場台湾の料理人がつくるだけあって、味も炒めも優れていておいしい。そこいらのラーメン店の半チャーハンとはクオリティが違うし、量はきちんと一人前はありそうなので、麺と両方食べることでけっこう腹が膨れ、とりわけ量的にはかなり満足のいく昼食となりました。

 ちなみに、ラーメン屋であれば、ラーメンと半チャンで1,000円近くになってしまうのが一般的なのに、台湾系中華店なら冷麺でも各一人前で3桁。ラーメンと飯物のセットであればさらに安く780円で、麺大盛りが無料とのことでした。いいですなぁ。

mikai menu 202106


mokkatei 202106

 この日も冷やし系でいいのだけれども、どこで食べようかと考えているうちに、無性にナポリタンが食べたくなりました。そこで、今日はそれほどバカ暑くないのでそれにしようと決めて、江俣の「牧花亭」を5か月ぶりに訪問しました。
 ここではこれまで日替わりランチ一本やりでしたが、前回オネーサンがここのナポリタンをおいしそうに食べていたのを見て、いずれ自分もと思っていたのです。

 喫茶店のパスタの量では足りなくて困ると思い、スパゲティナポリを大盛りにしてもらって、770+110円。
 ほほう、いい盛りにて登場。やったな、これなら十分過ぎるぐらいに満足できるボリュームだ。
 赤色のナポリタンに、表面が黄色で覆われるまでパルメザンチーズをたっぷりと振りかけ、タバスコを数滴落として食べるのが自分流。パスタを食べるならナポリタンに限ると考えるのも自分流。古い人間と言わば言え。

 ドロドロでもなくサラサラでもなく、フォーク1本でうまくまとまる感じの、トマトソースがいい塩梅に行き渡ったパスタがうまい。茹で上げというわけにはいかないが、どうせ油とケチャップでがしがし炒めるわけだから、食事中心の店のスパゲティはこれで文句はありません。
 コスト中心で考えるチェーン店とは異なり、具材はかなり多く、ローストポーク、ベーコン、マッシュルーム、タマネギなどのほかに、むき海老がころころと入っているあたりには惚れぼれします。家賃のかからない自家物件でやっている独立店のよさが、こういうところにもよく表れていると思う。

 日替りランチも素晴らしいけど、ナポリタンも大当たり。もうサイコーだろ。
 満足しての退店となりました。

kinchan takado 202106

 2年5か月ぶりに、高堂の「金ちゃんラーメン高堂店」へ。
 冷やしラーメンの大盛り890円。
 平日ランチタイムはライス無料サービスというので、それを「ちょびっとだけ」所望しました。

 金ちゃん系列なので、手もみの自家製麺がおいしい。
 短冊切りのチャーシュー、メンマ、茹でもやし、キュウリが麺の斜面に立てかけられ、ほかに味玉、紅生姜、ナルト。その上に白髪ネギ、刻み海苔、白胡麻。
 スープを数口味わった後は、この上からたっぷりのブラックペッパーをざらざらと振りかけて麺をじっくりと味わいました。
 ごはんは、具の味玉に卓上の醤油を数的垂らしたものとタクアンで。

 うまいのだけれども、この店は他の金ちゃんラーメン系列店とはベツモノだと思えてしまう何かがあるようです。
 異なる点を思いつくままに挙げてみると、海苔が黒くなく薄い、チャーシューをはじめとして各具材が多くない、胡麻が新鮮ではない、スープの味わいが一般的、全体量が少なめにとどまっている、盛り付けにあまり意識が回っていない、店員がアルバイト風でやや不躾――などでしょうか。だとすれば、城西のほうに行っちゃうよナ。スミマセンね、うるさい客で。でも、冷やし中華も同価格で、うまそうなんだよナ。

wagaya 202106

青田の「和がや」のランチタイム。3年10か月ぶりに再訪しました。
 店主と共に店を支えていた40代の奥様が先月他界したばかりで、この日は男性二人で店を切り盛りしていました。

 牛スジ煮込み定食800円。
 冷蔵庫で保存していたものを温め直してつくる牛スジ煮込みは、それほど味くーたーではないややあっさり、そして甘めの味付けで、いい風味。中には大きな豆腐とこんにゃくが潜んでいます。が、この豆腐、こんにゃくが大きいために、牛スジの部分がもう少しほしいように思えます。

 フレッシュな生野菜とキャベツ・きゅうりの浅漬け。加えて、岩海苔&わさびを添えた山芋。これ、うまかったな。
 「永谷園のあさげ」のような王道を行く味わいのワカメと豆腐の味噌汁。そして、炊きあがりのいいご飯は粒の大きい山形産「つや姫」。

 極上の煮込みのつゆを残すのがもったいないので、またやってしまいました。半分ぐらいまでに減ったごはんのどんぶりに煮込みの汁をぶっかけてかっ込みます。ああ、んまっ!!
 下品と言わば言え。これが一番おいしい食べ方だと思う。おいしければそれにこしたことはないではないか。恥ずかしがることはない、さあ、君もやってみろ! 目からウロコが落ちるぞ。(笑)

touri 202106

 この日の昼食は五目あんかけ焼きそばがいいなと思い、当ブログの過去記事を調べたりしながら店はどこがいいかと考えて、馬見ヶ崎の「中華料理桃李」を選んでみました。
 桃李には3年11か月ぶりの入店となり、五目焼きソバの大盛り800+100円を。このメニューに限れば8年5か月ぶりとなります。

 8年前に食べたときの画像は、丸皿に盛り付けられ、麺全体にあんがかけられていましたが、今回は角皿で、半分ほどは麺が見えるような形での盛り付けに変わっています。こういうことは、10年以上前から外食時の画像とインプレをほぼすべてデータ化しているからわかることで、自分にとってこのブログはとても役に立っています。

 8年前の記事には、しめじが使われていると記されていましたが、今回それは入っていず、面白いことに卵の厚焼きがひとつ、入っていました。具材は季節等によって微妙に変わるのでしょう。
 また、前回のインプレには、おいしいので大盛りでも多過ぎることはないと記されていましたが、なになに、麺、具材ともに結構なボリューム。8年も経てば、自分の腹のキャパシティもだいぶ変化しているのでした。

 麺の焼き具合もすばらしく、卓上のチューブ入り和がらしをたっぷり使って味を調えれば、さらにおいしく食べることができました。鶏ガラ出汁の本格中華スープも美味。
 質、量、味わいなどのいずれをとっても極めて優れていて、五目焼きそばで得られる最高レベルの至福がここにあったと言っていいと思います。この店を選んでヨカッタ。

onagama 202106

 天童市荒谷の十字路近くにある「定食おながま」を初訪問。
 近くに工業団地があり、ここで働くガテン系の人たちの胃袋を支える店という感じなのでしょうか。この日は土曜日だったので来店客は少ないものの、イベントか何かで大量の弁当注文が入っており、自分から2人あとに来た作業着男性は待ち時間30分と告げられ、こりゃダメだとしおしおと退店していました。

 日替わりランチ680円は3種。その中からチキン南蛮とカニクリーミーコロッケをチョイス。参考までにほかの2種は、アジフライととり唐揚げ、豚肩ロースのソースカツ丼。
 格別オシャレでも豪華でもありませんが、安い料金でしっかり空腹を満たせる質実剛健タイプのつくり。
 メインディッシュは、わりと量のあるチキン南蛮にはこれでもかとタルタルソースがかけられ、その甘酸っぱさがおいしい。マカロニサラダもチョイ付けではなくたっぷりあります。
 韓国風の味わいの豆腐スープがめずらしく、その表面にはホルモンのシロが浮いていて、この脂がうまい。
 付け合わせには切り干し大根とゴーヤーとウィンナーソーセージの炒め物、&ダメ押しの煮卵。
 長い間ジャーにいましたという感じがほのかにするたっぷりごはん。(笑)

 この価格帯にしてこれぐらいしっかりと食べられるのなら、自分としては十分に満足できるし、再訪してみたいとも思いました。