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furarimurasaki 202201

 「ふらりむらさき山形城西店」のランチに味噌カツ定食があることを知りました。数日前に名古屋メシの味噌カツ定食を食べ損ねているので、さっそく1年10か月ぶりに再訪しました。

 味噌カツ定食968円。
 3桁料金のとんかつ定食なので大きな期待はしていませんでしたが、やはり価格相応かなぁというのが正直なところ。
 とんかつは手仕込みではないのが明らかで、レンチンしたものを鉄板に載せましたといった眺めで登場。肉自体もロース特有のジュワリとした脂身の食感がなく、あまり冴えたものではありません。味噌汁もぬるめ。

 評価できる点もあります。別容器に入ってきた味噌だれは、量があるので多めにかけて楽しめる上に、焦げ風味を感じとれるなかなかいいつくりのもの。また、無料サービスの大盛りご飯は量があり、きちんと腹が膨れました。

 しかしまあ、3桁で食べるとんかつであれば「とん八」のほうが数段上だし、天童の「とんかつ三州屋」まで足を伸ばせば1,050円で分厚くて大きいロースカツを目一杯満喫できるはず。したがって、この店では今後とんかつ以外のメニューを狙いたいと思います。

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futamiya 202202

 この日の昼食探訪は、蕎麦だ。多くの候補店の中から、しばらくご無沙汰していた浜崎の「四季の味そば処二見屋」をセレクトしてみました。4年5か月ぶり、3回目の入店となります。
 しばらく敬遠していた理由は、前回食べた「そばセット」が蕎麦と丼の両方ともミニで腹が満たされず、残念な思いをしたため。今回は蕎麦の単品でいくことにします。

 小板そばの大盛り、690+200円。
 注文前、店員さんに量についてしっかり確認。小板そばは1人前、その大盛り200円増しは1.5人前、大板そば1,300円は1.8人前とのこと。大板はなぜか割高なので、小板の大盛りにしました。

 心配だった量については、1.5人前が極めて妥当。もうこのことだけで半分以上は満足です。(笑)
 やぶ系の手打ち蕎麦は少しだけ太めに寄っていて、手切りされたいい硬さのもの。喉越しがいいんだ。
 店のつくり自体が広くてとてもお上品なのはいいのだけれども、薬味のネギと漬物の量までちょぴっとだけのお上品にする必要はなく、ここはケチらずに改善してもらいたいところ。
 蕎麦湯が猪口に1杯分しかなかったので、おかわりをもらってもう一杯。白濁したとろみがあり、美味なる蕎麦を締めくくるにふさわしい。

 今回のインプレッションは、前回から変じて大合格のいい蕎麦でした。
 ランチタイムにサービスされるセルフのコーヒーも、極小カップでお上品だったことを書き添えておきます。

kawashimaya 202202

 ここのランチを食べてみようと思い、6か月ぶりに十日町の「河島屋食堂」へ。
 この日のランチ800円は、豚カツ定食。このところトンカツを食べる機会が増えているけれども、嫌いじゃないので、これでいいや。

 レギュラーメニューにも豚カツ定食850円があるので、それとどう違うのかフロア担当のおばさんに尋ねると、うーん……と言いつつにっこり笑うだけ。つまりこれら2つはほぼ同じもので、ランチのほうは50円オマケしているのです、ということだろうと解釈しました。

 生パン粉で手仕込みしたらしいトンカツは、肉自体それほど厚くないけれども、サクサクとした歯触りがあり、しっかりトンカツしていておいしい。卓上のソースは胡麻が入ったオリジナルの調合になっていて、プレミアム感あり。
 ミズナを頭に載せた千切りキャベツもたっぷりあり、小鉢の冷奴がきりりと冷やされていていい箸休めに。豆腐、油揚げ、大根の味噌汁も家庭的な味でおいしかった。

 街中の、誰にでも愛されるようないい食堂。
 +100円でライス大盛りにすればよかったかもしれません。

ren 202202

 落合町の「旬菜四季 漣(ren)」を初訪問。ワングレード上のようだし、量が多くないとの情報もあり、これまで未訪となっていましたが、行ってみなければワカランだろうということで、客の主力と思われるオバサンたちで混み出す前にと、開店時刻に入店しました。

 日替定食のごはん大盛り、950+50円。この日のメニューは「鶏の唐揚げ、魚フライほか盛合せ」です。
 メインは、唐揚げ3個、白身魚フライ、レンコン天ぷら。それに彩りのよい生野菜と煮卵。
 これに添えられているのは、菜の花とキャベツのおひたし、きんぴらごぼう、冷奴に漬物2種。ごはんは黒米、油揚げとえのきのお澄ましです。
 なんだかとても家庭的。黒米ごはんは違和感なく食べられるだけでなく、とてもおいしい。

 サーヴされたものはこれですべてではなく、食前にほうじ茶と西洋梨のコンポート、食中には開店すぐのお客様にとなめこおろしがサービスされ、食後にはプチコーヒーとサクランボ漬の載ったヨーグルトと、極めて充実していました。

 量が少ないとの事前情報に関しては、食べ盛りの若い男性ででもなければ、そんなに気にするほどのことではないように思いました。
 グッジョブ! こういう店と知っていれば、もっと以前から利用していたはずで、これまでの人生少し損をしてきたように思えてしまうのでした。

nagomiyuzen 202202

 香澄町の居酒屋「和ゆう膳(なごみゆうぜん)」がランチタイムにラーメンをやっていると知り、このたび初訪問しました。

 季節限定だという九条ねぎ背脂醤油らーめんを300gの大盛りにしてもらって、950円。
 背脂がみっちりと浮かび、煮干からにじみ出した脂も強い濃厚なスープは、焦がし風味も少し感じられてなかなか美味。これにブラックペッパーを多めに加えて味わいます。
 ラーメンに加えるネギは多いほうがいいと考える者にとっては、山盛りの九条ねぎはうれしい限り。最近は東北山形でも何店舗かで九条ネギをフィーチャーするところを見かけるようになりました。
 麺は自家製の中太麺。量があり、たっぷり食べられます。
 こんなのを入れたらスープが冷めてしまうのではないかとすら思える分厚くて大きなチャーシューも2枚で、見事です。

 ああ、文句なしにうまかったなぁ。食材を惜しみなく使ってつくっている印象があるものな。
 こういう店が増えるのはとてもうれしいことですが、こうなるとラーメン専門店もうかうかしていられないのではないか。
 値上げやコストカットなどで店側の論理ばかりを優先させ、客本位であることを見失いかけたりしていると、知らず知らずのうちにタイヘンなことになりますヨ。ましてや、俺のラーメンを食わせてやるからヨロコベ、客は俺が選ぶんだ、などと思い上がった勘違いをしている時代遅れの店主だったりしたら、もうこの先凋落していくのは間違いないでしょうな。(笑)

ajimura 202202

 2年2か月ぶりに、蔵王駅近くの「味むら」へ。ここはすごいぞ。(笑)

 味噌ラーメン600円。
 まずはこの安さに驚きます。
 でもって、初心者であれば、ラーメンに付いてくる小鉢類に驚愕することになります。「あ、これ、頼んでいないんですけど……」とか言っちゃったりして。

 フツーならこのどんぶりひとつで800円以上はするよナという味噌ラーメンがドン! 挽肉を使った野菜炒めがたっぷり載り、香ばしい味噌を濃いめに仕立てたスープ。麺はさすがに市販品ですが、全体の出来はしっかりしています。

 でもって、9種の小鉢。煮物、おひたし、漬物、フルーツなどで、いずれも素材を生かしている上にやさしい味付けがよく、どれもおいしい。完全に利益度外視。

 おいしいものをいろいろと格安に食べられてありがたいことだなぁと思いながら食べているうちに、どこぞの篤志家の茶の間に上がり込んで、これもあれも召し上がれとすごい施しを受けているような気持ちになるのでした。

 オモウマい店級の楽しい店「味むら」に拍手♪
 次回は生姜焼定食800円あたりかな。

miya 202202

 1年10か月ぶりに高堂の「ステーキ宮山形西店」を訪い、宮ランチ760円を食べました。
 ランチタイムの最安メニュー。この価格でやっていくのがしんどいためか、ランチメニューの最下段に写真を使わず文字だけで、目立たないようになって掲載されています。(笑)
 前回訪問時と異なるところは、お冷やと什器を配膳・運搬ロボットが運んでくるところ。でも料理はフロア担当が運んできてくれます。

 メインはメンチカツと梅入りささみフライで、宮のたれは付かず、市販のとんかつソースでどうぞといったもの。皿盛りのライスのお代わりはセルフで自由です。
 宮ランチの白眉はスープ・バーが付いている点で、この店の場合、4種のスープが飲み放題。したがって自分の場合、スープをたっぷり飲みたいときにココを利用するようになっています。
 この日のスープは、クラムチャウダー、ベジカレースープ、コーンポタージュスープ、鶏肉としいたけのスープで、いずれもおいしくて熱々。もうこれさえ自由に飲めれば、ご飯やおかずはこの場合何かあればそれでいい、ってなもの。

 食前、食中、そして食後には本を読みながらスープをたっぷりと堪能し、満足しての退店となりました。こんなに飲んでも760円なんだもんね。

sanpotei skrd 202202

 今年に入って早くも2回目となる桜田南の「三宝亭桜田店」。
 前回訪問時に新春の抽選券をもらい、店頭に行かなければ当選番号がわからないので、引き換えが終わる2月中に再訪したわけです。手元に1枚しかない抽選券は、はずれでも100円引き券として使えるので、それで上等かなと思って。
 ところが、番号を確認するとなんと、当選確率2%の500円の食事券が当たっているではないか!

 それはさておき、食べたのは五目うま煮めん、858円。昼どきはミニライスがサービスとなります。
 メニューには創業1967年の三宝亭の最高傑作とあり、三宝名物なのだそうです。「旨味が凝縮された極上清湯スープに贅沢なたっぷりの具。熱々トロトロの「あん」が三宝自慢の自家製麺にたっぷり絡んでやめられない旨さ! 長年磨いた伝統の技と味、三宝史上最高傑作をどうぞ!」とも。

 店側の口上に煽られつつ大きな期待を持って臨みましたが、まあ、いいセンは行っていると思う。
 ただ、太麺系が多いこの地にあってはストレートの細麺はやや物足りないように感じられるし、あんはもっと多くてもいいと思う。
 この五目あんと少しのスープをかけてさらさらと口に流し込んだミニライスが実にうまかった。

 食事券が使えるのは次回以降とのこと。期限の6月末までにまた食べに行こう。

minatoya 202202

 昼はもりそば。そう決めて、丸3年ぶりに和合町の「手うちそば港屋」を訪いました。ここでは過去2回、評判の中華そばを食べていますが、本職の蕎麦のほうは未食になっていたのでした。

 もりそばの大盛り、670+200円。
 手打ちのわりには良心的な料金。ラーメンの大盛りが200円増しだと心理的抵抗が大きいですが、手打ち蕎麦ならやむなしでしょう。

 細・太の2種から選んだ太打ちは、平打ち風の切り方になっていて、喉越しと噛み応えの両方が楽しめるようないいつくり。おろしたてと思われる本わさびが鼻にツンと抜け、このあたりにも老舗蕎麦店らしい“粋”を感じます。
 しっかりした重量感もある陶器の蕎麦猪口が、手に小さくもなく大きくもなく、いい質感あり。そして、ここまでおいしくつくれるそばつゆ。いいですなあ。

 大盛りにしても、「そばのまるごまるご」や「こぶ原」のボリュームには及ばないので、大盛りが妥当。土瓶で供される熱い蕎麦湯をたっぷり楽しめるところも好感。
 いつもながら、いい蕎麦屋の蕎麦は満足感が高いです。

dai2kouen yamacho 202202

 かつて小白川町に「一ばん分店」という店があり、10年ほど前に閉店してしまったのですが、そこの五目ラーメンが好きでよく食べに行ったものでした。塩仕立てでさまざまな野菜とかき玉子がたっぷり載った名品でしたが、それとよく似ているものが十日町の「第二公園山長」のメニューにあることを知り、7年10か月ぶりに再訪してみました。

 五目ラーメン900円。
 おっ、見た目はそっくり。懐かしいなぁ。
 しかし味わいは、よく似ているものの微妙に異なる点があります。
 「一ばん分店」のものはもっと量があり、胡麻油を効かせたバタ臭さがありました。大きくカットしたタマネギの甘さが好きでしたが、山長のほうは常識的な範囲です。また豚肉は、棒状の短冊切りではなくスライスカットのものを使っています。分店のほうはキクラゲやタケノコ、芝海老なども入っていたのだけどなぁ。なお、こちらの中央の黒いのはワカメです。

 懐かしの、一ばん分店の五目ラーメン(2011.11)は こちら

 ということで、あの味の再現!とまではいきませんでしたが、前回ここで食したカレーラーメンよりは数段上を行っていたので、まあ納得です。
 ここも本業は蕎麦なのでしょうから、次回は板そば1,050円かな。

Bonne Chere 202202

 ランチタイムにランチ営業しているようなので、R13沿い、伊達城のフレンチレストラン「ボンシュール(Bonne Chere)」を初訪問してみました。オーナーシェフは旧オーヌマホテルの料理長をなさっていた方だそうです。

 この日の日替りランチ880円は、サーモンと小海老のムニエル、岩のりソースでした。
 メインディッシュ、サラダ、ライスorパンに、食後のコーヒーor紅茶が付いています。

 たっぷりあるサラダは、酸味の強めな自家調製ドレッシングがおいしい。ライスは山形産つや姫です。
 メインディッシュは、菜の花など4種の温野菜が添えられて、さすがフレンチ。衣を付けて揚げた海老を3尾載せたサーモンのムニエルは、岩海苔ソースが効いていてこれもおいしい。

 しかし、ごはんのおかずとしてはこれでは少なく、加えてライスの盛りも少量で、率直に言ってこのつくりは女性向きです。そのせいか、女性一人での来客も多いようでした。
 野菜類は完璧なので、ライスとメインをもう少々増量し、それとちょっとしたスープでも付いていればぐっと値打ちものになり、男性客も増えるはずです。
 まあ、フレンチとはそういうものなのだと言われれば、そうですよねと呟くしかないのだけれど……。

ryu shanghai ymdim 202202

 名店なのにしばらく足が遠のいていた飯田西の「赤湯ラーメン龍上海山大病院前支店」を、3年2か月ぶりに訪問。
 龍上海は赤湯からみそラーメンが有名ですが、おいしいけれどもあの大量の辛味噌に舌がやられてしまいがちなので、当方の場合はたいてい味噌ではなく、それよりも150円安い醤油を食べています。

 赤湯ラーメンの大盛り、730+150円。
 相変わらずうまい。しょっぱいかえしに強い煮干しの味と香りがマッチした絶妙なスープに、これまたしょっぱいチャーシュー。今回白眉と感じたのは大量の細割きメンマで、サクサクとした口当たりがたまりません。ネギも青海苔も惜しみなく投入されているので、それらに負けないようブラックペッパーをかけ過ぎくらいに振りかけてずるずるといきました。

 何回食べても大満足。スープもしっかり味わったので、こりゃ、あとで喉が渇くぞ。(笑)

grill asahi 202202

 相生町の「グリル朝日」を、4年4か月ぶりに再訪しました。
 この日はカレーをいこうと思っての入店でしたが、店主は「カレー“的”には、今日の日替りはカレーソースなんだけど……」と発言。では、それが店主のオススメなのだろうと解釈して、日替りに変更です。

 日替り定食650円。この日は、鶏カツのカレーソースです。
 おお、価格から想像するレベルを大きく上回るグレード感。
 緑のおひたし、黄色いタクアン、赤いドレッシングと、彩りがきれい。この店主は明らかに色彩を意識してつくっています。

 味噌らしい風味が濃厚に漂うなめこと豆腐の味噌汁が秀逸。ほうれん草のおひたしは、茹でた一束分をそのまま輪切りにしたたっぷりの量。炊き立てのごはんは真っ白かつふっくらで、明らかに新米です。漬物も4切れ。

 それらを従えたメインディッシュは、サクサクした食感に揚がったチキンカツの上にいい味わいのカレーソース。これだけだと味が薄めなので、卓上のとんかつソースを少々かければぐっとコクが加わって美味。キャベツにかけられたドレッシングはトマトが強めで、ホットチリソースと見まがうようなものでした。

 おいしかったな。これで650円は極めてお値打ちありです。
 贔屓にしたくなるような店。カレーライスかカツカレーを食べに、間を空けずにまた来よう。

marugameseimen aeon south 202202

 11時前、若宮の「イオン山形南店」へ買い物に。かなり早いけど、うどんが食べたくなったので、買い物前にフードコートの「丸亀製麺イオンモール山形南店」で食べていこう。

 釜揚げうどん(並)+野菜かき揚げ、290+150円。
 釜揚げうどんは丸亀製麺の代名詞と言えるものですが、これを食べるのは今回が初めて。国産小麦100%の自家製麺を大釜で茹で、水で締めずに食べるもので、小麦の風味そのものを味わえるもっちりとした食感で、微妙にざらついた表面にだしがよく絡む――というのが店の宣伝文句です。

 うん、確かにそのとおりで、極太の讃岐うどんが素直においしい。「かけ」や「ざる」よりもさらに50円安いというのもすごい。
 「並」ではボリューム不足ではあるけれども、日々の食事をこの程度にとどめることができれば、体に余計な負担をかけず、どれほど健康でいられることか。(笑)
 丸亀製麺の天ぷらはこれがナンバーワンと思っている野菜かき揚げも、さっくりとしておいしい。
 わずか440円で、大納得することができました。

tsukishiro 202202

 しばらくご無沙汰していた春日町の「お食事処つきしろ」を、ほぼ6年ぶりに再訪しました。
 鯖の甘酢あんかけだというこの日の日替りランチセットとどちらにしようか少し迷って、今回はナポリタンセット800円にしてみました。サラダと水出しコーヒー付きとのこと。

 ナポリタンは、爽やかな酸味が感じられるもので、シャキッとしたタマネギにベーコン、ピーマンを含んでいて、量は標準的。
 サラダは、イメージしていた生野菜とは違い、ひと手間かけたポテトサラダが存外たっぷり。そして、これもよろしかったらと追加された味噌汁は、白菜の甘さが際立つおふくろ仕立て的なホッとする味わいでした。

 ここでなければ味わえないというような特徴的なところはないかもしれませんが、供されたものはいずれもおいしく、落ち着いて食べられてくつろげるいい食事処でした。

ohmoriya 202202

 ほぼ3年ぶりに、大森の「大もり家」へ。ここには焼きらーめんという未食のメニューがあるので、それを食べてみようと思って。

 焼きらーめん900円。
 メニューを見ると、チャーシューメン1000円に次ぐ2番目の高級品。焼きそばのラーメン版なんだろ、黒石の「元祖つゆやきそば」みたいなものなんだろ、米沢市窪田町の「麺宝(めんほう)」で1年ちょっと前に食べた「汁やきそば」は670円だったぞ、そのわりには高いんじゃないの?というのが食前に抱いていたイメージでしたが……。

 ここのは違いました。それらの上を行っていました。黒石や米沢のようにラーメンどんぶりではなく、中華丼などで使われる比較的底の浅い中華皿で登場。ソース焼きそばと同じ、キャベツやもやし、豚肉を主にした野菜炒めがたっぷりと載って、青海苔、紅生姜がトッピング。具材の量は「麺宝」の比ではありませんでした。また、味わいは完全に焼そば方面にシフトしていて、ソース香の漂うスープが秀逸レベル。
 黒石や米沢は、「つゆ」や「汁」の焼きそばデアルとのネーミングで、こちらは「焼き」のラーメンを名乗っているけれども、こちらのほうがずっと焼きそばらしいのでした。

 これはうまい。さすが、価格ナンバー2だけあります。やはり何でも一度は試してみなアカンもんやねぇ。
 唯一の難点は、スープが邪魔をして麺と具材を同時に掬いづらく、麺だけが先になくなってしまうこと、だったでしょうか。

yamanosuke mymc 202202

 3回目となる宮町の「らー麺山之助宮町店」。ほぼ3年ぶりの訪問となります。
 これまでに味噌らー麺とつけ麺を食べているので、今回は魚だし白湯麺の大盛り、850+150円にしてみました。

 麺の湯切りを丁寧にやっている音が聞こえてしばらくして着丼。おぉ、その名のとおりしっかりとした煮干し系だ。レンゲで掬った始めのひと口めからガツンときます。
 ぐるぐるチャーシューに細身のメンマ、板海苔が香り、刻んだチャーシューと生タマネギも入っています。トッピング白髪ネギもしゃっきりしていて多め。
 固茹でのぴんぴんした大盛りの自家製麺は、量があって食べ甲斐もOK。白湯仕立てのスープは角が取れた丸みがあり、後味にほのかな甘さが感じられます。

 うまいな、これ。けれども、近時節系を供するラーメン店が増えてきていて、この店がオープンした当時と比較するとやや埋没してきた感があるように思います。がんばれ、山之助。
 名称を尊重して醤油味ではなく「その他の味」に分類しておきます。

matsuya fkmc 202202

 午前中の雪かきが必要なので、大汗をかく前にまずは腹ごしらえをしようと、この時間もやっている深町の「松屋山形深町店」へ。
 先月に続いての訪問。味噌汁が付くし、いくつかある牛丼チェーン店のうちでは松屋がいちばんリーズナブルではないかと思っています。

 豚キムチ丼450円を食べようかと思ったけれども扱い慣れない食券機ではそれが見つけられず、次の客もやってきたので、これでいいかと豚めし大盛り350+150円に決定。この日は彩り生野菜130円の無料券を持参したので、それも添えて。

 豚めしにはたっぷりと紅生姜を添えて、七味を少々。さらに、食べ進める途中で焼肉のタレやバーベキューソースをかけてカスタマイズ。生野菜には胡麻ドレッシングをたっぷり。こうでもしないと大盛りのライスが減っていかないもので。(笑)

 わずか500円で、それなりに楽しめたし、満腹になりました。

jinen ya 202202

 蕎麦を食べたいと思い、どこの店にしようかあれこれ考えて家を出たものの、圧雪のため道路がすごいことになっている。これではできるだけまっすぐに帰宅したほうがよさそうだな。そう思いながらの用事後の運転中、天啓のように前方に蕎麦処が見えます。おお、神はここで食べろとの思し召しだ。思い描いていた店ではなかったが、ここでいい。
 去年の秋以来5か月ぶりの、寿町の「麺道自然や(じねんや)」。いい店で、2019年11月以降早くも4回目の利用となります。

 もりそばの大盛り、600+150円。
 これでも安いですが、初訪時に書いたインプレを見ると、当時は小鉢・漬物付きの二八そばが500円で食べられたので、それと比べればだいぶ高くなっています。

 そうは言っても、大盛りは十分な量があり、さすが山形の蕎麦屋だなと思わせます。少しウェーブが入ってやや色が濃くなり、以前食べた蕎麦からは微妙に変更されていますが、冷水での締め方やかなりの長さがあることなどは変わっていません。
 そばつゆが多いので、食後はつゆの半分ほどを備え付けの紙コップに一時退避させ、2回に分けて蕎麦湯を楽しみました。蕎麦湯の量も十分でした。

ryoma 202202

 ほぼ2年ぶりに、泉町の「北京料理竜馬」へ。大将も元気そうで何よりです。

 昼食としてはやや高価なためこれまで食べずにいた、人気らしいロース焼定食1,100円。
 カウンター席は調理する様子が丸見えの特等席。冷蔵庫から出してきた豚ロースの塊りを中華包丁でエイヤッ!とスライスしたのは、厚さ2cmは確実にあるデカいサイズ。これを油で揚げ、別途味つけをし、ファイヤー炒めで別にこしらえた野菜炒めとともに供されました。

 齧った肉からは、ニンニクのパンチが効いたタレ味とこれぞロースの肉汁がジュワー。これがおいしくないわけがない。揚げられて少し縮んだけれども、肉はそれでも大きい。つくりとしては東海紀伊旅の途中で食べた「四日市のとんてき」とよく似ていて、山形でこういうものを出すところをほかに知りません。高価格なんのその、満足のいく一食でした。

 メインディッシュは大将一人が受け持ち、混雑時でも彼の調理するペースは変わることはないので、この日は入店から退店までおよそ1時間を要しました。忙しくて時間の足りない人にはちょっと厳しいかもしれません。
 しかし、そこがまた味わい深いところでもあります。この間、大盛りチャーハン、味噌ラーメン、味付け唐揚げ定食、肉ニラ炒め定食などが順次出来上がっていく様子をライブで眺めることができ、とても有意義でした。