fc2ブログ
hisashi 201207

 十日町の居酒屋で夜会。その流れで、久々に山形駅前の繁華街の中にある「そば久司」で蕎麦を食べました。
 「きゅうじ」ではなく「ひさし」と読むのが正しいようです。

 ここではなぜかいつも「納豆そば」になってしまいます。700円ぐらいの時代から食べていますが、今いくらになったのだろう。たぶん800円以上だろうな。
 夜になって酔ってしまえば、ものの値段なんてすっかりアバウトになり、確かめもせず。(笑)

 ご覧のとおり、卵黄、鰹けずり節、海苔、山形のダシ風の刻み野菜(キュウリ、ナス、ミョウガ)、そして挽き割り納豆。これに左手のそばつゆを適量ぶっかけて、ぐるぐるとかきまぜて食べるという、いわば蕎麦のぶっかけです。

 細切りの更科風のそば。ミョウガの香り。鼻につんとくる洋辛子。これらに絶妙に絡む納豆のぬめり。
 さんざ飲んだうえに煙草のいがらっぽさで傷んだ喉を、心地よいひんやり感が通り抜けていきます。あぁ、美味いなぁ……。

 そば湯も熱くてとろみを湛えた立派なもの。どんぶりにとろとろと注いで飲む。
 繁華街にたたずむ夜のみ営業の店とはいえ、侮りがたい実力派です。

 なお、付言。単なる戯言です。
 店を切り盛りするおばあさんは、当然ながらシラフなワケで、そのスルドイ視線と毅然とした態度が酔客には厳しくかつ痛い。性格なのだろうけれどもなぁ。武家の嫁?ってな感じ。
 これからではちょっとむずかしいかもしれないけれど、できうれば、客を見下すような風体は改めたほうがよい、と思う。
 一所懸命なのはよくわかります。でも、気を付けましょうね。思想は外見に滲み出てしまうものだから。
 ん?そういうオバァがいるなら見て体験したいって??
 そう!!そうくる人は立派。
 そういうことのひとつひとつが食べ歩きの楽しみなのですからね。(笑)

関連記事
スポンサーサイト



Secret

TrackBackURL
→https://gailog.blog.fc2.com/tb.php/1004-413f0259