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yamakawaya 201303

 実家が近かったので、小さい頃は中華そばといえば「山川屋」で育ちました。出前でしか食べたことがなく、エラの張った小柄で実直そうな店主がカブに乗って運んできてくれるのを今か今かと待っていたものです。
 当時その店主は出前のため近所中を走り回っており、頻繁にその様子を見ていたので、店主の顔は今でも鮮明に覚えています。
 あれから何十年。店で食べてみる必要があるだろうということで、初訪問してきました。

 12時過ぎというのに店には客がいるでもなく、出前の電話がくるでもなく。
 店番をしていたのは60代とおぼしきおばさんが一人。

 中華そば550円。
 見た目はよさげですが、こちらの体調もあるのだろうと思いますが、正直言って、内容が伴うものではありませんでした。
 スープは、醤油が効いていず、味が薄く、コクもありません。茹で汁の味がします。湯切りが甘いために茹で汁が相当量入っているのではと疑ってしまいます。

 麺の茹ではOKですが、これは酒井製?
 また、麺の量は、この1~2年食べている中では最少だと思います。
 メンマも保存料特有の味を感じてしまったし、ラーメンを載せているお盆もきれいではないし、ちょっと参ったなぁという感じ。

 思い出というものはそのままにしておいたほうがよいこともある、ということでしょう。
 現実を目の当たりにして、かなりの幻滅感を味わってしまいました。

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