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 刀削麺(とうしょうめん、ダオシャオミエン)は、中国山西省で生まれた麺の一種で、小麦粉を水で練った生地の塊を持って湯の沸いた鍋の前に立ち、包丁を用いて生地を麺状に削り落として直接鍋の中に入れ、茹でてつくるもの――なのだそう。
 それを県内で唯一寒河江で味わえると知って、新装オープンした「双福(ふたふく)ラーメン」に行ってみました。

 刀削麺(四川風)780円。
 麺の形状は、2センチはあろうかという、きしめんよりもずっと幅が広いもので、長さも一丁前。厚さ、長さなどが不揃いで、極めて珍しい。
 それを滑りやすいプラスチック製の箸で持ち上げると、うまくつかめずにプルリンと落ちる。麺の端っこから跳ね上がるスープの滴があちこちに飛んで、いとおかし。

 絶品の麺。唇に当たるつるりとした感じが素晴しい。敢えて例えれば、たっぷりのワンタンをまとめて口に放り込んだ時の感覚と似ているでしょうか(いや、似ていまい)。
 今しがた削ぎ落とされた生地がさっと茹でられて出てくるわけで、麺好きにはたまりません。

 途中で、いっしょにオーダーした焼き餃子が運ばれてきたので写真を撮っていると、麺量はたちまち増えた感じ。うひゃあ、増えている! ウレシイなあ。(笑)
 ということで、普通盛りでも結構な量あり。これ以上食べるとツラかったかもしれません。

 スープは坦々麺風。細切れのザーサイやタマネギなどとともに炒められた豚挽肉がたっぷり。それにチンゲン菜2本が添えられて、風味もすばらしい。
 これは十分なクオリティで優秀。あのピロピロとした食感はクセになりそうです。

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 焼きぎょうざ300円は、大きなハネのついたものが6個。わずかに中国酒の香りがして、大陸の味だなぁと思わせます。

 店の人たちが交わしているカウンター内の言葉は中国語。
 でも、餃子を「焼く」というのは日本風だし、刀削麺の坦々麺風スープの味も日本人向けにアレンジされています。
 つまり、中国オンリーでも日本オンリーでも出せない味が、この店にはあるのでしょう。

 ホイコーローラーメン950円や酢豚定食980円などにも挑戦してみたいなぁ。

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