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muraiya 201407

 2年8か月ぶりの訪問。ここに来たなら味噌ラーメンでしょうが、今回は大汗をかくのは避けたい。ということで、夏向けメニュー各種の中から冷し中華800円をチョイスしてみました。

 メニューの写真を見てうまそうなので注文してみたけど、この店に限らず冷やし中華というものは、その甘酢ダレが強すぎるのか、オリジナリティを出すのが難しいメニューではないかと思う。
 具はキュウリ、メンマ、錦糸卵、ボンレスハム、ワカメとオーソドックスで、それに白キクラゲに紅生姜。辛子とマヨネーズは別皿です。
 それらは彩りもいいし、不足感もないのだけど、これって家庭でも食べられるような味で、店で食べるウレシサのようなものが足りません。

 冷やし中華ならば、使う麺のユニークさこそが、店の個性を醸し出す重要アイテムなのではないかと考えてみる。その観点からは、ここの麺はよく言えば標準的で優秀ですが、反面、一般的で凡庸。こうなると、純手打ちの店「ひろや」の冷し中華をぜひとも試してみたくなります。

 しかし、ラーメンとは不思議なもの。「村井家」に限らず多くの店で、これだけ様々なものが乗った冷やし中華が没個性的に思えるのに、あんなにシンプルな中華そばには、店ごとに微妙なオリジナリティを感じます。
 それでいて、冷やしラーメンにはそういうことはさほど感じなかったりします。
 一方、蕎麦はどうか。蕎麦を猪口で啜るだけの「もりそば」には店の持つ限りない可能性を感じるものですが、それを「かけそば」にしてしまうとたちまち、別にどこの蕎麦だってかまやしねえよという気になってしまう。
 まあこれらはかなり極私的な感想なのだけど。

 でもまあ、久々の村井家、よかったです。
 なお、小皿のキャベツの漬物はセルフで、パリパリの良品でした。

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