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jin 201506

 本格中華料理が食べたいと思い、酒田市浜田の羽越線踏切近く、「中国四川料理 仁(じん)」をチョイスして、夕食時に初訪問。
 店前の駐車場2台分。引き戸を開けて入ると客はなく、大将が右手の小上がりで休んでいました。
 カウンターと小上がり。テーブル席はないこぢんまりした店で、きれいかというとそうでもなく、第一印象は正直なところ「店選びを誤ったかも……」でした。(笑)
 なんだ客かという風情の大将に「いいですか?」と確認を入れて、カウンターに着席。

 四川料理を冠する店なので、ここは麻婆豆腐をいくしかあるまいと、麻婆豆腐丼830円を所望。
 運ばれてきたものを一目見て、アメイジング! これは立派。第一印象はいつも正しいとは限らないことを再認識しました。

 大きなオーバル型の皿に麻婆豆腐がびっしり。ごはんはどこだ?
 一般的な店のごはんとマーボの比率を1対1とすれば、これの場合は1対2ぐらい。ご飯は格別多くありませんが具は異常に多くなっています。
 味については、洗練されたキレのようなものは感じませんが、本場の四川マーボもかくやと思わせるようなコク深くてちょっぴり癖のある四川味噌の風味が際立ちます。花山椒もいい塩梅になっていて、カッとではなくじわじわと汗が滲み出てくる感じです。

 すごいボリューム。豆腐もレギュラーサイズの1丁分ぐらいは入っているんじゃないの?
 麻婆豆腐の場合、箸とスプーンで皿をあちこちつつく定食スタイルよりも、レンゲ1本でがーっと食べ進められるどんぶりスタイルのほうがずっとしっくりくるものだなと思う。
 そのどんぶりスタイルに、中華スープ、サラダ、ザーサイが付きます。

 男一人の孤独のグルメ的な腹ごしらえ、人生の壁を感じ始めた40代男女二人の静かな夕食、そんなシチュエーションによりふさわしい店だと感じました。

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