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ohkiya 201512

 12月のある朝、庄内を発って秋田へ。その朝食をとったのが、酒田市幸町にある「大木屋」でしだ。
 朝の8時からやっているド根性食堂。8時半ごろに古色あふれる建物の暖簾をくぐると、テーブル席が3つほどの小さな店内。職人気質の親父さんと人のよさそうなおばさんが切り盛りしていて、厨房では大きな鍋から湯気がもうもうと上がっています。すでに地元男性らしき一人客が3人、麺を啜っていました。この枯れた雰囲気、なかなかいいじゃないスか。

 中華そば500円。安い。
 普通盛りでも量はたっぷり。朝から食べるにしては少々重かったかもしれません。「中華そば(小)」にすればよかったな。
 トッピングはシンプル。スープの味もこの店特有の風味があり、むしろ「雑味」が感じられて、そういうのも悪くありません。
 特筆点は固ゆでの麺。ぷりぷりとした食感でとてもおいしかった。

 食べ終えて支払いをしようとすると、「しょっぱぐねがったが」とおばさん。そう言われればやや塩辛かったもしれませんが、「いい塩梅でしたよ」と正直なところを述べる。
 後を継ぐ者はいないのでしょうか。この代で終わってしまうのはいかにも惜しいのですが。
 どうもごちそうさまでした。

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