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itokin 201512

 由利本荘といっても市街地ではなく、国道105号をかなり東へと進んだ中田代というところにある食堂。
 わざわざそこまで行ったのは、たいそうなカツ丼が供されると知ったからなのです。
 行ってみれば、昼時をやや過ぎた時間帯だというのにほぼ満員状態。そう大きくない集落のはずれにあって、これほどの集客力があるとはオドロキです。

 カウンターに陣取って、カツ丼みそ汁付、700円を注文。なお、単品なら650円です。
 大勢の客の注文をさばきながら、トンカツを揚げて、それをタマネギを敷いたタレに乗せて火にかけ、調味料などで味を調えながらとき卵をかける――という過程を経るので、出来上がるまでけっこう時間がかかります。でもそんな厨房の様子を眺めながら待つのもまたオツなもの。

 ドン!といった感じで登場。見てよこれ、一面カツだぞ。白いご飯を覆うには豚カツ1枚では足りず、脇のほうに2、3切れ足していますね。
 その肉はかなり厚目で柔らか。塩味はやや強めで、豚のラードを使っているのかけっこう濃厚です。タマネギのカットも大ぶりで好感。
 ご飯もどんぶりにギュウ詰めで、これで満腹にならんヤツはどうかしている、といったほどの量。

 味噌汁は、豆腐、ワカメ、油揚げにネギが散らされ、味噌の味も田舎風で家庭の味がほっこり。プラス50円以上の価値があります。

 この一杯の実力はかなりのもの。山形の名店「とんかつちん豚」のカツ丼に比肩するレベルと見ました。
 はるばる行った甲斐がありました。大満足です。

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