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houdashi 201604

 鶴岡から三川に向かう旧7号線、通称羽州浜街道の途中にひっそりと存在する文下(ほうだし、と読む)集落に、集落唯一であろう老舗食堂があります。こんなところに、といった感じですが、この場所にあって店が久しく続いているのはそれなりのわけがあるからなのでしょう。
 以前から名声は聞いていた「文下食堂」を、昼の時間にふらりと初訪問しました。店内には独特のダシの香りが漂っています。

 メニューはこれの普通盛りと大盛りしかないという、中華そば600円。
 一言で言って、素朴。スープは、丸みのあるもので、特徴はと問われれば思わず特にないと言ってしまいそうなオーソドックスなもの。しかし、深い味わいがあります。
 麺も同様に、ここならではの「味」があります。
 それらがどういう味なのかはうまく表現できないので、訪れて実際に食べてみてください。ははあと感じていただけるものと思います。

 トッピングはチャーシュー、メンマ、海苔、ネギという王道のラインナップ。
 そのうち特筆すべきはチャーシューで、いい塩梅のものがなんと6個も。「枚」ではなく「個」と表現するのが妥当なシロモノで、肉の塊を乱切りにしたような、鮪でいえばブツ切り状態で入っています。これだけたっぷり肉が入るともう、チャーシューメンです。

 鄙に発見した名店。永く続く理由は、誰もがわざわざ行きたくなる店だから、でした。

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