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marugomarugo 201607

 「孤独のグルメ」の井之頭五郎サンのように自分は今何を食べたいかと考えて、そうだ、蕎麦だ、しかも「まるご」で――と決定。
 ものすごくおいしい蕎麦というわけではないけれど、あのボリューム、あのゲソ天、あのカジュアルさはほかではなかなか得られない楽しさなのだ。
 旅籠町の「丸五そば」がわけあって廃業してからは、そんな味わいを持つ蕎麦屋は荒楯のココしかなくなってしまったのではないか。
 というわけで、2013年6月以来丸3年ぶりの訪問となりました。

 もり天750円。3年前のときよりも50円値上げされているのはやむを得ないでしょう。
 相変わらず一息つく暇もなくすぐにサーヴされるソッコー作業には笑えます。また、私むかーしから店を仕切ってますといった感じの年季と気合と気骨を兼ね備えた化粧の厚いおばさんも健在でよろこばしい。若い頃から見知っているだけに、あの時代からのン十年の歳月を一人思い起こしたところ。

 ひゃあ、盛りがいいよね。猪口のたれにではなく蕎麦の上に一味をパラパラではなくバラバラとかけ、卵を割ってたれに落とし、箸でネギを少々使って手繰り始めます。これこれ、この味、この醍醐味。
 たれが少々塩辛く、醤油味っぽくなったかなと思うのだけど、以前からこうだったのかな。
 大きくてごわごわのゲソ天も以前のまま。ネギは少なめ。蕎麦湯は熱めでよろし。

 ゲソ天蕎麦は村山地方人のソウルフード。山形の蕎麦は、おいしいし楽しいし、腹くっつぐなります。
 客数が少なくなっているような気がしましたが、お邪魔した時がたまたまそうだったということであればいいなと思います。

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