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goroubei 201607

 酒田の中心街、中町にある「五郎兵衛食堂」を初訪問。
 ワンコインで何皿もつく定食があるとの噂を聞いていたので、躊躇なく緑色の暖簾をくぐって入店です。

 歳の頃70前後の、何本か歯の欠けた大将に、ズバリ「定食」500円を注文。
 納豆と卵焼き、どちらにしますか?と訊かれたので、「じゃ、卵焼き」と返すと、「卵焼きぃ~」と厨房に伝達です。
 「お待ちどう」と運ばれてきたものを見て仰天。なんと、これで500円?! ・・・ありえないですよ、大将。採算は合っているの? いやいや、採算どころか赤字でしょ、これ。

 それがこの写真。
 ひとつひとつがたいしたものです。
 上段左から、卵焼きのキャベツ添え、鮭の切身のおろし大根添え、さつま揚げ・厚揚げ・タケノコ・鶏肉の煮つけ。
 中段、夏の葉野菜のおひたし、海老入りのかき揚げと魚天、鯖入り野菜の酢の物。
 下段、たっぷりのキュウリ漬け、白菜などの胡麻風味煮物。
 これにどんぶりのごはんと、今が旬の黒バイ貝が3個入った澄まし汁。
 おろし大根がたっぷりと添えられているところや、豪華な澄まし汁あたりが定食マニアを喜ばせます。海の物が多用されているなといった印象も。

 参りました、大将。どれもうまかったけど、個人的には煮つけがサイコーだったと思う。夕刻の時間帯にココに入ってコレをたのみ、おかずを何品かつまみながら大瓶のビールを1本、なんてのがよさそうな感じです。
 おふくろの味的なものが並ぶので、肉系を欲しがる若者には不向きか。昭和の大衆食堂の風情を残す佇まいだし、40代以降の男性諸氏、とりわけ「孤独のグルメ」派にはぴったりだと思いました。あ、そうか。店の名前も「五郎」だしね。

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